薬効分類名メルカプトプリン製剤
一般的名称メルカプトプリン水和物
ロイケリン散10%
ろいけりんさん10%
LEUKERIN POWDER 10%
製造販売元/大原薬品工業株式会社
重大な副作用
その他の副作用
併用注意
- アロプリノール
本剤の副作用を増強する。
併用する場合は本剤の用量を通常量の1/3~1/4に減量すること。
アロプリノールが本剤の代謝酵素であるキサンチンオキシダーゼを阻害するため、本剤の血中濃度が上昇する。
- ワルファリンカリウム
抗凝血作用が減弱するとの報告がある。併用する場合には凝固能の変動に十分注意すること。
機序は明らかではないが、本剤は肝の薬物代謝酵素を誘導し、ワルファリンカリウムの代謝を促進させると考えられている。
- 不活化ワクチン
不活化ワクチンの作用を減弱させるおそれがある。
免疫抑制作用によってワクチンに対する免疫が得られない可能性がある。
- アミノサリチル酸誘導体
骨髄抑制が起こるおそれがある。
アミノサリチル酸誘導体が本剤の代謝酵素であるチオプリンメチルトランスフェラーゼ(TPMT)を阻害するとの報告がある。
6. 用法及び用量
緩解導入量としては、メルカプトプリン水和物として、通常成人1日2〜3mg/kgを単独又は他の抗腫瘍剤と併用して経口投与する。緩解後は緩解導入量を下回る量を単独又は他の抗腫瘍剤と併用して経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 骨髄抑制、肝障害等の重篤な副作用が起こることがあるので、頻回に臨床検査(血液検査、肝機能・腎機能検査等)を行うなど、患者の状態を十分に観察すること。異常が認められた場合には、減量、休薬等の適切な処置を行うこと。また、使用が長期間にわたると副作用が強くあらわれ、遷延性に推移することがあるので、投与は慎重に行うこと。[9.1.1 参照],[9.1.2 参照],[9.2 参照],[9.3 参照],[11.1.1 参照]
- 8.2 感染症・出血傾向の発現又は増悪に十分注意すること。[9.1.2 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 骨髄抑制のある患者
骨髄抑制を増悪させるおそれがある。[8.1 参照],[11.1.1 参照]
-
9.1.2 感染症を合併している患者
骨髄抑制により感染を増悪させるおそれがある。[8.1 参照],[8.2 参照],[11.1.1 参照]
-
9.1.3 水痘患者
致命的な全身障害があらわれることがある。
9.2 腎機能障害患者
副作用が強くあらわれるおそれがある。[8.1 参照]
9.3 肝機能障害患者
副作用が強くあらわれるおそれがある。[8.1 参照]
9.4 生殖能を有する者
小児及び生殖可能な年齢の患者に投与する必要がある場合には、性腺に対する影響を考慮すること。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましい。動物実験(ラット、マウス、ウサギ、ニワトリ)で胎児の発育不全、吸収胎児数の増加、奇形等が認められている。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
*小児に投与する場合には、副作用の発現に特に注意し、慎重に投与すること。本剤投与後に低血糖が生じたとの報告がある1) 。
9.8 高齢者
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。腎機能等生理機能が低下していることが多く、副作用があらわれやすい。
10. 相互作用
10.1 併用禁忌(併用しないこと)
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
本剤の副作用を増強する。 |
アロプリノールが本剤の代謝酵素であるキサンチンオキシダーゼを阻害するため、本剤の血中濃度が上昇する。 |
|
抗凝血作用が減弱するとの報告がある。併用する場合には凝固能の変動に十分注意すること。 |
機序は明らかではないが、本剤は肝の薬物代謝酵素を誘導し、ワルファリンカリウムの代謝を促進させると考えられている。 |
|
不活化ワクチンの作用を減弱させるおそれがある。 |
免疫抑制作用によってワクチンに対する免疫が得られない可能性がある。 |
|
骨髄抑制が起こるおそれがある。 |
アミノサリチル酸誘導体が本剤の代謝酵素であるチオプリンメチルトランスフェラーゼ(TPMT)を阻害するとの報告がある。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 骨髄抑制(頻度不明)
汎血球減少、無顆粒球症、白血球減少、血小板減少、貧血等の骨髄抑制があらわれることがある。[8.1 参照],[9.1.1 参照],[9.1.2 参照]
11.2 その他の副作用
頻度不明 |
|
|---|---|
血液 |
出血 |
肝臓 |
肝障害、黄疸、AST、ALTの上昇等肝機能検査値異常 |
腎臓 |
血尿、乏尿 |
消化器 |
食欲不振、悪心、嘔吐、潰瘍性口内炎、下痢 |
過敏症 |
発疹、紅斑 |
その他 |
発熱、脱毛、膵炎 |
15. その他の注意
15.1 臨床使用に基づく情報
- 15.1.1 本剤と他の抗悪性腫瘍剤を併用した患者に、急性白血病、骨髄異形成症候群(MDS)等の二次発癌が発生したとの報告がある。
- 15.1.2 本剤の代謝に関わる酵素であるNudix hydrolase 15(NUDT15)について、遺伝子多型が報告されており、NUDT15Arg139Cys遺伝子多型を有する患者では、本剤投与後に白血球減少等の発現の可能性が高くなるとの報告がある2) 。なお、日本人でNUDT15Arg139Cys遺伝子多型をホモ接合体(Cys/Cys)で有する頻度は1%程度、ヘテロ接合体(Arg/Cys、Cys/His)で有する頻度は20%程度との報告がある3) ,4) 。
6. 用法及び用量
緩解導入量としては、メルカプトプリン水和物として、通常成人1日2〜3mg/kgを単独又は他の抗腫瘍剤と併用して経口投与する。緩解後は緩解導入量を下回る量を単独又は他の抗腫瘍剤と併用して経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 骨髄抑制、肝障害等の重篤な副作用が起こることがあるので、頻回に臨床検査(血液検査、肝機能・腎機能検査等)を行うなど、患者の状態を十分に観察すること。異常が認められた場合には、減量、休薬等の適切な処置を行うこと。また、使用が長期間にわたると副作用が強くあらわれ、遷延性に推移することがあるので、投与は慎重に行うこと。[9.1.1 参照],[9.1.2 参照],[9.2 参照],[9.3 参照],[11.1.1 参照]
- 8.2 感染症・出血傾向の発現又は増悪に十分注意すること。[9.1.2 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 骨髄抑制のある患者
骨髄抑制を増悪させるおそれがある。[8.1 参照],[11.1.1 参照]
-
9.1.2 感染症を合併している患者
骨髄抑制により感染を増悪させるおそれがある。[8.1 参照],[8.2 参照],[11.1.1 参照]
-
9.1.3 水痘患者
致命的な全身障害があらわれることがある。
9.2 腎機能障害患者
副作用が強くあらわれるおそれがある。[8.1 参照]
9.3 肝機能障害患者
副作用が強くあらわれるおそれがある。[8.1 参照]
9.4 生殖能を有する者
小児及び生殖可能な年齢の患者に投与する必要がある場合には、性腺に対する影響を考慮すること。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましい。動物実験(ラット、マウス、ウサギ、ニワトリ)で胎児の発育不全、吸収胎児数の増加、奇形等が認められている。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
*小児に投与する場合には、副作用の発現に特に注意し、慎重に投与すること。本剤投与後に低血糖が生じたとの報告がある1) 。
9.8 高齢者
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。腎機能等生理機能が低下していることが多く、副作用があらわれやすい。
10. 相互作用
10.1 併用禁忌(併用しないこと)
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
本剤の副作用を増強する。 |
アロプリノールが本剤の代謝酵素であるキサンチンオキシダーゼを阻害するため、本剤の血中濃度が上昇する。 |
|
抗凝血作用が減弱するとの報告がある。併用する場合には凝固能の変動に十分注意すること。 |
機序は明らかではないが、本剤は肝の薬物代謝酵素を誘導し、ワルファリンカリウムの代謝を促進させると考えられている。 |
|
不活化ワクチンの作用を減弱させるおそれがある。 |
免疫抑制作用によってワクチンに対する免疫が得られない可能性がある。 |
|
骨髄抑制が起こるおそれがある。 |
アミノサリチル酸誘導体が本剤の代謝酵素であるチオプリンメチルトランスフェラーゼ(TPMT)を阻害するとの報告がある。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 骨髄抑制(頻度不明)
汎血球減少、無顆粒球症、白血球減少、血小板減少、貧血等の骨髄抑制があらわれることがある。[8.1 参照],[9.1.1 参照],[9.1.2 参照]
11.2 その他の副作用
頻度不明 |
|
|---|---|
血液 |
出血 |
肝臓 |
肝障害、黄疸、AST、ALTの上昇等肝機能検査値異常 |
腎臓 |
血尿、乏尿 |
消化器 |
食欲不振、悪心、嘔吐、潰瘍性口内炎、下痢 |
過敏症 |
発疹、紅斑 |
その他 |
発熱、脱毛、膵炎 |
15. その他の注意
15.1 臨床使用に基づく情報
- 15.1.1 本剤と他の抗悪性腫瘍剤を併用した患者に、急性白血病、骨髄異形成症候群(MDS)等の二次発癌が発生したとの報告がある。
- 15.1.2 本剤の代謝に関わる酵素であるNudix hydrolase 15(NUDT15)について、遺伝子多型が報告されており、NUDT15Arg139Cys遺伝子多型を有する患者では、本剤投与後に白血球減少等の発現の可能性が高くなるとの報告がある2) 。なお、日本人でNUDT15Arg139Cys遺伝子多型をホモ接合体(Cys/Cys)で有する頻度は1%程度、ヘテロ接合体(Arg/Cys、Cys/His)で有する頻度は20%程度との報告がある3) ,4) 。