薬効分類名抗悪性腫瘍剤/FGFR阻害剤
一般的名称ペミガチニブ錠
ペマジール錠4.5mg
ぺまじーるじょう4.5mg
Pemazyre Tablets
製造販売元/インサイト・バイオサイエンシズ・ジャパン合同会社
重大な副作用
その他の副作用
併用注意
本剤の有効性が減弱するおそれがあるので、これらの薬剤との併用は可能な限り避けること。
これらの薬剤がCYP3Aを誘導することにより、本剤の血中濃度が低下する可能性がある。
本剤の副作用が増強されるおそれがあるので、これらの薬剤との併用は可能な限り避けること。やむを得ず併用する場合には本剤の減量を考慮するとともに、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。
これらの薬剤がCYP3Aを阻害することにより、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。
1. 警告
本剤は、緊急時に十分対応できる医療施設において、がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本療法が適切と判断される症例についてのみ投与すること。また、治療開始に先立ち、患者又はその家族に本剤の有効性及び危険性を十分説明し、同意を得てから投与すること。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
5. 効能又は効果に関連する注意
-
*〈効能共通〉
- 5.1 「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.1 参照],[17.1.2 参照]
- 〈がん化学療法後に増悪したFGFR2融合遺伝子陽性の治癒切除不能な胆道癌〉
- 〈FGFR1融合遺伝子陽性の骨髄性又はリンパ性腫瘍〉
7. 用法及び用量に関連する注意
- 7.1 他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。
-
7.2 本剤投与により副作用が発現した場合には、以下の基準を考慮して休薬・減量・中止すること。[8.1 参照],[8.2 参照],[11.1 参照],[11.2 参照]
*減量の目安 減量レベル
投与量
がん化学療法後に増悪したFGFR2融合遺伝子陽性の治癒切除不能な胆道癌
FGFR1融合遺伝子陽性の骨髄性又はリンパ性腫瘍
通常投与量
13.5mg
13.5mg
1段階減量
9mg
9mg
2段階減量
4.5mg
4.5mg
3段階減量
投与中止
原則投与中止 注1)
注1) 2段階減量時点で奏効が認められ、かつ治療上の有益性が危険性を上回ると判断された場合のみ、4.5mgを14日間投与後に7日間休薬を1サイクルとして投与を継続することができる。4.5mgを14日間投与後に7日間休薬で副作用が発現した場合には投与を中止すること。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 網膜剥離があらわれることがあるので、本剤投与中は定期的に眼科検査を行うなど観察を十分に行うこと。また、眼の異常が認められた場合には、速やかに医療機関を受診するよう患者を指導すること。[7.2 参照],[11.1.1 参照]
- 8.2 高リン血症があらわれることがあるので、本剤投与中は定期的に血清リン濃度を測定し、血清リン濃度の変動に注意すること。[7.2 参照],[11.1.2 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.2 腎機能障害患者
-
9.2.1 重度の腎機能障害患者(eGFRが30mL/min/1.73m2未満)
減量を考慮するとともに、患者の状態をより慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。本剤の血中濃度が上昇することがあり、副作用が強くあらわれるおそれがある。[16.6.1 参照]
9.3 肝機能障害患者
-
9.3.1 中等度以上の肝機能障害患者(Child-Pugh分類B又はC)
減量を考慮するとともに、患者の状態をより慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。本剤の血中濃度が上昇することがあり、副作用が強くあらわれるおそれがある。[16.6.2 参照]
9.4 生殖能を有する者
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
ラットを用いた生殖発生毒性試験において、臨床曝露量未満に相当する用量で胎児骨格異常の発生が報告されている1)
。[9.4.1 参照],[9.4.2 参照],[9.6 参照]
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
10. 相互作用
- 本剤は主にCYP3A4で代謝される。[16.4 参照]
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
本剤の有効性が減弱するおそれがあるので、これらの薬剤との併用は可能な限り避けること。 |
これらの薬剤がCYP3Aを誘導することにより、本剤の血中濃度が低下する可能性がある。 |
|
本剤の副作用が増強されるおそれがあるので、これらの薬剤との併用は可能な限り避けること。やむを得ず併用する場合には本剤の減量を考慮するとともに、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 |
これらの薬剤がCYP3Aを阻害することにより、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
11.2 その他の副作用
10%以上 |
10%未満5%以上 |
5%未満 |
|
|---|---|---|---|
*血液及びリンパ系障害 |
貧血 |
血小板数減少、白血球数減少、好中球数減少、血中クレアチニン増加 |
|
*眼障害 |
ドライアイ(33.8%)、睫毛乱生、角膜障害、結膜炎 |
霧視 |
眼痛、羞明 |
*胃腸障害 |
下痢(42.6%)、口内炎(45.3%)、口内乾燥(35.1%)、悪心、便秘、腹痛 |
嘔吐 |
腹部膨満、消化不良、胃食道逆流性疾患、嚥下障害 |
*一般・全身障害及び投与部位の状態 |
疲労(36.5%)、体重減少 |
末梢性浮腫 |
|
*肝胆道系障害 |
ALP増加 |
高ビリルビン血症、ALT増加、AST増加、トランスアミナーゼ上昇 |
|
*感染症及び寄生虫症 |
爪真菌症、尿路感染 |
||
代謝及び栄養障害 |
食欲減退、低リン血症 |
高カルシウム血症、ビタミンD減少 |
脱水、低ナトリウム血症 |
*筋骨格系及び結合組織障害 |
関節痛、四肢痛 |
筋肉痛 |
背部痛、筋痙縮、筋骨格痛、筋力低下 |
*神経系障害 |
味覚障害(39.2%) |
浮動性めまい、末梢性ニューロパチー、頭痛 |
錯感覚、記憶障害 |
*腎及び尿路障害 |
急性腎障害、排尿困難 |
||
*呼吸器、胸郭及び縦隔障害 |
鼻出血、鼻乾燥 |
口腔咽頭痛、呼吸困難、鼻閉 |
|
*皮膚及び皮下組織障害 |
脱毛症(56.8%)、爪の障害(49.3%)、手掌・足底発赤知覚不全症候群、皮膚乾燥 |
発疹、爪囲炎、紅斑 |
ざ瘡様皮膚炎、そう痒症、毛髪成長異常、陥入爪、皮膚潰瘍 |
*その他 |
血中副甲状腺ホルモン減少 |
1. 警告
本剤は、緊急時に十分対応できる医療施設において、がん化学療法に十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本療法が適切と判断される症例についてのみ投与すること。また、治療開始に先立ち、患者又はその家族に本剤の有効性及び危険性を十分説明し、同意を得てから投与すること。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
5. 効能又は効果に関連する注意
-
*〈効能共通〉
- 5.1 「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.1 参照],[17.1.2 参照]
- 〈がん化学療法後に増悪したFGFR2融合遺伝子陽性の治癒切除不能な胆道癌〉
- 〈FGFR1融合遺伝子陽性の骨髄性又はリンパ性腫瘍〉
7. 用法及び用量に関連する注意
- 7.1 他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。
-
7.2 本剤投与により副作用が発現した場合には、以下の基準を考慮して休薬・減量・中止すること。[8.1 参照],[8.2 参照],[11.1 参照],[11.2 参照]
*減量の目安 減量レベル
投与量
がん化学療法後に増悪したFGFR2融合遺伝子陽性の治癒切除不能な胆道癌
FGFR1融合遺伝子陽性の骨髄性又はリンパ性腫瘍
通常投与量
13.5mg
13.5mg
1段階減量
9mg
9mg
2段階減量
4.5mg
4.5mg
3段階減量
投与中止
原則投与中止 注1)
注1) 2段階減量時点で奏効が認められ、かつ治療上の有益性が危険性を上回ると判断された場合のみ、4.5mgを14日間投与後に7日間休薬を1サイクルとして投与を継続することができる。4.5mgを14日間投与後に7日間休薬で副作用が発現した場合には投与を中止すること。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 網膜剥離があらわれることがあるので、本剤投与中は定期的に眼科検査を行うなど観察を十分に行うこと。また、眼の異常が認められた場合には、速やかに医療機関を受診するよう患者を指導すること。[7.2 参照],[11.1.1 参照]
- 8.2 高リン血症があらわれることがあるので、本剤投与中は定期的に血清リン濃度を測定し、血清リン濃度の変動に注意すること。[7.2 参照],[11.1.2 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.2 腎機能障害患者
-
9.2.1 重度の腎機能障害患者(eGFRが30mL/min/1.73m2未満)
減量を考慮するとともに、患者の状態をより慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。本剤の血中濃度が上昇することがあり、副作用が強くあらわれるおそれがある。[16.6.1 参照]
9.3 肝機能障害患者
-
9.3.1 中等度以上の肝機能障害患者(Child-Pugh分類B又はC)
減量を考慮するとともに、患者の状態をより慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。本剤の血中濃度が上昇することがあり、副作用が強くあらわれるおそれがある。[16.6.2 参照]
9.4 生殖能を有する者
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
ラットを用いた生殖発生毒性試験において、臨床曝露量未満に相当する用量で胎児骨格異常の発生が報告されている1)
。[9.4.1 参照],[9.4.2 参照],[9.6 参照]
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
10. 相互作用
- 本剤は主にCYP3A4で代謝される。[16.4 参照]
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
本剤の有効性が減弱するおそれがあるので、これらの薬剤との併用は可能な限り避けること。 |
これらの薬剤がCYP3Aを誘導することにより、本剤の血中濃度が低下する可能性がある。 |
|
本剤の副作用が増強されるおそれがあるので、これらの薬剤との併用は可能な限り避けること。やむを得ず併用する場合には本剤の減量を考慮するとともに、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 |
これらの薬剤がCYP3Aを阻害することにより、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
11.2 その他の副作用
10%以上 |
10%未満5%以上 |
5%未満 |
|
|---|---|---|---|
*血液及びリンパ系障害 |
貧血 |
血小板数減少、白血球数減少、好中球数減少、血中クレアチニン増加 |
|
*眼障害 |
ドライアイ(33.8%)、睫毛乱生、角膜障害、結膜炎 |
霧視 |
眼痛、羞明 |
*胃腸障害 |
下痢(42.6%)、口内炎(45.3%)、口内乾燥(35.1%)、悪心、便秘、腹痛 |
嘔吐 |
腹部膨満、消化不良、胃食道逆流性疾患、嚥下障害 |
*一般・全身障害及び投与部位の状態 |
疲労(36.5%)、体重減少 |
末梢性浮腫 |
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*肝胆道系障害 |
ALP増加 |
高ビリルビン血症、ALT増加、AST増加、トランスアミナーゼ上昇 |
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*感染症及び寄生虫症 |
爪真菌症、尿路感染 |
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代謝及び栄養障害 |
食欲減退、低リン血症 |
高カルシウム血症、ビタミンD減少 |
脱水、低ナトリウム血症 |
*筋骨格系及び結合組織障害 |
関節痛、四肢痛 |
筋肉痛 |
背部痛、筋痙縮、筋骨格痛、筋力低下 |
*神経系障害 |
味覚障害(39.2%) |
浮動性めまい、末梢性ニューロパチー、頭痛 |
錯感覚、記憶障害 |
*腎及び尿路障害 |
急性腎障害、排尿困難 |
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*呼吸器、胸郭及び縦隔障害 |
鼻出血、鼻乾燥 |
口腔咽頭痛、呼吸困難、鼻閉 |
|
*皮膚及び皮下組織障害 |
脱毛症(56.8%)、爪の障害(49.3%)、手掌・足底発赤知覚不全症候群、皮膚乾燥 |
発疹、爪囲炎、紅斑 |
ざ瘡様皮膚炎、そう痒症、毛髪成長異常、陥入爪、皮膚潰瘍 |
*その他 |
血中副甲状腺ホルモン減少 |