薬効分類名メトヘモグロビン血症治療剤

一般的名称メチルチオニニウム塩化物水和物注

メチレンブルー静注50mg「第一三共」

METHYLENE BLUE INTRAVENOUS INJECTION “DAIICHI SANKYO”

製造販売元/第一三共株式会社

第4版
禁忌相互作用合併症・既往歴等のある患者腎機能障害患者妊婦授乳婦小児等高齢者

重大な副作用

頻度
副作用
頻度不明
頻度不明
頻度不明

その他の副作用

部位
頻度
副作用
脳・神経
頻度不明
免疫系
頻度不明
胃腸・消化器系
頻度不明
腹痛悪心嘔吐変色便(青緑色)
心臓・血管
頻度不明
肺・呼吸
頻度不明
腎・尿路
頻度不明
肝臓まわり
頻度不明
血液系
頻度不明
頻度不明
全身・局所・適用部位
頻度不明
注射部位の局所組織壊死
その他
頻度不明
発熱発汗皮膚変色(青色)

併用注意

薬剤名等

選択的セロトニン再取り込み阻害剤

  • フルボキサミンマレイン酸塩
  • パロキセチン塩酸塩水和物
  • セルトラリン塩酸塩
  • エスシタロプラムシュウ酸塩等
臨床症状・措置方法

セロトニン作動薬との併用により、セロトニン症候群があらわれるおそれがある。本剤の低用量からの投与開始を考慮すること。

機序・危険因子

本剤のモノアミン酸化酵素阻害作用によりセロトニン作用が増強される。

薬剤名等

セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤

  • ミルナシプラン塩酸塩
  • デュロキセチン塩酸塩等
臨床症状・措置方法

セロトニン作動薬との併用により、セロトニン症候群があらわれるおそれがある。本剤の低用量からの投与開始を考慮すること。

機序・危険因子

本剤のモノアミン酸化酵素阻害作用によりセロトニン作用が増強される。

薬剤名等

三環系抗うつ剤

  • アミトリプチリン塩酸塩
  • ノルトリプチリン塩酸塩
  • イミプラミン塩酸塩
  • クロミプラミン塩酸塩等
臨床症状・措置方法

セロトニン作動薬との併用により、セロトニン症候群があらわれるおそれがある。本剤の低用量からの投与開始を考慮すること。

機序・危険因子

本剤のモノアミン酸化酵素阻害作用によりセロトニン作用が増強される。

薬剤名等

ノルアドレナリン・セロトニン作動性抗うつ剤

  • ミルタザピン
臨床症状・措置方法

セロトニン作動薬との併用により、セロトニン症候群があらわれるおそれがある。本剤の低用量からの投与開始を考慮すること。

機序・危険因子

本剤のモノアミン酸化酵素阻害作用によりセロトニン作用が増強される。

薬剤名等

オピオイド系薬剤

  • トラマドール塩酸塩
  • ペチジン塩酸塩等

デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物

臨床症状・措置方法

これらの薬剤との併用により、セロトニン症候群があらわれるおそれがある。本剤の低用量からの投与開始を考慮すること。

機序・危険因子

本剤のモノアミン酸化酵素阻害作用によりセロトニン作用が増強される。

詳細情報

正確な情報は PMDA で必ず確認して下さい

注意以下の情報は参考資料としてご活用下さい

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 本剤の成分、フェノチアジン系化合物及びその類似化合物に対し過敏症の既往歴のある患者
  2. 2.2 グルコース-6-リン酸脱水素酵素欠損症と判明している患者[メトヘモグロビン血症の増悪及び溶血を起こす可能性がある。]
  3. 2.3 NADPH還元酵素欠損症と判明している患者[メトヘモグロビン血症の増悪及び溶血を起こす可能性がある。]
  4. 2.4 塩素酸塩によるメトヘモグロビン血症患者[毒性の強い次亜塩素酸塩が形成される可能性がある。]
  5. 2.5 シアン化合物中毒の解毒剤として投与した亜硝酸化合物によるメトヘモグロビン血症患者[シアンによる毒性が生じやすくなる。]

3. 組成・性状

3.1 組成

メチレンブルー静注50mg「第一三共」

有効成分 1アンプル中
メチルチオニニウム塩化物水和物   50mg/10mL

3.2 製剤の性状

メチレンブルー静注50mg「第一三共」

pH 3.0~4.5
浸透圧比 0.03~0.041) (生理食塩液対比)
性状 暗青色の液
                
1) 本剤1アンプルを5%ブドウ糖注射液50mLで希釈した場合の浸透圧比は0.85~0.86である。
              

4. 効能又は効果

中毒性メトヘモグロビン血症

6. 用法及び用量

通常、生後3ヵ月を過ぎた乳幼児、小児及び成人には、メチルチオニニウム塩化物水和物として1回1~2mg/kgを5分以上かけて静脈内投与する。投与1時間以内に症状が改善しない場合は、必要に応じ、同量を繰り返し投与できるが、累積投与量は最大7mg/kgまでとする。
通常、新生児及び生後3ヵ月以下の乳児には、メチルチオニニウム塩化物水和物として1回0.3~0.5mg/kgを5分以上かけて静脈内投与する。投与1時間以内に症状が改善しない場合は、必要に応じ、同量を繰り返し投与できる。

7. 用法及び用量に関連する注意

生後3ヵ月を過ぎた乳幼児、小児及び成人におけるアニリン又はジアフェニルスルホンによるメトヘモグロビン血症の場合の累積投与量は最大4mg/kgまでとする。[9.1.1 参照],[11.1.2 参照]

8. 重要な基本的注意

本剤による効果が認められない場合、チトクロームb5還元酵素欠損症又はスルフヘモグロビン血症等の可能性が考えられるため、他の治療法への切り替えを考慮すること。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 アニリン又はジアフェニルスルホンによるメトヘモグロビン血症患者

    溶血を起こしやすい。[7 参照],[11.1.2 参照]

9.2 腎機能障害患者

  1. 9.2.1 中等度又は高度の腎機能障害のある患者

    低用量から投与を開始するなど慎重に投与すること。本剤の主たる排泄経路は腎臓であるため、腎機能障害の悪化又は本剤の排泄遅延による副作用発現のおそれがある。

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、投与しないことが望ましい。適応外であるが、羊膜内投与で胎児の小腸閉鎖症、死亡が報告されている1) ,2) 。また、動物実験(マウス)で催奇形性及び胎児の死亡増加が報告されている3)

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

9.7 小児等

  1. 9.7.1 新生児及び生後3ヵ月以下の乳児

    繰り返し投与を行う場合は、特に注意すること。本剤によりメトヘモグロビン血症の増悪や溶血を起こしやすい。

9.8 高齢者

患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下していることが多い。

10. 相互作用

  • 本剤はチトクロームP450(1A2、2B6、2C9、2C19)を阻害する作用がある。

10.2 併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

選択的セロトニン再取り込み阻害剤

  • フルボキサミンマレイン酸塩
  • パロキセチン塩酸塩水和物
  • セルトラリン塩酸塩
  • エスシタロプラムシュウ酸塩等

セロトニン作動薬との併用により、セロトニン症候群があらわれるおそれがある。本剤の低用量からの投与開始を考慮すること。

本剤のモノアミン酸化酵素阻害作用によりセロトニン作用が増強される。

セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤

  • ミルナシプラン塩酸塩
  • デュロキセチン塩酸塩等

セロトニン作動薬との併用により、セロトニン症候群があらわれるおそれがある。本剤の低用量からの投与開始を考慮すること。

本剤のモノアミン酸化酵素阻害作用によりセロトニン作用が増強される。

三環系抗うつ剤

  • アミトリプチリン塩酸塩
  • ノルトリプチリン塩酸塩
  • イミプラミン塩酸塩
  • クロミプラミン塩酸塩等

セロトニン作動薬との併用により、セロトニン症候群があらわれるおそれがある。本剤の低用量からの投与開始を考慮すること。

本剤のモノアミン酸化酵素阻害作用によりセロトニン作用が増強される。

ノルアドレナリン・セロトニン作動性抗うつ剤

  • ミルタザピン

セロトニン作動薬との併用により、セロトニン症候群があらわれるおそれがある。本剤の低用量からの投与開始を考慮すること。

本剤のモノアミン酸化酵素阻害作用によりセロトニン作用が増強される。

オピオイド系薬剤

  • トラマドール塩酸塩
  • ペチジン塩酸塩等

デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物

これらの薬剤との併用により、セロトニン症候群があらわれるおそれがある。本剤の低用量からの投与開始を考慮すること。

本剤のモノアミン酸化酵素阻害作用によりセロトニン作用が増強される。

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

11.1 重大な副作用

  1. 11.1.1 ショック(頻度不明)、アナフィラキシー(頻度不明)
  2. 11.1.2 メトヘモグロビン血症の増悪(頻度不明)、溶血性貧血(頻度不明)

    グルコース-6-リン酸脱水素酵素欠損症もしくはNADPH還元酵素欠損症である可能性又は投与量が過剰となっているおそれがある。[7 参照],[9.1.1 参照]

  3. 11.1.3 腎不全(頻度不明)

    腎機能障害があらわれることがある。

11.2 その他の副作用

頻度不明

精神神経系

錯乱状態、激越、浮動性めまい、頭痛、不安、振戦、失語症

過敏症

蕁麻疹

消化器

腹痛、悪心、嘔吐、変色便(青緑色)

循環器

胸痛、不整脈、頻脈、高血圧、低血圧

呼吸器

呼吸困難、頻呼吸、低酸素症

腎臓・泌尿器

排尿困難、腎機能障害、着色尿(青緑色)

肝臓

高ビリルビン血症

血液

ヘモグロビン減少

散瞳

投与部位
(適用部位)

注射部位の局所組織壊死

その他

発熱、発汗、皮膚変色(青色)

12. 臨床検査結果に及ぼす影響

本剤の投与により、パルスオキシメーターによる血中酸素飽和度の測定において、血中酸素飽和度が見かけ上低値を示すことがあるので注意すること。

13. 過量投与

  1. 13.1 症状

    メトヘモグロビン血症を誘発し、チアノーゼ、呼吸困難、溶血性貧血等の症状があらわれることがある。

  2. 13.2 処置

    酸素吸入、輸血等の適切な処置を行うこと。なお、重度の溶血性貧血の場合は血液透析等を考慮すること。

14. 適用上の注意

14.1 薬剤調製時の注意

  1. 14.1.1 メチルチオニニウム塩化物が析出する場合があるので、体温付近の温度で約3分間振とうし溶解後使用すること。
  2. 14.1.2 本剤1アンプルに対し5%ブドウ糖注射液50mLで希釈すること。
  3. 14.1.3 本剤の有効成分であるメチルチオニニウム塩化物は、塩化ナトリウムにより溶解度が低下するため生理食塩液と混合しないこと。
  4. 14.1.4 調製後、やむを得ず保存を必要とする場合でも、室温保存では6時間以内に使用すること。

14.2 薬剤投与時の注意

血管外に本剤が漏出した場合に、注射部位に皮膚壊死等が起こる可能性があるため、薬液が血管外に漏れないよう慎重に投与すること。

15. その他の注意

15.2 非臨床試験に基づく情報

  1. 15.2.1 細菌及び細胞を用いたin vitro試験で、遺伝子突然変異及び染色体異常の誘発が認められている4) ,5) ,6) ,7)
  2. 15.2.2 動物実験(マウス)で、小腸の腺癌と腺腫及び腺癌の発生頻度、並びに悪性リンパ腫の発生頻度の増加傾向が認められている。また、動物実験(ラット)で、膵島細胞の腺腫と腺腫及び腺癌の発生頻度の増加が認められている7)
  3. 15.2.3 動物実験(マウス)及びin vitro試験(ヒト)で精子の運動性低下が認められている7) ,8)

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 本剤の成分、フェノチアジン系化合物及びその類似化合物に対し過敏症の既往歴のある患者
  2. 2.2 グルコース-6-リン酸脱水素酵素欠損症と判明している患者[メトヘモグロビン血症の増悪及び溶血を起こす可能性がある。]
  3. 2.3 NADPH還元酵素欠損症と判明している患者[メトヘモグロビン血症の増悪及び溶血を起こす可能性がある。]
  4. 2.4 塩素酸塩によるメトヘモグロビン血症患者[毒性の強い次亜塩素酸塩が形成される可能性がある。]
  5. 2.5 シアン化合物中毒の解毒剤として投与した亜硝酸化合物によるメトヘモグロビン血症患者[シアンによる毒性が生じやすくなる。]

3. 組成・性状

3.1 組成

メチレンブルー静注50mg「第一三共」

有効成分 1アンプル中
メチルチオニニウム塩化物水和物   50mg/10mL

3.2 製剤の性状

メチレンブルー静注50mg「第一三共」

pH 3.0~4.5
浸透圧比 0.03~0.041) (生理食塩液対比)
性状 暗青色の液
                
1) 本剤1アンプルを5%ブドウ糖注射液50mLで希釈した場合の浸透圧比は0.85~0.86である。
              

4. 効能又は効果

中毒性メトヘモグロビン血症

6. 用法及び用量

通常、生後3ヵ月を過ぎた乳幼児、小児及び成人には、メチルチオニニウム塩化物水和物として1回1~2mg/kgを5分以上かけて静脈内投与する。投与1時間以内に症状が改善しない場合は、必要に応じ、同量を繰り返し投与できるが、累積投与量は最大7mg/kgまでとする。
通常、新生児及び生後3ヵ月以下の乳児には、メチルチオニニウム塩化物水和物として1回0.3~0.5mg/kgを5分以上かけて静脈内投与する。投与1時間以内に症状が改善しない場合は、必要に応じ、同量を繰り返し投与できる。

7. 用法及び用量に関連する注意

生後3ヵ月を過ぎた乳幼児、小児及び成人におけるアニリン又はジアフェニルスルホンによるメトヘモグロビン血症の場合の累積投与量は最大4mg/kgまでとする。[9.1.1 参照],[11.1.2 参照]

8. 重要な基本的注意

本剤による効果が認められない場合、チトクロームb5還元酵素欠損症又はスルフヘモグロビン血症等の可能性が考えられるため、他の治療法への切り替えを考慮すること。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 アニリン又はジアフェニルスルホンによるメトヘモグロビン血症患者

    溶血を起こしやすい。[7 参照],[11.1.2 参照]

9.2 腎機能障害患者

  1. 9.2.1 中等度又は高度の腎機能障害のある患者

    低用量から投与を開始するなど慎重に投与すること。本剤の主たる排泄経路は腎臓であるため、腎機能障害の悪化又は本剤の排泄遅延による副作用発現のおそれがある。

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、投与しないことが望ましい。適応外であるが、羊膜内投与で胎児の小腸閉鎖症、死亡が報告されている1) ,2) 。また、動物実験(マウス)で催奇形性及び胎児の死亡増加が報告されている3)

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

9.7 小児等

  1. 9.7.1 新生児及び生後3ヵ月以下の乳児

    繰り返し投与を行う場合は、特に注意すること。本剤によりメトヘモグロビン血症の増悪や溶血を起こしやすい。

9.8 高齢者

患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下していることが多い。

10. 相互作用

  • 本剤はチトクロームP450(1A2、2B6、2C9、2C19)を阻害する作用がある。

10.2 併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

選択的セロトニン再取り込み阻害剤

  • フルボキサミンマレイン酸塩
  • パロキセチン塩酸塩水和物
  • セルトラリン塩酸塩
  • エスシタロプラムシュウ酸塩等

セロトニン作動薬との併用により、セロトニン症候群があらわれるおそれがある。本剤の低用量からの投与開始を考慮すること。

本剤のモノアミン酸化酵素阻害作用によりセロトニン作用が増強される。

セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤

  • ミルナシプラン塩酸塩
  • デュロキセチン塩酸塩等

セロトニン作動薬との併用により、セロトニン症候群があらわれるおそれがある。本剤の低用量からの投与開始を考慮すること。

本剤のモノアミン酸化酵素阻害作用によりセロトニン作用が増強される。

三環系抗うつ剤

  • アミトリプチリン塩酸塩
  • ノルトリプチリン塩酸塩
  • イミプラミン塩酸塩
  • クロミプラミン塩酸塩等

セロトニン作動薬との併用により、セロトニン症候群があらわれるおそれがある。本剤の低用量からの投与開始を考慮すること。

本剤のモノアミン酸化酵素阻害作用によりセロトニン作用が増強される。

ノルアドレナリン・セロトニン作動性抗うつ剤

  • ミルタザピン

セロトニン作動薬との併用により、セロトニン症候群があらわれるおそれがある。本剤の低用量からの投与開始を考慮すること。

本剤のモノアミン酸化酵素阻害作用によりセロトニン作用が増強される。

オピオイド系薬剤

  • トラマドール塩酸塩
  • ペチジン塩酸塩等

デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物

これらの薬剤との併用により、セロトニン症候群があらわれるおそれがある。本剤の低用量からの投与開始を考慮すること。

本剤のモノアミン酸化酵素阻害作用によりセロトニン作用が増強される。

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

11.1 重大な副作用

  1. 11.1.1 ショック(頻度不明)、アナフィラキシー(頻度不明)
  2. 11.1.2 メトヘモグロビン血症の増悪(頻度不明)、溶血性貧血(頻度不明)

    グルコース-6-リン酸脱水素酵素欠損症もしくはNADPH還元酵素欠損症である可能性又は投与量が過剰となっているおそれがある。[7 参照],[9.1.1 参照]

  3. 11.1.3 腎不全(頻度不明)

    腎機能障害があらわれることがある。

11.2 その他の副作用

頻度不明

精神神経系

錯乱状態、激越、浮動性めまい、頭痛、不安、振戦、失語症

過敏症

蕁麻疹

消化器

腹痛、悪心、嘔吐、変色便(青緑色)

循環器

胸痛、不整脈、頻脈、高血圧、低血圧

呼吸器

呼吸困難、頻呼吸、低酸素症

腎臓・泌尿器

排尿困難、腎機能障害、着色尿(青緑色)

肝臓

高ビリルビン血症

血液

ヘモグロビン減少

散瞳

投与部位
(適用部位)

注射部位の局所組織壊死

その他

発熱、発汗、皮膚変色(青色)

12. 臨床検査結果に及ぼす影響

本剤の投与により、パルスオキシメーターによる血中酸素飽和度の測定において、血中酸素飽和度が見かけ上低値を示すことがあるので注意すること。

13. 過量投与

  1. 13.1 症状

    メトヘモグロビン血症を誘発し、チアノーゼ、呼吸困難、溶血性貧血等の症状があらわれることがある。

  2. 13.2 処置

    酸素吸入、輸血等の適切な処置を行うこと。なお、重度の溶血性貧血の場合は血液透析等を考慮すること。

14. 適用上の注意

14.1 薬剤調製時の注意

  1. 14.1.1 メチルチオニニウム塩化物が析出する場合があるので、体温付近の温度で約3分間振とうし溶解後使用すること。
  2. 14.1.2 本剤1アンプルに対し5%ブドウ糖注射液50mLで希釈すること。
  3. 14.1.3 本剤の有効成分であるメチルチオニニウム塩化物は、塩化ナトリウムにより溶解度が低下するため生理食塩液と混合しないこと。
  4. 14.1.4 調製後、やむを得ず保存を必要とする場合でも、室温保存では6時間以内に使用すること。

14.2 薬剤投与時の注意

血管外に本剤が漏出した場合に、注射部位に皮膚壊死等が起こる可能性があるため、薬液が血管外に漏れないよう慎重に投与すること。

15. その他の注意

15.2 非臨床試験に基づく情報

  1. 15.2.1 細菌及び細胞を用いたin vitro試験で、遺伝子突然変異及び染色体異常の誘発が認められている4) ,5) ,6) ,7)
  2. 15.2.2 動物実験(マウス)で、小腸の腺癌と腺腫及び腺癌の発生頻度、並びに悪性リンパ腫の発生頻度の増加傾向が認められている。また、動物実験(ラット)で、膵島細胞の腺腫と腺腫及び腺癌の発生頻度の増加が認められている7)
  3. 15.2.3 動物実験(マウス)及びin vitro試験(ヒト)で精子の運動性低下が認められている7) ,8)

その他詳細情報

日本標準商品分類番号
873929
ブランドコード
3929412A1025
承認番号
22600AMX01391
販売開始年月
2015-03
貯法
室温保存
有効期間
48ヵ月
規制区分
2, 12

重要な注意事項

  • この情報は医療専門家による診断や治療の代替にはなりません。副作用に関する懸念がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
  • 副作用の発生頻度や重篤度は個人差があります。ここで提供される情報は一般的なものであり、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。
  • 薬剤の使用に関しては、必ず医療専門家の指示に従い、自己判断での変更や中止を避けてください。
  • この情報は最新のものであるよう努めていますが、最新とは限りません。常に医療専門家に確認してください。
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