薬効分類名外用局所麻酔剤

一般的名称リドカイン・プロピトカイン配合貼付剤

エムラパッチ

えむらぱっち

EMLA PATCH

製造販売元/佐藤製薬株式会社、提携/アストラゼネカ社(英国)

第2版
禁忌相互作用合併症・既往歴等のある患者腎機能障害患者肝機能障害患者妊婦授乳婦小児等

重大な副作用

頻度
副作用
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明

その他の副作用

部位
頻度
副作用
脳・神経
0.1~10%未満
脳・神経
頻度不明
胃腸・消化器系
頻度不明
皮膚
10%以上
皮膚
0.1~10%未満
その他
0.1~10%未満
その他
頻度不明
血腫疼痛変色浮腫倦怠

併用注意

薬剤名等

クラスⅢ抗不整脈剤

  • アミオダロン等
臨床症状・措置方法

心機能抑制作用が増強するおそれがあるので、心電図検査等によるモニタリングを行うこと。

機序・危険因子

作用が増強することが考えられる。

薬剤名等

サルファ剤

  • スルファメトキサゾール

エステル型局所麻酔薬

  • プロカイン、アミノ安息香酸エチル

硝酸薬

  • ニトログリセリン、亜硝酸アミル
臨床症状・措置方法

メトヘモグロビン血症を起こすことがある。
チアノーゼ等の症状が認められた場合には、本剤の投与を直ちに中止し、適切な処置を行うこと。

機序・危険因子

いずれも単独投与によりメトヘモグロビン血症が報告されている。

薬剤名等

アミド型局所麻酔剤

  • メピバカイン、ブピバカイン

クラスⅠ抗不整脈薬

  • リドカイン、キニジン
臨床症状・措置方法

中毒症状が相加的に起こるおそれがある。

機序・危険因子

併用により中毒症状が相加的に起こることが考えられる。

詳細情報

正確な情報は PMDA で必ず確認して下さい

注意以下の情報は参考資料としてご活用下さい

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 メトヘモグロビン血症のある患者
    [プロピトカインの代謝物であるo-トルイジンがメトヘモグロビンを産生し、症状が悪化するおそれがある]
  2. 2.2 本剤の成分又はアミド型局所麻酔剤に対して過敏症の既往歴のある患者

3. 組成・性状

3.1 組成

エムラパッチ

有効成分 1枚中
日局 リドカイン   25mg
1枚中
プロピトカイン   25mg
添加剤 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油  
カルボキシビニルポリマー  
pH調節剤  

3.2 製剤の性状

エムラパッチ

剤形 貼付剤
外形                                        
大きさ 約60mm×約70mm
(薬液を含む部分:直径 約35mm)

4. 効能又は効果

  • 皮膚レーザー照射療法時の疼痛緩和
  • 注射針・静脈留置針穿刺時の疼痛緩和

6. 用法及び用量

  • 〈成人〉

    通常、成人には、レーザー照射予定部位又は注射針・静脈留置針穿刺予定部位に60分間貼付する。なお、1回あたりの貼付枚数は10枚までとし、貼付時間は120分を超えないこと。

  • 〈小児〉

    通常、小児等には、レーザー照射予定部位又は注射針・静脈留置針穿刺予定部位に60分間貼付する。なお、1回あたりの貼付枚数は10枚までとし、貼付枚数及び貼付時間は下表を超えないこと。

    年齢(月齢)

    体重

    最大
    貼付枚数

    最大
    貼付時間

    0~2ヶ月

    1枚

    60分

    3~11ヶ月

    5kg以下

    1枚

    60分

    5kg超

    2枚

    60分

    1~14歳

    5kg以下

    1枚

    60分

    5kg超10kg以下

    2枚

    120分

    10kg超

    10枚

    120分

7. 用法及び用量に関連する注意

  • 〈効能共通〉
    1. 7.1 本剤を60分間(最大120分間。ただし、0~11ヶ月、又は1~14歳で体重5kg以下の場合は最大60分間)貼付後、本剤を除去し、直ちにレーザー照射又は注射針・静脈留置針穿刺を行う。
    2. 7.2 小児等における本剤の貼付枚数は、体重、患部の大きさを考慮し、必要最小限にとどめること。また、貼付時間を遵守すること。[9.7.1 参照],[9.7.2 参照],[17.1.3 参照]

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 グルコース-6-リン酸脱水素酵素(G-6-PD)欠乏患者

    メトヘモグロビン血症が発現しやすい。[9.7.2 参照],[11.1.3 参照],[13 参照]

  2. 9.1.2 心刺激伝導障害のある患者

    症状を悪化させることがある。

9.2 腎機能障害患者

  1. 9.2.1 重篤な腎障害のある患者

    中毒症状が発現しやすくなる。

9.3 肝機能障害患者

  1. 9.3.1 重篤な肝障害のある患者

    中毒症状が発現しやすくなる。

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。リドカインはヒト母乳中へ移行することが報告されている。

9.7 小児等

  1. 9.7.1 低出生体重児を対象とした臨床試験は実施していない。[7.2 参照]
  2. 9.7.2 海外において、特に低出生体重児、新生児又は乳児(1歳未満)では重篤なメトヘモグロビン血症が多く報告されている。[7.2 参照],[9.1.1 参照],[11.1.3 参照],[13 参照]

10. 相互作用

  • リドカインは、主として肝代謝酵素CYP1A2及びCYP3A4で代謝される。

10.2 併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

クラスⅢ抗不整脈剤

  • アミオダロン等

心機能抑制作用が増強するおそれがあるので、心電図検査等によるモニタリングを行うこと。

作用が増強することが考えられる。

サルファ剤

  • スルファメトキサゾール

エステル型局所麻酔薬

  • プロカイン、アミノ安息香酸エチル

硝酸薬

  • ニトログリセリン、亜硝酸アミル

メトヘモグロビン血症を起こすことがある。
チアノーゼ等の症状が認められた場合には、本剤の投与を直ちに中止し、適切な処置を行うこと。

いずれも単独投与によりメトヘモグロビン血症が報告されている。

アミド型局所麻酔剤

  • メピバカイン、ブピバカイン

クラスⅠ抗不整脈薬

  • リドカイン、キニジン

中毒症状が相加的に起こるおそれがある。

併用により中毒症状が相加的に起こることが考えられる。

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

11.1 重大な副作用

  1. 11.1.1 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)

    *不快感、口内異常感、喘鳴、眩暈、便意、耳鳴、発汗、全身潮紅、呼吸困難、血管性浮腫(顔面浮腫、喉頭浮腫等)、血圧低下、顔面蒼白、脈拍の異常、意識障害等の症状が認められた場合には本剤の投与を直ちに中止し、適切な処置を行うこと。

  2. 11.1.2 意識障害、振戦、痙攣(いずれも頻度不明)

    意識障害、振戦、痙攣等の中毒症状があらわれることがある。

  3. 11.1.3 メトヘモグロビン血症(頻度不明)

    チアノーゼ等の症状が認められた場合には本剤の投与を直ちに中止し、メチレンブルーを投与する等、適切な処置を行うこと。[9.1.1 参照],[9.7.2 参照],[13 参照]

11.2 その他の副作用

10%以上1)

0.1~10%未満1)

頻度不明

精神神経系

錯感覚

浮動性めまい、感覚鈍麻、頭痛

消化器系

悪心、嘔吐

皮膚

紅斑、蒼白

潮紅、硬結、そう痒症

小水疱、発疹、蕁麻疹、接触皮膚炎、湿疹、皮膚灼熱感、皮膚炎、皮膚色素過剰、皮膚びらん、色素沈着

その他

ALT(GPT)増加

血腫、疼痛、変色、浮腫、倦怠感

            
1) 副作用の頻度は、クリーム、パッチでの国内臨床試験の結果を合わせて算出した。
          

13. 過量投与

局所麻酔剤の血中濃度の上昇に伴い、神経系興奮症状が発現し、重症例では中枢神経抑制及び循環抑制を呈する。また、高用量のプロピトカインは、メトヘモグロビン血症を引き起こすことがあり、本剤の大量投与によりメトヘモグロビン血症が報告されている。[9.1.1 参照],[9.7.2 参照],[11.1.3 参照]

  1. 13.1 症状
    • 〈中枢神経系・心血管系〉
      1. 13.1.1 中枢神経系

        初期症状として不安、興奮、多弁、口周囲の知覚麻痺、舌のしびれ、ふらつき、聴覚過敏、耳鳴、視覚障害、振戦等があらわれる。症状が進行すると意識消失、全身痙攣があらわれ、これらの症状に伴い低酸素血症、高炭酸ガス血症が生じるおそれがある。より重篤な場合には呼吸停止を来すこともある。

      2. 13.1.2 心血管系

        血圧低下、徐脈、心筋収縮力低下、心拍出量低下、刺激伝導系の抑制、心室性頻脈及び心室細動等の心室性不整脈、循環虚脱、心停止等があらわれる。

    • 〈メトヘモグロビン血症〉
      1. 13.1.3 メトヘモグロビン血症では酸素運搬能力が減少し、めまい、悪心、頭痛、呼吸困難、錯乱、痙攣及び昏睡を起こす。
  2. 13.2 処置
    • 〈中枢神経系・心血管系〉
      1. 13.2.1 振戦や痙攣が著明であれば、ジアゼパム又は超短時間作用型バルビツール酸製剤(チオペンタールナトリウム等)を投与する。
    • 〈メトヘモグロビン血症〉
      1. 13.2.2 メトヘモグロビン血症の症状は通常、薬剤の中止により消失するが、重症の場合はメチレンブルーの投与等、適切な処置を行うこと。

14. 適用上の注意

14.1 薬剤交付時の注意

  1. 14.1.1 以下の療法を行うときは、前もって本剤を除去すること。
    • 電気的除細動(DC細動除去等)

      自動体外式除細動器(AED)等と接触した場合、本剤の支持体にアルミニウムが含まれるため、本剤の貼付部位に火傷を引き起こすおそれがある。

    • MRI(核磁気共鳴画像法)

      本剤の支持体にアルミニウムが含まれるため、本剤の貼付部位に火傷を引き起こすおそれがある。

    • ジアテルミー(高周波療法)

      本剤の温度が上昇するおそれがある。

14.2 薬剤貼付時の注意

  1. 14.2.1 損傷皮膚には使用しないこと。
  2. 14.2.2 性器皮膚及び粘膜に使用しないこと。国内における使用経験がない。
  3. 14.2.3 眼に入らないように注意すること。ウサギ眼粘膜刺激試験において、結膜充血、眼瞼腫脹、角膜損傷等の重度かつ持続性のある刺激反応が認められている。
  4. 14.2.4 注射針・静脈留置針穿刺時の疼痛緩和に使用する場合、本剤を皮膚から除去した後、穿刺部位を消毒すること。
  5. 14.2.5 本剤を除去する際は、皮膚の損傷を避けるため、ゆっくりと慎重に除去すること。

15. その他の注意

15.1 臨床使用に基づく情報

  1. 15.1.1 ポルフィリン症の患者に投与した場合、急性腹症、四肢麻痺、意識障害等の急性症状を誘発するおそれがある。
  2. 15.1.2 国内ではシミ、シワ、ニキビ跡、脱毛等(半導体レーザーや炭酸ガスレーザー等を用いた皮膚レーザー照射療法)に対する本剤の有効性及び安全性は検討されていない。[17.1.2 参照]

15.2 非臨床試験に基づく情報

動物実験(マウス・ラット)において、プロピトカインの代謝産物であるo-トルイジンの長期大量投与により肝、尿路上皮等に腫瘍が発生したとの報告があり、IARC(国際がん研究機関)においてグループ1(ヒトに対して発がん性がある物質)と評価されている1)

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 メトヘモグロビン血症のある患者
    [プロピトカインの代謝物であるo-トルイジンがメトヘモグロビンを産生し、症状が悪化するおそれがある]
  2. 2.2 本剤の成分又はアミド型局所麻酔剤に対して過敏症の既往歴のある患者

3. 組成・性状

3.1 組成

エムラパッチ

有効成分 1枚中
日局 リドカイン   25mg
1枚中
プロピトカイン   25mg
添加剤 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油  
カルボキシビニルポリマー  
pH調節剤  

3.2 製剤の性状

エムラパッチ

剤形 貼付剤
外形                                        
大きさ 約60mm×約70mm
(薬液を含む部分:直径 約35mm)

4. 効能又は効果

  • 皮膚レーザー照射療法時の疼痛緩和
  • 注射針・静脈留置針穿刺時の疼痛緩和

6. 用法及び用量

  • 〈成人〉

    通常、成人には、レーザー照射予定部位又は注射針・静脈留置針穿刺予定部位に60分間貼付する。なお、1回あたりの貼付枚数は10枚までとし、貼付時間は120分を超えないこと。

  • 〈小児〉

    通常、小児等には、レーザー照射予定部位又は注射針・静脈留置針穿刺予定部位に60分間貼付する。なお、1回あたりの貼付枚数は10枚までとし、貼付枚数及び貼付時間は下表を超えないこと。

    年齢(月齢)

    体重

    最大
    貼付枚数

    最大
    貼付時間

    0~2ヶ月

    1枚

    60分

    3~11ヶ月

    5kg以下

    1枚

    60分

    5kg超

    2枚

    60分

    1~14歳

    5kg以下

    1枚

    60分

    5kg超10kg以下

    2枚

    120分

    10kg超

    10枚

    120分

7. 用法及び用量に関連する注意

  • 〈効能共通〉
    1. 7.1 本剤を60分間(最大120分間。ただし、0~11ヶ月、又は1~14歳で体重5kg以下の場合は最大60分間)貼付後、本剤を除去し、直ちにレーザー照射又は注射針・静脈留置針穿刺を行う。
    2. 7.2 小児等における本剤の貼付枚数は、体重、患部の大きさを考慮し、必要最小限にとどめること。また、貼付時間を遵守すること。[9.7.1 参照],[9.7.2 参照],[17.1.3 参照]

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 グルコース-6-リン酸脱水素酵素(G-6-PD)欠乏患者

    メトヘモグロビン血症が発現しやすい。[9.7.2 参照],[11.1.3 参照],[13 参照]

  2. 9.1.2 心刺激伝導障害のある患者

    症状を悪化させることがある。

9.2 腎機能障害患者

  1. 9.2.1 重篤な腎障害のある患者

    中毒症状が発現しやすくなる。

9.3 肝機能障害患者

  1. 9.3.1 重篤な肝障害のある患者

    中毒症状が発現しやすくなる。

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。リドカインはヒト母乳中へ移行することが報告されている。

9.7 小児等

  1. 9.7.1 低出生体重児を対象とした臨床試験は実施していない。[7.2 参照]
  2. 9.7.2 海外において、特に低出生体重児、新生児又は乳児(1歳未満)では重篤なメトヘモグロビン血症が多く報告されている。[7.2 参照],[9.1.1 参照],[11.1.3 参照],[13 参照]

10. 相互作用

  • リドカインは、主として肝代謝酵素CYP1A2及びCYP3A4で代謝される。

10.2 併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

クラスⅢ抗不整脈剤

  • アミオダロン等

心機能抑制作用が増強するおそれがあるので、心電図検査等によるモニタリングを行うこと。

作用が増強することが考えられる。

サルファ剤

  • スルファメトキサゾール

エステル型局所麻酔薬

  • プロカイン、アミノ安息香酸エチル

硝酸薬

  • ニトログリセリン、亜硝酸アミル

メトヘモグロビン血症を起こすことがある。
チアノーゼ等の症状が認められた場合には、本剤の投与を直ちに中止し、適切な処置を行うこと。

いずれも単独投与によりメトヘモグロビン血症が報告されている。

アミド型局所麻酔剤

  • メピバカイン、ブピバカイン

クラスⅠ抗不整脈薬

  • リドカイン、キニジン

中毒症状が相加的に起こるおそれがある。

併用により中毒症状が相加的に起こることが考えられる。

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

11.1 重大な副作用

  1. 11.1.1 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)

    *不快感、口内異常感、喘鳴、眩暈、便意、耳鳴、発汗、全身潮紅、呼吸困難、血管性浮腫(顔面浮腫、喉頭浮腫等)、血圧低下、顔面蒼白、脈拍の異常、意識障害等の症状が認められた場合には本剤の投与を直ちに中止し、適切な処置を行うこと。

  2. 11.1.2 意識障害、振戦、痙攣(いずれも頻度不明)

    意識障害、振戦、痙攣等の中毒症状があらわれることがある。

  3. 11.1.3 メトヘモグロビン血症(頻度不明)

    チアノーゼ等の症状が認められた場合には本剤の投与を直ちに中止し、メチレンブルーを投与する等、適切な処置を行うこと。[9.1.1 参照],[9.7.2 参照],[13 参照]

11.2 その他の副作用

10%以上1)

0.1~10%未満1)

頻度不明

精神神経系

錯感覚

浮動性めまい、感覚鈍麻、頭痛

消化器系

悪心、嘔吐

皮膚

紅斑、蒼白

潮紅、硬結、そう痒症

小水疱、発疹、蕁麻疹、接触皮膚炎、湿疹、皮膚灼熱感、皮膚炎、皮膚色素過剰、皮膚びらん、色素沈着

その他

ALT(GPT)増加

血腫、疼痛、変色、浮腫、倦怠感

            
1) 副作用の頻度は、クリーム、パッチでの国内臨床試験の結果を合わせて算出した。
          

13. 過量投与

局所麻酔剤の血中濃度の上昇に伴い、神経系興奮症状が発現し、重症例では中枢神経抑制及び循環抑制を呈する。また、高用量のプロピトカインは、メトヘモグロビン血症を引き起こすことがあり、本剤の大量投与によりメトヘモグロビン血症が報告されている。[9.1.1 参照],[9.7.2 参照],[11.1.3 参照]

  1. 13.1 症状
    • 〈中枢神経系・心血管系〉
      1. 13.1.1 中枢神経系

        初期症状として不安、興奮、多弁、口周囲の知覚麻痺、舌のしびれ、ふらつき、聴覚過敏、耳鳴、視覚障害、振戦等があらわれる。症状が進行すると意識消失、全身痙攣があらわれ、これらの症状に伴い低酸素血症、高炭酸ガス血症が生じるおそれがある。より重篤な場合には呼吸停止を来すこともある。

      2. 13.1.2 心血管系

        血圧低下、徐脈、心筋収縮力低下、心拍出量低下、刺激伝導系の抑制、心室性頻脈及び心室細動等の心室性不整脈、循環虚脱、心停止等があらわれる。

    • 〈メトヘモグロビン血症〉
      1. 13.1.3 メトヘモグロビン血症では酸素運搬能力が減少し、めまい、悪心、頭痛、呼吸困難、錯乱、痙攣及び昏睡を起こす。
  2. 13.2 処置
    • 〈中枢神経系・心血管系〉
      1. 13.2.1 振戦や痙攣が著明であれば、ジアゼパム又は超短時間作用型バルビツール酸製剤(チオペンタールナトリウム等)を投与する。
    • 〈メトヘモグロビン血症〉
      1. 13.2.2 メトヘモグロビン血症の症状は通常、薬剤の中止により消失するが、重症の場合はメチレンブルーの投与等、適切な処置を行うこと。

14. 適用上の注意

14.1 薬剤交付時の注意

  1. 14.1.1 以下の療法を行うときは、前もって本剤を除去すること。
    • 電気的除細動(DC細動除去等)

      自動体外式除細動器(AED)等と接触した場合、本剤の支持体にアルミニウムが含まれるため、本剤の貼付部位に火傷を引き起こすおそれがある。

    • MRI(核磁気共鳴画像法)

      本剤の支持体にアルミニウムが含まれるため、本剤の貼付部位に火傷を引き起こすおそれがある。

    • ジアテルミー(高周波療法)

      本剤の温度が上昇するおそれがある。

14.2 薬剤貼付時の注意

  1. 14.2.1 損傷皮膚には使用しないこと。
  2. 14.2.2 性器皮膚及び粘膜に使用しないこと。国内における使用経験がない。
  3. 14.2.3 眼に入らないように注意すること。ウサギ眼粘膜刺激試験において、結膜充血、眼瞼腫脹、角膜損傷等の重度かつ持続性のある刺激反応が認められている。
  4. 14.2.4 注射針・静脈留置針穿刺時の疼痛緩和に使用する場合、本剤を皮膚から除去した後、穿刺部位を消毒すること。
  5. 14.2.5 本剤を除去する際は、皮膚の損傷を避けるため、ゆっくりと慎重に除去すること。

15. その他の注意

15.1 臨床使用に基づく情報

  1. 15.1.1 ポルフィリン症の患者に投与した場合、急性腹症、四肢麻痺、意識障害等の急性症状を誘発するおそれがある。
  2. 15.1.2 国内ではシミ、シワ、ニキビ跡、脱毛等(半導体レーザーや炭酸ガスレーザー等を用いた皮膚レーザー照射療法)に対する本剤の有効性及び安全性は検討されていない。[17.1.2 参照]

15.2 非臨床試験に基づく情報

動物実験(マウス・ラット)において、プロピトカインの代謝産物であるo-トルイジンの長期大量投与により肝、尿路上皮等に腫瘍が発生したとの報告があり、IARC(国際がん研究機関)においてグループ1(ヒトに対して発がん性がある物質)と評価されている1)

その他詳細情報

日本標準商品分類番号
871219
ブランドコード
1219800S1027
承認番号
22900AMX00510000
販売開始年月
2017-12
貯法
凍結を避け、室温で保存する
有効期間
30ヵ月
規制区分
2, 12

重要な注意事項

  • この情報は医療専門家による診断や治療の代替にはなりません。副作用に関する懸念がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
  • 副作用の発生頻度や重篤度は個人差があります。ここで提供される情報は一般的なものであり、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。
  • 薬剤の使用に関しては、必ず医療専門家の指示に従い、自己判断での変更や中止を避けてください。
  • この情報は最新のものであるよう努めていますが、最新とは限りません。常に医療専門家に確認してください。
  • 副作用に関する情報は、信頼できる医療情報源に基づいて提供されていますが、完全性や正確性を保証するものではありません。
  • この情報を使用することにより生じたいかなる損害についても、当サイトは一切の責任を負いません。