薬効分類名高カロリー輸液用糖・電解質・アミノ酸液

一般的名称-

ピーエヌツイン−1号輸液、ピーエヌツイン−2号輸液、ピーエヌツイン−3号輸液

ぴーえぬついんいちごうゆえき、ぴーえぬついんにごうゆえき、ぴーえぬついんさんごうゆえき

PNTWIN Injection, PNTWIN Injection, PNTWIN Injection

製造販売元/陽進堂ホールディングス株式会社

第2版
警告禁忌相互作用合併症・既往歴等のある患者腎機能障害患者肝機能障害患者妊婦授乳婦小児等高齢者

重大な副作用

頻度
副作用
頻度不明
頻度不明

その他の副作用

部位
頻度
副作用
免疫系
頻度不明
内分泌・代謝系
頻度不明
胃腸・消化器系
頻度不明
肝臓まわり
0.1~5%未満
肝臓まわり
頻度不明
薬の使用・運用
頻度不明
その他
頻度不明

詳細情報

正確な情報は PMDA で必ず確認して下さい

注意以下の情報は参考資料としてご活用下さい

1. 警告

ビタミンB1を併用せずに高カロリー輸液療法を施行すると重篤なアシドーシスが発現することがあるので、必ずビタミンB1を併用すること。
ビタミンB1欠乏症と思われる重篤なアシドーシスが発現した場合には、直ちに100~400mgのビタミンB1製剤を急速静脈内投与すること。
また、高カロリー輸液療法を施行中の患者では、基礎疾患及び合併症に起因するアシドーシスが発現することがあるので、症状があらわれた場合には高カロリー輸液療法を中断し、アルカリ化剤の投与等の処置を行うこと。[7 参照],[11.1.1 参照]

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 高ナトリウム血症の患者
    [高ナトリウム血症が悪化するおそれがある。]
  2. 2.2 高クロール血症の患者
    [高クロール血症が悪化するおそれがある。]
  3. 2.3 高カリウム血症、アジソン病の患者
    [高カリウム血症が悪化する又は誘発されるおそれがある。]
  4. 2.4 高リン血症、副甲状腺機能低下症の患者
    [高リン血症が悪化する又は誘発されるおそれがある。]
  5. 2.5 高マグネシウム血症、甲状腺機能低下症の患者
    [高マグネシウム血症が悪化する又は誘発されるおそれがある。]
  6. 2.6 高カルシウム血症の患者
    [高カルシウム血症が悪化するおそれがある。]
  7. 2.7 アミノ酸代謝異常のある患者
    [投与されたアミノ酸が代謝されず、アミノ酸インバランスが助長されるおそれがある。]
  8. 2.8 重篤な腎障害のある患者又は高窒素血症の患者(いずれも透析又は血液ろ過を実施している患者を除く)
    [水分、電解質の過剰投与に陥りやすく、症状が悪化するおそれがある。また、アミノ酸の代謝産物である尿素等が滞留し、症状が悪化するおそれがある。][8.1 参照],[9.2.1 参照],[9.2.2 参照]
  9. 2.9 乏尿のある患者(透析又は血液ろ過を実施している患者を除く)
    [高カリウム血症が悪化する又は誘発されるおそれがある。][8.1 参照],[9.2.1 参照],[9.2.2 参照]
  10. 2.10 肝性昏睡又は肝性昏睡のおそれのある患者[9.3.1 参照]

3. 組成・性状

3.1 組成

本剤はI層とⅡ層の2液からなるブドウ糖・電解質・アミノ酸を含む注射液で、使用時は2液を混合して用いる。
ピーエヌツイン−1号輸液

Ⅰ層液

糖 800mL中
有効成分 ブドウ糖   120g
電解質 800mL中
有効成分 塩化ナトリウム   2.920g
酢酸カリウム   2.160g
リン酸二水素カリウム   1.088g
硫酸マグネシウム水和物   0.7400g
グルコン酸カルシウム水和物   1.792g
硫酸亜鉛水和物   5.752mg
800mL中
添加剤 クエン酸水和物(pH調節剤)   適量

Ⅱ層液

アミノ酸 200mL中
有効成分 L-イソロイシン   1.120g
L-ロイシン   2.500g
L-リシン酢酸塩   2.480g
(L-リシンとして   1.758g )
L-メチオニン   0.700g
L-フェニルアラニン   1.870g
L-トレオニン   1.300g
L-トリプトファン   0.260g
L-バリン   0.900g
L-アラニン   1.240g
L-アルギニン   1.580g
L-アスパラギン酸   0.760g
L-システイン   0.200g
L-グルタミン酸   1.300g
L-ヒスチジン   1.200g
L-プロリン   0.660g
L-セリン   0.440g
L-チロシン   0.070g
グリシン   2.140g
200mL中
添加剤 亜硫酸水素ナトリウム   0.030g

混合後(1袋中)

1000mL中
ブドウ糖  120g
ブドウ糖濃度  12.00%
電解質 Na+1)   50mEq
K+  30mEq
Mg2+  6mEq
Ca2+  8mEq
Cl-  50mEq
SO42-  6mEq
Acetate-2)   34mEq
Phosphate  8mmol
Gluconate-  8mEq
Zn  20μmol
アミノ酸 総遊離アミノ酸量  20.0g
総窒素量  3.04g
分岐鎖アミノ酸含有率  22.6w/w%
必須アミノ酸/非必須アミノ酸  1.38
総カロリー量   560kcal
非蛋白カロリー量   480kcal
非蛋白カロリー/N   158

1) 添加剤に由来するものを含む
2) アミノ酸に由来するものを含む
ピーエヌツイン−2号輸液

Ⅰ層液

糖 800mL中
有効成分 ブドウ糖   180g
電解質 800mL中
有効成分 塩化ナトリウム   2.920g
酢酸カリウム   2.160g
リン酸二水素カリウム   1.088g
硫酸マグネシウム水和物   0.7400g
グルコン酸カルシウム水和物   1.792g
硫酸亜鉛水和物   5.752mg
800mL中
添加剤 クエン酸水和物(pH調節剤)   適量

Ⅱ層液

アミノ酸 300mL中
有効成分 L-イソロイシン   1.680g
L-ロイシン   3.750g
L-リシン酢酸塩   3.720g
(L-リシンとして   2.637g )
L-メチオニン   1.050g
L-フェニルアラニン   2.805g
L-トレオニン   1.950g
L-トリプトファン   0.390g
L-バリン   1.350g
L-アラニン   1.860g
L-アルギニン   2.370g
L-アスパラギン酸   1.140g
L-システイン   0.300g
L-グルタミン酸   1.950g
L-ヒスチジン   1.800g
L-プロリン   0.990g
L-セリン   0.660g
L-チロシン   0.105g
グリシン   3.210g
300mL中
添加剤 亜硫酸水素ナトリウム   0.045g

混合後(1袋中)

1100mL中
ブドウ糖  180g
ブドウ糖濃度  16.36%
電解質 Na+3)   50mEq
K+  30mEq
Mg2+  6mEq
Ca2+  8mEq
Cl-  50mEq
SO42-  6mEq
Acetate-4)   40mEq
Phosphate  8mmol
Gluconate-  8mEq
Zn  20μmol
アミノ酸 総遊離アミノ酸量  30.0g
総窒素量  4.56g
分岐鎖アミノ酸含有率  22.6w/w%
必須アミノ酸/非必須アミノ酸  1.38
総カロリー量   840kcal
非蛋白カロリー量   720kcal
非蛋白カロリー/N   158

3) 添加剤に由来するものを含む
4) アミノ酸に由来するものを含む
ピーエヌツイン−3号輸液

Ⅰ層液

糖 800mL中
有効成分 ブドウ糖   250.4g
電解質 800mL中
有効成分 塩化ナトリウム   2.920g
酢酸カリウム   2.160g
リン酸二水素カリウム   1.088g
硫酸マグネシウム水和物   0.7400g
グルコン酸カルシウム水和物   1.792g
硫酸亜鉛水和物   5.752mg
800mL中
添加剤 クエン酸水和物(pH調節剤)   適量

Ⅱ層液

アミノ酸 400mL中
有効成分 L-イソロイシン   2.240g
L-ロイシン   5.000g
L-リシン酢酸塩   4.960g
(L-リシンとして   3.516g )
L-メチオニン   1.400g
L-フェニルアラニン   3.740g
L-トレオニン   2.600g
L-トリプトファン   0.520g
L-バリン   1.800g
L-アラニン   2.480g
L-アルギニン   3.160g
L-アスパラギン酸   1.520g
L-システイン   0.400g
L-グルタミン酸   2.600g
L-ヒスチジン   2.400g
L-プロリン   1.320g
L-セリン   0.880g
L-チロシン   0.140g
グリシン   4.280g
400mL中
添加剤 亜硫酸水素ナトリウム   0.060g

混合後(1袋中)

1200mL中
ブドウ糖  250.4g
ブドウ糖濃度  20.87%
電解質 Na+5)   51mEq
K+  30mEq
Mg2+  6mEq
Ca2+  8mEq
Cl-  50mEq
SO42-  6mEq
Acetate-6)   46mEq
Phosphate  8mmol
Gluconate-  8mEq
Zn  20μmol
アミノ酸 総遊離アミノ酸量  40.0g
総窒素量  6.08g
分岐鎖アミノ酸含有率  22.6w/w%
必須アミノ酸/非必須アミノ酸  1.38
総カロリー量   1160kcal
非蛋白カロリー量   1000kcal
非蛋白カロリー/N   164

5) 添加剤に由来するものを含む
6) アミノ酸に由来するものを含む

3.2 製剤の性状

ピーエヌツイン−1号輸液

Ⅰ層

性状 無色澄明の液
pH 4.0~5.0
浸透圧比 約4(生理食塩液に対する比)


Ⅱ層

性状 無色澄明の液
pH 5.5~6.5
浸透圧比 約3(生理食塩液に対する比)


混合後

性状 無色澄明の液
pH 約5
浸透圧比 約4(生理食塩液に対する比)
ピーエヌツイン−2号輸液

Ⅰ層

性状 無色~微黄色澄明の液
pH 4.0~5.0
浸透圧比 約7(生理食塩液に対する比)


Ⅱ層

性状 無色澄明の液
pH 5.5~6.5
浸透圧比 約3(生理食塩液に対する比)


混合後

性状 無色澄明の液
pH 約5
浸透圧比 約5(生理食塩液に対する比)
ピーエヌツイン−3号輸液

Ⅰ層

性状 無色~微黄色澄明の液
pH 4.0~5.0
浸透圧比 約10(生理食塩液に対する比)


Ⅱ層

性状 無色澄明の液
pH 5.5~6.5
浸透圧比 約3(生理食塩液に対する比)


混合後

性状 無色澄明の液
pH 約5
浸透圧比 約7(生理食塩液に対する比)

4. 効能又は効果

経口、経腸管栄養補給が不能又は不十分で、経中心静脈栄養に頼らざるを得ない場合の水分、電解質、アミノ酸、カロリー補給

5. 効能又は効果に関連する注意

  1. 5.1 経中心静脈栄養療法用の栄養輸液として組成を固定しているので、重篤な肝障害、腎障害(透析又は血液ろ過を実施している患者を除く)等の特殊な輸液組成を必要とする疾患には使用しないこと。
  2. 5.2 ピーエヌツイン−1号輸液は経中心静脈栄養療法の開始時で、耐糖能が不明の場合及び病態により耐糖能が低下している場合の開始液として、あるいは侵襲時等で耐糖能が低下しており、カロリー制限の必要がある場合には経中心静脈栄養療法の維持液として用いる。
    ピーエヌツイン−2号輸液は通常の必要カロリー量の患者の維持液として用いる。
    ピーエヌツイン−3号輸液は必要カロリー量の高い患者の維持液として用いる。
  3. 5.3 本剤を投与する場合には、患者の尿量が1日500mL又は1時間当たり20mL以上あることが望ましい。

6. 用法及び用量

  • ピーエヌツイン−1号輸液

    経中心静脈栄養療法の開始時で、耐糖能が不明の場合や耐糖能が低下している場合の開始液として、あるいは侵襲時等で耐糖能が低下しており、ブドウ糖を制限する必要がある場合の維持液として用いる。
    用時隔壁部を開通し、Ⅰ層及びⅡ層の液を混合して維持液又は開始液とする。
    通常、成人1日2000mLの開始液又は維持液を24時間かけて中心静脈内に持続点滴注入する。
    なお、症状、年齢、体重に応じて適宜増減する。

  • ピーエヌツイン−2号輸液

    経中心静脈栄養療法の維持液として用いる。
    用時隔壁部を開通し、Ⅰ層及びⅡ層の液を混合して維持液とする。
    通常、成人1日2200mLの維持液を24時間かけて中心静脈内に持続点滴注入する。
    なお、症状、年齢、体重に応じて適宜増減する。

  • ピーエヌツイン−3号輸液

    経中心静脈栄養療法の維持液として用いる。
    用時隔壁部を開通し、Ⅰ層及びⅡ層の液を混合して維持液とする。
    通常、成人1日2400mLの維持液を24時間かけて中心静脈内に持続点滴注入する。
    なお、症状、年齢、体重に応じて適宜増減する。

7. 用法及び用量に関連する注意

高カロリー輸液療法施行中にビタミンB1欠乏により重篤なアシドーシスが起こることがあるので、必ず必要量(1日3mg以上を目安)のビタミンB1を併用すること。[1 参照],[11.1.1 参照]

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 透析又は血液ろ過を実施している重篤な腎障害、高窒素血症又は乏尿のある患者における、水分、電解質、尿素等の除去量、蓄積量は透析の方法及び病態によって異なる。血液生化学検査、酸塩基平衡、体液バランス等の評価により患者の状態を確認した上で投与開始及び継続の可否を判断すること。[2.8 参照],[2.9 参照],[9.2.2 参照]
  2. 8.2 高血糖、尿糖があらわれるおそれがあるので、ブドウ糖濃度の低い製剤から投与を開始するなど、ブドウ糖の濃度を徐々に高めること。[11.1.2 参照]
  3. 8.3 急激な投与の中止により低血糖を起こすおそれがあるので、投与を中止する場合には、ブドウ糖濃度を徐々に下げること。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 高度のアシドーシスのある患者

    アシドーシスが悪化するおそれがある。

  2. 9.1.2 糖尿病の患者

    血糖値が上昇することにより、症状が悪化するおそれがある。[11.1.2 参照]

  3. 9.1.3 膵炎、膵硬化症、膵腫瘍等の膵障害のある患者

    高血糖等の耐糖能異常を起こすおそれがある。

  4. 9.1.4 心不全の患者

    循環血液量の増加により、症状が悪化するおそれがある。

  5. 9.1.5 重症熱傷の患者

    水分、電解質代謝等が著しく障害されているため、心負荷増大のおそれがある。

  6. 9.1.6 脱水症の患者

    水分、電解質等に影響を与えるため、症状が悪化するおそれがある。

  7. 9.1.7 閉塞性尿路疾患により尿量が減少している患者

    水分、電解質等の排泄が障害されているため、症状が悪化するおそれがある。

  8. 9.1.8 尿崩症の患者

    水分、電解質等に影響を与えるため、症状が悪化するおそれがある。

  9. 9.1.9 菌血症の患者

    カテーテルが二次感染巣となることがあり、敗血症さらには敗血症性ショックを起こすおそれがある。

  10. 9.1.10 *本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

9.2 腎機能障害患者

  1. 9.2.1 重篤な腎障害、高窒素血症又は乏尿のある患者(いずれも透析又は血液ろ過を実施している患者を除く)

    投与しないこと。[2.8 参照],[2.9 参照]

  2. 9.2.2 透析又は血液ろ過を実施している重篤な腎障害、高窒素血症又は乏尿のある患者

    水分、電解質の過剰投与や、アミノ酸の代謝産物である尿素等の滞留がおこるおそれがある。[2.8 参照],[2.9 参照],[8.1 参照]

  3. 9.2.3 腎障害のある患者(重篤な腎障害、高窒素血症又は乏尿のある患者を除く)

    水分、電解質の過剰投与に陥りやすく、症状が悪化するおそれがある。

9.3 肝機能障害患者

  1. 9.3.1 肝性昏睡又は肝性昏睡のおそれのある患者

    投与しないこと。アミノ酸の代謝が十分に行われないため、症状が悪化する又は誘発されるおそれがある。[2.10 参照]

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

9.7 小児等

小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。

9.8 高齢者

投与速度を緩徐にし、減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。

10. 相互作用

    10.2 併用注意(併用に注意すること)

    薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

    ジギタリス製剤

    • ジゴキシン等

    ジギタリス中毒(不整脈等)の症状があらわれた場合には、投与を中止すること。

    カルシウムがジギタリス製剤の作用を増強するおそれがある。

    11. 副作用

    次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

    11.1 重大な副作用

    1. 11.1.1 アシドーシス(頻度不明)

      重篤なアシドーシスがあらわれることがある。[1 参照],[7 参照]

    2. 11.1.2 高血糖(頻度不明)

      過度の高血糖、高浸透圧利尿、口渇があらわれた場合には、インスリン投与等の適切な処置を行うこと。[8.2 参照],[9.1.2 参照]

    11.2 その他の副作用

    0.1~5%未満

    頻度不明

    過敏症

    発疹等

    代謝異常

    高カリウム血症

    消化器

    悪心・嘔吐

    肝臓

    AST、ALTの上昇

    肝機能異常

    大量・急速投与

    脳浮腫、肺水腫、末梢の浮腫、水中毒

    その他

    悪寒、発熱

    14. 適用上の注意

    14.1 全般的な注意

    1. 14.1.1 使用時には、感染に対する配慮をすること。
    2. 14.1.2 注射針や輸液セットのびん針は、ゴム栓の刻印部(凹部)に垂直にゆっくりと刺すこと。斜めに刺した場合、削り片の混入及び液漏れの原因となるおそれがある。また、針は同一箇所に繰り返し刺さないこと。

    14.2 薬剤調製時の注意

    1. 14.2.1 調製手順
      1. (1) 用時に外袋を開封し、容器を取り出す。
      2. (2) Ⅰ層を両手で強く押し、Ⅰ層とⅡ層の間の隔壁を開通させる。
      3. (3) 開通操作後は、隔壁が開通していることを確認する。
      4. (4) 両手で容器を持ち、転倒操作により十分に混合する。
    2. 14.2.2 脂肪乳剤と配合しないこと。
    3. 14.2.3 薬剤を配合する場合には、配合変化に注意すること。

    14.3 薬剤投与時の注意

    1. 14.3.1 末梢静脈内には投与しないこと。
    2. 14.3.2 原則として、連結管を用いたタンデム方式による投与は行わないこと。輸液セット内に空気が流入するおそれがある。
    3. 14.3.3 容器の目盛りは目安として使用すること。
    4. 14.3.4 残液は使用しないこと。

    15. その他の注意

    15.1 臨床使用に基づく情報

    *本剤は添加剤として亜硫酸塩を含有している。喘息患者では非喘息患者よりも亜硫酸塩に対する過敏症が多く認められるとの報告がある。

    1. 警告

    ビタミンB1を併用せずに高カロリー輸液療法を施行すると重篤なアシドーシスが発現することがあるので、必ずビタミンB1を併用すること。
    ビタミンB1欠乏症と思われる重篤なアシドーシスが発現した場合には、直ちに100~400mgのビタミンB1製剤を急速静脈内投与すること。
    また、高カロリー輸液療法を施行中の患者では、基礎疾患及び合併症に起因するアシドーシスが発現することがあるので、症状があらわれた場合には高カロリー輸液療法を中断し、アルカリ化剤の投与等の処置を行うこと。[7 参照],[11.1.1 参照]

    2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

    1. 2.1 高ナトリウム血症の患者
      [高ナトリウム血症が悪化するおそれがある。]
    2. 2.2 高クロール血症の患者
      [高クロール血症が悪化するおそれがある。]
    3. 2.3 高カリウム血症、アジソン病の患者
      [高カリウム血症が悪化する又は誘発されるおそれがある。]
    4. 2.4 高リン血症、副甲状腺機能低下症の患者
      [高リン血症が悪化する又は誘発されるおそれがある。]
    5. 2.5 高マグネシウム血症、甲状腺機能低下症の患者
      [高マグネシウム血症が悪化する又は誘発されるおそれがある。]
    6. 2.6 高カルシウム血症の患者
      [高カルシウム血症が悪化するおそれがある。]
    7. 2.7 アミノ酸代謝異常のある患者
      [投与されたアミノ酸が代謝されず、アミノ酸インバランスが助長されるおそれがある。]
    8. 2.8 重篤な腎障害のある患者又は高窒素血症の患者(いずれも透析又は血液ろ過を実施している患者を除く)
      [水分、電解質の過剰投与に陥りやすく、症状が悪化するおそれがある。また、アミノ酸の代謝産物である尿素等が滞留し、症状が悪化するおそれがある。][8.1 参照],[9.2.1 参照],[9.2.2 参照]
    9. 2.9 乏尿のある患者(透析又は血液ろ過を実施している患者を除く)
      [高カリウム血症が悪化する又は誘発されるおそれがある。][8.1 参照],[9.2.1 参照],[9.2.2 参照]
    10. 2.10 肝性昏睡又は肝性昏睡のおそれのある患者[9.3.1 参照]

    3. 組成・性状

    3.1 組成

    本剤はI層とⅡ層の2液からなるブドウ糖・電解質・アミノ酸を含む注射液で、使用時は2液を混合して用いる。
    ピーエヌツイン−1号輸液

    Ⅰ層液

    糖 800mL中
    有効成分 ブドウ糖   120g
    電解質 800mL中
    有効成分 塩化ナトリウム   2.920g
    酢酸カリウム   2.160g
    リン酸二水素カリウム   1.088g
    硫酸マグネシウム水和物   0.7400g
    グルコン酸カルシウム水和物   1.792g
    硫酸亜鉛水和物   5.752mg
    800mL中
    添加剤 クエン酸水和物(pH調節剤)   適量

    Ⅱ層液

    アミノ酸 200mL中
    有効成分 L-イソロイシン   1.120g
    L-ロイシン   2.500g
    L-リシン酢酸塩   2.480g
    (L-リシンとして   1.758g )
    L-メチオニン   0.700g
    L-フェニルアラニン   1.870g
    L-トレオニン   1.300g
    L-トリプトファン   0.260g
    L-バリン   0.900g
    L-アラニン   1.240g
    L-アルギニン   1.580g
    L-アスパラギン酸   0.760g
    L-システイン   0.200g
    L-グルタミン酸   1.300g
    L-ヒスチジン   1.200g
    L-プロリン   0.660g
    L-セリン   0.440g
    L-チロシン   0.070g
    グリシン   2.140g
    200mL中
    添加剤 亜硫酸水素ナトリウム   0.030g

    混合後(1袋中)

    1000mL中
    ブドウ糖  120g
    ブドウ糖濃度  12.00%
    電解質 Na+1)   50mEq
    K+  30mEq
    Mg2+  6mEq
    Ca2+  8mEq
    Cl-  50mEq
    SO42-  6mEq
    Acetate-2)   34mEq
    Phosphate  8mmol
    Gluconate-  8mEq
    Zn  20μmol
    アミノ酸 総遊離アミノ酸量  20.0g
    総窒素量  3.04g
    分岐鎖アミノ酸含有率  22.6w/w%
    必須アミノ酸/非必須アミノ酸  1.38
    総カロリー量   560kcal
    非蛋白カロリー量   480kcal
    非蛋白カロリー/N   158

    1) 添加剤に由来するものを含む
    2) アミノ酸に由来するものを含む
    ピーエヌツイン−2号輸液

    Ⅰ層液

    糖 800mL中
    有効成分 ブドウ糖   180g
    電解質 800mL中
    有効成分 塩化ナトリウム   2.920g
    酢酸カリウム   2.160g
    リン酸二水素カリウム   1.088g
    硫酸マグネシウム水和物   0.7400g
    グルコン酸カルシウム水和物   1.792g
    硫酸亜鉛水和物   5.752mg
    800mL中
    添加剤 クエン酸水和物(pH調節剤)   適量

    Ⅱ層液

    アミノ酸 300mL中
    有効成分 L-イソロイシン   1.680g
    L-ロイシン   3.750g
    L-リシン酢酸塩   3.720g
    (L-リシンとして   2.637g )
    L-メチオニン   1.050g
    L-フェニルアラニン   2.805g
    L-トレオニン   1.950g
    L-トリプトファン   0.390g
    L-バリン   1.350g
    L-アラニン   1.860g
    L-アルギニン   2.370g
    L-アスパラギン酸   1.140g
    L-システイン   0.300g
    L-グルタミン酸   1.950g
    L-ヒスチジン   1.800g
    L-プロリン   0.990g
    L-セリン   0.660g
    L-チロシン   0.105g
    グリシン   3.210g
    300mL中
    添加剤 亜硫酸水素ナトリウム   0.045g

    混合後(1袋中)

    1100mL中
    ブドウ糖  180g
    ブドウ糖濃度  16.36%
    電解質 Na+3)   50mEq
    K+  30mEq
    Mg2+  6mEq
    Ca2+  8mEq
    Cl-  50mEq
    SO42-  6mEq
    Acetate-4)   40mEq
    Phosphate  8mmol
    Gluconate-  8mEq
    Zn  20μmol
    アミノ酸 総遊離アミノ酸量  30.0g
    総窒素量  4.56g
    分岐鎖アミノ酸含有率  22.6w/w%
    必須アミノ酸/非必須アミノ酸  1.38
    総カロリー量   840kcal
    非蛋白カロリー量   720kcal
    非蛋白カロリー/N   158

    3) 添加剤に由来するものを含む
    4) アミノ酸に由来するものを含む
    ピーエヌツイン−3号輸液

    Ⅰ層液

    糖 800mL中
    有効成分 ブドウ糖   250.4g
    電解質 800mL中
    有効成分 塩化ナトリウム   2.920g
    酢酸カリウム   2.160g
    リン酸二水素カリウム   1.088g
    硫酸マグネシウム水和物   0.7400g
    グルコン酸カルシウム水和物   1.792g
    硫酸亜鉛水和物   5.752mg
    800mL中
    添加剤 クエン酸水和物(pH調節剤)   適量

    Ⅱ層液

    アミノ酸 400mL中
    有効成分 L-イソロイシン   2.240g
    L-ロイシン   5.000g
    L-リシン酢酸塩   4.960g
    (L-リシンとして   3.516g )
    L-メチオニン   1.400g
    L-フェニルアラニン   3.740g
    L-トレオニン   2.600g
    L-トリプトファン   0.520g
    L-バリン   1.800g
    L-アラニン   2.480g
    L-アルギニン   3.160g
    L-アスパラギン酸   1.520g
    L-システイン   0.400g
    L-グルタミン酸   2.600g
    L-ヒスチジン   2.400g
    L-プロリン   1.320g
    L-セリン   0.880g
    L-チロシン   0.140g
    グリシン   4.280g
    400mL中
    添加剤 亜硫酸水素ナトリウム   0.060g

    混合後(1袋中)

    1200mL中
    ブドウ糖  250.4g
    ブドウ糖濃度  20.87%
    電解質 Na+5)   51mEq
    K+  30mEq
    Mg2+  6mEq
    Ca2+  8mEq
    Cl-  50mEq
    SO42-  6mEq
    Acetate-6)   46mEq
    Phosphate  8mmol
    Gluconate-  8mEq
    Zn  20μmol
    アミノ酸 総遊離アミノ酸量  40.0g
    総窒素量  6.08g
    分岐鎖アミノ酸含有率  22.6w/w%
    必須アミノ酸/非必須アミノ酸  1.38
    総カロリー量   1160kcal
    非蛋白カロリー量   1000kcal
    非蛋白カロリー/N   164

    5) 添加剤に由来するものを含む
    6) アミノ酸に由来するものを含む

    3.2 製剤の性状

    ピーエヌツイン−1号輸液

    Ⅰ層

    性状 無色澄明の液
    pH 4.0~5.0
    浸透圧比 約4(生理食塩液に対する比)


    Ⅱ層

    性状 無色澄明の液
    pH 5.5~6.5
    浸透圧比 約3(生理食塩液に対する比)


    混合後

    性状 無色澄明の液
    pH 約5
    浸透圧比 約4(生理食塩液に対する比)
    ピーエヌツイン−2号輸液

    Ⅰ層

    性状 無色~微黄色澄明の液
    pH 4.0~5.0
    浸透圧比 約7(生理食塩液に対する比)


    Ⅱ層

    性状 無色澄明の液
    pH 5.5~6.5
    浸透圧比 約3(生理食塩液に対する比)


    混合後

    性状 無色澄明の液
    pH 約5
    浸透圧比 約5(生理食塩液に対する比)
    ピーエヌツイン−3号輸液

    Ⅰ層

    性状 無色~微黄色澄明の液
    pH 4.0~5.0
    浸透圧比 約10(生理食塩液に対する比)


    Ⅱ層

    性状 無色澄明の液
    pH 5.5~6.5
    浸透圧比 約3(生理食塩液に対する比)


    混合後

    性状 無色澄明の液
    pH 約5
    浸透圧比 約7(生理食塩液に対する比)

    4. 効能又は効果

    経口、経腸管栄養補給が不能又は不十分で、経中心静脈栄養に頼らざるを得ない場合の水分、電解質、アミノ酸、カロリー補給

    5. 効能又は効果に関連する注意

    1. 5.1 経中心静脈栄養療法用の栄養輸液として組成を固定しているので、重篤な肝障害、腎障害(透析又は血液ろ過を実施している患者を除く)等の特殊な輸液組成を必要とする疾患には使用しないこと。
    2. 5.2 ピーエヌツイン−1号輸液は経中心静脈栄養療法の開始時で、耐糖能が不明の場合及び病態により耐糖能が低下している場合の開始液として、あるいは侵襲時等で耐糖能が低下しており、カロリー制限の必要がある場合には経中心静脈栄養療法の維持液として用いる。
      ピーエヌツイン−2号輸液は通常の必要カロリー量の患者の維持液として用いる。
      ピーエヌツイン−3号輸液は必要カロリー量の高い患者の維持液として用いる。
    3. 5.3 本剤を投与する場合には、患者の尿量が1日500mL又は1時間当たり20mL以上あることが望ましい。

    6. 用法及び用量

    • ピーエヌツイン−1号輸液

      経中心静脈栄養療法の開始時で、耐糖能が不明の場合や耐糖能が低下している場合の開始液として、あるいは侵襲時等で耐糖能が低下しており、ブドウ糖を制限する必要がある場合の維持液として用いる。
      用時隔壁部を開通し、Ⅰ層及びⅡ層の液を混合して維持液又は開始液とする。
      通常、成人1日2000mLの開始液又は維持液を24時間かけて中心静脈内に持続点滴注入する。
      なお、症状、年齢、体重に応じて適宜増減する。

    • ピーエヌツイン−2号輸液

      経中心静脈栄養療法の維持液として用いる。
      用時隔壁部を開通し、Ⅰ層及びⅡ層の液を混合して維持液とする。
      通常、成人1日2200mLの維持液を24時間かけて中心静脈内に持続点滴注入する。
      なお、症状、年齢、体重に応じて適宜増減する。

    • ピーエヌツイン−3号輸液

      経中心静脈栄養療法の維持液として用いる。
      用時隔壁部を開通し、Ⅰ層及びⅡ層の液を混合して維持液とする。
      通常、成人1日2400mLの維持液を24時間かけて中心静脈内に持続点滴注入する。
      なお、症状、年齢、体重に応じて適宜増減する。

    7. 用法及び用量に関連する注意

    高カロリー輸液療法施行中にビタミンB1欠乏により重篤なアシドーシスが起こることがあるので、必ず必要量(1日3mg以上を目安)のビタミンB1を併用すること。[1 参照],[11.1.1 参照]

    8. 重要な基本的注意

    1. 8.1 透析又は血液ろ過を実施している重篤な腎障害、高窒素血症又は乏尿のある患者における、水分、電解質、尿素等の除去量、蓄積量は透析の方法及び病態によって異なる。血液生化学検査、酸塩基平衡、体液バランス等の評価により患者の状態を確認した上で投与開始及び継続の可否を判断すること。[2.8 参照],[2.9 参照],[9.2.2 参照]
    2. 8.2 高血糖、尿糖があらわれるおそれがあるので、ブドウ糖濃度の低い製剤から投与を開始するなど、ブドウ糖の濃度を徐々に高めること。[11.1.2 参照]
    3. 8.3 急激な投与の中止により低血糖を起こすおそれがあるので、投与を中止する場合には、ブドウ糖濃度を徐々に下げること。

    9. 特定の背景を有する患者に関する注意

    9.1 合併症・既往歴等のある患者

    1. 9.1.1 高度のアシドーシスのある患者

      アシドーシスが悪化するおそれがある。

    2. 9.1.2 糖尿病の患者

      血糖値が上昇することにより、症状が悪化するおそれがある。[11.1.2 参照]

    3. 9.1.3 膵炎、膵硬化症、膵腫瘍等の膵障害のある患者

      高血糖等の耐糖能異常を起こすおそれがある。

    4. 9.1.4 心不全の患者

      循環血液量の増加により、症状が悪化するおそれがある。

    5. 9.1.5 重症熱傷の患者

      水分、電解質代謝等が著しく障害されているため、心負荷増大のおそれがある。

    6. 9.1.6 脱水症の患者

      水分、電解質等に影響を与えるため、症状が悪化するおそれがある。

    7. 9.1.7 閉塞性尿路疾患により尿量が減少している患者

      水分、電解質等の排泄が障害されているため、症状が悪化するおそれがある。

    8. 9.1.8 尿崩症の患者

      水分、電解質等に影響を与えるため、症状が悪化するおそれがある。

    9. 9.1.9 菌血症の患者

      カテーテルが二次感染巣となることがあり、敗血症さらには敗血症性ショックを起こすおそれがある。

    10. 9.1.10 *本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

    9.2 腎機能障害患者

    1. 9.2.1 重篤な腎障害、高窒素血症又は乏尿のある患者(いずれも透析又は血液ろ過を実施している患者を除く)

      投与しないこと。[2.8 参照],[2.9 参照]

    2. 9.2.2 透析又は血液ろ過を実施している重篤な腎障害、高窒素血症又は乏尿のある患者

      水分、電解質の過剰投与や、アミノ酸の代謝産物である尿素等の滞留がおこるおそれがある。[2.8 参照],[2.9 参照],[8.1 参照]

    3. 9.2.3 腎障害のある患者(重篤な腎障害、高窒素血症又は乏尿のある患者を除く)

      水分、電解質の過剰投与に陥りやすく、症状が悪化するおそれがある。

    9.3 肝機能障害患者

    1. 9.3.1 肝性昏睡又は肝性昏睡のおそれのある患者

      投与しないこと。アミノ酸の代謝が十分に行われないため、症状が悪化する又は誘発されるおそれがある。[2.10 参照]

    9.5 妊婦

    妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

    9.6 授乳婦

    治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

    9.7 小児等

    小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。

    9.8 高齢者

    投与速度を緩徐にし、減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。

    10. 相互作用

      10.2 併用注意(併用に注意すること)

      薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

      ジギタリス製剤

      • ジゴキシン等

      ジギタリス中毒(不整脈等)の症状があらわれた場合には、投与を中止すること。

      カルシウムがジギタリス製剤の作用を増強するおそれがある。

      11. 副作用

      次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

      11.1 重大な副作用

      1. 11.1.1 アシドーシス(頻度不明)

        重篤なアシドーシスがあらわれることがある。[1 参照],[7 参照]

      2. 11.1.2 高血糖(頻度不明)

        過度の高血糖、高浸透圧利尿、口渇があらわれた場合には、インスリン投与等の適切な処置を行うこと。[8.2 参照],[9.1.2 参照]

      11.2 その他の副作用

      0.1~5%未満

      頻度不明

      過敏症

      発疹等

      代謝異常

      高カリウム血症

      消化器

      悪心・嘔吐

      肝臓

      AST、ALTの上昇

      肝機能異常

      大量・急速投与

      脳浮腫、肺水腫、末梢の浮腫、水中毒

      その他

      悪寒、発熱

      14. 適用上の注意

      14.1 全般的な注意

      1. 14.1.1 使用時には、感染に対する配慮をすること。
      2. 14.1.2 注射針や輸液セットのびん針は、ゴム栓の刻印部(凹部)に垂直にゆっくりと刺すこと。斜めに刺した場合、削り片の混入及び液漏れの原因となるおそれがある。また、針は同一箇所に繰り返し刺さないこと。

      14.2 薬剤調製時の注意

      1. 14.2.1 調製手順
        1. (1) 用時に外袋を開封し、容器を取り出す。
        2. (2) Ⅰ層を両手で強く押し、Ⅰ層とⅡ層の間の隔壁を開通させる。
        3. (3) 開通操作後は、隔壁が開通していることを確認する。
        4. (4) 両手で容器を持ち、転倒操作により十分に混合する。
      2. 14.2.2 脂肪乳剤と配合しないこと。
      3. 14.2.3 薬剤を配合する場合には、配合変化に注意すること。

      14.3 薬剤投与時の注意

      1. 14.3.1 末梢静脈内には投与しないこと。
      2. 14.3.2 原則として、連結管を用いたタンデム方式による投与は行わないこと。輸液セット内に空気が流入するおそれがある。
      3. 14.3.3 容器の目盛りは目安として使用すること。
      4. 14.3.4 残液は使用しないこと。

      15. その他の注意

      15.1 臨床使用に基づく情報

      *本剤は添加剤として亜硫酸塩を含有している。喘息患者では非喘息患者よりも亜硫酸塩に対する過敏症が多く認められるとの報告がある。

      その他詳細情報

      日本標準商品分類番号
      873259
      ブランドコード
      3259515G1039, 3259515G2035, 3259515G3031
      承認番号
      22000AMX00146, 22000AMX00147, 22000AMX00196
      販売開始年月
      1993-12, 1993-12, 1993-12
      貯法
      室温保存、室温保存、室温保存
      有効期間
      3年、3年、3年
      規制区分
      12, 12, 12

      重要な注意事項

      • この情報は医療専門家による診断や治療の代替にはなりません。副作用に関する懸念がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
      • 副作用の発生頻度や重篤度は個人差があります。ここで提供される情報は一般的なものであり、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。
      • 薬剤の使用に関しては、必ず医療専門家の指示に従い、自己判断での変更や中止を避けてください。
      • この情報は最新のものであるよう努めていますが、最新とは限りません。常に医療専門家に確認してください。
      • 副作用に関する情報は、信頼できる医療情報源に基づいて提供されていますが、完全性や正確性を保証するものではありません。
      • この情報を使用することにより生じたいかなる損害についても、当サイトは一切の責任を負いません。