薬効分類名鎮痛・消炎剤

一般的名称サリチル酸ナトリウム・コンドロイチン硫酸エステルナトリウム注射液

ザルチロン注

ZALTIRON

製造販売元/東和薬品株式会社

第2版
禁忌相互作用合併症・既往歴等のある患者腎機能障害患者肝機能障害患者妊婦授乳婦小児等高齢者

重大な副作用

頻度
副作用

その他の副作用

部位
頻度
副作用
免疫系
頻度不明
血液系
頻度不明
脳・神経
頻度不明
肝臓まわり
頻度不明
腎・尿路
頻度不明
胃腸・消化器系
頻度不明
全身・局所・適用部位
頻度不明

併用注意

薬剤名等

クマリン系抗凝血剤
 ワルファリン

臨床症状・措置方法

クマリン系抗凝血剤の作用を増強し、出血時間の延長、消化管出血等を起こすことがあるので、クマリン系抗凝血剤を減量するなど慎重に投与すること。

機序・危険因子

本剤は、血漿蛋白に結合したクマリン系抗凝血剤と置換し、遊離させる。また、本剤は血小板凝集抑制作用による出血作用を有する。

薬剤名等

糖尿病用剤
 インスリン製剤
 トルブタミド
 等

臨床症状・措置方法

糖尿病用剤の作用を増強し、低血糖を起こすことがあるので、糖尿病用剤を減量するなど慎重に投与すること。

機序・危険因子

本剤は、血漿蛋白に結合した糖尿病用剤と置換し、遊離させる。

詳細情報

正確な情報は PMDA で必ず確認して下さい

注意以下の情報は参考資料としてご活用下さい

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 本剤又はサリチル酸系化合物(アスピリン等)、コンドロイチン硫酸に対し過敏症の既往歴のある患者
  2. 2.2 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[9.5 参照]

3. 組成・性状

3.1 組成

ザルチロン注

有効成分 1管(10mL)中  
日局 サリチル酸ナトリウム…   400mg
コンドロイチン硫酸エステルナトリウム…   200mg
添加剤 亜硫酸水素ナトリウム…5mg
等張化剤(塩化ナトリウム)、pH調節剤(水酸化ナトリウム、塩酸)

3.2 製剤の性状

ザルチロン注

剤形 やや粘性を帯びた澄明な水溶液
色調 無色~微黄褐色
pH 5.6~7.0
浸透圧比 約2(生理食塩液に対する比)

4. 効能又は効果

症候性神経痛、腰痛症

6. 用法及び用量

通常、成人には1回10mLを1日1回3分間以上かけて緩徐に静脈内投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。本剤は、鎮痛剤の経口投与が不可能な場合又は急速に病状を改善する必要がある場合のみ使用する。

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 ショックを起こすことがあるので、経口投与が不可能な場合又は緊急に鎮痛が必要な場合にのみ投与を考慮すること。なお、本剤の使用に際しては、常時直ちに救急処置のとれる準備をしておくことが望ましい。[11.1.1 参照]
  2. 8.2 使用に際し副作用防止のため、患者の全身状態の観察を十分に行うこと。
  3. 8.3 投与後少なくとも10分間は患者を安静な状態に保たせ、観察を十分に行うこと。
  4. 8.4 長期連用を避けること。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 出血傾向のある患者

    血小板機能異常を起こすおそれがある。

  2. 9.1.2 消化性潰瘍のある患者

    消化性潰瘍が悪化するおそれがある。

  3. 9.1.3 潰瘍性大腸炎の患者

    他の非ステロイド性消炎鎮痛剤で症状が悪化したとの報告がある。

  4. 9.1.4 クローン病の患者

    他の非ステロイド性消炎鎮痛剤で症状が悪化したとの報告がある。

  5. 9.1.5 消耗性疾患の患者

     投与後の患者の状態に十分注意すること。作用が急激にあらわれ、過度の体温下降、虚脱、四肢冷却等があらわれることがある。

9.2 腎機能障害患者

腎障害が悪化するおそれがある。

9.3 肝機能障害患者

 肝障害が悪化するおそれがある。

9.5 妊婦

  1. 9.5.1 妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、投与しないこと。サリチル酸ナトリウムは動物試験で催奇形作用が報告されている。[2.2 参照]
  2. 9.5.2 サリチル酸系製剤(アスピリン)を妊娠末期のラットに投与した試験で、弱い胎児の動脈管収縮が報告されている1)

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

9.7 小児等

  1. 9.7.1 15歳未満の水痘、インフルエンザの患者に投与しないことを原則とするが、やむを得ず投与する場合には、慎重に投与し、投与後の患者の状態を十分に観察すること。サリチル酸系製剤の使用実態は我が国と異なるものの、米国においてサリチル酸系製剤とライ症候群との関連性を示す疫学調査報告がある。
    ライ症候群:小児において極めてまれに水痘、インフルエンザ等のウイルス性疾患の先行後、激しい嘔吐、意識障害、痙攣(急性脳浮腫)と肝臓ほか諸臓器の脂肪沈着、ミトコンドリア変形、AST・ALT・LDH・CK の急激な上昇、高アンモニア血症、低プロトロンビン血症、低血糖等の症状が短期間に発現する高死亡率の病態である。

  2. 9.7.2 高熱を伴う幼児・小児においては、投与後の患者の状態に十分注意すること。作用が急激にあらわれ、過度の体温下降、虚脱、四肢冷却等があらわれることがある。

9.8 高齢者

  1. 9.8.1 副作用の発現に特に注意し、少量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。
  2. 9.8.2 高熱を伴う高齢者においては、投与後の患者の状態に十分注意すること。作用が急激にあらわれ、過度の体温下降、虚脱、四肢冷却等があらわれることがある。

10. 相互作用

    10.2 併用注意(併用に注意すること)

    薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

    クマリン系抗凝血剤
     ワルファリン

    クマリン系抗凝血剤の作用を増強し、出血時間の延長、消化管出血等を起こすことがあるので、クマリン系抗凝血剤を減量するなど慎重に投与すること。

    本剤は、血漿蛋白に結合したクマリン系抗凝血剤と置換し、遊離させる。また、本剤は血小板凝集抑制作用による出血作用を有する。

    糖尿病用剤
     インスリン製剤
     トルブタミド
     等

    糖尿病用剤の作用を増強し、低血糖を起こすことがあるので、糖尿病用剤を減量するなど慎重に投与すること。

    本剤は、血漿蛋白に結合した糖尿病用剤と置換し、遊離させる。

    11. 副作用

    次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

    11.1 重大な副作用

    1. 11.1.1 ショック(頻度不明)

      胸内苦悶、血圧低下、顔面蒼白、脈拍異常、呼吸困難等の症状があらわれた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。[8.1 参照]

    2. 11.1.2 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)、紅皮症(剝脱性皮膚炎)(頻度不明)
    3. 11.1.3 再生不良性貧血(頻度不明)

    11.2 その他の副作用

    頻度不明

    過敏症

    発疹、浮腫、鼻炎様症状、結膜炎等

    血液

    白血球減少、血小板減少、貧血等

    精神神経系

    耳鳴、難聴、めまい

    肝臓

    黄疸、AST・ALT・Al-Pの上昇

    腎臓

    腎障害

    消化器

    胃痛、食欲不振、嘔気、嘔吐、消化管出血

    注射部位

    血管痛、しびれ感、発赤、そう痒感、腫脹等

    14. 適用上の注意

    14.1 薬剤投与時の注意

    使用に際しては、患者を横臥させ10mLを3分間以上かけて、できるだけゆっくり注射すること。

    15. その他の注意

    15.1 臨床使用に基づく情報

    1. 15.1.1 非ステロイド性消炎鎮痛剤を長期間投与されている女性において、一時的な不妊が認められたとの報告がある。
    2. 15.1.2 *本剤は添加剤として亜硫酸塩を含有している。喘息患者では非喘息患者よりも亜硫酸塩に対する過敏症が多く認められるとの報告がある。

    2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

    1. 2.1 本剤又はサリチル酸系化合物(アスピリン等)、コンドロイチン硫酸に対し過敏症の既往歴のある患者
    2. 2.2 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[9.5 参照]

    3. 組成・性状

    3.1 組成

    ザルチロン注

    有効成分 1管(10mL)中  
    日局 サリチル酸ナトリウム…   400mg
    コンドロイチン硫酸エステルナトリウム…   200mg
    添加剤 亜硫酸水素ナトリウム…5mg
    等張化剤(塩化ナトリウム)、pH調節剤(水酸化ナトリウム、塩酸)

    3.2 製剤の性状

    ザルチロン注

    剤形 やや粘性を帯びた澄明な水溶液
    色調 無色~微黄褐色
    pH 5.6~7.0
    浸透圧比 約2(生理食塩液に対する比)

    4. 効能又は効果

    症候性神経痛、腰痛症

    6. 用法及び用量

    通常、成人には1回10mLを1日1回3分間以上かけて緩徐に静脈内投与する。
    なお、年齢、症状により適宜増減する。本剤は、鎮痛剤の経口投与が不可能な場合又は急速に病状を改善する必要がある場合のみ使用する。

    8. 重要な基本的注意

    1. 8.1 ショックを起こすことがあるので、経口投与が不可能な場合又は緊急に鎮痛が必要な場合にのみ投与を考慮すること。なお、本剤の使用に際しては、常時直ちに救急処置のとれる準備をしておくことが望ましい。[11.1.1 参照]
    2. 8.2 使用に際し副作用防止のため、患者の全身状態の観察を十分に行うこと。
    3. 8.3 投与後少なくとも10分間は患者を安静な状態に保たせ、観察を十分に行うこと。
    4. 8.4 長期連用を避けること。

    9. 特定の背景を有する患者に関する注意

    9.1 合併症・既往歴等のある患者

    1. 9.1.1 出血傾向のある患者

      血小板機能異常を起こすおそれがある。

    2. 9.1.2 消化性潰瘍のある患者

      消化性潰瘍が悪化するおそれがある。

    3. 9.1.3 潰瘍性大腸炎の患者

      他の非ステロイド性消炎鎮痛剤で症状が悪化したとの報告がある。

    4. 9.1.4 クローン病の患者

      他の非ステロイド性消炎鎮痛剤で症状が悪化したとの報告がある。

    5. 9.1.5 消耗性疾患の患者

       投与後の患者の状態に十分注意すること。作用が急激にあらわれ、過度の体温下降、虚脱、四肢冷却等があらわれることがある。

    9.2 腎機能障害患者

    腎障害が悪化するおそれがある。

    9.3 肝機能障害患者

     肝障害が悪化するおそれがある。

    9.5 妊婦

    1. 9.5.1 妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、投与しないこと。サリチル酸ナトリウムは動物試験で催奇形作用が報告されている。[2.2 参照]
    2. 9.5.2 サリチル酸系製剤(アスピリン)を妊娠末期のラットに投与した試験で、弱い胎児の動脈管収縮が報告されている1)

    9.6 授乳婦

    治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

    9.7 小児等

    1. 9.7.1 15歳未満の水痘、インフルエンザの患者に投与しないことを原則とするが、やむを得ず投与する場合には、慎重に投与し、投与後の患者の状態を十分に観察すること。サリチル酸系製剤の使用実態は我が国と異なるものの、米国においてサリチル酸系製剤とライ症候群との関連性を示す疫学調査報告がある。
      ライ症候群:小児において極めてまれに水痘、インフルエンザ等のウイルス性疾患の先行後、激しい嘔吐、意識障害、痙攣(急性脳浮腫)と肝臓ほか諸臓器の脂肪沈着、ミトコンドリア変形、AST・ALT・LDH・CK の急激な上昇、高アンモニア血症、低プロトロンビン血症、低血糖等の症状が短期間に発現する高死亡率の病態である。

    2. 9.7.2 高熱を伴う幼児・小児においては、投与後の患者の状態に十分注意すること。作用が急激にあらわれ、過度の体温下降、虚脱、四肢冷却等があらわれることがある。

    9.8 高齢者

    1. 9.8.1 副作用の発現に特に注意し、少量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。
    2. 9.8.2 高熱を伴う高齢者においては、投与後の患者の状態に十分注意すること。作用が急激にあらわれ、過度の体温下降、虚脱、四肢冷却等があらわれることがある。

    10. 相互作用

      10.2 併用注意(併用に注意すること)

      薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

      クマリン系抗凝血剤
       ワルファリン

      クマリン系抗凝血剤の作用を増強し、出血時間の延長、消化管出血等を起こすことがあるので、クマリン系抗凝血剤を減量するなど慎重に投与すること。

      本剤は、血漿蛋白に結合したクマリン系抗凝血剤と置換し、遊離させる。また、本剤は血小板凝集抑制作用による出血作用を有する。

      糖尿病用剤
       インスリン製剤
       トルブタミド
       等

      糖尿病用剤の作用を増強し、低血糖を起こすことがあるので、糖尿病用剤を減量するなど慎重に投与すること。

      本剤は、血漿蛋白に結合した糖尿病用剤と置換し、遊離させる。

      11. 副作用

      次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

      11.1 重大な副作用

      1. 11.1.1 ショック(頻度不明)

        胸内苦悶、血圧低下、顔面蒼白、脈拍異常、呼吸困難等の症状があらわれた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。[8.1 参照]

      2. 11.1.2 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)、紅皮症(剝脱性皮膚炎)(頻度不明)
      3. 11.1.3 再生不良性貧血(頻度不明)

      11.2 その他の副作用

      頻度不明

      過敏症

      発疹、浮腫、鼻炎様症状、結膜炎等

      血液

      白血球減少、血小板減少、貧血等

      精神神経系

      耳鳴、難聴、めまい

      肝臓

      黄疸、AST・ALT・Al-Pの上昇

      腎臓

      腎障害

      消化器

      胃痛、食欲不振、嘔気、嘔吐、消化管出血

      注射部位

      血管痛、しびれ感、発赤、そう痒感、腫脹等

      14. 適用上の注意

      14.1 薬剤投与時の注意

      使用に際しては、患者を横臥させ10mLを3分間以上かけて、できるだけゆっくり注射すること。

      15. その他の注意

      15.1 臨床使用に基づく情報

      1. 15.1.1 非ステロイド性消炎鎮痛剤を長期間投与されている女性において、一時的な不妊が認められたとの報告がある。
      2. 15.1.2 *本剤は添加剤として亜硫酸塩を含有している。喘息患者では非喘息患者よりも亜硫酸塩に対する過敏症が多く認められるとの報告がある。

      その他詳細情報

      日本標準商品分類番号
      871149
      ブランドコード
      1149501A1092
      承認番号
      20900AMZ00094
      販売開始年月
      1997-07
      貯法
      室温保存
      有効期間
      3年
      規制区分
      12

      重要な注意事項

      • この情報は医療専門家による診断や治療の代替にはなりません。副作用に関する懸念がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
      • 副作用の発生頻度や重篤度は個人差があります。ここで提供される情報は一般的なものであり、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。
      • 薬剤の使用に関しては、必ず医療専門家の指示に従い、自己判断での変更や中止を避けてください。
      • この情報は最新のものであるよう努めていますが、最新とは限りません。常に医療専門家に確認してください。
      • 副作用に関する情報は、信頼できる医療情報源に基づいて提供されていますが、完全性や正確性を保証するものではありません。
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