薬効分類名シデロフォアセファロスポリン系抗生物質製剤
一般的名称セフィデロコルトシル酸塩硫酸塩水和物
フェトロージャ点滴静注用1g
ふぇとろーじゃてんてきじょうちゅうよう1g
Fetroja for Intravenous Drip Infusion 1g
製造販売元/塩野義製薬株式会社
重大な副作用
その他の副作用
1. 警告
本剤の耐性菌の発現を防ぐため、「8.重要な基本的注意」の項を熟読の上、適正使用に努めること。[8.1 参照]
6. 用法・用量
通常、成人には、セフィデロコルとして1回2gを8時間ごとに3時間かけて点滴静注する。なお、腎機能に応じて適宜増減する。
7. 用法・用量に関連する注意
-
7.1 腎機能障害のある患者では、以下の基準を目安として用法・用量を調節すること。[9.2 参照],[16.6.1 参照]
腎機能障害(Ccr 60mL/min未満)のある又は血液透析を受けている患者※ Ccr(mL/min)/
血液透析患者1回投与量
投与間隔
投与時間
30≦Ccr<60
1.5g
8時間毎
3時間
15≦Ccr<30
1g
8時間毎
3時間
Ccr<15
0.75g
12時間毎
3時間
血液透析患者
0.75g
12時間毎
3時間
Ccr:クレアチニンクリアランス
※:血液透析患者では、透析実施後できるだけ速やかに投与すること。
-
7.2 腎クリアランスが亢進した患者では、下表を目安として用法・用量を調節すること。
Ccr(mL/min)
1回投与量
投与間隔
投与時間
120≦Ccr
2g
6時間毎
3時間
- 7.3 本剤はグラム陽性菌、嫌気性菌に対して抗菌活性を示さないため、これらの菌種との重複感染が明らかである場合、これらの菌種に抗菌作用を有する抗菌薬と併用すること。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現を防ぐため、次のことに注意すること。[1 参照]
- 8.2 *本剤の使用にあたっては、抗微生物薬適正使用の観点から、「抗微生物薬適正使用の手引き」1) を参照すること。
- 8.3 本剤によるショック、アナフィラキシーの発生を確実に予知できる方法がないので、次の措置をとること。
- 8.4 カルバペネム耐性グラム陰性菌による感染症患者を対象とした臨床試験において、原因不明であるものの、本剤が投与されたアシネトバクター属による感染症患者で標準治療群より死亡率が高い傾向が認められた。本剤の使用にあたっては他の治療法も考慮のうえ、本剤を使用する場合は、患者の状態を慎重に観察すること。[17.1.1 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.2 腎機能障害患者
本剤は腎排泄型の薬剤であり、高い血漿中濃度が持続するおそれがある。
-
9.2.1 腎機能障害(Ccr 60mL/min未満)のある患者
減量等を考慮すること。[7.1 参照],[16.5 参照],[16.6.1 参照]
- 9.2.2 血液透析患者
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物実験(ラット)で胎盤への移行が報告されている。
9.6 授乳婦
授乳中の女性には、治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で乳汁中への移行が報告されている。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)
ショック、アナフィラキシーがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、呼吸困難、全身潮紅、蕁麻疹、血圧低下等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。[8.3 参照]
-
11.1.2 偽膜性大腸炎(1%未満)
偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎があらわれることがあるので、腹痛、頻回の下痢があらわれた場合には直ちに投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。
-
11.1.3 肝機能障害(2.7%)
AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
-
11.1.4 痙攣、てんかん発作(いずれも頻度不明)
痙攣、てんかん発作等の中枢神経症状があらわれることがある。
- 11.1.5 好中球減少症(頻度不明)
11.2 その他の副作用
1%以上 |
1%未満 |
頻度不明 |
|
|---|---|---|---|
過敏症 |
発疹、そう痒 |
||
呼吸器 |
咳嗽 |
||
肝臓 |
ALT上昇、γ-GTP上昇 |
AST上昇、肝機能異常 |
|
*腎臓 |
着色尿 |
||
消化器 |
下痢 |
悪心、嘔吐 |
|
菌交代症 |
カンジダ症 |
||
投与部位 |
疼痛・紅斑・静脈炎等の注射部位反応 |
13. 過量投与
本剤は血液透析により血漿中から除去されることが報告されている。
14. 適用上の注意
14.1 薬剤調製時の注意
-
14.1.1 調製方法
- (1) 本剤1瓶につき、生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液10mLを加え、穏やかに振盪し溶解液とする(最終容量約11.2mL)。この溶解液を直接投与しないこと。
-
(2) 溶解後速やかに、下表を参考に必要量の溶解液を生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液100mLの点滴バッグに注入し、希釈する。余剰の溶解液は廃棄すること。
1回投与量
必要瓶数
瓶から分取する溶解液量
100mL点滴バッグに注入する溶解液総量
2g
2本
各瓶の全量(11.2mL)
22.4mL
1.5g
2本
1本目の全量(11.2mL)及び2本目の5.6mL
16.8mL
1g
1本
全量(11.2mL)
11.2mL
0.75g
1本
8.4mL
8.4mL
- (3) 調製後は室温下で5時間以内に投与を終了し、残液は廃棄すること。
- (4) やむを得ず調製液の保存を必要とする場合は、遮光のうえ2~8℃で保存し、24時間以内に使用開始のうえ、室温下で5時間以内に投与を終了すること。
1. 警告
本剤の耐性菌の発現を防ぐため、「8.重要な基本的注意」の項を熟読の上、適正使用に努めること。[8.1 参照]
6. 用法・用量
通常、成人には、セフィデロコルとして1回2gを8時間ごとに3時間かけて点滴静注する。なお、腎機能に応じて適宜増減する。
7. 用法・用量に関連する注意
-
7.1 腎機能障害のある患者では、以下の基準を目安として用法・用量を調節すること。[9.2 参照],[16.6.1 参照]
腎機能障害(Ccr 60mL/min未満)のある又は血液透析を受けている患者※ Ccr(mL/min)/
血液透析患者1回投与量
投与間隔
投与時間
30≦Ccr<60
1.5g
8時間毎
3時間
15≦Ccr<30
1g
8時間毎
3時間
Ccr<15
0.75g
12時間毎
3時間
血液透析患者
0.75g
12時間毎
3時間
Ccr:クレアチニンクリアランス
※:血液透析患者では、透析実施後できるだけ速やかに投与すること。
-
7.2 腎クリアランスが亢進した患者では、下表を目安として用法・用量を調節すること。
Ccr(mL/min)
1回投与量
投与間隔
投与時間
120≦Ccr
2g
6時間毎
3時間
- 7.3 本剤はグラム陽性菌、嫌気性菌に対して抗菌活性を示さないため、これらの菌種との重複感染が明らかである場合、これらの菌種に抗菌作用を有する抗菌薬と併用すること。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現を防ぐため、次のことに注意すること。[1 参照]
- 8.2 *本剤の使用にあたっては、抗微生物薬適正使用の観点から、「抗微生物薬適正使用の手引き」1) を参照すること。
- 8.3 本剤によるショック、アナフィラキシーの発生を確実に予知できる方法がないので、次の措置をとること。
- 8.4 カルバペネム耐性グラム陰性菌による感染症患者を対象とした臨床試験において、原因不明であるものの、本剤が投与されたアシネトバクター属による感染症患者で標準治療群より死亡率が高い傾向が認められた。本剤の使用にあたっては他の治療法も考慮のうえ、本剤を使用する場合は、患者の状態を慎重に観察すること。[17.1.1 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.2 腎機能障害患者
本剤は腎排泄型の薬剤であり、高い血漿中濃度が持続するおそれがある。
-
9.2.1 腎機能障害(Ccr 60mL/min未満)のある患者
減量等を考慮すること。[7.1 参照],[16.5 参照],[16.6.1 参照]
- 9.2.2 血液透析患者
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物実験(ラット)で胎盤への移行が報告されている。
9.6 授乳婦
授乳中の女性には、治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で乳汁中への移行が報告されている。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)
ショック、アナフィラキシーがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、呼吸困難、全身潮紅、蕁麻疹、血圧低下等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。[8.3 参照]
-
11.1.2 偽膜性大腸炎(1%未満)
偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎があらわれることがあるので、腹痛、頻回の下痢があらわれた場合には直ちに投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。
-
11.1.3 肝機能障害(2.7%)
AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
-
11.1.4 痙攣、てんかん発作(いずれも頻度不明)
痙攣、てんかん発作等の中枢神経症状があらわれることがある。
- 11.1.5 好中球減少症(頻度不明)
11.2 その他の副作用
1%以上 |
1%未満 |
頻度不明 |
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|---|---|---|---|
過敏症 |
発疹、そう痒 |
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呼吸器 |
咳嗽 |
||
肝臓 |
ALT上昇、γ-GTP上昇 |
AST上昇、肝機能異常 |
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*腎臓 |
着色尿 |
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消化器 |
下痢 |
悪心、嘔吐 |
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菌交代症 |
カンジダ症 |
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投与部位 |
疼痛・紅斑・静脈炎等の注射部位反応 |
13. 過量投与
本剤は血液透析により血漿中から除去されることが報告されている。
14. 適用上の注意
14.1 薬剤調製時の注意
-
14.1.1 調製方法
- (1) 本剤1瓶につき、生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液10mLを加え、穏やかに振盪し溶解液とする(最終容量約11.2mL)。この溶解液を直接投与しないこと。
-
(2) 溶解後速やかに、下表を参考に必要量の溶解液を生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液100mLの点滴バッグに注入し、希釈する。余剰の溶解液は廃棄すること。
1回投与量
必要瓶数
瓶から分取する溶解液量
100mL点滴バッグに注入する溶解液総量
2g
2本
各瓶の全量(11.2mL)
22.4mL
1.5g
2本
1本目の全量(11.2mL)及び2本目の5.6mL
16.8mL
1g
1本
全量(11.2mL)
11.2mL
0.75g
1本
8.4mL
8.4mL
- (3) 調製後は室温下で5時間以内に投与を終了し、残液は廃棄すること。
- (4) やむを得ず調製液の保存を必要とする場合は、遮光のうえ2~8℃で保存し、24時間以内に使用開始のうえ、室温下で5時間以内に投与を終了すること。