薬効分類名先天性胆汁酸代謝異常症治療薬

一般的名称コール酸カプセル

オファコルカプセル50mg

おふぁこるかぷせる

Orphacol capsules

製造販売元/株式会社レクメド

第2版
禁忌相互作用合併症・既往歴等のある患者妊婦授乳婦小児等高齢者

その他の副作用

部位
頻度
副作用
胃腸・消化器系
頻度不明
肝臓まわり
頻度不明
皮膚
頻度不明
内分泌・代謝系
頻度不明
その他
1%以上

併用注意

薬剤名等

フェノバルビタール(フェノバール等)、プリミドン
[16.6.1 参照]

臨床症状・措置方法

肝毒性のある胆汁酸異常代謝産物が増加することで、肝トランスアミナーゼの上昇が認められることがあるので、これらの薬剤との併用は、治療上の有益性が危険性を上回る場合のみとすること。

機序・危険因子

フェノバルビタールの投与により健康成人において内因性の一次胆汁酸(コール酸及びケノデオキシコール酸)のプールサイズ及び合成速度を増加させることが報告されている。フェノバルビタール、プリミドン(投与後その一部がフェノバルビタールへ代謝される)は、患者においてコレステロールから胆汁酸異常代謝産物の合成を促進する作用を有していると考えられることから、原疾患を悪化させるおそれがある。

薬剤名等

シクロスポリン
[16.6.2 参照]

臨床症状・措置方法

投与する場合、総胆汁酸濃度を慎重にモニタリングし、必要に応じて本剤の用量を調整すること。また、必要に応じて血清又は尿中における各胆汁酸(コール酸や胆汁酸異常代謝産物を含む)の濃度も確認すること。

機序・危険因子

胆汁酸の肝臓取込み及び肝胆汁分泌を阻害することから、本剤の薬物動態を変化させるおそれがある。

薬剤名等

コレスチラミン、コレスチミド

臨床症状・措置方法

本剤の効果が減弱するおそれがあるため、可能な限り間隔をあけて投与すること。

機序・危険因子

陰イオン交換樹脂であるこれらの薬剤は本剤を吸着するため、本剤の吸収が阻害されるおそれがある。

薬剤名等

制酸剤
水酸化アルミニウムゲル等

臨床症状・措置方法

本剤の効果が減弱するおそれがあるため、可能な限り間隔をあけて投与すること。

機序・危険因子

アルミニウムを含有する制酸剤は本剤を吸着するため、本剤の吸収が阻害されるおそれがある。

薬剤名等

ウルソデオキシコール酸
[16.6.3 参照]

臨床症状・措置方法

本剤及びウルソデオキシコール酸の効果が減弱するおそれがあるため、可能な限り間隔をあけて投与すること。

機序・危険因子

本剤及びウルソデオキシコール酸の吸収が競合するおそれがある。

薬剤名等

エロビキシバット

臨床症状・措置方法

本剤の効果が減弱するおそれがある。

機序・危険因子

回腸末端部に発現する胆汁酸トランスポーター(IBAT)阻害作用により、本剤の吸収が阻害されるおそれがある。

詳細情報

正確な情報は PMDA で必ず確認して下さい

注意以下の情報は参考資料としてご活用下さい

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

3. 組成・性状

3.1 組成

オファコルカプセル50mg

有効成分 1カプセル中コール酸   50mg
添加剤 内容物:乳糖水和物、ステアリン酸マグネシウム、軽質無水ケイ酸
カプセル本体:ゼラチン、酸化チタン、青色2号

3.2 製剤の性状

オファコルカプセル50mg

外形                                          
3号カプセル
色・剤形 ボディが白色、キャップが青色の不透明な硬カプセル

4. 効能又は効果

先天性胆汁酸代謝異常症

5. 効能又は効果に関連する注意

一次胆汁酸のアミノ酸抱合不全をきたす以下の欠損症は本剤の効果は期待できない。

  • bile acid-CoA:amino acid N-acyltransferase(BAAT)欠損症
  • bile acid CoA ligase(SLC27A5, BACL)欠損症

6. 用法及び用量

通常、コール酸として1日量5~15mg/kgを1回又は数回に分けて食事中に経口投与する。なお、患者の状態に応じて適宜増減すること。

7. 用法及び用量に関連する注意

  1. 7.1 通常、本剤は1日1回又は1日2回に分けて投与するが、乳幼児等で必要な場合には1日3回以上に分けて投与できる。なお、投与の時間帯は原則一定とすること。
  2. 7.2 定期的に肝機能(AST、ALT、γ-GTP等)や総胆汁酸濃度等を確認し、用量調整を行うこと。また、必要に応じて、血清又は尿中の胆汁酸分画(コール酸や胆汁酸異常代謝産物を含む)の濃度も確認すること。
  3. 7.3 投与量の決定に際しては、以下の点も考慮の上で、各患者に対して適切な用量を決定すること。
    • 通常は1日投与量として500mgまでの範囲で用量調整が可能である。1日投与量として500mgを超える用量を投与する場合には肝機能(AST、ALT、γ-GTP等)や総胆汁酸濃度等を確認すること。
    • 先天性胆汁酸代謝異常症患者に対して1日750mgを超える投与経験は報告されていない。

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 肝機能障害があらわれることがあるので、定期的に肝機能検査を行うこと。また、重度の肝機能障害が認められた場合は、本剤の投与を中止すること。
  2. 8.2 本剤投与により効果が認められない場合には、漫然と投与しないこと。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 家族性Ⅳ型高脂血症を有する患者

    回腸末端部に発現する胆汁酸トランスポーター(IBAT)の発現が低下しているとの報告があり1) 、本剤を含む胆汁酸の取り込みが低下しているおそれがある。

9.5 妊婦

治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。妊娠中にコール酸が投与された先天性胆汁酸代謝異常症患者において、正常な出産が認められたとの報告があるが、妊婦に本剤を含むコール酸製剤を投与した経験は限られている。また、妊娠ヒツジ又はヒツジ胎児にコール酸を投与した際に早産が、妊娠ハムスターにコール酸を投与した際に肝障害が認められたことが報告されている2) ,3) ,4)

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。健康な授乳婦28例における乳汁中コール酸濃度は、0.89µmol/L(平均値)であったことが報告されている5)

9.7 小児等

新生児を対象とした臨床試験は実施されていない。

9.8 高齢者

患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。

10. 相互作用

    10.2 併用注意(併用に注意すること)

    薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

    フェノバルビタール(フェノバール等)、プリミドン
    [16.7.1 参照]

    肝毒性のある胆汁酸異常代謝産物が増加することで、肝トランスアミナーゼの上昇が認められることがあるので、これらの薬剤との併用は、治療上の有益性が危険性を上回る場合のみとすること。

    フェノバルビタールの投与により健康成人において内因性の一次胆汁酸(コール酸及びケノデオキシコール酸)のプールサイズ及び合成速度を増加させることが報告されている。フェノバルビタール、プリミドン(投与後その一部がフェノバルビタールへ代謝される)は、患者においてコレステロールから胆汁酸異常代謝産物の合成を促進する作用を有していると考えられることから、原疾患を悪化させるおそれがある。

    シクロスポリン
    [16.7.2 参照]

    投与する場合、総胆汁酸濃度を慎重にモニタリングし、必要に応じて本剤の用量を調整すること。また、必要に応じて血清又は尿中における各胆汁酸(コール酸や胆汁酸異常代謝産物を含む)の濃度も確認すること。

    胆汁酸の肝臓取込み及び肝胆汁分泌を阻害することから、本剤の薬物動態を変化させるおそれがある。

    コレスチラミン、コレスチミド

    本剤の効果が減弱するおそれがあるため、可能な限り間隔をあけて投与すること。

    陰イオン交換樹脂であるこれらの薬剤は本剤を吸着するため、本剤の吸収が阻害されるおそれがある。

    制酸剤
    水酸化アルミニウムゲル等

    本剤の効果が減弱するおそれがあるため、可能な限り間隔をあけて投与すること。

    アルミニウムを含有する制酸剤は本剤を吸着するため、本剤の吸収が阻害されるおそれがある。

    ウルソデオキシコール酸
    [16.7.3 参照]

    本剤及びウルソデオキシコール酸の効果が減弱するおそれがあるため、可能な限り間隔をあけて投与すること。

    本剤及びウルソデオキシコール酸の吸収が競合するおそれがある。

    エロビキシバット

    本剤の効果が減弱するおそれがある。

    回腸末端部に発現する胆汁酸トランスポーター(IBAT)阻害作用により、本剤の吸収が阻害されるおそれがある。

    11. 副作用

    次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。

    11.2 その他の副作用

    1%以上

    0.1~1%未満

    頻度不明1)

    胃腸障害

    下痢

    肝胆道系障害

    胆石症

    皮膚および皮下組織障害

    そう痒症

    臨床検査

    トランスアミナーゼ上昇

    代謝および栄養障害

    低カルシウム血症

                
    1) コール酸製剤としての投与経験に基づく。
              

    14. 適用上の注意

    14.1 薬剤交付時の注意

    PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。

    2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

    本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

    3. 組成・性状

    3.1 組成

    オファコルカプセル50mg

    有効成分 1カプセル中コール酸   50mg
    添加剤 内容物:乳糖水和物、ステアリン酸マグネシウム、軽質無水ケイ酸
    カプセル本体:ゼラチン、酸化チタン、青色2号

    3.2 製剤の性状

    オファコルカプセル50mg

    外形                                          
    3号カプセル
    色・剤形 ボディが白色、キャップが青色の不透明な硬カプセル

    4. 効能又は効果

    先天性胆汁酸代謝異常症

    5. 効能又は効果に関連する注意

    一次胆汁酸のアミノ酸抱合不全をきたす以下の欠損症は本剤の効果は期待できない。

    • bile acid-CoA:amino acid N-acyltransferase(BAAT)欠損症
    • bile acid CoA ligase(SLC27A5, BACL)欠損症

    6. 用法及び用量

    通常、コール酸として1日量5~15mg/kgを1回又は数回に分けて食事中に経口投与する。なお、患者の状態に応じて適宜増減すること。

    7. 用法及び用量に関連する注意

    1. 7.1 通常、本剤は1日1回又は1日2回に分けて投与するが、乳幼児等で必要な場合には1日3回以上に分けて投与できる。なお、投与の時間帯は原則一定とすること。
    2. 7.2 定期的に肝機能(AST、ALT、γ-GTP等)や総胆汁酸濃度等を確認し、用量調整を行うこと。また、必要に応じて、血清又は尿中の胆汁酸分画(コール酸や胆汁酸異常代謝産物を含む)の濃度も確認すること。
    3. 7.3 投与量の決定に際しては、以下の点も考慮の上で、各患者に対して適切な用量を決定すること。
      • 通常は1日投与量として500mgまでの範囲で用量調整が可能である。1日投与量として500mgを超える用量を投与する場合には肝機能(AST、ALT、γ-GTP等)や総胆汁酸濃度等を確認すること。
      • 先天性胆汁酸代謝異常症患者に対して1日750mgを超える投与経験は報告されていない。

    8. 重要な基本的注意

    1. 8.1 肝機能障害があらわれることがあるので、定期的に肝機能検査を行うこと。また、重度の肝機能障害が認められた場合は、本剤の投与を中止すること。
    2. 8.2 本剤投与により効果が認められない場合には、漫然と投与しないこと。

    9. 特定の背景を有する患者に関する注意

    9.1 合併症・既往歴等のある患者

    1. 9.1.1 家族性Ⅳ型高脂血症を有する患者

      回腸末端部に発現する胆汁酸トランスポーター(IBAT)の発現が低下しているとの報告があり1) 、本剤を含む胆汁酸の取り込みが低下しているおそれがある。

    9.5 妊婦

    治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。妊娠中にコール酸が投与された先天性胆汁酸代謝異常症患者において、正常な出産が認められたとの報告があるが、妊婦に本剤を含むコール酸製剤を投与した経験は限られている。また、妊娠ヒツジ又はヒツジ胎児にコール酸を投与した際に早産が、妊娠ハムスターにコール酸を投与した際に肝障害が認められたことが報告されている2) ,3) ,4)

    9.6 授乳婦

    治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。健康な授乳婦28例における乳汁中コール酸濃度は、0.89µmol/L(平均値)であったことが報告されている5)

    9.7 小児等

    新生児を対象とした臨床試験は実施されていない。

    9.8 高齢者

    患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。

    10. 相互作用

      10.2 併用注意(併用に注意すること)

      薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

      フェノバルビタール(フェノバール等)、プリミドン
      [16.7.1 参照]

      肝毒性のある胆汁酸異常代謝産物が増加することで、肝トランスアミナーゼの上昇が認められることがあるので、これらの薬剤との併用は、治療上の有益性が危険性を上回る場合のみとすること。

      フェノバルビタールの投与により健康成人において内因性の一次胆汁酸(コール酸及びケノデオキシコール酸)のプールサイズ及び合成速度を増加させることが報告されている。フェノバルビタール、プリミドン(投与後その一部がフェノバルビタールへ代謝される)は、患者においてコレステロールから胆汁酸異常代謝産物の合成を促進する作用を有していると考えられることから、原疾患を悪化させるおそれがある。

      シクロスポリン
      [16.7.2 参照]

      投与する場合、総胆汁酸濃度を慎重にモニタリングし、必要に応じて本剤の用量を調整すること。また、必要に応じて血清又は尿中における各胆汁酸(コール酸や胆汁酸異常代謝産物を含む)の濃度も確認すること。

      胆汁酸の肝臓取込み及び肝胆汁分泌を阻害することから、本剤の薬物動態を変化させるおそれがある。

      コレスチラミン、コレスチミド

      本剤の効果が減弱するおそれがあるため、可能な限り間隔をあけて投与すること。

      陰イオン交換樹脂であるこれらの薬剤は本剤を吸着するため、本剤の吸収が阻害されるおそれがある。

      制酸剤
      水酸化アルミニウムゲル等

      本剤の効果が減弱するおそれがあるため、可能な限り間隔をあけて投与すること。

      アルミニウムを含有する制酸剤は本剤を吸着するため、本剤の吸収が阻害されるおそれがある。

      ウルソデオキシコール酸
      [16.7.3 参照]

      本剤及びウルソデオキシコール酸の効果が減弱するおそれがあるため、可能な限り間隔をあけて投与すること。

      本剤及びウルソデオキシコール酸の吸収が競合するおそれがある。

      エロビキシバット

      本剤の効果が減弱するおそれがある。

      回腸末端部に発現する胆汁酸トランスポーター(IBAT)阻害作用により、本剤の吸収が阻害されるおそれがある。

      11. 副作用

      次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。

      11.2 その他の副作用

      1%以上

      0.1~1%未満

      頻度不明1)

      胃腸障害

      下痢

      肝胆道系障害

      胆石症

      皮膚および皮下組織障害

      そう痒症

      臨床検査

      トランスアミナーゼ上昇

      代謝および栄養障害

      低カルシウム血症

                  
      1) コール酸製剤としての投与経験に基づく。
                

      14. 適用上の注意

      14.1 薬剤交付時の注意

      PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。

      その他詳細情報

      日本標準商品分類番号
      873999
      ブランドコード
      3999059M1020
      承認番号
      30500AMX00125000
      販売開始年月
      貯法
      1~25℃
      有効期間
      2年
      規制区分
      12

      重要な注意事項

      • この情報は医療専門家による診断や治療の代替にはなりません。副作用に関する懸念がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
      • 副作用の発生頻度や重篤度は個人差があります。ここで提供される情報は一般的なものであり、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。
      • 薬剤の使用に関しては、必ず医療専門家の指示に従い、自己判断での変更や中止を避けてください。
      • この情報は最新のものであるよう努めていますが、最新とは限りません。常に医療専門家に確認してください。
      • 副作用に関する情報は、信頼できる医療情報源に基づいて提供されていますが、完全性や正確性を保証するものではありません。
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