薬効分類名未熟児動脈管開存症治療剤
一般的名称イブプロフェン L-リシン
イブリーフ静注20mg
IBULIEF I.V. INJECTION 20mg
製造販売(輸入)元/レコルダティ・レア・ディジーズ・ジャパン株式会社
重大な副作用
その他の副作用
併用注意
利尿剤
- フロセミド、ヒドロクロロチアジド等
利尿作用を減弱させるおそれがある。
本剤のプロスタグランジン合成阻害作用により、水・ナトリウムの体内貯留が生じるためと考えられる。
副腎皮質ステロイド剤
- プレドニゾロン等
消化管出血の発現が高まるおそれがある。
プロスタグランジン合成阻害作用を増強するためと考えられる。
ジギタリス
ジギタリスの作用を増強することがある。
本剤のプロスタグランジン合成阻害作用により腎血流量が減少し、ジギタリスの腎排泄が減少するためと考えられる。
抗凝血剤
- ワルファリン等
抗血小板剤
- アスピリン等
出血の危険性が増大するおそれがある。
本剤のプロスタグランジン合成阻害作用により、血小板凝集抑制が生じ、相互に作用を増強するためと考えられる。
アミノグリコシド系抗生物質
- ゲンタマイシン等
アミノグリコシド系抗生物質の作用を増強することがある。
本剤のプロスタグランジン合成阻害作用により腎血流量が減少し、アミノグリコシド系抗生物質の腎排泄が減少するためと考えられる。
一酸化窒素
出血の危険性が増大するおそれがある。
本剤のプロスタグランジン合成阻害作用により、血小板凝集抑制が生じ、相互に作用を増強するためと考えられる。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 動脈管依存性の先天性心疾患(肺動脈閉鎖、ファロー四徴症、大動脈縮窄症等)のある患者[これらの患者では、十分な肺又は全身血流確保のために、動脈管の開存が必要であり、本剤による動脈管の閉鎖はこれらの症状を悪化させるおそれがある。]
- 2.2 重篤な腎機能障害のある患者[9.2.1 参照]
- 2.3 高度の黄疸のある患者[ビリルビンの血中濃度が上昇し、黄疸が悪化するおそれがある。]
- 2.4 消化管出血のある患者[プロスタグランジン合成阻害作用に基づくとされる胃粘膜防御能の低下により、消化管出血が悪化するおそれがある。]
- 2.5 壊死性腸炎又はその疑いのある患者[壊死性腸炎が悪化するおそれがある。]
- 2.6 頭蓋内出血のある患者[頭蓋内出血が悪化するおそれがある。]
- 2.7 血小板減少症の患者[血小板減少症が悪化するおそれがある。]
- 2.8 血液凝固障害のある患者[血小板凝集能を抑制するため、血液凝固障害が悪化するおそれがある。]
5. 効能又は効果に関連する注意
未熟性を伴う新生児に対して投与すること。
6. 用法及び用量
通常3回、イブプロフェンとして初回は10mg/kg、2回目及び3回目は5mg/kgを15分以上かけて24時間間隔で静脈内投与する。
7. 用法及び用量に関連する注意
- 7.1 投与時間の上限は1時間を目安とすること。
- 7.2 無尿又は著しい乏尿(尿量:0.6mL/h/kg未満)が明らかな場合は2回目又は3回目の投与を行わないこと。[8.3 参照],[11.1.1 参照]
- 7.3 初回又は2回目の投与後、動脈管の閉鎖が得られた場合は、再開通の可能性と副作用のリスクを慎重に検討した上で投与継続の要否を検討すること。
- 7.4 本剤を希釈して投与する場合は、日本薬局方ブドウ糖注射液(5又は10%)又は日本薬局方生理食塩液を用いること。
- 7.5 中心静脈栄養と同じ静脈ラインで投与する際は、中心静脈栄養を中断し、日本薬局方ブドウ糖注射液(5又は10%)又は日本薬局方生理食塩液を本剤の投与前後15分間かけて静脈内投与すること。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 本剤の使用にあたっては、最新の治療ガイドラインを参考にすること。
- 8.2 新生児医療及び未熟児動脈管開存症患者の管理に習熟した医師が使用するか、又はそれら医師の監督下で使用すること。
- 8.3 腎障害、尿量減少、重篤な無尿を起こすことがあるので、定期的に腎機能に関する検査を行うこと。[7.2 参照],[11.1.1 参照]
- 8.4 頭蓋内出血を起こすことがあるので、頭部超音波検査を行うなど観察を十分に行うこと。[11.1.5 参照]
- 8.5 他のプロスタグランジン合成阻害剤と同時に投与しないこと。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.2 腎機能障害患者
-
9.2.1 重篤な腎機能障害のある患者
投与しないこと。血管拡張性のプロスタグランジンによって腎血流が維持されている患者では、本剤のプロスタグランジン合成阻害作用により、腎機能障害が悪化するおそれがある。[2.2 参照]
10. 相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
利尿作用を減弱させるおそれがある。 |
本剤のプロスタグランジン合成阻害作用により、水・ナトリウムの体内貯留が生じるためと考えられる。 |
|
消化管出血の発現が高まるおそれがある。 |
プロスタグランジン合成阻害作用を増強するためと考えられる。 |
|
ジギタリス |
ジギタリスの作用を増強することがある。 |
本剤のプロスタグランジン合成阻害作用により腎血流量が減少し、ジギタリスの腎排泄が減少するためと考えられる。 |
出血の危険性が増大するおそれがある。 |
本剤のプロスタグランジン合成阻害作用により、血小板凝集抑制が生じ、相互に作用を増強するためと考えられる。 |
|
アミノグリコシド系抗生物質の作用を増強することがある。 |
本剤のプロスタグランジン合成阻害作用により腎血流量が減少し、アミノグリコシド系抗生物質の腎排泄が減少するためと考えられる。 |
|
一酸化窒素 |
出血の危険性が増大するおそれがある。 |
本剤のプロスタグランジン合成阻害作用により、血小板凝集抑制が生じ、相互に作用を増強するためと考えられる。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
11.2 その他の副作用
5%以上 |
5%未満 |
頻度不明 |
|
|---|---|---|---|
腎臓 |
腎機能障害、血中クレアチニン増加、血中尿素増加、尿量減少 |
乏尿、尿中血陽性 |
|
消化管 |
腹部膨満、胃食道逆流症、胃炎 |
||
血液 |
貧血、好中球減少、白血球減少 |
||
代謝異常 |
低ナトリウム血症、高ナトリウム血症、血中重炭酸塩減少、血中カルシウム減少 |
||
循環器 |
血圧上昇、低血圧、頻脈、心雑音 |
高血圧、徐脈 |
|
呼吸器 |
無呼吸 |
呼吸不全、呼吸窮迫、高炭酸ガス血症、低酸素症 |
気胸 |
感染症 |
敗血症 |
尿路感染症 |
|
肝臓 |
抱合ビリルビン増加、黄疸、高ビリルビン血症 |
胆汁うっ滞 |
|
その他 |
低血糖、代謝性アシドーシス |
CRP増加、高血糖、酸素飽和度低下、便潜血陽性、哺乳障害 |
甲状腺機能低下症、水頭症、全身性炎症反応症候群 |
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 動脈管依存性の先天性心疾患(肺動脈閉鎖、ファロー四徴症、大動脈縮窄症等)のある患者[これらの患者では、十分な肺又は全身血流確保のために、動脈管の開存が必要であり、本剤による動脈管の閉鎖はこれらの症状を悪化させるおそれがある。]
- 2.2 重篤な腎機能障害のある患者[9.2.1 参照]
- 2.3 高度の黄疸のある患者[ビリルビンの血中濃度が上昇し、黄疸が悪化するおそれがある。]
- 2.4 消化管出血のある患者[プロスタグランジン合成阻害作用に基づくとされる胃粘膜防御能の低下により、消化管出血が悪化するおそれがある。]
- 2.5 壊死性腸炎又はその疑いのある患者[壊死性腸炎が悪化するおそれがある。]
- 2.6 頭蓋内出血のある患者[頭蓋内出血が悪化するおそれがある。]
- 2.7 血小板減少症の患者[血小板減少症が悪化するおそれがある。]
- 2.8 血液凝固障害のある患者[血小板凝集能を抑制するため、血液凝固障害が悪化するおそれがある。]
5. 効能又は効果に関連する注意
未熟性を伴う新生児に対して投与すること。
6. 用法及び用量
通常3回、イブプロフェンとして初回は10mg/kg、2回目及び3回目は5mg/kgを15分以上かけて24時間間隔で静脈内投与する。
7. 用法及び用量に関連する注意
- 7.1 投与時間の上限は1時間を目安とすること。
- 7.2 無尿又は著しい乏尿(尿量:0.6mL/h/kg未満)が明らかな場合は2回目又は3回目の投与を行わないこと。[8.3 参照],[11.1.1 参照]
- 7.3 初回又は2回目の投与後、動脈管の閉鎖が得られた場合は、再開通の可能性と副作用のリスクを慎重に検討した上で投与継続の要否を検討すること。
- 7.4 本剤を希釈して投与する場合は、日本薬局方ブドウ糖注射液(5又は10%)又は日本薬局方生理食塩液を用いること。
- 7.5 中心静脈栄養と同じ静脈ラインで投与する際は、中心静脈栄養を中断し、日本薬局方ブドウ糖注射液(5又は10%)又は日本薬局方生理食塩液を本剤の投与前後15分間かけて静脈内投与すること。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 本剤の使用にあたっては、最新の治療ガイドラインを参考にすること。
- 8.2 新生児医療及び未熟児動脈管開存症患者の管理に習熟した医師が使用するか、又はそれら医師の監督下で使用すること。
- 8.3 腎障害、尿量減少、重篤な無尿を起こすことがあるので、定期的に腎機能に関する検査を行うこと。[7.2 参照],[11.1.1 参照]
- 8.4 頭蓋内出血を起こすことがあるので、頭部超音波検査を行うなど観察を十分に行うこと。[11.1.5 参照]
- 8.5 他のプロスタグランジン合成阻害剤と同時に投与しないこと。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.2 腎機能障害患者
-
9.2.1 重篤な腎機能障害のある患者
投与しないこと。血管拡張性のプロスタグランジンによって腎血流が維持されている患者では、本剤のプロスタグランジン合成阻害作用により、腎機能障害が悪化するおそれがある。[2.2 参照]
10. 相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
利尿作用を減弱させるおそれがある。 |
本剤のプロスタグランジン合成阻害作用により、水・ナトリウムの体内貯留が生じるためと考えられる。 |
|
消化管出血の発現が高まるおそれがある。 |
プロスタグランジン合成阻害作用を増強するためと考えられる。 |
|
ジギタリス |
ジギタリスの作用を増強することがある。 |
本剤のプロスタグランジン合成阻害作用により腎血流量が減少し、ジギタリスの腎排泄が減少するためと考えられる。 |
出血の危険性が増大するおそれがある。 |
本剤のプロスタグランジン合成阻害作用により、血小板凝集抑制が生じ、相互に作用を増強するためと考えられる。 |
|
アミノグリコシド系抗生物質の作用を増強することがある。 |
本剤のプロスタグランジン合成阻害作用により腎血流量が減少し、アミノグリコシド系抗生物質の腎排泄が減少するためと考えられる。 |
|
一酸化窒素 |
出血の危険性が増大するおそれがある。 |
本剤のプロスタグランジン合成阻害作用により、血小板凝集抑制が生じ、相互に作用を増強するためと考えられる。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
11.2 その他の副作用
5%以上 |
5%未満 |
頻度不明 |
|
|---|---|---|---|
腎臓 |
腎機能障害、血中クレアチニン増加、血中尿素増加、尿量減少 |
乏尿、尿中血陽性 |
|
消化管 |
腹部膨満、胃食道逆流症、胃炎 |
||
血液 |
貧血、好中球減少、白血球減少 |
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代謝異常 |
低ナトリウム血症、高ナトリウム血症、血中重炭酸塩減少、血中カルシウム減少 |
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循環器 |
血圧上昇、低血圧、頻脈、心雑音 |
高血圧、徐脈 |
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呼吸器 |
無呼吸 |
呼吸不全、呼吸窮迫、高炭酸ガス血症、低酸素症 |
気胸 |
感染症 |
敗血症 |
尿路感染症 |
|
肝臓 |
抱合ビリルビン増加、黄疸、高ビリルビン血症 |
胆汁うっ滞 |
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その他 |
低血糖、代謝性アシドーシス |
CRP増加、高血糖、酸素飽和度低下、便潜血陽性、哺乳障害 |
甲状腺機能低下症、水頭症、全身性炎症反応症候群 |