薬効分類名ヘリコバクター・ピロリ除菌治療剤
一般的名称ラベプラゾールナトリウム
ラベファインパック
らべふぁいんぱっく
Rabefine PACK
製造販売元/エーザイ株式会社、販売元/EAファーマ株式会社
重大な副作用
その他の副作用
併用注意
ジゴキシン
メチルジゴキシン
相手薬剤の血中濃度が上昇することがある。
ラベプラゾールナトリウムの胃酸分泌抑制作用により、胃内pHが上昇し、相手薬剤の吸収を促進する。
イトラコナゾール
ゲフィチニブ
相手薬剤の血中濃度が低下するおそれがある。
ラベプラゾールナトリウムの胃酸分泌抑制作用により、胃内pHが上昇し、相手薬剤の吸収を抑制するおそれがある。
水酸化アルミニウムゲル・水酸化マグネシウム含有の制酸剤
ラベプラゾールナトリウム単独投与に比べ制酸剤同時服用、制酸剤投与1時間後服用で平均血漿中濃度曲線下面積がそれぞれ8%、6%低下したとの報告がある。
機序は不明である。
メトトレキサート
メトトレキサートの血中濃度が上昇することがある。高用量のメトトレキサートを投与する場合は、一時的にラベプラゾールナトリウムの投与を中止することを考慮すること。
機序は不明である。
ワルファリンカリウム
ワルファリンカリウムの作用が増強されるおそれがある。
腸内細菌によるビタミンKの産生を抑制することがある。
経口避妊薬
経口避妊薬の効果が減弱するおそれがある。
腸内細菌叢を変化させ、経口避妊薬の腸肝循環による再吸収を抑制すると考えられている。
プロべネシド
アモキシシリン水和物の血中濃度を増加させる。
アモキシシリン水和物の尿細管分泌を阻害し、尿中排泄を低下させると考えられている。
メトトレキサート
メトトレキサートの副作用を増強させるおそれがある。
メトトレキサートの尿細管分泌を阻害し、尿中排泄を低下させると考えられている。
アルコール
腹部の疝痛、嘔吐、潮紅があらわれることがあるので、投与期間中は飲酒を避けること。
メトロニダゾールはアルコールの代謝過程においてアルデヒド脱水素酵素を阻害し、血中アセトアルデヒド濃度を上昇させる。
リトナビル含有製剤(内用液)
ジスルフィラム-アルコール反応を起こすおそれがある。
リトナビル含有製剤(内用液)はエタノールを含有するのでメトロニダゾールにより血中アセトアルデヒド濃度を上昇させる。
ジスルフィラム
精神症状(錯乱等)が出現することがある。
機序は不明である。
ワルファリン
ワルファリンの抗凝血作用を増強し、出血等があらわれることがある。
メトロニダゾールはワルファリンの代謝を阻害し、その血中濃度を上昇させる。
リチウム
リチウムの血中濃度が上昇し、リチウム中毒があらわれることがある。
機序は不明である。
ブスルファン
ブスルファンの作用が増強されることがある。
メトロニダゾールはブスルファンの血中濃度を上昇させることがある。
5-フルオロウラシル
5-フルオロウラシルの作用が増強される可能性がある。
メトロニダゾールは5-フルオロウラシルの血中濃度を上昇させることがある。
シクロスポリン
シクロスポリンの作用が増強される可能性がある。
メトロニダゾールはシクロスポリンの血中濃度を上昇させることがある。
フェノバルビタール
メトロニダゾールの作用が減弱する可能性がある。
フェノバルビタールはメトロニダゾールの代謝酵素を誘導し、その血中濃度を低下させることがある。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 本製品に包装されている各製剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者[8.3 参照],[9.1.2 参照],[11.1.11 参照],[11.1.12 参照],[11.1.13 参照]
- 2.2 リルピビリン塩酸塩を投与中の患者[10.1 参照]
- 2.3 伝染性単核症の患者[アモキシシリン水和物で発疹の発現頻度を高めるおそれがある。]
- 2.4 高度の腎障害のある患者[9.2.1 参照]
-
2.5 脳、脊髄に器質的疾患のある患者(脳膿瘍の患者を除く)[メトロニダゾールで中枢神経系症状があらわれることがある。]
[9.1.6 参照],[11.1.22 参照] - 2.6 妊娠3ヵ月以内の女性[9.5.1 参照]
3. 組成・性状
3.1 組成
1シート(1日分)中
パリエット錠10mg 2錠
サワシリン錠250 6錠
フラジール内服錠250mg 2錠
3製剤各々の組成は次のとおりである。
ラベファインパック
パリエット錠10mg
| 有効成分 | 1錠中 ラベプラゾールナトリウム 10mg |
|---|---|
| 添加剤 | エチルセルロース、黄色三二酸化鉄、カルナウバロウ、カルメロースカルシウム、グリセリン脂肪酸エステル、酸化チタン、酸化マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、タルク、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロースフタル酸エステル、D-マンニトール |
サワシリン錠250
| 有効成分 | 1錠中 アモキシシリン水和物 250mg(力価) |
|---|---|
| 添加剤 | 白糖、カルメロースカルシウム、ヒドロキシプロピルセルロース、サッカリンナトリウム水和物、ステアリン酸マグネシウム、軽質無水ケイ酸、香料、デキストリン、黄色5号アルミニウムレーキ |
フラジール内服錠250mg
| 有効成分 | 1錠中 メトロニダゾール 250mg |
|---|---|
| 添加剤 | コムギデンプン、グリセリン、メチルセルロース、水アメ、タルク、ステアリン酸マグネシウム、白糖、デンプングリコール酸ナトリウム、アラビアゴム末、ゼラチン、沈降炭酸カルシウム、安息香酸ナトリウム、カルナウバロウ |
5. 効能又は効果に関連する注意
- 5.1 ラベプラゾールナトリウムの投与が胃癌による症状を隠蔽することがあるので、悪性でないことを確認のうえ投与すること(胃MALTリンパ腫、早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃におけるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助を除く)。
- 5.2 進行期胃MALTリンパ腫に対するヘリコバクター・ピロリ除菌治療の有効性は確立していない。
- 5.3 **免疫性血小板減少症に対しては、ガイドライン等を参照し、ヘリコバクター・ピロリ除菌治療が適切と判断される症例にのみ除菌治療を行うこと。
- 5.4 早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃以外には、ヘリコバクター・ピロリ除菌治療による胃癌の発症抑制に対する有効性は確立していない。
- 5.5 ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎に用いる際には、ヘリコバクター・ピロリが陽性であること及び内視鏡検査によりヘリコバクター・ピロリ感染胃炎であることを確認すること。
6. 用法及び用量
プロトンポンプインヒビター、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンの3剤投与によるヘリコバクター・ピロリの除菌治療が不成功の場合
通常、成人にはラベプラゾールナトリウムとして1回10mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びメトロニダゾールとして1回250mgの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 本製品に包装されている個々の製剤を単独、もしくは本製品の効能又は効果以外の目的に使用しないこと。また、用法及び用量のとおり、同時に服用すること。
- 8.2 ラベプラゾールナトリウムの投与中には、血液像や肝機能に注意し、定期的に血液学的検査・血液生化学的検査を行うことが望ましい。
- 8.3 ショック、アナフィラキシー、アレルギー反応に伴う急性冠症候群、薬剤により誘発される胃腸炎症候群の発生を確実に予知できる方法はないが、事前に当該事象の既往歴等について十分な問診を行うこと。なお、抗生物質によるアレルギー歴は必ず確認すること。[2.1 参照],[9.1.2 参照],[11.1.11 参照],[11.1.12 参照],[11.1.13 参照]
- 8.4 顆粒球減少、血小板減少があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行うこと。[11.1.15 参照]
- 8.5 黄疸、AST、ALTの上昇等があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行うこと。[11.1.16 参照]
- 8.6 急性腎障害等の重篤な腎障害があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行うこと。[11.1.17 参照]
- 8.7 白血球減少、好中球減少があらわれることがあるので、定期的に血液検査を実施するなど、患者の状態を十分に観察すること。[9.1.5 参照],[11.1.26 参照]
- 8.8 肝機能障害があらわれることがあるので、定期的に肝機能検査を実施するなど、患者の状態を十分に観察すること。[9.1.7 参照],[11.1.27 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
- 〈ラベプラゾールナトリウム〉
- 〈アモキシシリン水和物〉
-
〈メトロニダゾール〉
-
9.1.5 血液疾患のある患者
白血球減少、好中球減少があらわれることがある。[8.7 参照],[11.1.26 参照]
-
9.1.6 脳膿瘍の患者
中枢神経系症状があらわれることがある。[2.5 参照],[11.1.22 参照]
-
9.1.7 コケイン症候群の患者
重度の肝毒性又は急性肝不全が発現し死亡に至ることがある。[8.8 参照],[11.1.27 参照]
-
9.1.5 血液疾患のある患者
9.2 腎機能障害患者
9.3 肝機能障害患者
ラベプラゾールナトリウムにおいて、肝硬変患者で肝性脳症の報告がある。
メトロニダゾールの血中濃度が上昇し、作用が増強するおそれがある。
9.5 妊婦
-
9.5.1 妊娠3ヵ月以内の女性
投与しないこと。ただし有益性が危険性を上回ると判断される疾患の場合は除く。[2.6 参照],[16.3.1 参照]
-
9.5.2 妊娠3ヵ月を過ぎた女性
治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[16.3.1 参照]
- 9.5.3 動物実験(ラット経口400mg/kg、ウサギ静注30mg/kg)で胎児毒性(ラットで化骨遅延、ウサギで体重の低下、化骨遅延)が報告されている。
9.6 授乳婦
授乳しないことが望ましい。
- 〈ラベプラゾールナトリウム〉
-
〈アモキシシリン水和物、メトロニダゾール〉
- 9.6.2 母乳中へ移行することが報告されている。[16.3.2 参照]
9.7 小児等
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
10. 相互作用
-
〈ラベプラゾールナトリウム〉
ラベプラゾールナトリウムの代謝には肝代謝酵素チトクロームP450 2C19(CYP2C19)及び3A4(CYP3A4)の関与が認められている。また、ラベプラゾールナトリウムの胃酸分泌抑制作用により、併用薬剤の吸収を促進又は抑制することがある。
10.1 併用禁忌(併用しないこと)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
リルピビリン塩酸塩 |
リルピビリン塩酸塩の作用を減弱するおそれがある。 |
ラベプラゾールナトリウムの胃酸分泌抑制作用により、胃内pHが上昇し、リルピビリン塩酸塩の吸収が低下し、リルピビリンの血中濃度が低下することがある。 |
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
ジゴキシン |
相手薬剤の血中濃度が上昇することがある。 |
ラベプラゾールナトリウムの胃酸分泌抑制作用により、胃内pHが上昇し、相手薬剤の吸収を促進する。 |
イトラコナゾール |
相手薬剤の血中濃度が低下するおそれがある。 |
ラベプラゾールナトリウムの胃酸分泌抑制作用により、胃内pHが上昇し、相手薬剤の吸収を抑制するおそれがある。 |
水酸化アルミニウムゲル・水酸化マグネシウム含有の制酸剤 |
ラベプラゾールナトリウム単独投与に比べ制酸剤同時服用、制酸剤投与1時間後服用で平均血漿中濃度曲線下面積がそれぞれ8%、6%低下したとの報告がある。 |
機序は不明である。 |
メトトレキサート |
メトトレキサートの血中濃度が上昇することがある。高用量のメトトレキサートを投与する場合は、一時的にラベプラゾールナトリウムの投与を中止することを考慮すること。 |
機序は不明である。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
ワルファリンカリウム |
ワルファリンカリウムの作用が増強されるおそれがある。 |
腸内細菌によるビタミンKの産生を抑制することがある。 |
経口避妊薬 |
経口避妊薬の効果が減弱するおそれがある。 |
腸内細菌叢を変化させ、経口避妊薬の腸肝循環による再吸収を抑制すると考えられている。 |
プロべネシド |
アモキシシリン水和物の血中濃度を増加させる。 |
アモキシシリン水和物の尿細管分泌を阻害し、尿中排泄を低下させると考えられている。 |
*メトトレキサート |
メトトレキサートの副作用を増強させるおそれがある。 |
メトトレキサートの尿細管分泌を阻害し、尿中排泄を低下させると考えられている。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
アルコール |
腹部の疝痛、嘔吐、潮紅があらわれることがあるので、投与期間中は飲酒を避けること。 |
メトロニダゾールはアルコールの代謝過程においてアルデヒド脱水素酵素を阻害し、血中アセトアルデヒド濃度を上昇させる。 |
リトナビル含有製剤(内用液) |
ジスルフィラム-アルコール反応を起こすおそれがある。 |
リトナビル含有製剤(内用液)はエタノールを含有するのでメトロニダゾールにより血中アセトアルデヒド濃度を上昇させる。 |
ジスルフィラム |
精神症状(錯乱等)が出現することがある。 |
機序は不明である。 |
ワルファリン |
ワルファリンの抗凝血作用を増強し、出血等があらわれることがある。 |
メトロニダゾールはワルファリンの代謝を阻害し、その血中濃度を上昇させる。 |
リチウム |
リチウムの血中濃度が上昇し、リチウム中毒があらわれることがある。 |
機序は不明である。 |
ブスルファン |
ブスルファンの作用が増強されることがある。 |
メトロニダゾールはブスルファンの血中濃度を上昇させることがある。 |
5-フルオロウラシル |
5-フルオロウラシルの作用が増強される可能性がある。 |
メトロニダゾールは5-フルオロウラシルの血中濃度を上昇させることがある。 |
シクロスポリン |
シクロスポリンの作用が増強される可能性がある。 |
メトロニダゾールはシクロスポリンの血中濃度を上昇させることがある。 |
フェノバルビタール |
メトロニダゾールの作用が減弱する可能性がある。 |
フェノバルビタールはメトロニダゾールの代謝酵素を誘導し、その血中濃度を低下させることがある。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
〈ラベプラゾールナトリウム〉
- 11.1.1 ショック(頻度不明)、アナフィラキシー(頻度不明)
- 11.1.2 汎血球減少(頻度不明)、無顆粒球症(頻度不明)、血小板減少(0.1%未満)、溶血性貧血(頻度不明)
- 11.1.3 劇症肝炎(頻度不明)、肝機能障害(0.1~5%未満)、黄疸(頻度不明)
-
11.1.4 間質性肺炎(0.1%未満)
発熱、咳嗽、呼吸困難、肺音の異常(捻髪音)等が認められた場合には、速やかに胸部X線等の検査を実施し、投与を中止するとともに、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
-
11.1.5 皮膚障害(頻度不明)
中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、多形紅斑等があらわれることがある。
-
11.1.6 急性腎障害(頻度不明)、間質性腎炎(頻度不明)
腎機能検査(BUN、クレアチニン等)に注意すること。
- 11.1.7 低ナトリウム血症(頻度不明)
-
11.1.8 横紋筋融解症(頻度不明)
筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがある。
- 11.1.9 視力障害(頻度不明)
-
11.1.10 錯乱状態(頻度不明)
せん妄、異常行動、失見当識、幻覚、不安、焦燥、攻撃性等があらわれることがある。
-
〈アモキシシリン水和物〉
-
11.1.11 ショック、アナフィラキシー(各0.1%未満)
呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹等を起こすことがあるので、不快感、口内異常感、喘鳴、眩暈、便意、耳鳴、発汗等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。[2.1 参照],[8.3 参照],[9.1.2 参照]
- 11.1.12 アレルギー反応に伴う急性冠症候群(頻度不明)
-
11.1.13 薬剤により誘発される胃腸炎症候群(頻度不明)
投与から数時間以内の反復性嘔吐を主症状とし、下痢、嗜眠、顔面蒼白、低血圧、腹痛、好中球増加等を伴う、食物蛋白誘発性胃腸炎に類似したアレルギー性の胃腸炎(Drug-induced enterocolitis syndrome)があらわれることがある。主に小児で報告されている。[2.1 参照],[8.3 参照],[9.1.2 参照]
-
11.1.14 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(各0.1%未満)、多形紅斑、急性汎発性発疹性膿疱症、紅皮症(剥脱性皮膚炎)(いずれも頻度不明)
発熱、頭痛、関節痛、皮膚や粘膜の紅斑・水疱、膿疱、皮膚の緊張感・灼熱感・疼痛等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 11.1.15 顆粒球減少(0.1%未満)、血小板減少(頻度不明)
-
11.1.16 肝障害(頻度不明)
黄疸(0.1%未満)、AST、ALTの上昇(各0.1%未満)等があらわれることがある。[8.5 参照]
-
11.1.17 腎障害(0.1%未満)
急性腎障害等の重篤な腎障害があらわれることがある。[8.6 参照]
-
11.1.18 大腸炎(0.1%未満)
偽膜性大腸炎、出血性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎があらわれることがある。腹痛、頻回の下痢があらわれた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
-
11.1.19 間質性肺炎、好酸球性肺炎(いずれも頻度不明)
咳嗽、呼吸困難、発熱等が認められた場合には、速やかに胸部X線、胸部CT等の検査を実施すること。間質性肺炎、好酸球性肺炎が疑われた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
-
11.1.20 無菌性髄膜炎(頻度不明)
項部硬直、発熱、頭痛、悪心・嘔吐あるいは意識混濁等を伴う無菌性髄膜炎があらわれることがある。
-
11.1.11 ショック、アナフィラキシー(各0.1%未満)
-
〈メトロニダゾール〉
-
11.1.21 末梢神経障害(頻度不明)
四肢のしびれ、異常感等が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
-
11.1.22 中枢神経障害(頻度不明)
脳症、痙攣、錯乱、幻覚、小脳失調等があらわれることがある。ふらつき、歩行障害、意識障害、構語障害、四肢のしびれ等の初期症状があらわれ、本剤による脳症が疑われた場合には、本剤の投与を中止すること。[2.5 参照],[9.1.6 参照]
-
11.1.23 無菌性髄膜炎(頻度不明)
項部硬直、発熱、頭痛、悪心・嘔吐あるいは意識混濁等を伴う無菌性髄膜炎があらわれることがある。
- 11.1.24 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(いずれも頻度不明)
-
11.1.25 急性膵炎(頻度不明)
腹痛、背部痛、悪心・嘔吐、血清アミラーゼ値の上昇等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 11.1.26 白血球減少、好中球減少(いずれも頻度不明)
- 11.1.27 肝機能障害(頻度不明)
-
11.1.28 出血性大腸炎(頻度不明)
腹痛、血便、頻回の下痢があらわれた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 11.1.29 QT延長、心室頻拍(Torsade de pointesを含む)(いずれも頻度不明)
-
11.1.21 末梢神経障害(頻度不明)
11.2 その他の副作用
0.1~5%未満 |
0.1%未満 |
頻度不明 |
|
|---|---|---|---|
過敏症 |
発疹、瘙痒感 |
蕁麻疹 |
|
血液 |
白血球減少、白血球増加、好酸球増多、貧血 |
赤血球減少、好中球増多、リンパ球減少 |
|
肝臓 |
AST、ALT、Al-P、γ-GTP、LDHの上昇 |
総ビリルビンの上昇 |
|
循環器 |
血圧上昇 |
動悸 |
|
消化器 |
便秘、下痢、腹部膨満感、嘔気、口内炎 |
腹痛、苦味、カンジダ症、胃もたれ、口渇、食欲不振、鼓腸 |
舌炎、嘔吐、顕微鏡的大腸炎(collagenous colitis、lymphocytic colitis) |
精神神経系 |
頭痛 |
めまい、ふらつき、眠気、四肢脱力、知覚鈍麻、握力低下、口のもつれ、失見当識 |
せん妄、昏睡 |
その他 |
総コレステロール・中性脂肪・BUNの上昇、蛋白尿、血中TSH増加 |
かすみ目、浮腫、倦怠感、発熱、脱毛症、しびれ感、CKの上昇 |
目のちらつき、関節痛、筋肉痛、高アンモニア血症、低マグネシウム血症、女性化乳房 |
0.1~5%未満 |
0.1%未満 |
頻度不明 |
|
|---|---|---|---|
過敏症 |
発疹 |
発熱 |
瘙痒 |
血液 |
好酸球増多 |
||
消化器 |
下痢、悪心、嘔吐、食欲不振、腹痛 |
黒毛舌 |
|
*皮膚 |
線状IgA水疱症 |
||
菌交代症 |
口内炎、カンジダ症 |
||
ビタミン欠乏症 |
ビタミンK欠乏症状(低プロトロンビン血症、出血傾向等)、ビタミンB群欠乏症状(舌炎、口内炎、食欲不振、神経炎等) |
||
その他 |
梅毒患者において、ヤーリッシュ・ヘルクスハイマー反応(発熱、全身倦怠感、頭痛等の発現、病変部の増悪)が起こることがある。 |
頻度不明 |
|
|---|---|
過敏症 |
発疹 |
消化器 |
舌苔、食欲不振、悪心、胃不快感、下痢、腹痛、味覚異常 |
肝臓 |
AST上昇、ALT上昇、総ビリルビン上昇、Al-P上昇、LDH上昇、γ-GTP上昇 |
生殖器 |
Candida albicansの出現 |
その他 |
暗赤色尿、発熱 |
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 本製品に包装されている各製剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者[8.3 参照],[9.1.2 参照],[11.1.11 参照],[11.1.12 参照],[11.1.13 参照]
- 2.2 リルピビリン塩酸塩を投与中の患者[10.1 参照]
- 2.3 伝染性単核症の患者[アモキシシリン水和物で発疹の発現頻度を高めるおそれがある。]
- 2.4 高度の腎障害のある患者[9.2.1 参照]
-
2.5 脳、脊髄に器質的疾患のある患者(脳膿瘍の患者を除く)[メトロニダゾールで中枢神経系症状があらわれることがある。]
[9.1.6 参照],[11.1.22 参照] - 2.6 妊娠3ヵ月以内の女性[9.5.1 参照]
3. 組成・性状
3.1 組成
1シート(1日分)中
パリエット錠10mg 2錠
サワシリン錠250 6錠
フラジール内服錠250mg 2錠
3製剤各々の組成は次のとおりである。
ラベファインパック
パリエット錠10mg
| 有効成分 | 1錠中 ラベプラゾールナトリウム 10mg |
|---|---|
| 添加剤 | エチルセルロース、黄色三二酸化鉄、カルナウバロウ、カルメロースカルシウム、グリセリン脂肪酸エステル、酸化チタン、酸化マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、タルク、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロースフタル酸エステル、D-マンニトール |
サワシリン錠250
| 有効成分 | 1錠中 アモキシシリン水和物 250mg(力価) |
|---|---|
| 添加剤 | 白糖、カルメロースカルシウム、ヒドロキシプロピルセルロース、サッカリンナトリウム水和物、ステアリン酸マグネシウム、軽質無水ケイ酸、香料、デキストリン、黄色5号アルミニウムレーキ |
フラジール内服錠250mg
| 有効成分 | 1錠中 メトロニダゾール 250mg |
|---|---|
| 添加剤 | コムギデンプン、グリセリン、メチルセルロース、水アメ、タルク、ステアリン酸マグネシウム、白糖、デンプングリコール酸ナトリウム、アラビアゴム末、ゼラチン、沈降炭酸カルシウム、安息香酸ナトリウム、カルナウバロウ |
5. 効能又は効果に関連する注意
- 5.1 ラベプラゾールナトリウムの投与が胃癌による症状を隠蔽することがあるので、悪性でないことを確認のうえ投与すること(胃MALTリンパ腫、早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃におけるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助を除く)。
- 5.2 進行期胃MALTリンパ腫に対するヘリコバクター・ピロリ除菌治療の有効性は確立していない。
- 5.3 **免疫性血小板減少症に対しては、ガイドライン等を参照し、ヘリコバクター・ピロリ除菌治療が適切と判断される症例にのみ除菌治療を行うこと。
- 5.4 早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃以外には、ヘリコバクター・ピロリ除菌治療による胃癌の発症抑制に対する有効性は確立していない。
- 5.5 ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎に用いる際には、ヘリコバクター・ピロリが陽性であること及び内視鏡検査によりヘリコバクター・ピロリ感染胃炎であることを確認すること。
6. 用法及び用量
プロトンポンプインヒビター、アモキシシリン水和物及びクラリスロマイシンの3剤投与によるヘリコバクター・ピロリの除菌治療が不成功の場合
通常、成人にはラベプラゾールナトリウムとして1回10mg、アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)及びメトロニダゾールとして1回250mgの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 本製品に包装されている個々の製剤を単独、もしくは本製品の効能又は効果以外の目的に使用しないこと。また、用法及び用量のとおり、同時に服用すること。
- 8.2 ラベプラゾールナトリウムの投与中には、血液像や肝機能に注意し、定期的に血液学的検査・血液生化学的検査を行うことが望ましい。
- 8.3 ショック、アナフィラキシー、アレルギー反応に伴う急性冠症候群、薬剤により誘発される胃腸炎症候群の発生を確実に予知できる方法はないが、事前に当該事象の既往歴等について十分な問診を行うこと。なお、抗生物質によるアレルギー歴は必ず確認すること。[2.1 参照],[9.1.2 参照],[11.1.11 参照],[11.1.12 参照],[11.1.13 参照]
- 8.4 顆粒球減少、血小板減少があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行うこと。[11.1.15 参照]
- 8.5 黄疸、AST、ALTの上昇等があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行うこと。[11.1.16 参照]
- 8.6 急性腎障害等の重篤な腎障害があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行うこと。[11.1.17 参照]
- 8.7 白血球減少、好中球減少があらわれることがあるので、定期的に血液検査を実施するなど、患者の状態を十分に観察すること。[9.1.5 参照],[11.1.26 参照]
- 8.8 肝機能障害があらわれることがあるので、定期的に肝機能検査を実施するなど、患者の状態を十分に観察すること。[9.1.7 参照],[11.1.27 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
- 〈ラベプラゾールナトリウム〉
- 〈アモキシシリン水和物〉
-
〈メトロニダゾール〉
-
9.1.5 血液疾患のある患者
白血球減少、好中球減少があらわれることがある。[8.7 参照],[11.1.26 参照]
-
9.1.6 脳膿瘍の患者
中枢神経系症状があらわれることがある。[2.5 参照],[11.1.22 参照]
-
9.1.7 コケイン症候群の患者
重度の肝毒性又は急性肝不全が発現し死亡に至ることがある。[8.8 参照],[11.1.27 参照]
-
9.1.5 血液疾患のある患者
9.2 腎機能障害患者
9.3 肝機能障害患者
ラベプラゾールナトリウムにおいて、肝硬変患者で肝性脳症の報告がある。
メトロニダゾールの血中濃度が上昇し、作用が増強するおそれがある。
9.5 妊婦
-
9.5.1 妊娠3ヵ月以内の女性
投与しないこと。ただし有益性が危険性を上回ると判断される疾患の場合は除く。[2.6 参照],[16.3.1 参照]
-
9.5.2 妊娠3ヵ月を過ぎた女性
治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[16.3.1 参照]
- 9.5.3 動物実験(ラット経口400mg/kg、ウサギ静注30mg/kg)で胎児毒性(ラットで化骨遅延、ウサギで体重の低下、化骨遅延)が報告されている。
9.6 授乳婦
授乳しないことが望ましい。
- 〈ラベプラゾールナトリウム〉
-
〈アモキシシリン水和物、メトロニダゾール〉
- 9.6.2 母乳中へ移行することが報告されている。[16.3.2 参照]
9.7 小児等
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
10. 相互作用
-
〈ラベプラゾールナトリウム〉
ラベプラゾールナトリウムの代謝には肝代謝酵素チトクロームP450 2C19(CYP2C19)及び3A4(CYP3A4)の関与が認められている。また、ラベプラゾールナトリウムの胃酸分泌抑制作用により、併用薬剤の吸収を促進又は抑制することがある。
10.1 併用禁忌(併用しないこと)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
リルピビリン塩酸塩 |
リルピビリン塩酸塩の作用を減弱するおそれがある。 |
ラベプラゾールナトリウムの胃酸分泌抑制作用により、胃内pHが上昇し、リルピビリン塩酸塩の吸収が低下し、リルピビリンの血中濃度が低下することがある。 |
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
ジゴキシン |
相手薬剤の血中濃度が上昇することがある。 |
ラベプラゾールナトリウムの胃酸分泌抑制作用により、胃内pHが上昇し、相手薬剤の吸収を促進する。 |
イトラコナゾール |
相手薬剤の血中濃度が低下するおそれがある。 |
ラベプラゾールナトリウムの胃酸分泌抑制作用により、胃内pHが上昇し、相手薬剤の吸収を抑制するおそれがある。 |
水酸化アルミニウムゲル・水酸化マグネシウム含有の制酸剤 |
ラベプラゾールナトリウム単独投与に比べ制酸剤同時服用、制酸剤投与1時間後服用で平均血漿中濃度曲線下面積がそれぞれ8%、6%低下したとの報告がある。 |
機序は不明である。 |
メトトレキサート |
メトトレキサートの血中濃度が上昇することがある。高用量のメトトレキサートを投与する場合は、一時的にラベプラゾールナトリウムの投与を中止することを考慮すること。 |
機序は不明である。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
ワルファリンカリウム |
ワルファリンカリウムの作用が増強されるおそれがある。 |
腸内細菌によるビタミンKの産生を抑制することがある。 |
経口避妊薬 |
経口避妊薬の効果が減弱するおそれがある。 |
腸内細菌叢を変化させ、経口避妊薬の腸肝循環による再吸収を抑制すると考えられている。 |
プロべネシド |
アモキシシリン水和物の血中濃度を増加させる。 |
アモキシシリン水和物の尿細管分泌を阻害し、尿中排泄を低下させると考えられている。 |
*メトトレキサート |
メトトレキサートの副作用を増強させるおそれがある。 |
メトトレキサートの尿細管分泌を阻害し、尿中排泄を低下させると考えられている。 |
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
アルコール |
腹部の疝痛、嘔吐、潮紅があらわれることがあるので、投与期間中は飲酒を避けること。 |
メトロニダゾールはアルコールの代謝過程においてアルデヒド脱水素酵素を阻害し、血中アセトアルデヒド濃度を上昇させる。 |
リトナビル含有製剤(内用液) |
ジスルフィラム-アルコール反応を起こすおそれがある。 |
リトナビル含有製剤(内用液)はエタノールを含有するのでメトロニダゾールにより血中アセトアルデヒド濃度を上昇させる。 |
ジスルフィラム |
精神症状(錯乱等)が出現することがある。 |
機序は不明である。 |
ワルファリン |
ワルファリンの抗凝血作用を増強し、出血等があらわれることがある。 |
メトロニダゾールはワルファリンの代謝を阻害し、その血中濃度を上昇させる。 |
リチウム |
リチウムの血中濃度が上昇し、リチウム中毒があらわれることがある。 |
機序は不明である。 |
ブスルファン |
ブスルファンの作用が増強されることがある。 |
メトロニダゾールはブスルファンの血中濃度を上昇させることがある。 |
5-フルオロウラシル |
5-フルオロウラシルの作用が増強される可能性がある。 |
メトロニダゾールは5-フルオロウラシルの血中濃度を上昇させることがある。 |
シクロスポリン |
シクロスポリンの作用が増強される可能性がある。 |
メトロニダゾールはシクロスポリンの血中濃度を上昇させることがある。 |
フェノバルビタール |
メトロニダゾールの作用が減弱する可能性がある。 |
フェノバルビタールはメトロニダゾールの代謝酵素を誘導し、その血中濃度を低下させることがある。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
〈ラベプラゾールナトリウム〉
- 11.1.1 ショック(頻度不明)、アナフィラキシー(頻度不明)
- 11.1.2 汎血球減少(頻度不明)、無顆粒球症(頻度不明)、血小板減少(0.1%未満)、溶血性貧血(頻度不明)
- 11.1.3 劇症肝炎(頻度不明)、肝機能障害(0.1~5%未満)、黄疸(頻度不明)
-
11.1.4 間質性肺炎(0.1%未満)
発熱、咳嗽、呼吸困難、肺音の異常(捻髪音)等が認められた場合には、速やかに胸部X線等の検査を実施し、投与を中止するとともに、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
-
11.1.5 皮膚障害(頻度不明)
中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、多形紅斑等があらわれることがある。
-
11.1.6 急性腎障害(頻度不明)、間質性腎炎(頻度不明)
腎機能検査(BUN、クレアチニン等)に注意すること。
- 11.1.7 低ナトリウム血症(頻度不明)
-
11.1.8 横紋筋融解症(頻度不明)
筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがある。
- 11.1.9 視力障害(頻度不明)
-
11.1.10 錯乱状態(頻度不明)
せん妄、異常行動、失見当識、幻覚、不安、焦燥、攻撃性等があらわれることがある。
-
〈アモキシシリン水和物〉
-
11.1.11 ショック、アナフィラキシー(各0.1%未満)
呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹等を起こすことがあるので、不快感、口内異常感、喘鳴、眩暈、便意、耳鳴、発汗等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。[2.1 参照],[8.3 参照],[9.1.2 参照]
- 11.1.12 アレルギー反応に伴う急性冠症候群(頻度不明)
-
11.1.13 薬剤により誘発される胃腸炎症候群(頻度不明)
投与から数時間以内の反復性嘔吐を主症状とし、下痢、嗜眠、顔面蒼白、低血圧、腹痛、好中球増加等を伴う、食物蛋白誘発性胃腸炎に類似したアレルギー性の胃腸炎(Drug-induced enterocolitis syndrome)があらわれることがある。主に小児で報告されている。[2.1 参照],[8.3 参照],[9.1.2 参照]
-
11.1.14 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(各0.1%未満)、多形紅斑、急性汎発性発疹性膿疱症、紅皮症(剥脱性皮膚炎)(いずれも頻度不明)
発熱、頭痛、関節痛、皮膚や粘膜の紅斑・水疱、膿疱、皮膚の緊張感・灼熱感・疼痛等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 11.1.15 顆粒球減少(0.1%未満)、血小板減少(頻度不明)
-
11.1.16 肝障害(頻度不明)
黄疸(0.1%未満)、AST、ALTの上昇(各0.1%未満)等があらわれることがある。[8.5 参照]
-
11.1.17 腎障害(0.1%未満)
急性腎障害等の重篤な腎障害があらわれることがある。[8.6 参照]
-
11.1.18 大腸炎(0.1%未満)
偽膜性大腸炎、出血性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎があらわれることがある。腹痛、頻回の下痢があらわれた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
-
11.1.19 間質性肺炎、好酸球性肺炎(いずれも頻度不明)
咳嗽、呼吸困難、発熱等が認められた場合には、速やかに胸部X線、胸部CT等の検査を実施すること。間質性肺炎、好酸球性肺炎が疑われた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
-
11.1.20 無菌性髄膜炎(頻度不明)
項部硬直、発熱、頭痛、悪心・嘔吐あるいは意識混濁等を伴う無菌性髄膜炎があらわれることがある。
-
11.1.11 ショック、アナフィラキシー(各0.1%未満)
-
〈メトロニダゾール〉
-
11.1.21 末梢神経障害(頻度不明)
四肢のしびれ、異常感等が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
-
11.1.22 中枢神経障害(頻度不明)
脳症、痙攣、錯乱、幻覚、小脳失調等があらわれることがある。ふらつき、歩行障害、意識障害、構語障害、四肢のしびれ等の初期症状があらわれ、本剤による脳症が疑われた場合には、本剤の投与を中止すること。[2.5 参照],[9.1.6 参照]
-
11.1.23 無菌性髄膜炎(頻度不明)
項部硬直、発熱、頭痛、悪心・嘔吐あるいは意識混濁等を伴う無菌性髄膜炎があらわれることがある。
- 11.1.24 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(いずれも頻度不明)
-
11.1.25 急性膵炎(頻度不明)
腹痛、背部痛、悪心・嘔吐、血清アミラーゼ値の上昇等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 11.1.26 白血球減少、好中球減少(いずれも頻度不明)
- 11.1.27 肝機能障害(頻度不明)
-
11.1.28 出血性大腸炎(頻度不明)
腹痛、血便、頻回の下痢があらわれた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 11.1.29 QT延長、心室頻拍(Torsade de pointesを含む)(いずれも頻度不明)
-
11.1.21 末梢神経障害(頻度不明)
11.2 その他の副作用
0.1~5%未満 |
0.1%未満 |
頻度不明 |
|
|---|---|---|---|
過敏症 |
発疹、瘙痒感 |
蕁麻疹 |
|
血液 |
白血球減少、白血球増加、好酸球増多、貧血 |
赤血球減少、好中球増多、リンパ球減少 |
|
肝臓 |
AST、ALT、Al-P、γ-GTP、LDHの上昇 |
総ビリルビンの上昇 |
|
循環器 |
血圧上昇 |
動悸 |
|
消化器 |
便秘、下痢、腹部膨満感、嘔気、口内炎 |
腹痛、苦味、カンジダ症、胃もたれ、口渇、食欲不振、鼓腸 |
舌炎、嘔吐、顕微鏡的大腸炎(collagenous colitis、lymphocytic colitis) |
精神神経系 |
頭痛 |
めまい、ふらつき、眠気、四肢脱力、知覚鈍麻、握力低下、口のもつれ、失見当識 |
せん妄、昏睡 |
その他 |
総コレステロール・中性脂肪・BUNの上昇、蛋白尿、血中TSH増加 |
かすみ目、浮腫、倦怠感、発熱、脱毛症、しびれ感、CKの上昇 |
目のちらつき、関節痛、筋肉痛、高アンモニア血症、低マグネシウム血症、女性化乳房 |
0.1~5%未満 |
0.1%未満 |
頻度不明 |
|
|---|---|---|---|
過敏症 |
発疹 |
発熱 |
瘙痒 |
血液 |
好酸球増多 |
||
消化器 |
下痢、悪心、嘔吐、食欲不振、腹痛 |
黒毛舌 |
|
*皮膚 |
線状IgA水疱症 |
||
菌交代症 |
口内炎、カンジダ症 |
||
ビタミン欠乏症 |
ビタミンK欠乏症状(低プロトロンビン血症、出血傾向等)、ビタミンB群欠乏症状(舌炎、口内炎、食欲不振、神経炎等) |
||
その他 |
梅毒患者において、ヤーリッシュ・ヘルクスハイマー反応(発熱、全身倦怠感、頭痛等の発現、病変部の増悪)が起こることがある。 |
頻度不明 |
|
|---|---|
過敏症 |
発疹 |
消化器 |
舌苔、食欲不振、悪心、胃不快感、下痢、腹痛、味覚異常 |
肝臓 |
AST上昇、ALT上昇、総ビリルビン上昇、Al-P上昇、LDH上昇、γ-GTP上昇 |
生殖器 |
Candida albicansの出現 |
その他 |
暗赤色尿、発熱 |
パリエット10
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