薬効分類名マクロライド系抗生物質製剤
一般的名称クラリスロマイシン
クラリス錠200
くらりすじょう200
Clarith tablets 200
製造販売/大正製薬株式会社
重大な副作用
その他の副作用
併用注意
ジゴキシン
[16.7.1 参照]
嘔気、嘔吐、不整脈等が報告されているので、ジゴキシンの血中濃度の推移、自覚症状、心電図等に注意し、異常が認められた場合には、投与量を調節する等の適切な処置を行うこと。
本剤の腸内細菌叢に対する影響により、ジゴキシンの不活化が抑制されるか、もしくはP-gpを介したジゴキシンの輸送が阻害されることにより、その血中濃度が上昇する。
スルホニル尿素系血糖降下剤
- グリベンクラミド
- グリクラジド
- グリメピリド 等
低血糖(意識障害に至ることがある)が報告されているので、異常が認められた場合には、投与を中止し、ブドウ糖の投与等の適切な処置を行うこと。
機序は不明である。左記薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある。
カルバマゼピン
テオフィリン,
アミノフィリン水和物
シクロスポリン
タクロリムス水和物
エベロリムス
[16.7.1 参照],[16.7.2 参照]
左記薬剤の血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性があるので、左記薬剤の血中濃度の推移等に注意し、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと。
本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害される。
アトルバスタチンカルシウム水和物
シンバスタチン
ロバスタチン(国内未承認)
[16.7.1 参照]
左記薬剤の血中濃度上昇に伴う横紋筋融解症が報告されているので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと。
腎機能障害のある患者には特に注意すること。
本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害される。
コルヒチンの血中濃度上昇に伴う中毒症状(汎血球減少、肝機能障害、筋肉痛、腹痛、嘔吐、下痢、発熱等)が報告されているので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと。
本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害される。
ベンゾジアゼピン系薬剤
(CYP3Aで代謝される薬剤)
- 〔トリアゾラム
- ミダゾラム 等〕
非定型抗精神病薬
(CYP3Aで代謝される薬剤)
- 〔クエチアピンフマル酸塩
- アリピプラゾール
- ブロナンセリン 等〕
ジソピラミド
トルバプタン
エプレレノン
エレトリプタン臭化水素酸塩
カルシウム拮抗剤
(アゼルニジピンを除くCYP3Aで代謝される薬剤)
- 〔ニフェジピン
- ベラパミル塩酸塩 等〕
リオシグアト
ジエノゲスト
ホスホジエステラーゼ5阻害剤
- 〔シルデナフィルクエン酸塩
- タダラフィル
〔シアリス、ザルティア〕等〕
クマリン系抗凝血剤
- ワルファリンカリウム
ドセタキセル水和物
アベマシクリブ
オキシコドン塩酸塩水和物
フェンタニル/フェンタニルクエン酸塩[16.7.1 参照]
左記薬剤の血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性があるので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと。
なお、トルバプタンにおいては、本剤との併用は避けることが望ましいとされており、やむを得ず併用する場合においては、トルバプタンの用量調節を特に考慮すること。
本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害される。
ベネトクラクス(慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の維持投与期、再発又は難治性のマントル細胞リンパ腫の維持投与期、急性骨髄性白血病)
[16.7.1 参照]
ベネトクラクスの副作用が増強するおそれがあるので、ベネトクラクスを減量するとともに、患者の状態を慎重に観察すること。
本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害される。
左記薬剤の血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性があるので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと。
本剤のCYP3A及びP-gpに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝及び排出が阻害される。
左記薬剤の血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性があるので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと。
本剤のP-gpに対する阻害作用により、左記薬剤の排出が阻害される。
本剤の未変化体の血中濃度上昇による作用の増強等の可能性がある。
また、イトラコナゾールの併用においては、イトラコナゾールの血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性がある。
異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと。
本剤と左記薬剤のCYP3Aに対する阻害作用により、相互に代謝が阻害される。
リファブチン
エトラビリン
[16.4 参照],[16.7.1 参照]
左記薬剤の血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性がある。
また、本剤の未変化体の血中濃度が低下し、活性代謝物の血中濃度が上昇し、本剤の作用が減弱する可能性がある。
異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと。
本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害される。
また、左記薬剤のCYP3A4に対する誘導作用により、本剤の代謝が促進される。
リファンピシン
エファビレンツ
ネビラピン
[16.4 参照],[16.7.1 参照]
本剤の未変化体の血中濃度が低下し、活性代謝物の血中濃度が上昇する可能性がある。本剤の作用が減弱する可能性があるので、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと。
左記薬剤のCYP3A4に対する誘導作用により、本剤の代謝が促進される。
天然ケイ酸アルミニウム
本剤の吸収が低下するとの報告がある。
左記薬剤の吸着作用によるものと考えられる。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 本剤に対して過敏症の既往歴のある患者
- 2.2 **,*ピモジド、エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン、ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩、スボレキサント、ダリドレキサント塩酸塩、ボルノレキサント水和物、ロミタピドメシル酸塩、タダラフィル〔アドシルカ〕、マシテンタン・タダラフィル、チカグレロル、イブルチニブ、イバブラジン塩酸塩、ベネトクラクス(慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)、再発又は難治性のマントル細胞リンパ腫の用量漸増期)、ルラシドン塩酸塩、アナモレリン塩酸塩、フィネレノン、イサブコナゾニウム硫酸塩、ボクロスポリン、マバカムテン、アゼルニジピン、オルメサルタン メドキソミル・アゼルニジピン、ロナファルニブを投与中の患者[10.1 参照]
- 2.3 肝臓又は腎臓に障害のある患者でコルヒチンを投与中の患者[9.2.1 参照],[9.3.1 参照],[10.2 参照]
5. 効能又は効果に関連する注意
- 5.1 「抗微生物薬適正使用の手引き」1) を参照し、抗菌薬投与の必要性を判断した上で、本剤の投与が適切と判断される場合に投与すること。
6. 用法及び用量
-
〈一般感染症〉
通常、成人にはクラリスロマイシンとして1日400mg(力価)を2回に分けて経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。 -
〈非結核性抗酸菌症〉
通常、成人にはクラリスロマイシンとして1日800mg(力価)を2回に分けて経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。 -
〈ヘリコバクター・ピロリ感染症〉
通常、成人にはクラリスロマイシンとして1回200mg(力価)、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びプロトンポンプインヒビターの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。
なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる。ただし、1回400mg(力価)1日2回を上限とする。
7. 用法及び用量に関連する注意
- 7.1 免疫不全など合併症を有さない軽症ないし中等症のレジオネラ肺炎に対し、1日400mg分2投与することにより、通常2~5日で症状は改善に向う。症状が軽快しても投与は2~3週間継続することが望ましい。また、レジオネラ肺炎は再発の頻度が高い感染症であるため、特に免疫低下の状態にある患者などでは、治療終了後、更に2~3週間投与を継続し症状を観察する必要がある。なお、投与期間中に症状が悪化した場合には、速やかにレジオネラに有効な注射剤(キノロン系薬剤など)への変更が必要である。[8.1 参照]
- 7.2 レジオネラ肺炎の治療において単独で使用することが望ましいが、患者の症状に応じて併用が必要な場合には以下の報告を参考に併用する薬剤の特徴を考慮し選択すること。
- 7.3 クラミジア感染症に対する本剤の投与期間は原則として14日間とし、必要に応じて更に投与期間を延長する。[8.1 参照]
8. 重要な基本的注意
- 8.1 本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。[7.1 参照],[7.3 参照],[7.5 参照]
- 8.2 血小板減少、汎血球減少、溶血性貧血、白血球減少、無顆粒球症があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行うこと。[11.1.4 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
- 9.1.1 他のマクロライド系薬剤に対して過敏症の既往歴のある患者
-
9.1.2 心疾患のある患者、低カリウム血症のある患者
QT延長、心室頻拍(Torsade de pointesを含む)、心室細動をおこすことがある。[11.1.2 参照]
9.2 腎機能障害患者
本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。[16.6.1 参照]
9.3 肝機能障害患者
肝機能障害を悪化させることがある。[11.1.3 参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物実験で、母動物に毒性があらわれる高用量において、胎児毒性(心血管系の異常、口蓋裂、発育遅延等)が報告されている。
なお、国外における試験で次のような報告がある。SD系ラット(15~150mg/kg/日)及びCD-1系マウス(15~1,000mg/kg/日)において、それぞれ母動物に毒性があらわれる最高用量でラット胎児に心血管系異常並びにマウス胎児に口蓋裂が認められた。また、サル(35~70mg/kg/日)において、母動物に毒性があらわれる70mg/kg/日で9例中1例に低体重の胎児がみられたが、外表、内臓、骨格には異常は認められなかった。
また、ラットにクラリスロマイシン(160mg/kg/日)、ランソプラゾール(50mg/kg/日)及びアモキシシリン水和物(500mg/kg/日)を併用投与した試験において、母動物での毒性の増強とともに胎児の発育抑制の増強が認められている。
さらに、ラットにクラリスロマイシン(50mg/kg/日以上)、ラベプラゾールナトリウム(25mg/kg/日)及びアモキシシリン水和物(400mg/kg/日以上)を4週間併用投与した試験で、雌で栄養状態の悪化が認められている。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。ヒト母乳中へ移行することが報告されている。
なお、動物実験(ラット)の乳汁中濃度は、血中濃度の約2.5倍で推移した。
9.7 小児等
低出生体重児及び新生児を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
一般に生理機能が低下しており、高い血中濃度が持続するおそれがある。[16.6.2 参照]
10. 相互作用
- 本剤は主としてCYP3Aにより代謝される。また、本剤はCYP3A、P-糖蛋白質(P-gp)を阻害する。[16.4 参照],[16.7.1 参照]
10.1 併用禁忌(併用しないこと)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
*ピモジド3)
|
QT延長、心室性不整脈(Torsade de pointesを含む)等の心血管系副作用が報告されている。 |
本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。 |
エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン |
血管攣縮等の重篤な副作用をおこすおそれがある。 |
本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。 |
*スボレキサント |
*左記薬剤の血漿中濃度が顕著に上昇し、その作用が著しく増強するおそれがある。 |
本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。 |
ロミタピドメシル酸塩 |
ロミタピドの血中濃度が著しく上昇するおそれがある。 |
本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。 |
**タダラフィル |
左記薬剤のクリアランスが高度に減少し、その作用が増強するおそれがある。 |
本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。 |
チカグレロル |
チカグレロルの血漿中濃度が著しく上昇するおそれがある。 |
本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。 |
イブルチニブ |
イブルチニブの作用が増強するおそれがある。 |
本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。 |
イバブラジン塩酸塩 |
過度の徐脈があらわれることがある。 |
本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。 |
**,*ベネトクラクス(慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)、再発又は難治性のマントル細胞リンパ腫の用量漸増期) |
腫瘍崩壊症候群の発現が増強するおそれがある。 |
本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。 |
ルラシドン塩酸塩 |
ルラシドンの血中濃度が上昇し、作用が増強するおそれがある。 |
本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。 |
アナモレリン塩酸塩 |
アナモレリンの血中濃度が上昇し、副作用の発現が増強するおそれがある。 |
本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。 |
フィネレノン |
フィネレノンの血中濃度が著しく上昇するおそれがある。 |
本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。 |
イサブコナゾニウム硫酸塩 |
イサブコナゾールの血中濃度が上昇し作用が増強するおそれがある。 |
本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。 |
*ボクロスポリン |
*ボクロスポリンの血中濃度が上昇し、その作用が増強するおそれがある。 |
*本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。 |
*マバカムテン |
*マバカムテンの血中濃度が上昇し、副作用が増強され、収縮機能障害による心不全のリスクが高まるおそれがある。 |
*本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。 |
**アゼルニジピン |
アゼルニジピンの血中濃度が上昇し作用が増強するおそれがある。 |
本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。 |
**ロナファルニブ |
ロナファルニブの血中濃度が著しく上昇し、副作用が増強するおそれがある。 |
本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。 |
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
ジゴキシン |
嘔気、嘔吐、不整脈等が報告されているので、ジゴキシンの血中濃度の推移、自覚症状、心電図等に注意し、異常が認められた場合には、投与量を調節する等の適切な処置を行うこと。 |
本剤の腸内細菌叢に対する影響により、ジゴキシンの不活化が抑制されるか、もしくはP-gpを介したジゴキシンの輸送が阻害されることにより、その血中濃度が上昇する。 |
低血糖(意識障害に至ることがある)が報告されているので、異常が認められた場合には、投与を中止し、ブドウ糖の投与等の適切な処置を行うこと。 |
機序は不明である。左記薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある。 |
|
カルバマゼピン |
左記薬剤の血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性があるので、左記薬剤の血中濃度の推移等に注意し、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと。 |
本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害される。 |
アトルバスタチンカルシウム水和物6)
|
左記薬剤の血中濃度上昇に伴う横紋筋融解症が報告されているので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと。 |
本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害される。 |
コルヒチンの血中濃度上昇に伴う中毒症状(汎血球減少、肝機能障害、筋肉痛、腹痛、嘔吐、下痢、発熱等)が報告されているので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと。 |
本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害される。 |
|
ベンゾジアゼピン系薬剤 非定型抗精神病薬 ジソピラミド トルバプタン エプレレノン エレトリプタン臭化水素酸塩 **カルシウム拮抗剤 リオシグアト ジエノゲスト ホスホジエステラーゼ5阻害剤
クマリン系抗凝血剤 ドセタキセル水和物 アベマシクリブ10) オキシコドン塩酸塩水和物11) フェンタニル/フェンタニルクエン酸塩[16.7.1 参照] |
左記薬剤の血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性があるので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと。 |
本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害される。 |
**,*ベネトクラクス(慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の維持投与期、再発又は難治性のマントル細胞リンパ腫の維持投与期、急性骨髄性白血病) |
ベネトクラクスの副作用が増強するおそれがあるので、ベネトクラクスを減量するとともに、患者の状態を慎重に観察すること。 |
本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害される。 |
左記薬剤の血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性があるので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと。 |
本剤のCYP3A及びP-gpに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝及び排出が阻害される。 |
|
左記薬剤の血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性があるので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと。 |
本剤のP-gpに対する阻害作用により、左記薬剤の排出が阻害される。 |
|
本剤の未変化体の血中濃度上昇による作用の増強等の可能性がある。 |
本剤と左記薬剤のCYP3Aに対する阻害作用により、相互に代謝が阻害される。 |
|
リファブチン14)
|
左記薬剤の血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性がある。 |
本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害される。 |
リファンピシン16)
|
本剤の未変化体の血中濃度が低下し、活性代謝物の血中濃度が上昇する可能性がある。本剤の作用が減弱する可能性があるので、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと。 |
左記薬剤のCYP3A4に対する誘導作用により、本剤の代謝が促進される。 |
天然ケイ酸アルミニウム17) |
本剤の吸収が低下するとの報告がある。 |
左記薬剤の吸着作用によるものと考えられる。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)
呼吸困難、痙攣、発赤等があらわれることがある。
-
11.1.2 QT延長、心室頻拍(Torsade de pointesを含む)、心室細動(いずれも頻度不明)
QT延長等の心疾患のある患者、低カリウム血症のある患者においては特に注意すること。[9.1.2 参照]
-
11.1.3 劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、肝不全(いずれも頻度不明)
劇症肝炎、AST、ALT、γ-GTP、LDH、Al-Pの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸、肝不全があらわれることがある。[9.3 参照]
- 11.1.4 血小板減少、汎血球減少、溶血性貧血、白血球減少、無顆粒球症(いずれも頻度不明)
-
11.1.5 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、多形紅斑(いずれも頻度不明)
異常が認められた場合には、投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
-
11.1.6 PIE症候群・間質性肺炎(いずれも頻度不明)
発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等があらわれることがある。このような症状があらわれた場合には、投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
-
11.1.7 偽膜性大腸炎、出血性大腸炎(いずれも頻度不明)
偽膜性大腸炎、出血性大腸炎等の重篤な大腸炎があらわれることがある。腹痛、頻回の下痢があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
-
11.1.8 横紋筋融解症(頻度不明)
筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇があらわれることがある。横紋筋融解症による急性腎障害の発症に注意すること。
-
11.1.9 痙攣(頻度不明)
痙攣(強直間代性、ミオクロヌス、意識消失発作等)があらわれることがある。
-
11.1.10 急性腎障害、尿細管間質性腎炎(いずれも頻度不明)
乏尿等の症状や血中クレアチニン値上昇等の腎機能低下所見が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 11.1.11 IgA血管炎(頻度不明)
-
11.1.12 薬剤性過敏症症候群18)
(頻度不明)
初期症状として発疹、発熱がみられ、さらに肝機能障害、リンパ節腫脹、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状があらわれることがある。投与中止後も発疹、発熱、肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意すること。
11.2 その他の副作用
0.1~5%未満 |
0.1%未満 |
頻度不明 |
|
|---|---|---|---|
過敏症 |
発疹 |
そう痒感 |
|
精神神経系 |
めまい |
幻覚 |
|
感覚器 |
味覚異常(にがみ等) |
耳鳴 |
|
消化器 |
悪心 |
食欲不振 |
口腔内びらん |
血液 |
好酸球増多 |
||
肝臓 |
AST上昇 |
||
筋・骨格 |
筋肉痛 |
||
その他 |
倦怠感 |
動悸 |
5~10%未満 |
1~5%未満 |
頻度不明 |
|
|---|---|---|---|
精神神経系 |
不眠症 |
頭痛 |
|
感覚器 |
味覚減退 |
味覚倒錯 |
|
皮膚 |
発疹 |
そう痒感 |
|
消化器 |
下痢 |
悪心 |
鼓腸放屁 |
血液 |
白血球減少 |
||
肝臓 |
肝機能異常 |
γ-GTP上昇 |
AST上昇 |
腎臓 |
急性腎障害 |
BUN上昇 |
|
生殖器 |
子宮頸部上皮異形成 |
腟カンジダ症 |
|
筋・骨格 |
筋肉痛 |
||
その他 |
高脂血症 |
無力症 |
頻度は承認時の国内臨床試験及び製造販売後の使用成績調査の合算に基づいている。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 本剤に対して過敏症の既往歴のある患者
- 2.2 **,*ピモジド、エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン、ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩、スボレキサント、ダリドレキサント塩酸塩、ボルノレキサント水和物、ロミタピドメシル酸塩、タダラフィル〔アドシルカ〕、マシテンタン・タダラフィル、チカグレロル、イブルチニブ、イバブラジン塩酸塩、ベネトクラクス(慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)、再発又は難治性のマントル細胞リンパ腫の用量漸増期)、ルラシドン塩酸塩、アナモレリン塩酸塩、フィネレノン、イサブコナゾニウム硫酸塩、ボクロスポリン、マバカムテン、アゼルニジピン、オルメサルタン メドキソミル・アゼルニジピン、ロナファルニブを投与中の患者[10.1 参照]
- 2.3 肝臓又は腎臓に障害のある患者でコルヒチンを投与中の患者[9.2.1 参照],[9.3.1 参照],[10.2 参照]
5. 効能又は効果に関連する注意
- 5.1 「抗微生物薬適正使用の手引き」1) を参照し、抗菌薬投与の必要性を判断した上で、本剤の投与が適切と判断される場合に投与すること。
6. 用法及び用量
-
〈一般感染症〉
通常、成人にはクラリスロマイシンとして1日400mg(力価)を2回に分けて経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。 -
〈非結核性抗酸菌症〉
通常、成人にはクラリスロマイシンとして1日800mg(力価)を2回に分けて経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。 -
〈ヘリコバクター・ピロリ感染症〉
通常、成人にはクラリスロマイシンとして1回200mg(力価)、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びプロトンポンプインヒビターの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。
なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる。ただし、1回400mg(力価)1日2回を上限とする。
7. 用法及び用量に関連する注意
- 7.1 免疫不全など合併症を有さない軽症ないし中等症のレジオネラ肺炎に対し、1日400mg分2投与することにより、通常2~5日で症状は改善に向う。症状が軽快しても投与は2~3週間継続することが望ましい。また、レジオネラ肺炎は再発の頻度が高い感染症であるため、特に免疫低下の状態にある患者などでは、治療終了後、更に2~3週間投与を継続し症状を観察する必要がある。なお、投与期間中に症状が悪化した場合には、速やかにレジオネラに有効な注射剤(キノロン系薬剤など)への変更が必要である。[8.1 参照]
- 7.2 レジオネラ肺炎の治療において単独で使用することが望ましいが、患者の症状に応じて併用が必要な場合には以下の報告を参考に併用する薬剤の特徴を考慮し選択すること。
- 7.3 クラミジア感染症に対する本剤の投与期間は原則として14日間とし、必要に応じて更に投与期間を延長する。[8.1 参照]
8. 重要な基本的注意
- 8.1 本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。[7.1 参照],[7.3 参照],[7.5 参照]
- 8.2 血小板減少、汎血球減少、溶血性貧血、白血球減少、無顆粒球症があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行うこと。[11.1.4 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
- 9.1.1 他のマクロライド系薬剤に対して過敏症の既往歴のある患者
-
9.1.2 心疾患のある患者、低カリウム血症のある患者
QT延長、心室頻拍(Torsade de pointesを含む)、心室細動をおこすことがある。[11.1.2 参照]
9.2 腎機能障害患者
本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。[16.6.1 参照]
9.3 肝機能障害患者
肝機能障害を悪化させることがある。[11.1.3 参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物実験で、母動物に毒性があらわれる高用量において、胎児毒性(心血管系の異常、口蓋裂、発育遅延等)が報告されている。
なお、国外における試験で次のような報告がある。SD系ラット(15~150mg/kg/日)及びCD-1系マウス(15~1,000mg/kg/日)において、それぞれ母動物に毒性があらわれる最高用量でラット胎児に心血管系異常並びにマウス胎児に口蓋裂が認められた。また、サル(35~70mg/kg/日)において、母動物に毒性があらわれる70mg/kg/日で9例中1例に低体重の胎児がみられたが、外表、内臓、骨格には異常は認められなかった。
また、ラットにクラリスロマイシン(160mg/kg/日)、ランソプラゾール(50mg/kg/日)及びアモキシシリン水和物(500mg/kg/日)を併用投与した試験において、母動物での毒性の増強とともに胎児の発育抑制の増強が認められている。
さらに、ラットにクラリスロマイシン(50mg/kg/日以上)、ラベプラゾールナトリウム(25mg/kg/日)及びアモキシシリン水和物(400mg/kg/日以上)を4週間併用投与した試験で、雌で栄養状態の悪化が認められている。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。ヒト母乳中へ移行することが報告されている。
なお、動物実験(ラット)の乳汁中濃度は、血中濃度の約2.5倍で推移した。
9.7 小児等
低出生体重児及び新生児を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
一般に生理機能が低下しており、高い血中濃度が持続するおそれがある。[16.6.2 参照]
10. 相互作用
- 本剤は主としてCYP3Aにより代謝される。また、本剤はCYP3A、P-糖蛋白質(P-gp)を阻害する。[16.4 参照],[16.7.1 参照]
10.1 併用禁忌(併用しないこと)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
*ピモジド3)
|
QT延長、心室性不整脈(Torsade de pointesを含む)等の心血管系副作用が報告されている。 |
本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。 |
エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン |
血管攣縮等の重篤な副作用をおこすおそれがある。 |
本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。 |
*スボレキサント |
*左記薬剤の血漿中濃度が顕著に上昇し、その作用が著しく増強するおそれがある。 |
本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。 |
ロミタピドメシル酸塩 |
ロミタピドの血中濃度が著しく上昇するおそれがある。 |
本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。 |
**タダラフィル |
左記薬剤のクリアランスが高度に減少し、その作用が増強するおそれがある。 |
本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。 |
チカグレロル |
チカグレロルの血漿中濃度が著しく上昇するおそれがある。 |
本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。 |
イブルチニブ |
イブルチニブの作用が増強するおそれがある。 |
本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。 |
イバブラジン塩酸塩 |
過度の徐脈があらわれることがある。 |
本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。 |
**,*ベネトクラクス(慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)、再発又は難治性のマントル細胞リンパ腫の用量漸増期) |
腫瘍崩壊症候群の発現が増強するおそれがある。 |
本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。 |
ルラシドン塩酸塩 |
ルラシドンの血中濃度が上昇し、作用が増強するおそれがある。 |
本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。 |
アナモレリン塩酸塩 |
アナモレリンの血中濃度が上昇し、副作用の発現が増強するおそれがある。 |
本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。 |
フィネレノン |
フィネレノンの血中濃度が著しく上昇するおそれがある。 |
本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。 |
イサブコナゾニウム硫酸塩 |
イサブコナゾールの血中濃度が上昇し作用が増強するおそれがある。 |
本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。 |
*ボクロスポリン |
*ボクロスポリンの血中濃度が上昇し、その作用が増強するおそれがある。 |
*本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。 |
*マバカムテン |
*マバカムテンの血中濃度が上昇し、副作用が増強され、収縮機能障害による心不全のリスクが高まるおそれがある。 |
*本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。 |
**アゼルニジピン |
アゼルニジピンの血中濃度が上昇し作用が増強するおそれがある。 |
本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。 |
**ロナファルニブ |
ロナファルニブの血中濃度が著しく上昇し、副作用が増強するおそれがある。 |
本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害され、それらの血中濃度が上昇する可能性がある。 |
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
ジゴキシン |
嘔気、嘔吐、不整脈等が報告されているので、ジゴキシンの血中濃度の推移、自覚症状、心電図等に注意し、異常が認められた場合には、投与量を調節する等の適切な処置を行うこと。 |
本剤の腸内細菌叢に対する影響により、ジゴキシンの不活化が抑制されるか、もしくはP-gpを介したジゴキシンの輸送が阻害されることにより、その血中濃度が上昇する。 |
低血糖(意識障害に至ることがある)が報告されているので、異常が認められた場合には、投与を中止し、ブドウ糖の投与等の適切な処置を行うこと。 |
機序は不明である。左記薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある。 |
|
カルバマゼピン |
左記薬剤の血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性があるので、左記薬剤の血中濃度の推移等に注意し、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと。 |
本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害される。 |
アトルバスタチンカルシウム水和物6)
|
左記薬剤の血中濃度上昇に伴う横紋筋融解症が報告されているので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと。 |
本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害される。 |
コルヒチンの血中濃度上昇に伴う中毒症状(汎血球減少、肝機能障害、筋肉痛、腹痛、嘔吐、下痢、発熱等)が報告されているので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと。 |
本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害される。 |
|
ベンゾジアゼピン系薬剤 非定型抗精神病薬 ジソピラミド トルバプタン エプレレノン エレトリプタン臭化水素酸塩 **カルシウム拮抗剤 リオシグアト ジエノゲスト ホスホジエステラーゼ5阻害剤
クマリン系抗凝血剤 ドセタキセル水和物 アベマシクリブ10) オキシコドン塩酸塩水和物11) フェンタニル/フェンタニルクエン酸塩[16.7.1 参照] |
左記薬剤の血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性があるので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと。 |
本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害される。 |
**,*ベネトクラクス(慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の維持投与期、再発又は難治性のマントル細胞リンパ腫の維持投与期、急性骨髄性白血病) |
ベネトクラクスの副作用が増強するおそれがあるので、ベネトクラクスを減量するとともに、患者の状態を慎重に観察すること。 |
本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害される。 |
左記薬剤の血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性があるので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと。 |
本剤のCYP3A及びP-gpに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝及び排出が阻害される。 |
|
左記薬剤の血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性があるので、異常が認められた場合には、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと。 |
本剤のP-gpに対する阻害作用により、左記薬剤の排出が阻害される。 |
|
本剤の未変化体の血中濃度上昇による作用の増強等の可能性がある。 |
本剤と左記薬剤のCYP3Aに対する阻害作用により、相互に代謝が阻害される。 |
|
リファブチン14)
|
左記薬剤の血中濃度上昇に伴う作用の増強等の可能性がある。 |
本剤のCYP3Aに対する阻害作用により、左記薬剤の代謝が阻害される。 |
リファンピシン16)
|
本剤の未変化体の血中濃度が低下し、活性代謝物の血中濃度が上昇する可能性がある。本剤の作用が減弱する可能性があるので、投与量の調節や中止等の適切な処置を行うこと。 |
左記薬剤のCYP3A4に対する誘導作用により、本剤の代謝が促進される。 |
天然ケイ酸アルミニウム17) |
本剤の吸収が低下するとの報告がある。 |
左記薬剤の吸着作用によるものと考えられる。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)
呼吸困難、痙攣、発赤等があらわれることがある。
-
11.1.2 QT延長、心室頻拍(Torsade de pointesを含む)、心室細動(いずれも頻度不明)
QT延長等の心疾患のある患者、低カリウム血症のある患者においては特に注意すること。[9.1.2 参照]
-
11.1.3 劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、肝不全(いずれも頻度不明)
劇症肝炎、AST、ALT、γ-GTP、LDH、Al-Pの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸、肝不全があらわれることがある。[9.3 参照]
- 11.1.4 血小板減少、汎血球減少、溶血性貧血、白血球減少、無顆粒球症(いずれも頻度不明)
-
11.1.5 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、多形紅斑(いずれも頻度不明)
異常が認められた場合には、投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
-
11.1.6 PIE症候群・間質性肺炎(いずれも頻度不明)
発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等があらわれることがある。このような症状があらわれた場合には、投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
-
11.1.7 偽膜性大腸炎、出血性大腸炎(いずれも頻度不明)
偽膜性大腸炎、出血性大腸炎等の重篤な大腸炎があらわれることがある。腹痛、頻回の下痢があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
-
11.1.8 横紋筋融解症(頻度不明)
筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇があらわれることがある。横紋筋融解症による急性腎障害の発症に注意すること。
-
11.1.9 痙攣(頻度不明)
痙攣(強直間代性、ミオクロヌス、意識消失発作等)があらわれることがある。
-
11.1.10 急性腎障害、尿細管間質性腎炎(いずれも頻度不明)
乏尿等の症状や血中クレアチニン値上昇等の腎機能低下所見が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 11.1.11 IgA血管炎(頻度不明)
-
11.1.12 薬剤性過敏症症候群18)
(頻度不明)
初期症状として発疹、発熱がみられ、さらに肝機能障害、リンパ節腫脹、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状があらわれることがある。投与中止後も発疹、発熱、肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意すること。
11.2 その他の副作用
0.1~5%未満 |
0.1%未満 |
頻度不明 |
|
|---|---|---|---|
過敏症 |
発疹 |
そう痒感 |
|
精神神経系 |
めまい |
幻覚 |
|
感覚器 |
味覚異常(にがみ等) |
耳鳴 |
|
消化器 |
悪心 |
食欲不振 |
口腔内びらん |
血液 |
好酸球増多 |
||
肝臓 |
AST上昇 |
||
筋・骨格 |
筋肉痛 |
||
その他 |
倦怠感 |
動悸 |
5~10%未満 |
1~5%未満 |
頻度不明 |
|
|---|---|---|---|
精神神経系 |
不眠症 |
頭痛 |
|
感覚器 |
味覚減退 |
味覚倒錯 |
|
皮膚 |
発疹 |
そう痒感 |
|
消化器 |
下痢 |
悪心 |
鼓腸放屁 |
血液 |
白血球減少 |
||
肝臓 |
肝機能異常 |
γ-GTP上昇 |
AST上昇 |
腎臓 |
急性腎障害 |
BUN上昇 |
|
生殖器 |
子宮頸部上皮異形成 |
腟カンジダ症 |
|
筋・骨格 |
筋肉痛 |
||
その他 |
高脂血症 |
無力症 |
頻度は承認時の国内臨床試験及び製造販売後の使用成績調査の合算に基づいている。