薬効分類名高カリウム血症改善剤

一般的名称ポリスチレンスルホン酸カルシウム

ポリスチレンスルホン酸Ca「フソー」原末

ぽりすちれんするほんさんCa「ふそー」げんまつ

Calcium Polystyrene Sulfonate "FUSO" Powder

製造販売元/扶桑薬品工業株式会社

第2版
禁忌相互作用合併症・既往歴等のある患者妊婦高齢者

重大な副作用

頻度
副作用
頻度不明
頻度不明
頻度不明

その他の副作用

部位
頻度
副作用
免疫系
頻度不明
胃腸・消化器系
5%以上
便秘(経口)注2)
胃腸・消化器系
0.1~5%未満
胃腸・消化器系
頻度不明
便秘(注腸)下痢
体液・電解質
0.1~5%未満
体液・電解質
頻度不明

併用注意

薬剤名等

ジギタリス剤

  • ジゴキシン等
臨床症状・措置方法

ジギタリス中毒作用が増強されることがある。

機序・危険因子

本剤の血清カリウム値低下作用による。

薬剤名等

アルミニウム、マグネシウム又はカルシウムを含有する制酸剤又は緩下剤

  • 乾燥水酸化アルミニウムゲル
    水酸化マグネシウム
    沈降炭酸カルシウム等
臨床症状・措置方法

本剤の効果が減弱するおそれがある。

機序・危険因子

非選択的に左記薬剤の陽イオンと交換する可能性がある。

薬剤名等

アルミニウム、マグネシウム又はカルシウムを含有する制酸剤又は緩下剤

  • 乾燥水酸化アルミニウムゲル
    水酸化マグネシウム
    沈降炭酸カルシウム等
臨床症状・措置方法

全身性アルカローシスなどの症状があらわれたとの報告がある,,

機序・危険因子

腸管内に分泌された重炭酸塩の中和を妨げる 。

薬剤名等

甲状腺ホルモン製剤

  • レボチロキシン等
臨床症状・措置方法

左記薬剤の効果が減弱することがあるので、服用時間をずらすなど注意すること。

機序・危険因子

本剤が消化管内で左記薬剤を吸着することにより、これらの薬剤の吸収を阻害すると考えられる。

詳細情報

正確な情報は PMDA で必ず確認して下さい

注意以下の情報は参考資料としてご活用下さい

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

腸閉塞の患者[腸管穿孔を起こすおそれがある。]

3. 組成・性状

3.1 組成

ポリスチレンスルホン酸Ca「フソー」原末

有効成分 1g中
日局 ポリスチレンスルホン酸カルシウム   1g

3.2 製剤の性状

ポリスチレンスルホン酸Ca「フソー」原末

識別コード FS-K09(分包品)
性状 微黄白色~淡黄色の粉末で、におい及び味はない。

4. 効能・効果

急性及び慢性腎不全に伴う高カリウム血症

6. 用法・用量

  • 〈経口投与〉

    通常成人1日15~30gを2~3回にわけ、その1回量を水30~50mLに懸濁し、経口投与する。なお、症状により適宜増減する。

  • 〈注腸投与〉

    通常成人1回30gを水又は2%メチルセルロース溶液100mLに懸濁して注腸する。体温程度に加温した懸濁液を注腸し30分から1時間腸管内に放置する。液がもれてくるようであれば枕で臀部挙上するか、或いはしばらくの間膝胸位をとらせる。
    水又は2%メチルセルロース溶液にかえて5%ブドウ糖溶液を用いてもよい。

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 腸管穿孔、腸閉塞、大腸潰瘍があらわれることがあるので、高度の便秘、持続する腹痛、嘔吐、下血等の異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。[9.1.1 参照],[9.1.2 参照],[9.1.3 参照],[11.1.1 参照],[11.2 参照]
  2. 8.2 本剤を経口投与するにあたっては、患者に排便状況を確認させ、便秘に引き続き腹痛、腹部膨満感、嘔吐等の症状があらわれた場合には、医師等に相談するよう指導すること。[14.1 参照]
  3. 8.3 過量投与を防ぐため、規則的に血清カリウム値及び血清カルシウム値を測定しながら投与すること。また異常を認めた場合には、減量又は休薬等の適切な処置を行うこと。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 便秘を起こしやすい患者

    腸閉塞、腸管穿孔を起こすおそれがある。[8.1 参照],[11.1.1 参照]

  2. 9.1.2 腸管狭窄のある患者

    腸閉塞、腸管穿孔を起こすおそれがある。[8.1 参照],[11.1.1 参照]

  3. 9.1.3 消化管潰瘍のある患者

    症状を増悪させるおそれがある。[8.1 参照],[11.1.1 参照]

  4. 9.1.4 副甲状腺機能亢進症の患者

    イオン交換で血中カルシウム濃度が上昇するおそれがある。

  5. 9.1.5 多発性骨髄腫の患者

    イオン交換で血中カルシウム濃度が上昇するおそれがある。

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

9.8 高齢者

減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。

10. 相互作用

    10.2 併用注意(併用に注意すること)

    薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

    ジギタリス剤

    • ジゴキシン等

    ジギタリス中毒作用が増強されることがある。

    本剤の血清カリウム値低下作用による。

    アルミニウム、マグネシウム又はカルシウムを含有する制酸剤又は緩下剤

    • 乾燥水酸化アルミニウムゲル
      水酸化マグネシウム
      沈降炭酸カルシウム等

    本剤の効果が減弱するおそれがある。

    非選択的に左記薬剤の陽イオンと交換する可能性がある。

    アルミニウム、マグネシウム又はカルシウムを含有する制酸剤又は緩下剤

    • 乾燥水酸化アルミニウムゲル
      水酸化マグネシウム
      沈降炭酸カルシウム等

    全身性アルカローシスなどの症状があらわれたとの報告がある1) ,2) ,3)  。

    腸管内に分泌された重炭酸塩の中和を妨げる1)  。

    甲状腺ホルモン製剤

    • レボチロキシン等

    左記薬剤の効果が減弱することがあるので、服用時間をずらすなど注意すること。

    本剤が消化管内で左記薬剤を吸着することにより、これらの薬剤の吸収を阻害すると考えられる。

    11. 副作用

    次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

    11.1 重大な副作用

    1. 11.1.1 腸管穿孔、腸閉塞、大腸潰瘍(いずれも頻度不明)

      これらの病態を疑わせる高度の便秘、持続する腹痛、嘔吐、下血等の異常が認められた場合には、投与を中止し、聴診、触診、画像診断等を実施し、適切な処置を行うこと4)  。[8.1 参照],[9.1.1 参照],[9.1.2 参照],[9.1.3 参照]

    11.2 その他の副作用

    5%以上

    0.1~5%未満

    頻度不明

    過敏症

    発疹

    *消化器

    便秘(経口)注2)

    悪心、嘔気、食欲不振、胃部不快感(経口)

    便秘(注腸)、下痢

    電解質

    低カリウム血症(経口)

    低カリウム血症(注腸)

    注1)発現頻度は副作用頻度調査を含む。
    注2)[8.1 参照]

    14. 適用上の注意

    14.1 薬剤交付時の注意

    • 〈経口投与〉

      消化管への蓄積を避けるため、便秘を起こさせないように注意すること。[8.2 参照]

    14.2 薬剤調製時の注意

    • 〈注腸投与〉

      動物実験(ラット)で、ソルビトールの注腸投与により腸壁壊死を起こすことが報告されている5) ,6)  。また、外国においてポリスチレンスルホン酸型陽イオン交換樹脂のソルビトール懸濁液を注腸し、結腸壊死を起こした症例が報告されているので、本剤を注腸する際にはソルビトール溶液を使用しないこと5) ,6) ,7)  。

    14.3 薬剤投与時の注意

    • 〈注腸投与〉

      本剤投与後は、腸管への残留を避けるため、必ず本剤を排泄させること。特に自然排泄が困難な患者においては、適切な方法を用いて本剤を腸管から取り除くこと。

    15. その他の注意

    15.1 臨床使用に基づく情報

    1. 15.1.1 本剤のソルビトール懸濁液を経口投与し、結腸狭窄、結腸潰瘍等を起こした症例が報告されている。
    2. 15.1.2 類薬(ポリスチレンスルホン酸ナトリウム)で、そのソルビトール懸濁液を経口投与し、小腸の穿孔、腸粘膜壊死、大腸潰瘍、結腸壊死等を起こした症例が報告されている。
    3. 15.1.3 本剤とアルギン酸ナトリウムとの併用により、消化管内に不溶性のゲルを生じたとの報告がある。

    2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

    腸閉塞の患者[腸管穿孔を起こすおそれがある。]

    3. 組成・性状

    3.1 組成

    ポリスチレンスルホン酸Ca「フソー」原末

    有効成分 1g中
    日局 ポリスチレンスルホン酸カルシウム   1g

    3.2 製剤の性状

    ポリスチレンスルホン酸Ca「フソー」原末

    識別コード FS-K09(分包品)
    性状 微黄白色~淡黄色の粉末で、におい及び味はない。

    4. 効能・効果

    急性及び慢性腎不全に伴う高カリウム血症

    6. 用法・用量

    • 〈経口投与〉

      通常成人1日15~30gを2~3回にわけ、その1回量を水30~50mLに懸濁し、経口投与する。なお、症状により適宜増減する。

    • 〈注腸投与〉

      通常成人1回30gを水又は2%メチルセルロース溶液100mLに懸濁して注腸する。体温程度に加温した懸濁液を注腸し30分から1時間腸管内に放置する。液がもれてくるようであれば枕で臀部挙上するか、或いはしばらくの間膝胸位をとらせる。
      水又は2%メチルセルロース溶液にかえて5%ブドウ糖溶液を用いてもよい。

    8. 重要な基本的注意

    1. 8.1 腸管穿孔、腸閉塞、大腸潰瘍があらわれることがあるので、高度の便秘、持続する腹痛、嘔吐、下血等の異常が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。[9.1.1 参照],[9.1.2 参照],[9.1.3 参照],[11.1.1 参照],[11.2 参照]
    2. 8.2 本剤を経口投与するにあたっては、患者に排便状況を確認させ、便秘に引き続き腹痛、腹部膨満感、嘔吐等の症状があらわれた場合には、医師等に相談するよう指導すること。[14.1 参照]
    3. 8.3 過量投与を防ぐため、規則的に血清カリウム値及び血清カルシウム値を測定しながら投与すること。また異常を認めた場合には、減量又は休薬等の適切な処置を行うこと。

    9. 特定の背景を有する患者に関する注意

    9.1 合併症・既往歴等のある患者

    1. 9.1.1 便秘を起こしやすい患者

      腸閉塞、腸管穿孔を起こすおそれがある。[8.1 参照],[11.1.1 参照]

    2. 9.1.2 腸管狭窄のある患者

      腸閉塞、腸管穿孔を起こすおそれがある。[8.1 参照],[11.1.1 参照]

    3. 9.1.3 消化管潰瘍のある患者

      症状を増悪させるおそれがある。[8.1 参照],[11.1.1 参照]

    4. 9.1.4 副甲状腺機能亢進症の患者

      イオン交換で血中カルシウム濃度が上昇するおそれがある。

    5. 9.1.5 多発性骨髄腫の患者

      イオン交換で血中カルシウム濃度が上昇するおそれがある。

    9.5 妊婦

    妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

    9.8 高齢者

    減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。

    10. 相互作用

      10.2 併用注意(併用に注意すること)

      薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

      ジギタリス剤

      • ジゴキシン等

      ジギタリス中毒作用が増強されることがある。

      本剤の血清カリウム値低下作用による。

      アルミニウム、マグネシウム又はカルシウムを含有する制酸剤又は緩下剤

      • 乾燥水酸化アルミニウムゲル
        水酸化マグネシウム
        沈降炭酸カルシウム等

      本剤の効果が減弱するおそれがある。

      非選択的に左記薬剤の陽イオンと交換する可能性がある。

      アルミニウム、マグネシウム又はカルシウムを含有する制酸剤又は緩下剤

      • 乾燥水酸化アルミニウムゲル
        水酸化マグネシウム
        沈降炭酸カルシウム等

      全身性アルカローシスなどの症状があらわれたとの報告がある1) ,2) ,3)  。

      腸管内に分泌された重炭酸塩の中和を妨げる1)  。

      甲状腺ホルモン製剤

      • レボチロキシン等

      左記薬剤の効果が減弱することがあるので、服用時間をずらすなど注意すること。

      本剤が消化管内で左記薬剤を吸着することにより、これらの薬剤の吸収を阻害すると考えられる。

      11. 副作用

      次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

      11.1 重大な副作用

      1. 11.1.1 腸管穿孔、腸閉塞、大腸潰瘍(いずれも頻度不明)

        これらの病態を疑わせる高度の便秘、持続する腹痛、嘔吐、下血等の異常が認められた場合には、投与を中止し、聴診、触診、画像診断等を実施し、適切な処置を行うこと4)  。[8.1 参照],[9.1.1 参照],[9.1.2 参照],[9.1.3 参照]

      11.2 その他の副作用

      5%以上

      0.1~5%未満

      頻度不明

      過敏症

      発疹

      *消化器

      便秘(経口)注2)

      悪心、嘔気、食欲不振、胃部不快感(経口)

      便秘(注腸)、下痢

      電解質

      低カリウム血症(経口)

      低カリウム血症(注腸)

      注1)発現頻度は副作用頻度調査を含む。
      注2)[8.1 参照]

      14. 適用上の注意

      14.1 薬剤交付時の注意

      • 〈経口投与〉

        消化管への蓄積を避けるため、便秘を起こさせないように注意すること。[8.2 参照]

      14.2 薬剤調製時の注意

      • 〈注腸投与〉

        動物実験(ラット)で、ソルビトールの注腸投与により腸壁壊死を起こすことが報告されている5) ,6)  。また、外国においてポリスチレンスルホン酸型陽イオン交換樹脂のソルビトール懸濁液を注腸し、結腸壊死を起こした症例が報告されているので、本剤を注腸する際にはソルビトール溶液を使用しないこと5) ,6) ,7)  。

      14.3 薬剤投与時の注意

      • 〈注腸投与〉

        本剤投与後は、腸管への残留を避けるため、必ず本剤を排泄させること。特に自然排泄が困難な患者においては、適切な方法を用いて本剤を腸管から取り除くこと。

      15. その他の注意

      15.1 臨床使用に基づく情報

      1. 15.1.1 本剤のソルビトール懸濁液を経口投与し、結腸狭窄、結腸潰瘍等を起こした症例が報告されている。
      2. 15.1.2 類薬(ポリスチレンスルホン酸ナトリウム)で、そのソルビトール懸濁液を経口投与し、小腸の穿孔、腸粘膜壊死、大腸潰瘍、結腸壊死等を起こした症例が報告されている。
      3. 15.1.3 本剤とアルギン酸ナトリウムとの併用により、消化管内に不溶性のゲルを生じたとの報告がある。

      その他詳細情報

      日本標準商品分類番号
      87219
      ブランドコード
      2190016X1156
      承認番号
      30100AMX00032
      販売開始年月
      1991-09
      貯法
      室温保存
      有効期間
      3年
      規制区分

      重要な注意事項

      • この情報は医療専門家による診断や治療の代替にはなりません。副作用に関する懸念がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
      • 副作用の発生頻度や重篤度は個人差があります。ここで提供される情報は一般的なものであり、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。
      • 薬剤の使用に関しては、必ず医療専門家の指示に従い、自己判断での変更や中止を避けてください。
      • この情報は最新のものであるよう努めていますが、最新とは限りません。常に医療専門家に確認してください。
      • 副作用に関する情報は、信頼できる医療情報源に基づいて提供されていますが、完全性や正確性を保証するものではありません。
      • この情報を使用することにより生じたいかなる損害についても、当サイトは一切の責任を負いません。