薬効分類名カルシウム受容体作動薬
一般的名称ウパシカルセトナトリウム水和物注射液
ウパシタ静注透析用25μgシリンジ、ウパシタ静注透析用50μgシリンジ、ウパシタ静注透析用100μgシリンジ、ウパシタ静注透析用150μgシリンジ、ウパシタ静注透析用200μgシリンジ、ウパシタ静注透析用250μgシリンジ、ウパシタ静注透析用300μgシリンジ
UPASITA IV Injection Syringe for Dialysis, UPASITA IV Injection Syringe for Dialysis, UPASITA IV Injection Syringe for Dialysis, UPASITA IV Injection Syringe for Dialysis, UPASITA IV Injection Syringe for Dialysis, UPASITA IV Injection Syringe for Dialysis, UPASITA IV Injection Syringe for Dialysis
製造販売元/株式会社三和化学研究所、プロモーション提携/キッセイ薬品工業株式会社
重大な副作用
その他の副作用
併用注意
- デノスマブ
- ビスホスホネート系薬剤
- 選択的エストロゲン受容体モジュレーター
- カルシトニン
- 副腎皮質ホルモン
血清カルシウム濃度が低下するおそれがある。
本剤の血中カルシウム低下作用が増強される可能性がある。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往症のある患者
- 2.2 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[9.5 参照]
4. 効能又は効果
血液透析下の二次性副甲状腺機能亢進症
6. 用法及び用量
通常、成人には、ウパシカルセトナトリウムとして1回25μgを開始用量とし、週3回、透析終了時の返血時に透析回路静脈側に注入する。血清カルシウム濃度に応じて開始用量を1回50μgとすることができる。以後は、患者の副甲状腺ホルモン(PTH)及び血清カルシウム濃度の十分な観察のもと、1回25~300μgの範囲内で適宜用量を調整する。
7. 用法及び用量に関連する注意
- 7.1 本剤は血中カルシウムの低下作用を有するので、血清カルシウム濃度が低値でないこと(目安として8.4mg/dL以上)を確認して投与を開始すること。
- 7.2 血清カルシウム濃度が9.0mg/dL以上の場合は、開始用量として1回50μgを考慮すること。
-
7.3 血清カルシウム濃度は、本剤の投与開始時及び用量調整時は週1回測定し、維持期には2週に1回以上測定すること。血清カルシウム濃度が8.4mg/dL未満に低下した場合は、下表のように対応すること。なお、血清カルシウム濃度の検査は、本剤の薬効及び安全性を適正に判断するために投与前に実施すること。[8.1 参照],[9.1.1 参照],[11.1.1 参照],[11.1.2 参照]
血清カルシウム濃度
対応
処置
検査
増量・再開
8.4mg/dL未満
原則として本剤の増量を行わず、カルシウム剤やビタミンD製剤の投与、本剤の減量等の処置を考慮すること。
血清カルシウム濃度を週1回以上測定し、心電図検査を実施することが望ましい。
増量する場合には、目安として8.4mg/dL以上に回復したことを確認後、増量すること。
7.5mg/dL未満
直ちに本剤の休薬を行うこと。
再開する場合には、目安として8.4mg/dL以上に回復したことを確認後、休薬前の用量か、それ以下の用量から再開すること。
低アルブミン血症(血清アルブミン濃度が4.0g/dL未満)がある場合には、補正カルシウム濃度 注1) を指標に用いること。
注1) 補正カルシウム濃度(mg/dL)=血清カルシウム濃度(mg/dL)-血清アルブミン濃度(g/dL)+4.0 - 7.4 増量する場合には増量幅を50μg(ただし25μgから増量する場合は50μgへ増量)とし、2週間以上の間隔をあけて行うこと。
- 7.5 PTHが管理目標値の範囲に維持されるように、定期的にPTHを測定すること。PTHの測定は本剤の投与開始時及び用量調整時(目安として投与開始から3カ月程度)は月2回とし、PTHがほぼ安定したことを確認した後は月1回とすることが望ましい。PTHが管理目標値を下回った場合、減量又は休薬を考慮すること。なお、PTHの測定は、本剤の薬効及び安全性を適正に判断するために投与前に実施すること。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 本剤投与中は定期的に血清カルシウム濃度を測定し、低カルシウム血症が発現しないよう十分注意すること。低カルシウム血症の発現あるいは発現のおそれがある場合には、カルシウム剤やビタミンD製剤の投与、本剤の減量等の処置を考慮すること。また、本剤投与中にカルシウム剤やビタミンD製剤の投与を中止した際には、低カルシウム血症の発現に注意すること。[7.3 参照],[9.1.1 参照],[11.1.1 参照],[11.1.2 参照]
- 8.2 投与開始時及び用量調整時は頻回に患者の症状を観察し、副作用の発現などに注意すること。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 低カルシウム血症の患者
低カルシウム血症を悪化させるおそれがある。[7.3 参照],[8.1 参照],[11.1.1 参照],[11.1.2 参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、投与しないこと。
動物実験(ラット)で最低用量100mg/kg/日(臨床最大用量300μg、週3回投与でのAUC0-168hの517倍に相当する)を静脈内投与した結果、出生児で生後初期の生存性低下、水晶体混濁、体重の低値等が認められている。
また、動物実験(ラット)で胎児への移行が認められている。[2.2 参照]
9.6 授乳婦
本剤投与中及び本剤最終投与後に透析を実施した日の翌日までは授乳を避けさせること。
動物実験(ラット)で乳汁中への移行が認められている。また、授乳期に最低用量100mg/kg/日(臨床最大用量300μg、週3回投与でのAUC0-168hの517倍に相当する)を母動物に静脈内投与した結果、出生児で生後初期の生存性低下、水晶体混濁、体重の低値等が認められている。
9.7 小児等
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
高齢者では慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 低カルシウム血症(5.7%)
低カルシウム血症に基づくと考えられる症状(QT延長、しびれ、筋痙攣、気分不良、不整脈、血圧低下及び痙攣等)があらわれた場合には、血清カルシウム濃度を確認し、カルシウム剤やビタミンD製剤の投与を考慮すること。[7.3 参照],[8.1 参照],[9.1.1 参照],[11.1.2 参照],[13.2 参照]
- 11.1.2 QT延長(1.3%)
11.2 その他の副作用
0.5~1%未満 |
0.5%未満 |
|
|---|---|---|
胃腸障害 |
嘔吐、便秘、悪心 |
|
代謝および栄養障害 |
食欲減退 |
|
肝胆道系障害 |
肝機能異常 |
|
筋骨格系および結合組織障害 |
筋痙縮 |
|
神経系障害 |
浮動性めまい、パーキンソン病 |
|
皮膚および皮下組織障害 |
多汗症 |
|
血管障害 |
高血圧 |
|
傷害、中毒および処置合併症 |
シャント血栓症 |
|
眼障害 |
水晶体混濁 |
|
一般・全身障害および投与部位の状態 |
顔面浮腫、口渇 |
13. 過量投与
-
13.1 症状
低カルシウム血症を発現させると考えられる。
-
13.2 処置
低カルシウム血症の徴候及び症状を観察し、低カルシウム血症の発現あるいは発現のおそれがある場合にはカルシウム剤の点滴投与等を考慮すること。なお、本剤は血液透析により除去される。[11.1.1 参照]
15. その他の注意
15.1 臨床使用に基づく情報
- 15.1.1 海外において、他のカルシウム受容体作動薬による過度のPTHの低下により、無形成骨症が生じたとの報告がある。
- 15.1.2 海外において、他のカルシウム受容体作動薬投与後の急激なPTHの低下により、低カルシウム血症及び低リン酸血症を伴う飢餓骨症候群(hungry bone syndrome)を発現したとの報告がある1) 。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往症のある患者
- 2.2 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[9.5 参照]
4. 効能又は効果
血液透析下の二次性副甲状腺機能亢進症
6. 用法及び用量
通常、成人には、ウパシカルセトナトリウムとして1回25μgを開始用量とし、週3回、透析終了時の返血時に透析回路静脈側に注入する。血清カルシウム濃度に応じて開始用量を1回50μgとすることができる。以後は、患者の副甲状腺ホルモン(PTH)及び血清カルシウム濃度の十分な観察のもと、1回25~300μgの範囲内で適宜用量を調整する。
7. 用法及び用量に関連する注意
- 7.1 本剤は血中カルシウムの低下作用を有するので、血清カルシウム濃度が低値でないこと(目安として8.4mg/dL以上)を確認して投与を開始すること。
- 7.2 血清カルシウム濃度が9.0mg/dL以上の場合は、開始用量として1回50μgを考慮すること。
-
7.3 血清カルシウム濃度は、本剤の投与開始時及び用量調整時は週1回測定し、維持期には2週に1回以上測定すること。血清カルシウム濃度が8.4mg/dL未満に低下した場合は、下表のように対応すること。なお、血清カルシウム濃度の検査は、本剤の薬効及び安全性を適正に判断するために投与前に実施すること。[8.1 参照],[9.1.1 参照],[11.1.1 参照],[11.1.2 参照]
血清カルシウム濃度
対応
処置
検査
増量・再開
8.4mg/dL未満
原則として本剤の増量を行わず、カルシウム剤やビタミンD製剤の投与、本剤の減量等の処置を考慮すること。
血清カルシウム濃度を週1回以上測定し、心電図検査を実施することが望ましい。
増量する場合には、目安として8.4mg/dL以上に回復したことを確認後、増量すること。
7.5mg/dL未満
直ちに本剤の休薬を行うこと。
再開する場合には、目安として8.4mg/dL以上に回復したことを確認後、休薬前の用量か、それ以下の用量から再開すること。
低アルブミン血症(血清アルブミン濃度が4.0g/dL未満)がある場合には、補正カルシウム濃度 注1) を指標に用いること。
注1) 補正カルシウム濃度(mg/dL)=血清カルシウム濃度(mg/dL)-血清アルブミン濃度(g/dL)+4.0 - 7.4 増量する場合には増量幅を50μg(ただし25μgから増量する場合は50μgへ増量)とし、2週間以上の間隔をあけて行うこと。
- 7.5 PTHが管理目標値の範囲に維持されるように、定期的にPTHを測定すること。PTHの測定は本剤の投与開始時及び用量調整時(目安として投与開始から3カ月程度)は月2回とし、PTHがほぼ安定したことを確認した後は月1回とすることが望ましい。PTHが管理目標値を下回った場合、減量又は休薬を考慮すること。なお、PTHの測定は、本剤の薬効及び安全性を適正に判断するために投与前に実施すること。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 本剤投与中は定期的に血清カルシウム濃度を測定し、低カルシウム血症が発現しないよう十分注意すること。低カルシウム血症の発現あるいは発現のおそれがある場合には、カルシウム剤やビタミンD製剤の投与、本剤の減量等の処置を考慮すること。また、本剤投与中にカルシウム剤やビタミンD製剤の投与を中止した際には、低カルシウム血症の発現に注意すること。[7.3 参照],[9.1.1 参照],[11.1.1 参照],[11.1.2 参照]
- 8.2 投与開始時及び用量調整時は頻回に患者の症状を観察し、副作用の発現などに注意すること。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 低カルシウム血症の患者
低カルシウム血症を悪化させるおそれがある。[7.3 参照],[8.1 参照],[11.1.1 参照],[11.1.2 参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、投与しないこと。
動物実験(ラット)で最低用量100mg/kg/日(臨床最大用量300μg、週3回投与でのAUC0-168hの517倍に相当する)を静脈内投与した結果、出生児で生後初期の生存性低下、水晶体混濁、体重の低値等が認められている。
また、動物実験(ラット)で胎児への移行が認められている。[2.2 参照]
9.6 授乳婦
本剤投与中及び本剤最終投与後に透析を実施した日の翌日までは授乳を避けさせること。
動物実験(ラット)で乳汁中への移行が認められている。また、授乳期に最低用量100mg/kg/日(臨床最大用量300μg、週3回投与でのAUC0-168hの517倍に相当する)を母動物に静脈内投与した結果、出生児で生後初期の生存性低下、水晶体混濁、体重の低値等が認められている。
9.7 小児等
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
高齢者では慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 低カルシウム血症(5.7%)
低カルシウム血症に基づくと考えられる症状(QT延長、しびれ、筋痙攣、気分不良、不整脈、血圧低下及び痙攣等)があらわれた場合には、血清カルシウム濃度を確認し、カルシウム剤やビタミンD製剤の投与を考慮すること。[7.3 参照],[8.1 参照],[9.1.1 参照],[11.1.2 参照],[13.2 参照]
- 11.1.2 QT延長(1.3%)
11.2 その他の副作用
0.5~1%未満 |
0.5%未満 |
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|---|---|---|
胃腸障害 |
嘔吐、便秘、悪心 |
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代謝および栄養障害 |
食欲減退 |
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肝胆道系障害 |
肝機能異常 |
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筋骨格系および結合組織障害 |
筋痙縮 |
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神経系障害 |
浮動性めまい、パーキンソン病 |
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皮膚および皮下組織障害 |
多汗症 |
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血管障害 |
高血圧 |
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傷害、中毒および処置合併症 |
シャント血栓症 |
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眼障害 |
水晶体混濁 |
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一般・全身障害および投与部位の状態 |
顔面浮腫、口渇 |
13. 過量投与
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13.1 症状
低カルシウム血症を発現させると考えられる。
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13.2 処置
低カルシウム血症の徴候及び症状を観察し、低カルシウム血症の発現あるいは発現のおそれがある場合にはカルシウム剤の点滴投与等を考慮すること。なお、本剤は血液透析により除去される。[11.1.1 参照]
15. その他の注意
15.1 臨床使用に基づく情報
- 15.1.1 海外において、他のカルシウム受容体作動薬による過度のPTHの低下により、無形成骨症が生じたとの報告がある。
- 15.1.2 海外において、他のカルシウム受容体作動薬投与後の急激なPTHの低下により、低カルシウム血症及び低リン酸血症を伴う飢餓骨症候群(hungry bone syndrome)を発現したとの報告がある1) 。