薬効分類名ベンゾジアゼピン受容体拮抗剤

一般的名称フルマゼニル

フルマゼニル静注液0.5mg「SW」

ふるまぜにるじょうちゅうえき

FLUMAZENIL Intravenous Injection [SW]

製造販売元/沢井製薬株式会社

第1版
禁忌相互作用合併症・既往歴等のある患者肝機能障害患者妊婦授乳婦小児等高齢者

重大な副作用

頻度
副作用
頻度不明

その他の副作用

部位
頻度
副作用
脳・神経
1~5%未満
脳・神経
1%未満
脳・神経
頻度不明
血液系
頻度不明
心臓・血管
1~5%未満
心臓・血管
1%未満
肺・呼吸
1%未満
咽頭異和感
胃腸・消化器系
1%未満
肝臓まわり
頻度不明
腎・尿路
頻度不明
その他
1%未満
その他
頻度不明

併用注意

薬剤名等

ベンゾジアゼピン系薬剤
三(四)環系抗うつ剤
[9.1.5 参照]

臨床症状・措置方法

自殺企図等故意にベンゾジアゼピン系薬剤を過量服薬した患者で、同時に三(四)環系抗うつ剤を服用している場合は、ベンゾジアゼピン系薬剤の作用低下に伴い三(四)環系抗うつ剤の中毒作用が増強するため、このような患者には特に注意して投与すること。

機序・危険因子

本剤はGABA受容体、ベンゾジアゼピン受容体及びクロルチャンネルの複合体と結合し、ベンゾジアゼピン系薬剤の作用を低下させ、三(四)環系抗うつ剤の中毒作用が増強すると考えられている。

詳細情報

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2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 本剤及びベンゾジアゼピン系薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者
  2. 2.2 長期間ベンゾジアゼピン系薬剤を投与されているてんかん患者[痙攣が生ずることがある。]

3. 組成・性状

3.1 組成

フルマゼニル静注液0.5mg「SW」

1アンプル(5mL)中
有効成分 フルマゼニル   0.5mg
添加剤 エデト酸ナトリウム水和物   0.5mg
氷酢酸  
塩化ナトリウム  
pH調節剤  

3.2 製剤の性状

フルマゼニル静注液0.5mg「SW」

pH 3.0~5.0
浸透圧比 約1(生理食塩液に対する比)
剤形・性状 無色澄明の注射液

4. 効能又は効果

ベンゾジアゼピン系薬剤による鎮静の解除及び呼吸抑制の改善

5. 効能又は効果に関連する注意

本剤投与の対象は、手術又は検査時にベンゾジアゼピン系薬剤で鎮静された患者で覚醒遅延又は呼吸抑制が認められた場合、ベンゾジアゼピン系薬剤を高用量あるいは長期にわたり投与された患者で過度の鎮静状態を生じたり必要以上に鎮静状態が持続した場合、又は大量にベンゾジアゼピン系薬剤を服薬した中毒患者とする。
なお、侵襲の大きい手術を受けた患者、精神的不安の程度が高い患者は早期に覚醒させるよりある程度鎮静状態を維持する方が望ましい場合があるので、患者の状態を考慮し、覚醒させることが必要と判断される場合にのみ本剤を投与すること。

6. 用法及び用量

通常、初回0.2mgを緩徐に静脈内投与する。投与後4分以内に望まれる覚醒状態が得られない場合は更に0.1mgを追加投与する。
以後必要に応じて、1分間隔で0.1mgずつを総投与量1mgまで、ICU領域では2mgまで投与を繰り返す。ただし、ベンゾジアゼピン系薬剤の投与状況及び患者の状態により適宜増減する。

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 ベンゾジアゼピン系薬剤によっては消失半減期が本剤の半減期(約50分)より長いものがあり、これらの薬剤を特に高用量投与していた場合は本剤投与により患者が覚醒した後もベンゾジアゼピン系薬剤の作用が再出現する可能性があるので患者を監視下におき十分注意すること。
    また、本剤投与後24時間は危険な機械の操作や自動車の運転等完全な精神的緊張を必要とする仕事に従事させないように注意すること。
  2. 8.2 麻酔科領域において手術終了時に本剤を使用する場合は、筋弛緩剤の作用消失後に本剤を投与すること。
  3. 8.3 本剤を用法及び用量の範囲内で繰り返し投与しても意識及び呼吸機能に有意な改善がみられない場合はベンゾジアゼピン作用薬以外の原因を考慮すること。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 ベンゾジアゼピン系薬剤を長期間にわたり高用量投与している患者

    急激な投与を避け、緩徐に静脈内投与するよう注意すること。離脱症状があらわれた場合はベンゾジアゼピン系薬剤を緩徐に静脈内投与するなど適切な処置を行うこと。急速に静脈内投与すると、ベンゾジアゼピン系薬剤の離脱症状が出現することがある。

  2. 9.1.2 手術前あるいは鎮静される前の不安の程度が高い患者、特に冠動脈疾患を有する患者

    少量より投与を開始し、患者個々に必要量を投与するよう注意すること。早期に覚醒させるよりもある程度鎮静状態を保つほうが良い場合が多い。

  3. 9.1.3 ICU領域における高血圧を有する患者

    少量より投与を開始し、患者個々に必要量を投与するよう注意すること。覚醒時に血圧上昇がみられることがある。

  4. 9.1.4 ベンゾジアゼピン系薬剤を投与されている重症頭部外傷患者又は不安定な頭蓋内圧を有する患者

    ベンゾジアゼピン系薬剤の解除に伴い、頭蓋内圧亢進が起こることがある。

  5. 9.1.5 ベンゾジアゼピン系薬剤と三(四)環系抗うつ剤を服用している患者

    ベンゾジアゼピン系薬剤の作用低下に伴い、抗うつ剤の中毒症状(自律神経系症状等)が顕在化することがある。[10.2 参照]

9.3 肝機能障害患者

覚醒後も患者の状態を十分に観察し、慎重に投与すること。ベンゾジアゼピン系薬剤の作用消失時間の延長が考えられる。

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験で乳汁中へ移行することが報告されている。

9.7 小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

9.8 高齢者

投与に際しては患者の状態を十分に観察し、慎重に投与すること。高齢者はベンゾジアゼピン系薬剤の作用に対し感受性が高い。

10. 相互作用

    10.2 併用注意(併用に注意すること)

    薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

    ベンゾジアゼピン系薬剤
    三(四)環系抗うつ剤
    [9.1.5 参照]

    自殺企図等故意にベンゾジアゼピン系薬剤を過量服薬した患者で、同時に三(四)環系抗うつ剤を服用している場合は、ベンゾジアゼピン系薬剤の作用低下に伴い三(四)環系抗うつ剤の中毒作用が増強するため、このような患者には特に注意して投与すること。

    本剤はGABA受容体、ベンゾジアゼピン受容体及びクロルチャンネルの複合体と結合し、ベンゾジアゼピン系薬剤の作用を低下させ、三(四)環系抗うつ剤の中毒作用が増強すると考えられている。

    11. 副作用

    次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

    11.1 重大な副作用

    1. 11.1.1 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)

      観察を十分に行い、蕁麻疹、顔面蒼白、血圧低下、呼吸困難、嘔気等の症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

    11.2 その他の副作用

    1~5%未満

    1%未満

    頻度不明

    精神神経系

    頭痛、興奮

    不穏、幻覚、体動

    不安感、痙攣

    血液

    白血球減少

    循環器

    血圧上昇

    頻脈、徐脈

    呼吸器

    咳、咽頭異和感

    消化器

    嘔気、嘔吐、胸部不快感

    肝臓

    AST上昇、ALT上昇、血清ビリルビン上昇、Al-P上昇

    腎臓

    クレアチニン上昇

    その他

    羞明

    過換気

    2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

    1. 2.1 本剤及びベンゾジアゼピン系薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者
    2. 2.2 長期間ベンゾジアゼピン系薬剤を投与されているてんかん患者[痙攣が生ずることがある。]

    3. 組成・性状

    3.1 組成

    フルマゼニル静注液0.5mg「SW」

    1アンプル(5mL)中
    有効成分 フルマゼニル   0.5mg
    添加剤 エデト酸ナトリウム水和物   0.5mg
    氷酢酸  
    塩化ナトリウム  
    pH調節剤  

    3.2 製剤の性状

    フルマゼニル静注液0.5mg「SW」

    pH 3.0~5.0
    浸透圧比 約1(生理食塩液に対する比)
    剤形・性状 無色澄明の注射液

    4. 効能又は効果

    ベンゾジアゼピン系薬剤による鎮静の解除及び呼吸抑制の改善

    5. 効能又は効果に関連する注意

    本剤投与の対象は、手術又は検査時にベンゾジアゼピン系薬剤で鎮静された患者で覚醒遅延又は呼吸抑制が認められた場合、ベンゾジアゼピン系薬剤を高用量あるいは長期にわたり投与された患者で過度の鎮静状態を生じたり必要以上に鎮静状態が持続した場合、又は大量にベンゾジアゼピン系薬剤を服薬した中毒患者とする。
    なお、侵襲の大きい手術を受けた患者、精神的不安の程度が高い患者は早期に覚醒させるよりある程度鎮静状態を維持する方が望ましい場合があるので、患者の状態を考慮し、覚醒させることが必要と判断される場合にのみ本剤を投与すること。

    6. 用法及び用量

    通常、初回0.2mgを緩徐に静脈内投与する。投与後4分以内に望まれる覚醒状態が得られない場合は更に0.1mgを追加投与する。
    以後必要に応じて、1分間隔で0.1mgずつを総投与量1mgまで、ICU領域では2mgまで投与を繰り返す。ただし、ベンゾジアゼピン系薬剤の投与状況及び患者の状態により適宜増減する。

    8. 重要な基本的注意

    1. 8.1 ベンゾジアゼピン系薬剤によっては消失半減期が本剤の半減期(約50分)より長いものがあり、これらの薬剤を特に高用量投与していた場合は本剤投与により患者が覚醒した後もベンゾジアゼピン系薬剤の作用が再出現する可能性があるので患者を監視下におき十分注意すること。
      また、本剤投与後24時間は危険な機械の操作や自動車の運転等完全な精神的緊張を必要とする仕事に従事させないように注意すること。
    2. 8.2 麻酔科領域において手術終了時に本剤を使用する場合は、筋弛緩剤の作用消失後に本剤を投与すること。
    3. 8.3 本剤を用法及び用量の範囲内で繰り返し投与しても意識及び呼吸機能に有意な改善がみられない場合はベンゾジアゼピン作用薬以外の原因を考慮すること。

    9. 特定の背景を有する患者に関する注意

    9.1 合併症・既往歴等のある患者

    1. 9.1.1 ベンゾジアゼピン系薬剤を長期間にわたり高用量投与している患者

      急激な投与を避け、緩徐に静脈内投与するよう注意すること。離脱症状があらわれた場合はベンゾジアゼピン系薬剤を緩徐に静脈内投与するなど適切な処置を行うこと。急速に静脈内投与すると、ベンゾジアゼピン系薬剤の離脱症状が出現することがある。

    2. 9.1.2 手術前あるいは鎮静される前の不安の程度が高い患者、特に冠動脈疾患を有する患者

      少量より投与を開始し、患者個々に必要量を投与するよう注意すること。早期に覚醒させるよりもある程度鎮静状態を保つほうが良い場合が多い。

    3. 9.1.3 ICU領域における高血圧を有する患者

      少量より投与を開始し、患者個々に必要量を投与するよう注意すること。覚醒時に血圧上昇がみられることがある。

    4. 9.1.4 ベンゾジアゼピン系薬剤を投与されている重症頭部外傷患者又は不安定な頭蓋内圧を有する患者

      ベンゾジアゼピン系薬剤の解除に伴い、頭蓋内圧亢進が起こることがある。

    5. 9.1.5 ベンゾジアゼピン系薬剤と三(四)環系抗うつ剤を服用している患者

      ベンゾジアゼピン系薬剤の作用低下に伴い、抗うつ剤の中毒症状(自律神経系症状等)が顕在化することがある。[10.2 参照]

    9.3 肝機能障害患者

    覚醒後も患者の状態を十分に観察し、慎重に投与すること。ベンゾジアゼピン系薬剤の作用消失時間の延長が考えられる。

    9.5 妊婦

    妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

    9.6 授乳婦

    治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験で乳汁中へ移行することが報告されている。

    9.7 小児等

    小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

    9.8 高齢者

    投与に際しては患者の状態を十分に観察し、慎重に投与すること。高齢者はベンゾジアゼピン系薬剤の作用に対し感受性が高い。

    10. 相互作用

      10.2 併用注意(併用に注意すること)

      薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

      ベンゾジアゼピン系薬剤
      三(四)環系抗うつ剤
      [9.1.5 参照]

      自殺企図等故意にベンゾジアゼピン系薬剤を過量服薬した患者で、同時に三(四)環系抗うつ剤を服用している場合は、ベンゾジアゼピン系薬剤の作用低下に伴い三(四)環系抗うつ剤の中毒作用が増強するため、このような患者には特に注意して投与すること。

      本剤はGABA受容体、ベンゾジアゼピン受容体及びクロルチャンネルの複合体と結合し、ベンゾジアゼピン系薬剤の作用を低下させ、三(四)環系抗うつ剤の中毒作用が増強すると考えられている。

      11. 副作用

      次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

      11.1 重大な副作用

      1. 11.1.1 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)

        観察を十分に行い、蕁麻疹、顔面蒼白、血圧低下、呼吸困難、嘔気等の症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

      11.2 その他の副作用

      1~5%未満

      1%未満

      頻度不明

      精神神経系

      頭痛、興奮

      不穏、幻覚、体動

      不安感、痙攣

      血液

      白血球減少

      循環器

      血圧上昇

      頻脈、徐脈

      呼吸器

      咳、咽頭異和感

      消化器

      嘔気、嘔吐、胸部不快感

      肝臓

      AST上昇、ALT上昇、血清ビリルビン上昇、Al-P上昇

      腎臓

      クレアチニン上昇

      その他

      羞明

      過換気

      その他詳細情報

      日本標準商品分類番号
      872219
      ブランドコード
      2219403A1108
      承認番号
      30400AMX00371000
      販売開始年月
      2023-03
      貯法
      室温保存
      有効期間
      3年
      規制区分
      2, 12

      重要な注意事項

      • この情報は医療専門家による診断や治療の代替にはなりません。副作用に関する懸念がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
      • 副作用の発生頻度や重篤度は個人差があります。ここで提供される情報は一般的なものであり、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。
      • 薬剤の使用に関しては、必ず医療専門家の指示に従い、自己判断での変更や中止を避けてください。
      • この情報は最新のものであるよう努めていますが、最新とは限りません。常に医療専門家に確認してください。
      • 副作用に関する情報は、信頼できる医療情報源に基づいて提供されていますが、完全性や正確性を保証するものではありません。
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