薬効分類名潰瘍性大腸炎治療剤

一般的名称メサラジン

リアルダ錠1200mg、リアルダ錠600mg

りあるだじょう1200mg、りあるだじょう600mg

LIALDA Tablets 1200mg, LIALDA Tablets 600mg

製造販売元/持田製薬株式会社、提携/Nogra Pharma Ltd.

第8版
禁忌相互作用合併症・既往歴等のある患者腎機能障害患者肝機能障害患者妊婦授乳婦小児等高齢者

重大な副作用

頻度
副作用
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
0.1~1%未満
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)

その他の副作用

部位
頻度
副作用
免疫系
0.1~1%未満
免疫系
頻度不明
血液系
0.1~1%未満
胃腸・消化器系
1%以上
胃腸・消化器系
0.1~1%未満
胃腸・消化器系
頻度不明
肝臓まわり
1%以上
肝臓まわり
0.1~1%未満
腎・尿路
0.1~1%未満
腎・尿路
頻度不明
その他
1%以上
その他
0.1~1%未満

併用注意

薬剤名等

アザチオプリン

メルカプトプリン水和物

臨床症状・措置方法

骨髄抑制があらわれるおそれがある。

機序・危険因子

メサラジンがチオプリンメチルトランスフェラーゼ活性を抑制するなど、これらの薬剤の代謝を阻害するとの報告がある。

詳細情報

正確な情報は PMDA で必ず確認して下さい

注意以下の情報は参考資料としてご活用下さい

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  2. 2.2 サリチル酸塩類に対し過敏症の既往歴のある患者[交叉アレルギーを発現するおそれがある。]
  3. 2.3 重篤な腎障害のある患者[9.2.1 参照]
  4. 2.4 重篤な肝障害のある患者[9.3.1 参照]

3. 組成・性状

3.1 組成

リアルダ錠1200mg

有効成分 1錠中 日局 メサラジン   1200mg
添加剤 カルメロースナトリウム、カルナウバロウ、ステアリン酸、含水二酸化ケイ素、デンプングリコール酸ナトリウム、タルク、ステアリン酸マグネシウム、メタクリル酸コポリマーL、メタクリル酸コポリマーS、クエン酸トリエチル、酸化チタン、三二酸化鉄、マクロゴール6000
リアルダ錠600mg

有効成分 1錠中 日局 メサラジン   600mg
添加剤 カルメロースナトリウム、カルナウバロウ、ステアリン酸、含水二酸化ケイ素、デンプングリコール酸ナトリウム、タルク、ステアリン酸マグネシウム、メタクリル酸コポリマーL、メタクリル酸コポリマーS、クエン酸トリエチル、酸化チタン、三二酸化鉄、マクロゴール6000

3.2 製剤の性状

リアルダ錠1200mg

識別コード S476
性状 赤褐色で楕円形のフィルムコーティング錠(腸溶錠)
外形(mm)
重量(mg) 1385
リアルダ錠600mg

識別コード S6
性状 赤褐色で楕円形のフィルムコーティング錠(腸溶錠)
外形(mm)
重量(mg) 711

4. 効能又は効果

  • 潰瘍性大腸炎(重症を除く)

6. 用法及び用量

通常、成人にはメサラジンとして1日1回2,400mgを食後経口投与する。活動期は、通常、成人にはメサラジンとして1日1回4,800mgを食後経口投与するが、患者の状態により適宜減量する。
通常、体重23kg超の小児にはメサラジンとして1日1回40mg/kgを食後経口投与するが、2,400mgを上限とする。活動期は、通常、体重23kg超の小児にはメサラジンとして1日1回80mg/kgを食後経口投与するが、4,800mgを上限とし、患者の状態により適宜減量する。

7. 用法及び用量に関連する注意

  1. 7.1 活動期の用量を投与する場合は、投与開始8週間を目安に有効性を評価し、漫然と継続しないこと。
  2. 7.2 本剤をメサラジン注腸剤又は坐剤と併用する場合には、メサラジンとしての総投与量が増加することを考慮し、特に肝又は腎機能の低下している患者並びに高齢者等への投与に際しては適宜減量するなど、十分に注意すること。併用時に異常が認められた場合には、減量又は中止するなどの適切な処置を行うこと。[9.2.2 参照],[9.3.2 参照],[9.8 参照]
  3. 7.3 小児に対する1日投与量については、下表を目安とすること。[9.7 参照],[17.1.4 参照],[17.1.5 参照]

    体重

    活動期

    寛解期

    投与量(mg/日)

    投与量(mg/日)

    23kg超35kg以下

    2,400

    1,200

    35kg超50kg以下

    3,600

    1,800

    50kg超

    4,800

    2,400

  4. 7.4 使用製剤(本剤1200mg錠及び600mg錠)を切替える場合は、患者の状態を慎重に観察すること。[17.1.3 参照]

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 間質性腎炎、ネフローゼ症候群、腎不全が報告されているため、投与中は腎機能を検査するなど、患者の状態を十分に観察すること。[11.1.5 参照]
  2. 8.2 肝機能障害、肝炎、黄疸が報告されているため、投与中はAST、ALT等の肝機能をモニターするなど、患者の状態を十分に観察すること。[11.1.6 参照]
  3. 8.3 再生不良性貧血、汎血球減少症、無顆粒球症、白血球減少症、好中球減少症、血小板減少症があらわれることがあるので、投与期間中は血液検査を行うなど、患者の状態を十分に観察すること。[11.1.1 参照]
  4. 8.4 膵炎があらわれることがあるので、投与期間中は血清アミラーゼの検査を行うなど、患者の状態を十分に観察すること。[11.1.4 参照]
  5. 8.5 メサラジンにより過敏症状(発熱、腹痛、下痢、好酸球増多等)が発現することがあり、また、潰瘍性大腸炎が悪化することがあるため、異常が認められた場合には、減量又は投与を中止するなどの適切な処置を行うこと。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 サラゾスルファピリジンに対し過敏症の既往歴のある患者

    腹部の痙攣、腹痛、発熱、重症な頭痛又は発疹のような急性の過敏症の症状があらわれた場合には、投与を中止すること。

9.2 腎機能障害患者

  1. 9.2.1 重篤な腎障害のある患者

    投与しないこと。腎障害がさらに悪化するおそれがある。[2.3 参照]

  2. 9.2.2 腎機能の低下している患者(重篤な腎障害のある患者を除く)

    排泄が遅延し、副作用があらわれるおそれがある。中等度から重度の腎障害患者は臨床試験では除外されている。[7.2 参照]

9.3 肝機能障害患者

  1. 9.3.1 重篤な肝障害のある患者

    投与しないこと。肝障害がさらに悪化するおそれがある。[2.4 参照]

  2. 9.3.2 肝機能の低下している患者(重篤な肝障害のある患者を除く)

    代謝が遅延し、副作用があらわれるおそれがある。中等度から重度の肝障害患者は臨床試験では除外されている。[7.2 参照]

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。なお、動物試験において、メサラジンによる催奇形性は認められていない。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。メサラジンでヒト乳汁中へ移行することが報告されている1) ,2) ,3) 。また、乳児に下痢が起きることが報告されている4) ,5)

9.7 小児等

体重18kg未満の小児等を対象とした臨床試験は実施していない。[7.3 参照],[17.1.4 参照],[17.1.5 参照]

9.8 高齢者

十分観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能(腎機能、肝機能等)が低下している。[7.2 参照]

10. 相互作用

    10.2 併用注意(併用に注意すること)

    薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

    アザチオプリン

    メルカプトプリン水和物

    骨髄抑制があらわれるおそれがある。

    メサラジンがチオプリンメチルトランスフェラーゼ活性を抑制するなど、これらの薬剤の代謝を阻害するとの報告がある。

    11. 副作用

    次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

    11.1 重大な副作用

    1. 11.1.1 再生不良性貧血、汎血球減少症、無顆粒球症、白血球減少症、好中球減少症、血小板減少症(いずれも頻度不明)

      [8.3 参照]

    2. 11.1.2 心膜炎(0.1~1%未満)、心筋炎(頻度不明)、胸膜炎(頻度不明)

      胸部痛、心電図異常、胸水等が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

    3. 11.1.3 間質性肺疾患(間質性肺炎、器質化肺炎、胞隔炎、好酸球性肺炎等)(0.1~1%未満)

      呼吸困難、胸痛、咳嗽があらわれた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

    4. 11.1.4 膵炎(頻度不明)

      [8.4 参照]

    5. 11.1.5 間質性腎炎、ネフローゼ症候群、腎不全(いずれも頻度不明)

      [8.1 参照]

    6. 11.1.6 肝機能障害、肝炎、黄疸(いずれも頻度不明)

      AST、ALT、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害、肝炎、黄疸があらわれることがある。[8.2 参照]

    7. 11.1.7 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)(頻度不明)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)
    8. 11.1.8 薬剤性過敏症症候群(頻度不明)

      初期症状として発疹、発熱がみられ、更に肝機能障害、リンパ節腫脹、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状があらわれることがある。なお、ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)等のウイルスの再活性化を伴うことが多く、投与中止後も発疹、発熱、肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意すること。

    9. 11.1.9 抗好中球細胞質抗体(ANCA)関連血管炎(頻度不明)

      *発熱、倦怠感、関節痛、筋痛等の全身症状や、皮膚(紅斑、紫斑)、肺(血痰)、腎臓(血尿、蛋白尿)等の臓器症状があらわれることがある。

    11.2 その他の副作用

    1%以上

    0.1~1%未満

    頻度不明

    過敏症

    そう痒症、発疹、アレルギー反応

    蕁麻疹、顔面浮腫、血管浮腫

    血液

    貧血、好酸球数増加

    消化器

    潰瘍性大腸炎の悪化、アミラーゼ増加

    腹部膨満、腹痛、下痢、血便排泄

    大腸炎、消化不良、鼓腸、悪心、嘔吐

    肝臓

    ビリルビン増加

    Al-P増加、ALT増加、AST増加、γ-GTP増加

    腎臓・
    泌尿器

    尿中N-アセチル-β-D-グルコサミニダーゼ(NAG)増加

    尿中蛋白陽性、尿中血陽性

    クレアチニン増加

    その他

    頭痛

    発熱、脱毛症、浮動性めまい、傾眠、筋肉痛、CRP増加

    無力症、疲労、関節痛、背部痛、頻脈、ざ瘡、ループス様症候群

    14. 適用上の注意

    14.1 薬剤調製時の注意

    1. 14.1.1 吸湿により溶出性に影響を及ぼすことがあるため、本剤をPTPシートから取り出し一包化調剤することは避けること。
    2. 14.1.2 乳鉢による粉砕は行わないこと。

    14.2 薬剤交付時の注意

    1. 14.2.1 PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
    2. 14.2.2 服用直前にPTPシートから錠剤を取り出させること。

    14.3 薬剤投与時の注意

    本剤は放出制御製剤であることより、かまずに服用すること。

    14.4 薬剤投与後の注意

    1. 14.4.1 便中に錠剤が認められることがある。
    2. 14.4.2 尿中のメサラジン又はその代謝物は、排尿後、次亜塩素酸塩を含有する漂白剤と接触することにより変色することがある。

    2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

    1. 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
    2. 2.2 サリチル酸塩類に対し過敏症の既往歴のある患者[交叉アレルギーを発現するおそれがある。]
    3. 2.3 重篤な腎障害のある患者[9.2.1 参照]
    4. 2.4 重篤な肝障害のある患者[9.3.1 参照]

    3. 組成・性状

    3.1 組成

    リアルダ錠1200mg

    有効成分 1錠中 日局 メサラジン   1200mg
    添加剤 カルメロースナトリウム、カルナウバロウ、ステアリン酸、含水二酸化ケイ素、デンプングリコール酸ナトリウム、タルク、ステアリン酸マグネシウム、メタクリル酸コポリマーL、メタクリル酸コポリマーS、クエン酸トリエチル、酸化チタン、三二酸化鉄、マクロゴール6000
    リアルダ錠600mg

    有効成分 1錠中 日局 メサラジン   600mg
    添加剤 カルメロースナトリウム、カルナウバロウ、ステアリン酸、含水二酸化ケイ素、デンプングリコール酸ナトリウム、タルク、ステアリン酸マグネシウム、メタクリル酸コポリマーL、メタクリル酸コポリマーS、クエン酸トリエチル、酸化チタン、三二酸化鉄、マクロゴール6000

    3.2 製剤の性状

    リアルダ錠1200mg

    識別コード S476
    性状 赤褐色で楕円形のフィルムコーティング錠(腸溶錠)
    外形(mm)
    重量(mg) 1385
    リアルダ錠600mg

    識別コード S6
    性状 赤褐色で楕円形のフィルムコーティング錠(腸溶錠)
    外形(mm)
    重量(mg) 711

    4. 効能又は効果

    • 潰瘍性大腸炎(重症を除く)

    6. 用法及び用量

    通常、成人にはメサラジンとして1日1回2,400mgを食後経口投与する。活動期は、通常、成人にはメサラジンとして1日1回4,800mgを食後経口投与するが、患者の状態により適宜減量する。
    通常、体重23kg超の小児にはメサラジンとして1日1回40mg/kgを食後経口投与するが、2,400mgを上限とする。活動期は、通常、体重23kg超の小児にはメサラジンとして1日1回80mg/kgを食後経口投与するが、4,800mgを上限とし、患者の状態により適宜減量する。

    7. 用法及び用量に関連する注意

    1. 7.1 活動期の用量を投与する場合は、投与開始8週間を目安に有効性を評価し、漫然と継続しないこと。
    2. 7.2 本剤をメサラジン注腸剤又は坐剤と併用する場合には、メサラジンとしての総投与量が増加することを考慮し、特に肝又は腎機能の低下している患者並びに高齢者等への投与に際しては適宜減量するなど、十分に注意すること。併用時に異常が認められた場合には、減量又は中止するなどの適切な処置を行うこと。[9.2.2 参照],[9.3.2 参照],[9.8 参照]
    3. 7.3 小児に対する1日投与量については、下表を目安とすること。[9.7 参照],[17.1.4 参照],[17.1.5 参照]

      体重

      活動期

      寛解期

      投与量(mg/日)

      投与量(mg/日)

      23kg超35kg以下

      2,400

      1,200

      35kg超50kg以下

      3,600

      1,800

      50kg超

      4,800

      2,400

    4. 7.4 使用製剤(本剤1200mg錠及び600mg錠)を切替える場合は、患者の状態を慎重に観察すること。[17.1.3 参照]

    8. 重要な基本的注意

    1. 8.1 間質性腎炎、ネフローゼ症候群、腎不全が報告されているため、投与中は腎機能を検査するなど、患者の状態を十分に観察すること。[11.1.5 参照]
    2. 8.2 肝機能障害、肝炎、黄疸が報告されているため、投与中はAST、ALT等の肝機能をモニターするなど、患者の状態を十分に観察すること。[11.1.6 参照]
    3. 8.3 再生不良性貧血、汎血球減少症、無顆粒球症、白血球減少症、好中球減少症、血小板減少症があらわれることがあるので、投与期間中は血液検査を行うなど、患者の状態を十分に観察すること。[11.1.1 参照]
    4. 8.4 膵炎があらわれることがあるので、投与期間中は血清アミラーゼの検査を行うなど、患者の状態を十分に観察すること。[11.1.4 参照]
    5. 8.5 メサラジンにより過敏症状(発熱、腹痛、下痢、好酸球増多等)が発現することがあり、また、潰瘍性大腸炎が悪化することがあるため、異常が認められた場合には、減量又は投与を中止するなどの適切な処置を行うこと。

    9. 特定の背景を有する患者に関する注意

    9.1 合併症・既往歴等のある患者

    1. 9.1.1 サラゾスルファピリジンに対し過敏症の既往歴のある患者

      腹部の痙攣、腹痛、発熱、重症な頭痛又は発疹のような急性の過敏症の症状があらわれた場合には、投与を中止すること。

    9.2 腎機能障害患者

    1. 9.2.1 重篤な腎障害のある患者

      投与しないこと。腎障害がさらに悪化するおそれがある。[2.3 参照]

    2. 9.2.2 腎機能の低下している患者(重篤な腎障害のある患者を除く)

      排泄が遅延し、副作用があらわれるおそれがある。中等度から重度の腎障害患者は臨床試験では除外されている。[7.2 参照]

    9.3 肝機能障害患者

    1. 9.3.1 重篤な肝障害のある患者

      投与しないこと。肝障害がさらに悪化するおそれがある。[2.4 参照]

    2. 9.3.2 肝機能の低下している患者(重篤な肝障害のある患者を除く)

      代謝が遅延し、副作用があらわれるおそれがある。中等度から重度の肝障害患者は臨床試験では除外されている。[7.2 参照]

    9.5 妊婦

    妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。なお、動物試験において、メサラジンによる催奇形性は認められていない。

    9.6 授乳婦

    治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。メサラジンでヒト乳汁中へ移行することが報告されている1) ,2) ,3) 。また、乳児に下痢が起きることが報告されている4) ,5)

    9.7 小児等

    体重18kg未満の小児等を対象とした臨床試験は実施していない。[7.3 参照],[17.1.4 参照],[17.1.5 参照]

    9.8 高齢者

    十分観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能(腎機能、肝機能等)が低下している。[7.2 参照]

    10. 相互作用

      10.2 併用注意(併用に注意すること)

      薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

      アザチオプリン

      メルカプトプリン水和物

      骨髄抑制があらわれるおそれがある。

      メサラジンがチオプリンメチルトランスフェラーゼ活性を抑制するなど、これらの薬剤の代謝を阻害するとの報告がある。

      11. 副作用

      次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

      11.1 重大な副作用

      1. 11.1.1 再生不良性貧血、汎血球減少症、無顆粒球症、白血球減少症、好中球減少症、血小板減少症(いずれも頻度不明)

        [8.3 参照]

      2. 11.1.2 心膜炎(0.1~1%未満)、心筋炎(頻度不明)、胸膜炎(頻度不明)

        胸部痛、心電図異常、胸水等が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

      3. 11.1.3 間質性肺疾患(間質性肺炎、器質化肺炎、胞隔炎、好酸球性肺炎等)(0.1~1%未満)

        呼吸困難、胸痛、咳嗽があらわれた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

      4. 11.1.4 膵炎(頻度不明)

        [8.4 参照]

      5. 11.1.5 間質性腎炎、ネフローゼ症候群、腎不全(いずれも頻度不明)

        [8.1 参照]

      6. 11.1.6 肝機能障害、肝炎、黄疸(いずれも頻度不明)

        AST、ALT、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害、肝炎、黄疸があらわれることがある。[8.2 参照]

      7. 11.1.7 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)(頻度不明)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)
      8. 11.1.8 薬剤性過敏症症候群(頻度不明)

        初期症状として発疹、発熱がみられ、更に肝機能障害、リンパ節腫脹、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状があらわれることがある。なお、ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)等のウイルスの再活性化を伴うことが多く、投与中止後も発疹、発熱、肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意すること。

      9. 11.1.9 抗好中球細胞質抗体(ANCA)関連血管炎(頻度不明)

        *発熱、倦怠感、関節痛、筋痛等の全身症状や、皮膚(紅斑、紫斑)、肺(血痰)、腎臓(血尿、蛋白尿)等の臓器症状があらわれることがある。

      11.2 その他の副作用

      1%以上

      0.1~1%未満

      頻度不明

      過敏症

      そう痒症、発疹、アレルギー反応

      蕁麻疹、顔面浮腫、血管浮腫

      血液

      貧血、好酸球数増加

      消化器

      潰瘍性大腸炎の悪化、アミラーゼ増加

      腹部膨満、腹痛、下痢、血便排泄

      大腸炎、消化不良、鼓腸、悪心、嘔吐

      肝臓

      ビリルビン増加

      Al-P増加、ALT増加、AST増加、γ-GTP増加

      腎臓・
      泌尿器

      尿中N-アセチル-β-D-グルコサミニダーゼ(NAG)増加

      尿中蛋白陽性、尿中血陽性

      クレアチニン増加

      その他

      頭痛

      発熱、脱毛症、浮動性めまい、傾眠、筋肉痛、CRP増加

      無力症、疲労、関節痛、背部痛、頻脈、ざ瘡、ループス様症候群

      14. 適用上の注意

      14.1 薬剤調製時の注意

      1. 14.1.1 吸湿により溶出性に影響を及ぼすことがあるため、本剤をPTPシートから取り出し一包化調剤することは避けること。
      2. 14.1.2 乳鉢による粉砕は行わないこと。

      14.2 薬剤交付時の注意

      1. 14.2.1 PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
      2. 14.2.2 服用直前にPTPシートから錠剤を取り出させること。

      14.3 薬剤投与時の注意

      本剤は放出制御製剤であることより、かまずに服用すること。

      14.4 薬剤投与後の注意

      1. 14.4.1 便中に錠剤が認められることがある。
      2. 14.4.2 尿中のメサラジン又はその代謝物は、排尿後、次亜塩素酸塩を含有する漂白剤と接触することにより変色することがある。

      その他詳細情報

      日本標準商品分類番号
      872399
      ブランドコード
      2399009F4024, 2399009F5020
      承認番号
      22800AMX00689000, 30700AMX00094000
      販売開始年月
      2016-11, 2025-09
      貯法
      冷所保存、冷所保存
      有効期間
      36箇月、60箇月
      規制区分
      12, 12

      重要な注意事項

      • この情報は医療専門家による診断や治療の代替にはなりません。副作用に関する懸念がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
      • 副作用の発生頻度や重篤度は個人差があります。ここで提供される情報は一般的なものであり、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。
      • 薬剤の使用に関しては、必ず医療専門家の指示に従い、自己判断での変更や中止を避けてください。
      • この情報は最新のものであるよう努めていますが、最新とは限りません。常に医療専門家に確認してください。
      • 副作用に関する情報は、信頼できる医療情報源に基づいて提供されていますが、完全性や正確性を保証するものではありません。
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