薬効分類名高血圧症・狭心症治療薬/持続性Ca拮抗薬
一般的名称アムロジピンベシル酸塩
アムロジピン錠2.5mg「DSEP」、アムロジピン錠5mg「DSEP」、アムロジピン錠10mg「DSEP」
AMLODIPINE TABLETS 「DSEP」, AMLODIPINE TABLETS 「DSEP」, AMLODIPINE TABLETS 「DSEP」
製造販売元/第一三共エスファ株式会社、販売/株式会社エッセンシャルファーマ
重大な副作用
その他の副作用
併用注意
降圧作用を有する薬剤
降圧作用が増強されるおそれがある。
相互に作用を増強するおそれがある。
- CYP3A4阻害剤
エリスロマイシン及びジルチアゼムとの併用により、本剤の血中濃度が上昇したとの報告がある。
本剤の代謝が競合的に阻害される可能性が考えられる。
- CYP3A4誘導剤
本剤の血中濃度が低下するおそれがある。
本剤の代謝が促進される可能性が考えられる。
グレープフルーツジュース
本剤の降圧作用が増強されるおそれがある。
グレープフルーツに含まれる成分が本剤の代謝を阻害し、本剤の血中濃度が上昇する可能性が考えられる。
シンバスタチン
シンバスタチン80mg(国内未承認の高用量)との併用により、シンバスタチンのAUCが77%上昇したとの報告がある。
機序は不明である。
タクロリムス
併用によりタクロリムスの血中濃度が上昇し、腎障害等のタクロリムスの副作用が発現するおそれがある。併用時にはタクロリムスの血中濃度をモニターし、必要に応じてタクロリムスの用量を調整すること。
本剤とタクロリムスは、主としてCYP3A4により代謝されるため、併用によりタクロリムスの代謝が阻害される可能性が考えられる。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
ジヒドロピリジン系化合物に対し過敏症の既往歴のある患者
5. 効能又は効果に関連する注意
本剤は効果発現が緩徐であるため、緊急な治療を要する不安定狭心症には効果が期待できない。
6. 用法及び用量
-
〈錠2.5mg、錠5mg〉
高血圧症
通常、成人にはアムロジピンとして2.5~5mgを1日1回経口投与する。なお、症状に応じ適宜増減するが、効果不十分な場合には1日1回10mgまで増量することができる。
通常、6歳以上の小児には、アムロジピンとして2.5mgを1日1回経口投与する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。
狭心症
通常、成人にはアムロジピンとして5mgを1日1回経口投与する。なお、症状に応じ適宜増減する。 -
〈錠10mg〉
高血圧症
通常、成人にはアムロジピンとして2.5~5mgを1日1回経口投与する。なお、症状に応じ適宜増減するが、効果不十分な場合には1日1回10mgまで増量することができる。
狭心症
通常、成人にはアムロジピンとして5mgを1日1回経口投与する。なお、症状に応じ適宜増減する。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.3 肝機能障害患者
増量時には慎重に投与すること。高用量(10mg)において副作用の発現頻度が高くなる可能性がある。本剤は主として肝臓で代謝されるため、血中濃度半減期の延長及び血中濃度-時間曲線下面積(AUC)が増大することがある。[11.2 参照],[16.6.1 参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性に投与する場合には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物実験で妊娠末期に投与すると妊娠期間及び分娩時間が延長することが認められている2) 。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。ヒト母乳中へ移行することが報告されている3) 。
9.7 小児等
低出生体重児、新生児、乳児又は6歳未満の幼児を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
低用量(2.5mg/日)から投与を開始するなど慎重に投与すること。一般に過度の降圧は好ましくないとされている。体内動態試験で血中濃度が高く、血中濃度半減期が長くなる傾向が認められている4) 。[16.6.3 参照]
10. 相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
降圧作用を有する薬剤 |
降圧作用が増強されるおそれがある。 |
相互に作用を増強するおそれがある。 |
エリスロマイシン及びジルチアゼムとの併用により、本剤の血中濃度が上昇したとの報告がある。 |
本剤の代謝が競合的に阻害される可能性が考えられる。 |
|
本剤の血中濃度が低下するおそれがある。 |
本剤の代謝が促進される可能性が考えられる。 |
|
グレープフルーツジュース |
本剤の降圧作用が増強されるおそれがある。 |
グレープフルーツに含まれる成分が本剤の代謝を阻害し、本剤の血中濃度が上昇する可能性が考えられる。 |
シンバスタチン |
シンバスタチン80mg(国内未承認の高用量)との併用により、シンバスタチンのAUCが77%上昇したとの報告がある。 |
機序は不明である。 |
タクロリムス |
併用によりタクロリムスの血中濃度が上昇し、腎障害等のタクロリムスの副作用が発現するおそれがある。併用時にはタクロリムスの血中濃度をモニターし、必要に応じてタクロリムスの用量を調整すること。 |
本剤とタクロリムスは、主としてCYP3A4により代謝されるため、併用によりタクロリムスの代謝が阻害される可能性が考えられる。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
11.2 その他の副作用
0.1~1%未満注2) |
0.1%未満注2) |
頻度不明 |
|
|---|---|---|---|
肝臓 |
ALT、ASTの上昇、肝機能障害、ALP、LDHの上昇 |
γ-GTP上昇、黄疸 |
腹水 |
循環器 |
浮腫注1)、ほてり(熱感、顔面潮紅等)、動悸、血圧低下 |
胸痛、期外収縮、洞房又は房室ブロック、洞停止、心房細動、失神、頻脈 |
徐脈 |
精神・神経系 |
めまい・ふらつき、頭痛・頭重 |
眠気、振戦、末梢神経障害 |
気分動揺、不眠、錐体外路症状 |
消化器 |
心窩部痛、便秘、嘔気・嘔吐 |
口渇、消化不良、下痢・軟便、排便回数増加、口内炎、腹部膨満、胃腸炎 |
膵炎 |
筋・骨格系 |
筋緊張亢進、筋痙攣、背痛 |
関節痛、筋肉痛 |
|
泌尿・生殖器 |
BUN上昇 |
クレアチニン上昇、頻尿・夜間頻尿、尿管結石、尿潜血陽性、尿中蛋白陽性 |
勃起障害、排尿障害 |
代謝異常 |
血清コレステロール上昇、CK上昇、高血糖、糖尿病、尿中ブドウ糖陽性 |
||
血液 |
赤血球、ヘモグロビン、白血球の減少、白血球増加、紫斑 |
血小板減少 |
|
過敏症 |
発疹 |
そう痒、じん麻疹、光線過敏症 |
多形紅斑、血管炎、血管浮腫 |
口腔 |
(連用により)歯肉肥厚 |
||
その他 |
全身倦怠感 |
しびれ、脱力感、耳鳴、鼻出血、味覚異常、疲労、咳、発熱、視力異常、呼吸困難、異常感覚、多汗、血中カリウム減少 |
女性化乳房、脱毛、鼻炎、体重増加、体重減少、疼痛、皮膚変色 |
注2)発現頻度は使用成績調査を含む。
13. 過量投与
-
13.1 **症状
過度の末梢血管拡張により、ショックを含む著しい血圧低下と反射性頻脈を起こすことがある。
また、非心原性肺水腫が、本剤の過量投与の24~48時間後に発現することがある。なお、循環動態、心拍出量維持を目的とした救急措置(輸液の過負荷等)が要因となる可能性もある。 -
13.2 処置
特異的な解毒薬はない。本剤は蛋白結合率が高いため、透析による除去は有効ではない。
また、本剤服用直後に活性炭を投与した場合、本剤のAUCは99%減少し、服用2時間後では49%減少したことから、本剤過量投与時の吸収抑制処置として活性炭投与が有効であると報告されている5) 。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
ジヒドロピリジン系化合物に対し過敏症の既往歴のある患者
5. 効能又は効果に関連する注意
本剤は効果発現が緩徐であるため、緊急な治療を要する不安定狭心症には効果が期待できない。
6. 用法及び用量
-
〈錠2.5mg、錠5mg〉
高血圧症
通常、成人にはアムロジピンとして2.5~5mgを1日1回経口投与する。なお、症状に応じ適宜増減するが、効果不十分な場合には1日1回10mgまで増量することができる。
通常、6歳以上の小児には、アムロジピンとして2.5mgを1日1回経口投与する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。
狭心症
通常、成人にはアムロジピンとして5mgを1日1回経口投与する。なお、症状に応じ適宜増減する。 -
〈錠10mg〉
高血圧症
通常、成人にはアムロジピンとして2.5~5mgを1日1回経口投与する。なお、症状に応じ適宜増減するが、効果不十分な場合には1日1回10mgまで増量することができる。
狭心症
通常、成人にはアムロジピンとして5mgを1日1回経口投与する。なお、症状に応じ適宜増減する。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.3 肝機能障害患者
増量時には慎重に投与すること。高用量(10mg)において副作用の発現頻度が高くなる可能性がある。本剤は主として肝臓で代謝されるため、血中濃度半減期の延長及び血中濃度-時間曲線下面積(AUC)が増大することがある。[11.2 参照],[16.6.1 参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性に投与する場合には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物実験で妊娠末期に投与すると妊娠期間及び分娩時間が延長することが認められている2) 。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。ヒト母乳中へ移行することが報告されている3) 。
9.7 小児等
低出生体重児、新生児、乳児又は6歳未満の幼児を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
低用量(2.5mg/日)から投与を開始するなど慎重に投与すること。一般に過度の降圧は好ましくないとされている。体内動態試験で血中濃度が高く、血中濃度半減期が長くなる傾向が認められている4) 。[16.6.3 参照]
10. 相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
降圧作用を有する薬剤 |
降圧作用が増強されるおそれがある。 |
相互に作用を増強するおそれがある。 |
エリスロマイシン及びジルチアゼムとの併用により、本剤の血中濃度が上昇したとの報告がある。 |
本剤の代謝が競合的に阻害される可能性が考えられる。 |
|
本剤の血中濃度が低下するおそれがある。 |
本剤の代謝が促進される可能性が考えられる。 |
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グレープフルーツジュース |
本剤の降圧作用が増強されるおそれがある。 |
グレープフルーツに含まれる成分が本剤の代謝を阻害し、本剤の血中濃度が上昇する可能性が考えられる。 |
シンバスタチン |
シンバスタチン80mg(国内未承認の高用量)との併用により、シンバスタチンのAUCが77%上昇したとの報告がある。 |
機序は不明である。 |
タクロリムス |
併用によりタクロリムスの血中濃度が上昇し、腎障害等のタクロリムスの副作用が発現するおそれがある。併用時にはタクロリムスの血中濃度をモニターし、必要に応じてタクロリムスの用量を調整すること。 |
本剤とタクロリムスは、主としてCYP3A4により代謝されるため、併用によりタクロリムスの代謝が阻害される可能性が考えられる。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
11.2 その他の副作用
0.1~1%未満注2) |
0.1%未満注2) |
頻度不明 |
|
|---|---|---|---|
肝臓 |
ALT、ASTの上昇、肝機能障害、ALP、LDHの上昇 |
γ-GTP上昇、黄疸 |
腹水 |
循環器 |
浮腫注1)、ほてり(熱感、顔面潮紅等)、動悸、血圧低下 |
胸痛、期外収縮、洞房又は房室ブロック、洞停止、心房細動、失神、頻脈 |
徐脈 |
精神・神経系 |
めまい・ふらつき、頭痛・頭重 |
眠気、振戦、末梢神経障害 |
気分動揺、不眠、錐体外路症状 |
消化器 |
心窩部痛、便秘、嘔気・嘔吐 |
口渇、消化不良、下痢・軟便、排便回数増加、口内炎、腹部膨満、胃腸炎 |
膵炎 |
筋・骨格系 |
筋緊張亢進、筋痙攣、背痛 |
関節痛、筋肉痛 |
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泌尿・生殖器 |
BUN上昇 |
クレアチニン上昇、頻尿・夜間頻尿、尿管結石、尿潜血陽性、尿中蛋白陽性 |
勃起障害、排尿障害 |
代謝異常 |
血清コレステロール上昇、CK上昇、高血糖、糖尿病、尿中ブドウ糖陽性 |
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血液 |
赤血球、ヘモグロビン、白血球の減少、白血球増加、紫斑 |
血小板減少 |
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過敏症 |
発疹 |
そう痒、じん麻疹、光線過敏症 |
多形紅斑、血管炎、血管浮腫 |
口腔 |
(連用により)歯肉肥厚 |
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その他 |
全身倦怠感 |
しびれ、脱力感、耳鳴、鼻出血、味覚異常、疲労、咳、発熱、視力異常、呼吸困難、異常感覚、多汗、血中カリウム減少 |
女性化乳房、脱毛、鼻炎、体重増加、体重減少、疼痛、皮膚変色 |
注2)発現頻度は使用成績調査を含む。
13. 過量投与
-
13.1 **症状
過度の末梢血管拡張により、ショックを含む著しい血圧低下と反射性頻脈を起こすことがある。
また、非心原性肺水腫が、本剤の過量投与の24~48時間後に発現することがある。なお、循環動態、心拍出量維持を目的とした救急措置(輸液の過負荷等)が要因となる可能性もある。 -
13.2 処置
特異的な解毒薬はない。本剤は蛋白結合率が高いため、透析による除去は有効ではない。
また、本剤服用直後に活性炭を投与した場合、本剤のAUCは99%減少し、服用2時間後では49%減少したことから、本剤過量投与時の吸収抑制処置として活性炭投与が有効であると報告されている5) 。