薬効分類名腎機能検査用薬
一般的名称イヌリン注射液
イヌリード注
いぬりーどちゅう
INULEAD Injection
製造販売元/株式会社富士薬品
重大な副作用
その他の副作用
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者
- 2.2 無尿や乏尿のある患者[8.1 参照],[8.2 参照],[9.2.1 参照]
4. 効能又は効果
糸球体ろ過量の測定による腎機能検査
6. 用法及び用量
*本剤1バイアルを加熱溶解後、日局生理食塩液360mLに希釈し、A法で投与するが、18歳以下においては、患者の状態、体格を考慮し、B法を用いることもできる。
7. 用法及び用量に関連する注意
-
7.1 *本剤投与前後の水負荷、採血及び採尿、イヌリンクリアランスの計算は以下のとおり実施する。
-
〈A法〉
(1)本剤投与開始約30分前に水500mLを飲ませる。
(2)本剤投与中も尿量相当分(約60mL)の水を採尿ごとに飲ませる。
(3)本剤投与開始直前に採血・採尿し、ブランク測定用とする。
(4)本剤投与開始30分後に完全に排尿させ、排尿完了時刻を0分とする。正確な糸球体ろ過量の測定結果を得るためには、膀胱を空にする必要がある。
(5)排尿完了の約15分後から30分間隔で3回、点滴の他側静脈より5mLずつ採血し、採血後、遠心分離し血清2mLを得る。
(6)排尿完了から30分間隔で90分まで3回採尿し、それぞれの採尿時間とその尿量を正確に測定する。
(7)定量した尿中イヌリン濃度(mg/dL)、血清中イヌリン濃度(mg/dL)及び1分間尿量(mL/min)から以下の計算式を用いてイヌリンクリアランスを算出し、3回の平均値をとる。
Cx=(Ux×Vx)/Px×(1.73/A)
Cx:イヌリンクリアランス(mL/min/1.73m2)
Ux:尿中イヌリン濃度(mg/dL)
Px:血清中イヌリン濃度(mg/dL)
Vx:単位時間あたりの尿量(mL/min)
A:身長・体重から求めた体表面積(m2) -
〈B法〉
(1)本剤投与開始約30分前から投与開始までリンゲル液を1時間に体重1kgあたり40mL(最大1時間に1L)で点滴静注する。
(2)本剤投与開始以降は投与終了までリンゲル液を1時間に体重1kgあたり5mL(最大1時間に120mL)で点滴静注を継続する。
(3)リンゲル液投与開始直前に採血・採尿し、ブランク測定用とする。
(4)本剤投与開始30分後に完全に排尿させ、排尿完了時刻を0分とする。正確な糸球体ろ過量の測定結果を得るためには、膀胱を空にする必要がある。
(5)排尿完了の約30分後から60分間隔で2回、点滴の他側静脈より5mLずつ採血し、採血後、遠心分離し血清2mLを得る。
(6)排尿完了から60分間隔で120分まで2回採尿し、それぞれの採尿時間とその尿量を正確に測定する。なお、必要に応じて導尿の実施を考慮する。
(7)定量した尿中イヌリン濃度(mg/dL)、血清中イヌリン濃度(mg/dL)及び1分間尿量(mL/min)から以下の計算式を用いてイヌリンクリアランスを算出し、2つのクリアランス値のうち大きい値を採用する1) 。
Cx=(Ux×Vx)/Px×(1.73/A)
Cx:イヌリンクリアランス(mL/min/1.73m2)
Ux:尿中イヌリン濃度(mg/dL)
Px:血清中イヌリン濃度(mg/dL)
Vx:単位時間あたりの尿量(mL/min)
A:身長・体重から求めた体表面積(m2)
-
〈A法〉
8. 重要な基本的注意
- 8.1 水負荷と生理食塩液を投与し患者に負荷をかける検査であることから、診断上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[2.2 参照],[8.2 参照],[9.1.1 参照],[9.2.1 参照],[9.2.2 参照]
- 8.2 開始時より患者の状態を観察し、浮腫等の症状の悪化又は呼吸困難等が認められた場合には、直ちに検査を中止し、適切な処置を行うこと。[2.2 参照],[8.1 参照],[9.1.1 参照],[9.2.1 参照],[9.2.2 参照]
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)
呼吸困難、血圧低下等の異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。[9.1.2 参照]
11.2 その他の副作用
2%未満 |
|
|---|---|
精神神経系 |
頭痛、頭部不快感 |
消化器 |
水様便 |
皮膚 |
皮疹 |
血液 |
白血球減少、好中球増加、リンパ球減少 |
肝臓 |
肝機能検査値異常(AST、ALT、ALP等の増加) |
その他 |
アミラーゼ増加 |
14. 適用上の注意
14.1 薬剤調製時の注意
-
14.1.1 本剤は水に溶けにくく沈殿しているので、調製時には、以下に注意すること。なお、溶解には約100℃まで加熱が必要であるため、取り扱いには十分注意すること。また、加熱前及び加熱後の液が澄明でないもの、あるいは黄色に着色したものは使用しないこと。
-
(1) バイアルをよく振り混ぜてから、あらかじめ約100℃に加熱した適当な加熱機器にて約20分間加熱し、その間、バイアルを数回取り出し、よく振り混ぜ、完全に溶解させること。
注意:バイアルを取り出し振り混ぜる際には、厚手の手袋等を用いてバイアルのキャップ部を持って行うこと。 - (2) 完全に溶解していない場合は、更に加熱機器にて約10分間加熱する。約10分後に取り出して完全に溶解していない場合は使用しないこと。
- (3) 溶解したバイアルを室温まで放冷すること。生理食塩液で希釈する前に無色から微黄色の澄明な状態であることを確かめ、黄色に着色している場合は使用しないこと。本剤は長時間の加熱により黄色に着色することがある。
- (4) バイアルを開封し、本剤40mL(全量)を日局生理食塩液360mLに注入し、振り混ぜること。
- (5) 本剤は用時調製し、速やかに使用すること。
-
(1) バイアルをよく振り混ぜてから、あらかじめ約100℃に加熱した適当な加熱機器にて約20分間加熱し、その間、バイアルを数回取り出し、よく振り混ぜ、完全に溶解させること。
14.2 薬剤投与時の注意
14.3 診断上の注意
- 14.3.1 下記の条件を満たさない場合、測定値に誤差を生じることがある。
-
14.3.2 下記の薬剤との併用により、測定値に誤差を生じることがある。
抗酸化作用を有する薬剤(ビタミンE、プロブコール等)。酵素法による測定では本検査の測定値に影響を及ぼすことがある5) 。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者
- 2.2 無尿や乏尿のある患者[8.1 参照],[8.2 参照],[9.2.1 参照]
4. 効能又は効果
糸球体ろ過量の測定による腎機能検査
6. 用法及び用量
*本剤1バイアルを加熱溶解後、日局生理食塩液360mLに希釈し、A法で投与するが、18歳以下においては、患者の状態、体格を考慮し、B法を用いることもできる。
7. 用法及び用量に関連する注意
-
7.1 *本剤投与前後の水負荷、採血及び採尿、イヌリンクリアランスの計算は以下のとおり実施する。
-
〈A法〉
(1)本剤投与開始約30分前に水500mLを飲ませる。
(2)本剤投与中も尿量相当分(約60mL)の水を採尿ごとに飲ませる。
(3)本剤投与開始直前に採血・採尿し、ブランク測定用とする。
(4)本剤投与開始30分後に完全に排尿させ、排尿完了時刻を0分とする。正確な糸球体ろ過量の測定結果を得るためには、膀胱を空にする必要がある。
(5)排尿完了の約15分後から30分間隔で3回、点滴の他側静脈より5mLずつ採血し、採血後、遠心分離し血清2mLを得る。
(6)排尿完了から30分間隔で90分まで3回採尿し、それぞれの採尿時間とその尿量を正確に測定する。
(7)定量した尿中イヌリン濃度(mg/dL)、血清中イヌリン濃度(mg/dL)及び1分間尿量(mL/min)から以下の計算式を用いてイヌリンクリアランスを算出し、3回の平均値をとる。
Cx=(Ux×Vx)/Px×(1.73/A)
Cx:イヌリンクリアランス(mL/min/1.73m2)
Ux:尿中イヌリン濃度(mg/dL)
Px:血清中イヌリン濃度(mg/dL)
Vx:単位時間あたりの尿量(mL/min)
A:身長・体重から求めた体表面積(m2) -
〈B法〉
(1)本剤投与開始約30分前から投与開始までリンゲル液を1時間に体重1kgあたり40mL(最大1時間に1L)で点滴静注する。
(2)本剤投与開始以降は投与終了までリンゲル液を1時間に体重1kgあたり5mL(最大1時間に120mL)で点滴静注を継続する。
(3)リンゲル液投与開始直前に採血・採尿し、ブランク測定用とする。
(4)本剤投与開始30分後に完全に排尿させ、排尿完了時刻を0分とする。正確な糸球体ろ過量の測定結果を得るためには、膀胱を空にする必要がある。
(5)排尿完了の約30分後から60分間隔で2回、点滴の他側静脈より5mLずつ採血し、採血後、遠心分離し血清2mLを得る。
(6)排尿完了から60分間隔で120分まで2回採尿し、それぞれの採尿時間とその尿量を正確に測定する。なお、必要に応じて導尿の実施を考慮する。
(7)定量した尿中イヌリン濃度(mg/dL)、血清中イヌリン濃度(mg/dL)及び1分間尿量(mL/min)から以下の計算式を用いてイヌリンクリアランスを算出し、2つのクリアランス値のうち大きい値を採用する1) 。
Cx=(Ux×Vx)/Px×(1.73/A)
Cx:イヌリンクリアランス(mL/min/1.73m2)
Ux:尿中イヌリン濃度(mg/dL)
Px:血清中イヌリン濃度(mg/dL)
Vx:単位時間あたりの尿量(mL/min)
A:身長・体重から求めた体表面積(m2)
-
〈A法〉
8. 重要な基本的注意
- 8.1 水負荷と生理食塩液を投与し患者に負荷をかける検査であることから、診断上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[2.2 参照],[8.2 参照],[9.1.1 参照],[9.2.1 参照],[9.2.2 参照]
- 8.2 開始時より患者の状態を観察し、浮腫等の症状の悪化又は呼吸困難等が認められた場合には、直ちに検査を中止し、適切な処置を行うこと。[2.2 参照],[8.1 参照],[9.1.1 参照],[9.2.1 参照],[9.2.2 参照]
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)
呼吸困難、血圧低下等の異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。[9.1.2 参照]
11.2 その他の副作用
2%未満 |
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|---|---|
精神神経系 |
頭痛、頭部不快感 |
消化器 |
水様便 |
皮膚 |
皮疹 |
血液 |
白血球減少、好中球増加、リンパ球減少 |
肝臓 |
肝機能検査値異常(AST、ALT、ALP等の増加) |
その他 |
アミラーゼ増加 |
14. 適用上の注意
14.1 薬剤調製時の注意
-
14.1.1 本剤は水に溶けにくく沈殿しているので、調製時には、以下に注意すること。なお、溶解には約100℃まで加熱が必要であるため、取り扱いには十分注意すること。また、加熱前及び加熱後の液が澄明でないもの、あるいは黄色に着色したものは使用しないこと。
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(1) バイアルをよく振り混ぜてから、あらかじめ約100℃に加熱した適当な加熱機器にて約20分間加熱し、その間、バイアルを数回取り出し、よく振り混ぜ、完全に溶解させること。
注意:バイアルを取り出し振り混ぜる際には、厚手の手袋等を用いてバイアルのキャップ部を持って行うこと。 - (2) 完全に溶解していない場合は、更に加熱機器にて約10分間加熱する。約10分後に取り出して完全に溶解していない場合は使用しないこと。
- (3) 溶解したバイアルを室温まで放冷すること。生理食塩液で希釈する前に無色から微黄色の澄明な状態であることを確かめ、黄色に着色している場合は使用しないこと。本剤は長時間の加熱により黄色に着色することがある。
- (4) バイアルを開封し、本剤40mL(全量)を日局生理食塩液360mLに注入し、振り混ぜること。
- (5) 本剤は用時調製し、速やかに使用すること。
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(1) バイアルをよく振り混ぜてから、あらかじめ約100℃に加熱した適当な加熱機器にて約20分間加熱し、その間、バイアルを数回取り出し、よく振り混ぜ、完全に溶解させること。
14.2 薬剤投与時の注意
14.3 診断上の注意
- 14.3.1 下記の条件を満たさない場合、測定値に誤差を生じることがある。
-
14.3.2 下記の薬剤との併用により、測定値に誤差を生じることがある。
抗酸化作用を有する薬剤(ビタミンE、プロブコール等)。酵素法による測定では本検査の測定値に影響を及ぼすことがある5) 。