薬効分類名抗悪性腫瘍剤
BRAF阻害剤
一般的名称ダブラフェニブメシル酸塩
タフィンラーカプセル50mg、タフィンラーカプセル75mg、タフィンラー小児用分散錠10mg
たふぃんらーかぷせる50mg、たふぃんらーかぷせる75mg、たふぃんらーしょうにようぶんさんじょう10mg
Tafinlar Capsules, Tafinlar Capsules, Tafinlar Dispersible tablets for Pediatric
製造販売(輸入)/ノバルティスファーマ株式会社
重大な副作用
その他の副作用
併用注意
CYP3A阻害剤
- ケトコナゾール(経口剤は国内未承認)
クラリスロマイシン
リトナビル等
[16.7.2 参照]
本剤の血中濃度が上昇するおそれがあるので、CYP3A阻害作用のない薬剤への代替を考慮すること。やむを得ずCYP3A阻害剤と本剤を併用投与する場合には、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現・増強に注意すること。
これらの薬剤がCYP3Aを阻害することにより、本剤の代謝が阻害され、血中濃度が上昇するおそれがある。
CYP2C8阻害剤
- ゲムフィブロジル(国内未承認)等
[16.7.2 参照]
本剤の血中濃度が上昇するおそれがあるので、CYP2C8阻害作用のない薬剤への代替を考慮すること。やむを得ずCYP2C8阻害剤と本剤を併用投与する場合には、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現・増強に注意すること。
これらの薬剤がCYP2C8を阻害することにより、本剤の代謝が阻害され、血中濃度が上昇するおそれがある。
CYP3A及びCYP2C8誘導剤
- リファンピシン等
[16.7.2 参照]
本剤の血中濃度が低下するおそれがあるので、CYP3A及びCYP2C8誘導作用のない薬剤への代替を考慮すること。
これらの薬剤がCYP3A及びCYP2C8を誘導することにより、本剤の代謝が促進され、血中濃度が低下する可能性がある。
CYP3A基質
- ミダゾラム
経口避妊薬(ノルエチステロン・エチニルエストラジオール等)
デキサメタゾン等
[9.3.1 参照] , [16.7.2 参照]
CYP3Aにより代謝される薬剤と併用する場合は、これらの薬剤の血中濃度が低下し、有効性が減弱する可能性がある。
本剤がCYP3Aを誘導することにより、これらの薬剤の血中濃度が低下する可能性がある。
CYP2C9基質
- ワルファリン等
[16.7.2 参照]
CYP2C9により代謝される薬剤と併用する場合は、これらの薬剤の血中濃度が低下し、有効性が減弱する可能性がある。
本剤がCYP2C9を誘導することにより、これらの薬剤の血中濃度が低下する可能性がある。
OATP1B1及びOATP1B3基質
- HMG-CoA還元酵素阻害剤(ロスバスタチン)等
[16.7.2 参照]
OATP1B1及びOATP1B3の基質となる薬剤と併用する場合は、これらの薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。
本剤がOATP1B1及びOATP1B3を阻害することにより、これらの薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 2.2 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[9.5 参照]
5. 効能又は効果に関連する注意
-
〈効能共通〉
-
5.1 十分な経験を有する病理医又は検査施設における検査により、BRAF遺伝子変異が確認された患者に投与すること。検査にあたっては、承認された体外診断用医薬品又は医療機器を用いること。なお、承認された体外診断用医薬品又は医療機器に関する情報については、以下のウェブサイトから入手可能である:
https://www.pmda.go.jp/review-services/drug-reviews/review-information/cd/0001.html
-
5.1 十分な経験を有する病理医又は検査施設における検査により、BRAF遺伝子変異が確認された患者に投与すること。検査にあたっては、承認された体外診断用医薬品又は医療機器を用いること。なお、承認された体外診断用医薬品又は医療機器に関する情報については、以下のウェブサイトから入手可能である:
-
〈悪性黒色腫〉
- 5.2 「17. 臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で適応患者の選択を行うこと。[17.1.1 参照],[17.1.2 参照],[17.1.3 参照],[17.1.4 参照],[17.1.5 参照]
-
〈非小細胞肺癌〉
- 5.3 「17. 臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で適応患者の選択を行うこと。[17.1.6 参照]
- 5.4 本剤の術後補助療法における有効性及び安全性は確立していない。
-
〈固形腫瘍〉
- 5.5 組織球症患者は本剤の投与対象となり得る。
- 5.6 臨床試験に組み入れられた患者のがん種等について、「17. 臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、本剤以外の治療の実施についても慎重に検討し、適応患者の選択を行うこと。[17.1.7 参照],[17.1.8 参照],[17.1.9 参照]
- 5.7 1歳未満の患者における有効性及び安全性は確立していない。[9.7 参照],[17.1.9 参照]
- 5.8 本剤の手術の補助療法における有効性及び安全性は確立していない。
-
〈有毛細胞白血病〉
- 5.9 臨床試験に組み入れられた患者の前治療歴等について、「17. 臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.7 参照]
-
〈低悪性度神経膠腫〉
- 5.10 臨床試験に組み入れられた患者の年齢、病理組織型等について、「17. 臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で適応患者の選択を行うこと。[17.1.10 参照]
- 5.11 1歳未満の患者における有効性及び安全性は確立していない。[9.7 参照],[17.1.10 参照]
- 5.12 切除後に疾患進行した又は切除が困難な患者を対象とすること。[17.1.10 参照]
6. 用法及び用量
- カプセル
- 小児用分散錠
-
〈固形腫瘍、低悪性度神経膠腫〉
トラメチニブとの併用において、通常、小児にはダブラフェニブとして体重に合わせて次の用量を1日2回、用時、水に分散して空腹時に経口投与する。
体重
8kg以上
10kg未満10kg以上
14kg未満14kg以上
18kg未満18kg以上
22kg未満22kg以上
26kg未満26kg以上
30kg未満1回
投与量20mg
30mg
40mg
50mg
60mg
70mg
体重
30kg以上
34kg未満34kg以上
38kg未満38kg以上
42kg未満42kg以上
46kg未満46kg以上
51kg未満51kg以上
1回
投与量80mg
90mg
100mg
110mg
130mg
150mg
-
〈固形腫瘍、低悪性度神経膠腫〉
7. 用法及び用量に関連する注意
-
〈効能共通〉
- 7.1 トラメチニブ以外の抗悪性腫瘍剤との併用における有効性及び安全性は確立していない。
- 7.2 食後に本剤を投与した場合、Cmax及びAUCが低下するとの報告がある。食事の影響を避けるため、食事の1時間前から食後2時間までの間の服用は避けること。[16.2.1 参照]
-
7.3 本剤投与により副作用(発熱を除く)が発現した場合には、下記の基準を参考に、本剤を休薬、減量又は中止すること。ただし、有棘細胞癌(皮膚の扁平上皮癌)又は新たな原発性悪性黒色腫が発現した場合には、外科的切除等の適切な処置を行った上で、休薬、減量することなく治療を継続することができる。[7.4 参照]
休薬、減量及び中止基準 NCI-CTCAE注1)によるGrade判定
処置
忍容不能なGrade 2
又はGrade 3休薬
Grade 1以下まで軽快後、1段階減量して投与を再開Grade 4
原則投与中止
治療継続が患者にとって望ましいと判断された場合には、Grade 1以下まで軽快後、1段階減量して投与を再開注1)NCI-CTCAE v4.0によりGradeを判定
カプセルの場合
用量調節の目安(成人) 用量調節段階注2)
1回投与量(1日2回)
通常投与量
150mg
1段階減量
100mg
2段階減量
75mg
3段階減量
50mg
4段階減量
投与中止
注2)適切な処置により副作用が管理できた場合には、減量時と逆の段階を経て増量可
用量調節の目安(小児) 用量調節段階注2)
1回投与量(1日2回)
通常投与量
75mg
100mg
125mg
150mg
1段階減量
50mg
75mg
100mg
100mg
2段階減量
投与中止
50mg
75mg
75mg
3段階減量
―
投与中止
50mg
50mg
4段階減量
―
―
投与中止
投与中止
小児用分散錠の場合
用量調節の目安(小児) 用量調節段階注2)
1回投与量(1日2回)
体重
8kg以上
10kg未満10kg以上
14kg未満14kg以上
18kg未満18kg以上
22kg未満22kg以上
26kg未満26kg以上
30kg未満通常投与量
20mg
30mg
40mg
50mg
60mg
70mg
1段階減量
10mg
20mg
30mg
30mg
40mg
50mg
2段階減量
投与中止
10mg
20mg
20mg
30mg
40mg
3段階減量
―
投与中止
10mg
10mg
20mg
20mg
4段階減量
―
―
投与中止
投与中止
投与中止
投与中止
用量調節段階注2)
1回投与量(1日2回)
体重
30kg以上
34kg未満34kg以上
38kg未満38kg以上
42kg未満42kg以上
46kg未満46kg以上
51kg未満51kg以上
通常投与量
80mg
90mg
100mg
110mg
130mg
150mg
1段階減量
50mg
60mg
70mg
70mg
90mg
100mg
2段階減量
40mg
50mg
50mg
60mg
70mg
80mg
3段階減量
30mg
30mg
30mg
40mg
40mg
50mg
4段階減量
投与中止
投与中止
投与中止
投与中止
投与中止
投与中止
- 7.4 38.0℃以上の発熱が認められた場合には、本剤を休薬すること。発熱の回復後、24時間以上発熱がない場合には、休薬前と同一の用量で投与を再開すること。38.0℃未満の発熱又は悪寒、戦慄、寝汗、インフルエンザ様症状等の発熱の初期症状の再発が認められた時点で本剤の休薬を検討すること。必要に応じて、7.3項の用量調節の目安を参考に、本剤を減量すること。本剤を休薬しても4週間以内に発熱がGrade1以下又はベースラインに軽快しない場合は、本剤の投与を中止すること。[7.3 参照],[8.1 参照]
- 〈固形腫瘍、低悪性度神経膠腫〉
8. 重要な基本的注意
- 8.1 発熱が高頻度に認められ、重度の脱水、低血圧を伴う例も報告されているので、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には減量、休薬や解熱剤の投与など適切な処置を行い、感染症等の有無を評価すること。解熱剤で効果が不十分な場合には、経口ステロイド剤の投与を検討すること。[7.4 参照]
- 8.2 有棘細胞癌(皮膚の扁平上皮癌)、新たな原発性悪性黒色腫があらわれることがあるので、定期的に皮膚の状態を確認すること。また、皮膚の異常が認められた場合には、速やかに医療機関を受診するよう患者を指導すること。[11.1.1 参照]
- 8.3 皮膚以外の部位に悪性腫瘍があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、適切な処置を行うこと。[11.1.2 参照]
- 8.4 心障害があらわれることがあるので、本剤投与開始前には、患者の心機能を確認すること。本剤投与中は適宜心機能検査(心エコー等)を行い、患者の状態(左室駆出率(LVEF)の変動を含む)を十分に観察すること。[9.1.1 参照],[11.1.3 参照]
- 8.5 ぶどう膜炎(虹彩炎を含む)等の重篤な眼障害が報告されているので、定期的に眼の異常の有無を確認すること。また、眼の異常が認められた場合には、速やかに医療機関を受診するよう患者を指導すること。
- 8.6 肝機能障害があらわれることがあるので、本剤投与中は定期的に肝機能検査を行うこと。[9.3.1 参照],[11.1.4 参照]
- 8.7 **好中球減少症、白血球減少症があらわれることがあるので、本剤投与中は定期的に血液検査を実施するなど観察を十分に行うこと。[11.1.7 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 心疾患又はその既往歴のある患者
症状が悪化するおそれがある。[8.4 参照],[11.1.3 参照]
9.3 肝機能障害患者
-
9.3.1 中等度以上の肝機能障害患者
本剤の曝露量が増加する可能性がある。[8.6 参照],[11.1.4 参照]
9.4 生殖能を有する者
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。動物実験では、ラットにおいて母動物の体重増加量・胎児体重の低値、骨化遅延が20mg/kg/日(臨床曝露量(AUC)の約0.3倍)以上の群でみられ、黄体数・着床数の低値、着床前・後死亡率の高値、生存胎児数の低値、心室中隔欠損及び胸腺分離が300mg/kg/日(臨床曝露量(AUC)の約1.9倍)群で認められている。[2.2 参照],[9.4.1 参照],[9.4.2 参照]
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。ヒトの乳汁中への移行は不明である。
9.7 小児等
9.8 高齢者
患者の状態を観察しながら注意して投与すること。一般に生理機能が低下している。
10. 相互作用
- 本剤はCYP2C8及び3A4の基質となる。また、本剤はCYP2C9及び3A4を誘導することが示されている。[16.7.1 参照]
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
CYP3A阻害剤
|
本剤の血中濃度が上昇するおそれがあるので、CYP3A阻害作用のない薬剤への代替を考慮すること。やむを得ずCYP3A阻害剤と本剤を併用投与する場合には、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現・増強に注意すること。 |
これらの薬剤がCYP3Aを阻害することにより、本剤の代謝が阻害され、血中濃度が上昇するおそれがある。 |
CYP2C8阻害剤
|
本剤の血中濃度が上昇するおそれがあるので、CYP2C8阻害作用のない薬剤への代替を考慮すること。やむを得ずCYP2C8阻害剤と本剤を併用投与する場合には、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現・増強に注意すること。 |
これらの薬剤がCYP2C8を阻害することにより、本剤の代謝が阻害され、血中濃度が上昇するおそれがある。 |
CYP3A及びCYP2C8誘導剤
|
本剤の血中濃度が低下するおそれがあるので、CYP3A及びCYP2C8誘導作用のない薬剤への代替を考慮すること。 |
これらの薬剤がCYP3A及びCYP2C8を誘導することにより、本剤の代謝が促進され、血中濃度が低下する可能性がある。 |
CYP3A基質
|
CYP3Aにより代謝される薬剤と併用する場合は、これらの薬剤の血中濃度が低下し、有効性が減弱する可能性がある。 |
本剤がCYP3Aを誘導することにより、これらの薬剤の血中濃度が低下する可能性がある。 |
CYP2C9基質
|
CYP2C9により代謝される薬剤と併用する場合は、これらの薬剤の血中濃度が低下し、有効性が減弱する可能性がある。 |
本剤がCYP2C9を誘導することにより、これらの薬剤の血中濃度が低下する可能性がある。 |
OATP1B1及びOATP1B3基質
|
OATP1B1及びOATP1B3の基質となる薬剤と併用する場合は、これらの薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。 |
本剤がOATP1B1及びOATP1B3を阻害することにより、これらの薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 有棘細胞癌注1)、注2)、注3)
皮膚有棘細胞癌(0.4%、1.6%)、ケラトアカントーマ(0.2%、3.7%)、ボーエン病(0.4%、頻度不明)があらわれることがある。臨床試験において、有毛細胞白血病患者では他がん種の患者よりも有棘細胞癌の発現頻度に高い傾向が認められた(皮膚有棘細胞癌(5.5%、頻度不明)、扁平上皮癌(5.5%、頻度不明))注4)。[8.2 参照]
-
11.1.2 悪性腫瘍(二次発癌)注1)、注2)、注3)
原発性悪性黒色腫(0.1%、1.1%)等の悪性腫瘍(二次発癌)があらわれることがある。臨床試験において、有毛細胞白血病患者では他がん種の患者よりも悪性腫瘍(二次発癌)の発現頻度に高い傾向が認められた(基底細胞癌(12.7%、頻度不明))注4)。[8.3 参照]
-
11.1.3 心障害注1)、注2)、注3)
心不全(0.1%、0.5%)、左室機能不全(0.1%、1.4%)、駆出率減少(5.8%、4.7%)等の重篤な心障害があらわれることがある。[8.4 参照],[9.1.1 参照]
-
11.1.4 肝機能障害注1)、注2)、注3)
ALT(11.2%、1.6%)、AST(11.2%、0.5%)等の上昇を伴う肝機能障害があらわれることがある。[8.6 参照],[9.3.1 参照]
- 11.1.5 静脈血栓塞栓症(0.3%、頻度不明)注1)、注2)、注3)
-
11.1.6 脳血管障害注1)、注2)、注3)
脳出血(0.1%、頻度不明)、脳卒中(いずれも頻度不明)等の脳血管障害があらわれることがある。
注1)重大な副作用の発現頻度は、トラメチニブとの併用時、本剤単独投与時の順に記載した。 - 11.1.7 **好中球減少症(8.0%、1.1%)、白血球減少症(3.3%、0.5%)注1)、注2)、注3)
11.2 その他の副作用
トラメチニブとの併用時注2)
10%以上 |
1%~10%未満 |
1%未満 |
頻度不明 |
|
|---|---|---|---|---|
感染症 |
- |
毛包炎、膿疱性皮疹、爪囲炎 |
蜂巣炎、尿路感染、上咽頭炎 |
- |
**血 液 |
- |
貧血、血小板減少症 |
- |
- |
代 謝 |
- |
食欲減退、脱水、低ナトリウム血症、低リン血症、高血糖 |
- |
- |
**神経系 |
頭痛 |
浮動性めまい、末梢性ニューロパチー |
- |
- |
眼 |
- |
霧視、ぶどう膜炎、視力障害 |
網膜色素上皮剥離、網脈絡膜症、網膜剥離、眼窩周囲浮腫 |
- |
**心・血管 |
- |
高血圧、低血圧、出血(鼻出血、歯肉出血等) |
リンパ浮腫、徐脈、QT/QTc間隔延長、房室ブロック |
心拍数減少 |
呼吸器 |
- |
咳嗽、呼吸困難 |
肺臓炎、間質性肺炎 |
- |
消化器 |
悪心、下痢、嘔吐 |
便秘、腹痛、口内乾燥、口内炎 |
膵炎 |
- |
肝胆道系 |
- |
ALP増加、γ-GTP増加 |
- |
- |
皮 膚 |
発疹、皮膚乾燥 |
そう痒症、ざ瘡様皮膚炎、紅斑、日光角化症、寝汗、過角化、脱毛症、手掌・足底発赤知覚不全症候群、皮膚病変、多汗症、脂肪織炎、皮膚亀裂、光線過敏症 |
- |
急性熱性好中球性皮膚症(Sweet症候群) |
筋骨格系 |
関節痛、筋肉痛 |
四肢痛、筋痙縮、血中CK増加 |
横紋筋融解症 |
- |
腎 |
- |
- |
腎炎、腎不全、尿細管間質性腎炎、急性腎障害 |
- |
全 身 |
発熱(49.6%)、疲労、悪寒 |
無力症、末梢性浮腫、インフルエンザ様疾患、粘膜の炎症、体重増加 |
顔面浮腫 |
- |
その他 |
- |
脂漏性角化症 |
乳頭腫、アクロコルドン、過敏症 |
- |
本剤単独投与時注3)
10%以上 |
1%~10%未満 |
1%未満 |
頻度不明 |
|
|---|---|---|---|---|
感染症 |
- |
鼻咽頭炎 |
- |
- |
代 謝 |
- |
高血糖、食欲減退、低リン酸血症 |
- |
- |
**神経系 |
頭痛 |
末梢性ニューロパチー |
- |
- |
心・血管 |
- |
- |
- |
QT/QTc間隔延長 |
眼 |
- |
- |
- |
ぶどう膜炎 |
呼吸器 |
- |
咳嗽 |
- |
- |
消化器 |
- |
悪心、嘔吐、下痢、便秘 |
膵炎 |
- |
皮 膚 |
発疹、過角化(34%)、脱毛症、手掌・足底発赤知覚不全症候群 |
そう痒症、皮膚乾燥、日光角化症、皮膚病変、紅斑、光線過敏症 |
- |
脂肪織炎 |
筋骨格系 |
関節痛 |
筋肉痛、四肢痛 |
- |
- |
腎 |
- |
- |
- |
腎不全、急性腎障害、尿細管間質性腎炎 |
全 身 |
疲労、発熱、無力症 |
悪寒、インフルエンザ様疾患 |
- |
- |
その他 |
- |
乳頭腫、アクロコルドン、脂漏性角化症 |
- |
過敏症 |
注3)本剤単独投与時の副作用頻度は海外臨床試験(BRF113683試験)に基づき記載した。
注4)X2201試験の有毛細胞白血病患者(55例)で発現した副作用頻度に基づき記載した。
15. その他の注意
15.2 非臨床試験に基づく情報
- 15.2.1 変異型RASを伴う野生型BRAF細胞をBRAF阻害剤で処理することにより、MAPKシグナル伝達の活性化が示されている1) 。
- 15.2.2 マウス、ラット及びイヌにおいて精巣/精巣上体に悪影響(精上皮の変性、精細管萎縮、精子数減少等)が5mg/kg/日(臨床曝露量(AUC)の約0.2倍)以上の群でみられ、ラット及びイヌでは休薬後においても回復性は認められなかった。
- 15.2.3 マウス、ラット及びイヌにおいて心臓又は血管への悪影響(冠動脈の変性/壊死、出血、房室弁の肥大/出血、心房の線維血管性増殖、肝動脈の変性、血管/血管周囲炎等)が15mg/kg/日(臨床曝露量(AUC)の約0.5倍)以上の群でみられた。
- 15.2.4 イヌにおいて気管支肺胞の炎症が20mg/kg/日(臨床曝露量(AUC)の約8.4倍)以上の群でみられた。
- 15.2.5 In vitro 3T3光毒性試験で陽性を示し、また、ヘアレスマウスを用いたin vivo試験で100mg/kg(臨床曝露量(Cmax)の約31倍)以上の群で光毒性反応がみられた。
- 15.2.6 幼若ラットにおいて、成長・発達への影響(骨長の短縮、膣開口の早期化)が1mg/kg/日/3mg/kg/日(生後7~21日の投与量/生後22~35日の投与量)(成人の臨床曝露量(AUC)の約0.2倍)以上の群でみられた。また、同用量群で成熟動物では認められなかった腎臓への影響(尿細管変性等)等がみられた。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 2.2 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[9.5 参照]
5. 効能又は効果に関連する注意
-
〈効能共通〉
-
5.1 十分な経験を有する病理医又は検査施設における検査により、BRAF遺伝子変異が確認された患者に投与すること。検査にあたっては、承認された体外診断用医薬品又は医療機器を用いること。なお、承認された体外診断用医薬品又は医療機器に関する情報については、以下のウェブサイトから入手可能である:
https://www.pmda.go.jp/review-services/drug-reviews/review-information/cd/0001.html
-
5.1 十分な経験を有する病理医又は検査施設における検査により、BRAF遺伝子変異が確認された患者に投与すること。検査にあたっては、承認された体外診断用医薬品又は医療機器を用いること。なお、承認された体外診断用医薬品又は医療機器に関する情報については、以下のウェブサイトから入手可能である:
-
〈悪性黒色腫〉
- 5.2 「17. 臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で適応患者の選択を行うこと。[17.1.1 参照],[17.1.2 参照],[17.1.3 参照],[17.1.4 参照],[17.1.5 参照]
-
〈非小細胞肺癌〉
- 5.3 「17. 臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で適応患者の選択を行うこと。[17.1.6 参照]
- 5.4 本剤の術後補助療法における有効性及び安全性は確立していない。
-
〈固形腫瘍〉
- 5.5 組織球症患者は本剤の投与対象となり得る。
- 5.6 臨床試験に組み入れられた患者のがん種等について、「17. 臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、本剤以外の治療の実施についても慎重に検討し、適応患者の選択を行うこと。[17.1.7 参照],[17.1.8 参照],[17.1.9 参照]
- 5.7 1歳未満の患者における有効性及び安全性は確立していない。[9.7 参照],[17.1.9 参照]
- 5.8 本剤の手術の補助療法における有効性及び安全性は確立していない。
-
〈有毛細胞白血病〉
- 5.9 臨床試験に組み入れられた患者の前治療歴等について、「17. 臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.7 参照]
-
〈低悪性度神経膠腫〉
- 5.10 臨床試験に組み入れられた患者の年齢、病理組織型等について、「17. 臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で適応患者の選択を行うこと。[17.1.10 参照]
- 5.11 1歳未満の患者における有効性及び安全性は確立していない。[9.7 参照],[17.1.10 参照]
- 5.12 切除後に疾患進行した又は切除が困難な患者を対象とすること。[17.1.10 参照]
6. 用法及び用量
- カプセル
- 小児用分散錠
-
〈固形腫瘍、低悪性度神経膠腫〉
トラメチニブとの併用において、通常、小児にはダブラフェニブとして体重に合わせて次の用量を1日2回、用時、水に分散して空腹時に経口投与する。
体重
8kg以上
10kg未満10kg以上
14kg未満14kg以上
18kg未満18kg以上
22kg未満22kg以上
26kg未満26kg以上
30kg未満1回
投与量20mg
30mg
40mg
50mg
60mg
70mg
体重
30kg以上
34kg未満34kg以上
38kg未満38kg以上
42kg未満42kg以上
46kg未満46kg以上
51kg未満51kg以上
1回
投与量80mg
90mg
100mg
110mg
130mg
150mg
-
〈固形腫瘍、低悪性度神経膠腫〉
7. 用法及び用量に関連する注意
-
〈効能共通〉
- 7.1 トラメチニブ以外の抗悪性腫瘍剤との併用における有効性及び安全性は確立していない。
- 7.2 食後に本剤を投与した場合、Cmax及びAUCが低下するとの報告がある。食事の影響を避けるため、食事の1時間前から食後2時間までの間の服用は避けること。[16.2.1 参照]
-
7.3 本剤投与により副作用(発熱を除く)が発現した場合には、下記の基準を参考に、本剤を休薬、減量又は中止すること。ただし、有棘細胞癌(皮膚の扁平上皮癌)又は新たな原発性悪性黒色腫が発現した場合には、外科的切除等の適切な処置を行った上で、休薬、減量することなく治療を継続することができる。[7.4 参照]
休薬、減量及び中止基準 NCI-CTCAE注1)によるGrade判定
処置
忍容不能なGrade 2
又はGrade 3休薬
Grade 1以下まで軽快後、1段階減量して投与を再開Grade 4
原則投与中止
治療継続が患者にとって望ましいと判断された場合には、Grade 1以下まで軽快後、1段階減量して投与を再開注1)NCI-CTCAE v4.0によりGradeを判定
カプセルの場合
用量調節の目安(成人) 用量調節段階注2)
1回投与量(1日2回)
通常投与量
150mg
1段階減量
100mg
2段階減量
75mg
3段階減量
50mg
4段階減量
投与中止
注2)適切な処置により副作用が管理できた場合には、減量時と逆の段階を経て増量可
用量調節の目安(小児) 用量調節段階注2)
1回投与量(1日2回)
通常投与量
75mg
100mg
125mg
150mg
1段階減量
50mg
75mg
100mg
100mg
2段階減量
投与中止
50mg
75mg
75mg
3段階減量
―
投与中止
50mg
50mg
4段階減量
―
―
投与中止
投与中止
小児用分散錠の場合
用量調節の目安(小児) 用量調節段階注2)
1回投与量(1日2回)
体重
8kg以上
10kg未満10kg以上
14kg未満14kg以上
18kg未満18kg以上
22kg未満22kg以上
26kg未満26kg以上
30kg未満通常投与量
20mg
30mg
40mg
50mg
60mg
70mg
1段階減量
10mg
20mg
30mg
30mg
40mg
50mg
2段階減量
投与中止
10mg
20mg
20mg
30mg
40mg
3段階減量
―
投与中止
10mg
10mg
20mg
20mg
4段階減量
―
―
投与中止
投与中止
投与中止
投与中止
用量調節段階注2)
1回投与量(1日2回)
体重
30kg以上
34kg未満34kg以上
38kg未満38kg以上
42kg未満42kg以上
46kg未満46kg以上
51kg未満51kg以上
通常投与量
80mg
90mg
100mg
110mg
130mg
150mg
1段階減量
50mg
60mg
70mg
70mg
90mg
100mg
2段階減量
40mg
50mg
50mg
60mg
70mg
80mg
3段階減量
30mg
30mg
30mg
40mg
40mg
50mg
4段階減量
投与中止
投与中止
投与中止
投与中止
投与中止
投与中止
- 7.4 38.0℃以上の発熱が認められた場合には、本剤を休薬すること。発熱の回復後、24時間以上発熱がない場合には、休薬前と同一の用量で投与を再開すること。38.0℃未満の発熱又は悪寒、戦慄、寝汗、インフルエンザ様症状等の発熱の初期症状の再発が認められた時点で本剤の休薬を検討すること。必要に応じて、7.3項の用量調節の目安を参考に、本剤を減量すること。本剤を休薬しても4週間以内に発熱がGrade1以下又はベースラインに軽快しない場合は、本剤の投与を中止すること。[7.3 参照],[8.1 参照]
- 〈固形腫瘍、低悪性度神経膠腫〉
8. 重要な基本的注意
- 8.1 発熱が高頻度に認められ、重度の脱水、低血圧を伴う例も報告されているので、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には減量、休薬や解熱剤の投与など適切な処置を行い、感染症等の有無を評価すること。解熱剤で効果が不十分な場合には、経口ステロイド剤の投与を検討すること。[7.4 参照]
- 8.2 有棘細胞癌(皮膚の扁平上皮癌)、新たな原発性悪性黒色腫があらわれることがあるので、定期的に皮膚の状態を確認すること。また、皮膚の異常が認められた場合には、速やかに医療機関を受診するよう患者を指導すること。[11.1.1 参照]
- 8.3 皮膚以外の部位に悪性腫瘍があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、適切な処置を行うこと。[11.1.2 参照]
- 8.4 心障害があらわれることがあるので、本剤投与開始前には、患者の心機能を確認すること。本剤投与中は適宜心機能検査(心エコー等)を行い、患者の状態(左室駆出率(LVEF)の変動を含む)を十分に観察すること。[9.1.1 参照],[11.1.3 参照]
- 8.5 ぶどう膜炎(虹彩炎を含む)等の重篤な眼障害が報告されているので、定期的に眼の異常の有無を確認すること。また、眼の異常が認められた場合には、速やかに医療機関を受診するよう患者を指導すること。
- 8.6 肝機能障害があらわれることがあるので、本剤投与中は定期的に肝機能検査を行うこと。[9.3.1 参照],[11.1.4 参照]
- 8.7 **好中球減少症、白血球減少症があらわれることがあるので、本剤投与中は定期的に血液検査を実施するなど観察を十分に行うこと。[11.1.7 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 心疾患又はその既往歴のある患者
症状が悪化するおそれがある。[8.4 参照],[11.1.3 参照]
9.3 肝機能障害患者
-
9.3.1 中等度以上の肝機能障害患者
本剤の曝露量が増加する可能性がある。[8.6 参照],[11.1.4 参照]
9.4 生殖能を有する者
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。動物実験では、ラットにおいて母動物の体重増加量・胎児体重の低値、骨化遅延が20mg/kg/日(臨床曝露量(AUC)の約0.3倍)以上の群でみられ、黄体数・着床数の低値、着床前・後死亡率の高値、生存胎児数の低値、心室中隔欠損及び胸腺分離が300mg/kg/日(臨床曝露量(AUC)の約1.9倍)群で認められている。[2.2 参照],[9.4.1 参照],[9.4.2 参照]
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。ヒトの乳汁中への移行は不明である。
9.7 小児等
9.8 高齢者
患者の状態を観察しながら注意して投与すること。一般に生理機能が低下している。
10. 相互作用
- 本剤はCYP2C8及び3A4の基質となる。また、本剤はCYP2C9及び3A4を誘導することが示されている。[16.7.1 参照]
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
CYP3A阻害剤
|
本剤の血中濃度が上昇するおそれがあるので、CYP3A阻害作用のない薬剤への代替を考慮すること。やむを得ずCYP3A阻害剤と本剤を併用投与する場合には、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現・増強に注意すること。 |
これらの薬剤がCYP3Aを阻害することにより、本剤の代謝が阻害され、血中濃度が上昇するおそれがある。 |
CYP2C8阻害剤
|
本剤の血中濃度が上昇するおそれがあるので、CYP2C8阻害作用のない薬剤への代替を考慮すること。やむを得ずCYP2C8阻害剤と本剤を併用投与する場合には、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現・増強に注意すること。 |
これらの薬剤がCYP2C8を阻害することにより、本剤の代謝が阻害され、血中濃度が上昇するおそれがある。 |
CYP3A及びCYP2C8誘導剤
|
本剤の血中濃度が低下するおそれがあるので、CYP3A及びCYP2C8誘導作用のない薬剤への代替を考慮すること。 |
これらの薬剤がCYP3A及びCYP2C8を誘導することにより、本剤の代謝が促進され、血中濃度が低下する可能性がある。 |
CYP3A基質
|
CYP3Aにより代謝される薬剤と併用する場合は、これらの薬剤の血中濃度が低下し、有効性が減弱する可能性がある。 |
本剤がCYP3Aを誘導することにより、これらの薬剤の血中濃度が低下する可能性がある。 |
CYP2C9基質
|
CYP2C9により代謝される薬剤と併用する場合は、これらの薬剤の血中濃度が低下し、有効性が減弱する可能性がある。 |
本剤がCYP2C9を誘導することにより、これらの薬剤の血中濃度が低下する可能性がある。 |
OATP1B1及びOATP1B3基質
|
OATP1B1及びOATP1B3の基質となる薬剤と併用する場合は、これらの薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。 |
本剤がOATP1B1及びOATP1B3を阻害することにより、これらの薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 有棘細胞癌注1)、注2)、注3)
皮膚有棘細胞癌(0.4%、1.6%)、ケラトアカントーマ(0.2%、3.7%)、ボーエン病(0.4%、頻度不明)があらわれることがある。臨床試験において、有毛細胞白血病患者では他がん種の患者よりも有棘細胞癌の発現頻度に高い傾向が認められた(皮膚有棘細胞癌(5.5%、頻度不明)、扁平上皮癌(5.5%、頻度不明))注4)。[8.2 参照]
-
11.1.2 悪性腫瘍(二次発癌)注1)、注2)、注3)
原発性悪性黒色腫(0.1%、1.1%)等の悪性腫瘍(二次発癌)があらわれることがある。臨床試験において、有毛細胞白血病患者では他がん種の患者よりも悪性腫瘍(二次発癌)の発現頻度に高い傾向が認められた(基底細胞癌(12.7%、頻度不明))注4)。[8.3 参照]
-
11.1.3 心障害注1)、注2)、注3)
心不全(0.1%、0.5%)、左室機能不全(0.1%、1.4%)、駆出率減少(5.8%、4.7%)等の重篤な心障害があらわれることがある。[8.4 参照],[9.1.1 参照]
-
11.1.4 肝機能障害注1)、注2)、注3)
ALT(11.2%、1.6%)、AST(11.2%、0.5%)等の上昇を伴う肝機能障害があらわれることがある。[8.6 参照],[9.3.1 参照]
- 11.1.5 静脈血栓塞栓症(0.3%、頻度不明)注1)、注2)、注3)
-
11.1.6 脳血管障害注1)、注2)、注3)
脳出血(0.1%、頻度不明)、脳卒中(いずれも頻度不明)等の脳血管障害があらわれることがある。
注1)重大な副作用の発現頻度は、トラメチニブとの併用時、本剤単独投与時の順に記載した。 - 11.1.7 **好中球減少症(8.0%、1.1%)、白血球減少症(3.3%、0.5%)注1)、注2)、注3)
11.2 その他の副作用
トラメチニブとの併用時注2)
10%以上 |
1%~10%未満 |
1%未満 |
頻度不明 |
|
|---|---|---|---|---|
感染症 |
- |
毛包炎、膿疱性皮疹、爪囲炎 |
蜂巣炎、尿路感染、上咽頭炎 |
- |
**血 液 |
- |
貧血、血小板減少症 |
- |
- |
代 謝 |
- |
食欲減退、脱水、低ナトリウム血症、低リン血症、高血糖 |
- |
- |
**神経系 |
頭痛 |
浮動性めまい、末梢性ニューロパチー |
- |
- |
眼 |
- |
霧視、ぶどう膜炎、視力障害 |
網膜色素上皮剥離、網脈絡膜症、網膜剥離、眼窩周囲浮腫 |
- |
**心・血管 |
- |
高血圧、低血圧、出血(鼻出血、歯肉出血等) |
リンパ浮腫、徐脈、QT/QTc間隔延長、房室ブロック |
心拍数減少 |
呼吸器 |
- |
咳嗽、呼吸困難 |
肺臓炎、間質性肺炎 |
- |
消化器 |
悪心、下痢、嘔吐 |
便秘、腹痛、口内乾燥、口内炎 |
膵炎 |
- |
肝胆道系 |
- |
ALP増加、γ-GTP増加 |
- |
- |
皮 膚 |
発疹、皮膚乾燥 |
そう痒症、ざ瘡様皮膚炎、紅斑、日光角化症、寝汗、過角化、脱毛症、手掌・足底発赤知覚不全症候群、皮膚病変、多汗症、脂肪織炎、皮膚亀裂、光線過敏症 |
- |
急性熱性好中球性皮膚症(Sweet症候群) |
筋骨格系 |
関節痛、筋肉痛 |
四肢痛、筋痙縮、血中CK増加 |
横紋筋融解症 |
- |
腎 |
- |
- |
腎炎、腎不全、尿細管間質性腎炎、急性腎障害 |
- |
全 身 |
発熱(49.6%)、疲労、悪寒 |
無力症、末梢性浮腫、インフルエンザ様疾患、粘膜の炎症、体重増加 |
顔面浮腫 |
- |
その他 |
- |
脂漏性角化症 |
乳頭腫、アクロコルドン、過敏症 |
- |
本剤単独投与時注3)
10%以上 |
1%~10%未満 |
1%未満 |
頻度不明 |
|
|---|---|---|---|---|
感染症 |
- |
鼻咽頭炎 |
- |
- |
代 謝 |
- |
高血糖、食欲減退、低リン酸血症 |
- |
- |
**神経系 |
頭痛 |
末梢性ニューロパチー |
- |
- |
心・血管 |
- |
- |
- |
QT/QTc間隔延長 |
眼 |
- |
- |
- |
ぶどう膜炎 |
呼吸器 |
- |
咳嗽 |
- |
- |
消化器 |
- |
悪心、嘔吐、下痢、便秘 |
膵炎 |
- |
皮 膚 |
発疹、過角化(34%)、脱毛症、手掌・足底発赤知覚不全症候群 |
そう痒症、皮膚乾燥、日光角化症、皮膚病変、紅斑、光線過敏症 |
- |
脂肪織炎 |
筋骨格系 |
関節痛 |
筋肉痛、四肢痛 |
- |
- |
腎 |
- |
- |
- |
腎不全、急性腎障害、尿細管間質性腎炎 |
全 身 |
疲労、発熱、無力症 |
悪寒、インフルエンザ様疾患 |
- |
- |
その他 |
- |
乳頭腫、アクロコルドン、脂漏性角化症 |
- |
過敏症 |
注3)本剤単独投与時の副作用頻度は海外臨床試験(BRF113683試験)に基づき記載した。
注4)X2201試験の有毛細胞白血病患者(55例)で発現した副作用頻度に基づき記載した。
15. その他の注意
15.2 非臨床試験に基づく情報
- 15.2.1 変異型RASを伴う野生型BRAF細胞をBRAF阻害剤で処理することにより、MAPKシグナル伝達の活性化が示されている1) 。
- 15.2.2 マウス、ラット及びイヌにおいて精巣/精巣上体に悪影響(精上皮の変性、精細管萎縮、精子数減少等)が5mg/kg/日(臨床曝露量(AUC)の約0.2倍)以上の群でみられ、ラット及びイヌでは休薬後においても回復性は認められなかった。
- 15.2.3 マウス、ラット及びイヌにおいて心臓又は血管への悪影響(冠動脈の変性/壊死、出血、房室弁の肥大/出血、心房の線維血管性増殖、肝動脈の変性、血管/血管周囲炎等)が15mg/kg/日(臨床曝露量(AUC)の約0.5倍)以上の群でみられた。
- 15.2.4 イヌにおいて気管支肺胞の炎症が20mg/kg/日(臨床曝露量(AUC)の約8.4倍)以上の群でみられた。
- 15.2.5 In vitro 3T3光毒性試験で陽性を示し、また、ヘアレスマウスを用いたin vivo試験で100mg/kg(臨床曝露量(Cmax)の約31倍)以上の群で光毒性反応がみられた。
- 15.2.6 幼若ラットにおいて、成長・発達への影響(骨長の短縮、膣開口の早期化)が1mg/kg/日/3mg/kg/日(生後7~21日の投与量/生後22~35日の投与量)(成人の臨床曝露量(AUC)の約0.2倍)以上の群でみられた。また、同用量群で成熟動物では認められなかった腎臓への影響(尿細管変性等)等がみられた。