薬効分類名消化性潰瘍・胃炎治療剤

一般的名称乾燥水酸化アルミニウムゲル・水酸化マグネシウム配合剤

リタロクス懸濁用配合顆粒

りたろくすけんだくようはいごうかりゅう

RITAROKS Dry Suspension Combination Granules

製造販売元/鶴原製薬株式会社

第1版
禁忌相互作用合併症・既往歴等のある患者腎機能障害患者妊婦授乳婦小児等高齢者

その他の副作用

部位
頻度
副作用
免疫系
頻度不明
胃腸・消化器系
0.1~5%未満

併用注意

薬剤名等

ペニシラミン

臨床症状・措置方法

ペニシラミンの効果を減弱するおそれがある。

機序・危険因子

同時投与した場合、ペニシラミンの吸収率が低下するとの報告がある。

薬剤名等

ミコフェノール酸 モフェチル

臨床症状・措置方法

ミコフェノール酸 モフェチルの作用が減弱するおそれがある。

機序・危険因子

併用により、ミコフェノール酸 モフェチルの吸収が減少したとの報告がある。

薬剤名等

アジスロマイシン水和物

臨床症状・措置方法

アジスロマイシン水和物の最高血中濃度低下の報告がある。

機序・危険因子

機序不明

薬剤名等

テトラサイクリン系抗生物質

  • テトラサイクリン
    ミノサイクリン等
臨床症状・措置方法

これらの併用薬剤の効果を減弱させることがあるので、同時に服用させないなど慎重に投与すること。

機序・危険因子

キレートを形成し、これらの薬剤の吸収が阻害されると考えられる。

薬剤名等

ニューキノロン系抗菌剤

  • エノキサシン水和物
    シプロフロキサシン
    ノルフロキサシン等
臨床症状・措置方法

これらの併用薬剤の効果を減弱させることがあるので、同時に服用させないなど慎重に投与すること。

機序・危険因子

キレートを形成し、これらの薬剤の吸収が阻害されると考えられる。

薬剤名等

ビスホスホン酸塩系骨代謝改善剤

  • エチドロン酸二ナトリウム
臨床症状・措置方法

これらの併用薬剤の効果を減弱させることがあるので、同時に服用させないなど慎重に投与すること。

機序・危険因子

キレートを形成し、これらの薬剤の吸収が阻害されると考えられる。

薬剤名等

ジギタリス製剤

  • ジゴキシン等
臨床症状・措置方法

これらの併用薬剤の効果を減弱させることがあるので、同時に服用させないなど慎重に投与すること。

機序・危険因子

消化管内で本剤と吸着することにより、これらの薬剤の吸収が阻害されると考えられる。

薬剤名等

甲状腺ホルモン剤

  • レボチロキシンナトリウム水和物等
臨床症状・措置方法

これらの併用薬剤の効果を減弱させることがあるので、同時に服用させないなど慎重に投与すること。

機序・危険因子

消化管内で本剤と吸着することにより、これらの薬剤の吸収が阻害されると考えられる。

薬剤名等

胆汁酸製剤

  • ウルソデオキシコール酸
    ケノデオキシコール酸
臨床症状・措置方法

これらの併用薬剤の効果を減弱させることがあるので、同時に服用させないなど慎重に投与すること。

機序・危険因子

消化管内で本剤と吸着することにより、これらの薬剤の吸収が阻害されると考えられる。

薬剤名等

フェキソフェナジン

臨床症状・措置方法

これらの併用薬剤の効果を減弱させることがあるので、同時に服用させないなど慎重に投与すること。

機序・危険因子

消化管内で本剤と吸着することにより、これらの薬剤の吸収が阻害されると考えられる。

薬剤名等

鉄剤

  • 硫酸鉄水和物
    フマル酸第一鉄等
臨床症状・措置方法

これらの併用薬剤の効果を減弱させることがあるので、同時に服用させないなど慎重に投与すること。

機序・危険因子

本剤による胃内pHの上昇及び難溶性塩形成により、これらの薬剤の吸収が阻害されるとの報告がある。

薬剤名等

セフジニル
セフポドキシム プロキセチル

臨床症状・措置方法

これらの併用薬剤の効果を減弱させることがあるので、同時に服用させないなど慎重に投与すること。

機序・危険因子

機序は不明であるが、これらの薬剤の吸収が阻害されるとの報告がある。

薬剤名等

活性型ビタミンD3製剤

  • アルファカルシドール
    カルシトリオール
臨床症状・措置方法

高マグネシウム血症を起こすことがあるので、慎重に投与すること。

機序・危険因子

これらの薬剤によりマグネシウムの腸管からの吸収が促進することが考えられる。(特に腎障害のある患者)

薬剤名等

クエン酸製剤

  • クエン酸カリウム
    クエン酸ナトリウム水和物等
臨床症状・措置方法

血中アルミニウム濃度が上昇することがあるので、同時に服用させないなど慎重に投与すること。

機序・危険因子

キレートを形成し、アルミニウムの吸収が促進されると考えられる。

薬剤名等

血清カリウム抑制イオン交換樹脂

  • ポリスチレンスルホン酸カルシウム
    ポリスチレンスルホン酸ナトリウム
臨床症状・措置方法

アルカローシスがあらわれることがある。観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

機序・危険因子

本剤の金属カチオンとイオン交換樹脂が結合することにより、腸管内に分泌された重炭酸塩が中和されずに再吸収されるためと考えられる。

薬剤名等

大量の牛乳
カルシウム製剤

臨床症状・措置方法

milk-alkali syndrome(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。

機序・危険因子

機序は不明であるが、血清カルシウムの上昇と本剤による血中pHの上昇が関与すると考えられる。

薬剤名等

ドルテグラビルナトリウム

臨床症状・措置方法

ドルテグラビルの血漿中濃度をCmaxで72%、C24で74%低下させる。ドルテグラビルナトリウムは本剤投与2時間前又は6時間後の投与が推奨される。

機序・危険因子

錯体を形成することにより、ドルテグラビルの吸収が阻害される。

薬剤名等

ダサチニブ

臨床症状・措置方法

本剤との同時投与は避けること。本剤の投与が必要な場合には、ダサチニブ投与の少なくとも2時間前又は2時間後に投与すること。

機序・危険因子

ダサチニブの吸収が抑制され、血中濃度が低下する可能性がある。

薬剤名等

ガバペンチン

臨床症状・措置方法

同時に投与することにより、ガバペンチンの最高血漿中濃度(Cmax)が17%及び血漿中濃度−時間曲線下面積(AUC)が20%低下した。本剤の投与後少なくとも2時間以降にガバペンチンを服用することが望ましい。

機序・危険因子

機序不明

薬剤名等

エルトロンボパグ オラミン

臨床症状・措置方法

同時に服用するとエルトロンボパグ オラミンの吸収が著しく妨げられることがあるので、投与前4時間及び後2時間は本剤の投与を避けること。

機序・危険因子

錯体を形成する。

薬剤名等

ラルテグラビル

臨床症状・措置方法

ラルテグラビル投与前後6時間以内に本剤を併用投与した場合、ラルテグラビルの血漿中濃度が低下する。

機序・危険因子

キレート形成によるラルテグラビルの吸収抑制等がおこるおそれがある。

薬剤名等

リオシグアト

臨床症状・措置方法

本剤投与はリオシグアト投与後1時間以上経過してからとすること。

機序・危険因子

消化管内pHの上昇によりリオシグアトのバイオアベイラビリティが低下する。

詳細情報

正確な情報は PMDA で必ず確認して下さい

注意以下の情報は参考資料としてご活用下さい

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

透析療法を受けている患者[長期投与によりアルミニウム脳症、アルミニウム骨症、貧血等があらわれることがある。][9.2.1 参照],[9.2.2 参照],[11.2 参照]

3. 組成・性状

3.1 組成

リタロクス懸濁用配合顆粒

有効成分 1g中   乾燥水酸化アルミニウムゲル448mg(酸化アルミニウムとして224mg)水酸化マグネシウム400mg
添加剤 トウモロコシデンプン、カルメロースカルシウム、ヒドロキシプロピルセルロース

3.2 製剤の性状

リタロクス懸濁用配合顆粒

剤形 顆粒
色調 白色
におい なし
なし

4. 効能又は効果

  • 下記疾患における制酸作用と症状の改善

     胃・十二指腸潰瘍、胃炎、上部消化管機能異常

6. 用法及び用量

  • 通常成人には1日1.6g~4.8gを数回に分割し、本品1gに対し用時約10mLの水に懸濁して経口投与するか、または、そのまま経口投与する。なお、年齢・症状により適宜増減する。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 心機能障害のある患者

    マグネシウムは、心機能を抑制する作用がある。

  2. 9.1.2 下痢のある患者

    水酸化マグネシウムの緩下作用により、下痢を促進するおそれがある。

  3. 9.1.3 高マグネシウム血症の患者

    血中マグネシウム濃度を上昇させるおそれがある。

  4. 9.1.4 リン酸塩低下のある患者

    アルミニウムは無機リンの吸収を阻害する。

9.2 腎機能障害患者

  1. 9.2.1 透析療法を受けている患者

    投与しないこと。[2 参照]

  2. 9.2.2 腎障害のある患者

    定期的に血中マグネシウム、アルミニウム、リン、カルシウム、アルカリフォスファターゼ等の測定を行うこと。高マグネシウム血症、長期投与によりアルミニウム脳症、アルミニウム骨症、貧血等があらわれるおそれがある。[2 参照],[11.2 参照],[13.1 参照]

9.5 妊婦

治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

9.7 小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

9.8 高齢者

生理機能が低下していることが多い。

10. 相互作用

    10.2 併用注意(併用に注意すること)

    本剤の吸着作用又は消化管内・体液のpH上昇により、併用薬剤の吸収・排泄に影響を与えることがあるので、慎重に投与すること。

    薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

    ペニシラミン1)

    ペニシラミンの効果を減弱するおそれがある。

    同時投与した場合、ペニシラミンの吸収率が低下するとの報告がある。

    ミコフェノール酸 モフェチル2)

    ミコフェノール酸 モフェチルの作用が減弱するおそれがある。

    併用により、ミコフェノール酸 モフェチルの吸収が減少したとの報告がある。

    アジスロマイシン水和物3)

    アジスロマイシン水和物の最高血中濃度低下の報告がある。

    機序不明

    テトラサイクリン系抗生物質

    • テトラサイクリン
      ミノサイクリン等

    これらの併用薬剤の効果を減弱させることがあるので、同時に服用させないなど慎重に投与すること。

    キレートを形成し、これらの薬剤の吸収が阻害されると考えられる。

    ニューキノロン系抗菌剤

    • エノキサシン水和物
      シプロフロキサシン
      ノルフロキサシン等

    これらの併用薬剤の効果を減弱させることがあるので、同時に服用させないなど慎重に投与すること。

    キレートを形成し、これらの薬剤の吸収が阻害されると考えられる。

    ビスホスホン酸塩系骨代謝改善剤

    • エチドロン酸二ナトリウム

    これらの併用薬剤の効果を減弱させることがあるので、同時に服用させないなど慎重に投与すること。

    キレートを形成し、これらの薬剤の吸収が阻害されると考えられる。

    ジギタリス製剤

    • ジゴキシン等

    これらの併用薬剤の効果を減弱させることがあるので、同時に服用させないなど慎重に投与すること。

    消化管内で本剤と吸着することにより、これらの薬剤の吸収が阻害されると考えられる。

    甲状腺ホルモン剤

    • レボチロキシンナトリウム水和物等

    これらの併用薬剤の効果を減弱させることがあるので、同時に服用させないなど慎重に投与すること。

    消化管内で本剤と吸着することにより、これらの薬剤の吸収が阻害されると考えられる。

    胆汁酸製剤

    • ウルソデオキシコール酸
      ケノデオキシコール酸

    これらの併用薬剤の効果を減弱させることがあるので、同時に服用させないなど慎重に投与すること。

    消化管内で本剤と吸着することにより、これらの薬剤の吸収が阻害されると考えられる。

    フェキソフェナジン

    これらの併用薬剤の効果を減弱させることがあるので、同時に服用させないなど慎重に投与すること。

    消化管内で本剤と吸着することにより、これらの薬剤の吸収が阻害されると考えられる。

    鉄剤

    • 硫酸鉄水和物
      フマル酸第一鉄等

    これらの併用薬剤の効果を減弱させることがあるので、同時に服用させないなど慎重に投与すること。

    本剤による胃内pHの上昇及び難溶性塩形成により、これらの薬剤の吸収が阻害されるとの報告がある。

    セフジニル
    セフポドキシム プロキセチル

    これらの併用薬剤の効果を減弱させることがあるので、同時に服用させないなど慎重に投与すること。

    機序は不明であるが、これらの薬剤の吸収が阻害されるとの報告がある。

    活性型ビタミンD3製剤

    • アルファカルシドール
      カルシトリオール

    高マグネシウム血症を起こすことがあるので、慎重に投与すること。

    これらの薬剤によりマグネシウムの腸管からの吸収が促進することが考えられる。(特に腎障害のある患者)

    クエン酸製剤

    • クエン酸カリウム
      クエン酸ナトリウム水和物等

    血中アルミニウム濃度が上昇することがあるので、同時に服用させないなど慎重に投与すること。

    キレートを形成し、アルミニウムの吸収が促進されると考えられる。

    血清カリウム抑制イオン交換樹脂

    • ポリスチレンスルホン酸カルシウム
      ポリスチレンスルホン酸ナトリウム

    アルカローシスがあらわれることがある。観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

    本剤の金属カチオンとイオン交換樹脂が結合することにより、腸管内に分泌された重炭酸塩が中和されずに再吸収されるためと考えられる。

    大量の牛乳
    カルシウム製剤

    milk-alkali syndrome(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。

    機序は不明であるが、血清カルシウムの上昇と本剤による血中pHの上昇が関与すると考えられる。

    ドルテグラビルナトリウム4)

    ドルテグラビルの血漿中濃度をCmaxで72%、C24で74%低下させる。ドルテグラビルナトリウムは本剤投与2時間前又は6時間後の投与が推奨される。

    錯体を形成することにより、ドルテグラビルの吸収が阻害される。

    ダサチニブ

    本剤との同時投与は避けること。本剤の投与が必要な場合には、ダサチニブ投与の少なくとも2時間前又は2時間後に投与すること。

    ダサチニブの吸収が抑制され、血中濃度が低下する可能性がある。

    ガバペンチン

    同時に投与することにより、ガバペンチンの最高血漿中濃度(Cmax)が17%及び血漿中濃度−時間曲線下面積(AUC)が20%低下した。本剤の投与後少なくとも2時間以降にガバペンチンを服用することが望ましい。

    機序不明

    エルトロンボパグ オラミン

    同時に服用するとエルトロンボパグ オラミンの吸収が著しく妨げられることがあるので、投与前4時間及び後2時間は本剤の投与を避けること。

    錯体を形成する。

    ラルテグラビル

    ラルテグラビル投与前後6時間以内に本剤を併用投与した場合、ラルテグラビルの血漿中濃度が低下する。

    キレート形成によるラルテグラビルの吸収抑制等がおこるおそれがある。

    リオシグアト

    本剤投与はリオシグアト投与後1時間以上経過してからとすること。

    消化管内pHの上昇によりリオシグアトのバイオアベイラビリティが低下する。

    11. 副作用

    次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

    11.2 その他の副作用

    0.1~5%未満

    頻度不明

    過敏症

    そう痒、蕁麻疹、血管浮腫

    消化器

    食欲不振、悪心、胃部不快感、便秘、下痢等

    代謝異常注)

    高マグネシウム血症、低リン酸血症5)  及びそれに伴うクル病・骨軟化症・高カルシウム尿症

    長期投与注)

    アルミニウム脳症、アルミニウム骨症、貧血

    注) 長期又は大量投与により発現することがある。[2 参照],[9.2.2 参照]

    13. 過量投与

    1. 13.1 症状

      通常の患者において予測される症状は下痢、腹痛、嘔吐等であるが、腎障害のある患者では過量投与により、高マグネシウム血症があらわれることがある。[9.2.2 参照]

    2. 13.2 処置

      大量の過量服用の場合には、胃洗浄ならびにマグネシウム非含有下剤の投与等の適切な処置を行う。

    14. 適用上の注意

    14.1 薬剤投与時の注意

    本剤は用時懸濁し、懸濁後は速やかに服用すること。
    また、本剤を水とともに経口投与するにあたっては、コップ1杯の水とともに服用すること。

    2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

    透析療法を受けている患者[長期投与によりアルミニウム脳症、アルミニウム骨症、貧血等があらわれることがある。][9.2.1 参照],[9.2.2 参照],[11.2 参照]

    3. 組成・性状

    3.1 組成

    リタロクス懸濁用配合顆粒

    有効成分 1g中   乾燥水酸化アルミニウムゲル448mg(酸化アルミニウムとして224mg)水酸化マグネシウム400mg
    添加剤 トウモロコシデンプン、カルメロースカルシウム、ヒドロキシプロピルセルロース

    3.2 製剤の性状

    リタロクス懸濁用配合顆粒

    剤形 顆粒
    色調 白色
    におい なし
    なし

    4. 効能又は効果

    • 下記疾患における制酸作用と症状の改善

       胃・十二指腸潰瘍、胃炎、上部消化管機能異常

    6. 用法及び用量

    • 通常成人には1日1.6g~4.8gを数回に分割し、本品1gに対し用時約10mLの水に懸濁して経口投与するか、または、そのまま経口投与する。なお、年齢・症状により適宜増減する。

    9. 特定の背景を有する患者に関する注意

    9.1 合併症・既往歴等のある患者

    1. 9.1.1 心機能障害のある患者

      マグネシウムは、心機能を抑制する作用がある。

    2. 9.1.2 下痢のある患者

      水酸化マグネシウムの緩下作用により、下痢を促進するおそれがある。

    3. 9.1.3 高マグネシウム血症の患者

      血中マグネシウム濃度を上昇させるおそれがある。

    4. 9.1.4 リン酸塩低下のある患者

      アルミニウムは無機リンの吸収を阻害する。

    9.2 腎機能障害患者

    1. 9.2.1 透析療法を受けている患者

      投与しないこと。[2 参照]

    2. 9.2.2 腎障害のある患者

      定期的に血中マグネシウム、アルミニウム、リン、カルシウム、アルカリフォスファターゼ等の測定を行うこと。高マグネシウム血症、長期投与によりアルミニウム脳症、アルミニウム骨症、貧血等があらわれるおそれがある。[2 参照],[11.2 参照],[13.1 参照]

    9.5 妊婦

    治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

    9.6 授乳婦

    治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

    9.7 小児等

    小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

    9.8 高齢者

    生理機能が低下していることが多い。

    10. 相互作用

      10.2 併用注意(併用に注意すること)

      本剤の吸着作用又は消化管内・体液のpH上昇により、併用薬剤の吸収・排泄に影響を与えることがあるので、慎重に投与すること。

      薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

      ペニシラミン1)

      ペニシラミンの効果を減弱するおそれがある。

      同時投与した場合、ペニシラミンの吸収率が低下するとの報告がある。

      ミコフェノール酸 モフェチル2)

      ミコフェノール酸 モフェチルの作用が減弱するおそれがある。

      併用により、ミコフェノール酸 モフェチルの吸収が減少したとの報告がある。

      アジスロマイシン水和物3)

      アジスロマイシン水和物の最高血中濃度低下の報告がある。

      機序不明

      テトラサイクリン系抗生物質

      • テトラサイクリン
        ミノサイクリン等

      これらの併用薬剤の効果を減弱させることがあるので、同時に服用させないなど慎重に投与すること。

      キレートを形成し、これらの薬剤の吸収が阻害されると考えられる。

      ニューキノロン系抗菌剤

      • エノキサシン水和物
        シプロフロキサシン
        ノルフロキサシン等

      これらの併用薬剤の効果を減弱させることがあるので、同時に服用させないなど慎重に投与すること。

      キレートを形成し、これらの薬剤の吸収が阻害されると考えられる。

      ビスホスホン酸塩系骨代謝改善剤

      • エチドロン酸二ナトリウム

      これらの併用薬剤の効果を減弱させることがあるので、同時に服用させないなど慎重に投与すること。

      キレートを形成し、これらの薬剤の吸収が阻害されると考えられる。

      ジギタリス製剤

      • ジゴキシン等

      これらの併用薬剤の効果を減弱させることがあるので、同時に服用させないなど慎重に投与すること。

      消化管内で本剤と吸着することにより、これらの薬剤の吸収が阻害されると考えられる。

      甲状腺ホルモン剤

      • レボチロキシンナトリウム水和物等

      これらの併用薬剤の効果を減弱させることがあるので、同時に服用させないなど慎重に投与すること。

      消化管内で本剤と吸着することにより、これらの薬剤の吸収が阻害されると考えられる。

      胆汁酸製剤

      • ウルソデオキシコール酸
        ケノデオキシコール酸

      これらの併用薬剤の効果を減弱させることがあるので、同時に服用させないなど慎重に投与すること。

      消化管内で本剤と吸着することにより、これらの薬剤の吸収が阻害されると考えられる。

      フェキソフェナジン

      これらの併用薬剤の効果を減弱させることがあるので、同時に服用させないなど慎重に投与すること。

      消化管内で本剤と吸着することにより、これらの薬剤の吸収が阻害されると考えられる。

      鉄剤

      • 硫酸鉄水和物
        フマル酸第一鉄等

      これらの併用薬剤の効果を減弱させることがあるので、同時に服用させないなど慎重に投与すること。

      本剤による胃内pHの上昇及び難溶性塩形成により、これらの薬剤の吸収が阻害されるとの報告がある。

      セフジニル
      セフポドキシム プロキセチル

      これらの併用薬剤の効果を減弱させることがあるので、同時に服用させないなど慎重に投与すること。

      機序は不明であるが、これらの薬剤の吸収が阻害されるとの報告がある。

      活性型ビタミンD3製剤

      • アルファカルシドール
        カルシトリオール

      高マグネシウム血症を起こすことがあるので、慎重に投与すること。

      これらの薬剤によりマグネシウムの腸管からの吸収が促進することが考えられる。(特に腎障害のある患者)

      クエン酸製剤

      • クエン酸カリウム
        クエン酸ナトリウム水和物等

      血中アルミニウム濃度が上昇することがあるので、同時に服用させないなど慎重に投与すること。

      キレートを形成し、アルミニウムの吸収が促進されると考えられる。

      血清カリウム抑制イオン交換樹脂

      • ポリスチレンスルホン酸カルシウム
        ポリスチレンスルホン酸ナトリウム

      アルカローシスがあらわれることがある。観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

      本剤の金属カチオンとイオン交換樹脂が結合することにより、腸管内に分泌された重炭酸塩が中和されずに再吸収されるためと考えられる。

      大量の牛乳
      カルシウム製剤

      milk-alkali syndrome(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。

      機序は不明であるが、血清カルシウムの上昇と本剤による血中pHの上昇が関与すると考えられる。

      ドルテグラビルナトリウム4)

      ドルテグラビルの血漿中濃度をCmaxで72%、C24で74%低下させる。ドルテグラビルナトリウムは本剤投与2時間前又は6時間後の投与が推奨される。

      錯体を形成することにより、ドルテグラビルの吸収が阻害される。

      ダサチニブ

      本剤との同時投与は避けること。本剤の投与が必要な場合には、ダサチニブ投与の少なくとも2時間前又は2時間後に投与すること。

      ダサチニブの吸収が抑制され、血中濃度が低下する可能性がある。

      ガバペンチン

      同時に投与することにより、ガバペンチンの最高血漿中濃度(Cmax)が17%及び血漿中濃度−時間曲線下面積(AUC)が20%低下した。本剤の投与後少なくとも2時間以降にガバペンチンを服用することが望ましい。

      機序不明

      エルトロンボパグ オラミン

      同時に服用するとエルトロンボパグ オラミンの吸収が著しく妨げられることがあるので、投与前4時間及び後2時間は本剤の投与を避けること。

      錯体を形成する。

      ラルテグラビル

      ラルテグラビル投与前後6時間以内に本剤を併用投与した場合、ラルテグラビルの血漿中濃度が低下する。

      キレート形成によるラルテグラビルの吸収抑制等がおこるおそれがある。

      リオシグアト

      本剤投与はリオシグアト投与後1時間以上経過してからとすること。

      消化管内pHの上昇によりリオシグアトのバイオアベイラビリティが低下する。

      11. 副作用

      次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

      11.2 その他の副作用

      0.1~5%未満

      頻度不明

      過敏症

      そう痒、蕁麻疹、血管浮腫

      消化器

      食欲不振、悪心、胃部不快感、便秘、下痢等

      代謝異常注)

      高マグネシウム血症、低リン酸血症5)  及びそれに伴うクル病・骨軟化症・高カルシウム尿症

      長期投与注)

      アルミニウム脳症、アルミニウム骨症、貧血

      注) 長期又は大量投与により発現することがある。[2 参照],[9.2.2 参照]

      13. 過量投与

      1. 13.1 症状

        通常の患者において予測される症状は下痢、腹痛、嘔吐等であるが、腎障害のある患者では過量投与により、高マグネシウム血症があらわれることがある。[9.2.2 参照]

      2. 13.2 処置

        大量の過量服用の場合には、胃洗浄ならびにマグネシウム非含有下剤の投与等の適切な処置を行う。

      14. 適用上の注意

      14.1 薬剤投与時の注意

      本剤は用時懸濁し、懸濁後は速やかに服用すること。
      また、本剤を水とともに経口投与するにあたっては、コップ1杯の水とともに服用すること。

      その他詳細情報

      日本標準商品分類番号
      872349
      ブランドコード
      2349101D1261
      承認番号
      22100AMX00923000
      販売開始年月
      2000-06
      貯法
      室温保存
      有効期間
      3年
      規制区分

      重要な注意事項

      • この情報は医療専門家による診断や治療の代替にはなりません。副作用に関する懸念がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
      • 副作用の発生頻度や重篤度は個人差があります。ここで提供される情報は一般的なものであり、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。
      • 薬剤の使用に関しては、必ず医療専門家の指示に従い、自己判断での変更や中止を避けてください。
      • この情報は最新のものであるよう努めていますが、最新とは限りません。常に医療専門家に確認してください。
      • 副作用に関する情報は、信頼できる医療情報源に基づいて提供されていますが、完全性や正確性を保証するものではありません。
      • この情報を使用することにより生じたいかなる損害についても、当サイトは一切の責任を負いません。