薬効分類名中枢神経刺激剤
一般的名称メチルフェニデート塩酸塩
リタリン錠10mg
りたりんじょう10mg
Ritalin tablets 10mg
製造販売/ノバルティスファーマ株式会社
重大な副作用
その他の副作用
併用注意
昇圧剤
昇圧作用を増強させることがある。
本剤は交感神経刺激作用を有するため。
クマリン系抗凝血剤
- ワルファリン
クマリン系抗凝血剤の作用が増強されることがある。
クマリン系抗凝血剤の半減期を延長させる。
抗痙攣剤
- フェノバルビタール
フェニトイン
プリミドン
抗痙攣剤の作用が増強されることがある。
本剤はこれらの薬剤の代謝を阻害すると考えられる。
三環系抗うつ剤
- イミプラミン等
選択的セロトニン再取り込み阻害剤
- フルボキサミン
パロキセチン
セルトラリン 等
三環系抗うつ剤、選択的セロトニン再取り込み阻害剤の作用が増強されることがある。
本剤はこれらの薬剤の代謝を阻害すると考えられる。
選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害剤
- アトモキセチン
本剤の作用が増強するおそれがあるため、注意して投与すること。
ノルアドレナリンへの作用を相加的又は相乗的に増強する可能性がある。
アルコール
精神神経系の副作用が増強されることがある。
アルコールは本剤の精神神経系の作用を増強させる。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 過度の不安、緊張、興奮性のある患者[中枢神経刺激作用により症状を悪化させることがある。]
- 2.2 閉塞隅角緑内障の患者[眼圧を上昇させるおそれがある。]
- 2.3 甲状腺機能亢進のある患者[循環器系に影響を及ぼすことがある。]
- 2.4 不整頻拍、狭心症のある患者[症状が悪化するおそれがある。]
- 2.5 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 2.6 運動性チック、Tourette症候群の患者又はその既往歴・家族歴のある患者[症状を悪化又は誘発させることがある。]
- 2.7 重症うつ病の患者[抑うつ症状が悪化するおそれがある。]
- 2.8 *褐色細胞腫又はパラガングリオーマのある患者[血圧を上昇させるおそれがある。]
- 2.9 モノアミンオキシダーゼ(MAO)阻害剤を投与中又は投与中止後14日以内の患者[10.1 参照]
4. 効能又は効果
ナルコレプシー
6. 用法及び用量
メチルフェニデート塩酸塩として、通常成人1日20~60mgを1~2回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
7. 用法及び用量に関連する注意
覚醒効果があるので、不眠に注意し、夕刻以後の服薬は原則として避けさせること。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 本剤を投与する医師又は医療従事者は、投与前に患者又は家族等に対して、本剤の治療上の位置づけ、依存性等を含む本剤のリスクについて、十分な情報を提供するとともに、適切な使用法について指導すること。
- 8.2 本剤を長期間投与する場合には、定期的に血液学的検査を行うことが望ましい。
- 8.3 心血管系に対する影響を観察するため、本剤の投与期間中は、定期的に心拍数(脈拍数)及び血圧を測定すること。[9.1.3 参照]
- 8.4 視覚障害の症状(視調節障害、霧視)が報告されている。視覚障害が認められた場合には、眼の検査を実施し、必要に応じて投与を中断又は中止すること。
- 8.5 通常量の本剤を服用していた精神病性障害や躁病の既往がない患者において、幻覚等の精神病性又は躁病の症状が報告されている。このような症状の発現を認めたら、本剤との関連の可能性を考慮すること。投与中止が適切な場合もある。
- 8.6 めまい、眠気、視覚障害等が発現するおそれがあるので、本剤投与中の患者には、自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないように注意すること。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 てんかん又はその既往歴のある患者
痙攣閾値を低下させ、発作を誘発させるおそれがある。
-
9.1.2 患者の心疾患に関する病歴、突然死や重篤な心疾患に関する家族歴等から、心臓に重篤ではないが異常が認められる、若しくはその可能性が示唆される患者
本剤の投与を検討する場合には、投与開始前に心電図検査等により心血管系の状態を評価すること。
-
9.1.3 高血圧の患者、心不全、心筋梗塞を起こしたことのある患者
血圧又は心拍数を上昇させるおそれがある。[8.3 参照]
-
9.1.4 脳血管障害(脳動脈瘤、血管炎、脳卒中等)のある患者又はその既往歴のある患者
これらの症状を悪化又は再発させることがある。
-
9.1.5 精神系疾患(統合失調症、精神病性障害、双極性障害)のある患者
行動障害、思考障害又は躁病エピソードの症状が悪化するおそれがある。
-
9.1.6 薬物依存又はアルコール中毒等の既往歴のある患者
慢性的乱用により過度の耐性及び様々な程度の異常行動を伴う精神的依存を生じる可能性がある。
-
9.1.7 心臓に構造的異常又は他の重篤な問題のある患者
因果関係は確立していないが、本剤を含む中枢神経刺激作用を有する薬剤の投与による突然死の報告がある。
-
9.1.8 開放隅角緑内障の患者
眼圧を上昇させるおそれがある。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましい。動物実験(ウサギ)において大量投与(200mg/kg/日)により催奇形性(二分脊椎)が報告されている。
9.6 授乳婦
授乳しないことが望ましい。ヒトでメチルフェニデートが、乳汁中に移行するとの報告がある。
9.7 小児等
9.8 高齢者
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
10. 相互作用
10.1 併用禁忌(併用しないこと)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
MAO阻害剤 |
高血圧クリーゼ等の重篤な副作用発現のおそれがある。 |
脳内モノアミン総量が増加するおそれがある。 |
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
昇圧剤 |
昇圧作用を増強させることがある。 |
本剤は交感神経刺激作用を有するため。 |
クマリン系抗凝血剤の作用が増強されることがある。 |
クマリン系抗凝血剤の半減期を延長させる。 |
|
抗痙攣剤の作用が増強されることがある。 |
本剤はこれらの薬剤の代謝を阻害すると考えられる。 |
|
三環系抗うつ剤、選択的セロトニン再取り込み阻害剤の作用が増強されることがある。 |
本剤はこれらの薬剤の代謝を阻害すると考えられる。 |
|
本剤の作用が増強するおそれがあるため、注意して投与すること。 |
ノルアドレナリンへの作用を相加的又は相乗的に増強する可能性がある。 |
|
クロニジン |
本剤との併用により、突然死の報告がある。 |
機序は不明である。 |
アルコール |
精神神経系の副作用が増強されることがある。 |
アルコールは本剤の精神神経系の作用を増強させる。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
11.2 その他の副作用
5%以上 |
5%未満 |
頻度不明 |
|
|---|---|---|---|
**過敏症 |
― |
発疹 |
血管浮腫、紅斑、耳介腫脹 |
**眼 |
― |
― |
視調節障害、霧視、複視、散瞳、眼圧上昇 |
**精神神経系 |
頭痛・頭重、注意集中困難、神経過敏、不眠、眠気、リビドー障害 |
不安、焦燥、易怒・攻撃的、行為心迫、うつ状態、幻覚、妄想、めまい、振戦 |
興奮、チック、舞踏病様症状、Tourette症候群、ジスキネジア、痙攣、常同症、運動亢進、中毒性精神障害注1)、作用消失後の眠気、抑制、不快感、けん怠感、自殺念慮又は企図、うつ病、吃音、歯ぎしり、易刺激性、感情不安定、怒り、気分変化、気分動揺、過覚醒、躁病、失見当識、無感情、錯乱状態、強迫性障害 |
消化器 |
口渇、食欲不振、胃部不快感、便秘 |
悪心・嘔吐、下痢、口内炎 |
― |
循環器 |
心悸亢進、不整脈 |
頻脈、血圧上昇、血圧下降 |
― |
**血液 |
― |
― |
血小板減少性紫斑、白血球減少、血小板減少、貧血、汎血球減少症 |
肝臓 |
― |
― |
黄疸、肝機能検査値の異常(AST・ALT・ALP上昇等) |
**,*呼吸器 |
― |
呼吸困難 |
鼻出血、咽喉頭疼痛 |
**,*生殖器 |
― |
― |
持続勃起症、女性化乳房、勃起不全 |
**筋骨格系 |
筋緊張 |
関節痛 |
筋攣縮 |
**全身 |
― |
胸部圧迫感、胸痛 |
疲労、発熱 |
**その他 |
排尿障害、発汗 |
― |
体重減少、頻尿、脱毛、レイノー現象 |
注2)発現頻度は承認時以降の副作用頻度調査を含む。
13. 過量投与
15. その他の注意
15.1 臨床使用に基づく情報
- 15.1.1 因果関係は確立していないが、本剤とクロニジンとの併用により、突然死が報告されている。[10.2 参照]
- 15.1.2 適応外疾患(注意欠陥多動性障害(ADHD))に対する投与で、全身痙攣が報告されている。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 過度の不安、緊張、興奮性のある患者[中枢神経刺激作用により症状を悪化させることがある。]
- 2.2 閉塞隅角緑内障の患者[眼圧を上昇させるおそれがある。]
- 2.3 甲状腺機能亢進のある患者[循環器系に影響を及ぼすことがある。]
- 2.4 不整頻拍、狭心症のある患者[症状が悪化するおそれがある。]
- 2.5 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 2.6 運動性チック、Tourette症候群の患者又はその既往歴・家族歴のある患者[症状を悪化又は誘発させることがある。]
- 2.7 重症うつ病の患者[抑うつ症状が悪化するおそれがある。]
- 2.8 *褐色細胞腫又はパラガングリオーマのある患者[血圧を上昇させるおそれがある。]
- 2.9 モノアミンオキシダーゼ(MAO)阻害剤を投与中又は投与中止後14日以内の患者[10.1 参照]
4. 効能又は効果
ナルコレプシー
6. 用法及び用量
メチルフェニデート塩酸塩として、通常成人1日20~60mgを1~2回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。
7. 用法及び用量に関連する注意
覚醒効果があるので、不眠に注意し、夕刻以後の服薬は原則として避けさせること。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 本剤を投与する医師又は医療従事者は、投与前に患者又は家族等に対して、本剤の治療上の位置づけ、依存性等を含む本剤のリスクについて、十分な情報を提供するとともに、適切な使用法について指導すること。
- 8.2 本剤を長期間投与する場合には、定期的に血液学的検査を行うことが望ましい。
- 8.3 心血管系に対する影響を観察するため、本剤の投与期間中は、定期的に心拍数(脈拍数)及び血圧を測定すること。[9.1.3 参照]
- 8.4 視覚障害の症状(視調節障害、霧視)が報告されている。視覚障害が認められた場合には、眼の検査を実施し、必要に応じて投与を中断又は中止すること。
- 8.5 通常量の本剤を服用していた精神病性障害や躁病の既往がない患者において、幻覚等の精神病性又は躁病の症状が報告されている。このような症状の発現を認めたら、本剤との関連の可能性を考慮すること。投与中止が適切な場合もある。
- 8.6 めまい、眠気、視覚障害等が発現するおそれがあるので、本剤投与中の患者には、自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないように注意すること。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 てんかん又はその既往歴のある患者
痙攣閾値を低下させ、発作を誘発させるおそれがある。
-
9.1.2 患者の心疾患に関する病歴、突然死や重篤な心疾患に関する家族歴等から、心臓に重篤ではないが異常が認められる、若しくはその可能性が示唆される患者
本剤の投与を検討する場合には、投与開始前に心電図検査等により心血管系の状態を評価すること。
-
9.1.3 高血圧の患者、心不全、心筋梗塞を起こしたことのある患者
血圧又は心拍数を上昇させるおそれがある。[8.3 参照]
-
9.1.4 脳血管障害(脳動脈瘤、血管炎、脳卒中等)のある患者又はその既往歴のある患者
これらの症状を悪化又は再発させることがある。
-
9.1.5 精神系疾患(統合失調症、精神病性障害、双極性障害)のある患者
行動障害、思考障害又は躁病エピソードの症状が悪化するおそれがある。
-
9.1.6 薬物依存又はアルコール中毒等の既往歴のある患者
慢性的乱用により過度の耐性及び様々な程度の異常行動を伴う精神的依存を生じる可能性がある。
-
9.1.7 心臓に構造的異常又は他の重篤な問題のある患者
因果関係は確立していないが、本剤を含む中枢神経刺激作用を有する薬剤の投与による突然死の報告がある。
-
9.1.8 開放隅角緑内障の患者
眼圧を上昇させるおそれがある。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましい。動物実験(ウサギ)において大量投与(200mg/kg/日)により催奇形性(二分脊椎)が報告されている。
9.6 授乳婦
授乳しないことが望ましい。ヒトでメチルフェニデートが、乳汁中に移行するとの報告がある。
9.7 小児等
9.8 高齢者
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。
10. 相互作用
10.1 併用禁忌(併用しないこと)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
MAO阻害剤 |
高血圧クリーゼ等の重篤な副作用発現のおそれがある。 |
脳内モノアミン総量が増加するおそれがある。 |
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
昇圧剤 |
昇圧作用を増強させることがある。 |
本剤は交感神経刺激作用を有するため。 |
クマリン系抗凝血剤の作用が増強されることがある。 |
クマリン系抗凝血剤の半減期を延長させる。 |
|
抗痙攣剤の作用が増強されることがある。 |
本剤はこれらの薬剤の代謝を阻害すると考えられる。 |
|
三環系抗うつ剤、選択的セロトニン再取り込み阻害剤の作用が増強されることがある。 |
本剤はこれらの薬剤の代謝を阻害すると考えられる。 |
|
本剤の作用が増強するおそれがあるため、注意して投与すること。 |
ノルアドレナリンへの作用を相加的又は相乗的に増強する可能性がある。 |
|
クロニジン |
本剤との併用により、突然死の報告がある。 |
機序は不明である。 |
アルコール |
精神神経系の副作用が増強されることがある。 |
アルコールは本剤の精神神経系の作用を増強させる。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
11.2 その他の副作用
5%以上 |
5%未満 |
頻度不明 |
|
|---|---|---|---|
**過敏症 |
― |
発疹 |
血管浮腫、紅斑、耳介腫脹 |
**眼 |
― |
― |
視調節障害、霧視、複視、散瞳、眼圧上昇 |
**精神神経系 |
頭痛・頭重、注意集中困難、神経過敏、不眠、眠気、リビドー障害 |
不安、焦燥、易怒・攻撃的、行為心迫、うつ状態、幻覚、妄想、めまい、振戦 |
興奮、チック、舞踏病様症状、Tourette症候群、ジスキネジア、痙攣、常同症、運動亢進、中毒性精神障害注1)、作用消失後の眠気、抑制、不快感、けん怠感、自殺念慮又は企図、うつ病、吃音、歯ぎしり、易刺激性、感情不安定、怒り、気分変化、気分動揺、過覚醒、躁病、失見当識、無感情、錯乱状態、強迫性障害 |
消化器 |
口渇、食欲不振、胃部不快感、便秘 |
悪心・嘔吐、下痢、口内炎 |
― |
循環器 |
心悸亢進、不整脈 |
頻脈、血圧上昇、血圧下降 |
― |
**血液 |
― |
― |
血小板減少性紫斑、白血球減少、血小板減少、貧血、汎血球減少症 |
肝臓 |
― |
― |
黄疸、肝機能検査値の異常(AST・ALT・ALP上昇等) |
**,*呼吸器 |
― |
呼吸困難 |
鼻出血、咽喉頭疼痛 |
**,*生殖器 |
― |
― |
持続勃起症、女性化乳房、勃起不全 |
**筋骨格系 |
筋緊張 |
関節痛 |
筋攣縮 |
**全身 |
― |
胸部圧迫感、胸痛 |
疲労、発熱 |
**その他 |
排尿障害、発汗 |
― |
体重減少、頻尿、脱毛、レイノー現象 |
注2)発現頻度は承認時以降の副作用頻度調査を含む。
13. 過量投与
15. その他の注意
15.1 臨床使用に基づく情報
- 15.1.1 因果関係は確立していないが、本剤とクロニジンとの併用により、突然死が報告されている。[10.2 参照]
- 15.1.2 適応外疾患(注意欠陥多動性障害(ADHD))に対する投与で、全身痙攣が報告されている。