薬効分類名骨粗鬆症治療剤
一般的名称ラロキシフェン塩酸塩錠
ラロキシフェン塩酸塩錠60mg「トーワ」
RALOXIFENE HYDROCHLORIDE TABLETS 60mg “TOWA”
製造販売元/東和薬品株式会社
重大な副作用
その他の副作用
併用注意
- 陰イオン交換樹脂
- [16.7.1 参照]
本剤の血中濃度が低下する。
本剤がコレスチラミンに吸着され、消化管内からの吸収量が低下することが知られている。その他の陰イオン交換樹脂についても同様の可能性が考えられる。
- クマリン系抗凝血剤
プロトロンビン時間の減少が報告されている。本剤による治療の開始あるいは終了の際、プロトロンビン時間を注意深くモニターする必要がある。
機序は不明である。
- アンピシリン
[16.7.2 参照]
本剤の血中濃度が低下するおそれがある。
アンピシリンにより腸内細菌叢が減少することにより本剤の腸肝循環が低下するためと考えられる。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 深部静脈血栓症、肺塞栓症、網膜静脈血栓症等の静脈血栓塞栓症のある患者又はその既往歴のある患者[これらの症状が増悪することがある。][8.1 参照],[11.1.1 参照]
- 2.2 長期不動状態(術後回復期、長期安静期等)にある患者[8.2 参照]
- 2.3 抗リン脂質抗体症候群の患者[静脈血栓塞栓症を起こしやすいとの報告がある。]
- 2.4 妊婦又は妊娠している可能性のある女性及び授乳婦[9.5 参照],[9.6 参照]
- 2.5 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
4. 効能又は効果
閉経後骨粗鬆症
6. 用法及び用量
通常、ラロキシフェン塩酸塩として、1日1回60mgを経口投与する。
8. 重要な基本的注意
-
8.1 本剤の服用により、静脈血栓塞栓症(深部静脈血栓症、肺塞栓症、網膜静脈血栓症を含む)があらわれることがあるので、患者に対しては、次のような症状が認められた場合には直ちに医師等に相談するよう、あらかじめ説明すること。
症状:下肢の疼痛・浮腫、突然の呼吸困難、息切れ、胸痛、急性視力障害等
[2.1 参照],[11.1.1 参照] - 8.2 静脈血栓塞栓症(深部静脈血栓症、肺塞栓症、網膜静脈血栓症を含む)のリスクが上昇するため、長期不動状態(術後回復期、長期安静期等)に入る3日前には本剤の服用を中止し、完全に歩行可能になるまでは投与を再開しないこと。[2.2 参照]
- 8.3 患者のカルシウム及び/又はビタミンDの摂取量が十分でない場合は、カルシウム及び/又はビタミンDをそれぞれ補給すること。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.2 腎機能障害患者
国内臨床試験では除外されている。[16.6.1 参照]
9.3 肝機能障害患者
国内臨床試験では除外されている。[16.6.2 参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。妊婦に本剤を投与した場合、胎児に悪影響を及ぼすおそれがある。ウサギでは、流産及び低頻度で胎児心奇形(心室中隔欠損)が認められた。ラットでは、胎児の発達遅延及び発育異常(波状肋骨、腎盂拡張)あるいは分娩遅延又は分娩困難、出生児生存率の低下、身体発育分化の変化、発育分化抑制や下垂体ホルモンの変化、出生児におけるリンパ球組織の減少といった所見が認められ、また、高用量では、分娩困難による母動物及び産児の死亡の報告がある。[2.4 参照]
9.6 授乳婦
授乳中の女性には投与しないこと。本剤がヒト乳汁中へ移行するかどうかは不明である。[2.4 参照]
10. 相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
|
本剤の血中濃度が低下する。 |
本剤がコレスチラミンに吸着され、消化管内からの吸収量が低下することが知られている。その他の陰イオン交換樹脂についても同様の可能性が考えられる。 |
プロトロンビン時間の減少が報告されている。本剤による治療の開始あるいは終了の際、プロトロンビン時間を注意深くモニターする必要がある。 |
機序は不明である。 |
|
|
本剤の血中濃度が低下するおそれがある。 |
アンピシリンにより腸内細菌叢が減少することにより本剤の腸肝循環が低下するためと考えられる。 |
11. 副作用
15. その他の注意
15.1 臨床使用に基づく情報
- 15.1.1 外国における骨粗鬆症治療(骨折)試験において、本剤投与群はプラセボ群に比べ子宮内膜厚のわずかな増加を示したとの報告がある。臨床的に意味のある子宮内膜増殖であるとはされていないが、本剤治療中に子宮内膜の異常(原因不明の子宮・性器出血、子宮内膜増殖等)が認められた場合には症状に応じて詳しい検査を行うこと。
- 15.1.2 外国において、本剤と経口エストロゲン製剤を併用した閉経後女性で子宮内膜厚が増加したとの報告がある。
- 15.1.3 本剤投与により、対照群に比べ乳癌のリスクの上昇は認められていないが、本剤治療中に乳房に原因不明の異常が認められた場合には症状に応じて詳しい検査を行うこと。
-
15.1.4 外国で実施された冠動脈疾患がある又はそのリスクが高い閉経後女性を対象
注1)
とした試験1)
において、本剤投与群において脳卒中による死亡率が高かったとの報告がある。脳卒中による死亡率はプラセボ投与群で1.5/1000人/年に対して本剤投与群で2.2/1000人/年であった。注1) 本剤の承認された効能又は効果は閉経後骨粗鬆症である。
15.2 非臨床試験に基づく情報
雌ラット及びマウスにおけるがん原性試験の結果、卵巣腫瘍の発生が認められたとの報告がある。これらの所見は卵胞機能及び性ホルモンバランスの不均衡に起因する変化である可能性が高いと考えられ、げっ歯類に特異的な変化であることが知られている2) 。長期臨床試験において、卵巣機能が低下した閉経後女性における本剤の投与と腫瘍発生との間に明確な関係は示唆されていない。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 深部静脈血栓症、肺塞栓症、網膜静脈血栓症等の静脈血栓塞栓症のある患者又はその既往歴のある患者[これらの症状が増悪することがある。][8.1 参照],[11.1.1 参照]
- 2.2 長期不動状態(術後回復期、長期安静期等)にある患者[8.2 参照]
- 2.3 抗リン脂質抗体症候群の患者[静脈血栓塞栓症を起こしやすいとの報告がある。]
- 2.4 妊婦又は妊娠している可能性のある女性及び授乳婦[9.5 参照],[9.6 参照]
- 2.5 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
4. 効能又は効果
閉経後骨粗鬆症
6. 用法及び用量
通常、ラロキシフェン塩酸塩として、1日1回60mgを経口投与する。
8. 重要な基本的注意
-
8.1 本剤の服用により、静脈血栓塞栓症(深部静脈血栓症、肺塞栓症、網膜静脈血栓症を含む)があらわれることがあるので、患者に対しては、次のような症状が認められた場合には直ちに医師等に相談するよう、あらかじめ説明すること。
症状:下肢の疼痛・浮腫、突然の呼吸困難、息切れ、胸痛、急性視力障害等
[2.1 参照],[11.1.1 参照] - 8.2 静脈血栓塞栓症(深部静脈血栓症、肺塞栓症、網膜静脈血栓症を含む)のリスクが上昇するため、長期不動状態(術後回復期、長期安静期等)に入る3日前には本剤の服用を中止し、完全に歩行可能になるまでは投与を再開しないこと。[2.2 参照]
- 8.3 患者のカルシウム及び/又はビタミンDの摂取量が十分でない場合は、カルシウム及び/又はビタミンDをそれぞれ補給すること。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.2 腎機能障害患者
国内臨床試験では除外されている。[16.6.1 参照]
9.3 肝機能障害患者
国内臨床試験では除外されている。[16.6.2 参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。妊婦に本剤を投与した場合、胎児に悪影響を及ぼすおそれがある。ウサギでは、流産及び低頻度で胎児心奇形(心室中隔欠損)が認められた。ラットでは、胎児の発達遅延及び発育異常(波状肋骨、腎盂拡張)あるいは分娩遅延又は分娩困難、出生児生存率の低下、身体発育分化の変化、発育分化抑制や下垂体ホルモンの変化、出生児におけるリンパ球組織の減少といった所見が認められ、また、高用量では、分娩困難による母動物及び産児の死亡の報告がある。[2.4 参照]
9.6 授乳婦
授乳中の女性には投与しないこと。本剤がヒト乳汁中へ移行するかどうかは不明である。[2.4 参照]
10. 相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
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本剤の血中濃度が低下する。 |
本剤がコレスチラミンに吸着され、消化管内からの吸収量が低下することが知られている。その他の陰イオン交換樹脂についても同様の可能性が考えられる。 |
プロトロンビン時間の減少が報告されている。本剤による治療の開始あるいは終了の際、プロトロンビン時間を注意深くモニターする必要がある。 |
機序は不明である。 |
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本剤の血中濃度が低下するおそれがある。 |
アンピシリンにより腸内細菌叢が減少することにより本剤の腸肝循環が低下するためと考えられる。 |
11. 副作用
15. その他の注意
15.1 臨床使用に基づく情報
- 15.1.1 外国における骨粗鬆症治療(骨折)試験において、本剤投与群はプラセボ群に比べ子宮内膜厚のわずかな増加を示したとの報告がある。臨床的に意味のある子宮内膜増殖であるとはされていないが、本剤治療中に子宮内膜の異常(原因不明の子宮・性器出血、子宮内膜増殖等)が認められた場合には症状に応じて詳しい検査を行うこと。
- 15.1.2 外国において、本剤と経口エストロゲン製剤を併用した閉経後女性で子宮内膜厚が増加したとの報告がある。
- 15.1.3 本剤投与により、対照群に比べ乳癌のリスクの上昇は認められていないが、本剤治療中に乳房に原因不明の異常が認められた場合には症状に応じて詳しい検査を行うこと。
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15.1.4 外国で実施された冠動脈疾患がある又はそのリスクが高い閉経後女性を対象
注1)
とした試験1)
において、本剤投与群において脳卒中による死亡率が高かったとの報告がある。脳卒中による死亡率はプラセボ投与群で1.5/1000人/年に対して本剤投与群で2.2/1000人/年であった。注1) 本剤の承認された効能又は効果は閉経後骨粗鬆症である。
15.2 非臨床試験に基づく情報
雌ラット及びマウスにおけるがん原性試験の結果、卵巣腫瘍の発生が認められたとの報告がある。これらの所見は卵胞機能及び性ホルモンバランスの不均衡に起因する変化である可能性が高いと考えられ、げっ歯類に特異的な変化であることが知られている2) 。長期臨床試験において、卵巣機能が低下した閉経後女性における本剤の投与と腫瘍発生との間に明確な関係は示唆されていない。


