薬効分類名嫌気性菌感染症治療剤

一般的名称メトロニダゾール

アネメトロ点滴静注液500mg

あねめとろてんてきじょうちゅうえき500mg

ANAEMETRO Intravenous infusion 500mg

製造販売元/ファイザー株式会社

第5版
禁忌相互作用合併症・既往歴等のある患者腎機能障害患者肝機能障害患者妊婦授乳婦高齢者

重大な副作用

頻度
副作用
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明

その他の副作用

部位
頻度
副作用
胃腸・消化器系
10%以上
胃腸・消化器系
10%未満
胃腸・消化器系
頻度不明
全身・局所・適用部位
頻度不明
感染症・発熱
頻度不明
肝臓まわり
10%未満
肝臓まわり
頻度不明
頻度不明
運動器
頻度不明
血液系
頻度不明
肺・呼吸
10%未満
心臓・血管
10%未満
脳・神経
10%未満
脳・神経
頻度不明
脳・神経
頻度不明
腎・尿路
頻度不明
内分泌・代謝系
頻度不明
皮膚
10%未満

併用注意

薬剤名等

アルコール

臨床症状・措置方法

腹部の疝痛、嘔気、嘔吐、頭痛、潮紅があらわれることがある。

機序・危険因子

機序不明

薬剤名等

リトナビル含有製剤(内用液)

臨床症状・措置方法

ジスルフィラム様反応を起こすおそれがある。

機序・危険因子

リトナビル含有製剤(内用液)はエタノールを含有するので本剤によりジスルフィラム様反応を起こすおそれがある。

薬剤名等

ジスルフィラム

臨床症状・措置方法

精神症状(錯乱等)があらわれることがある。

機序・危険因子

機序不明

薬剤名等

ワルファリン

臨床症状・措置方法

ワルファリンの抗凝血作用を増強し、出血等があらわれることがある,,

機序・危険因子

本剤はワルファリンの代謝を阻害し、その血中濃度を上昇させる。

薬剤名等

ブスルファン

臨床症状・措置方法

ブスルファンの作用が増強されることがある,

機序・危険因子

本剤はブスルファンの血中濃度を上昇させることがある。

薬剤名等

リチウム

臨床症状・措置方法

リチウムの血中濃度が上昇し、リチウム中毒があらわれることがある。

機序・危険因子

機序不明

薬剤名等

5-フルオロウラシル

臨床症状・措置方法

5-フルオロウラシルの作用が増強される可能性がある。

機序・危険因子

本剤は5-フルオロウラシルの血中濃度を上昇させることがある。

薬剤名等

シクロスポリン

臨床症状・措置方法

シクロスポリンの作用が増強される可能性がある。

機序・危険因子

本剤はシクロスポリンの血中濃度を上昇させることがある。

薬剤名等

フェノバルビタール

臨床症状・措置方法

本剤の作用が減弱する可能性がある,

機序・危険因子

フェノバルビタールは本剤の代謝酵素を誘導し、その血中濃度を低下させることがある。

詳細情報

正確な情報は PMDA で必ず確認して下さい

注意以下の情報は参考資料としてご活用下さい

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  2. 2.2 脳、脊髄に器質的疾患のある患者(化膿性髄膜炎及び脳膿瘍の患者を除く)[中枢神経系症状があらわれることがある。]
  3. 2.3 妊娠3ヵ月以内の女性(有益性が危険性を上回ると判断される疾患の場合は除く)[9.5.1 参照],[16.3.1 参照]

3. 組成・性状

3.1 組成

アネメトロ点滴静注液500mg

容量   100.0mL
有効成分   1バイアル中
日局 メトロニダゾール 500mg
添加剤   無水クエン酸 36mg
無水リン酸一水素ナトリウム 60mg
塩化ナトリウム
注射用水

3.2 製剤の性状

アネメトロ点滴静注液500mg

性状 無色~微黄色澄明の注射液
pH 4.5~6.0
浸透圧比 約1.0(生理食塩液対比)

4. 効能又は効果

  • 嫌気性菌感染症
    • 〈適応菌種〉

      本剤に感性のペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属、プレボテラ属、ポルフィロモナス属、フソバクテリウム属、クロストリジウム属、ユーバクテリウム属

    • 〈適応症〉
      • 敗血症
      • 深在性皮膚感染症
      • 外傷・熱傷及び手術創等の二次感染
      • 骨髄炎
      • 肺炎、肺膿瘍、膿胸
      • 骨盤内炎症性疾患
      • 腹膜炎、腹腔内膿瘍
      • 胆嚢炎、肝膿瘍
      • 化膿性髄膜炎
      • 脳膿瘍
  • 感染性腸炎
    • 〈適応菌種〉

      本剤に感性のクロストリジウム・ディフィシル

    • 〈適応症〉

      感染性腸炎(偽膜性大腸炎を含む)

  • アメーバ赤痢

5. 効能又は効果に関連する注意

  • 〈感染性腸炎(偽膜性大腸炎を含む)〉

    「抗微生物薬適正使用の手引き」1) を参照し、抗菌薬投与の必要性を判断した上で、本剤の投与が適切と判断される場合に投与すること。

6. 用法及び用量

  • ○成人
    • 通常、成人にはメトロニダゾールとして1回500mgを1日3回、20分以上かけて点滴静注する。なお、難治性又は重症感染症には症状に応じて、1回500mgを1日4回投与できる。
  • **○小児
    • 〈嫌気性菌感染症、感染性腸炎〉

      通常、小児にはメトロニダゾールとして1回7.5mg/kgを1日3回、20分以上かけて点滴静注する。なお、難治性又は重症感染症には症状に応じて、1回10mg/kgまで増量でき、また、1日4回まで投与できる。ただし、1回量は500mgを超えないこと。

    • 〈アメーバ赤痢〉

      通常、小児にはメトロニダゾールとして1回10mg/kgを1日3回、20分以上かけて点滴静注する。なお、重症例では、1回15mg/kgに増量できる。ただし、1回量は500mgを超えないこと。

7. 用法及び用量に関連する注意

  1. 7.1 中枢神経障害、末梢神経障害等の副作用があらわれることがあるので、特に10日を超えて本剤を投与する場合は、副作用の発現に十分注意すること。[9.1.2 参照],[11.1.1 参照],[11.1.2 参照]
  2. 7.2 本剤は嫌気性菌に対して抗菌活性を有する。したがって、好気性菌等を含む混合感染と診断された場合、又は混合感染が疑われる場合は、適切な薬剤を併用して治療を行うこと。
  3. 7.3 クロストリジウム・ディフィシルによる感染性腸炎においては、他の抗菌薬の併用により、治癒の遷延につながる場合があることから、併用の必要性について十分検討すること。
  4. 7.4 本剤は血液透析により除去されるため、血液透析を受けている患者に投与する場合は、透析後に投与すること。[16.6.1 参照]

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。
  2. 8.2 白血球減少、好中球減少があらわれることがあるので、定期的に血液検査を実施するなど、患者の状態を十分に観察すること。[9.1.1 参照],[11.1.6 参照]
  3. 8.3 本剤によるショック、アナフィラキシーの発生を確実に予知できる方法がないので、次の措置をとること。
    1. 8.3.1 事前に既往歴等について十分な問診を行うこと。なお、抗生物質等によるアレルギー歴は必ず確認すること。
    2. 8.3.2 投与に際しては、必ずショック等に対する救急処置のとれる準備をしておくこと。
    3. 8.3.3 投与開始から投与終了後まで、患者を安静の状態に保たせ、十分な観察を行うこと。特に、投与開始直後は注意深く観察すること。
  4. 8.4 肝機能障害があらわれることがあるので、定期的に肝機能検査を実施するなど、患者の状態を十分に観察すること。[9.1.3 参照],[11.1.7 参照]

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 血液疾患のある患者

    白血球減少、好中球減少があらわれることがある。[8.2 参照],[11.1.6 参照]

  2. 9.1.2 化膿性髄膜炎及び脳膿瘍のある患者

    中枢神経症状があらわれることがある。[7.1 参照],[11.1.1 参照]

  3. 9.1.3 コケイン症候群の患者

    重度の肝毒性又は急性肝不全が発現し死亡に至ることがある。[8.4 参照],[11.1.7 参照]

  4. 9.1.4 心臓、循環器系機能障害のある患者

    本剤には、塩化ナトリウムが含まれるため、循環血液量を増やすことから心臓に負担をかけ、症状が悪化するおそれがある。

9.2 腎機能障害患者

本剤には、塩化ナトリウムが含まれるため、水分、塩化ナトリウムの過剰投与に陥りやすく、症状が悪化するおそれがある。[16.6.1 参照]

9.3 肝機能障害患者

血中濃度が上昇し、作用が増強するおそれがある。[16.6.2 参照]

9.5 妊婦

  1. 9.5.1 妊娠3ヵ月以内の女性

    有益性が危険性を上回ると判断される疾患の場合を除き、投与しないこと。胎盤関門を通過して胎児へ移行することが報告されている。[2.3 参照],[16.3.1 参照]

  2. 9.5.2 妊娠3ヵ月を過ぎた女性

    有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[16.3.1 参照]

9.6 授乳婦

授乳しないことが望ましい。母乳中へ移行することが報告されている。[16.3.1 参照]

9.8 高齢者

一般に、生理機能が低下している。

10. 相互作用

    10.2 併用注意(併用に注意すること)

    薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

    アルコール

    腹部の疝痛、嘔気、嘔吐、頭痛、潮紅があらわれることがある2)

    機序不明

    リトナビル含有製剤(内用液)

    ジスルフィラム様反応を起こすおそれがある。

    リトナビル含有製剤(内用液)はエタノールを含有するので本剤によりジスルフィラム様反応を起こすおそれがある。

    ジスルフィラム

    精神症状(錯乱等)があらわれることがある3)

    機序不明

    ワルファリン

    ワルファリンの抗凝血作用を増強し、出血等があらわれることがある4) ,5) ,6)

    本剤はワルファリンの代謝を阻害し、その血中濃度を上昇させる。

    ブスルファン

    ブスルファンの作用が増強されることがある7) ,8)

    本剤はブスルファンの血中濃度を上昇させることがある。

    リチウム

    リチウムの血中濃度が上昇し、リチウム中毒があらわれることがある9)

    機序不明

    5-フルオロウラシル

    5-フルオロウラシルの作用が増強される可能性がある10)

    本剤は5-フルオロウラシルの血中濃度を上昇させることがある。

    シクロスポリン

    シクロスポリンの作用が増強される可能性がある11)

    本剤はシクロスポリンの血中濃度を上昇させることがある。

    フェノバルビタール

    本剤の作用が減弱する可能性がある12) ,13)

    フェノバルビタールは本剤の代謝酵素を誘導し、その血中濃度を低下させることがある。

    11. 副作用

    次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

    11.1 重大な副作用

    1. 11.1.1 中枢神経障害(頻度不明)

      脳症、痙攣、錯乱、幻覚、小脳失調等があらわれることがある。ふらつき、歩行障害、意識障害、構語障害、四肢のしびれ等の初期症状があらわれ、本剤による脳症が疑われた場合には、本剤の投与を中止すること。[7.1 参照],[9.1.2 参照]

    2. 11.1.2 末梢神経障害(頻度不明)

      四肢のしびれ、異常感等が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。[7.1 参照]

    3. 11.1.3 無菌性髄膜炎(頻度不明)

      頸部硬直、発熱、頭痛、悪心・嘔吐あるいは意識混濁等を伴う無菌性髄膜炎があらわれることがある。

    4. 11.1.4 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)(頻度不明)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)
    5. 11.1.5 急性膵炎(頻度不明)

      腹痛、背部痛、悪心・嘔吐、血清アミラーゼ値の上昇等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

    6. 11.1.6 白血球減少(頻度不明)、好中球減少(頻度不明)

                      [8.2 参照],[9.1.1 参照]

    7. 11.1.7 肝機能障害(頻度不明)

                      [8.4 参照],[9.1.3 参照]

    8. 11.1.8 QT延長(頻度不明)、心室頻拍(Torsade de pointes を含む)(頻度不明)

    11.2 その他の副作用

    10%以上

    10%未満

    頻度不明

    胃腸障害

    下痢

    悪心、腹痛、嘔吐

    舌苔、胃不快感、口内炎、舌炎、口内乾燥、胃腸の炎症

    一般・全身障害及び投与部位の状態

    無力症、発熱

    感染症及び寄生虫症

    カンジダ属の出現、膿疱

    肝胆道系障害

    AST増加、ALT増加、γ-GTP増加

    総ビリルビン上昇、Al-P上昇、LDH上昇、黄疸

    眼障害

    複視、近視

    筋骨格系及び結合組織障害

    筋肉痛

    血液及びリンパ系障害

    血小板減少症、血液障害

    呼吸器、胸郭及び縦隔障害

    咳嗽

    心臓障害

    心房細動、洞性頻脈

    *神経系障害

    味覚異常

    頭痛、傾眠、浮動性めまい、運動失調、痙攣、耳鳴、難聴

    腎及び尿路障害

    着色尿

    精神障害

    幻覚

    代謝及び栄養障害

    食欲減退

    皮膚及び皮下組織障害

    湿疹、皮膚乾燥

    発疹、蕁麻疹、血管浮腫、水疱性皮膚炎、固定薬疹

    免疫系障害

    ヤーリッシュ・ヘルクスハイマー反応

    14. 適用上の注意

    14.1 薬剤調製時の注意

    本剤は調製不要の使い切り製剤であるため、残液は使用しないこと。

    14.2 薬剤投与時の注意

    配合変化を起こす可能性があるので他の薬剤との混注を避けること。

    15. その他の注意

    15.2 非臨床試験に基づく情報

    マウスに長期経口投与した場合、肺腫瘍が、またラットでは乳腺腫瘍の発生が報告されているが、ハムスターの生涯投与試験では腫瘍はみられていないとの報告がある14) ,15) ,16)

    2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

    1. 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
    2. 2.2 脳、脊髄に器質的疾患のある患者(化膿性髄膜炎及び脳膿瘍の患者を除く)[中枢神経系症状があらわれることがある。]
    3. 2.3 妊娠3ヵ月以内の女性(有益性が危険性を上回ると判断される疾患の場合は除く)[9.5.1 参照],[16.3.1 参照]

    3. 組成・性状

    3.1 組成

    アネメトロ点滴静注液500mg

    容量   100.0mL
    有効成分   1バイアル中
    日局 メトロニダゾール 500mg
    添加剤   無水クエン酸 36mg
    無水リン酸一水素ナトリウム 60mg
    塩化ナトリウム
    注射用水

    3.2 製剤の性状

    アネメトロ点滴静注液500mg

    性状 無色~微黄色澄明の注射液
    pH 4.5~6.0
    浸透圧比 約1.0(生理食塩液対比)

    4. 効能又は効果

    • 嫌気性菌感染症
      • 〈適応菌種〉

        本剤に感性のペプトストレプトコッカス属、バクテロイデス属、プレボテラ属、ポルフィロモナス属、フソバクテリウム属、クロストリジウム属、ユーバクテリウム属

      • 〈適応症〉
        • 敗血症
        • 深在性皮膚感染症
        • 外傷・熱傷及び手術創等の二次感染
        • 骨髄炎
        • 肺炎、肺膿瘍、膿胸
        • 骨盤内炎症性疾患
        • 腹膜炎、腹腔内膿瘍
        • 胆嚢炎、肝膿瘍
        • 化膿性髄膜炎
        • 脳膿瘍
    • 感染性腸炎
      • 〈適応菌種〉

        本剤に感性のクロストリジウム・ディフィシル

      • 〈適応症〉

        感染性腸炎(偽膜性大腸炎を含む)

    • アメーバ赤痢

    5. 効能又は効果に関連する注意

    • 〈感染性腸炎(偽膜性大腸炎を含む)〉

      「抗微生物薬適正使用の手引き」1) を参照し、抗菌薬投与の必要性を判断した上で、本剤の投与が適切と判断される場合に投与すること。

    6. 用法及び用量

    • ○成人
      • 通常、成人にはメトロニダゾールとして1回500mgを1日3回、20分以上かけて点滴静注する。なお、難治性又は重症感染症には症状に応じて、1回500mgを1日4回投与できる。
    • **○小児
      • 〈嫌気性菌感染症、感染性腸炎〉

        通常、小児にはメトロニダゾールとして1回7.5mg/kgを1日3回、20分以上かけて点滴静注する。なお、難治性又は重症感染症には症状に応じて、1回10mg/kgまで増量でき、また、1日4回まで投与できる。ただし、1回量は500mgを超えないこと。

      • 〈アメーバ赤痢〉

        通常、小児にはメトロニダゾールとして1回10mg/kgを1日3回、20分以上かけて点滴静注する。なお、重症例では、1回15mg/kgに増量できる。ただし、1回量は500mgを超えないこと。

    7. 用法及び用量に関連する注意

    1. 7.1 中枢神経障害、末梢神経障害等の副作用があらわれることがあるので、特に10日を超えて本剤を投与する場合は、副作用の発現に十分注意すること。[9.1.2 参照],[11.1.1 参照],[11.1.2 参照]
    2. 7.2 本剤は嫌気性菌に対して抗菌活性を有する。したがって、好気性菌等を含む混合感染と診断された場合、又は混合感染が疑われる場合は、適切な薬剤を併用して治療を行うこと。
    3. 7.3 クロストリジウム・ディフィシルによる感染性腸炎においては、他の抗菌薬の併用により、治癒の遷延につながる場合があることから、併用の必要性について十分検討すること。
    4. 7.4 本剤は血液透析により除去されるため、血液透析を受けている患者に投与する場合は、透析後に投与すること。[16.6.1 参照]

    8. 重要な基本的注意

    1. 8.1 本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。
    2. 8.2 白血球減少、好中球減少があらわれることがあるので、定期的に血液検査を実施するなど、患者の状態を十分に観察すること。[9.1.1 参照],[11.1.6 参照]
    3. 8.3 本剤によるショック、アナフィラキシーの発生を確実に予知できる方法がないので、次の措置をとること。
      1. 8.3.1 事前に既往歴等について十分な問診を行うこと。なお、抗生物質等によるアレルギー歴は必ず確認すること。
      2. 8.3.2 投与に際しては、必ずショック等に対する救急処置のとれる準備をしておくこと。
      3. 8.3.3 投与開始から投与終了後まで、患者を安静の状態に保たせ、十分な観察を行うこと。特に、投与開始直後は注意深く観察すること。
    4. 8.4 肝機能障害があらわれることがあるので、定期的に肝機能検査を実施するなど、患者の状態を十分に観察すること。[9.1.3 参照],[11.1.7 参照]

    9. 特定の背景を有する患者に関する注意

    9.1 合併症・既往歴等のある患者

    1. 9.1.1 血液疾患のある患者

      白血球減少、好中球減少があらわれることがある。[8.2 参照],[11.1.6 参照]

    2. 9.1.2 化膿性髄膜炎及び脳膿瘍のある患者

      中枢神経症状があらわれることがある。[7.1 参照],[11.1.1 参照]

    3. 9.1.3 コケイン症候群の患者

      重度の肝毒性又は急性肝不全が発現し死亡に至ることがある。[8.4 参照],[11.1.7 参照]

    4. 9.1.4 心臓、循環器系機能障害のある患者

      本剤には、塩化ナトリウムが含まれるため、循環血液量を増やすことから心臓に負担をかけ、症状が悪化するおそれがある。

    9.2 腎機能障害患者

    本剤には、塩化ナトリウムが含まれるため、水分、塩化ナトリウムの過剰投与に陥りやすく、症状が悪化するおそれがある。[16.6.1 参照]

    9.3 肝機能障害患者

    血中濃度が上昇し、作用が増強するおそれがある。[16.6.2 参照]

    9.5 妊婦

    1. 9.5.1 妊娠3ヵ月以内の女性

      有益性が危険性を上回ると判断される疾患の場合を除き、投与しないこと。胎盤関門を通過して胎児へ移行することが報告されている。[2.3 参照],[16.3.1 参照]

    2. 9.5.2 妊娠3ヵ月を過ぎた女性

      有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[16.3.1 参照]

    9.6 授乳婦

    授乳しないことが望ましい。母乳中へ移行することが報告されている。[16.3.1 参照]

    9.8 高齢者

    一般に、生理機能が低下している。

    10. 相互作用

      10.2 併用注意(併用に注意すること)

      薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

      アルコール

      腹部の疝痛、嘔気、嘔吐、頭痛、潮紅があらわれることがある2)

      機序不明

      リトナビル含有製剤(内用液)

      ジスルフィラム様反応を起こすおそれがある。

      リトナビル含有製剤(内用液)はエタノールを含有するので本剤によりジスルフィラム様反応を起こすおそれがある。

      ジスルフィラム

      精神症状(錯乱等)があらわれることがある3)

      機序不明

      ワルファリン

      ワルファリンの抗凝血作用を増強し、出血等があらわれることがある4) ,5) ,6)

      本剤はワルファリンの代謝を阻害し、その血中濃度を上昇させる。

      ブスルファン

      ブスルファンの作用が増強されることがある7) ,8)

      本剤はブスルファンの血中濃度を上昇させることがある。

      リチウム

      リチウムの血中濃度が上昇し、リチウム中毒があらわれることがある9)

      機序不明

      5-フルオロウラシル

      5-フルオロウラシルの作用が増強される可能性がある10)

      本剤は5-フルオロウラシルの血中濃度を上昇させることがある。

      シクロスポリン

      シクロスポリンの作用が増強される可能性がある11)

      本剤はシクロスポリンの血中濃度を上昇させることがある。

      フェノバルビタール

      本剤の作用が減弱する可能性がある12) ,13)

      フェノバルビタールは本剤の代謝酵素を誘導し、その血中濃度を低下させることがある。

      11. 副作用

      次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

      11.1 重大な副作用

      1. 11.1.1 中枢神経障害(頻度不明)

        脳症、痙攣、錯乱、幻覚、小脳失調等があらわれることがある。ふらつき、歩行障害、意識障害、構語障害、四肢のしびれ等の初期症状があらわれ、本剤による脳症が疑われた場合には、本剤の投与を中止すること。[7.1 参照],[9.1.2 参照]

      2. 11.1.2 末梢神経障害(頻度不明)

        四肢のしびれ、異常感等が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。[7.1 参照]

      3. 11.1.3 無菌性髄膜炎(頻度不明)

        頸部硬直、発熱、頭痛、悪心・嘔吐あるいは意識混濁等を伴う無菌性髄膜炎があらわれることがある。

      4. 11.1.4 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)(頻度不明)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)
      5. 11.1.5 急性膵炎(頻度不明)

        腹痛、背部痛、悪心・嘔吐、血清アミラーゼ値の上昇等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

      6. 11.1.6 白血球減少(頻度不明)、好中球減少(頻度不明)

                        [8.2 参照],[9.1.1 参照]

      7. 11.1.7 肝機能障害(頻度不明)

                        [8.4 参照],[9.1.3 参照]

      8. 11.1.8 QT延長(頻度不明)、心室頻拍(Torsade de pointes を含む)(頻度不明)

      11.2 その他の副作用

      10%以上

      10%未満

      頻度不明

      胃腸障害

      下痢

      悪心、腹痛、嘔吐

      舌苔、胃不快感、口内炎、舌炎、口内乾燥、胃腸の炎症

      一般・全身障害及び投与部位の状態

      無力症、発熱

      感染症及び寄生虫症

      カンジダ属の出現、膿疱

      肝胆道系障害

      AST増加、ALT増加、γ-GTP増加

      総ビリルビン上昇、Al-P上昇、LDH上昇、黄疸

      眼障害

      複視、近視

      筋骨格系及び結合組織障害

      筋肉痛

      血液及びリンパ系障害

      血小板減少症、血液障害

      呼吸器、胸郭及び縦隔障害

      咳嗽

      心臓障害

      心房細動、洞性頻脈

      *神経系障害

      味覚異常

      頭痛、傾眠、浮動性めまい、運動失調、痙攣、耳鳴、難聴

      腎及び尿路障害

      着色尿

      精神障害

      幻覚

      代謝及び栄養障害

      食欲減退

      皮膚及び皮下組織障害

      湿疹、皮膚乾燥

      発疹、蕁麻疹、血管浮腫、水疱性皮膚炎、固定薬疹

      免疫系障害

      ヤーリッシュ・ヘルクスハイマー反応

      14. 適用上の注意

      14.1 薬剤調製時の注意

      本剤は調製不要の使い切り製剤であるため、残液は使用しないこと。

      14.2 薬剤投与時の注意

      配合変化を起こす可能性があるので他の薬剤との混注を避けること。

      15. その他の注意

      15.2 非臨床試験に基づく情報

      マウスに長期経口投与した場合、肺腫瘍が、またラットでは乳腺腫瘍の発生が報告されているが、ハムスターの生涯投与試験では腫瘍はみられていないとの報告がある14) ,15) ,16)

      その他詳細情報

      日本標準商品分類番号
      876419
      ブランドコード
      6419401A1027
      承認番号
      22600AMX00750
      販売開始年月
      2014-09
      貯法
      室温保存
      有効期間
      3年
      規制区分
      12

      重要な注意事項

      • この情報は医療専門家による診断や治療の代替にはなりません。副作用に関する懸念がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
      • 副作用の発生頻度や重篤度は個人差があります。ここで提供される情報は一般的なものであり、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。
      • 薬剤の使用に関しては、必ず医療専門家の指示に従い、自己判断での変更や中止を避けてください。
      • この情報は最新のものであるよう努めていますが、最新とは限りません。常に医療専門家に確認してください。
      • 副作用に関する情報は、信頼できる医療情報源に基づいて提供されていますが、完全性や正確性を保証するものではありません。
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