薬効分類名抗ウイルス化学療法剤

一般的名称グレカプレビル水和物

マヴィレット配合顆粒小児用

まゔぃれっとはいごうかりゅうしょうによう

MAVIRET Combination granules for pediatric use

製造販売元/アッヴィ合同会社

第2版
警告禁忌相互作用合併症・既往歴等のある患者肝機能障害患者妊婦授乳婦小児等

その他の副作用

部位
頻度
副作用
胃腸・消化器系
5%以上
胃腸・消化器系
5%未満
胃腸・消化器系
頻度不明
内分泌・代謝系
5%以上
-
内分泌・代謝系
5%未満
-
内分泌・代謝系
頻度不明
脳・神経
5%以上
脳・神経
5%未満
-
脳・神経
頻度不明
皮膚
5%以上
-
皮膚
5%未満
皮膚
頻度不明
腎・尿路
5%以上
-
腎・尿路
5%未満
-
腎・尿路
頻度不明
全身・局所・適用部位
5%以上
-
全身・局所・適用部位
5%未満
全身・局所・適用部位
頻度不明
悪寒活動性低下無力症
その他
5%以上
-
その他
5%未満
-

併用注意

薬剤名等

ジゴキシン
ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩[16.7.2 参照]

臨床症状・措置方法

これら薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。

機序・危険因子

グレカプレビル及びピブレンタスビルのP-gp阻害作用による。

薬剤名等

カルバマゼピン
エファビレンツ
フェニトイン
フェノバルビタール
セイヨウオトギリソウ(St. John's Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品[16.7.2 参照]

臨床症状・措置方法

グレカプレビル及びピブレンタスビルの血中濃度が低下し、効果が減弱するおそれがある。

機序・危険因子

これら薬剤のP-gp誘導作用による。

薬剤名等

エチニルエストラジオール

臨床症状・措置方法

ALT上昇のリスクが増加するおそれがある。

機序・危険因子

機序不明

薬剤名等

ロスバスタチンカルシウム[16.7.2 参照]

臨床症状・措置方法

ロスバスタチンの血中濃度が上昇するおそれがある。
ロスバスタチンによる副作用の発現リスクが高くなるおそれがある。

機序・危険因子

グレカプレビル及びピブレンタスビルのOATP1B及びBCRP阻害作用による。

薬剤名等

シンバスタチン[16.7.2 参照]

臨床症状・措置方法

シンバスタチンの血中濃度が上昇するおそれがある。
シンバスタチンによる副作用の発現リスクが高くなるおそれがある。

機序・危険因子

グレカプレビル及びピブレンタスビルのOATP1B及びBCRP阻害作用による。

薬剤名等

プラバスタチンナトリウム[16.7.2 参照]

臨床症状・措置方法

プラバスタチンの血中濃度が上昇するおそれがある。
プラバスタチンによる副作用の発現リスクが高くなるおそれがある。

機序・危険因子

グレカプレビル及びピブレンタスビルのOATP1B阻害作用による。

薬剤名等

フルバスタチンナトリウム
ピタバスタチンカルシウム水和物

臨床症状・措置方法

これら薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。これらスタチンによる副作用の発現リスクが高くなるおそれがある。

機序・危険因子

グレカプレビル及びピブレンタスビルのOATP1B阻害作用による。

薬剤名等

シクロスポリン[16.7.2 参照]

臨床症状・措置方法

グレカプレビル及びピブレンタスビルの血中濃度が上昇するおそれがある。

機序・危険因子

シクロスポリンのOATP1B、P-gp及びBCRP阻害作用によるものと考えられる。

薬剤名等

ロピナビル・リトナビル[16.7.2 参照]

臨床症状・措置方法

グレカプレビル及びピブレンタスビルの血中濃度が上昇するおそれがある。

機序・危険因子

これら薬剤のOATP1B、P-gp又はBCRP阻害作用によるものと考えられる。

薬剤名等

ダルナビルエタノール付加物/リトナビル
ダルナビルエタノール付加物・コビシスタット[16.7.2 参照]

臨床症状・措置方法

グレカプレビルの血中濃度が上昇するおそれがある。

機序・危険因子

これら薬剤のOATP1B、P-gp又はBCRP阻害作用によるものと考えられる。

詳細情報

正確な情報は PMDA で必ず確認して下さい

注意以下の情報は参考資料としてご活用下さい

1. 警告

  1. 1.1 本剤は、ウイルス性肝疾患の治療に十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本剤の投与が適切と判断される患者に対してのみ投与すること。

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者
  2. 2.2 重度(Child-Pugh分類C)の肝機能障害のある患者[9.3.1 参照],[16.6.1 参照]
  3. 2.3 アタザナビル硫酸塩、アトルバスタチンカルシウム水和物、リファンピシンを投与中の患者[10.1 参照],[16.7.2 参照]

3. 組成・性状

3.1 組成

マヴィレット配合顆粒小児用

有効成分 1包中 グレカプレビル水和物(無水物として)50mg、ピブレンタスビル 20mg  
添加剤 *コポビドン、コハク酸d-α-トコフェロールポリエチレングリコール、軽質無水ケイ酸、プロピレングリコール脂肪酸エステル、クロスカルメロースナトリウム、フマル酸ステアリルナトリウム、ヒプロメロース、乳糖水和物、酸化チタン、マクロゴール4000、三二酸化鉄、黄色三二酸化鉄

3.2 製剤の性状

マヴィレット配合顆粒小児用

色・剤形 桃色のフィルムコーティング顆粒及び黄色のフィルムコーティング顆粒からなる複合顆粒

4. 効能又は効果

C型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善

5. 効能又は効果に関連する注意

本剤の使用に際しては、HCV RNAが陽性であることを確認すること。また、肝予備能、臨床症状等により、非代償性肝硬変でないことを確認すること。

6. 用法及び用量

  • 〈セログループ1(ジェノタイプ1)又はセログループ2(ジェノタイプ2)のC型慢性肝炎の場合〉

    通常、3歳以上12歳未満かつ体重45kg未満の小児には、グレカプレビル及びピブレンタスビルとして下記の体重別の用量を1回量とし、1日1回、食後又は食事とともに経口投与する。投与期間は8週間とする。なお、C型慢性肝炎に対する前治療歴に応じて投与期間は12週間とすることができる。
    12kg以上20kg未満:3包(グレカプレビルとして150mg及びピブレンタスビルとして60mg)
    20kg以上30kg未満:4包(グレカプレビルとして200mg及びピブレンタスビルとして80mg)
    30kg以上45kg未満:5包(グレカプレビルとして250mg及びピブレンタスビルとして100mg)

  • 〈セログループ1(ジェノタイプ1)又はセログループ2(ジェノタイプ2)のC型代償性肝硬変の場合〉
  • 〈セログループ1(ジェノタイプ1)又はセログループ2(ジェノタイプ2)のいずれにも該当しないC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変の場合〉

    通常、3歳以上12歳未満かつ体重45kg未満の小児には、グレカプレビル及びピブレンタスビルとして下記の体重別の用量を1回量とし、1日1回、食後又は食事とともに経口投与する。投与期間は12週間とする。
    12kg以上20kg未満:3包(グレカプレビルとして150mg及びピブレンタスビルとして60mg)
    20kg以上30kg未満:4包(グレカプレビルとして200mg及びピブレンタスビルとして80mg)
    30kg以上45kg未満:5包(グレカプレビルとして250mg及びピブレンタスビルとして100mg)

7. 用法及び用量に関連する注意

  1. 7.1 セログループ1(ジェノタイプ1)又はセログループ2(ジェノタイプ2)のC型慢性肝炎患者に対しては、前治療の有無により投与期間を考慮すること。グレカプレビル・ピブレンタスビル配合錠の国内臨床試験において、NS3/4Aプロテアーゼ阻害剤、NS5A阻害剤又はNS5Bポリメラーゼ阻害剤の前治療歴を有する患者に対するグレカプレビル・ピブレンタスビル配合錠の投与期間は12週間であった。
  2. 7.2 本剤とグレカプレビル・ピブレンタスビル配合錠の生物学的同等性は示されていないため、互換使用を行わないこと。

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 B型肝炎ウイルス感染の患者又は既往感染者(HBs抗原陰性、かつHBc抗体又はHBs抗体陽性)において、C型肝炎直接型抗ウイルス薬を投与開始後、C型肝炎ウイルス量が低下する一方B型肝炎ウイルスの再活性化が報告されているので、本剤投与に先立って、B型肝炎ウイルス感染の有無を確認すること。[9.1.1 参照]
  2. 8.2 肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、定期的に肝機能検査を行うなど、観察を十分に行うこと。[11.1 参照]
  3. 8.3 C型肝炎直接型抗ウイルス薬を投与開始後、ワルファリンやタクロリムスの増量、低血糖によりインスリン等の糖尿病治療薬の減量が必要となった症例が報告されており、本剤による抗ウイルス治療に伴い、使用中の併用薬の用量調節が必要になる可能性がある。特にワルファリン、タクロリムス等の肝臓で代謝される治療域の狭い薬剤や糖尿病治療薬を使用している患者に本剤を開始する場合には、原則、処方医に連絡するとともに、PT-INRや血中薬物濃度、血糖値のモニタリングを頻回に行うなど患者の状態を十分に観察すること。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 B型肝炎ウイルス感染の患者又は既往感染者

    B型肝炎ウイルス感染の患者又は既往感染者(HBs抗原陰性、かつHBc抗体又はHBs抗体陽性)に本剤を投与する場合は、HBV DNA量等のB型肝炎ウイルスマーカーのモニタリングを行うなど、B型肝炎ウイルスの再活性化の徴候や症状の発現に注意すること。C型肝炎直接型抗ウイルス薬を投与後、C型肝炎ウイルス量が低下する一方B型肝炎ウイルスの再活性化が報告されている。[8.1 参照]

9.3 肝機能障害患者

  1. 9.3.1 重度(Child-Pugh分類C)の肝機能障害のある患者

    投与しないこと。本剤の曝露量が増加するおそれがある。[2.2 参照],[16.6.1 参照]

9.5 妊婦

妊娠又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること1) ,2)

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で本剤成分が乳汁中へ移行することが確認されている3) ,4)

9.7 小児等

3歳未満の幼児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。

10. 相互作用

  • グレカプレビルはP糖蛋白(P-gp)、乳癌耐性蛋白(BCRP)、有機アニオントランスポーター(OATP)1B1/1B3の基質であり、阻害剤である。ピブレンタスビルはP-gpの基質であり、P-gp、BCRP、OATP1B1の阻害剤である。[16.7.1 参照],[16.7.2 参照]

10.1 併用禁忌(併用しないこと)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

アタザナビル硫酸塩
[レイアタッツ]
[2.3 参照],[16.7.2 参照]

グレカプレビルの血中濃度が上昇するおそれがある。
ALT上昇のリスクが増加するおそれがある。

アタザナビルのOATP1B阻害作用によるものと考えられる。ALT上昇の機序は不明。

アトルバスタチンカルシウム水和物
[リピトール]
[2.3 参照],[16.7.2 参照]

アトルバスタチンの血中濃度が上昇するおそれがある。
アトルバスタチンによる副作用の発現リスクが高くなるおそれがある。

グレカプレビル及びピブレンタスビルのOATP1B及びBCRP阻害作用による。

リファンピシン
[リファジン]
[2.3 参照],[16.7.2 参照]

グレカプレビル及びピブレンタスビルの血中濃度が低下し、効果が減弱するおそれがある。

リファンピシンのP-gp誘導作用による。

10.2 併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

ジゴキシン
ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩[16.7.2 参照]

これら薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。

グレカプレビル及びピブレンタスビルのP-gp阻害作用による。

カルバマゼピン
エファビレンツ
フェニトイン
フェノバルビタール
セイヨウオトギリソウ(St. John's Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品[16.7.2 参照]

グレカプレビル及びピブレンタスビルの血中濃度が低下し、効果が減弱するおそれがある。

これら薬剤のP-gp誘導作用による。

エチニルエストラジオール

ALT上昇のリスクが増加するおそれがある。

機序不明

ロスバスタチンカルシウム[16.7.2 参照]

ロスバスタチンの血中濃度が上昇するおそれがある。
ロスバスタチンによる副作用の発現リスクが高くなるおそれがある。

グレカプレビル及びピブレンタスビルのOATP1B及びBCRP阻害作用による。

シンバスタチン[16.7.2 参照]

シンバスタチンの血中濃度が上昇するおそれがある。
シンバスタチンによる副作用の発現リスクが高くなるおそれがある。

グレカプレビル及びピブレンタスビルのOATP1B及びBCRP阻害作用による。

プラバスタチンナトリウム[16.7.2 参照]

プラバスタチンの血中濃度が上昇するおそれがある。
プラバスタチンによる副作用の発現リスクが高くなるおそれがある。

グレカプレビル及びピブレンタスビルのOATP1B阻害作用による。

フルバスタチンナトリウム
ピタバスタチンカルシウム水和物

これら薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。これらスタチンによる副作用の発現リスクが高くなるおそれがある。

グレカプレビル及びピブレンタスビルのOATP1B阻害作用による。

シクロスポリン[16.7.2 参照]

グレカプレビル及びピブレンタスビルの血中濃度が上昇するおそれがある。

シクロスポリンのOATP1B、P-gp及びBCRP阻害作用によるものと考えられる。

ロピナビル・リトナビル[16.7.2 参照]

グレカプレビル及びピブレンタスビルの血中濃度が上昇するおそれがある。

これら薬剤のOATP1B、P-gp又はBCRP阻害作用によるものと考えられる。

ダルナビルエタノール付加物/リトナビル
ダルナビルエタノール付加物・コビシスタット[16.7.2 参照]

グレカプレビルの血中濃度が上昇するおそれがある。

これら薬剤のOATP1B、P-gp又はBCRP阻害作用によるものと考えられる。

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

11.1 重大な副作用

肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明):AST、ALT、ビリルビンの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。[8.2 参照]

11.2 その他の副作用

5%以上

5%未満

頻度不明

消化器

嘔吐

悪心、上腹部痛、腹痛

腹部膨満

代謝・栄養

-

-

食欲減退

精神神経

頭痛

-

傾眠

皮膚

-

そう痒、発疹

薬疹、血管炎性皮疹、血管性浮腫

泌尿器・生殖器

-

-

蛋白尿

全身症状

-

倦怠感、疲労

悪寒、活動性低下、無力症

臨床検査

-

-

血中ビリルビン増加、ALT増加、尿中結晶陽性

13. 過量投与

  1. 13.1 処置

    グレカプレビル及びピブレンタスビルは血液透析ではほとんど除去されない。

14. 適用上の注意

14.1 薬剤交付時の注意

  1. 14.1.1 患者用説明文書を用いて、以下の服用方法を説明すること。
    • 本剤を低水分含量で軟らかい食品に混合し、混合後15分以内に可能な限り速やかに噛まずに飲み込むこと。
    • 苦みを呈すること、薬剤が急速に溶解して効果の減弱につながるおそれがあることから、液体又は液状の食品との混合は避けること。
    • 薬剤の吸収に影響を与えるおそれがあることから、本剤を砕かないこと。

1. 警告

  1. 1.1 本剤は、ウイルス性肝疾患の治療に十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本剤の投与が適切と判断される患者に対してのみ投与すること。

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者
  2. 2.2 重度(Child-Pugh分類C)の肝機能障害のある患者[9.3.1 参照],[16.6.1 参照]
  3. 2.3 アタザナビル硫酸塩、アトルバスタチンカルシウム水和物、リファンピシンを投与中の患者[10.1 参照],[16.7.2 参照]

3. 組成・性状

3.1 組成

マヴィレット配合顆粒小児用

有効成分 1包中 グレカプレビル水和物(無水物として)50mg、ピブレンタスビル 20mg  
添加剤 *コポビドン、コハク酸d-α-トコフェロールポリエチレングリコール、軽質無水ケイ酸、プロピレングリコール脂肪酸エステル、クロスカルメロースナトリウム、フマル酸ステアリルナトリウム、ヒプロメロース、乳糖水和物、酸化チタン、マクロゴール4000、三二酸化鉄、黄色三二酸化鉄

3.2 製剤の性状

マヴィレット配合顆粒小児用

色・剤形 桃色のフィルムコーティング顆粒及び黄色のフィルムコーティング顆粒からなる複合顆粒

4. 効能又は効果

C型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善

5. 効能又は効果に関連する注意

本剤の使用に際しては、HCV RNAが陽性であることを確認すること。また、肝予備能、臨床症状等により、非代償性肝硬変でないことを確認すること。

6. 用法及び用量

  • 〈セログループ1(ジェノタイプ1)又はセログループ2(ジェノタイプ2)のC型慢性肝炎の場合〉

    通常、3歳以上12歳未満かつ体重45kg未満の小児には、グレカプレビル及びピブレンタスビルとして下記の体重別の用量を1回量とし、1日1回、食後又は食事とともに経口投与する。投与期間は8週間とする。なお、C型慢性肝炎に対する前治療歴に応じて投与期間は12週間とすることができる。
    12kg以上20kg未満:3包(グレカプレビルとして150mg及びピブレンタスビルとして60mg)
    20kg以上30kg未満:4包(グレカプレビルとして200mg及びピブレンタスビルとして80mg)
    30kg以上45kg未満:5包(グレカプレビルとして250mg及びピブレンタスビルとして100mg)

  • 〈セログループ1(ジェノタイプ1)又はセログループ2(ジェノタイプ2)のC型代償性肝硬変の場合〉
  • 〈セログループ1(ジェノタイプ1)又はセログループ2(ジェノタイプ2)のいずれにも該当しないC型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変の場合〉

    通常、3歳以上12歳未満かつ体重45kg未満の小児には、グレカプレビル及びピブレンタスビルとして下記の体重別の用量を1回量とし、1日1回、食後又は食事とともに経口投与する。投与期間は12週間とする。
    12kg以上20kg未満:3包(グレカプレビルとして150mg及びピブレンタスビルとして60mg)
    20kg以上30kg未満:4包(グレカプレビルとして200mg及びピブレンタスビルとして80mg)
    30kg以上45kg未満:5包(グレカプレビルとして250mg及びピブレンタスビルとして100mg)

7. 用法及び用量に関連する注意

  1. 7.1 セログループ1(ジェノタイプ1)又はセログループ2(ジェノタイプ2)のC型慢性肝炎患者に対しては、前治療の有無により投与期間を考慮すること。グレカプレビル・ピブレンタスビル配合錠の国内臨床試験において、NS3/4Aプロテアーゼ阻害剤、NS5A阻害剤又はNS5Bポリメラーゼ阻害剤の前治療歴を有する患者に対するグレカプレビル・ピブレンタスビル配合錠の投与期間は12週間であった。
  2. 7.2 本剤とグレカプレビル・ピブレンタスビル配合錠の生物学的同等性は示されていないため、互換使用を行わないこと。

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 B型肝炎ウイルス感染の患者又は既往感染者(HBs抗原陰性、かつHBc抗体又はHBs抗体陽性)において、C型肝炎直接型抗ウイルス薬を投与開始後、C型肝炎ウイルス量が低下する一方B型肝炎ウイルスの再活性化が報告されているので、本剤投与に先立って、B型肝炎ウイルス感染の有無を確認すること。[9.1.1 参照]
  2. 8.2 肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、定期的に肝機能検査を行うなど、観察を十分に行うこと。[11.1 参照]
  3. 8.3 C型肝炎直接型抗ウイルス薬を投与開始後、ワルファリンやタクロリムスの増量、低血糖によりインスリン等の糖尿病治療薬の減量が必要となった症例が報告されており、本剤による抗ウイルス治療に伴い、使用中の併用薬の用量調節が必要になる可能性がある。特にワルファリン、タクロリムス等の肝臓で代謝される治療域の狭い薬剤や糖尿病治療薬を使用している患者に本剤を開始する場合には、原則、処方医に連絡するとともに、PT-INRや血中薬物濃度、血糖値のモニタリングを頻回に行うなど患者の状態を十分に観察すること。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 B型肝炎ウイルス感染の患者又は既往感染者

    B型肝炎ウイルス感染の患者又は既往感染者(HBs抗原陰性、かつHBc抗体又はHBs抗体陽性)に本剤を投与する場合は、HBV DNA量等のB型肝炎ウイルスマーカーのモニタリングを行うなど、B型肝炎ウイルスの再活性化の徴候や症状の発現に注意すること。C型肝炎直接型抗ウイルス薬を投与後、C型肝炎ウイルス量が低下する一方B型肝炎ウイルスの再活性化が報告されている。[8.1 参照]

9.3 肝機能障害患者

  1. 9.3.1 重度(Child-Pugh分類C)の肝機能障害のある患者

    投与しないこと。本剤の曝露量が増加するおそれがある。[2.2 参照],[16.6.1 参照]

9.5 妊婦

妊娠又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること1) ,2)

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で本剤成分が乳汁中へ移行することが確認されている3) ,4)

9.7 小児等

3歳未満の幼児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。

10. 相互作用

  • グレカプレビルはP糖蛋白(P-gp)、乳癌耐性蛋白(BCRP)、有機アニオントランスポーター(OATP)1B1/1B3の基質であり、阻害剤である。ピブレンタスビルはP-gpの基質であり、P-gp、BCRP、OATP1B1の阻害剤である。[16.7.1 参照],[16.7.2 参照]

10.1 併用禁忌(併用しないこと)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

アタザナビル硫酸塩
[レイアタッツ]
[2.3 参照],[16.7.2 参照]

グレカプレビルの血中濃度が上昇するおそれがある。
ALT上昇のリスクが増加するおそれがある。

アタザナビルのOATP1B阻害作用によるものと考えられる。ALT上昇の機序は不明。

アトルバスタチンカルシウム水和物
[リピトール]
[2.3 参照],[16.7.2 参照]

アトルバスタチンの血中濃度が上昇するおそれがある。
アトルバスタチンによる副作用の発現リスクが高くなるおそれがある。

グレカプレビル及びピブレンタスビルのOATP1B及びBCRP阻害作用による。

リファンピシン
[リファジン]
[2.3 参照],[16.7.2 参照]

グレカプレビル及びピブレンタスビルの血中濃度が低下し、効果が減弱するおそれがある。

リファンピシンのP-gp誘導作用による。

10.2 併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

ジゴキシン
ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩[16.7.2 参照]

これら薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。

グレカプレビル及びピブレンタスビルのP-gp阻害作用による。

カルバマゼピン
エファビレンツ
フェニトイン
フェノバルビタール
セイヨウオトギリソウ(St. John's Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品[16.7.2 参照]

グレカプレビル及びピブレンタスビルの血中濃度が低下し、効果が減弱するおそれがある。

これら薬剤のP-gp誘導作用による。

エチニルエストラジオール

ALT上昇のリスクが増加するおそれがある。

機序不明

ロスバスタチンカルシウム[16.7.2 参照]

ロスバスタチンの血中濃度が上昇するおそれがある。
ロスバスタチンによる副作用の発現リスクが高くなるおそれがある。

グレカプレビル及びピブレンタスビルのOATP1B及びBCRP阻害作用による。

シンバスタチン[16.7.2 参照]

シンバスタチンの血中濃度が上昇するおそれがある。
シンバスタチンによる副作用の発現リスクが高くなるおそれがある。

グレカプレビル及びピブレンタスビルのOATP1B及びBCRP阻害作用による。

プラバスタチンナトリウム[16.7.2 参照]

プラバスタチンの血中濃度が上昇するおそれがある。
プラバスタチンによる副作用の発現リスクが高くなるおそれがある。

グレカプレビル及びピブレンタスビルのOATP1B阻害作用による。

フルバスタチンナトリウム
ピタバスタチンカルシウム水和物

これら薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。これらスタチンによる副作用の発現リスクが高くなるおそれがある。

グレカプレビル及びピブレンタスビルのOATP1B阻害作用による。

シクロスポリン[16.7.2 参照]

グレカプレビル及びピブレンタスビルの血中濃度が上昇するおそれがある。

シクロスポリンのOATP1B、P-gp及びBCRP阻害作用によるものと考えられる。

ロピナビル・リトナビル[16.7.2 参照]

グレカプレビル及びピブレンタスビルの血中濃度が上昇するおそれがある。

これら薬剤のOATP1B、P-gp又はBCRP阻害作用によるものと考えられる。

ダルナビルエタノール付加物/リトナビル
ダルナビルエタノール付加物・コビシスタット[16.7.2 参照]

グレカプレビルの血中濃度が上昇するおそれがある。

これら薬剤のOATP1B、P-gp又はBCRP阻害作用によるものと考えられる。

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

11.1 重大な副作用

肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明):AST、ALT、ビリルビンの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。[8.2 参照]

11.2 その他の副作用

5%以上

5%未満

頻度不明

消化器

嘔吐

悪心、上腹部痛、腹痛

腹部膨満

代謝・栄養

-

-

食欲減退

精神神経

頭痛

-

傾眠

皮膚

-

そう痒、発疹

薬疹、血管炎性皮疹、血管性浮腫

泌尿器・生殖器

-

-

蛋白尿

全身症状

-

倦怠感、疲労

悪寒、活動性低下、無力症

臨床検査

-

-

血中ビリルビン増加、ALT増加、尿中結晶陽性

13. 過量投与

  1. 13.1 処置

    グレカプレビル及びピブレンタスビルは血液透析ではほとんど除去されない。

14. 適用上の注意

14.1 薬剤交付時の注意

  1. 14.1.1 患者用説明文書を用いて、以下の服用方法を説明すること。
    • 本剤を低水分含量で軟らかい食品に混合し、混合後15分以内に可能な限り速やかに噛まずに飲み込むこと。
    • 苦みを呈すること、薬剤が急速に溶解して効果の減弱につながるおそれがあることから、液体又は液状の食品との混合は避けること。
    • 薬剤の吸収に影響を与えるおそれがあることから、本剤を砕かないこと。

その他詳細情報

日本標準商品分類番号
87625
ブランドコード
6250113D1020
承認番号
30400AMX00206000
販売開始年月
2022-11
貯法
室温保存
有効期間
36ヵ月
規制区分
12

重要な注意事項

  • この情報は医療専門家による診断や治療の代替にはなりません。副作用に関する懸念がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
  • 副作用の発生頻度や重篤度は個人差があります。ここで提供される情報は一般的なものであり、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。
  • 薬剤の使用に関しては、必ず医療専門家の指示に従い、自己判断での変更や中止を避けてください。
  • この情報は最新のものであるよう努めていますが、最新とは限りません。常に医療専門家に確認してください。
  • 副作用に関する情報は、信頼できる医療情報源に基づいて提供されていますが、完全性や正確性を保証するものではありません。
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