薬効分類名プロトンポンプ・インヒビター

一般的名称オメプラゾールナトリウム注射剤

オメプラゾール注用20mg「NP」

おめぷらぞーるちゅうよう20mg「NP」

Omeprazole for Injection

製造販売元/ニプロ株式会社

第2版
禁忌相互作用合併症・既往歴等のある患者肝機能障害患者妊婦授乳婦小児等高齢者

重大な副作用

頻度
副作用
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
錯乱状態

その他の副作用

部位
頻度
副作用
免疫系
5%未満
免疫系
頻度不明
胃腸・消化器系
頻度不明
肝臓まわり
頻度不明
血液系
頻度不明
脳・神経
5%未満
その他
5%未満

併用注意

薬剤名等
臨床症状・措置方法

これらの薬剤の作用を増強することがある。

機序・危険因子

本剤は主に肝臓のチトクロームP450系薬物代謝酵素CYP2C19で代謝されるため、本剤と同じ代謝酵素で代謝される薬物の代謝、排泄を遅延させるおそれがある。

薬剤名等
臨床症状・措置方法

抗凝血作用を増強し、出血に至るおそれがある。プロトロンビン時間国際標準比(INR)値等の血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。

機序・危険因子

本剤は主に肝臓のチトクロームP450系薬物代謝酵素CYP2C19で代謝されるため、本剤と同じ代謝酵素で代謝される薬物の代謝、排泄を遅延させるおそれがある。

薬剤名等
  • タクロリムス水和物
臨床症状・措置方法

タクロリムスの作用を増強することがある。

機序・危険因子

相互作用の機序は不明である。これらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。

薬剤名等
  • メトトレキサート
臨床症状・措置方法

高用量のメトトレキサートを投与する場合は、一時的に本剤の投与を中止することを考慮すること。

機序・危険因子

相互作用の機序は不明である。これらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。

薬剤名等
  • ジゴキシン
    メチルジゴキシン
臨床症状・措置方法

これらの薬剤の作用を増強することがある。

機序・危険因子

本剤の胃酸分泌抑制作用によりジゴキシンの加水分解が抑制され、ジゴキシンの血中濃度が上昇することがある。

薬剤名等
  • イトラコナゾール
臨床症状・措置方法

これらの薬剤の作用を減弱することがある。

機序・危険因子

本剤の胃酸分泌抑制作用によりこれらの薬剤の溶解性が低下し、これらの薬剤の血中濃度が低下することがある。

薬剤名等
  • チロシンキナーゼ阻害剤
臨床症状・措置方法

これらの薬剤の作用を減弱することがある。

機序・危険因子

本剤の胃酸分泌抑制作用によりこれらの薬剤の溶解性が低下し、これらの薬剤の血中濃度が低下することがある。

薬剤名等
  • ボリコナゾール
臨床症状・措置方法

本剤の作用を増強することがある。

機序・危険因子

本剤のCmax及びAUCが増加したとの報告がある。ボリコナゾールは本剤の代謝酵素(CYP2C19及びCYP3A4)を阻害することが考えられる。

薬剤名等
  • クロピドグレル硫酸塩
臨床症状・措置方法

クロピドグレル硫酸塩の作用を減弱することがある。

機序・危険因子

本剤がCYP2C19を阻害することにより、クロピドグレル硫酸塩の活性代謝物の血中濃度が低下する。

薬剤名等
  • セイヨウオトギリソウ(St. John's Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品
臨床症状・措置方法

本剤の作用を減弱することがある。

機序・危険因子

セイヨウオトギリソウが本剤の代謝酵素(CYP2C19及びCYP3A4)を誘導し、本剤の代謝が促進され血中濃度が低下することが考えられる。

詳細情報

正確な情報は PMDA で必ず確認して下さい

注意以下の情報は参考資料としてご活用下さい

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者
  2. 2.2 *リルピビリン塩酸塩を投与中の患者[10.1 参照]

3. 組成・性状

3.1 組成

オメプラゾール注用20mg「NP」

有効成分 1バイアル中
オメプラゾールナトリウム   22.3mg
(オメプラゾールとして   20mg )

3.2 製剤の性状

オメプラゾール注用20mg「NP」

性状 白色の粉末又は塊

                           

4. 効能・効果

  • 経口投与不可能な下記の疾患

    出血を伴う胃潰瘍、十二指腸潰瘍、急性ストレス潰瘍及び急性胃粘膜病変

  • 経口投与不可能なZollinger-Ellison症候群

6. 用法・用量

通常、成人には、オメプラゾールとして1回20mgを、日局生理食塩液又は日局5%ブドウ糖注射液に混合して1日2回点滴静注する、或いは日局生理食塩液又は日局5%ブドウ糖注射液20mLに溶解して1日2回緩徐に静脈注射する。

7. 用法・用量に関連する注意

  1. 7.1 本剤を、「経口投与不可能な、出血を伴う胃潰瘍、十二指腸潰瘍、急性ストレス潰瘍及び急性胃粘膜病変」に対して投与した場合、3日間までの成績で高い止血効果が認められているので、内服可能となった後は経口投与に切りかえること。[17.1 参照]
  2. 7.2 国内臨床試験において、本剤の7日間を超える使用経験はない。

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 血液像、肝機能、腎機能等に注意すること。
  2. 8.2 動脈性の急激な出血や露出血管を認めるなど急激な出血の危険性のある場合は、ヒータープローブやクリッピング等の適切な処置を行うこと。
  3. 8.3 緊急の場合以外には、静脈注射を避け点滴静注によることが望ましい。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 薬物過敏症の既往歴のある患者

9.3 肝機能障害患者

肝代謝型であり、血中濃度が高くなるおそれがある。

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物実験(ウサギ経口138mg/kg)で胎児毒性(死亡吸収胚率の増加)が報告されている。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット経口5mg/kg)で、母乳中へ移行することが報告されている。

9.7 小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

9.8 高齢者

一般に肝機能が低下していることが多い。

10. 相互作用

  • 主として肝代謝酵素CYP2C19及び一部CYP3A4で代謝される。
    また、胃酸分泌抑制作用により、併用薬剤の吸収を上昇又は低下させることがある。[16.4 参照]

10.1 併用禁忌(併用しないこと)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

リルピビリン塩酸塩の作用を減弱するおそれがある。

本剤の胃酸分泌抑制作用によりリルピビリン塩酸塩の吸収が低下し、リルピビリンの血中濃度が低下することがある。

10.2 併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

これらの薬剤の作用を増強することがある。

本剤は主に肝臓のチトクロームP450系薬物代謝酵素CYP2C19で代謝されるため、本剤と同じ代謝酵素で代謝される薬物の代謝、排泄を遅延させるおそれがある。

抗凝血作用を増強し、出血に至るおそれがある。プロトロンビン時間国際標準比(INR)値等の血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。

本剤は主に肝臓のチトクロームP450系薬物代謝酵素CYP2C19で代謝されるため、本剤と同じ代謝酵素で代謝される薬物の代謝、排泄を遅延させるおそれがある。

  • タクロリムス水和物

タクロリムスの作用を増強することがある。

相互作用の機序は不明である。これらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。

  • メトトレキサート

高用量のメトトレキサートを投与する場合は、一時的に本剤の投与を中止することを考慮すること。

相互作用の機序は不明である。これらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。

  • ジゴキシン
    メチルジゴキシン

これらの薬剤の作用を増強することがある。

本剤の胃酸分泌抑制作用によりジゴキシンの加水分解が抑制され、ジゴキシンの血中濃度が上昇することがある。

  • イトラコナゾール

これらの薬剤の作用を減弱することがある。

本剤の胃酸分泌抑制作用によりこれらの薬剤の溶解性が低下し、これらの薬剤の血中濃度が低下することがある。

  • チロシンキナーゼ阻害剤
    • ゲフィチニブ
      エルロチニブ

これらの薬剤の作用を減弱することがある。

本剤の胃酸分泌抑制作用によりこれらの薬剤の溶解性が低下し、これらの薬剤の血中濃度が低下することがある。

  • ボリコナゾール

本剤の作用を増強することがある。

本剤のCmax及びAUCが増加したとの報告がある。ボリコナゾールは本剤の代謝酵素(CYP2C19及びCYP3A4)を阻害することが考えられる。

  • クロピドグレル硫酸塩

クロピドグレル硫酸塩の作用を減弱することがある。

本剤がCYP2C19を阻害することにより、クロピドグレル硫酸塩の活性代謝物の血中濃度が低下する。

  • セイヨウオトギリソウ(St. John's Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品

本剤の作用を減弱することがある。

セイヨウオトギリソウが本剤の代謝酵素(CYP2C19及びCYP3A4)を誘導し、本剤の代謝が促進され血中濃度が低下することが考えられる。

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

11.1 重大な副作用

  1. 11.1.1 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)

    ショック、アナフィラキシー(血管浮腫、気管支痙攣等)があらわれることがある。

  2. 11.1.2 汎血球減少症、無顆粒球症、溶血性貧血、血小板減少(いずれも頻度不明)
  3. 11.1.3 劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、肝不全(いずれも頻度不明)
  4. 11.1.4 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(いずれも頻度不明)
  5. 11.1.5 視力障害(頻度不明)
  6. 11.1.6 間質性腎炎、急性腎障害(いずれも頻度不明)

    腎機能検査値(BUN、クレアチニン等)に注意すること。

  7. 11.1.7 低ナトリウム血症(頻度不明)
  8. 11.1.8 間質性肺炎(頻度不明)

    咳嗽、呼吸困難、発熱、肺音の異常(捻髪音)等が認められた場合には、速やかに胸部X線、胸部CT等の検査を実施すること。間質性肺炎が疑われた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。

  9. 11.1.9 横紋筋融解症(頻度不明)

    筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等があらわれることがある。

  10. 11.1.10 錯乱状態(頻度不明)

    せん妄、異常行動、失見当識、幻覚、不安、焦燥、攻撃性等があらわれることがある。

11.2 その他の副作用

5%未満

頻度不明

過敏症

発疹

蕁麻疹、そう痒感、多形紅斑、光線過敏症

消化器

下痢・軟便、悪心、腹部膨満感、便秘、嘔吐、鼓腸放屁、カンジダ症、口渇、腹痛、口内炎、舌炎、顕微鏡的大腸炎(collagenous colitis、lymphocytic colitis)

肝臓

AST、ALT、Al-P、γ-GTP、LDHの上昇

血液

白血球数減少、血小板数減少、貧血

精神神経系

頭痛

めまい、不眠(症)、眠気、しびれ感、振戦、傾眠、異常感覚、うつ状態

その他

血管痛

発熱、味覚異常、霧視、浮腫、女性化乳房、脱毛、倦怠感、関節痛、頻尿、動悸、月経異常、筋肉痛、発汗、筋力低下、及びBUN、クレアチニン、尿酸、トリグリセライド、血清カリウム、総コレステロールの上昇、低マグネシウム血症

14. 適用上の注意

14.1 薬剤調製時の注意

日局生理食塩液又は日局5%ブドウ糖注射液以外の溶解液、輸液、補液及び他剤との混合注射は避けること。

15. その他の注意

15.1 臨床使用に基づく情報

  1. 15.1.1 本剤の投与が、胃癌による症状を隠蔽することがあるので、悪性でないことを確認して投与すること。
  2. 15.1.2 因果関係は明らかではないが、本剤の国内臨床試験において難聴がみられたとの報告がある。
  3. 15.1.3 海外における複数の観察研究で、プロトンポンプインヒビターによる治療において骨粗鬆症に伴う股関節骨折、手関節骨折、脊椎骨折のリスク増加が報告されている。特に、高用量及び長期間(1年以上)の治療を受けた患者で、骨折のリスクが増加した。
  4. 15.1.4 海外における主に入院患者を対象とした複数の観察研究で、プロトンポンプインヒビターを投与した患者においてクロストリジウム・ディフィシルによる胃腸感染のリスク増加が報告されている。

15.2 非臨床試験に基づく情報

  1. 15.2.1 ラットに1.7mg/kg以上を2年間経口投与した毒性試験で、胃にカルチノイドの発生がみられたとの報告がある。このカルチノイドの発生にはラットに種特異性が認められている。

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者
  2. 2.2 *リルピビリン塩酸塩を投与中の患者[10.1 参照]

3. 組成・性状

3.1 組成

オメプラゾール注用20mg「NP」

有効成分 1バイアル中
オメプラゾールナトリウム   22.3mg
(オメプラゾールとして   20mg )

3.2 製剤の性状

オメプラゾール注用20mg「NP」

性状 白色の粉末又は塊

                           

4. 効能・効果

  • 経口投与不可能な下記の疾患

    出血を伴う胃潰瘍、十二指腸潰瘍、急性ストレス潰瘍及び急性胃粘膜病変

  • 経口投与不可能なZollinger-Ellison症候群

6. 用法・用量

通常、成人には、オメプラゾールとして1回20mgを、日局生理食塩液又は日局5%ブドウ糖注射液に混合して1日2回点滴静注する、或いは日局生理食塩液又は日局5%ブドウ糖注射液20mLに溶解して1日2回緩徐に静脈注射する。

7. 用法・用量に関連する注意

  1. 7.1 本剤を、「経口投与不可能な、出血を伴う胃潰瘍、十二指腸潰瘍、急性ストレス潰瘍及び急性胃粘膜病変」に対して投与した場合、3日間までの成績で高い止血効果が認められているので、内服可能となった後は経口投与に切りかえること。[17.1 参照]
  2. 7.2 国内臨床試験において、本剤の7日間を超える使用経験はない。

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 血液像、肝機能、腎機能等に注意すること。
  2. 8.2 動脈性の急激な出血や露出血管を認めるなど急激な出血の危険性のある場合は、ヒータープローブやクリッピング等の適切な処置を行うこと。
  3. 8.3 緊急の場合以外には、静脈注射を避け点滴静注によることが望ましい。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 薬物過敏症の既往歴のある患者

9.3 肝機能障害患者

肝代謝型であり、血中濃度が高くなるおそれがある。

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物実験(ウサギ経口138mg/kg)で胎児毒性(死亡吸収胚率の増加)が報告されている。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット経口5mg/kg)で、母乳中へ移行することが報告されている。

9.7 小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

9.8 高齢者

一般に肝機能が低下していることが多い。

10. 相互作用

  • 主として肝代謝酵素CYP2C19及び一部CYP3A4で代謝される。
    また、胃酸分泌抑制作用により、併用薬剤の吸収を上昇又は低下させることがある。[16.4 参照]

10.1 併用禁忌(併用しないこと)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

リルピビリン塩酸塩の作用を減弱するおそれがある。

本剤の胃酸分泌抑制作用によりリルピビリン塩酸塩の吸収が低下し、リルピビリンの血中濃度が低下することがある。

10.2 併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

これらの薬剤の作用を増強することがある。

本剤は主に肝臓のチトクロームP450系薬物代謝酵素CYP2C19で代謝されるため、本剤と同じ代謝酵素で代謝される薬物の代謝、排泄を遅延させるおそれがある。

抗凝血作用を増強し、出血に至るおそれがある。プロトロンビン時間国際標準比(INR)値等の血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。

本剤は主に肝臓のチトクロームP450系薬物代謝酵素CYP2C19で代謝されるため、本剤と同じ代謝酵素で代謝される薬物の代謝、排泄を遅延させるおそれがある。

  • タクロリムス水和物

タクロリムスの作用を増強することがある。

相互作用の機序は不明である。これらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。

  • メトトレキサート

高用量のメトトレキサートを投与する場合は、一時的に本剤の投与を中止することを考慮すること。

相互作用の機序は不明である。これらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。

  • ジゴキシン
    メチルジゴキシン

これらの薬剤の作用を増強することがある。

本剤の胃酸分泌抑制作用によりジゴキシンの加水分解が抑制され、ジゴキシンの血中濃度が上昇することがある。

  • イトラコナゾール

これらの薬剤の作用を減弱することがある。

本剤の胃酸分泌抑制作用によりこれらの薬剤の溶解性が低下し、これらの薬剤の血中濃度が低下することがある。

  • チロシンキナーゼ阻害剤
    • ゲフィチニブ
      エルロチニブ

これらの薬剤の作用を減弱することがある。

本剤の胃酸分泌抑制作用によりこれらの薬剤の溶解性が低下し、これらの薬剤の血中濃度が低下することがある。

  • ボリコナゾール

本剤の作用を増強することがある。

本剤のCmax及びAUCが増加したとの報告がある。ボリコナゾールは本剤の代謝酵素(CYP2C19及びCYP3A4)を阻害することが考えられる。

  • クロピドグレル硫酸塩

クロピドグレル硫酸塩の作用を減弱することがある。

本剤がCYP2C19を阻害することにより、クロピドグレル硫酸塩の活性代謝物の血中濃度が低下する。

  • セイヨウオトギリソウ(St. John's Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品

本剤の作用を減弱することがある。

セイヨウオトギリソウが本剤の代謝酵素(CYP2C19及びCYP3A4)を誘導し、本剤の代謝が促進され血中濃度が低下することが考えられる。

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

11.1 重大な副作用

  1. 11.1.1 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)

    ショック、アナフィラキシー(血管浮腫、気管支痙攣等)があらわれることがある。

  2. 11.1.2 汎血球減少症、無顆粒球症、溶血性貧血、血小板減少(いずれも頻度不明)
  3. 11.1.3 劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、肝不全(いずれも頻度不明)
  4. 11.1.4 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(いずれも頻度不明)
  5. 11.1.5 視力障害(頻度不明)
  6. 11.1.6 間質性腎炎、急性腎障害(いずれも頻度不明)

    腎機能検査値(BUN、クレアチニン等)に注意すること。

  7. 11.1.7 低ナトリウム血症(頻度不明)
  8. 11.1.8 間質性肺炎(頻度不明)

    咳嗽、呼吸困難、発熱、肺音の異常(捻髪音)等が認められた場合には、速やかに胸部X線、胸部CT等の検査を実施すること。間質性肺炎が疑われた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。

  9. 11.1.9 横紋筋融解症(頻度不明)

    筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等があらわれることがある。

  10. 11.1.10 錯乱状態(頻度不明)

    せん妄、異常行動、失見当識、幻覚、不安、焦燥、攻撃性等があらわれることがある。

11.2 その他の副作用

5%未満

頻度不明

過敏症

発疹

蕁麻疹、そう痒感、多形紅斑、光線過敏症

消化器

下痢・軟便、悪心、腹部膨満感、便秘、嘔吐、鼓腸放屁、カンジダ症、口渇、腹痛、口内炎、舌炎、顕微鏡的大腸炎(collagenous colitis、lymphocytic colitis)

肝臓

AST、ALT、Al-P、γ-GTP、LDHの上昇

血液

白血球数減少、血小板数減少、貧血

精神神経系

頭痛

めまい、不眠(症)、眠気、しびれ感、振戦、傾眠、異常感覚、うつ状態

その他

血管痛

発熱、味覚異常、霧視、浮腫、女性化乳房、脱毛、倦怠感、関節痛、頻尿、動悸、月経異常、筋肉痛、発汗、筋力低下、及びBUN、クレアチニン、尿酸、トリグリセライド、血清カリウム、総コレステロールの上昇、低マグネシウム血症

14. 適用上の注意

14.1 薬剤調製時の注意

日局生理食塩液又は日局5%ブドウ糖注射液以外の溶解液、輸液、補液及び他剤との混合注射は避けること。

15. その他の注意

15.1 臨床使用に基づく情報

  1. 15.1.1 本剤の投与が、胃癌による症状を隠蔽することがあるので、悪性でないことを確認して投与すること。
  2. 15.1.2 因果関係は明らかではないが、本剤の国内臨床試験において難聴がみられたとの報告がある。
  3. 15.1.3 海外における複数の観察研究で、プロトンポンプインヒビターによる治療において骨粗鬆症に伴う股関節骨折、手関節骨折、脊椎骨折のリスク増加が報告されている。特に、高用量及び長期間(1年以上)の治療を受けた患者で、骨折のリスクが増加した。
  4. 15.1.4 海外における主に入院患者を対象とした複数の観察研究で、プロトンポンプインヒビターを投与した患者においてクロストリジウム・ディフィシルによる胃腸感染のリスク増加が報告されている。

15.2 非臨床試験に基づく情報

  1. 15.2.1 ラットに1.7mg/kg以上を2年間経口投与した毒性試験で、胃にカルチノイドの発生がみられたとの報告がある。このカルチノイドの発生にはラットに種特異性が認められている。

その他詳細情報

日本標準商品分類番号
872329
ブランドコード
2329403D1041
承認番号
22200AMX00611
販売開始年月
2010-11
貯法
室温保存
有効期間
3年
規制区分
12

重要な注意事項

  • この情報は医療専門家による診断や治療の代替にはなりません。副作用に関する懸念がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
  • 副作用の発生頻度や重篤度は個人差があります。ここで提供される情報は一般的なものであり、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。
  • 薬剤の使用に関しては、必ず医療専門家の指示に従い、自己判断での変更や中止を避けてください。
  • この情報は最新のものであるよう努めていますが、最新とは限りません。常に医療専門家に確認してください。
  • 副作用に関する情報は、信頼できる医療情報源に基づいて提供されていますが、完全性や正確性を保証するものではありません。
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