薬効分類名排卵誘発剤
抗エストロゲン剤
一般的名称クロミフェンクエン酸塩
クロミッド錠50mg
くろみっどじょう50MG
Clomid tablets
製造販売元/富士製薬工業株式会社
重大な副作用
その他の副作用
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
-
**,*〈効能共通〉
- 2.1 エストロゲン依存性悪性腫瘍(例えば、乳癌、子宮内膜癌)及びその疑いのある患者[腫瘍の悪化あるいは顕性化を促すことがある。]
- 2.2 肝障害又は肝疾患のある患者[9.3.1 参照]
- 2.3 アンドロゲン依存性悪性腫瘍(例えば前立腺癌)及びその疑いのある患者[アンドロゲン産生を促進するため、腫瘍の悪化あるいは顕性化を促すおそれがある。]
-
〈排卵障害にもとづく不妊症の排卵誘発、生殖補助医療における調節卵巣刺激〉
- 2.4 卵巣腫瘍及び多嚢胞性卵巣症候群を原因としない卵巣の腫大のある患者[卵巣過剰刺激作用により更に卵巣を腫大させるおそれがある。]
- 2.5 妊婦[9.4 参照],[9.5 参照]
- 2.6 活動性の血栓塞栓性疾患の患者[症状が悪化するおそれがある。][9.1.9 参照],[11.1.1 参照],[15.1.2 参照]
5. 効能又は効果に関連する注意
- 〈効能共通〉
- 〈排卵障害にもとづく不妊症の排卵誘発〉
- 〈排卵障害にもとづく不妊症の排卵誘発、生殖補助医療における調節卵巣刺激〉
-
〈乏精子症における精子形成の誘導〉
-
5.5 *本剤の投与に際しては、精液検査、内分泌学的検査、精巣エコー検査等の検査結果から、乏精子症の原因探索を行い、特発性の乏精子症であることを確認すること。また、血中FSH、LH及びテストステロン値を踏まえて、本剤による治療の適否を判断すること。
なお、乏精子症の原因が特定された場合には、当該原因に対する治療を行うこと。[8.7 参照]
-
5.5 *本剤の投与に際しては、精液検査、内分泌学的検査、精巣エコー検査等の検査結果から、乏精子症の原因探索を行い、特発性の乏精子症であることを確認すること。また、血中FSH、LH及びテストステロン値を踏まえて、本剤による治療の適否を判断すること。
6. 用法及び用量
-
*〈排卵障害にもとづく不妊症の排卵誘発〉
無排卵症の患者に対して本剤により排卵誘発を試みる場合には、まずGestagen、Estrogen testを必ず行って、消退性出血の出現を確認し、子宮性無月経を除外した後、経口投与を開始する。
通常第1クール1日クロミフェンクエン酸塩として50mg 5日間で開始し、第1クールで無効の場合は1日100mg 5日間に増量する。
用量・期間は1日100mg 5日間を限度とする。 -
**〈生殖補助医療における調節卵巣刺激〉
通常、クロミフェンクエン酸塩として1日50mgを月経周期3日目から5日間経口投与する。効果不十分な場合は、次周期以降の用量を1日100mgに増量できる。
-
〈乏精子症における精子形成の誘導〉
通常、クロミフェンクエン酸塩として1回50mgを隔日経口投与する。
8. 重要な基本的注意
- 〈効能共通〉
-
〈排卵障害にもとづく不妊症の排卵誘発、生殖補助医療における調節卵巣刺激〉
- 8.3 **本剤投与により予想されるリスク及び注意すべき症状について、あらかじめ患者に説明を行うこと。
- 8.4 **,*本剤を用いた不妊治療により、卵巣過剰刺激症候群があらわれることがあるので、本剤の5日間の投与終了後も含め少なくとも当該不妊治療期間中は、以下のモニタリングを実施し、卵巣過剰刺激症候群の徴候が認められた場合には適切な処置を行うこと。[8.5 参照],[9.1.6 参照],[9.1.9 参照],[11.1.1 参照]
- 8.5 **患者に対しては、あらかじめ以下の点を説明すること。[8.4 参照],[9.1.6 参照],[9.1.9 参照],[11.1.1 参照]
-
〈乏精子症における精子形成の誘導〉
- 8.6 *本剤投与中は、内分泌学的検査や精液検査等を定期的に行い、効果が認められない場合には、本剤の投与を中止し、漫然と長期に渡り使用しないこと。
- 8.7 *動物実験(ラット)でクロミフェンクエン酸塩の遺伝毒性の報告がある。乏精子症への本剤投与で形成された精子を用いた妊娠での胚・胎児への影響が検討されたデータは限られていることから、これらのことを患者に十分に説明するとともに、本剤による治療の適否を慎重に判断すること。[5.5 参照],[15.2.2 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 児を望まない無排卵患者
治療上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。
-
9.1.2 子宮筋腫のある患者
子宮筋腫の発育を促進するおそれがある。
-
9.1.3 子宮内膜症のある患者
症状が増悪するおそれがある。
-
9.1.4 乳癌の既往歴のある患者
乳癌が再発するおそれがある。
-
9.1.5 乳癌家族素因が強い患者、乳房結節のある患者、乳腺症の患者又は乳房レントゲン像に異常がみられた患者
症状が増悪するおそれがある。
-
9.1.6 多嚢胞性卵巣のある患者
卵巣過剰刺激症候群が起こりやすい。[8.4 参照],[8.5 参照],[11.1.1 参照]
-
9.1.7 未治療の子宮内膜増殖症のある患者
子宮内膜増殖症は細胞異型を伴う場合がある。
-
9.1.8 *前立腺肥大のある患者
アンドロゲン産生を促進するため、症状が増悪するおそれがある。
-
9.1.9 **本人及び家族の既往歴等の一般に血栓塞栓症発現リスクが高いと認められる患者
本剤を用いた不妊治療を女性に行う場合、本剤の投与の可否については、本剤が血栓塞栓症の発現リスクを増加させることを考慮して判断すること。なお、妊娠自体によっても血栓塞栓症のリスクは高くなることに留意すること。[2.6 参照],[8.4 参照],[8.5 参照],[11.1.1 参照],[15.1.2 参照]
9.3 肝機能障害患者
-
9.3.1 肝障害又は肝疾患のある患者
投与しないこと。肝障害を悪化させるおそれがある。[2.2 参照]
-
9.3.2 肝障害又は肝疾患の既往歴のある患者
肝障害を悪化させるおそれがある。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 **卵巣過剰刺激症候群(頻度不明)
本剤を用いた不妊治療により、卵巣腫大、下腹部痛、下腹部緊迫感、腹水、胸水、呼吸困難を伴う卵巣過剰刺激症候群があらわれることがあり、卵巣破裂、卵巣茎捻転、脳梗塞、肺塞栓を含む血栓塞栓症、肺水腫、腎不全等が認められることもある。本剤投与後に卵巣過剰刺激症候群が認められた場合には、重症度に応じて適切な処置を行うこと。重度の卵巣過剰刺激症候群が認められた場合には、入院させて適切な処置を行うこと。[2.6 参照],[8.4 参照],[8.5 参照],[9.1.6 参照],[9.1.9 参照]
11.2 その他の副作用
5%以上又は頻度不明 |
0.1~5%未満 |
0.1%未満 |
|
|---|---|---|---|
眼 |
虚血性視神経症 |
霧視等の視覚症状注1) |
|
過敏症 |
発疹等 |
||
精神神経系 |
精神変調 |
頭痛、情動不安等 |
|
肝臓 |
AST上昇、ALT上昇、ビリルビン上昇、γ-GTP上昇 |
5%以上のBSP排泄遅延 |
|
消化器 |
悪心・嘔吐、食欲不振等 |
||
*その他 |
男性:女性化乳房、ざ瘡、脱毛 |
顔面潮紅、尿量増加、口渇、疲労感 |
注2)発現頻度は市販後調査を含む。
15. その他の注意
15.1 臨床使用に基づく情報
- 15.1.1 外国で本剤の長期投与により、卵巣腫瘍の発症の危険性を増加させるとの疫学的調査結果が報告されている1) 。
- 15.1.2 血栓症の素因のある患者において、本剤の投与後、脳梗塞、静脈血栓症が発現したとの報告がある2) ,3) 。[2.6 参照],[9.1.9 参照]
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
-
**,*〈効能共通〉
- 2.1 エストロゲン依存性悪性腫瘍(例えば、乳癌、子宮内膜癌)及びその疑いのある患者[腫瘍の悪化あるいは顕性化を促すことがある。]
- 2.2 肝障害又は肝疾患のある患者[9.3.1 参照]
- 2.3 アンドロゲン依存性悪性腫瘍(例えば前立腺癌)及びその疑いのある患者[アンドロゲン産生を促進するため、腫瘍の悪化あるいは顕性化を促すおそれがある。]
-
〈排卵障害にもとづく不妊症の排卵誘発、生殖補助医療における調節卵巣刺激〉
- 2.4 卵巣腫瘍及び多嚢胞性卵巣症候群を原因としない卵巣の腫大のある患者[卵巣過剰刺激作用により更に卵巣を腫大させるおそれがある。]
- 2.5 妊婦[9.4 参照],[9.5 参照]
- 2.6 活動性の血栓塞栓性疾患の患者[症状が悪化するおそれがある。][9.1.9 参照],[11.1.1 参照],[15.1.2 参照]
5. 効能又は効果に関連する注意
- 〈効能共通〉
- 〈排卵障害にもとづく不妊症の排卵誘発〉
- 〈排卵障害にもとづく不妊症の排卵誘発、生殖補助医療における調節卵巣刺激〉
-
〈乏精子症における精子形成の誘導〉
-
5.5 *本剤の投与に際しては、精液検査、内分泌学的検査、精巣エコー検査等の検査結果から、乏精子症の原因探索を行い、特発性の乏精子症であることを確認すること。また、血中FSH、LH及びテストステロン値を踏まえて、本剤による治療の適否を判断すること。
なお、乏精子症の原因が特定された場合には、当該原因に対する治療を行うこと。[8.7 参照]
-
5.5 *本剤の投与に際しては、精液検査、内分泌学的検査、精巣エコー検査等の検査結果から、乏精子症の原因探索を行い、特発性の乏精子症であることを確認すること。また、血中FSH、LH及びテストステロン値を踏まえて、本剤による治療の適否を判断すること。
6. 用法及び用量
-
*〈排卵障害にもとづく不妊症の排卵誘発〉
無排卵症の患者に対して本剤により排卵誘発を試みる場合には、まずGestagen、Estrogen testを必ず行って、消退性出血の出現を確認し、子宮性無月経を除外した後、経口投与を開始する。
通常第1クール1日クロミフェンクエン酸塩として50mg 5日間で開始し、第1クールで無効の場合は1日100mg 5日間に増量する。
用量・期間は1日100mg 5日間を限度とする。 -
**〈生殖補助医療における調節卵巣刺激〉
通常、クロミフェンクエン酸塩として1日50mgを月経周期3日目から5日間経口投与する。効果不十分な場合は、次周期以降の用量を1日100mgに増量できる。
-
〈乏精子症における精子形成の誘導〉
通常、クロミフェンクエン酸塩として1回50mgを隔日経口投与する。
8. 重要な基本的注意
- 〈効能共通〉
-
〈排卵障害にもとづく不妊症の排卵誘発、生殖補助医療における調節卵巣刺激〉
- 8.3 **本剤投与により予想されるリスク及び注意すべき症状について、あらかじめ患者に説明を行うこと。
- 8.4 **,*本剤を用いた不妊治療により、卵巣過剰刺激症候群があらわれることがあるので、本剤の5日間の投与終了後も含め少なくとも当該不妊治療期間中は、以下のモニタリングを実施し、卵巣過剰刺激症候群の徴候が認められた場合には適切な処置を行うこと。[8.5 参照],[9.1.6 参照],[9.1.9 参照],[11.1.1 参照]
- 8.5 **患者に対しては、あらかじめ以下の点を説明すること。[8.4 参照],[9.1.6 参照],[9.1.9 参照],[11.1.1 参照]
-
〈乏精子症における精子形成の誘導〉
- 8.6 *本剤投与中は、内分泌学的検査や精液検査等を定期的に行い、効果が認められない場合には、本剤の投与を中止し、漫然と長期に渡り使用しないこと。
- 8.7 *動物実験(ラット)でクロミフェンクエン酸塩の遺伝毒性の報告がある。乏精子症への本剤投与で形成された精子を用いた妊娠での胚・胎児への影響が検討されたデータは限られていることから、これらのことを患者に十分に説明するとともに、本剤による治療の適否を慎重に判断すること。[5.5 参照],[15.2.2 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 児を望まない無排卵患者
治療上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しないこと。
-
9.1.2 子宮筋腫のある患者
子宮筋腫の発育を促進するおそれがある。
-
9.1.3 子宮内膜症のある患者
症状が増悪するおそれがある。
-
9.1.4 乳癌の既往歴のある患者
乳癌が再発するおそれがある。
-
9.1.5 乳癌家族素因が強い患者、乳房結節のある患者、乳腺症の患者又は乳房レントゲン像に異常がみられた患者
症状が増悪するおそれがある。
-
9.1.6 多嚢胞性卵巣のある患者
卵巣過剰刺激症候群が起こりやすい。[8.4 参照],[8.5 参照],[11.1.1 参照]
-
9.1.7 未治療の子宮内膜増殖症のある患者
子宮内膜増殖症は細胞異型を伴う場合がある。
-
9.1.8 *前立腺肥大のある患者
アンドロゲン産生を促進するため、症状が増悪するおそれがある。
-
9.1.9 **本人及び家族の既往歴等の一般に血栓塞栓症発現リスクが高いと認められる患者
本剤を用いた不妊治療を女性に行う場合、本剤の投与の可否については、本剤が血栓塞栓症の発現リスクを増加させることを考慮して判断すること。なお、妊娠自体によっても血栓塞栓症のリスクは高くなることに留意すること。[2.6 参照],[8.4 参照],[8.5 参照],[11.1.1 参照],[15.1.2 参照]
9.3 肝機能障害患者
-
9.3.1 肝障害又は肝疾患のある患者
投与しないこと。肝障害を悪化させるおそれがある。[2.2 参照]
-
9.3.2 肝障害又は肝疾患の既往歴のある患者
肝障害を悪化させるおそれがある。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 **卵巣過剰刺激症候群(頻度不明)
本剤を用いた不妊治療により、卵巣腫大、下腹部痛、下腹部緊迫感、腹水、胸水、呼吸困難を伴う卵巣過剰刺激症候群があらわれることがあり、卵巣破裂、卵巣茎捻転、脳梗塞、肺塞栓を含む血栓塞栓症、肺水腫、腎不全等が認められることもある。本剤投与後に卵巣過剰刺激症候群が認められた場合には、重症度に応じて適切な処置を行うこと。重度の卵巣過剰刺激症候群が認められた場合には、入院させて適切な処置を行うこと。[2.6 参照],[8.4 参照],[8.5 参照],[9.1.6 参照],[9.1.9 参照]
11.2 その他の副作用
5%以上又は頻度不明 |
0.1~5%未満 |
0.1%未満 |
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|---|---|---|---|
眼 |
虚血性視神経症 |
霧視等の視覚症状注1) |
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過敏症 |
発疹等 |
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精神神経系 |
精神変調 |
頭痛、情動不安等 |
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肝臓 |
AST上昇、ALT上昇、ビリルビン上昇、γ-GTP上昇 |
5%以上のBSP排泄遅延 |
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消化器 |
悪心・嘔吐、食欲不振等 |
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*その他 |
男性:女性化乳房、ざ瘡、脱毛 |
顔面潮紅、尿量増加、口渇、疲労感 |
注2)発現頻度は市販後調査を含む。
15. その他の注意
15.1 臨床使用に基づく情報
- 15.1.1 外国で本剤の長期投与により、卵巣腫瘍の発症の危険性を増加させるとの疫学的調査結果が報告されている1) 。
- 15.1.2 血栓症の素因のある患者において、本剤の投与後、脳梗塞、静脈血栓症が発現したとの報告がある2) ,3) 。[2.6 参照],[9.1.9 参照]