薬効分類名チロシン水酸化酵素阻害剤

一般的名称メチロシン

デムサーカプセル250mg

DEMSER Capsules

製造販売/小野薬品工業株式会社

第2版
禁忌相互作用腎機能障害患者生殖能を有する者妊婦授乳婦小児等高齢者

重大な副作用

頻度
副作用
12.5%
81.3%
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明

その他の副作用

部位
頻度
副作用
血液系
10%未満
心臓・血管
10%未満
心臓・血管
10%未満
胃腸・消化器系
10%以上
胃腸・消化器系
頻度不明
全身・局所・適用部位
10%未満
全身・局所・適用部位
頻度不明
内分泌・代謝系
10%未満
脳・神経
10%未満
脳・神経
頻度不明
肺・呼吸
頻度不明
皮膚
頻度不明
その他
頻度不明
その他
10%以上
その他
頻度不明

併用注意

薬剤名等

降圧剤

臨床症状・措置方法

血圧低下を起こすおそれがあるので、減量するなど注意すること。

機序・危険因子

相互に降圧作用を増強することがある。

薬剤名等

アルコール
(飲酒)

臨床症状・措置方法

鎮静作用を増強するおそれがある。

機序・危険因子

相互に中枢神経抑制作用を増強するおそれがある。

薬剤名等

中枢神経系抑制剤
(睡眠剤、麻酔剤、鎮静剤等)

臨床症状・措置方法

鎮静作用を増強するおそれがある。

機序・危険因子

相互に中枢神経抑制作用を増強するおそれがある。

薬剤名等

フェノチアジン系抗精神病薬

  • クロルプロマジン、レボメプロマジン、ペルフェナジン、フルフェナジン、プロクロルペラジン、プロペリシアジン

ハロペリドール

臨床症状・措置方法

錐体外路障害を増強するおそれがある。

機序・危険因子

相互に錐体外路障害を増強するおそれがある。

詳細情報

正確な情報は PMDA で必ず確認して下さい

注意以下の情報は参考資料としてご活用下さい

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  2. 2.2 重度腎機能障害(eGFR<30mL/分)のある患者[9.2.1 参照]

3. 組成・性状

3.1 組成

デムサーカプセル250mg

有効成分 1カプセル中
メチロシン   250mg
添加剤 ヒドロキシプロピルセルロース、軽質無水ケイ酸、ステアリン酸マグネシウム
カプセルにゼラチン、青色2号、酸化チタンを含有する。

3.2 製剤の性状

デムサーカプセル250mg

剤形 硬カプセル剤
外形                                        
大きさ 長径 約21.1mm
短径 約7.5mm
号数 0
質量 約357mg
識別コード                                
色調 頭部 青色不透明
胴部 淡青色不透明

4. 効能又は効果

褐色細胞腫のカテコールアミン分泌過剰状態の改善

5. 効能又は効果に関連する注意

本剤は、以下のいずれも満たす場合に使用すること。

  • 既存の交感神経受容体遮断薬による治療では十分な治療効果が得られていない。
  • 外科手術前の処置、外科手術が適応とならない患者の管理、悪性褐色細胞腫患者の慢性的治療を目的とする。

6. 用法及び用量

通常、成人及び12歳以上の小児にはメチロシンとして1日500mgから経口投与を開始する。
効果不十分な場合は、経過を十分に観察しながら3日間以上の間隔をおいて1日250mg又は500mgずつ漸増し、患者の尿中カテコールアミン量及び症状の十分な観察のもと、適宜増減する。
ただし、1日最高用量は4,000mg、1回最高用量は1,000mg、投与間隔は4時間以上とし、1日500mgは1日2回、1日750mgは1日3回、1日1,000mg以上は1日4回に分割する。

7. 用法及び用量に関連する注意

  1. 7.1 本剤は原則として交感神経受容体遮断薬と併用して使用すること。[17.1.1 参照]
  2. 7.2 本剤の開始時及び用量調節時にカテコールアミンの指標である尿中のメタネフリン量、ノルメタネフリン量を測定し、投与開始前の測定値から50%以上減少する投与量を目安として維持用量を決定する。なお、維持用量は、尿中のアドレナリン、ノルアドレナリン、バニリルマンデル酸の測定値、血圧、患者の自覚症状等も参考に、総合的に判断して決定すること。また、本剤の開始時及び用量調節時は特に慎重に患者の状態を観察し、副作用の発現等に注意すること。[8.1 参照]
  3. 7.3 尿中のメタネフリン量、ノルメタネフリン量は、適切に採取された24時間蓄尿検体を用いる等、精度の高い評価方法により測定すること。[17.1.1 参照]
  4. 7.4 本剤は主に腎臓で排泄されるため、中等度腎機能障害(eGFR≧30mL/分、<60mL/分)のある患者では、3日間以上の間隔をおいて1日250mgずつ慎重に漸増すること。[8.6 参照],[9.2.2 参照],[16.6.1 参照]
  5. 7.5 患者の年齢、腎機能、心機能等から、本剤による副作用の発現リスクが高いと考えられる場合は、1日500mgより低用量からの投与開始を考慮し、慎重に投与すること。[9.2 参照],[9.8 参照]
  6. 7.6 4日間以上休薬した後、投与を再開する場合には、「用法及び用量」の項に従って1日500mg以下から開始し、休薬前の本剤の投与量も考慮したうえで、段階的に増量すること。
  7. 7.7 国内臨床試験では日本人に1日2,500mgを超えて使用した経験はない。[17.1.1 参照]

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 本剤はカテコールアミンの低下作用を有するため、血圧低下があらわれることがある。本剤投与中は用量調節時等、定期的に尿中カテコールアミン量を測定するとともに血圧測定を行うこと。また、血圧低下のおそれがある場合には、交感神経受容体遮断薬、その他の降圧剤又は本剤の減量等の処置を考慮すること。[7.2 参照]
  2. 8.2 鎮静、傾眠、錐体外路障害等があらわれることがあるので、本剤投与中は自動車の運転等の危険を伴う機械の操作に従事しないよう指導すること。[11.1.1 参照],[11.1.3 参照]
  3. 8.3 本剤を成分とする結晶尿があらわれることがあるので、1日1Lを目安に積極的な水分摂取を行うよう患者に指導し、定期的に尿検査を実施すること。本剤の1日量が2,000mgを超える場合は1日の排尿量が2L以上になるよう患者に指導すること。本剤による結晶尿があらわれた場合には、水分摂取量をさらに増やすこと。[11.1.5 参照]
  4. 8.4 褐色細胞腫の手術前における本剤の臨床試験での使用経験は限られており、緊急手術前の使用経験がない。本剤を投与しても手術操作に伴う高血圧クリーゼ又は不整脈があらわれることがあるため、注意すること。
  5. 8.5 本剤の投与中止後に睡眠障害(不眠症、過覚醒、活力増進、精神運動亢進)があらわれることがあるので、これらの症状の発現に注意すること。
  6. 8.6 本剤の長期使用が必要な患者では、定期的に臨床検査(尿検査、血液検査、肝機能検査及び腎機能検査等)を実施すること。特に、腎機能障害のある患者では血中濃度が上昇するおそれがあるので、腎機能を定期的に検査することが望ましい。[7.4 参照],[9.2 参照],[16.6.1 参照]

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.2 腎機能障害患者

本剤は主に腎臓で排泄されるため、血中濃度が上昇するおそれがある。[7.5 参照],[8.6 参照]

  1. 9.2.1 重度の腎機能障害患者(eGFR<30mL/分)

    投与しないこと。使用経験がなく、本剤の血中濃度が著しく上昇するおそれがある。[2.2 参照]

  2. 9.2.2 中等度の腎機能障害患者(eGFR≧30mL/分、<60mL/分)

                  [7.4 参照],[16.6.1 参照]

9.4 生殖能を有する者

**妊娠する可能性のある女性には、以下の内容を説明すること。[9.5 参照]

  • **本剤投与中及び投与終了3日後まで避妊する必要性及び適切な避妊法。
  • **妊娠を計画する場合には、医師に相談すること。

9.5 妊婦

**妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
本剤を用いた生殖発生毒性試験は実施されていないが、作用機序から胎児に影響を及ぼす可能性がある。[9.4 参照]

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

9.7 小児等

低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は12歳未満の小児を対象とした臨床試験は実施していない。

9.8 高齢者

患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。[7.5 参照]

10. 相互作用

    10.2 併用注意(併用に注意すること)

    薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

    降圧剤

    血圧低下を起こすおそれがあるので、減量するなど注意すること。

    相互に降圧作用を増強することがある。

    アルコール
    (飲酒)

    鎮静作用を増強するおそれがある。

    相互に中枢神経抑制作用を増強するおそれがある。

    中枢神経系抑制剤
    (睡眠剤、麻酔剤、鎮静剤等)

    鎮静作用を増強するおそれがある。

    相互に中枢神経抑制作用を増強するおそれがある。

    フェノチアジン系抗精神病薬

    • クロルプロマジン、レボメプロマジン、ペルフェナジン、フルフェナジン、プロクロルペラジン、プロペリシアジン

    ハロペリドール

    錐体外路障害を増強するおそれがある。

    相互に錐体外路障害を増強するおそれがある。

    11. 副作用

    次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

    11.1 重大な副作用

    1. 11.1.1 鎮静(12.5%)、傾眠(81.3%)

                      [8.2 参照]               

    2. 11.1.2 精神障害

      不安、不眠症、うつ病(いずれも6.3%)、幻覚、失見当識、錯乱状態(いずれも頻度不明)等の精神障害があらわれることがある。

    3. 11.1.3 錐体外路障害

      流涎、会話障害、開口障害、パーキンソニズム(いずれも頻度不明)、振戦、運動緩慢、表情減少(いずれも6.3%)等の錐体外路障害があらわれることがある。[8.2 参照]

    4. 11.1.4 下痢、軟便

      下痢、軟便(いずれも6.3%)があらわれることがあり重症化する可能性がある。

    5. 11.1.5 結晶尿

      本剤を成分とする結晶尿があらわれ、排尿障害、血尿(いずれも頻度不明)の症状があらわれることがある。結晶尿があらわれた場合には、十分な水分摂取を指示するとともに、本剤の減量、休薬又は投与中止等を考慮すること。[8.3 参照]

    11.2 その他の副作用

    10%以上

    10%未満

    頻度不明

    血液及び
    リンパ系障害

    貧血

    好酸球増加症、血小板減少症、血小板増加症

    心臓障害

    徐脈

    胃腸障害

    嘔吐

    悪心、腹痛、唾液欠乏、口内乾燥

    全身障害

    発熱

    末梢性浮腫

    代謝及び
    栄養障害

    食欲減退、アシドーシス、低カリウム血症

    神経系障害

    体位性めまい、浮動性めまい

    過覚醒、頭痛

    呼吸器、胸郭及び縦隔障害

    鼻閉、咽頭浮腫

    皮膚及び
    皮下組織障害

    蕁麻疹

    血管障害

    高血圧クリーゼ、起立性低血圧

    その他

    乳房腫脹、乳汁漏出症、勃起不全、射精不能

    臨床検査

    体重増加

    血中CK増加、血中コレステロール増加、血中トリグリセリド増加、尿中蛋白陽性、血圧低下

    AST増加

    12. 臨床検査結果に及ぼす影響

    1. 12.1 本剤のカテコールアミン合成阻害作用による代謝経路の変化により、血漿中のドーパミンはほとんど変化しないが、尿中のドーパミンの高値が認められることがある1)
    2. 12.2 本剤の代謝物の影響により尿中のアドレナリン及びノルアドレナリンの偽高値が認められることがある2) ,3)

    15. その他の注意

    15.2 非臨床試験に基づく情報

    本剤のがん原性試験は実施されていない。

    2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

    1. 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
    2. 2.2 重度腎機能障害(eGFR<30mL/分)のある患者[9.2.1 参照]

    3. 組成・性状

    3.1 組成

    デムサーカプセル250mg

    有効成分 1カプセル中
    メチロシン   250mg
    添加剤 ヒドロキシプロピルセルロース、軽質無水ケイ酸、ステアリン酸マグネシウム
    カプセルにゼラチン、青色2号、酸化チタンを含有する。

    3.2 製剤の性状

    デムサーカプセル250mg

    剤形 硬カプセル剤
    外形                                        
    大きさ 長径 約21.1mm
    短径 約7.5mm
    号数 0
    質量 約357mg
    識別コード                                
    色調 頭部 青色不透明
    胴部 淡青色不透明

    4. 効能又は効果

    褐色細胞腫のカテコールアミン分泌過剰状態の改善

    5. 効能又は効果に関連する注意

    本剤は、以下のいずれも満たす場合に使用すること。

    • 既存の交感神経受容体遮断薬による治療では十分な治療効果が得られていない。
    • 外科手術前の処置、外科手術が適応とならない患者の管理、悪性褐色細胞腫患者の慢性的治療を目的とする。

    6. 用法及び用量

    通常、成人及び12歳以上の小児にはメチロシンとして1日500mgから経口投与を開始する。
    効果不十分な場合は、経過を十分に観察しながら3日間以上の間隔をおいて1日250mg又は500mgずつ漸増し、患者の尿中カテコールアミン量及び症状の十分な観察のもと、適宜増減する。
    ただし、1日最高用量は4,000mg、1回最高用量は1,000mg、投与間隔は4時間以上とし、1日500mgは1日2回、1日750mgは1日3回、1日1,000mg以上は1日4回に分割する。

    7. 用法及び用量に関連する注意

    1. 7.1 本剤は原則として交感神経受容体遮断薬と併用して使用すること。[17.1.1 参照]
    2. 7.2 本剤の開始時及び用量調節時にカテコールアミンの指標である尿中のメタネフリン量、ノルメタネフリン量を測定し、投与開始前の測定値から50%以上減少する投与量を目安として維持用量を決定する。なお、維持用量は、尿中のアドレナリン、ノルアドレナリン、バニリルマンデル酸の測定値、血圧、患者の自覚症状等も参考に、総合的に判断して決定すること。また、本剤の開始時及び用量調節時は特に慎重に患者の状態を観察し、副作用の発現等に注意すること。[8.1 参照]
    3. 7.3 尿中のメタネフリン量、ノルメタネフリン量は、適切に採取された24時間蓄尿検体を用いる等、精度の高い評価方法により測定すること。[17.1.1 参照]
    4. 7.4 本剤は主に腎臓で排泄されるため、中等度腎機能障害(eGFR≧30mL/分、<60mL/分)のある患者では、3日間以上の間隔をおいて1日250mgずつ慎重に漸増すること。[8.6 参照],[9.2.2 参照],[16.6.1 参照]
    5. 7.5 患者の年齢、腎機能、心機能等から、本剤による副作用の発現リスクが高いと考えられる場合は、1日500mgより低用量からの投与開始を考慮し、慎重に投与すること。[9.2 参照],[9.8 参照]
    6. 7.6 4日間以上休薬した後、投与を再開する場合には、「用法及び用量」の項に従って1日500mg以下から開始し、休薬前の本剤の投与量も考慮したうえで、段階的に増量すること。
    7. 7.7 国内臨床試験では日本人に1日2,500mgを超えて使用した経験はない。[17.1.1 参照]

    8. 重要な基本的注意

    1. 8.1 本剤はカテコールアミンの低下作用を有するため、血圧低下があらわれることがある。本剤投与中は用量調節時等、定期的に尿中カテコールアミン量を測定するとともに血圧測定を行うこと。また、血圧低下のおそれがある場合には、交感神経受容体遮断薬、その他の降圧剤又は本剤の減量等の処置を考慮すること。[7.2 参照]
    2. 8.2 鎮静、傾眠、錐体外路障害等があらわれることがあるので、本剤投与中は自動車の運転等の危険を伴う機械の操作に従事しないよう指導すること。[11.1.1 参照],[11.1.3 参照]
    3. 8.3 本剤を成分とする結晶尿があらわれることがあるので、1日1Lを目安に積極的な水分摂取を行うよう患者に指導し、定期的に尿検査を実施すること。本剤の1日量が2,000mgを超える場合は1日の排尿量が2L以上になるよう患者に指導すること。本剤による結晶尿があらわれた場合には、水分摂取量をさらに増やすこと。[11.1.5 参照]
    4. 8.4 褐色細胞腫の手術前における本剤の臨床試験での使用経験は限られており、緊急手術前の使用経験がない。本剤を投与しても手術操作に伴う高血圧クリーゼ又は不整脈があらわれることがあるため、注意すること。
    5. 8.5 本剤の投与中止後に睡眠障害(不眠症、過覚醒、活力増進、精神運動亢進)があらわれることがあるので、これらの症状の発現に注意すること。
    6. 8.6 本剤の長期使用が必要な患者では、定期的に臨床検査(尿検査、血液検査、肝機能検査及び腎機能検査等)を実施すること。特に、腎機能障害のある患者では血中濃度が上昇するおそれがあるので、腎機能を定期的に検査することが望ましい。[7.4 参照],[9.2 参照],[16.6.1 参照]

    9. 特定の背景を有する患者に関する注意

    9.2 腎機能障害患者

    本剤は主に腎臓で排泄されるため、血中濃度が上昇するおそれがある。[7.5 参照],[8.6 参照]

    1. 9.2.1 重度の腎機能障害患者(eGFR<30mL/分)

      投与しないこと。使用経験がなく、本剤の血中濃度が著しく上昇するおそれがある。[2.2 参照]

    2. 9.2.2 中等度の腎機能障害患者(eGFR≧30mL/分、<60mL/分)

                    [7.4 参照],[16.6.1 参照]

    9.4 生殖能を有する者

    **妊娠する可能性のある女性には、以下の内容を説明すること。[9.5 参照]

    • **本剤投与中及び投与終了3日後まで避妊する必要性及び適切な避妊法。
    • **妊娠を計画する場合には、医師に相談すること。

    9.5 妊婦

    **妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
    本剤を用いた生殖発生毒性試験は実施されていないが、作用機序から胎児に影響を及ぼす可能性がある。[9.4 参照]

    9.6 授乳婦

    治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

    9.7 小児等

    低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は12歳未満の小児を対象とした臨床試験は実施していない。

    9.8 高齢者

    患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下している。[7.5 参照]

    10. 相互作用

      10.2 併用注意(併用に注意すること)

      薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

      降圧剤

      血圧低下を起こすおそれがあるので、減量するなど注意すること。

      相互に降圧作用を増強することがある。

      アルコール
      (飲酒)

      鎮静作用を増強するおそれがある。

      相互に中枢神経抑制作用を増強するおそれがある。

      中枢神経系抑制剤
      (睡眠剤、麻酔剤、鎮静剤等)

      鎮静作用を増強するおそれがある。

      相互に中枢神経抑制作用を増強するおそれがある。

      フェノチアジン系抗精神病薬

      • クロルプロマジン、レボメプロマジン、ペルフェナジン、フルフェナジン、プロクロルペラジン、プロペリシアジン

      ハロペリドール

      錐体外路障害を増強するおそれがある。

      相互に錐体外路障害を増強するおそれがある。

      11. 副作用

      次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

      11.1 重大な副作用

      1. 11.1.1 鎮静(12.5%)、傾眠(81.3%)

                        [8.2 参照]               

      2. 11.1.2 精神障害

        不安、不眠症、うつ病(いずれも6.3%)、幻覚、失見当識、錯乱状態(いずれも頻度不明)等の精神障害があらわれることがある。

      3. 11.1.3 錐体外路障害

        流涎、会話障害、開口障害、パーキンソニズム(いずれも頻度不明)、振戦、運動緩慢、表情減少(いずれも6.3%)等の錐体外路障害があらわれることがある。[8.2 参照]

      4. 11.1.4 下痢、軟便

        下痢、軟便(いずれも6.3%)があらわれることがあり重症化する可能性がある。

      5. 11.1.5 結晶尿

        本剤を成分とする結晶尿があらわれ、排尿障害、血尿(いずれも頻度不明)の症状があらわれることがある。結晶尿があらわれた場合には、十分な水分摂取を指示するとともに、本剤の減量、休薬又は投与中止等を考慮すること。[8.3 参照]

      11.2 その他の副作用

      10%以上

      10%未満

      頻度不明

      血液及び
      リンパ系障害

      貧血

      好酸球増加症、血小板減少症、血小板増加症

      心臓障害

      徐脈

      胃腸障害

      嘔吐

      悪心、腹痛、唾液欠乏、口内乾燥

      全身障害

      発熱

      末梢性浮腫

      代謝及び
      栄養障害

      食欲減退、アシドーシス、低カリウム血症

      神経系障害

      体位性めまい、浮動性めまい

      過覚醒、頭痛

      呼吸器、胸郭及び縦隔障害

      鼻閉、咽頭浮腫

      皮膚及び
      皮下組織障害

      蕁麻疹

      血管障害

      高血圧クリーゼ、起立性低血圧

      その他

      乳房腫脹、乳汁漏出症、勃起不全、射精不能

      臨床検査

      体重増加

      血中CK増加、血中コレステロール増加、血中トリグリセリド増加、尿中蛋白陽性、血圧低下

      AST増加

      12. 臨床検査結果に及ぼす影響

      1. 12.1 本剤のカテコールアミン合成阻害作用による代謝経路の変化により、血漿中のドーパミンはほとんど変化しないが、尿中のドーパミンの高値が認められることがある1)
      2. 12.2 本剤の代謝物の影響により尿中のアドレナリン及びノルアドレナリンの偽高値が認められることがある2) ,3)

      15. その他の注意

      15.2 非臨床試験に基づく情報

      本剤のがん原性試験は実施されていない。

      その他詳細情報

      日本標準商品分類番号
      87219
      ブランドコード
      2190038M1024
      承認番号
      23100AMX00008000
      販売開始年月
      2019-02
      貯法
      室温保存
      有効期間
      5年
      規制区分
      2, 12

      重要な注意事項

      • この情報は医療専門家による診断や治療の代替にはなりません。副作用に関する懸念がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
      • 副作用の発生頻度や重篤度は個人差があります。ここで提供される情報は一般的なものであり、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。
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