薬効分類名H₂受容体拮抗剤
一般的名称シメチジン
タガメット注射液200mg
Tagamet Injection
製造販売元/住友ファーマ株式会社
重大な副作用
その他の副作用
併用注意
肝薬物代謝酵素P-450の活性低下により代謝、排泄が遅延する薬剤
主な薬剤:
クマリン系抗凝血剤
- ワルファリン
ベンゾジアゼピン系薬剤
- ジアゼパム
トリアゾラム
ミダゾラム 等
抗てんかん剤
- フェニトイン
カルバマゼピン 等
抗うつ剤
- 三環系抗うつ剤
- パロキセチン
β-遮断剤
- プロプラノロール
メトプロロール
ラベタロール 等
カルシウム拮抗剤
- ニフェジピン 等
抗不整脈剤
- リドカイン 等
キサンチン系薬剤
- テオフィリン
アミノフィリン 等
これらの医薬品の血中濃度を高めることが報告されているので、これらの医薬品を減量するなど慎重に投与すること。
本剤が肝薬物代謝酵素P-450(CYP1A2、CYP2C9、CYP2D6、CYP3A4等)を阻害して、これらの医薬品の代謝、排泄を遅延させる。
プロカインアミド
これらの医薬品の血中濃度を高めることが報告されているので、これらの医薬品を減量するなど慎重に投与すること。
本剤が近位尿細管におけるプロカインアミドの輸送を阻害し、腎クリアランスを減少させる。
エリスロマイシン
これらの医薬品の血中濃度を高めることが報告されているので、これらの医薬品を減量するなど慎重に投与すること。
機序不明
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
シメチジンに対し過敏症の既往歴のある患者
6. 用法及び用量
-
〈上部消化管出血(消化性潰瘍、急性ストレス潰瘍、出血性胃炎による)、侵襲ストレス(手術後に集中管理を必要とする大手術、集中治療を必要とする脳血管障害・頭部外傷・多臓器不全・重症熱傷等)による上部消化管出血の抑制〉
通常成人にはシメチジンとして1回200mgを日局生理食塩液又は日局ブドウ糖注射液にて20mLに希釈し、1日4回(6時間間隔)緩徐に静脈内注射する。又は輸液に混合して点滴静注する。なお、年齢、症状により適宜増減する。一般的に上部消化管出血では1週間以内に効果の発現をみるが、内服可能となった後は経口投与に切りかえる。侵襲ストレス(手術後に集中管理を必要とする大手術、集中治療を必要とする脳血管障害・頭部外傷・多臓器不全・重症熱傷等)による上部消化管出血の抑制では、術後集中管理又は集中治療を必要とする期間(手術侵襲ストレスは3日間程度、その他の侵襲ストレスは7日間程度)の投与とする。
-
〈麻酔前投薬〉
通常成人にはシメチジンとして1回200mgを麻酔導入1時間前に筋肉内注射する。
7. 用法及び用量に関連する注意
-
7.1 腎機能障害患者では、血中濃度が持続するので、次の表を参考にして投与量を減ずるか投与間隔をあけて使用すること。[9.2 参照],[16.6.1 参照]
クレアチニン
クリアランスタガメット投与量
0~4mL/min
1回200mg 1日1回(24時間間隔)
5~29mL/min
1回200mg 1日2回(12時間間隔)
30~49mL/min
1回200mg 1日3回(8時間間隔)
50mL/min以上
1回200mg 1日4回(6時間間隔)
- 7.2 血液透析を受けている患者に投与する場合は、透析後に投与すること。[13.2 参照],[16.6.2 参照]
- 7.3 手術侵襲ストレスによる上部消化管出血の抑制に対しては、手術終了後より投与を開始すること。
- 7.4 心血管疾患のある患者、全身状態の悪い患者、術後の患者には、点滴静注すること。
8. 重要な基本的注意
治療にあたっては経過を十分に観察し、病状に応じ治療上必要最小限の使用(手術侵襲ストレスは3日間程度、その他は7日間程度)にとどめ、本剤で効果がみられない場合には他の療法に切り替えること。なお、血液像、肝機能、腎機能等に注意すること。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.2 腎機能障害患者
本剤は、主として腎臓から排泄されるため、腎機能障害患者では血中濃度が持続する。[7.1 参照],[9.8 参照],[11.1.7 参照],[16.6.1 参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。母乳中に移行することが報告されている。[16.3.1 参照]
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
減量するか投与間隔を延長するなど慎重に投与すること。高齢者では腎機能が低下していることが多いため、血中濃度が持続するおそれがある。[9.2 参照]
10. 相互作用
- 本剤は、肝薬物代謝酵素P-450を阻害する。特にCYP3A4とCYP2D6に対して強い阻害効果を有することが報告されている1) (外国人データ)。
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
これらの医薬品の血中濃度を高めることが報告されているので、これらの医薬品を減量するなど慎重に投与すること。 |
本剤が肝薬物代謝酵素P-450(CYP1A2、CYP2C9、CYP2D6、CYP3A4等)を阻害して、これらの医薬品の代謝、排泄を遅延させる。 |
|
プロカインアミド |
これらの医薬品の血中濃度を高めることが報告されているので、これらの医薬品を減量するなど慎重に投与すること。 |
本剤が近位尿細管におけるプロカインアミドの輸送を阻害し、腎クリアランスを減少させる。 |
エリスロマイシン |
これらの医薬品の血中濃度を高めることが報告されているので、これらの医薬品を減量するなど慎重に投与すること。 |
機序不明 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 ショック、アナフィラキシー(各0.1%未満)
ショック、アナフィラキシー(全身発赤、呼吸困難等)があらわれることがある。
-
11.1.2 再生不良性貧血、汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少(各0.1%未満)
初期症状として全身倦怠、脱力、皮下・粘膜下出血、発熱等がみられたら、その時点で血液検査を実施し、異常が認められた場合には直ちに投与を中止すること。
-
11.1.3 間質性腎炎、急性腎障害(各0.1%未満)
初期症状として発熱、腎機能検査値異常(BUN、クレアチニン上昇等)等が認められた場合には直ちに投与を中止すること。
- 11.1.4 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN )(各0.1%未満)
-
11.1.5 肝障害(頻度不明)
黄疸、また、AST、ALTの上昇等があらわれることがあるので、定期的に肝機能検査を行うこと。
- 11.1.6 房室ブロック等の心ブロック(0.1%未満)
-
11.1.7 意識障害、痙攣(各頻度不明)
特に腎機能障害患者においてあらわれやすいので、注意すること。[9.2 参照]
11.2 その他の副作用
0.1~5%未満 |
0.1%未満 |
|
|---|---|---|
腎臓 |
BUN上昇、一過性のクレアチニン上昇 |
|
過敏症 |
発疹 |
末梢神経障害※) |
内分泌 |
女性化乳房 |
乳汁分泌、帯下増加、勃起障害 |
精神神経系 |
可逆性の錯乱状態、痙攣、頭痛、めまい、四肢のしびれ・こわばり感、眠気、ヒポコンドリー様症状、無気力感、うつ状態、幻覚 |
|
循環器 |
頻脈、徐脈、動悸 |
|
消化器 |
便秘 |
腹部膨満感、下痢 |
その他 |
発熱、全身熱感、排尿困難、筋肉痛、膵炎、脱毛 |
発現頻度は使用成績調査を含む。
13. 過量投与
-
13.1 症状
外国において、シメチジン20gから40gを投与後に意識喪失等の重篤な中枢神経症状が発現した症例、及び40g以上のシメチジンを単回経口服用した成人での死亡症例の報告がある。日本では1回10g(錠剤)、外国では20g(錠剤)までの過量投与の報告があるが、特に重大な影響はみられなかった。
-
13.2 処置
シメチジンは血液透析により除去される。[7.2 参照],[16.6.2 参照]
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
シメチジンに対し過敏症の既往歴のある患者
6. 用法及び用量
-
〈上部消化管出血(消化性潰瘍、急性ストレス潰瘍、出血性胃炎による)、侵襲ストレス(手術後に集中管理を必要とする大手術、集中治療を必要とする脳血管障害・頭部外傷・多臓器不全・重症熱傷等)による上部消化管出血の抑制〉
通常成人にはシメチジンとして1回200mgを日局生理食塩液又は日局ブドウ糖注射液にて20mLに希釈し、1日4回(6時間間隔)緩徐に静脈内注射する。又は輸液に混合して点滴静注する。なお、年齢、症状により適宜増減する。一般的に上部消化管出血では1週間以内に効果の発現をみるが、内服可能となった後は経口投与に切りかえる。侵襲ストレス(手術後に集中管理を必要とする大手術、集中治療を必要とする脳血管障害・頭部外傷・多臓器不全・重症熱傷等)による上部消化管出血の抑制では、術後集中管理又は集中治療を必要とする期間(手術侵襲ストレスは3日間程度、その他の侵襲ストレスは7日間程度)の投与とする。
-
〈麻酔前投薬〉
通常成人にはシメチジンとして1回200mgを麻酔導入1時間前に筋肉内注射する。
7. 用法及び用量に関連する注意
-
7.1 腎機能障害患者では、血中濃度が持続するので、次の表を参考にして投与量を減ずるか投与間隔をあけて使用すること。[9.2 参照],[16.6.1 参照]
クレアチニン
クリアランスタガメット投与量
0~4mL/min
1回200mg 1日1回(24時間間隔)
5~29mL/min
1回200mg 1日2回(12時間間隔)
30~49mL/min
1回200mg 1日3回(8時間間隔)
50mL/min以上
1回200mg 1日4回(6時間間隔)
- 7.2 血液透析を受けている患者に投与する場合は、透析後に投与すること。[13.2 参照],[16.6.2 参照]
- 7.3 手術侵襲ストレスによる上部消化管出血の抑制に対しては、手術終了後より投与を開始すること。
- 7.4 心血管疾患のある患者、全身状態の悪い患者、術後の患者には、点滴静注すること。
8. 重要な基本的注意
治療にあたっては経過を十分に観察し、病状に応じ治療上必要最小限の使用(手術侵襲ストレスは3日間程度、その他は7日間程度)にとどめ、本剤で効果がみられない場合には他の療法に切り替えること。なお、血液像、肝機能、腎機能等に注意すること。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.2 腎機能障害患者
本剤は、主として腎臓から排泄されるため、腎機能障害患者では血中濃度が持続する。[7.1 参照],[9.8 参照],[11.1.7 参照],[16.6.1 参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。母乳中に移行することが報告されている。[16.3.1 参照]
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
減量するか投与間隔を延長するなど慎重に投与すること。高齢者では腎機能が低下していることが多いため、血中濃度が持続するおそれがある。[9.2 参照]
10. 相互作用
- 本剤は、肝薬物代謝酵素P-450を阻害する。特にCYP3A4とCYP2D6に対して強い阻害効果を有することが報告されている1) (外国人データ)。
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
これらの医薬品の血中濃度を高めることが報告されているので、これらの医薬品を減量するなど慎重に投与すること。 |
本剤が肝薬物代謝酵素P-450(CYP1A2、CYP2C9、CYP2D6、CYP3A4等)を阻害して、これらの医薬品の代謝、排泄を遅延させる。 |
|
プロカインアミド |
これらの医薬品の血中濃度を高めることが報告されているので、これらの医薬品を減量するなど慎重に投与すること。 |
本剤が近位尿細管におけるプロカインアミドの輸送を阻害し、腎クリアランスを減少させる。 |
エリスロマイシン |
これらの医薬品の血中濃度を高めることが報告されているので、これらの医薬品を減量するなど慎重に投与すること。 |
機序不明 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 ショック、アナフィラキシー(各0.1%未満)
ショック、アナフィラキシー(全身発赤、呼吸困難等)があらわれることがある。
-
11.1.2 再生不良性貧血、汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少(各0.1%未満)
初期症状として全身倦怠、脱力、皮下・粘膜下出血、発熱等がみられたら、その時点で血液検査を実施し、異常が認められた場合には直ちに投与を中止すること。
-
11.1.3 間質性腎炎、急性腎障害(各0.1%未満)
初期症状として発熱、腎機能検査値異常(BUN、クレアチニン上昇等)等が認められた場合には直ちに投与を中止すること。
- 11.1.4 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN )(各0.1%未満)
-
11.1.5 肝障害(頻度不明)
黄疸、また、AST、ALTの上昇等があらわれることがあるので、定期的に肝機能検査を行うこと。
- 11.1.6 房室ブロック等の心ブロック(0.1%未満)
-
11.1.7 意識障害、痙攣(各頻度不明)
特に腎機能障害患者においてあらわれやすいので、注意すること。[9.2 参照]
11.2 その他の副作用
0.1~5%未満 |
0.1%未満 |
|
|---|---|---|
腎臓 |
BUN上昇、一過性のクレアチニン上昇 |
|
過敏症 |
発疹 |
末梢神経障害※) |
内分泌 |
女性化乳房 |
乳汁分泌、帯下増加、勃起障害 |
精神神経系 |
可逆性の錯乱状態、痙攣、頭痛、めまい、四肢のしびれ・こわばり感、眠気、ヒポコンドリー様症状、無気力感、うつ状態、幻覚 |
|
循環器 |
頻脈、徐脈、動悸 |
|
消化器 |
便秘 |
腹部膨満感、下痢 |
その他 |
発熱、全身熱感、排尿困難、筋肉痛、膵炎、脱毛 |
発現頻度は使用成績調査を含む。
13. 過量投与
-
13.1 症状
外国において、シメチジン20gから40gを投与後に意識喪失等の重篤な中枢神経症状が発現した症例、及び40g以上のシメチジンを単回経口服用した成人での死亡症例の報告がある。日本では1回10g(錠剤)、外国では20g(錠剤)までの過量投与の報告があるが、特に重大な影響はみられなかった。
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13.2 処置
シメチジンは血液透析により除去される。[7.2 参照],[16.6.2 参照]