薬効分類名可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激剤
一般的名称リオシグアト
アデムパス錠0.5mg、アデムパス錠1.0mg、アデムパス錠2.5mg
あでむぱすじょう0.5mg、あでむぱすじょう1.0mg、あでむぱすじょう2.5mg
Adempas tablets 0.5mg, Adempas tablets 1.0mg, Adempas tablets 2.5mg
製造販売元/バイエル薬品株式会社、販売提携/MSD株式会社
重大な副作用
その他の副作用
併用注意
本剤の血中濃度が上昇するおそれがあるので、強いCYP1A1阻害薬との併用には注意すること。
CYP1A1阻害により本剤のクリアランスが低下する。
本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。
これらの薬剤を投与中の患者に本剤の投与を開始する場合は、1回0.5mg1日3回からの開始も考慮すること。
これら薬剤のCYP1A1及び/又はCYP3A阻害により本剤のクリアランスが低下する。
イトラコナゾール、ボリコナゾール
本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。
これら薬剤のCYP1A1及び/又はCYP3A阻害により本剤のクリアランスが低下する。
CYP1A1で代謝される薬剤
- イストラデフィリン、グラニセトロン、エルロチニブ
これら薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。
本剤及びM-1のCYP1A1阻害によりこれら薬剤のクリアランスが低下する。
シクロスポリン
本剤の血中濃度が上昇するおそれがあるので、強いP-gp/BCRP阻害薬との併用には注意すること。
P-gp/BCRP阻害により本剤のクリアランスが低下する。
水酸化アルミニウム/水酸化マグネシウム合剤との併用により本剤のAUCが34%減少し、Cmaxは56%低下した。
制酸剤は本剤投与後1時間以上経過してから服用させること。
消化管内pHの上昇により本剤のバイオアベイラビリティが低下する。
本剤の血中濃度が上昇するおそれがあるので、強いCYP3A阻害薬との併用には注意すること。
CYP3A阻害により本剤のクリアランスが低下する。
ボセンタン
ボセンタンを併用した肺動脈性肺高血圧症患者において、本剤のAUCが27%減少した。
CYP3Aの誘導により本剤のクリアランスが上昇する。
CYP3A誘導薬
- フェニトイン、カルバマゼピン、フェノバルビタール、セイヨウオトギリソウ(St.John’s Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品等
強いCYP3A誘導薬との併用により本剤の血中濃度が低下する可能性がある。
CYP3A誘導により本剤のクリアランスが上昇する。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 2.2 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[9.5 参照]
- 2.3 重度の肝機能障害(Child-Pugh分類C)のある患者[9.3.1 参照]
- 2.4 重度の腎機能障害(クレアチニン・クリアランス15mL/min未満)のある又は透析中の患者[9.2.1 参照],[16.6.2 参照]
- 2.5 硝酸剤又は一酸化窒素(NO)供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド、ニコランジル等)を投与中の患者[10.1 参照],[16.7.1 参照]
- 2.6 ホスホジエステラーゼ(PDE)5阻害剤を投与中の患者[10.1 参照],[16.7.2 参照]
- 2.7 可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激薬(ベルイシグアト)を投与中の患者[10.1 参照]
6. 用法及び用量
7. 用法及び用量に関連する注意
- 7.1 患者の状態に応じて1回1.0mg1日3回より低用量からの開始も考慮すること。[9.1.2 参照],[9.2.2 参照],[9.3.2 参照],[9.8 参照],[10.2 参照]
- 7.2 投与間隔は約6~8時間間隔とすることが望ましい。ただし、1回の服用を忘れた場合には、次回の服用時刻に1回用量を服用させる。
- 7.3 3日間以上投与が中断した場合、再開時には、開始時の用量を考慮し、「6.用法及び用量」に従い用量調節を行う。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 本剤の投与により肺水腫の徴候がみられた場合には、肺静脈閉塞性疾患との関連性を疑い、投与を中止すること。[9.1.3 参照]
- 8.2 本剤は血管を拡張して血圧を低下させる作用を有している。本剤の投与に際しては、血管拡張作用により患者が有害な影響を受ける状態(降圧剤投与中、安静時低血圧、血液量減少、重度の左室流出路閉塞、自律神経機能障害等)にあるかどうかを十分検討すること。
- 8.3 臨床試験において、めまい等が認められているので、高所作業、自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には注意させること。
- 8.4 特発性間質性肺炎に伴う症候性肺高血圧症を対象とした国際共同試験において、本剤投与群ではプラセボ投与群と比較して重篤な有害事象及び死亡が多く認められた。間質性肺病変を伴う肺動脈性肺高血圧症の患者に本剤を投与する場合は、間質性肺疾患の治療に精通した専門医に相談するなど、本剤投与によるリスクとベネフィットを考慮した上で、投与の可否を慎重に検討すること。[15.1 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 抗凝固療法中の患者
気道出血が起こる可能性が高くなるため、喀血が起こりやすく、重篤で致死的な喀血の危険性が高まる可能性がある。患者ごとに本剤投与のリスク・ベネフィットを定期的に評価すること。[11.1 参照]
-
9.1.2 投与前の収縮期血圧が95mmHg未満の患者
過度の血圧低下が起こるおそれがある。本剤の投与に際しては、患者における治療上のリスク・ベネフィットを考慮して慎重に判断すること。国際共同第Ⅲ相試験では除外されている。[7.1 参照]
-
9.1.3 肺静脈閉塞性疾患の患者
本剤を投与しないことが望ましい。心血管系の状態を著しく悪化させるおそれがある。[8.1 参照]
-
9.1.4 喫煙者
禁煙させることが望ましい。非喫煙者に比べて本剤の血漿中濃度が低下する。[16.6.1 参照]
9.2 腎機能障害患者
-
9.2.1 重度の腎機能障害患者又は透析中の患者
クレアチニン・クリアランス15mL/min未満の患者又は透析中の患者には投与しないこと。血中濃度が著しく上昇するおそれがある。国際共同第Ⅲ相試験では除外されている。[2.4 参照],[16.6.2 参照]
-
9.2.2 軽度又は中等度の腎機能障害患者
1回0.5mg1日3回からの開始も考慮すること。クレアチニン・クリアランス15~80mL/min未満の患者では血中濃度が上昇する。[7.1 参照],[16.6.2 参照]
9.3 肝機能障害患者
-
9.3.1 重度の肝機能障害患者
Child-Pugh分類Cの患者には投与しないこと。血中濃度が著しく上昇するおそれがある。国際共同第Ⅲ相試験では除外されている。[2.3 参照]
-
9.3.2 軽度又は中等度の肝機能障害患者
Child-Pugh分類A又はBの患者では血中濃度が上昇する。[7.1 参照],[16.6.3 参照]
9.4 生殖能を有する者
妊娠する可能性のある女性に以下について説明及び指導し、必要に応じて妊娠検査を行い、妊娠していないことを確認すること。[9.5 参照]
9.5 妊婦
9.6 授乳婦
授乳しないことが望ましい。動物実験(ラット、経口投与)で乳汁中に投与量の2.2%が移行することが報告されている3) 。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
血中濃度の上昇が認められている。[7.1 参照],[16.6.4 参照]
10. 相互作用
- *本剤は、主にCYP1A1で代謝され、一部はCYP3Aにより代謝される。本剤はP-糖タンパク/乳癌耐性タンパク(P-gp/BCRP)の基質である。また、本剤及び主代謝物M-1はCYP1A1阻害作用がある。
10.1 併用禁忌(併用しないこと)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
本剤単回投与後にニトログリセリンを舌下投与したときに、プラセボ投与に比べて有意な収縮期血圧の低下が認められている。 |
細胞内cGMP濃度が増加し、降圧作用を増強する。 |
|
症候性低血圧を起こすことがある。 |
細胞内cGMP濃度が増加し、全身血圧に相加的な影響を及ぼすおそれがある。 |
|
症候性低血圧を起こすおそれがある。 |
細胞内cGMP濃度が増加し、降圧作用を増強するおそれがある。 |
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
本剤の血中濃度が上昇するおそれがあるので、強いCYP1A1阻害薬との併用には注意すること。 |
CYP1A1阻害により本剤のクリアランスが低下する。 |
|
*本剤の血中濃度が上昇するおそれがある4)
。 本剤を投与中にこれらの薬剤を開始する場合は、本剤の減量を考慮すること。 |
これら薬剤のCYP1A1及び/又はCYP3A阻害により本剤のクリアランスが低下する。 |
|
*イトラコナゾール、ボリコナゾール |
*本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。 これらの薬剤を投与中の患者に本剤の投与を開始する場合は、1回0.5mg1日3回からの開始も考慮すること。 本剤を投与中にこれらの薬剤を開始する場合は、本剤の減量を考慮すること。 |
*これら薬剤のCYP1A1及び/又はCYP3A阻害により本剤のクリアランスが低下する。 |
これら薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。 |
本剤及びM-1のCYP1A1阻害によりこれら薬剤のクリアランスが低下する。 |
|
シクロスポリン |
本剤の血中濃度が上昇するおそれがあるので、強いP-gp/BCRP阻害薬との併用には注意すること。 |
P-gp/BCRP阻害により本剤のクリアランスが低下する。 |
水酸化アルミニウム/水酸化マグネシウム合剤との併用により本剤のAUCが34%減少し、Cmaxは56%低下した。 |
消化管内pHの上昇により本剤のバイオアベイラビリティが低下する。 |
|
本剤の血中濃度が上昇するおそれがあるので、強いCYP3A阻害薬との併用には注意すること。 |
CYP3A阻害により本剤のクリアランスが低下する。 |
|
ボセンタン |
ボセンタンを併用した肺動脈性肺高血圧症患者において、本剤のAUCが27%減少した。 |
CYP3Aの誘導により本剤のクリアランスが上昇する。 |
強いCYP3A誘導薬との併用により本剤の血中濃度が低下する可能性がある。 |
CYP3A誘導により本剤のクリアランスが上昇する。 |
15. その他の注意
15.1 臨床使用に基づく情報
適応外であるが、特発性間質性肺炎に伴う症候性肺高血圧症患者147例を対象とした国際共同プラセボ対照比較試験において、プラセボ投与群に比較して本剤投与群では重篤な有害事象及び死亡が多く認められ、試験が早期に中止された。主要投与期(二重盲検下)では、重篤な有害事象は本剤投与群で73例中27例(37.0%)、プラセボ投与群で74例中17例(23.0%)、死亡は本剤投与群で73例中8例(11.0%)、プラセボ投与群で74例中3例(4.1%)認められた。長期継続投与期(二重盲検期及び非盲検期)では、重篤な有害事象は本剤投与継続群で32例中12例(37.5%)、プラセボから本剤への切替え群で38例中21例(55.3%)、死亡は本剤投与継続群で32例中1例(3.1%)、プラセボから本剤への切替え群で38例中8例(21.1%)認められた。[8.4 参照]
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 2.2 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[9.5 参照]
- 2.3 重度の肝機能障害(Child-Pugh分類C)のある患者[9.3.1 参照]
- 2.4 重度の腎機能障害(クレアチニン・クリアランス15mL/min未満)のある又は透析中の患者[9.2.1 参照],[16.6.2 参照]
- 2.5 硝酸剤又は一酸化窒素(NO)供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド、ニコランジル等)を投与中の患者[10.1 参照],[16.7.1 参照]
- 2.6 ホスホジエステラーゼ(PDE)5阻害剤を投与中の患者[10.1 参照],[16.7.2 参照]
- 2.7 可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激薬(ベルイシグアト)を投与中の患者[10.1 参照]
6. 用法及び用量
7. 用法及び用量に関連する注意
- 7.1 患者の状態に応じて1回1.0mg1日3回より低用量からの開始も考慮すること。[9.1.2 参照],[9.2.2 参照],[9.3.2 参照],[9.8 参照],[10.2 参照]
- 7.2 投与間隔は約6~8時間間隔とすることが望ましい。ただし、1回の服用を忘れた場合には、次回の服用時刻に1回用量を服用させる。
- 7.3 3日間以上投与が中断した場合、再開時には、開始時の用量を考慮し、「6.用法及び用量」に従い用量調節を行う。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 本剤の投与により肺水腫の徴候がみられた場合には、肺静脈閉塞性疾患との関連性を疑い、投与を中止すること。[9.1.3 参照]
- 8.2 本剤は血管を拡張して血圧を低下させる作用を有している。本剤の投与に際しては、血管拡張作用により患者が有害な影響を受ける状態(降圧剤投与中、安静時低血圧、血液量減少、重度の左室流出路閉塞、自律神経機能障害等)にあるかどうかを十分検討すること。
- 8.3 臨床試験において、めまい等が認められているので、高所作業、自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には注意させること。
- 8.4 特発性間質性肺炎に伴う症候性肺高血圧症を対象とした国際共同試験において、本剤投与群ではプラセボ投与群と比較して重篤な有害事象及び死亡が多く認められた。間質性肺病変を伴う肺動脈性肺高血圧症の患者に本剤を投与する場合は、間質性肺疾患の治療に精通した専門医に相談するなど、本剤投与によるリスクとベネフィットを考慮した上で、投与の可否を慎重に検討すること。[15.1 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 抗凝固療法中の患者
気道出血が起こる可能性が高くなるため、喀血が起こりやすく、重篤で致死的な喀血の危険性が高まる可能性がある。患者ごとに本剤投与のリスク・ベネフィットを定期的に評価すること。[11.1 参照]
-
9.1.2 投与前の収縮期血圧が95mmHg未満の患者
過度の血圧低下が起こるおそれがある。本剤の投与に際しては、患者における治療上のリスク・ベネフィットを考慮して慎重に判断すること。国際共同第Ⅲ相試験では除外されている。[7.1 参照]
-
9.1.3 肺静脈閉塞性疾患の患者
本剤を投与しないことが望ましい。心血管系の状態を著しく悪化させるおそれがある。[8.1 参照]
-
9.1.4 喫煙者
禁煙させることが望ましい。非喫煙者に比べて本剤の血漿中濃度が低下する。[16.6.1 参照]
9.2 腎機能障害患者
-
9.2.1 重度の腎機能障害患者又は透析中の患者
クレアチニン・クリアランス15mL/min未満の患者又は透析中の患者には投与しないこと。血中濃度が著しく上昇するおそれがある。国際共同第Ⅲ相試験では除外されている。[2.4 参照],[16.6.2 参照]
-
9.2.2 軽度又は中等度の腎機能障害患者
1回0.5mg1日3回からの開始も考慮すること。クレアチニン・クリアランス15~80mL/min未満の患者では血中濃度が上昇する。[7.1 参照],[16.6.2 参照]
9.3 肝機能障害患者
-
9.3.1 重度の肝機能障害患者
Child-Pugh分類Cの患者には投与しないこと。血中濃度が著しく上昇するおそれがある。国際共同第Ⅲ相試験では除外されている。[2.3 参照]
-
9.3.2 軽度又は中等度の肝機能障害患者
Child-Pugh分類A又はBの患者では血中濃度が上昇する。[7.1 参照],[16.6.3 参照]
9.4 生殖能を有する者
妊娠する可能性のある女性に以下について説明及び指導し、必要に応じて妊娠検査を行い、妊娠していないことを確認すること。[9.5 参照]
9.5 妊婦
9.6 授乳婦
授乳しないことが望ましい。動物実験(ラット、経口投与)で乳汁中に投与量の2.2%が移行することが報告されている3) 。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
血中濃度の上昇が認められている。[7.1 参照],[16.6.4 参照]
10. 相互作用
- *本剤は、主にCYP1A1で代謝され、一部はCYP3Aにより代謝される。本剤はP-糖タンパク/乳癌耐性タンパク(P-gp/BCRP)の基質である。また、本剤及び主代謝物M-1はCYP1A1阻害作用がある。
10.1 併用禁忌(併用しないこと)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
本剤単回投与後にニトログリセリンを舌下投与したときに、プラセボ投与に比べて有意な収縮期血圧の低下が認められている。 |
細胞内cGMP濃度が増加し、降圧作用を増強する。 |
|
症候性低血圧を起こすことがある。 |
細胞内cGMP濃度が増加し、全身血圧に相加的な影響を及ぼすおそれがある。 |
|
症候性低血圧を起こすおそれがある。 |
細胞内cGMP濃度が増加し、降圧作用を増強するおそれがある。 |
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
本剤の血中濃度が上昇するおそれがあるので、強いCYP1A1阻害薬との併用には注意すること。 |
CYP1A1阻害により本剤のクリアランスが低下する。 |
|
*本剤の血中濃度が上昇するおそれがある4)
。 本剤を投与中にこれらの薬剤を開始する場合は、本剤の減量を考慮すること。 |
これら薬剤のCYP1A1及び/又はCYP3A阻害により本剤のクリアランスが低下する。 |
|
*イトラコナゾール、ボリコナゾール |
*本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。 これらの薬剤を投与中の患者に本剤の投与を開始する場合は、1回0.5mg1日3回からの開始も考慮すること。 本剤を投与中にこれらの薬剤を開始する場合は、本剤の減量を考慮すること。 |
*これら薬剤のCYP1A1及び/又はCYP3A阻害により本剤のクリアランスが低下する。 |
これら薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。 |
本剤及びM-1のCYP1A1阻害によりこれら薬剤のクリアランスが低下する。 |
|
シクロスポリン |
本剤の血中濃度が上昇するおそれがあるので、強いP-gp/BCRP阻害薬との併用には注意すること。 |
P-gp/BCRP阻害により本剤のクリアランスが低下する。 |
水酸化アルミニウム/水酸化マグネシウム合剤との併用により本剤のAUCが34%減少し、Cmaxは56%低下した。 |
消化管内pHの上昇により本剤のバイオアベイラビリティが低下する。 |
|
本剤の血中濃度が上昇するおそれがあるので、強いCYP3A阻害薬との併用には注意すること。 |
CYP3A阻害により本剤のクリアランスが低下する。 |
|
ボセンタン |
ボセンタンを併用した肺動脈性肺高血圧症患者において、本剤のAUCが27%減少した。 |
CYP3Aの誘導により本剤のクリアランスが上昇する。 |
強いCYP3A誘導薬との併用により本剤の血中濃度が低下する可能性がある。 |
CYP3A誘導により本剤のクリアランスが上昇する。 |
15. その他の注意
15.1 臨床使用に基づく情報
適応外であるが、特発性間質性肺炎に伴う症候性肺高血圧症患者147例を対象とした国際共同プラセボ対照比較試験において、プラセボ投与群に比較して本剤投与群では重篤な有害事象及び死亡が多く認められ、試験が早期に中止された。主要投与期(二重盲検下)では、重篤な有害事象は本剤投与群で73例中27例(37.0%)、プラセボ投与群で74例中17例(23.0%)、死亡は本剤投与群で73例中8例(11.0%)、プラセボ投与群で74例中3例(4.1%)認められた。長期継続投与期(二重盲検期及び非盲検期)では、重篤な有害事象は本剤投与継続群で32例中12例(37.5%)、プラセボから本剤への切替え群で38例中21例(55.3%)、死亡は本剤投与継続群で32例中1例(3.1%)、プラセボから本剤への切替え群で38例中8例(21.1%)認められた。[8.4 参照]