薬効分類名低血糖時救急治療剤

一般的名称グルカゴン点鼻粉末

バクスミー点鼻粉末剤3mg

Baqsimi

製造販売元/グローバルレギュラトリーパートナーズ合同会社

第4版
禁忌相互作用合併症・既往歴等のある患者妊婦授乳婦小児等

重大な副作用

頻度
副作用
頻度不明

その他の副作用

部位
頻度
副作用
1~10%未満
1%未満
胃腸・消化器系
10%以上
脳・神経
1~10%未満
肺・呼吸
1%未満
皮膚
10%以上
その他
1~10%未満
上気道刺激症状(鼻部不快感鼻閉鼻痛鼻漏等)
その他
1%未満
その他
頻度不明

併用注意

薬剤名等

β遮断剤

  • ビソプロロールフマル酸塩
    カルベジロール
    アテノロール等

[13.2 参照]

臨床症状・措置方法

脈拍数の一時的な増加及び血圧の一時的な上昇が起こることがある。

機序・危険因子

β遮断剤の薬理作用が、グルカゴンのカテコールアミン分泌刺激に伴う臨床症状発現に影響する可能性がある。

薬剤名等

ワルファリンカリウム

臨床症状・措置方法

ワルファリンカリウムの抗凝血作用が増強することがある。

機序・危険因子

機序は不明である。

詳細情報

正確な情報は PMDA で必ず確認して下さい

注意以下の情報は参考資料としてご活用下さい

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 *褐色細胞腫又はパラガングリオーマの患者[カテコールアミンの遊離を刺激して、急激な血圧の上昇を招くおそれがある。]
  2. 2.2 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

3. 組成・性状

3.1 組成

バクスミー点鼻粉末剤3mg

有効成分 1点鼻容器中グルカゴン   3mg
添加剤 β-シクロデキストリン、ドデシルホスホコリン

3.2 製剤の性状

バクスミー点鼻粉末剤3mg

性状 内容物は白色の粉末である。

4. 効能又は効果

  • 低血糖時の救急処置

5. 効能又は効果に関連する注意

グルカゴンの血糖上昇作用は、主として肝グリコーゲンの分解によるので、飢餓状態、副腎機能低下症、頻発する低血糖、一部糖原病、肝硬変等の場合、血糖上昇効果はほとんど期待できない。また、アルコール性低血糖の場合には、血糖上昇効果はみられない。[18.1 参照]

6. 用法及び用量

通常、グルカゴンとして1回3mgを鼻腔内に投与する。

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 患者及びその看護者(家族等)が対処できるように、投与法及び保管方法について十分指導すること。また、低血糖に関する注意についても十分徹底させること。[14.1.1 参照],[14.1.2 参照]
  2. 8.2 低血糖を生じた患者に本剤を投与しても、意識レベルの低下等の低血糖症状が改善しない場合は、直ちに、ブドウ糖等を静脈内投与するなど適切な処置を行うこと。本剤の繰り返し投与によるグルコース濃度上昇作用の増大は認められていない1) ため、本剤又は他のグルカゴン製剤の追加投与は行わないこと。なお、回復した場合でも糖質投与を行うことが望ましい。[16.8.1 参照],[17.1.1 参照]
  3. 8.3 本剤投与で意識レベルが一時回復しても、低血糖の再発や遷延により、めまい、ふらつき、意識障害を起こすことがあるので、高所作業、自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には注意させること。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 インスリノーマの患者

    本剤投与後に低血糖症状が認められた場合はブドウ糖の経口投与又は静脈内投与を行うこと。本剤の投与により、一旦、血糖値が上昇した後、直接又は間接的(血糖上昇に対する反応性)に過度なインスリン分泌を促し低血糖を起こすおそれがある。

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。グルカゴンはヒト胎盤を通過しないことが報告されている2)

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。グルカゴンがヒト乳汁中へ移行するかどうかは不明である。グルカゴンはペプチドであり、未変化体のまま消化管から吸収されることはない。したがって、授乳により乳児がグルカゴンを経口摂取したとしても影響が生じる可能性は低いと考えられる。

9.7 小児等

小児等を対象とした国内臨床試験及び4歳未満の小児等を対象とした国内外臨床試験は実施していない。[17.1.2 参照]

10. 相互作用

    10.2 併用注意(併用に注意すること)

    薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

    β遮断剤

    • ビソプロロールフマル酸塩
      カルベジロール
      アテノロール等

                      [13.2 参照]                 

    脈拍数の一時的な増加及び血圧の一時的な上昇が起こることがある。

    β遮断剤の薬理作用が、グルカゴンのカテコールアミン分泌刺激に伴う臨床症状発現に影響する可能性がある。

    ワルファリンカリウム

    ワルファリンカリウムの抗凝血作用が増強することがある。

    機序は不明である。

    11. 副作用

    次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。

    11.1 重大な副作用

    1. 11.1.1 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)

    11.2 その他の副作用

    10%以上

    1~10%未満

    1%未満

    頻度不明

    流涙増加、眼そう痒症

    眼充血

    消化器

    悪心、嘔吐

    臨床検査

    収縮期血圧上昇、拡張期血圧上昇

    心拍数増加

    精神神経系

    頭痛

    呼吸器

    上気道刺激症状(鼻部不快感、鼻閉、鼻痛、鼻漏等)

    皮膚

    そう痒症

    その他

    味覚異常

    13. 過量投与

    1. 13.1 症状

      過量に投与された場合は、悪心、嘔吐、消化管運動抑制、血圧上昇、脈拍数増加及び血清カリウム低下が起こる可能性がある。

    2. 13.2 処置

      急激な血圧上昇が認められた場合は、適切な血圧降下処置を行うこと。ただし、β遮断剤の投与は避けること。[10.2 参照]

    14. 適用上の注意

    14.1 薬剤交付時の注意

    1. 14.1.1 患者又は看護者(家族等)に添付の取扱説明書にしたがって、使用方法を指導すること。[8.1 参照]
    2. 14.1.2 本剤は防湿のため黄色の容器に包装されているので、投与直前に包装用フィルムを開封すること。[8.1 参照]

    14.2 薬剤投与時の注意

    1. 14.2.1 本剤は鼻腔粘膜への噴霧のみに使用すること。
    2. 14.2.2 本剤は1回使用の製剤であり、使用後は容器と噴霧器を廃棄すること。

    2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

    1. 2.1 *褐色細胞腫又はパラガングリオーマの患者[カテコールアミンの遊離を刺激して、急激な血圧の上昇を招くおそれがある。]
    2. 2.2 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

    3. 組成・性状

    3.1 組成

    バクスミー点鼻粉末剤3mg

    有効成分 1点鼻容器中グルカゴン   3mg
    添加剤 β-シクロデキストリン、ドデシルホスホコリン

    3.2 製剤の性状

    バクスミー点鼻粉末剤3mg

    性状 内容物は白色の粉末である。

    4. 効能又は効果

    • 低血糖時の救急処置

    5. 効能又は効果に関連する注意

    グルカゴンの血糖上昇作用は、主として肝グリコーゲンの分解によるので、飢餓状態、副腎機能低下症、頻発する低血糖、一部糖原病、肝硬変等の場合、血糖上昇効果はほとんど期待できない。また、アルコール性低血糖の場合には、血糖上昇効果はみられない。[18.1 参照]

    6. 用法及び用量

    通常、グルカゴンとして1回3mgを鼻腔内に投与する。

    8. 重要な基本的注意

    1. 8.1 患者及びその看護者(家族等)が対処できるように、投与法及び保管方法について十分指導すること。また、低血糖に関する注意についても十分徹底させること。[14.1.1 参照],[14.1.2 参照]
    2. 8.2 低血糖を生じた患者に本剤を投与しても、意識レベルの低下等の低血糖症状が改善しない場合は、直ちに、ブドウ糖等を静脈内投与するなど適切な処置を行うこと。本剤の繰り返し投与によるグルコース濃度上昇作用の増大は認められていない1) ため、本剤又は他のグルカゴン製剤の追加投与は行わないこと。なお、回復した場合でも糖質投与を行うことが望ましい。[16.8.1 参照],[17.1.1 参照]
    3. 8.3 本剤投与で意識レベルが一時回復しても、低血糖の再発や遷延により、めまい、ふらつき、意識障害を起こすことがあるので、高所作業、自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には注意させること。

    9. 特定の背景を有する患者に関する注意

    9.1 合併症・既往歴等のある患者

    1. 9.1.1 インスリノーマの患者

      本剤投与後に低血糖症状が認められた場合はブドウ糖の経口投与又は静脈内投与を行うこと。本剤の投与により、一旦、血糖値が上昇した後、直接又は間接的(血糖上昇に対する反応性)に過度なインスリン分泌を促し低血糖を起こすおそれがある。

    9.5 妊婦

    妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。グルカゴンはヒト胎盤を通過しないことが報告されている2)

    9.6 授乳婦

    治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。グルカゴンがヒト乳汁中へ移行するかどうかは不明である。グルカゴンはペプチドであり、未変化体のまま消化管から吸収されることはない。したがって、授乳により乳児がグルカゴンを経口摂取したとしても影響が生じる可能性は低いと考えられる。

    9.7 小児等

    小児等を対象とした国内臨床試験及び4歳未満の小児等を対象とした国内外臨床試験は実施していない。[17.1.2 参照]

    10. 相互作用

      10.2 併用注意(併用に注意すること)

      薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

      β遮断剤

      • ビソプロロールフマル酸塩
        カルベジロール
        アテノロール等

                        [13.2 参照]                 

      脈拍数の一時的な増加及び血圧の一時的な上昇が起こることがある。

      β遮断剤の薬理作用が、グルカゴンのカテコールアミン分泌刺激に伴う臨床症状発現に影響する可能性がある。

      ワルファリンカリウム

      ワルファリンカリウムの抗凝血作用が増強することがある。

      機序は不明である。

      11. 副作用

      次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。

      11.1 重大な副作用

      1. 11.1.1 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)

      11.2 その他の副作用

      10%以上

      1~10%未満

      1%未満

      頻度不明

      流涙増加、眼そう痒症

      眼充血

      消化器

      悪心、嘔吐

      臨床検査

      収縮期血圧上昇、拡張期血圧上昇

      心拍数増加

      精神神経系

      頭痛

      呼吸器

      上気道刺激症状(鼻部不快感、鼻閉、鼻痛、鼻漏等)

      皮膚

      そう痒症

      その他

      味覚異常

      13. 過量投与

      1. 13.1 症状

        過量に投与された場合は、悪心、嘔吐、消化管運動抑制、血圧上昇、脈拍数増加及び血清カリウム低下が起こる可能性がある。

      2. 13.2 処置

        急激な血圧上昇が認められた場合は、適切な血圧降下処置を行うこと。ただし、β遮断剤の投与は避けること。[10.2 参照]

      14. 適用上の注意

      14.1 薬剤交付時の注意

      1. 14.1.1 患者又は看護者(家族等)に添付の取扱説明書にしたがって、使用方法を指導すること。[8.1 参照]
      2. 14.1.2 本剤は防湿のため黄色の容器に包装されているので、投与直前に包装用フィルムを開封すること。[8.1 参照]

      14.2 薬剤投与時の注意

      1. 14.2.1 本剤は鼻腔粘膜への噴霧のみに使用すること。
      2. 14.2.2 本剤は1回使用の製剤であり、使用後は容器と噴霧器を廃棄すること。

      その他詳細情報

      日本標準商品分類番号
      872492
      ブランドコード
      2492700R1022
      承認番号
      30200AMX00440
      販売開始年月
      2020-10
      貯法
      室温保存
      有効期間
      24ヵ月
      規制区分
      2, 12

      重要な注意事項

      • この情報は医療専門家による診断や治療の代替にはなりません。副作用に関する懸念がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
      • 副作用の発生頻度や重篤度は個人差があります。ここで提供される情報は一般的なものであり、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。
      • 薬剤の使用に関しては、必ず医療専門家の指示に従い、自己判断での変更や中止を避けてください。
      • この情報は最新のものであるよう努めていますが、最新とは限りません。常に医療専門家に確認してください。
      • 副作用に関する情報は、信頼できる医療情報源に基づいて提供されていますが、完全性や正確性を保証するものではありません。
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