薬効分類名たん白アミノ酸製剤

一般的名称-

エネーボ配合経腸用液

えねーぼはいごうけいちょうようえき

ENEVO Liquid for Enteral Use

製造販売元/アボットジャパン合同会社

第1版
禁忌相互作用合併症・既往歴等のある患者腎機能障害患者肝機能障害患者生殖能を有する者妊婦授乳婦小児等高齢者

重大な副作用

頻度
副作用
頻度不明

その他の副作用

部位
頻度
副作用
胃腸・消化器系
5%以上
下痢(40.7%)便秘(15.3%)腹部膨満(10.2%)腹痛
胃腸・消化器系
0.1~5%未満
内分泌・代謝系
5%以上
肝臓まわり
0.1~5%未満
肺・呼吸
0.1~5%未満
腎・尿路
0.1~5%未満
尿量減少

併用注意

薬剤名等

ワルファリン

臨床症状・措置方法

ワルファリンの作用が減弱することがある。

機序・危険因子

フィトナジオン(ビタミンK1)がワルファリンの作用に拮抗するため(本剤はフィトナジオンを29μg/250mL含有する)。

詳細情報

正確な情報は PMDA で必ず確認して下さい

注意以下の情報は参考資料としてご活用下さい

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  2. 2.2 牛乳タンパクアレルギーを有する患者[本剤には牛乳由来のタンパク質が含まれているため、ショック、アナフィラキシーを引き起こすことがある。]
  3. 2.3 イレウスのある患者[消化管の通過障害がある。]
  4. 2.4 腸管の機能が残存していない患者[水、電解質、栄養素などが吸収されない。]
  5. 2.5 高度の肝・腎障害のある患者[9.2.1 参照],[9.3.1 参照]
  6. 2.6 重症糖尿病などの糖代謝異常のある患者[高血糖、高ケトン血症などを起こすおそれがある。]
  7. 2.7 先天性アミノ酸代謝異常の患者[アシドーシス、嘔吐、意識障害などのアミノ酸代謝異常の症状が発現するおそれがある。]

3. 組成・性状

3.1 組成

エネーボ配合経腸用液

配合組成

添加剤 安定剤(結晶セルロース・カルメロースナトリウム)、pH調節剤(水酸化カリウム、クエン酸水和物)、香料(バニリン、エチルバニリン及びプロピレングリコール)
熱量   1mL中 1.2kcal
配合成分
1缶250mL(300kcal)中
  分離牛乳タンパク質 12.6g
濃縮乳清タンパク質 1.7g
分離大豆タンパク質 1.5g
高オレイン酸ヒマワリ油 5.3g
ナタネ油 2.2g
中鎖脂肪酸トリグリセリド 1.3g
魚油 0.10g
大豆レシチン 0.46g
デキストリン 26.8g
精製白糖 8.7g
難消化性デキストリン 3.5g
フラクトオリゴ糖 1.7g
大豆多糖類 0.30g
レチノールパルミチン酸エステル 0.31mg
β-カロテン 0.16mg
コレカルシフェロール 2.8μg
トコフェロール酢酸エステル 12mg
フィトナジオン 29μg
アスコルビン酸 63mg
チアミン塩化物塩酸塩 0.57mg
リボフラビン 0.80mg
ピリドキシン塩酸塩 0.94mg
シアノコバラミン 0.88μg
コリン塩化物 0.25g
葉酸 68μg
ニコチン酸アミド 4.5mg
パントテン酸カルシウム 2.7mg
ビオチン 13μg
タウリン 45mg
L-カルニチン 32mg
塩化ナトリウム 0.11g
クエン酸ナトリウム水和物 0.79g
塩化カリウム 0.25g
クエン酸カリウム 0.48g
リン酸一水素マグネシウム 0.38g
第三リン酸カルシウム 82mg
硫酸鉄水和物 22mg
硫酸亜鉛水和物 20mg
塩化マンガン四水和物 4.9mg
硫酸銅 1.9mg
塩化クロム六水和物 0.16mg
モリブデン酸二ナトリウム二水和物 85μg
セレン酸ナトリウム 49μg

栄養成分組成

栄養成分
1缶250mL(300kcal)中
  タンパク質 13.5g
脂肪 9.6g
炭水化物 39.6g
フラクトオリゴ糖 1.7g
ビタミンA 190μgRE
ビタミンD 2.8μg
ビタミンE 11mg
ビタミンK 29μg
ビタミンC 63mg
ビタミンB1 0.51mg
ビタミンB2 0.80mg
ビタミンB6 0.77mg
ビタミンB12 0.88μg
コリン 0.21g
葉酸 68μg
ナイアシン 4.5mg
パントテン酸 2.5mg
ビオチン 13μg
タウリン 45mg
L-カルニチン 32mg
ナトリウム 0.23g
カリウム 0.30g
塩素 0.25g
カルシウム 0.29g
リン 0.25g
マグネシウム 52mg
マンガン 1.4mg
銅 0.48mg
亜鉛 4.5mg
鉄 4.4mg
クロム 31μg
モリブデン 34μg
セレン 20μg
注)本剤1缶(250mL)中の食塩相当量は0.586gである。

3.2 製剤の性状

エネーボ配合経腸用液

pH 6.1〜7.0
におい 特有の芳香
甘い
性状 淡褐色の懸濁液
浸透圧 約350mOsm/L
比重 約1.1
粘度 約16mPa・s

4. 効能又は効果

一般に、手術後患者の栄養保持に用いることができるが、特に長期にわたり、経口的食事摂取が困難な場合の経管栄養補給に使用する。

5. 効能又は効果に関連する注意

本剤を術後に投与する場合、胃、腸管の運動機能が回復し、水分の摂取が可能になったことを確認すること。

6. 用法及び用量

通常、標準量として成人には1日1,000~1,667mL(1,200~2,000kcal)を経管又は経口投与する。経管投与では本剤を1時間に62.5~104mL(75~125kcal)の速度で持続的又は1日数回に分けて投与する。経口摂取可能な場合は1日1回又は数回に分けて経口投与することもできる。
ただし、通常、初期量は333mL/日(400kcal/日)を目安とし、低速度(約41.7mL/時間(50kcal/時間)以下)で投与する。以後は患者の状態により徐々に増量し標準量とする。なお、年齢、体重、症状により投与量、投与濃度、投与速度を適宜増減する。特に投与初期は、水で希釈して投与することも考慮する。

7. 用法及び用量に関連する注意

  1. 7.1 経口食により十分な栄養摂取が可能となった場合には、速やかに経口食にきりかえること。
  2. 7.2 本剤の臨床試験において2週間を超える時期での効果は確認されていない。

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 ビタミン、電解質(ナトリウムなど)及び微量元素の不足を生じる可能性があるので、必要に応じて補給すること。
  2. 8.2 投与初期には、特に観察を十分に行い、下痢などの副作用が認められた場合には、減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 短腸症候群の患者

    下痢の増悪をきたすおそれがある。

  2. 9.1.2 急性膵炎の患者

    膵炎が増悪するおそれがある。

  3. 9.1.3 水分の補給に注意を要する以下の患者
    • 意識不明の患者
    • 口渇を訴えることのできない患者
    • 高熱を伴う患者
    • 重篤な下痢など著しい脱水症状の患者

    水分バランスを失いやすい。

9.2 腎機能障害患者

  1. 9.2.1 高度の腎障害のある患者

    投与しないこと。高窒素血症などを起こすおそれがある。[2.5 参照]

9.3 肝機能障害患者

  1. 9.3.1 高度の肝障害のある患者

    投与しないこと。肝性昏睡などを起こすおそれがある。[2.5 参照]

9.4 生殖能を有する者

          [9.5.1 参照]         

9.5 妊婦

  1. 9.5.1 妊娠3カ月以内又は妊娠を希望する女性

    投与する場合は、用法及び用量に留意し、本剤によるビタミンAの投与は5,000IU(1,500μgRE)/日未満に留めるなど必要な注意を行うこと。外国において、妊娠前3カ月から妊娠初期3カ月までにビタミンAを10,000IU(3,000μgRE)/日以上摂取した女性から出生した児に、頭蓋神経堤などを中心とする奇形発現の増加が推定されたとする疫学調査結果1)  がある。[9.4 参照]

  2. 9.5.2 妊婦(妊娠3カ月以内の女性を除く)

    治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

9.7 小児等

小児等を対象とした有効性・安全性を指標とした臨床試験は実施していない。

9.8 高齢者

投与量、投与濃度、投与速度に注意して投与すること。一般に生理機能が低下していることが多い。

10. 相互作用

    10.2 併用注意(併用に注意すること)

    薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

    ワルファリン

    ワルファリンの作用が減弱することがある。

    フィトナジオン(ビタミンK1)がワルファリンの作用に拮抗するため(本剤はフィトナジオンを29μg/250mL含有する)。

    11. 副作用

    次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

    11.1 重大な副作用

    1. 11.1.1 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)

      血圧低下、意識障害、呼吸困難、チアノーゼ、悪心、胸内苦悶、顔面潮紅、そう痒感、発汗等があらわれた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。

    11.2 その他の副作用

    5%以上

    0.1~5%未満

    消化器

    下痢(40.7%)、便秘(15.3%)、腹部膨満(10.2%)、腹痛

    腹水、悪心、門脈ガス血症

    代謝・栄養

    低ナトリウム血症、高カリウム血症

    肝臓

    肝機能異常

    呼吸器

    乳び胸

    血液

    γ-グルタミルトランスフェラーゼ増加、血中アルカリホスファターゼ増加

    血中カリウム増加、アラニンアミノトランスフェラーゼ増加、血中ブドウ糖増加、好酸球数増加、肝機能検査異常

    尿

    尿量減少

    注)減量、投与速度の減少、投与濃度の低下又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

    14. 適用上の注意

    14.1 薬剤投与時の注意

    1. 14.1.1 可塑剤としてDEHP[di-(2-ethylhexyl)phthalate:フタル酸ジ-(2-エチルヘキシル)]を含むポリ塩化ビニル製の栄養セット及びフィーディングチューブ等を使用した場合、DEHPが製剤中に溶出するので、DEHPを含まない栄養セット及びフィーディングチューブ等を使用することが望ましい。
    2. 14.1.2 経腸栄養剤であるため、静脈内へは投与しないこと。
    3. 14.1.3 分割投与の開始時又は持続的投与の数時間ごとに、胃内容物の残存を確認すること。
    4. 14.1.4 経管投与においては、分割投与の終了ごと、あるいは持続的投与の数時間ごとに少量の水でチューブをフラッシングすること。
    5. 14.1.5 開缶直前によく振ってから使用すること。
    6. 14.1.6 本剤を加温する場合は、未開缶のまま微温湯(30~40℃)で行い、直火での加温は避けること。

    2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

    1. 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
    2. 2.2 牛乳タンパクアレルギーを有する患者[本剤には牛乳由来のタンパク質が含まれているため、ショック、アナフィラキシーを引き起こすことがある。]
    3. 2.3 イレウスのある患者[消化管の通過障害がある。]
    4. 2.4 腸管の機能が残存していない患者[水、電解質、栄養素などが吸収されない。]
    5. 2.5 高度の肝・腎障害のある患者[9.2.1 参照],[9.3.1 参照]
    6. 2.6 重症糖尿病などの糖代謝異常のある患者[高血糖、高ケトン血症などを起こすおそれがある。]
    7. 2.7 先天性アミノ酸代謝異常の患者[アシドーシス、嘔吐、意識障害などのアミノ酸代謝異常の症状が発現するおそれがある。]

    3. 組成・性状

    3.1 組成

    エネーボ配合経腸用液

    配合組成

    添加剤 安定剤(結晶セルロース・カルメロースナトリウム)、pH調節剤(水酸化カリウム、クエン酸水和物)、香料(バニリン、エチルバニリン及びプロピレングリコール)
    熱量   1mL中 1.2kcal
    配合成分
    1缶250mL(300kcal)中
      分離牛乳タンパク質 12.6g
    濃縮乳清タンパク質 1.7g
    分離大豆タンパク質 1.5g
    高オレイン酸ヒマワリ油 5.3g
    ナタネ油 2.2g
    中鎖脂肪酸トリグリセリド 1.3g
    魚油 0.10g
    大豆レシチン 0.46g
    デキストリン 26.8g
    精製白糖 8.7g
    難消化性デキストリン 3.5g
    フラクトオリゴ糖 1.7g
    大豆多糖類 0.30g
    レチノールパルミチン酸エステル 0.31mg
    β-カロテン 0.16mg
    コレカルシフェロール 2.8μg
    トコフェロール酢酸エステル 12mg
    フィトナジオン 29μg
    アスコルビン酸 63mg
    チアミン塩化物塩酸塩 0.57mg
    リボフラビン 0.80mg
    ピリドキシン塩酸塩 0.94mg
    シアノコバラミン 0.88μg
    コリン塩化物 0.25g
    葉酸 68μg
    ニコチン酸アミド 4.5mg
    パントテン酸カルシウム 2.7mg
    ビオチン 13μg
    タウリン 45mg
    L-カルニチン 32mg
    塩化ナトリウム 0.11g
    クエン酸ナトリウム水和物 0.79g
    塩化カリウム 0.25g
    クエン酸カリウム 0.48g
    リン酸一水素マグネシウム 0.38g
    第三リン酸カルシウム 82mg
    硫酸鉄水和物 22mg
    硫酸亜鉛水和物 20mg
    塩化マンガン四水和物 4.9mg
    硫酸銅 1.9mg
    塩化クロム六水和物 0.16mg
    モリブデン酸二ナトリウム二水和物 85μg
    セレン酸ナトリウム 49μg

    栄養成分組成

    栄養成分
    1缶250mL(300kcal)中
      タンパク質 13.5g
    脂肪 9.6g
    炭水化物 39.6g
    フラクトオリゴ糖 1.7g
    ビタミンA 190μgRE
    ビタミンD 2.8μg
    ビタミンE 11mg
    ビタミンK 29μg
    ビタミンC 63mg
    ビタミンB1 0.51mg
    ビタミンB2 0.80mg
    ビタミンB6 0.77mg
    ビタミンB12 0.88μg
    コリン 0.21g
    葉酸 68μg
    ナイアシン 4.5mg
    パントテン酸 2.5mg
    ビオチン 13μg
    タウリン 45mg
    L-カルニチン 32mg
    ナトリウム 0.23g
    カリウム 0.30g
    塩素 0.25g
    カルシウム 0.29g
    リン 0.25g
    マグネシウム 52mg
    マンガン 1.4mg
    銅 0.48mg
    亜鉛 4.5mg
    鉄 4.4mg
    クロム 31μg
    モリブデン 34μg
    セレン 20μg
    注)本剤1缶(250mL)中の食塩相当量は0.586gである。

    3.2 製剤の性状

    エネーボ配合経腸用液

    pH 6.1〜7.0
    におい 特有の芳香
    甘い
    性状 淡褐色の懸濁液
    浸透圧 約350mOsm/L
    比重 約1.1
    粘度 約16mPa・s

    4. 効能又は効果

    一般に、手術後患者の栄養保持に用いることができるが、特に長期にわたり、経口的食事摂取が困難な場合の経管栄養補給に使用する。

    5. 効能又は効果に関連する注意

    本剤を術後に投与する場合、胃、腸管の運動機能が回復し、水分の摂取が可能になったことを確認すること。

    6. 用法及び用量

    通常、標準量として成人には1日1,000~1,667mL(1,200~2,000kcal)を経管又は経口投与する。経管投与では本剤を1時間に62.5~104mL(75~125kcal)の速度で持続的又は1日数回に分けて投与する。経口摂取可能な場合は1日1回又は数回に分けて経口投与することもできる。
    ただし、通常、初期量は333mL/日(400kcal/日)を目安とし、低速度(約41.7mL/時間(50kcal/時間)以下)で投与する。以後は患者の状態により徐々に増量し標準量とする。なお、年齢、体重、症状により投与量、投与濃度、投与速度を適宜増減する。特に投与初期は、水で希釈して投与することも考慮する。

    7. 用法及び用量に関連する注意

    1. 7.1 経口食により十分な栄養摂取が可能となった場合には、速やかに経口食にきりかえること。
    2. 7.2 本剤の臨床試験において2週間を超える時期での効果は確認されていない。

    8. 重要な基本的注意

    1. 8.1 ビタミン、電解質(ナトリウムなど)及び微量元素の不足を生じる可能性があるので、必要に応じて補給すること。
    2. 8.2 投与初期には、特に観察を十分に行い、下痢などの副作用が認められた場合には、減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

    9. 特定の背景を有する患者に関する注意

    9.1 合併症・既往歴等のある患者

    1. 9.1.1 短腸症候群の患者

      下痢の増悪をきたすおそれがある。

    2. 9.1.2 急性膵炎の患者

      膵炎が増悪するおそれがある。

    3. 9.1.3 水分の補給に注意を要する以下の患者
      • 意識不明の患者
      • 口渇を訴えることのできない患者
      • 高熱を伴う患者
      • 重篤な下痢など著しい脱水症状の患者

      水分バランスを失いやすい。

    9.2 腎機能障害患者

    1. 9.2.1 高度の腎障害のある患者

      投与しないこと。高窒素血症などを起こすおそれがある。[2.5 参照]

    9.3 肝機能障害患者

    1. 9.3.1 高度の肝障害のある患者

      投与しないこと。肝性昏睡などを起こすおそれがある。[2.5 参照]

    9.4 生殖能を有する者

              [9.5.1 参照]         

    9.5 妊婦

    1. 9.5.1 妊娠3カ月以内又は妊娠を希望する女性

      投与する場合は、用法及び用量に留意し、本剤によるビタミンAの投与は5,000IU(1,500μgRE)/日未満に留めるなど必要な注意を行うこと。外国において、妊娠前3カ月から妊娠初期3カ月までにビタミンAを10,000IU(3,000μgRE)/日以上摂取した女性から出生した児に、頭蓋神経堤などを中心とする奇形発現の増加が推定されたとする疫学調査結果1)  がある。[9.4 参照]

    2. 9.5.2 妊婦(妊娠3カ月以内の女性を除く)

      治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

    9.6 授乳婦

    治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

    9.7 小児等

    小児等を対象とした有効性・安全性を指標とした臨床試験は実施していない。

    9.8 高齢者

    投与量、投与濃度、投与速度に注意して投与すること。一般に生理機能が低下していることが多い。

    10. 相互作用

      10.2 併用注意(併用に注意すること)

      薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

      ワルファリン

      ワルファリンの作用が減弱することがある。

      フィトナジオン(ビタミンK1)がワルファリンの作用に拮抗するため(本剤はフィトナジオンを29μg/250mL含有する)。

      11. 副作用

      次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

      11.1 重大な副作用

      1. 11.1.1 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)

        血圧低下、意識障害、呼吸困難、チアノーゼ、悪心、胸内苦悶、顔面潮紅、そう痒感、発汗等があらわれた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。

      11.2 その他の副作用

      5%以上

      0.1~5%未満

      消化器

      下痢(40.7%)、便秘(15.3%)、腹部膨満(10.2%)、腹痛

      腹水、悪心、門脈ガス血症

      代謝・栄養

      低ナトリウム血症、高カリウム血症

      肝臓

      肝機能異常

      呼吸器

      乳び胸

      血液

      γ-グルタミルトランスフェラーゼ増加、血中アルカリホスファターゼ増加

      血中カリウム増加、アラニンアミノトランスフェラーゼ増加、血中ブドウ糖増加、好酸球数増加、肝機能検査異常

      尿

      尿量減少

      注)減量、投与速度の減少、投与濃度の低下又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

      14. 適用上の注意

      14.1 薬剤投与時の注意

      1. 14.1.1 可塑剤としてDEHP[di-(2-ethylhexyl)phthalate:フタル酸ジ-(2-エチルヘキシル)]を含むポリ塩化ビニル製の栄養セット及びフィーディングチューブ等を使用した場合、DEHPが製剤中に溶出するので、DEHPを含まない栄養セット及びフィーディングチューブ等を使用することが望ましい。
      2. 14.1.2 経腸栄養剤であるため、静脈内へは投与しないこと。
      3. 14.1.3 分割投与の開始時又は持続的投与の数時間ごとに、胃内容物の残存を確認すること。
      4. 14.1.4 経管投与においては、分割投与の終了ごと、あるいは持続的投与の数時間ごとに少量の水でチューブをフラッシングすること。
      5. 14.1.5 開缶直前によく振ってから使用すること。
      6. 14.1.6 本剤を加温する場合は、未開缶のまま微温湯(30~40℃)で行い、直火での加温は避けること。

      その他詳細情報

      日本標準商品分類番号
      873259
      ブランドコード
      3259119S1029
      承認番号
      22600AMX00527000
      販売開始年月
      2014-05
      貯法
      室温保存
      有効期間
      製造後12カ月
      規制区分

      重要な注意事項

      • この情報は医療専門家による診断や治療の代替にはなりません。副作用に関する懸念がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
      • 副作用の発生頻度や重篤度は個人差があります。ここで提供される情報は一般的なものであり、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。
      • 薬剤の使用に関しては、必ず医療専門家の指示に従い、自己判断での変更や中止を避けてください。
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