薬効分類名抗悪性腫瘍剤/ポリアデノシン5'二リン酸リボースポリメラーゼ(PARP)阻害剤
一般的名称ニラパリブトシル酸塩水和物
ゼジューラ錠100mg
ぜじゅーらじょう
Zejula tablets 100mg
製造販売元/武田薬品工業株式会社
重大な副作用
その他の副作用
1. 警告
本剤は、緊急時に十分対応できる医療機関において、がん化学療法に十分な知識及び経験を持つ医師のもとで、本剤の使用が適切と判断される症例についてのみ投与すること。また、治療開始に先立ち、患者又は患者の家族に有効性及び危険性を十分説明し、同意を得てから投与すること。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
5. 効能又は効果に関連する注意
- 〈卵巣癌における初回化学療法後の維持療法〉
- 〈白金系抗悪性腫瘍剤感受性の再発卵巣癌における維持療法〉
-
〈白金系抗悪性腫瘍剤感受性の相同組換え修復欠損を有する再発卵巣癌〉
- 5.5 3つ以上の化学療法歴のある患者を対象とすること。
- 5.6 承認された体外診断用医薬品又は医療機器を用いた検査により、相同組換え修復欠損を有することが確認された患者に投与すること。なお、承認された体外診断用医薬品又は医療機器に関する情報については、以下のウェブサイトから入手可能である:https://www.pmda.go.jp/review-services/drug-reviews/review-information/cd/0001.html
- 5.7 臨床試験に組み入れられた患者における白金系抗悪性腫瘍剤を含む化学療法終了後から疾患進行までの期間(PFI)、前治療歴等について、「17. 臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分理解した上で、本剤以外の治療の実施についても慎重に検討し、適応患者の選択を行うこと。
6. 用法及び用量
通常、成人にはニラパリブとして1日1回200mgを経口投与する。ただし、本剤初回投与前の体重が77kg以上かつ血小板数が150,000/μL以上の成人にはニラパリブとして1日1回300mgを経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
7. 用法及び用量に関連する注意
-
〈効能共通〉
-
7.1 本剤投与により副作用が発現した場合には、以下の基準を参考に、本剤を休薬、減量、中止すること。[8.1 参照],[11.1.1 参照]
減量・中止する場合の投与量 初回投与量
200mg
300mg
1段階減量
100mg
200mg
2段階減量
投与中止
100mg
3段階減量
/
投与中止
副作用発現時の休薬・減量・中止基準 副作用
程度注1)
処置
再開時の投与量
血小板減少
血小板数
100,000/µL未満1段階減量
好中球減少
好中球数
1,000/µL未満1段階減量
貧血
ヘモグロビン値
8g/dL未満1段階減量
上記以外の副作用注2)
Grade3以上
1段階減量
注1)GradeはNCI-CTCAE ver.4.03に準じる。
注2)副作用の予防又は治療を行っても副作用が継続する場合。 - 7.2 他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。
-
7.1 本剤投与により副作用が発現した場合には、以下の基準を参考に、本剤を休薬、減量、中止すること。[8.1 参照],[11.1.1 参照]
- 〈卵巣癌における初回化学療法後の維持療法〉
8. 重要な基本的注意
- 8.1 骨髄抑制があらわれることがあるので、本剤投与開始前及び投与中は定期的に血液学的検査を行い、患者の状態を十分に観察すること。[7.1 参照],[11.1.1 参照]
- 8.2 高血圧があらわれることがあるので、本剤投与開始前に血圧が適切に管理されていることを確認すること。本剤投与中は定期的に血圧を測定すること。[9.1.1 参照],[11.1.2 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 高血圧の患者
高血圧が悪化するおそれがある。[8.2 参照],[11.1.2 参照]
9.3 肝機能障害患者
-
9.3.1 中等度以上の肝機能障害のある患者(総ビリルビン値が基準値上限の1.5倍超)
減量を考慮するとともに、患者の状態をより慎重に観察し、有害事象の発現に十分注意すること。血中濃度が上昇し、副作用が強くあらわれるおそれがある。重度の肝機能障害のある患者(総ビリルビン値が基準値上限の3倍超)を対象とした臨床試験は実施していない。[16.6.1 参照]
9.4 生殖能を有する者
妊娠可能な女性に対しては、本剤投与中及び投与終了後一定期間は適切な避妊を行うよう指導すること。[9.5 参照]
9.5 妊婦
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 骨髄抑制(78.8%)
血小板減少(62.0%)、貧血(55.1%)、白血球減少(8.5%)、好中球減少(21.2%)、発熱性好中球減少症(0.4%)、好中球減少性敗血症(0.1%)、好中球減少性感染(頻度不明)、汎血球減少症(0.3%)等があらわれることがある。[7.1 参照],[8.1 参照]
-
11.1.2 高血圧(9.8%)
高血圧クリーゼ(0.2%)があらわれることがある。[8.2 参照],[9.1.1 参照]
-
11.1.3 可逆性後白質脳症症候群(頻度不明)
可逆性後白質脳症症候群(症状:痙攣発作、頭痛、精神状態変化、視覚障害、皮質盲等)があらわれることがあり、高血圧を伴う症例も報告されている。観察を十分に行い、可逆性後白質脳症症候群が疑われた場合は、頭部MRI検査等の画像診断を行うとともに、本剤の投与を中止し、血圧のコントロール等の適切な処置を行うこと。
-
11.1.4 間質性肺疾患(0.6%)
肺臓炎(0.5%)、間質性肺疾患(0.1%)等があらわれることがある。
11.2 その他の副作用
10%以上 |
5~10%未満 |
5%未満 |
頻度不明 |
|
|---|---|---|---|---|
感染 |
尿路感染、気管支炎、結膜炎、上咽頭炎 |
|||
免疫障害 |
過敏症 |
アナフィラキシー |
||
精神神経系 |
頭痛、不眠症 |
浮動性めまい |
不安、うつ病、幻覚、認知障害、集中力障害、記憶障害、錯乱状態 |
失見当識 |
循環器 |
動悸 |
頻脈 |
塞栓症 |
|
呼吸器 |
呼吸困難 |
鼻出血、咳嗽 |
||
消化器 |
悪心(59.1%)、便秘(24.2%)、嘔吐(20.0%)、食欲減退、下痢 |
口内乾燥、味覚異常、消化不良、腹痛 |
口内炎 |
|
皮膚 |
光線過敏性反応 |
発疹 |
||
筋・骨格系 |
関節痛、筋肉痛、背部痛 |
|||
全身 |
疲労(33.2%)、無力症 |
粘膜の炎症、末梢性浮腫 |
||
その他 |
血中クレアチニン増加 |
AST増加、ALT増加、血中ALP増加、γ-GTP増加、体重減少、低カリウム血症 |
1. 警告
本剤は、緊急時に十分対応できる医療機関において、がん化学療法に十分な知識及び経験を持つ医師のもとで、本剤の使用が適切と判断される症例についてのみ投与すること。また、治療開始に先立ち、患者又は患者の家族に有効性及び危険性を十分説明し、同意を得てから投与すること。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
5. 効能又は効果に関連する注意
- 〈卵巣癌における初回化学療法後の維持療法〉
- 〈白金系抗悪性腫瘍剤感受性の再発卵巣癌における維持療法〉
-
〈白金系抗悪性腫瘍剤感受性の相同組換え修復欠損を有する再発卵巣癌〉
- 5.5 3つ以上の化学療法歴のある患者を対象とすること。
- 5.6 承認された体外診断用医薬品又は医療機器を用いた検査により、相同組換え修復欠損を有することが確認された患者に投与すること。なお、承認された体外診断用医薬品又は医療機器に関する情報については、以下のウェブサイトから入手可能である:https://www.pmda.go.jp/review-services/drug-reviews/review-information/cd/0001.html
- 5.7 臨床試験に組み入れられた患者における白金系抗悪性腫瘍剤を含む化学療法終了後から疾患進行までの期間(PFI)、前治療歴等について、「17. 臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分理解した上で、本剤以外の治療の実施についても慎重に検討し、適応患者の選択を行うこと。
6. 用法及び用量
通常、成人にはニラパリブとして1日1回200mgを経口投与する。ただし、本剤初回投与前の体重が77kg以上かつ血小板数が150,000/μL以上の成人にはニラパリブとして1日1回300mgを経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
7. 用法及び用量に関連する注意
-
〈効能共通〉
-
7.1 本剤投与により副作用が発現した場合には、以下の基準を参考に、本剤を休薬、減量、中止すること。[8.1 参照],[11.1.1 参照]
減量・中止する場合の投与量 初回投与量
200mg
300mg
1段階減量
100mg
200mg
2段階減量
投与中止
100mg
3段階減量
/
投与中止
副作用発現時の休薬・減量・中止基準 副作用
程度注1)
処置
再開時の投与量
血小板減少
血小板数
100,000/µL未満1段階減量
好中球減少
好中球数
1,000/µL未満1段階減量
貧血
ヘモグロビン値
8g/dL未満1段階減量
上記以外の副作用注2)
Grade3以上
1段階減量
注1)GradeはNCI-CTCAE ver.4.03に準じる。
注2)副作用の予防又は治療を行っても副作用が継続する場合。 - 7.2 他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。
-
7.1 本剤投与により副作用が発現した場合には、以下の基準を参考に、本剤を休薬、減量、中止すること。[8.1 参照],[11.1.1 参照]
- 〈卵巣癌における初回化学療法後の維持療法〉
8. 重要な基本的注意
- 8.1 骨髄抑制があらわれることがあるので、本剤投与開始前及び投与中は定期的に血液学的検査を行い、患者の状態を十分に観察すること。[7.1 参照],[11.1.1 参照]
- 8.2 高血圧があらわれることがあるので、本剤投与開始前に血圧が適切に管理されていることを確認すること。本剤投与中は定期的に血圧を測定すること。[9.1.1 参照],[11.1.2 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 高血圧の患者
高血圧が悪化するおそれがある。[8.2 参照],[11.1.2 参照]
9.3 肝機能障害患者
-
9.3.1 中等度以上の肝機能障害のある患者(総ビリルビン値が基準値上限の1.5倍超)
減量を考慮するとともに、患者の状態をより慎重に観察し、有害事象の発現に十分注意すること。血中濃度が上昇し、副作用が強くあらわれるおそれがある。重度の肝機能障害のある患者(総ビリルビン値が基準値上限の3倍超)を対象とした臨床試験は実施していない。[16.6.1 参照]
9.4 生殖能を有する者
妊娠可能な女性に対しては、本剤投与中及び投与終了後一定期間は適切な避妊を行うよう指導すること。[9.5 参照]
9.5 妊婦
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 骨髄抑制(78.8%)
血小板減少(62.0%)、貧血(55.1%)、白血球減少(8.5%)、好中球減少(21.2%)、発熱性好中球減少症(0.4%)、好中球減少性敗血症(0.1%)、好中球減少性感染(頻度不明)、汎血球減少症(0.3%)等があらわれることがある。[7.1 参照],[8.1 参照]
-
11.1.2 高血圧(9.8%)
高血圧クリーゼ(0.2%)があらわれることがある。[8.2 参照],[9.1.1 参照]
-
11.1.3 可逆性後白質脳症症候群(頻度不明)
可逆性後白質脳症症候群(症状:痙攣発作、頭痛、精神状態変化、視覚障害、皮質盲等)があらわれることがあり、高血圧を伴う症例も報告されている。観察を十分に行い、可逆性後白質脳症症候群が疑われた場合は、頭部MRI検査等の画像診断を行うとともに、本剤の投与を中止し、血圧のコントロール等の適切な処置を行うこと。
-
11.1.4 間質性肺疾患(0.6%)
肺臓炎(0.5%)、間質性肺疾患(0.1%)等があらわれることがある。
11.2 その他の副作用
10%以上 |
5~10%未満 |
5%未満 |
頻度不明 |
|
|---|---|---|---|---|
感染 |
尿路感染、気管支炎、結膜炎、上咽頭炎 |
|||
免疫障害 |
過敏症 |
アナフィラキシー |
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精神神経系 |
頭痛、不眠症 |
浮動性めまい |
不安、うつ病、幻覚、認知障害、集中力障害、記憶障害、錯乱状態 |
失見当識 |
循環器 |
動悸 |
頻脈 |
塞栓症 |
|
呼吸器 |
呼吸困難 |
鼻出血、咳嗽 |
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消化器 |
悪心(59.1%)、便秘(24.2%)、嘔吐(20.0%)、食欲減退、下痢 |
口内乾燥、味覚異常、消化不良、腹痛 |
口内炎 |
|
皮膚 |
光線過敏性反応 |
発疹 |
||
筋・骨格系 |
関節痛、筋肉痛、背部痛 |
|||
全身 |
疲労(33.2%)、無力症 |
粘膜の炎症、末梢性浮腫 |
||
その他 |
血中クレアチニン増加 |
AST増加、ALT増加、血中ALP増加、γ-GTP増加、体重減少、低カリウム血症 |