薬効分類名エンドセリン受容体拮抗薬
一般的名称マシテンタン
オプスミット錠10mg
おぷすみっとじょう10mg
Opsumit 10 mg film-coated tablets
製造販売元(輸入)/ヤンセンファーマ株式会社、販売提携先/日本新薬株式会社
重大な副作用
その他の副作用
併用注意
本剤の血中濃度が上昇し、本剤の副作用が発現しやすくなるおそれがある。
強いCYP3A4阻害作用により、本剤の曝露量を増加させる。
本剤の血中濃度が上昇し、本剤の副作用が発現しやすくなるおそれがある。
CYP3A4阻害作用及びCYP2C9阻害作用により、本剤の曝露量を増加させる可能性がある。
CYP3A4誘導剤
- エファビレンツ、モダフィニル、ルフィナミド等
本剤の血中濃度が低下し、本剤の効果が減弱するおそれがある。
CYP3A4誘導作用により、本剤の曝露量を減少させる。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[9.4 参照],[9.5 参照]
- 2.2 重度の肝障害のある患者[9.3.1 参照],[16.6.2 参照]
- 2.3 強いCYP3A4誘導剤(リファンピシン、セイヨウオトギリソウ含有食品、カルバマゼピン、フェニトイン、フェノバルビタール、リファブチン)を投与中の患者[10.1 参照],[16.7.5 参照]
- 2.4 本剤及び本剤の成分に過敏症の既往歴のある患者
4. 効能又は効果
肺動脈性肺高血圧症
6. 用法及び用量
**成人
通常、成人には、マシテンタンとして10mgを1日1回経口投与する。
小児
通常、体重50kg以上の小児には、マシテンタンとして10mgを1日1回経口投与する。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 他のエンドセリン受容体拮抗薬において肝酵素値上昇が認められているため、肝機能検査を必ず投与開始前に行い、投与中は、必要に応じて肝機能検査を定期的に実施すること。本剤投与中に臨床的に顕著にAST、ALT値が上昇した場合、これら肝酵素値上昇に伴いビリルビン値が基準値上限の2倍を超える場合、又はこれら肝酵素値上昇に伴い黄疸などの肝障害の徴候を伴う場合には、本剤の投与を中止すること。[9.3.2 参照]
- 8.2 ヘモグロビン減少が起こる可能性があるため、本剤の投与開始前及び投与中は必要に応じてヘモグロビン濃度を定期的に測定することが望ましい。[9.1.1 参照],[11.1.1 参照]
- 8.3 本剤の投与により肺水腫の徴候がみられた場合は肺静脈閉塞性疾患の可能性を考慮すること。肺静脈閉塞性疾患が疑われた場合には、本剤の投与を中止すること。[9.1.3 参照]
- 8.4 本剤は血管拡張作用を有するため、本剤の投与に際しては、血管拡張作用により患者が有害な影響を受ける可能性がある状態(降圧剤投与中、安静時低血圧、血液量減少、重度の左室流出路閉塞、自律神経機能障害等)にあるのかを十分検討すること。[9.1.2 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
- 9.1.1 重度の貧血のある患者
- 9.1.2 低血圧の患者
-
9.1.3 肺静脈閉塞性疾患患者
本剤を投与しないことが望ましい。血管拡張薬を使用した場合に肺水腫の発現が報告されている。[8.3 参照]
9.2 腎機能障害患者
-
9.2.1 透析中の患者
臨床試験では除外されている。
-
9.2.2 重度の腎障害のある患者
血圧及びヘモグロビンの測定を考慮すること。低血圧及び貧血が起こる可能性がある。[16.6.3 参照]
9.3 肝機能障害患者
-
9.3.1 **重度の肝障害のある患者
投与しないこと。類薬において重篤な肝障害の報告がある。成人を対象とした国内第Ⅱ/Ⅲ相臨床試験及び海外第Ⅲ相臨床試験、小児を対象とした国内第Ⅲ相臨床試験及び海外第Ⅲ相臨床試験では除外されている。[2.2 参照],[16.6.2 参照]
-
9.3.2 **投与開始前の肝酵素(AST、ALT)値のいずれか又は両方が基準値上限の3倍を超える患者
成人を対象とした国内第Ⅱ/Ⅲ相臨床試験及び海外第Ⅲ相臨床試験、小児を対象とした国内第Ⅲ相臨床試験及び海外第Ⅲ相臨床試験では除外されている。[8.1 参照],[16.6.2 参照]
9.4 生殖能を有する者
9.5 妊婦
9.6 授乳婦
本剤投与中は授乳しないことが望ましい。動物実験(ラット)では、本剤は乳汁中に移行することが確認されている。また、母動物(ラット)に妊娠17日から分娩後20日まで経口投与した結果、出生児の体重の低値及び死亡の増加が認められている。
9.7 小児等
9.8 高齢者
一般に生理機能が低下していることが多い。
10. 相互作用
- 本剤は主にCYP3A4及びCYP2C9により代謝される。[16.4 参照]
10.1 併用禁忌(併用しないこと)
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
本剤の血中濃度が上昇し、本剤の副作用が発現しやすくなるおそれがある。 |
強いCYP3A4阻害作用により、本剤の曝露量を増加させる。 |
|
本剤の血中濃度が上昇し、本剤の副作用が発現しやすくなるおそれがある。 |
CYP3A4阻害作用及びCYP2C9阻害作用により、本剤の曝露量を増加させる可能性がある。 |
|
本剤の血中濃度が低下し、本剤の効果が減弱するおそれがある。 |
CYP3A4誘導作用により、本剤の曝露量を減少させる。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 **貧血(3.9%)
貧血、ヘモグロビン減少が起こる可能性がある。[8.2 参照],[9.1.1 参照]
11.2 その他の副作用
5%以上 |
0.5%以上5%未満 |
頻度不明 |
|
|---|---|---|---|
**感染症及び寄生虫症 |
上気道感染注)、鼻炎注)、胃腸炎注) |
||
血液及びリンパ系障害 |
血小板減少 |
||
免疫系障害 |
過敏症(皮疹、蕁麻疹、血管浮腫) |
||
神経系障害 |
頭痛 |
片頭痛、浮動性めまい |
|
血管障害 |
潮紅、低血圧 |
||
呼吸器、胸郭及び縦隔障害 |
鼻閉、呼吸困難 |
||
胃腸障害 |
悪心/嘔吐、腹痛、下痢 |
||
皮膚及び皮下組織障害 |
そう痒症/発疹 |
||
*生殖系および乳房障害 |
子宮出血増加(月経中間期出血、重度月経出血、不規則月経等) |
||
一般・全身障害 |
浮腫、末梢性浮腫、顔面浮腫、胸痛 |
||
臨床検査 |
肝機能検査異常、ALT増加、AST増加、ヘマトクリット減少、ヘモグロビン減少 |
白血球数減少 |
15. その他の注意
15.1 臨床使用に基づく情報
-
15.1.1 **成人を対象とした海外臨床試験において、月経障害、卵巣嚢胞、白血球減少症及び白血球減少に関する有害事象がプラセボ群では1.1%(2/184例)、0.0%(0/184例)、1.6%(4/249例)及び0.0%(0/249例)であったのに対し、マシテンタン10mg投与では5.1%(10/194例)、1.5%(3/194例)、2.5%(6/242例)及び0.8%(2/242例)であり、プラセボに比べ、マシテンタンで多く報告された。
小児を対象とした海外臨床試験に参加した2歳以上の被験者において、月経障害及び白血球数低値に関する有害事象が標準治療群では2.6%(1/38例)及び2.9%(2/69例)であったのに対し、マシテンタン群では18.4%(9/49例)及び9.7%(7/72例)であり、標準治療群に比べ、マシテンタン群で多く報告された。同試験に参加し、マシテンタンを投与した2歳未満の被験者において白血球数低値が11.1%(1/9例)に認められた。また、小児を対象とした国内臨床試験において、マシテンタンを投与した症例で白血球数低値が14.3%(1/7例)に認められた。 - 15.1.2 関連性は明確ではないが本剤投与後に精子数減少をみとめた症例が報告されており、本剤はヒトの精子形成に影響を及ぼすおそれがある。なお、他のエンドセリン受容体拮抗薬を服用した患者においても精子数減少が報告されている。
15.2 非臨床試験に基づく情報
ラット及びイヌの反復投与毒性試験において、精細管萎縮又は拡張が認められた。ラットの反復投与毒性試験において、可逆的な異常精子の割合の増加が認められた。イヌの反復投与毒性試験において、精子形成の低下が認められた。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[9.4 参照],[9.5 参照]
- 2.2 重度の肝障害のある患者[9.3.1 参照],[16.6.2 参照]
- 2.3 強いCYP3A4誘導剤(リファンピシン、セイヨウオトギリソウ含有食品、カルバマゼピン、フェニトイン、フェノバルビタール、リファブチン)を投与中の患者[10.1 参照],[16.7.5 参照]
- 2.4 本剤及び本剤の成分に過敏症の既往歴のある患者
4. 効能又は効果
肺動脈性肺高血圧症
6. 用法及び用量
**成人
通常、成人には、マシテンタンとして10mgを1日1回経口投与する。
小児
通常、体重50kg以上の小児には、マシテンタンとして10mgを1日1回経口投与する。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 他のエンドセリン受容体拮抗薬において肝酵素値上昇が認められているため、肝機能検査を必ず投与開始前に行い、投与中は、必要に応じて肝機能検査を定期的に実施すること。本剤投与中に臨床的に顕著にAST、ALT値が上昇した場合、これら肝酵素値上昇に伴いビリルビン値が基準値上限の2倍を超える場合、又はこれら肝酵素値上昇に伴い黄疸などの肝障害の徴候を伴う場合には、本剤の投与を中止すること。[9.3.2 参照]
- 8.2 ヘモグロビン減少が起こる可能性があるため、本剤の投与開始前及び投与中は必要に応じてヘモグロビン濃度を定期的に測定することが望ましい。[9.1.1 参照],[11.1.1 参照]
- 8.3 本剤の投与により肺水腫の徴候がみられた場合は肺静脈閉塞性疾患の可能性を考慮すること。肺静脈閉塞性疾患が疑われた場合には、本剤の投与を中止すること。[9.1.3 参照]
- 8.4 本剤は血管拡張作用を有するため、本剤の投与に際しては、血管拡張作用により患者が有害な影響を受ける可能性がある状態(降圧剤投与中、安静時低血圧、血液量減少、重度の左室流出路閉塞、自律神経機能障害等)にあるのかを十分検討すること。[9.1.2 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
- 9.1.1 重度の貧血のある患者
- 9.1.2 低血圧の患者
-
9.1.3 肺静脈閉塞性疾患患者
本剤を投与しないことが望ましい。血管拡張薬を使用した場合に肺水腫の発現が報告されている。[8.3 参照]
9.2 腎機能障害患者
-
9.2.1 透析中の患者
臨床試験では除外されている。
-
9.2.2 重度の腎障害のある患者
血圧及びヘモグロビンの測定を考慮すること。低血圧及び貧血が起こる可能性がある。[16.6.3 参照]
9.3 肝機能障害患者
-
9.3.1 **重度の肝障害のある患者
投与しないこと。類薬において重篤な肝障害の報告がある。成人を対象とした国内第Ⅱ/Ⅲ相臨床試験及び海外第Ⅲ相臨床試験、小児を対象とした国内第Ⅲ相臨床試験及び海外第Ⅲ相臨床試験では除外されている。[2.2 参照],[16.6.2 参照]
-
9.3.2 **投与開始前の肝酵素(AST、ALT)値のいずれか又は両方が基準値上限の3倍を超える患者
成人を対象とした国内第Ⅱ/Ⅲ相臨床試験及び海外第Ⅲ相臨床試験、小児を対象とした国内第Ⅲ相臨床試験及び海外第Ⅲ相臨床試験では除外されている。[8.1 参照],[16.6.2 参照]
9.4 生殖能を有する者
9.5 妊婦
9.6 授乳婦
本剤投与中は授乳しないことが望ましい。動物実験(ラット)では、本剤は乳汁中に移行することが確認されている。また、母動物(ラット)に妊娠17日から分娩後20日まで経口投与した結果、出生児の体重の低値及び死亡の増加が認められている。
9.7 小児等
9.8 高齢者
一般に生理機能が低下していることが多い。
10. 相互作用
- 本剤は主にCYP3A4及びCYP2C9により代謝される。[16.4 参照]
10.1 併用禁忌(併用しないこと)
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
本剤の血中濃度が上昇し、本剤の副作用が発現しやすくなるおそれがある。 |
強いCYP3A4阻害作用により、本剤の曝露量を増加させる。 |
|
本剤の血中濃度が上昇し、本剤の副作用が発現しやすくなるおそれがある。 |
CYP3A4阻害作用及びCYP2C9阻害作用により、本剤の曝露量を増加させる可能性がある。 |
|
本剤の血中濃度が低下し、本剤の効果が減弱するおそれがある。 |
CYP3A4誘導作用により、本剤の曝露量を減少させる。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 **貧血(3.9%)
貧血、ヘモグロビン減少が起こる可能性がある。[8.2 参照],[9.1.1 参照]
11.2 その他の副作用
5%以上 |
0.5%以上5%未満 |
頻度不明 |
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|---|---|---|---|
**感染症及び寄生虫症 |
上気道感染注)、鼻炎注)、胃腸炎注) |
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血液及びリンパ系障害 |
血小板減少 |
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免疫系障害 |
過敏症(皮疹、蕁麻疹、血管浮腫) |
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神経系障害 |
頭痛 |
片頭痛、浮動性めまい |
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血管障害 |
潮紅、低血圧 |
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呼吸器、胸郭及び縦隔障害 |
鼻閉、呼吸困難 |
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胃腸障害 |
悪心/嘔吐、腹痛、下痢 |
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皮膚及び皮下組織障害 |
そう痒症/発疹 |
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*生殖系および乳房障害 |
子宮出血増加(月経中間期出血、重度月経出血、不規則月経等) |
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一般・全身障害 |
浮腫、末梢性浮腫、顔面浮腫、胸痛 |
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臨床検査 |
肝機能検査異常、ALT増加、AST増加、ヘマトクリット減少、ヘモグロビン減少 |
白血球数減少 |
15. その他の注意
15.1 臨床使用に基づく情報
-
15.1.1 **成人を対象とした海外臨床試験において、月経障害、卵巣嚢胞、白血球減少症及び白血球減少に関する有害事象がプラセボ群では1.1%(2/184例)、0.0%(0/184例)、1.6%(4/249例)及び0.0%(0/249例)であったのに対し、マシテンタン10mg投与では5.1%(10/194例)、1.5%(3/194例)、2.5%(6/242例)及び0.8%(2/242例)であり、プラセボに比べ、マシテンタンで多く報告された。
小児を対象とした海外臨床試験に参加した2歳以上の被験者において、月経障害及び白血球数低値に関する有害事象が標準治療群では2.6%(1/38例)及び2.9%(2/69例)であったのに対し、マシテンタン群では18.4%(9/49例)及び9.7%(7/72例)であり、標準治療群に比べ、マシテンタン群で多く報告された。同試験に参加し、マシテンタンを投与した2歳未満の被験者において白血球数低値が11.1%(1/9例)に認められた。また、小児を対象とした国内臨床試験において、マシテンタンを投与した症例で白血球数低値が14.3%(1/7例)に認められた。 - 15.1.2 関連性は明確ではないが本剤投与後に精子数減少をみとめた症例が報告されており、本剤はヒトの精子形成に影響を及ぼすおそれがある。なお、他のエンドセリン受容体拮抗薬を服用した患者においても精子数減少が報告されている。
15.2 非臨床試験に基づく情報
ラット及びイヌの反復投与毒性試験において、精細管萎縮又は拡張が認められた。ラットの反復投与毒性試験において、可逆的な異常精子の割合の増加が認められた。イヌの反復投与毒性試験において、精子形成の低下が認められた。