薬効分類名グリコペプチド系抗生物質製剤
一般的名称テイコプラニン
テイコプラニン点滴静注用200mg「VTRS」
ていこぷらにんてんてきじょうちゅうよう200mg「VTRS」
TEICOPLANIN for Injection
製造販売元/ヴィアトリス・ヘルスケア合同会社、販売元/ヴィアトリス製薬合同会社
重大な副作用
その他の副作用
併用注意
- ループ利尿剤
- [9.2.1 参照],[9.2.2 参照]
腎障害、聴覚障害を増強するおそれがあるので併用は避けることが望ましいが、やむを得ず併用する場合は、血中濃度をモニタリングするなど安全性の確保に配慮し、慎重に投与すること。
腎障害、聴覚毒性が増強される。
- 腎障害、聴覚障害を起こす可能性のある薬剤
- [9.1.2 参照],[9.2.1 参照],[9.2.2 参照]
腎障害、聴覚障害を増強するおそれがあるので併用は避けることが望ましいが、やむを得ず併用する場合は、血中濃度をモニタリングするなど安全性の確保に配慮し、慎重に投与すること。
腎障害、聴覚毒性が増強される。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
5. 効能又は効果に関連する注意
本剤はメチシリン耐性の黄色ブドウ球菌感染症に対してのみ有用性が認められている。
6. 用法及び用量
通常、成人にはテイコプラニンとして初日400mg(力価)又は800mg(力価)を2回に分け、以後1日1回200mg(力価)又は400mg(力価)を30分以上かけて点滴静注する。敗血症には、初日800mg(力価)を2回に分け、以後1日1回400mg(力価)を30分以上かけて点滴静注する。
通常、乳児、幼児又は小児にはテイコプラニンとして10mg(力価)/kgを12時間間隔で3回、以後6~10mg(力価)/kg(敗血症などの重症感染症では10mg(力価)/kg)を24時間ごとに30分以上かけて点滴静注する。
また、新生児(低出生体重児を含む)にはテイコプラニンとして初回のみ16mg(力価)/kgを、以後8mg(力価)/kgを24時間ごとに30分以上かけて点滴静注する。
なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。
7. 用法及び用量に関連する注意
- 7.1 投与期間中は血中濃度をモニタリングすることが望ましい。トラフレベルの血中濃度は5~10μg/mLを保つことが投与の目安となるが、敗血症などの重症感染症においては確実な臨床効果を得るために10μg/mL以上を保つこと。[9.1.2 参照],[9.2.1 参照],[9.2.2 参照],[9.7 参照],[9.8 参照]
-
7.2 本剤は主として腎臓から排泄され、腎機能障害患者では腎機能正常者よりも血中半減期が延長するので、投与量を調節して使用する必要がある。クレアチニン・クリアランスから投与量又は投与間隔を調節する目安は以下のとおりである。なお、血液透析あるいは腹膜透析を受けている患者への投与は、クレアチニン・クリアランスが10mL/min以下の患者と同様とする。[9.2.1 参照],[9.2.2 参照],[16.6.1 参照]
障害度
初期投与(3日目まで)
4日目以降
60≧Ccr>40
腎機能正常者と等しい投与量
1日の用量を半減するかあるいは隔日に投与する。
40≧Ccr>10
腎機能正常者と等しい投与量
1日の用量を1/3に減ずるかあるいは3日ごとに投与する。
10≧Ccr
腎機能正常者と等しい投与量
1日の用量を1/5に減ずるかあるいは5日ごとに投与する。
- 7.3 ショック及びレッドマン症候群(顔、頸、躯幹の紅斑性充血、そう痒等)が報告されているので、本剤の使用にあたっては30分以上かけて点滴静注し、急速なワンショット静注では使用しないこと。[11.1.1 参照]
8. 重要な基本的注意
- 8.1 本剤によるショック、アナフィラキシーの発生を確実に予知できる方法がないので、次の措置をとること。[11.1.1 参照]
- 8.2 本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。
- 8.3 眩暈、耳鳴、聴力低下等の第8脳神経障害があらわれることがあるので、聴力検査を行う等観察を十分に行うこと。[11.1.2 参照]
- 8.4 無顆粒球症、白血球減少、血小板減少があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行うこと。[11.1.4 参照]
- 8.5 急性腎障害があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行うこと。[11.1.5 参照]
- 8.6 AST、ALT、LDH、Al-P、γ-GTP、総ビリルビン等の上昇、黄疸があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行うこと。[11.1.6 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.2 腎機能障害患者
-
9.2.1 血液透析患者
血中濃度をモニタリングするなどして必要なトラフレベルの血中濃度の確保に注意すること。透析膜の種類によっては除去される場合もあるが、一般にテイコプラニンは血液透析によって除去されない場合が多い。[7.1 参照],[7.2 参照],[10.2 参照],[16.6.1 参照]
-
9.2.2 腎機能障害のある患者(血液透析患者を除く)
投与量を減ずるか、投与間隔をあけて使用すること。また、血中濃度をモニタリングするなど慎重に投与すること。排泄が遅延し、蓄積する。[7.1 参照],[7.2 参照],[10.2 参照],[16.6.1 参照]
9.3 肝機能障害患者
肝障害を悪化させることがある。[11.1.6 参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で乳汁中に移行することが認められている。
9.7 小児等
原則として初期負荷用量(小児では10mg/kg 12時間間隔 3回、新生児では16mg/kg)投与終了後の次回投与開始前のトラフ値及びその後1週間間隔でトラフ値の血中濃度をモニタリングするなど、慎重に投与すること。腎の発達段階にあるため、特に低出生体重児、新生児においては血中濃度の半減期が延長し高い血中濃度が長時間持続するおそれがある。[7.1 参照],[16.1.3 参照]
9.8 高齢者
血中濃度をモニタリングするなど安全性の確保に配慮すること。また、投与前及び投与中に腎機能検査を行い、腎機能の低下の程度により、4日目以降の用量を減量するなど慎重に投与すること。腎機能が低下している場合が多い。[7.1 参照]
10. 相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
|
腎障害、聴覚障害を増強するおそれがあるので併用は避けることが望ましいが、やむを得ず併用する場合は、血中濃度をモニタリングするなど安全性の確保に配慮し、慎重に投与すること。 |
腎障害、聴覚毒性が増強される。 |
|
腎障害、聴覚障害を増強するおそれがあるので併用は避けることが望ましいが、やむを得ず併用する場合は、血中濃度をモニタリングするなど安全性の確保に配慮し、慎重に投与すること。 |
腎障害、聴覚毒性が増強される。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)
気管支痙攣、血管浮腫、呼吸困難、顔面蒼白、発汗、頻脈等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。[7.3 参照],[8.1 参照]
-
11.1.2 第8脳神経障害(頻度不明)
眩暈、耳鳴、聴力低下等の第8脳神経障害があらわれることがある。[8.3 参照]
- 11.1.3 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、急性汎発性発疹性膿疱症、紅皮症(剥脱性皮膚炎)(いずれも頻度不明)
- 11.1.4 無顆粒球症、白血球減少、血小板減少(いずれも頻度不明)
- 11.1.5 急性腎障害(頻度不明)
-
11.1.6 肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)
AST、ALT、LDH、Al-P、γ-GTP、総ビリルビン等の上昇、黄疸があらわれることがある。[8.6 参照],[9.3 参照]
11.2 その他の副作用
1~5%未満 注1) |
0.1~1%未満 |
0.1%未満 |
頻度不明 |
|
|---|---|---|---|---|
過敏症 注2) |
発熱、発疹 |
|||
肝臓 |
AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇、γ-GTP上昇 |
黄疸、LDH上昇、ビリルビン上昇 |
||
血液 |
好酸球増多 |
貧血、白血球減少 |
汎血球減少 |
|
腎臓 |
BUN上昇 |
血清クレアチニン上昇 |
||
循環器 注3) |
血圧低下 |
動悸 |
血圧上昇 |
|
消化器 |
食欲不振、下痢、嘔吐 |
悪心 |
||
その他 |
痙攣 |
注射部位疼痛、静脈炎、悪寒、頭痛、菌交代症 |
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
5. 効能又は効果に関連する注意
本剤はメチシリン耐性の黄色ブドウ球菌感染症に対してのみ有用性が認められている。
6. 用法及び用量
通常、成人にはテイコプラニンとして初日400mg(力価)又は800mg(力価)を2回に分け、以後1日1回200mg(力価)又は400mg(力価)を30分以上かけて点滴静注する。敗血症には、初日800mg(力価)を2回に分け、以後1日1回400mg(力価)を30分以上かけて点滴静注する。
通常、乳児、幼児又は小児にはテイコプラニンとして10mg(力価)/kgを12時間間隔で3回、以後6~10mg(力価)/kg(敗血症などの重症感染症では10mg(力価)/kg)を24時間ごとに30分以上かけて点滴静注する。
また、新生児(低出生体重児を含む)にはテイコプラニンとして初回のみ16mg(力価)/kgを、以後8mg(力価)/kgを24時間ごとに30分以上かけて点滴静注する。
なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。
7. 用法及び用量に関連する注意
- 7.1 投与期間中は血中濃度をモニタリングすることが望ましい。トラフレベルの血中濃度は5~10μg/mLを保つことが投与の目安となるが、敗血症などの重症感染症においては確実な臨床効果を得るために10μg/mL以上を保つこと。[9.1.2 参照],[9.2.1 参照],[9.2.2 参照],[9.7 参照],[9.8 参照]
-
7.2 本剤は主として腎臓から排泄され、腎機能障害患者では腎機能正常者よりも血中半減期が延長するので、投与量を調節して使用する必要がある。クレアチニン・クリアランスから投与量又は投与間隔を調節する目安は以下のとおりである。なお、血液透析あるいは腹膜透析を受けている患者への投与は、クレアチニン・クリアランスが10mL/min以下の患者と同様とする。[9.2.1 参照],[9.2.2 参照],[16.6.1 参照]
障害度
初期投与(3日目まで)
4日目以降
60≧Ccr>40
腎機能正常者と等しい投与量
1日の用量を半減するかあるいは隔日に投与する。
40≧Ccr>10
腎機能正常者と等しい投与量
1日の用量を1/3に減ずるかあるいは3日ごとに投与する。
10≧Ccr
腎機能正常者と等しい投与量
1日の用量を1/5に減ずるかあるいは5日ごとに投与する。
- 7.3 ショック及びレッドマン症候群(顔、頸、躯幹の紅斑性充血、そう痒等)が報告されているので、本剤の使用にあたっては30分以上かけて点滴静注し、急速なワンショット静注では使用しないこと。[11.1.1 参照]
8. 重要な基本的注意
- 8.1 本剤によるショック、アナフィラキシーの発生を確実に予知できる方法がないので、次の措置をとること。[11.1.1 参照]
- 8.2 本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。
- 8.3 眩暈、耳鳴、聴力低下等の第8脳神経障害があらわれることがあるので、聴力検査を行う等観察を十分に行うこと。[11.1.2 参照]
- 8.4 無顆粒球症、白血球減少、血小板減少があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行うこと。[11.1.4 参照]
- 8.5 急性腎障害があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行うこと。[11.1.5 参照]
- 8.6 AST、ALT、LDH、Al-P、γ-GTP、総ビリルビン等の上昇、黄疸があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど観察を十分に行うこと。[11.1.6 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.2 腎機能障害患者
-
9.2.1 血液透析患者
血中濃度をモニタリングするなどして必要なトラフレベルの血中濃度の確保に注意すること。透析膜の種類によっては除去される場合もあるが、一般にテイコプラニンは血液透析によって除去されない場合が多い。[7.1 参照],[7.2 参照],[10.2 参照],[16.6.1 参照]
-
9.2.2 腎機能障害のある患者(血液透析患者を除く)
投与量を減ずるか、投与間隔をあけて使用すること。また、血中濃度をモニタリングするなど慎重に投与すること。排泄が遅延し、蓄積する。[7.1 参照],[7.2 参照],[10.2 参照],[16.6.1 参照]
9.3 肝機能障害患者
肝障害を悪化させることがある。[11.1.6 参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で乳汁中に移行することが認められている。
9.7 小児等
原則として初期負荷用量(小児では10mg/kg 12時間間隔 3回、新生児では16mg/kg)投与終了後の次回投与開始前のトラフ値及びその後1週間間隔でトラフ値の血中濃度をモニタリングするなど、慎重に投与すること。腎の発達段階にあるため、特に低出生体重児、新生児においては血中濃度の半減期が延長し高い血中濃度が長時間持続するおそれがある。[7.1 参照],[16.1.3 参照]
9.8 高齢者
血中濃度をモニタリングするなど安全性の確保に配慮すること。また、投与前及び投与中に腎機能検査を行い、腎機能の低下の程度により、4日目以降の用量を減量するなど慎重に投与すること。腎機能が低下している場合が多い。[7.1 参照]
10. 相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
|
腎障害、聴覚障害を増強するおそれがあるので併用は避けることが望ましいが、やむを得ず併用する場合は、血中濃度をモニタリングするなど安全性の確保に配慮し、慎重に投与すること。 |
腎障害、聴覚毒性が増強される。 |
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腎障害、聴覚障害を増強するおそれがあるので併用は避けることが望ましいが、やむを得ず併用する場合は、血中濃度をモニタリングするなど安全性の確保に配慮し、慎重に投与すること。 |
腎障害、聴覚毒性が増強される。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)
気管支痙攣、血管浮腫、呼吸困難、顔面蒼白、発汗、頻脈等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。[7.3 参照],[8.1 参照]
-
11.1.2 第8脳神経障害(頻度不明)
眩暈、耳鳴、聴力低下等の第8脳神経障害があらわれることがある。[8.3 参照]
- 11.1.3 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、急性汎発性発疹性膿疱症、紅皮症(剥脱性皮膚炎)(いずれも頻度不明)
- 11.1.4 無顆粒球症、白血球減少、血小板減少(いずれも頻度不明)
- 11.1.5 急性腎障害(頻度不明)
-
11.1.6 肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)
AST、ALT、LDH、Al-P、γ-GTP、総ビリルビン等の上昇、黄疸があらわれることがある。[8.6 参照],[9.3 参照]
11.2 その他の副作用
1~5%未満 注1) |
0.1~1%未満 |
0.1%未満 |
頻度不明 |
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|---|---|---|---|---|
過敏症 注2) |
発熱、発疹 |
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肝臓 |
AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇、γ-GTP上昇 |
黄疸、LDH上昇、ビリルビン上昇 |
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血液 |
好酸球増多 |
貧血、白血球減少 |
汎血球減少 |
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腎臓 |
BUN上昇 |
血清クレアチニン上昇 |
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循環器 注3) |
血圧低下 |
動悸 |
血圧上昇 |
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消化器 |
食欲不振、下痢、嘔吐 |
悪心 |
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その他 |
痙攣 |
注射部位疼痛、静脈炎、悪寒、頭痛、菌交代症 |