薬効分類名LH-RH誘導体
LH-RH:黄体形成ホルモン放出ホルモンマイクロカプセル型徐放性製剤

一般的名称注射用リュープロレリン酢酸塩

リュープロレリン酢酸塩SR注射用キット11.25mg「NP」

りゅーぷろれりんさくさんえんSRちゅうしゃようきっと11.25mg「NP」

Leuprorelin Acetate SR for Injection Kits

製造販売元/ニプロ株式会社

第1版
禁忌合併症・既往歴等のある患者生殖能を有する者妊婦授乳婦

重大な副作用

頻度
副作用
0.1%未満
〈効能共通〉
0.1%未満
頻度不明
頻度不明
頻度不明
糖尿病の発症又は増悪
頻度不明
0.1%未満
5%以上
0.1~5%未満
0.1~5%未満
頻度不明
頻度不明
頻度不明
骨疼痛の一過性増悪
頻度不明
頻度不明
頻度不明

その他の副作用

部位
頻度
副作用
肝臓まわり
5%以上
肝臓まわり
0.1~5%未満
黄疸ASTALTγ-GTPAL-Pの上昇
肝臓まわり
0.1~5%未満
肝臓まわり
0.1%未満
内分泌・代謝系
5%以上
内分泌・代謝系
0.1~5%未満
運動器
0.1~5%未満
運動器
0.1%未満
運動器
5%以上
皮膚
0.1~5%未満
皮膚炎頭部発毛
皮膚
0.1~5%未満
腎・尿路
0.1~5%未満
腎・尿路
0.1~5%未満
心臓・血管
0.1~5%未満
心臓・血管
0.1~5%未満
血液系
0.1~5%未満
胃腸・消化器系
0.1~5%未満
胃腸・消化器系
0.1%未満
胃腸・消化器系
0.1~5%未満
免疫系
0.1~5%未満
免疫系
0.1~5%未満
全身・局所・適用部位
5%以上
全身・局所・適用部位
0.1~5%未満
全身・局所・適用部位
頻度不明
全身・局所・適用部位
5%以上
全身・局所・適用部位
0.1~5%未満
全身・局所・適用部位
頻度不明
その他
0.1%未満
その他
頻度不明
その他
頻度不明
女性疾患
5%以上
ほてり熱感のぼせ肩こり頭痛不眠めまい発汗
女性疾患
0.1~5%未満
女性疾患
0.1~5%未満
脳・神経
0.1~5%未満
眠気いらいら感記憶力低下注意力低下知覚異常

詳細情報

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注意以下の情報は参考資料としてご活用下さい

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 本剤の成分又は合成LH-RH、LH-RH誘導体に対して、過敏症の既往歴のある患者
  2. 2.2 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[9.5 参照]
  3. 2.3 授乳中の患者[9.6 参照]

3. 組成・性状

3.1 組成

リュープロレリン酢酸塩SR注射用キット11.25mg「NP」

粉末部

有効成分 1キット中
日本薬局方 リュープロレリン酢酸塩   11.25mg
添加剤 1キット中
乳酸重合体   99.3mg
1キット中
D-マンニトール   19.45mg

液体部

懸濁用液   1キット(1mL)中
D-マンニトール 50mg
カルメロースナトリウム 5mg
ポリソルベート80 1mg
水酸化ナトリウム 適量
塩酸 適量

3.2 製剤の性状

リュープロレリン酢酸塩SR注射用キット11.25mg「NP」

pH 6.0~7.1注)
浸透圧比 約1(生理食塩液に対する比)注)
性状 粉末部:白色の粉末
懸濁用液:無色澄明の液
(持続性注射剤)

注)添付の懸濁用液1mL で懸濁した場合

4. 効能・効果

  • 前立腺癌
  • 閉経前乳癌

5. 効能・効果に関連する注意

  • 〈閉経前乳癌〉

    本剤の使用開始にあたっては、原則としてホルモン受容体の発現の有無を確認し、ホルモン受容体が陰性と判断された場合には本剤を使用しないこと。

6. 用法・用量

通常、成人には12週に1回リュープロレリン酢酸塩として11.25mgを皮下に投与する。
投与に際しては、注射針を上にしてプランジャーロッドを押して、懸濁用液全量を粉末部に移動させて、泡立てないように注意しながら、十分に懸濁して用いる。

7. 用法・用量に関連する注意

本剤は12週間持続の徐放性製剤であり、12週を超える間隔で投与すると下垂体-性腺系刺激作用により性腺ホルモン濃度が再度上昇し、臨床所見が一過性に悪化するおそれがあるので、12週に1回の用法を遵守すること。

8. 重要な基本的注意

  • 〈効能共通〉
    1. 8.1 本剤は内分泌療法剤であり、がんに対する薬物療法について十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本剤による治療が適切と判断される患者についてのみ使用すること。
    2. 8.2 本剤は12週間持続性の製剤であり、徐放性の薬剤が注射部位に長くとどまり、硬結等の注射部位反応が発現することがあるので、注射部位を毎回変更し、注射部位をもまないように患者に説明するなど十分注意して投与すること。[14.2.2 参照]
    3. 8.3 本剤は徐放性製剤であるので、最終投与後も薬効持続期間中は患者の状態を観察すること。
    4. 8.4 アナフィラキシーがあらわれることがあるので、問診を十分に行うこと。[11.1.2 参照]
  • 〈前立腺癌〉
    1. 8.5 初回投与初期に、高活性LH-RH誘導体としての下垂体-性腺系刺激作用による血清テストステロン濃度の上昇に伴って骨疼痛の一過性増悪がみられることがある。また、尿路閉塞あるいは脊髄圧迫のみられるおそれがあるので慎重に投与し、投与開始1ヵ月間は十分観察を行うこと。[11.1.8 参照]
  • 〈閉経前乳癌〉
    1. 8.6 初回投与初期に、高活性LH-RH誘導体としての下垂体-性腺系刺激作用による血清エストロゲン濃度の上昇に伴って骨疼痛の一過性増悪等がみられることがある。
    2. 8.7 本剤で抗腫瘍効果が得られず進行を認めた場合は、投与を中止すること。
    3. 8.8 エストロゲン低下作用に基づく骨塩量の低下がみられることがあるので、長期にわたり投与する場合には、可能な限り骨塩量の検査を行い慎重に投与すること。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  • 〈前立腺癌〉
    1. 9.1.1 脊髄圧迫又は尿路閉塞による腎障害を既に呈している患者又は新たに発生するおそれのある患者

      初回投与初期の血清テストステロン濃度の上昇に伴い、原疾患の症状が悪化する可能性がある。

  • 〈閉経前乳癌〉
    1. 9.1.2 粘膜下筋腫のある患者

      出血症状が増悪することがある。

9.4 生殖能を有する者

治療に際しては妊娠していないことを確認し、治療期間中は非ホルモン性の避妊をさせること。[9.5 参照]

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。LH-RH誘導体による流産の報告があり、本剤の動物試験で胎児死亡の増加及び胎児体重の低値(ラット、ウサギ)1) 並びに骨格異常の増加傾向(ウサギ)1) がみられている。[2.2 参照],[9.4 参照]

9.6 授乳婦

投与しないこと。ラットで乳汁への移行がみられている。[2.3 参照]

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

11.1 重大な副作用

  • 〈効能共通〉
    1. 11.1.1 間質性肺炎(0.1%未満)

      発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常等を伴う間質性肺炎があらわれることがあるので、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。

    2. 11.1.2 アナフィラキシー(0.1%未満)

                          [8.4 参照]                   

    3. 11.1.3 肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)

      AST、ALTの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。

    4. 11.1.4 糖尿病の発症又は増悪(頻度不明)
    5. 11.1.5 下垂体卒中(頻度不明)

      下垂体卒中が下垂体腺腫患者で報告されているので、初回投与直後に頭痛、視力・視野障害等があらわれた場合には、検査のうえ外科的治療等の適切な処置を行うこと。

    6. 11.1.6 心筋梗塞、脳梗塞、静脈血栓症、肺塞栓症等の血栓塞栓症(頻度不明)
  • 〈前立腺癌〉
    1. 11.1.7 うつ状態(0.1%未満)
    2. 11.1.8 骨疼痛の一過性増悪、尿路閉塞あるいは脊髄圧迫(5%以上)

      下垂体-性腺系刺激作用による血清テストステロン濃度の上昇に伴って骨疼痛の一過性増悪、尿路閉塞あるいは脊髄圧迫がみられることがある。[8.5 参照]

    3. 11.1.9 心不全(0.1~5%未満)
  • 〈閉経前乳癌〉
    1. 11.1.10 更年期障害様のうつ状態(0.1~5%未満)

      エストロゲン低下作用に基づく更年期障害様のうつ状態があらわれることがある。

11.2 その他の副作用

  • 〈前立腺癌〉

5%以上

0.1~5%未満

0.1%未満

頻度不明

肝臓

LDH上昇

黄疸、AST、ALT、γ-GTP、AL-Pの上昇

内分泌系

ほてり、熱感

頭痛、不眠、顔面潮紅、めまい、発汗、性欲減退、勃起障害、女性化乳房、睾丸萎縮、会陰部不快感

筋・骨格系

関節痛、骨疼痛、肩・腰・四肢等の疼痛、歩行困難、手指等のこわばり

筋肉痛、骨塩量の低下

皮膚

皮膚炎、頭部発毛

泌尿器系

頻尿、血尿、BUNの上昇

循環器

心電図異常、心胸比増大

血液

貧血、血小板減少

消化器

悪心、嘔吐、食欲不振、便秘

下痢

過敏症

発疹、そう痒

投与部位

硬結

疼痛、発赤

膿瘍、腫脹、潰瘍、そう痒、肉芽腫、腫瘤、熱感、壊死等の注射部位反応

その他

浮腫、胸部圧迫感、悪寒、倦怠感、口唇・四肢のしびれ、体重増加、知覚異常、難聴、耳鳴、発熱、総コレステロール上昇、トリグリセライド上昇、尿酸上昇、高カリウム血症、血糖値上昇

脱力感

痙攣

  • 〈閉経前乳癌〉

5%以上

0.1~5%未満

0.1%未満

頻度不明

低エストロゲン症状

ほてり、熱感、のぼせ、肩こり、頭痛、不眠、めまい、発汗

性欲減退、冷感、視覚障害、情緒不安定

女性生殖器

不正出血、腟乾燥、性交痛、腟炎、帯下増加、卵巣過剰刺激症状、乳房の疼痛・緊満感・萎縮

筋・骨格系

関節痛、骨疼痛等の疼痛

手指等のこわばり、腰痛、筋肉痛、筋痙攣、骨塩量の低下、血清リン上昇、高カルシウム血症

皮膚

ざ瘡、皮膚乾燥、脱毛、多毛、爪の異常

精神神経系

眠気、いらいら感、記憶力低下、注意力低下、知覚異常

過敏症

発疹、そう痒

肝臓

AST、ALT、AL-P、LDH、γ-GTP、ビリルビンの上昇

黄疸

消化器

悪心、嘔吐、食欲不振、腹痛、腹部膨満感、下痢、便秘、口内炎、口渇

循環器

心悸亢進、血圧上昇

血液

赤血球増多、貧血、白血球減少、血小板減少、部分トロンボプラスチン時間延長

泌尿器系

頻尿、排尿困難、BUNの上昇

投与部位

硬結

疼痛、発赤

膿瘍、腫脹、潰瘍、そう痒、肉芽腫、腫瘤、熱感、壊死等の注射部位反応

その他

疲労、倦怠感、脱力感、口唇・四肢のしびれ、手根管症候群、耳鳴、難聴、胸部不快感、浮腫、体重増加、下肢痛、息苦しさ、発熱、総コレステロール上昇、LDLコレステロール上昇、トリグリセライド上昇、高カリウム血症

体重減少、味覚異常、甲状腺機能異常

痙攣

14. 適用上の注意

14.1 薬剤調製時の注意

  1. 14.1.1 用時調製し、懸濁後は直ちに使用すること。

14.2 薬剤投与時の注意

  1. 14.2.1 皮下注射のみに使用すること。静脈注射により血栓症を誘発するおそれがある。
  2. 14.2.2 皮下注射にあたっては下記の点に注意すること。[8.2 参照]
    1. (1) 注射部位は上腕部、腹部、臀部の皮下とすること。
    2. (2) 注射部位は毎回変更し、同一部位への反復注射は行わないこと。
    3. (3) 注射針が血管内に入っていないことを確認すること。
    4. (4) 注射部位をもまないように患者に指示すること。

15. その他の注意

15.2 非臨床試験に基づく情報

ラットにリュープロレリン酢酸塩として4週間持続の徐放性製剤0.8、3.6及び16mg/kg/4週を1年間、並びにリュープロレリン酢酸塩水溶液注射剤0.6、1.5及び4mg/kg/日を2年間それぞれ皮下投与した試験で、良性下垂体腺腫が認められたとの報告がある2)

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 本剤の成分又は合成LH-RH、LH-RH誘導体に対して、過敏症の既往歴のある患者
  2. 2.2 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[9.5 参照]
  3. 2.3 授乳中の患者[9.6 参照]

3. 組成・性状

3.1 組成

リュープロレリン酢酸塩SR注射用キット11.25mg「NP」

粉末部

有効成分 1キット中
日本薬局方 リュープロレリン酢酸塩   11.25mg
添加剤 1キット中
乳酸重合体   99.3mg
1キット中
D-マンニトール   19.45mg

液体部

懸濁用液   1キット(1mL)中
D-マンニトール 50mg
カルメロースナトリウム 5mg
ポリソルベート80 1mg
水酸化ナトリウム 適量
塩酸 適量

3.2 製剤の性状

リュープロレリン酢酸塩SR注射用キット11.25mg「NP」

pH 6.0~7.1注)
浸透圧比 約1(生理食塩液に対する比)注)
性状 粉末部:白色の粉末
懸濁用液:無色澄明の液
(持続性注射剤)

注)添付の懸濁用液1mL で懸濁した場合

4. 効能・効果

  • 前立腺癌
  • 閉経前乳癌

5. 効能・効果に関連する注意

  • 〈閉経前乳癌〉

    本剤の使用開始にあたっては、原則としてホルモン受容体の発現の有無を確認し、ホルモン受容体が陰性と判断された場合には本剤を使用しないこと。

6. 用法・用量

通常、成人には12週に1回リュープロレリン酢酸塩として11.25mgを皮下に投与する。
投与に際しては、注射針を上にしてプランジャーロッドを押して、懸濁用液全量を粉末部に移動させて、泡立てないように注意しながら、十分に懸濁して用いる。

7. 用法・用量に関連する注意

本剤は12週間持続の徐放性製剤であり、12週を超える間隔で投与すると下垂体-性腺系刺激作用により性腺ホルモン濃度が再度上昇し、臨床所見が一過性に悪化するおそれがあるので、12週に1回の用法を遵守すること。

8. 重要な基本的注意

  • 〈効能共通〉
    1. 8.1 本剤は内分泌療法剤であり、がんに対する薬物療法について十分な知識・経験を持つ医師のもとで、本剤による治療が適切と判断される患者についてのみ使用すること。
    2. 8.2 本剤は12週間持続性の製剤であり、徐放性の薬剤が注射部位に長くとどまり、硬結等の注射部位反応が発現することがあるので、注射部位を毎回変更し、注射部位をもまないように患者に説明するなど十分注意して投与すること。[14.2.2 参照]
    3. 8.3 本剤は徐放性製剤であるので、最終投与後も薬効持続期間中は患者の状態を観察すること。
    4. 8.4 アナフィラキシーがあらわれることがあるので、問診を十分に行うこと。[11.1.2 参照]
  • 〈前立腺癌〉
    1. 8.5 初回投与初期に、高活性LH-RH誘導体としての下垂体-性腺系刺激作用による血清テストステロン濃度の上昇に伴って骨疼痛の一過性増悪がみられることがある。また、尿路閉塞あるいは脊髄圧迫のみられるおそれがあるので慎重に投与し、投与開始1ヵ月間は十分観察を行うこと。[11.1.8 参照]
  • 〈閉経前乳癌〉
    1. 8.6 初回投与初期に、高活性LH-RH誘導体としての下垂体-性腺系刺激作用による血清エストロゲン濃度の上昇に伴って骨疼痛の一過性増悪等がみられることがある。
    2. 8.7 本剤で抗腫瘍効果が得られず進行を認めた場合は、投与を中止すること。
    3. 8.8 エストロゲン低下作用に基づく骨塩量の低下がみられることがあるので、長期にわたり投与する場合には、可能な限り骨塩量の検査を行い慎重に投与すること。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  • 〈前立腺癌〉
    1. 9.1.1 脊髄圧迫又は尿路閉塞による腎障害を既に呈している患者又は新たに発生するおそれのある患者

      初回投与初期の血清テストステロン濃度の上昇に伴い、原疾患の症状が悪化する可能性がある。

  • 〈閉経前乳癌〉
    1. 9.1.2 粘膜下筋腫のある患者

      出血症状が増悪することがある。

9.4 生殖能を有する者

治療に際しては妊娠していないことを確認し、治療期間中は非ホルモン性の避妊をさせること。[9.5 参照]

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。LH-RH誘導体による流産の報告があり、本剤の動物試験で胎児死亡の増加及び胎児体重の低値(ラット、ウサギ)1) 並びに骨格異常の増加傾向(ウサギ)1) がみられている。[2.2 参照],[9.4 参照]

9.6 授乳婦

投与しないこと。ラットで乳汁への移行がみられている。[2.3 参照]

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

11.1 重大な副作用

  • 〈効能共通〉
    1. 11.1.1 間質性肺炎(0.1%未満)

      発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常等を伴う間質性肺炎があらわれることがあるので、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。

    2. 11.1.2 アナフィラキシー(0.1%未満)

                          [8.4 参照]                   

    3. 11.1.3 肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)

      AST、ALTの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。

    4. 11.1.4 糖尿病の発症又は増悪(頻度不明)
    5. 11.1.5 下垂体卒中(頻度不明)

      下垂体卒中が下垂体腺腫患者で報告されているので、初回投与直後に頭痛、視力・視野障害等があらわれた場合には、検査のうえ外科的治療等の適切な処置を行うこと。

    6. 11.1.6 心筋梗塞、脳梗塞、静脈血栓症、肺塞栓症等の血栓塞栓症(頻度不明)
  • 〈前立腺癌〉
    1. 11.1.7 うつ状態(0.1%未満)
    2. 11.1.8 骨疼痛の一過性増悪、尿路閉塞あるいは脊髄圧迫(5%以上)

      下垂体-性腺系刺激作用による血清テストステロン濃度の上昇に伴って骨疼痛の一過性増悪、尿路閉塞あるいは脊髄圧迫がみられることがある。[8.5 参照]

    3. 11.1.9 心不全(0.1~5%未満)
  • 〈閉経前乳癌〉
    1. 11.1.10 更年期障害様のうつ状態(0.1~5%未満)

      エストロゲン低下作用に基づく更年期障害様のうつ状態があらわれることがある。

11.2 その他の副作用

  • 〈前立腺癌〉

5%以上

0.1~5%未満

0.1%未満

頻度不明

肝臓

LDH上昇

黄疸、AST、ALT、γ-GTP、AL-Pの上昇

内分泌系

ほてり、熱感

頭痛、不眠、顔面潮紅、めまい、発汗、性欲減退、勃起障害、女性化乳房、睾丸萎縮、会陰部不快感

筋・骨格系

関節痛、骨疼痛、肩・腰・四肢等の疼痛、歩行困難、手指等のこわばり

筋肉痛、骨塩量の低下

皮膚

皮膚炎、頭部発毛

泌尿器系

頻尿、血尿、BUNの上昇

循環器

心電図異常、心胸比増大

血液

貧血、血小板減少

消化器

悪心、嘔吐、食欲不振、便秘

下痢

過敏症

発疹、そう痒

投与部位

硬結

疼痛、発赤

膿瘍、腫脹、潰瘍、そう痒、肉芽腫、腫瘤、熱感、壊死等の注射部位反応

その他

浮腫、胸部圧迫感、悪寒、倦怠感、口唇・四肢のしびれ、体重増加、知覚異常、難聴、耳鳴、発熱、総コレステロール上昇、トリグリセライド上昇、尿酸上昇、高カリウム血症、血糖値上昇

脱力感

痙攣

  • 〈閉経前乳癌〉

5%以上

0.1~5%未満

0.1%未満

頻度不明

低エストロゲン症状

ほてり、熱感、のぼせ、肩こり、頭痛、不眠、めまい、発汗

性欲減退、冷感、視覚障害、情緒不安定

女性生殖器

不正出血、腟乾燥、性交痛、腟炎、帯下増加、卵巣過剰刺激症状、乳房の疼痛・緊満感・萎縮

筋・骨格系

関節痛、骨疼痛等の疼痛

手指等のこわばり、腰痛、筋肉痛、筋痙攣、骨塩量の低下、血清リン上昇、高カルシウム血症

皮膚

ざ瘡、皮膚乾燥、脱毛、多毛、爪の異常

精神神経系

眠気、いらいら感、記憶力低下、注意力低下、知覚異常

過敏症

発疹、そう痒

肝臓

AST、ALT、AL-P、LDH、γ-GTP、ビリルビンの上昇

黄疸

消化器

悪心、嘔吐、食欲不振、腹痛、腹部膨満感、下痢、便秘、口内炎、口渇

循環器

心悸亢進、血圧上昇

血液

赤血球増多、貧血、白血球減少、血小板減少、部分トロンボプラスチン時間延長

泌尿器系

頻尿、排尿困難、BUNの上昇

投与部位

硬結

疼痛、発赤

膿瘍、腫脹、潰瘍、そう痒、肉芽腫、腫瘤、熱感、壊死等の注射部位反応

その他

疲労、倦怠感、脱力感、口唇・四肢のしびれ、手根管症候群、耳鳴、難聴、胸部不快感、浮腫、体重増加、下肢痛、息苦しさ、発熱、総コレステロール上昇、LDLコレステロール上昇、トリグリセライド上昇、高カリウム血症

体重減少、味覚異常、甲状腺機能異常

痙攣

14. 適用上の注意

14.1 薬剤調製時の注意

  1. 14.1.1 用時調製し、懸濁後は直ちに使用すること。

14.2 薬剤投与時の注意

  1. 14.2.1 皮下注射のみに使用すること。静脈注射により血栓症を誘発するおそれがある。
  2. 14.2.2 皮下注射にあたっては下記の点に注意すること。[8.2 参照]
    1. (1) 注射部位は上腕部、腹部、臀部の皮下とすること。
    2. (2) 注射部位は毎回変更し、同一部位への反復注射は行わないこと。
    3. (3) 注射針が血管内に入っていないことを確認すること。
    4. (4) 注射部位をもまないように患者に指示すること。

15. その他の注意

15.2 非臨床試験に基づく情報

ラットにリュープロレリン酢酸塩として4週間持続の徐放性製剤0.8、3.6及び16mg/kg/4週を1年間、並びにリュープロレリン酢酸塩水溶液注射剤0.6、1.5及び4mg/kg/日を2年間それぞれ皮下投与した試験で、良性下垂体腺腫が認められたとの報告がある2)

その他詳細情報

日本標準商品分類番号
872499
ブランドコード
2499407G3049
承認番号
30700AMX00191
販売開始年月
2025-12
貯法
室温保存
有効期間
3年
規制区分
2, 12

重要な注意事項

  • この情報は医療専門家による診断や治療の代替にはなりません。副作用に関する懸念がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
  • 副作用の発生頻度や重篤度は個人差があります。ここで提供される情報は一般的なものであり、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。
  • 薬剤の使用に関しては、必ず医療専門家の指示に従い、自己判断での変更や中止を避けてください。
  • この情報は最新のものであるよう努めていますが、最新とは限りません。常に医療専門家に確認してください。
  • 副作用に関する情報は、信頼できる医療情報源に基づいて提供されていますが、完全性や正確性を保証するものではありません。
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