薬効分類名抗FcRn抗体フラグメント・ヒアルロン酸分解酵素配合製剤

一般的名称エフガルチギモド アルファ(遺伝子組換え)・ボルヒアルロニダーゼ アルファ(遺伝子組換え)皮下注製剤

ヒフデュラ配合皮下注シリンジ

ひふでゅらはいごうひかちゅうしりんじ

VYVDURA Syringe for Combination Subcutaneous Injection

製造販売元/アルジェニクスジャパン株式会社

第2版
禁忌相互作用合併症・既往歴等のある患者腎機能障害患者妊婦授乳婦小児等

重大な副作用

頻度
副作用
4.8%
頻度不明

その他の副作用

部位
頻度
副作用
全身・局所・適用部位
5%以上
全身・局所・適用部位
5%未満
脳・神経
5%以上
脳・神経
5%未満
胃腸・消化器系
5%未満
感染症・発熱
5%未満
免疫系
5%未満
その他
頻度不明

併用注意

薬剤名等

人免疫グロブリン製剤(ポリエチレングリコール処理人免疫グロブリン等)

臨床症状・措置方法

これらの薬剤の治療効果が減弱する可能性がある。
これらの薬剤による治療を開始する場合、本剤の最終投与から2週間後以降に投与することが望ましい。

機序・危険因子

本剤がこれらの薬剤の血中濃度を低下させる可能性がある。

薬剤名等

抗補体(C5)モノクローナル抗体製剤(エクリズマブ(遺伝子組換え)、ラブリズマブ(遺伝子組換え))

臨床症状・措置方法

これらの薬剤の治療効果が減弱する可能性がある。
これらの薬剤による治療を開始する場合、本剤の最終投与から2週間後以降に投与することが望ましい。

機序・危険因子

本剤がこれらの薬剤の血中濃度を低下させる可能性がある。

薬剤名等

抗FcRnモノクローナル抗体製剤(ロザノリキシズマブ(遺伝子組換え))

臨床症状・措置方法

本剤又は抗FcRnモノクローナル抗体製剤の治療効果が減弱する可能性がある。
抗FcRnモノクローナル抗体製剤による治療を開始する場合、本剤の最終投与から2週間後以降に投与することが望ましい。

機序・危険因子

本剤を含むFcRnに結合する薬剤の血中濃度が低下する可能性がある。

薬剤名等

血液浄化療法

臨床症状・措置方法

本剤の治療効果が減弱する可能性があるため、併用を避けることが望ましい。

機序・危険因子

本剤による治療中に施行することにより本剤の血中濃度を低下させる可能性がある。

薬剤名等

生ワクチン及び弱毒生ワクチン

臨床症状・措置方法

本剤による治療中の接種を避けることが望ましい。
接種が必要な場合は本剤投与開始の少なくとも4週間前までに接種することが望ましい。
本剤による治療中の場合、最終投与から2週間以降にワクチンを接種することが望ましい。

機序・危険因子

生ワクチン又は弱毒生ワクチンによる感染症発現のリスクが増大するおそれがある。

薬剤名等

生ワクチン及び弱毒生ワクチン以外のワクチン

臨床症状・措置方法

ワクチンの効果が減弱する可能性がある。

機序・危険因子

本剤の作用機序により、ワクチンに対する免疫応答が得られない可能性がある。

詳細情報

正確な情報は PMDA で必ず確認して下さい

注意以下の情報は参考資料としてご活用下さい

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

3. 組成・性状

3.1 組成

本剤1シリンジ(5.0mL)中に次の成分を含有する。
ヒフデュラ配合皮下注シリンジ

有効成分 エフガルチギモド アルファ(遺伝子組換え)   1000mg
ボルヒアルロニダーゼ アルファ(遺伝子組換え)   10000単位
添加剤 L-アルギニン塩酸塩   53mg
L-ヒスチジン   7mg
L-ヒスチジン塩酸塩水和物   11mg
L-メチオニン   8mg
塩化ナトリウム   21mg
精製白糖   103mg
ポリソルベート80   2mg
本剤は、チャイニーズハムスター卵巣細胞を用いて製造される。

3.2 製剤の性状

ヒフデュラ配合皮下注シリンジ

pH 5.7~6.3
浸透圧比 1.0~1.4(対生理食塩液比)
性状 帯黄色の澄明又は僅かに乳濁した液

4. 効能又は効果

  • 全身型重症筋無力症(ステロイド剤又はステロイド剤以外の免疫抑制剤が十分に奏効しない場合に限る)
  • 慢性炎症性脱髄性多発根神経炎

6. 用法及び用量

  • 〈全身型重症筋無力症〉

    通常、成人には本剤1回5.0mL(エフガルチギモド アルファ(遺伝子組換え)として1,000mg及びボルヒアルロニダーゼ アルファ(遺伝子組換え)として10,000単位)を1週間間隔で4回皮下投与する。これを1サイクルとして、投与を繰り返す。

  • 〈慢性炎症性脱髄性多発根神経炎〉

    通常、成人には本剤1回5.0mL(エフガルチギモド アルファ(遺伝子組換え)として1,000mg及びボルヒアルロニダーゼ アルファ(遺伝子組換え)として10,000単位)を週1回皮下投与する。

7. 用法及び用量に関連する注意

  • 〈全身型重症筋無力症〉
    1. 7.1 次サイクル投与の必要性は、臨床症状等に基づき、判断すること。[17.1.1 参照],[17.1.2 参照]
    2. 7.2 本剤を投与する場合に、何らかの理由により投与が遅れた際には、あらかじめ定めた投与日から3日以内であればその時点で投与を行い、その後はあらかじめ定めた日に投与すること。あらかじめ定めた投与日から3日を超えていれば投与せず、次のあらかじめ定めた日に投与すること。
  • 〈慢性炎症性脱髄性多発根神経炎〉
    1. 7.3 本剤を一定期間投与後、臨床症状の改善が認められない場合には、本剤の投与中止を検討すること。[17.1.3 参照]

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 本剤の投与により、血中IgG濃度が低下し、感染症が生じる又は悪化するおそれがある。本剤の治療期間中及び治療終了後は定期的に血液検査を行うなど、患者の状態を十分に観察すること。また、感染症の自他覚症状に注意し、異常が認められた場合には、速やかに医療機関に相談するよう患者に指導すること。[9.1.1 参照],[11.1.1 参照],[16.8.1 参照]
  2. 8.2 本剤の自己投与に際しては、以下の点に注意すること。
    • 本剤の投与開始にあたっては、医療施設において、必ず医師によるか、医師の直接の監督のもとで投与を行うこと。
    • 自己投与の適用については、医師がその妥当性を慎重に検討し、十分な教育訓練を実施した後、本剤投与による危険性と対処法について患者が理解し、患者自ら確実に投与できることを確認した上で、医師の管理指導の下で実施すること。また、適用後、本剤による副作用が疑われる場合や自己投与の継続が困難な状況となる可能性がある場合には、直ちに自己投与を中止させ、医師の管理下で慎重に観察するなど適切な処置を行うこと。
    • 使用済みの注射針及び注射器を再使用しないように患者に注意を促し、すべての器具の安全な廃棄方法に関する指導を行うこと。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 感染症のある患者

    感染症を合併している場合は、感染症の治療を優先すること。感染症が増悪するおそれがある。[8.1 参照],[11.1.1 参照]

  2. 9.1.2 肝炎ウイルスキャリアの患者

    肝炎ウイルスキャリアの患者に本剤を投与する場合は、肝機能検査値や肝炎ウイルスマーカーのモニタリングを行うなど、B型肝炎ウイルスの再活性化やC型肝炎の悪化の徴候や症状の発現に注意すること。

9.2 腎機能障害患者

エフガルチギモド アルファ(遺伝子組換え)の血中濃度が上昇するおそれがある。[16.6.1 参照]

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。IgG抗体は胎盤通過性があることが知られている。本剤の投与を受けた患者からの出生児においては、母体から移行するIgG抗体が減少し、感染のリスクが高まる可能性がある。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。本剤のヒト乳汁中への移行は不明であるが、ヒトIgGは乳汁中に移行することが知られている。

9.7 小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

10. 相互作用

    10.2 併用注意(併用に注意すること)

    薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

    人免疫グロブリン製剤(ポリエチレングリコール処理人免疫グロブリン等)

    これらの薬剤の治療効果が減弱する可能性がある。
    これらの薬剤による治療を開始する場合、本剤の最終投与から2週間後以降に投与することが望ましい。

    本剤がこれらの薬剤の血中濃度を低下させる可能性がある。

    抗補体(C5)モノクローナル抗体製剤(エクリズマブ(遺伝子組換え)、ラブリズマブ(遺伝子組換え))

    これらの薬剤の治療効果が減弱する可能性がある。
    これらの薬剤による治療を開始する場合、本剤の最終投与から2週間後以降に投与することが望ましい。

    本剤がこれらの薬剤の血中濃度を低下させる可能性がある。

    抗FcRnモノクローナル抗体製剤(ロザノリキシズマブ(遺伝子組換え))

    本剤又は抗FcRnモノクローナル抗体製剤の治療効果が減弱する可能性がある。
    抗FcRnモノクローナル抗体製剤による治療を開始する場合、本剤の最終投与から2週間後以降に投与することが望ましい。

    本剤を含むFcRnに結合する薬剤の血中濃度が低下する可能性がある。

    血液浄化療法

    本剤の治療効果が減弱する可能性があるため、併用を避けることが望ましい。

    本剤による治療中に施行することにより本剤の血中濃度を低下させる可能性がある。

    生ワクチン及び弱毒生ワクチン

    本剤による治療中の接種を避けることが望ましい。
    接種が必要な場合は本剤投与開始の少なくとも4週間前までに接種することが望ましい。
    本剤による治療中の場合、最終投与から2週間以降にワクチンを接種することが望ましい。

    生ワクチン又は弱毒生ワクチンによる感染症発現のリスクが増大するおそれがある。

    生ワクチン及び弱毒生ワクチン以外のワクチン

    ワクチンの効果が減弱する可能性がある。

    本剤の作用機序により、ワクチンに対する免疫応答が得られない可能性がある。

    11. 副作用

    次の副作用があらわれることがあるので観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

    11.1 重大な副作用

    1. 11.1.1 感染症(4.8%)

                      [8.1 参照],[9.1.1 参照],[11.2 参照]

    2. 11.1.2 ショック、アナフィラキシー(頻度不明)

    11.2 その他の副作用

    5%以上

    5%未満

    頻度不明

    一般・全身障害および投与部位の状態

    注射部位反応(紅斑、疼痛、そう痒感、発疹 等)

    疲労

    神経系障害

    頭痛

    浮動性めまい

    胃腸障害

    悪心、嘔吐

    臨床検査

    リンパ球数減少、好中球数増加

    感染症および寄生虫症

    帯状疱疹、尿路感染、上咽頭炎、上気道感染

    皮膚および皮下組織障害

    発疹

    免疫系障害

    過敏症反応(顔面浮腫、蕁麻疹 等)

    14. 適用上の注意

    14.1 薬剤投与前の注意

    1. 14.1.1 シリンジ中が帯黄色の澄明又は僅かに乳濁した液であることを目視により確認すること。異物が認められる場合は使用しないこと。シリンジは振盪しないこと。

    14.2 薬剤投与時の注意

    1. 14.2.1 注射部位は腹部とし、同一箇所へ繰り返し投与することは避けること。皮膚に異常のある部位(発赤、傷、硬結、瘢痕等)は避けること。
    2. 14.2.2 本剤5.0mLを通常、20~30秒かけて投与すること。
    3. 14.2.3 他の薬剤と混合しないこと。
    4. 14.2.4 本剤は1回で全量使用する製剤であり、再使用しないこと。

    15. その他の注意

    15.1 臨床使用に基づく情報

    • 〈全身型重症筋無力症〉
      1. 15.1.1 国際共同第III相試験(ARGX-113-2001)において、バイアル製剤(エフガルチギモド アルファ(遺伝子組換え)1,008mg及びボルヒアルロニダーゼ アルファ(遺伝子組換え)11,200単位)が投与され抗体が測定された55例のうち、エフガルチギモド アルファ(遺伝子組換え)に対する抗体が19例(34.5%)、中和抗体が2例(3.6%)に認められた。ボルヒアルロニダーゼ アルファ(遺伝子組換え)に対する抗体は3例(5.5%)に認められ、中和抗体は検出されなかった1)  。
    • 〈慢性炎症性脱髄性多発根神経炎〉
      1. 15.1.2 国際共同第II相試験(ARGX-113-1802)において、バイアル製剤(エフガルチギモド アルファ(遺伝子組換え)1,008mg及びボルヒアルロニダーゼ アルファ(遺伝子組換え)11,200単位)が投与され抗体が測定された患者のうち、エフガルチギモド アルファ(遺伝子組換え)に対する抗体が317例中22例(6.9%)、中和抗体が1例(0.3%)に認められた。ボルヒアルロニダーゼ アルファ(遺伝子組換え)に対する抗体は316例中87例(27.5%)に認められ、中和抗体は検出されなかった2)  。

    2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

    本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

    3. 組成・性状

    3.1 組成

    本剤1シリンジ(5.0mL)中に次の成分を含有する。
    ヒフデュラ配合皮下注シリンジ

    有効成分 エフガルチギモド アルファ(遺伝子組換え)   1000mg
    ボルヒアルロニダーゼ アルファ(遺伝子組換え)   10000単位
    添加剤 L-アルギニン塩酸塩   53mg
    L-ヒスチジン   7mg
    L-ヒスチジン塩酸塩水和物   11mg
    L-メチオニン   8mg
    塩化ナトリウム   21mg
    精製白糖   103mg
    ポリソルベート80   2mg
    本剤は、チャイニーズハムスター卵巣細胞を用いて製造される。

    3.2 製剤の性状

    ヒフデュラ配合皮下注シリンジ

    pH 5.7~6.3
    浸透圧比 1.0~1.4(対生理食塩液比)
    性状 帯黄色の澄明又は僅かに乳濁した液

    4. 効能又は効果

    • 全身型重症筋無力症(ステロイド剤又はステロイド剤以外の免疫抑制剤が十分に奏効しない場合に限る)
    • 慢性炎症性脱髄性多発根神経炎

    6. 用法及び用量

    • 〈全身型重症筋無力症〉

      通常、成人には本剤1回5.0mL(エフガルチギモド アルファ(遺伝子組換え)として1,000mg及びボルヒアルロニダーゼ アルファ(遺伝子組換え)として10,000単位)を1週間間隔で4回皮下投与する。これを1サイクルとして、投与を繰り返す。

    • 〈慢性炎症性脱髄性多発根神経炎〉

      通常、成人には本剤1回5.0mL(エフガルチギモド アルファ(遺伝子組換え)として1,000mg及びボルヒアルロニダーゼ アルファ(遺伝子組換え)として10,000単位)を週1回皮下投与する。

    7. 用法及び用量に関連する注意

    • 〈全身型重症筋無力症〉
      1. 7.1 次サイクル投与の必要性は、臨床症状等に基づき、判断すること。[17.1.1 参照],[17.1.2 参照]
      2. 7.2 本剤を投与する場合に、何らかの理由により投与が遅れた際には、あらかじめ定めた投与日から3日以内であればその時点で投与を行い、その後はあらかじめ定めた日に投与すること。あらかじめ定めた投与日から3日を超えていれば投与せず、次のあらかじめ定めた日に投与すること。
    • 〈慢性炎症性脱髄性多発根神経炎〉
      1. 7.3 本剤を一定期間投与後、臨床症状の改善が認められない場合には、本剤の投与中止を検討すること。[17.1.3 参照]

    8. 重要な基本的注意

    1. 8.1 本剤の投与により、血中IgG濃度が低下し、感染症が生じる又は悪化するおそれがある。本剤の治療期間中及び治療終了後は定期的に血液検査を行うなど、患者の状態を十分に観察すること。また、感染症の自他覚症状に注意し、異常が認められた場合には、速やかに医療機関に相談するよう患者に指導すること。[9.1.1 参照],[11.1.1 参照],[16.8.1 参照]
    2. 8.2 本剤の自己投与に際しては、以下の点に注意すること。
      • 本剤の投与開始にあたっては、医療施設において、必ず医師によるか、医師の直接の監督のもとで投与を行うこと。
      • 自己投与の適用については、医師がその妥当性を慎重に検討し、十分な教育訓練を実施した後、本剤投与による危険性と対処法について患者が理解し、患者自ら確実に投与できることを確認した上で、医師の管理指導の下で実施すること。また、適用後、本剤による副作用が疑われる場合や自己投与の継続が困難な状況となる可能性がある場合には、直ちに自己投与を中止させ、医師の管理下で慎重に観察するなど適切な処置を行うこと。
      • 使用済みの注射針及び注射器を再使用しないように患者に注意を促し、すべての器具の安全な廃棄方法に関する指導を行うこと。

    9. 特定の背景を有する患者に関する注意

    9.1 合併症・既往歴等のある患者

    1. 9.1.1 感染症のある患者

      感染症を合併している場合は、感染症の治療を優先すること。感染症が増悪するおそれがある。[8.1 参照],[11.1.1 参照]

    2. 9.1.2 肝炎ウイルスキャリアの患者

      肝炎ウイルスキャリアの患者に本剤を投与する場合は、肝機能検査値や肝炎ウイルスマーカーのモニタリングを行うなど、B型肝炎ウイルスの再活性化やC型肝炎の悪化の徴候や症状の発現に注意すること。

    9.2 腎機能障害患者

    エフガルチギモド アルファ(遺伝子組換え)の血中濃度が上昇するおそれがある。[16.6.1 参照]

    9.5 妊婦

    妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。IgG抗体は胎盤通過性があることが知られている。本剤の投与を受けた患者からの出生児においては、母体から移行するIgG抗体が減少し、感染のリスクが高まる可能性がある。

    9.6 授乳婦

    治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。本剤のヒト乳汁中への移行は不明であるが、ヒトIgGは乳汁中に移行することが知られている。

    9.7 小児等

    小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

    10. 相互作用

      10.2 併用注意(併用に注意すること)

      薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

      人免疫グロブリン製剤(ポリエチレングリコール処理人免疫グロブリン等)

      これらの薬剤の治療効果が減弱する可能性がある。
      これらの薬剤による治療を開始する場合、本剤の最終投与から2週間後以降に投与することが望ましい。

      本剤がこれらの薬剤の血中濃度を低下させる可能性がある。

      抗補体(C5)モノクローナル抗体製剤(エクリズマブ(遺伝子組換え)、ラブリズマブ(遺伝子組換え))

      これらの薬剤の治療効果が減弱する可能性がある。
      これらの薬剤による治療を開始する場合、本剤の最終投与から2週間後以降に投与することが望ましい。

      本剤がこれらの薬剤の血中濃度を低下させる可能性がある。

      抗FcRnモノクローナル抗体製剤(ロザノリキシズマブ(遺伝子組換え))

      本剤又は抗FcRnモノクローナル抗体製剤の治療効果が減弱する可能性がある。
      抗FcRnモノクローナル抗体製剤による治療を開始する場合、本剤の最終投与から2週間後以降に投与することが望ましい。

      本剤を含むFcRnに結合する薬剤の血中濃度が低下する可能性がある。

      血液浄化療法

      本剤の治療効果が減弱する可能性があるため、併用を避けることが望ましい。

      本剤による治療中に施行することにより本剤の血中濃度を低下させる可能性がある。

      生ワクチン及び弱毒生ワクチン

      本剤による治療中の接種を避けることが望ましい。
      接種が必要な場合は本剤投与開始の少なくとも4週間前までに接種することが望ましい。
      本剤による治療中の場合、最終投与から2週間以降にワクチンを接種することが望ましい。

      生ワクチン又は弱毒生ワクチンによる感染症発現のリスクが増大するおそれがある。

      生ワクチン及び弱毒生ワクチン以外のワクチン

      ワクチンの効果が減弱する可能性がある。

      本剤の作用機序により、ワクチンに対する免疫応答が得られない可能性がある。

      11. 副作用

      次の副作用があらわれることがあるので観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

      11.1 重大な副作用

      1. 11.1.1 感染症(4.8%)

                        [8.1 参照],[9.1.1 参照],[11.2 参照]

      2. 11.1.2 ショック、アナフィラキシー(頻度不明)

      11.2 その他の副作用

      5%以上

      5%未満

      頻度不明

      一般・全身障害および投与部位の状態

      注射部位反応(紅斑、疼痛、そう痒感、発疹 等)

      疲労

      神経系障害

      頭痛

      浮動性めまい

      胃腸障害

      悪心、嘔吐

      臨床検査

      リンパ球数減少、好中球数増加

      感染症および寄生虫症

      帯状疱疹、尿路感染、上咽頭炎、上気道感染

      皮膚および皮下組織障害

      発疹

      免疫系障害

      過敏症反応(顔面浮腫、蕁麻疹 等)

      14. 適用上の注意

      14.1 薬剤投与前の注意

      1. 14.1.1 シリンジ中が帯黄色の澄明又は僅かに乳濁した液であることを目視により確認すること。異物が認められる場合は使用しないこと。シリンジは振盪しないこと。

      14.2 薬剤投与時の注意

      1. 14.2.1 注射部位は腹部とし、同一箇所へ繰り返し投与することは避けること。皮膚に異常のある部位(発赤、傷、硬結、瘢痕等)は避けること。
      2. 14.2.2 本剤5.0mLを通常、20~30秒かけて投与すること。
      3. 14.2.3 他の薬剤と混合しないこと。
      4. 14.2.4 本剤は1回で全量使用する製剤であり、再使用しないこと。

      15. その他の注意

      15.1 臨床使用に基づく情報

      • 〈全身型重症筋無力症〉
        1. 15.1.1 国際共同第III相試験(ARGX-113-2001)において、バイアル製剤(エフガルチギモド アルファ(遺伝子組換え)1,008mg及びボルヒアルロニダーゼ アルファ(遺伝子組換え)11,200単位)が投与され抗体が測定された55例のうち、エフガルチギモド アルファ(遺伝子組換え)に対する抗体が19例(34.5%)、中和抗体が2例(3.6%)に認められた。ボルヒアルロニダーゼ アルファ(遺伝子組換え)に対する抗体は3例(5.5%)に認められ、中和抗体は検出されなかった1)  。
      • 〈慢性炎症性脱髄性多発根神経炎〉
        1. 15.1.2 国際共同第II相試験(ARGX-113-1802)において、バイアル製剤(エフガルチギモド アルファ(遺伝子組換え)1,008mg及びボルヒアルロニダーゼ アルファ(遺伝子組換え)11,200単位)が投与され抗体が測定された患者のうち、エフガルチギモド アルファ(遺伝子組換え)に対する抗体が317例中22例(6.9%)、中和抗体が1例(0.3%)に認められた。ボルヒアルロニダーゼ アルファ(遺伝子組換え)に対する抗体は316例中87例(27.5%)に認められ、中和抗体は検出されなかった2)  。

      その他詳細情報

      日本標準商品分類番号
      876399
      ブランドコード
      6399501G1023
      承認番号
      30700AMX00241000
      販売開始年月
      2025-12
      貯法
      2~8℃で保存
      有効期間
      24箇月
      規制区分
      2, 12, 13

      重要な注意事項

      • この情報は医療専門家による診断や治療の代替にはなりません。副作用に関する懸念がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
      • 副作用の発生頻度や重篤度は個人差があります。ここで提供される情報は一般的なものであり、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。
      • 薬剤の使用に関しては、必ず医療専門家の指示に従い、自己判断での変更や中止を避けてください。
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