薬効分類名カリニ肺炎治療剤
一般的名称ペンタミジンイセチオン酸塩
ベナンバックス注用300mg
べなんばっくすちゅうよう
Benambax for Injection
製造販売元/サノフィ株式会社
重大な副作用
その他の副作用
併用注意
QT延長を起こすおそれのある薬剤
QT延長及びTorsade de pointesを含む重篤な心室性不整脈が起こるおそれがある。
併用によりQT延長作用が増強すると考えられる。
1. 警告
重篤な低血圧、低血糖及び不整脈があらわれることがある。「6.用法及び用量」、使用上の注意に特に留意し、このような症状が発現した場合は直ちに本薬の投与を中止し、再投与しないこと。[8.3 参照],[8.4 参照],[9.1.1 参照],[9.1.2 参照],[9.1.5 参照],[11.1.5 参照],[11.1.6 参照]
5. 効能又は効果に関連する注意
本剤による重篤な副作用報告があるので、カリニ肺炎と確定診断された患者若しくは臨床的にカリニ肺炎が強く疑われる患者において、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する。なお、投与に際しては使用上の注意、「6.用法及び用量」を厳守すること。
8. 重要な基本的注意
-
〈投与経路共通〉
- 8.1 血液障害、ショック等を予測するため十分な問診を行うこと。[11.1.1 参照]
- 8.2 本剤投与前、投与中及び投与後を通じて、臨床検査(血液検査、肝機能検査、腎機能検査、心電図検査等)を行うこと。[9.2 参照],[9.3 参照],[11.1.4 参照],[11.1.5 参照]
- 8.3 本剤投与後、突然重度の低血圧が起こることがあるので、患者の基礎血圧値をあらかじめ測定し、投与時には必ず患者を横臥させること。各回投与時並びに治療期間中一定の間隔で血圧を測定すること。[1 参照],[9.1.1 参照],[11.1.5 参照]
- 8.4 本剤投与後、重度の低血糖、また、高血糖、糖尿病が起こることがあるので、治療期間中及び治療後も血糖値を測定、監視すること。[1 参照],[9.1.2 参照],[11.1.6 参照],[11.1.7 参照]
- 〈吸入投与〉
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 低血圧又は高血圧症の患者
症状を悪化させるおそれがある。[1 参照],[8.3 参照],[11.1.5 参照]
-
9.1.2 低血糖又は高血糖症の患者
膵臓のβ細胞に作用し、症状を悪化させるおそれがある。[1 参照],[8.4 参照],[11.1.6 参照],[11.1.7 参照]
-
9.1.3 白血球減少、血小板減少、貧血のある患者
症状を悪化させるおそれがある。
-
9.1.4 低カルシウム血症の患者
症状を悪化させるおそれがある。
-
9.1.5 冠疾患の患者、心室性不整脈の既往のある患者、低カリウム血症の患者、低マグネシウム血症の患者、又は徐脈の患者
QT延長及びTorsade de pointesを含む重篤な心室性不整脈が起こるおそれがある。[1 参照],[10.1 参照],[10.2 参照],[11.1.5 参照]
9.2 腎機能障害患者
腎機能障害を悪化させるとともに副作用も発現しやすくなるおそれがある。[8.2 参照],[11.1.4 参照]
9.3 肝機能障害患者
肝機能障害を悪化させるとともに副作用も発現しやすくなるおそれがある。[8.2 参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物実験で母体死亡、胎児毒性(後期死亡児数の増加、化骨の遅延)が報告されている。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
定期的に検査を行うなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。
10. 相互作用
10.1 併用禁忌(併用しないこと)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
|
カリニ肺炎の治療のため本剤が必要になった場合は、ザルシタビンを休薬すること。海外で本剤(静注)との併用により劇症膵炎による死亡例が報告されている。 |
機序不明 |
|
腎障害の増強、低カルシウム血症が起こることがある。なお、海外で本剤(静注)との併用により、重篤な低カルシウム血症が発現した死亡例が報告されている。 |
相加的に副作用(腎障害、低カルシウム血症)が増強する。 |
|
併用によりTorsade de pointesのリスクが増加する。 |
併用によりQT延長作用が相加的に増強すると考えられる。 |
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
QT延長を起こすおそれのある薬剤 |
QT延長及びTorsade de pointesを含む重篤な心室性不整脈が起こるおそれがある。 |
併用によりQT延長作用が増強すると考えられる。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
- 11.1.1 ショック(0.2%)・アナフィラキシー(頻度不明)
- 11.1.2 Stevens-Johnson症候群(皮膚粘膜眼症候群)(頻度不明)
- 11.1.3 錯乱・幻覚(0.2%)
- 11.1.4 急性腎障害(0.7%)
-
11.1.5 低血圧(2.2%)、QT延長(頻度不明)、心室性不整脈(0.5%)、高度徐脈(頻度不明)
重篤な低血圧、QT延長、心室性不整脈(Torsade de pointesを含む)があらわれることがあるので、このような症状が発現した場合には直ちに本薬の投与を中止し、再投与しないこと。また、高度徐脈があらわれることがある。[1 参照],[8.2 参照],[8.3 参照][9.1.1 参照],[9.1.5 参照],[10.1 参照],[10.2 参照]
-
11.1.6 低血糖(5.4%)
重篤な低血糖があらわれることがあるので、このような症状が発現した場合には直ちに本薬の投与を中止し、再投与しないこと。[1 参照],[8.4 参照],[9.1.2 参照]
-
11.1.7 高血糖、糖尿病(いずれも頻度不明)
高血糖、糖尿病があらわれることがあるので、このような症状が発現した場合には投与を中止し、インスリンなどの適切な処置を行うこと。[8.4 参照],[9.1.2 参照]
- 11.1.8 膵炎(0.5%)
11.2 その他の副作用
5%以上 |
0.2%以上~5%未満 |
0.2%未満 |
頻度不明 |
|
|---|---|---|---|---|
心・血管系 |
心室性頻脈、心電図ST異常 |
|||
血液 |
白血球減少、血小板減少、貧血 |
|||
代謝異常 |
K・Na・Clの異常 |
Ca・Mgの異常 |
||
過敏症 |
発疹、発熱 |
|||
神経系 |
しびれ感、めまい |
失神、神経痛 |
||
呼吸器 |
吸入投与時に、咳嗽、気管支痙攣、咽頭刺激 |
呼吸困難、喘鳴 |
||
消化器 |
悪心・嘔吐注2) |
腹痛、下痢、味覚障害、食欲不振 |
||
腎臓 |
BUN上昇注3) |
血清クレアチニン上昇、血尿、無尿、乏尿 |
||
肝臓 |
AST・ALT・Al-P上昇、黄疸 |
|||
投与部位 |
静脈内又は筋肉内投与時に、局所の膿瘍、壊死、疼痛、硬結 |
静脈内又は筋肉内投与時に、局所の不快感 |
||
その他 |
静脈炎、CK上昇、LDH上昇 |
顔面潮紅 |
注2)静脈内・筋肉内投与:12.0%、吸入投与:4.7%
注3)静脈内・筋肉内投与:6.3%、吸入投与:1.6%
1. 警告
重篤な低血圧、低血糖及び不整脈があらわれることがある。「6.用法及び用量」、使用上の注意に特に留意し、このような症状が発現した場合は直ちに本薬の投与を中止し、再投与しないこと。[8.3 参照],[8.4 参照],[9.1.1 参照],[9.1.2 参照],[9.1.5 参照],[11.1.5 参照],[11.1.6 参照]
5. 効能又は効果に関連する注意
本剤による重篤な副作用報告があるので、カリニ肺炎と確定診断された患者若しくは臨床的にカリニ肺炎が強く疑われる患者において、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する。なお、投与に際しては使用上の注意、「6.用法及び用量」を厳守すること。
8. 重要な基本的注意
-
〈投与経路共通〉
- 8.1 血液障害、ショック等を予測するため十分な問診を行うこと。[11.1.1 参照]
- 8.2 本剤投与前、投与中及び投与後を通じて、臨床検査(血液検査、肝機能検査、腎機能検査、心電図検査等)を行うこと。[9.2 参照],[9.3 参照],[11.1.4 参照],[11.1.5 参照]
- 8.3 本剤投与後、突然重度の低血圧が起こることがあるので、患者の基礎血圧値をあらかじめ測定し、投与時には必ず患者を横臥させること。各回投与時並びに治療期間中一定の間隔で血圧を測定すること。[1 参照],[9.1.1 参照],[11.1.5 参照]
- 8.4 本剤投与後、重度の低血糖、また、高血糖、糖尿病が起こることがあるので、治療期間中及び治療後も血糖値を測定、監視すること。[1 参照],[9.1.2 参照],[11.1.6 参照],[11.1.7 参照]
- 〈吸入投与〉
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 低血圧又は高血圧症の患者
症状を悪化させるおそれがある。[1 参照],[8.3 参照],[11.1.5 参照]
-
9.1.2 低血糖又は高血糖症の患者
膵臓のβ細胞に作用し、症状を悪化させるおそれがある。[1 参照],[8.4 参照],[11.1.6 参照],[11.1.7 参照]
-
9.1.3 白血球減少、血小板減少、貧血のある患者
症状を悪化させるおそれがある。
-
9.1.4 低カルシウム血症の患者
症状を悪化させるおそれがある。
-
9.1.5 冠疾患の患者、心室性不整脈の既往のある患者、低カリウム血症の患者、低マグネシウム血症の患者、又は徐脈の患者
QT延長及びTorsade de pointesを含む重篤な心室性不整脈が起こるおそれがある。[1 参照],[10.1 参照],[10.2 参照],[11.1.5 参照]
9.2 腎機能障害患者
腎機能障害を悪化させるとともに副作用も発現しやすくなるおそれがある。[8.2 参照],[11.1.4 参照]
9.3 肝機能障害患者
肝機能障害を悪化させるとともに副作用も発現しやすくなるおそれがある。[8.2 参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物実験で母体死亡、胎児毒性(後期死亡児数の増加、化骨の遅延)が報告されている。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
定期的に検査を行うなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。
10. 相互作用
10.1 併用禁忌(併用しないこと)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
|
カリニ肺炎の治療のため本剤が必要になった場合は、ザルシタビンを休薬すること。海外で本剤(静注)との併用により劇症膵炎による死亡例が報告されている。 |
機序不明 |
|
腎障害の増強、低カルシウム血症が起こることがある。なお、海外で本剤(静注)との併用により、重篤な低カルシウム血症が発現した死亡例が報告されている。 |
相加的に副作用(腎障害、低カルシウム血症)が増強する。 |
|
併用によりTorsade de pointesのリスクが増加する。 |
併用によりQT延長作用が相加的に増強すると考えられる。 |
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
QT延長を起こすおそれのある薬剤 |
QT延長及びTorsade de pointesを含む重篤な心室性不整脈が起こるおそれがある。 |
併用によりQT延長作用が増強すると考えられる。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
- 11.1.1 ショック(0.2%)・アナフィラキシー(頻度不明)
- 11.1.2 Stevens-Johnson症候群(皮膚粘膜眼症候群)(頻度不明)
- 11.1.3 錯乱・幻覚(0.2%)
- 11.1.4 急性腎障害(0.7%)
-
11.1.5 低血圧(2.2%)、QT延長(頻度不明)、心室性不整脈(0.5%)、高度徐脈(頻度不明)
重篤な低血圧、QT延長、心室性不整脈(Torsade de pointesを含む)があらわれることがあるので、このような症状が発現した場合には直ちに本薬の投与を中止し、再投与しないこと。また、高度徐脈があらわれることがある。[1 参照],[8.2 参照],[8.3 参照][9.1.1 参照],[9.1.5 参照],[10.1 参照],[10.2 参照]
-
11.1.6 低血糖(5.4%)
重篤な低血糖があらわれることがあるので、このような症状が発現した場合には直ちに本薬の投与を中止し、再投与しないこと。[1 参照],[8.4 参照],[9.1.2 参照]
-
11.1.7 高血糖、糖尿病(いずれも頻度不明)
高血糖、糖尿病があらわれることがあるので、このような症状が発現した場合には投与を中止し、インスリンなどの適切な処置を行うこと。[8.4 参照],[9.1.2 参照]
- 11.1.8 膵炎(0.5%)
11.2 その他の副作用
5%以上 |
0.2%以上~5%未満 |
0.2%未満 |
頻度不明 |
|
|---|---|---|---|---|
心・血管系 |
心室性頻脈、心電図ST異常 |
|||
血液 |
白血球減少、血小板減少、貧血 |
|||
代謝異常 |
K・Na・Clの異常 |
Ca・Mgの異常 |
||
過敏症 |
発疹、発熱 |
|||
神経系 |
しびれ感、めまい |
失神、神経痛 |
||
呼吸器 |
吸入投与時に、咳嗽、気管支痙攣、咽頭刺激 |
呼吸困難、喘鳴 |
||
消化器 |
悪心・嘔吐注2) |
腹痛、下痢、味覚障害、食欲不振 |
||
腎臓 |
BUN上昇注3) |
血清クレアチニン上昇、血尿、無尿、乏尿 |
||
肝臓 |
AST・ALT・Al-P上昇、黄疸 |
|||
投与部位 |
静脈内又は筋肉内投与時に、局所の膿瘍、壊死、疼痛、硬結 |
静脈内又は筋肉内投与時に、局所の不快感 |
||
その他 |
静脈炎、CK上昇、LDH上昇 |
顔面潮紅 |
注2)静脈内・筋肉内投与:12.0%、吸入投与:4.7%
注3)静脈内・筋肉内投与:6.3%、吸入投与:1.6%