薬効分類名壊死組織除去剤
一般的名称パイナップル茎搾汁精製物
ネキソブリッド外用ゲル5g
ねきそぶりっどがいようげる5g
NexoBrid gel
製造販売元/科研製薬株式会社
重大な副作用
その他の副作用
併用注意
銀又はヨウ素を含有する薬剤や被覆材(硝酸銀、スルファジアジン銀、ポビドンヨード又は銀含有被覆材等)
[14.2.1 参照]
本剤の壊死組織除去作用が減弱するとの報告があるため、本剤塗布前にこれらを使用した場合は、これらを除去してから本剤を塗布すること。
機序は不明である。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
4. 効能又は効果
深達性Ⅱ度又はⅢ度熱傷における壊死組織の除去
6. 用法及び用量
混合用ゲルの容器に凍結乾燥品全量を加えて混合し、本剤を調製する。本剤を熱傷創に適量塗布し、4時間後に除去する。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 本剤はタンパク質製剤であり、ショック、アナフィラキシーがあらわれることがあるので、このような症状の発現に備え、緊急処置を取れる準備をしておくこと。[11.1.1 参照]
- 8.2 本剤はパイナップル茎由来の成分を含有するため、パイナップル、パパイヤ、パパイン、ブロメラインに対する過敏症の既往歴について確認し、投与の可否を慎重に判断すること。本剤の臨床試験では、パイナップル、パパイヤ、パパイン、ブロメラインに対する過敏症の既往歴を有する患者は除外されている。
- 8.3 本剤の塗布前及び除去前に疼痛管理を行うこと。[14.2.3 参照],[14.2.4 参照]
- 8.4 創傷感染を防ぐため、必要に応じて、本剤除去後に消毒薬を浸したガーゼ等で熱傷創を被覆すること。[14.2.4 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 *減張切開創、裂創等の創傷のある患者
減張切開創、裂創等の創部に本剤を塗布しないこと。本剤が接触する可能性のある創部は、あらかじめワセリン軟膏やワセリン軟膏を塗布したガーゼ等で保護すること。本剤と創部の接触により出血するおそれがある。[11.1.2 参照],[15.2 参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。本剤を用いた生殖発生毒性試験のうち、受胎能及び着床までの初期胚発生に関する試験、出生前及び出生後の発生並びに母体の機能に関する試験は実施していない。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。本剤のヒト乳汁中への移行は不明である。
10. 相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
銀又はヨウ素を含有する薬剤や被覆材(硝酸銀、スルファジアジン銀、ポビドンヨード又は銀含有被覆材等) |
本剤の壊死組織除去作用が減弱するとの報告があるため、本剤塗布前にこれらを使用した場合は、これらを除去してから本剤を塗布すること。 |
機序は不明である。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)
発疹、紅斑、血圧低下、頻脈等があらわれることがある。[8.1 参照]
-
11.1.2 *適用部位出血(頻度不明)
適用部位出血があらわれ、出血性ショックに至ることがある。[9.1.1 参照],[15.2 参照]
11.2 その他の副作用
1~5%未満 |
|
|---|---|
適用部位 |
疼痛、そう痒症、皮下血腫 |
その他 |
発熱、頻脈 |
14. 適用上の注意
14.1 薬剤調製時の注意
14.2 薬剤塗布時の注意
-
14.2.1 熱傷創の洗浄
熱傷創を十分に洗浄し、水疱(表皮ケラチン層)を除去する。このとき、外用薬等を使用していた場合にはこれらも除去する。炭化したⅢ度の熱傷創では炭化した表皮を十分に擦り取る。[10.2 参照]
-
14.2.2 塗布の前処置
十分に洗浄した熱傷創を浸軟させるため、生理食塩液又は消毒薬(0.05%クロルヘキシジン等)を浸したガーゼ及び包帯等で熱傷創を被覆し、2時間程度静置する。その間は、熱傷創の乾燥を避けるため、必要に応じてガーゼ及び包帯等に生理食塩液又は消毒薬を追加する。ガーゼ及び包帯等を除去する際、可能な限り水疱を取り除く。
-
14.2.3 塗布時
- (1) 本剤塗布時に疼痛を生じる可能性があるため、塗布開始前に、疼痛管理を開始する。[8.3 参照]
- (2) 熱傷創の周囲外側にワセリン軟膏を厚めに塗布して熱傷創との境界を作る。この時、ワセリン軟膏が壊死組織に付着しないように注意する。
- (3) 調製後の本剤を熱傷創全体に塗布する。1回あたりの塗布面積は体表面積の15%までを目安とする。
- (4) 本剤を塗布した熱傷創を閉鎖性被覆材(フィルム材等)で被覆する。その上を柔らかい厚めの被覆材等で緩めに覆い、包帯等で固定する。
- (5) 塗布後、約4時間静置する。この間は可能な限り身体を動かさず、被覆部も極力動かさないようにする。
- 14.2.4 除去時
- 14.2.5 眼に入れないこと。顔面等の熱傷創で眼に接触する可能性がある場合には、薬剤が眼に入らないように保護すること。誤って眼に入った場合は、直ちに水で洗い流すこと。
15. その他の注意
15.2 非臨床試験に基づく情報
*ブタを用いた単回及び反復静脈内投与毒性試験で血液凝固パラメータの変化及び出血傾向が認められた。[9.1.1 参照],[11.1.2 参照]
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
4. 効能又は効果
深達性Ⅱ度又はⅢ度熱傷における壊死組織の除去
6. 用法及び用量
混合用ゲルの容器に凍結乾燥品全量を加えて混合し、本剤を調製する。本剤を熱傷創に適量塗布し、4時間後に除去する。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 本剤はタンパク質製剤であり、ショック、アナフィラキシーがあらわれることがあるので、このような症状の発現に備え、緊急処置を取れる準備をしておくこと。[11.1.1 参照]
- 8.2 本剤はパイナップル茎由来の成分を含有するため、パイナップル、パパイヤ、パパイン、ブロメラインに対する過敏症の既往歴について確認し、投与の可否を慎重に判断すること。本剤の臨床試験では、パイナップル、パパイヤ、パパイン、ブロメラインに対する過敏症の既往歴を有する患者は除外されている。
- 8.3 本剤の塗布前及び除去前に疼痛管理を行うこと。[14.2.3 参照],[14.2.4 参照]
- 8.4 創傷感染を防ぐため、必要に応じて、本剤除去後に消毒薬を浸したガーゼ等で熱傷創を被覆すること。[14.2.4 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 *減張切開創、裂創等の創傷のある患者
減張切開創、裂創等の創部に本剤を塗布しないこと。本剤が接触する可能性のある創部は、あらかじめワセリン軟膏やワセリン軟膏を塗布したガーゼ等で保護すること。本剤と創部の接触により出血するおそれがある。[11.1.2 参照],[15.2 参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。本剤を用いた生殖発生毒性試験のうち、受胎能及び着床までの初期胚発生に関する試験、出生前及び出生後の発生並びに母体の機能に関する試験は実施していない。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。本剤のヒト乳汁中への移行は不明である。
10. 相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
銀又はヨウ素を含有する薬剤や被覆材(硝酸銀、スルファジアジン銀、ポビドンヨード又は銀含有被覆材等) |
本剤の壊死組織除去作用が減弱するとの報告があるため、本剤塗布前にこれらを使用した場合は、これらを除去してから本剤を塗布すること。 |
機序は不明である。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)
発疹、紅斑、血圧低下、頻脈等があらわれることがある。[8.1 参照]
-
11.1.2 *適用部位出血(頻度不明)
適用部位出血があらわれ、出血性ショックに至ることがある。[9.1.1 参照],[15.2 参照]
11.2 その他の副作用
1~5%未満 |
|
|---|---|
適用部位 |
疼痛、そう痒症、皮下血腫 |
その他 |
発熱、頻脈 |
14. 適用上の注意
14.1 薬剤調製時の注意
14.2 薬剤塗布時の注意
-
14.2.1 熱傷創の洗浄
熱傷創を十分に洗浄し、水疱(表皮ケラチン層)を除去する。このとき、外用薬等を使用していた場合にはこれらも除去する。炭化したⅢ度の熱傷創では炭化した表皮を十分に擦り取る。[10.2 参照]
-
14.2.2 塗布の前処置
十分に洗浄した熱傷創を浸軟させるため、生理食塩液又は消毒薬(0.05%クロルヘキシジン等)を浸したガーゼ及び包帯等で熱傷創を被覆し、2時間程度静置する。その間は、熱傷創の乾燥を避けるため、必要に応じてガーゼ及び包帯等に生理食塩液又は消毒薬を追加する。ガーゼ及び包帯等を除去する際、可能な限り水疱を取り除く。
-
14.2.3 塗布時
- (1) 本剤塗布時に疼痛を生じる可能性があるため、塗布開始前に、疼痛管理を開始する。[8.3 参照]
- (2) 熱傷創の周囲外側にワセリン軟膏を厚めに塗布して熱傷創との境界を作る。この時、ワセリン軟膏が壊死組織に付着しないように注意する。
- (3) 調製後の本剤を熱傷創全体に塗布する。1回あたりの塗布面積は体表面積の15%までを目安とする。
- (4) 本剤を塗布した熱傷創を閉鎖性被覆材(フィルム材等)で被覆する。その上を柔らかい厚めの被覆材等で緩めに覆い、包帯等で固定する。
- (5) 塗布後、約4時間静置する。この間は可能な限り身体を動かさず、被覆部も極力動かさないようにする。
- 14.2.4 除去時
- 14.2.5 眼に入れないこと。顔面等の熱傷創で眼に接触する可能性がある場合には、薬剤が眼に入らないように保護すること。誤って眼に入った場合は、直ちに水で洗い流すこと。
15. その他の注意
15.2 非臨床試験に基づく情報
*ブタを用いた単回及び反復静脈内投与毒性試験で血液凝固パラメータの変化及び出血傾向が認められた。[9.1.1 参照],[11.1.2 参照]