薬効分類名注射用抗アルドステロン剤
水分・電解質代謝改善剤
一般的名称カンレノ酸カリウム
ソルダクトン静注用100mg、ソルダクトン静注用200mg
そるだくとんじょうちゅうよう100mg、そるだくとんじょうちゅうよう200mg
Soldactone for Intravenous Use 100mg, Soldactone for Intravenous Use 200mg
製造販売元/ファイザー株式会社
重大な副作用
その他の副作用
併用注意
降圧剤
- ACE阻害剤
カルシウム拮抗剤
β-遮断剤等
利尿剤
- チアジド系利尿剤
ループ利尿剤
降圧作用又は利尿作用を増強するおそれがあるので、これらの薬剤の用量を調節するなど注意する。
機序:降圧剤又は利尿剤と本剤との相加・相乗作用。
カリウム補給
カリウム保持性利尿剤
- スピロノラクトン
トリアムテレン
ACE阻害剤
- カプトプリル
エナラプリル
リシノプリル等
アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬
- ロサルタンカリウム
カンデサルタンシレキセチル
バルサルタン等
アリスキレン
シクロスポリン
ドロスピレノン
高カリウム血症を誘発することがあるので、血清カリウム値を観察するなど十分注意する。
機序:これらの薬剤と本剤の相加・相乗作用による血清カリウム値の上昇。
危険因子:腎障害患者、高齢者
フィネレノン
血清カリウム値上昇及び高カリウム血症が発現する危険性が増大するおそれがあるので、治療上必要と判断される場合にのみ併用すること。併用する場合には、血清カリウム値をより頻回に測定するなど患者の状態を慎重に観察すること。
機序:これらの薬剤と本剤の相加・相乗作用による血清カリウム値の上昇。
危険因子:腎障害患者、高齢者
リチウム製剤
- 炭酸リチウム
利尿剤又はACE阻害剤との併用により、リチウム中毒を起こすことが報告されているので、血中リチウム濃度に注意すること。
ナトリウムイオン不足はリチウムイオンの貯留を促進するといわれているため、ナトリウム排泄を促進することにより起こると考えられる。
非ステロイド性消炎鎮痛剤
- インドメタシン等
カリウム保持性利尿剤との併用により、腎機能障害患者における重度の高カリウム血症の発現が報告されている。
プロスタグランジン産生が抑制されることによって、カリウム貯留作用による血清カリウム値の上昇が起こると考えられる。
危険因子:腎機能障害
乳酸ナトリウム
乳酸ナトリウムのアルカリ化作用の減弱を来すことがある。
本剤により高カリウム性アシドーシスが惹起され、乳酸ナトリウムのアルカリ化作用と拮抗する可能性がある。
塩化アンモニウム
コレスチラミン
類薬スピロノラクトンとの併用により代謝性アシドーシスを来すとの報告がある。
これらの薬剤と本剤の相加・相乗作用が起こるおそれがある。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 無尿又は腎不全の患者[腎機能を更に悪化させるおそれがある。また、腎からのカリウム排泄が低下しているため、高カリウム血症を誘発又は増悪させるおそれがある。][9.2.1 参照]
- 2.2 腎機能の進行性悪化状態の患者[9.2.2 参照]
- 2.3 高カリウム血症の患者[高カリウム血症を増悪させるおそれがある。]
- 2.4 *エプレレノン、エサキセレノン又はタクロリムスを投与中の患者[10.1 参照]
- 2.5 アジソン病の患者[アジソン病ではアルドステロン分泌低下により、カリウム排泄障害を来しているので、高カリウム血症となるおそれがある。]
- 2.6 本剤に対し過敏症の既往歴のある患者
- 2.7 てんかん等の痙攣性素因のある患者[動物試験で、痙攣誘発及び異常脳波が報告されている。]
4. 効能又は効果
経口抗アルドステロン薬の服用困難な下記症状(高アルドステロン症によると考えられる)の改善
原発性アルドステロン症
心性浮腫(うっ血性心不全)、肝性浮腫
開心術及び開腹術時における水分・電解質代謝異常
6. 用法及び用量
カンレノ酸カリウムとして、通常成人1回100~200mgを1日1~2回、日局ブドウ糖注射液、生理食塩液または注射用水10~20mLに溶解してゆっくりと静脈内注射する。
なお、症状により適宜増減するが、1日投与量として600mgをこえないこと。また、投与期間は原則として2週間をこえないこと。
7. 用法及び用量に関連する注意
本剤の投与期間は、原則として2週間までとし、漫然と長期にわたって投与しないよう留意すること。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 高カリウム血症等の電解質異常があらわれることがあるので、定期的に検査を行うこと。[11.1.2 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.2 腎機能障害患者
9.3 肝機能障害患者
ショックがあらわれやすい。また、高カリウム血症が発現するおそれがある。[11.1.1 参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。類薬スピロノラクトンでヒト乳汁中へのカンレノ酸の移行が認められている。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
10. 相互作用
10.1 併用禁忌(併用しないこと)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
高カリウム血症が発現することがある。 |
機序:これらの薬剤と本剤の相加・相乗作用による血清カリウム値の上昇。 |
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
降圧作用又は利尿作用を増強するおそれがあるので、これらの薬剤の用量を調節するなど注意する。 |
機序:降圧剤又は利尿剤と本剤との相加・相乗作用。 |
|
高カリウム血症を誘発することがあるので、血清カリウム値を観察するなど十分注意する。 |
機序:これらの薬剤と本剤の相加・相乗作用による血清カリウム値の上昇。 |
|
**,*フィネレノン |
血清カリウム値上昇及び高カリウム血症が発現する危険性が増大するおそれがあるので、治療上必要と判断される場合にのみ併用すること。併用する場合には、血清カリウム値をより頻回に測定するなど患者の状態を慎重に観察すること。 |
機序:これらの薬剤と本剤の相加・相乗作用による血清カリウム値の上昇。 |
利尿剤又はACE阻害剤との併用により、リチウム中毒を起こすことが報告されているので、血中リチウム濃度に注意すること。 |
ナトリウムイオン不足はリチウムイオンの貯留を促進するといわれているため、ナトリウム排泄を促進することにより起こると考えられる。 |
|
カリウム保持性利尿剤との併用により、腎機能障害患者における重度の高カリウム血症の発現が報告されている。 |
プロスタグランジン産生が抑制されることによって、カリウム貯留作用による血清カリウム値の上昇が起こると考えられる。 |
|
乳酸ナトリウム |
乳酸ナトリウムのアルカリ化作用の減弱を来すことがある。 |
本剤により高カリウム性アシドーシスが惹起され、乳酸ナトリウムのアルカリ化作用と拮抗する可能性がある。 |
塩化アンモニウム |
類薬スピロノラクトンとの併用により代謝性アシドーシスを来すとの報告がある。 |
これらの薬剤と本剤の相加・相乗作用が起こるおそれがある。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
11.2 その他の副作用
0.1~5%未満a) |
0.1%未満a) |
頻度不明 |
|
|---|---|---|---|
過敏症 |
発疹等 |
||
血液 |
白血球増加 |
白血球減少、貧血 |
|
腎臓 |
BUN上昇、血清クレアチニン値上昇 |
||
肝臓 |
AST、ALT、Al-Pの上昇 |
||
消化器 |
嘔気、嘔吐、下痢 |
口渇、食欲不振 |
|
精神神経系 |
頭痛 |
妄想等 |
|
内分泌 |
女性型乳房 |
男性で性欲減退、女性で多毛、声の低音化、月経異常、乳房痛等 |
|
投与部位b) |
注射部位の疼痛 |
||
その他 |
発熱 |
全身倦怠感、心悸亢進、胸部不快感、顔面潮紅 |
b)[14.2.2 参照]
14. 適用上の注意
14.1 薬剤調製時の注意
14.2 薬剤投与時の注意
- 14.2.1 本剤は静脈内注射にのみ使用すること。
- 14.2.2 静脈内投与により血管痛を起こすことがあるので、注射部位、注射方法等に十分注意し、注射速度をできるだけ遅くすること。また、注射に際しては血管外に漏出しないよう注意すること。[11.2 参照]
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 無尿又は腎不全の患者[腎機能を更に悪化させるおそれがある。また、腎からのカリウム排泄が低下しているため、高カリウム血症を誘発又は増悪させるおそれがある。][9.2.1 参照]
- 2.2 腎機能の進行性悪化状態の患者[9.2.2 参照]
- 2.3 高カリウム血症の患者[高カリウム血症を増悪させるおそれがある。]
- 2.4 *エプレレノン、エサキセレノン又はタクロリムスを投与中の患者[10.1 参照]
- 2.5 アジソン病の患者[アジソン病ではアルドステロン分泌低下により、カリウム排泄障害を来しているので、高カリウム血症となるおそれがある。]
- 2.6 本剤に対し過敏症の既往歴のある患者
- 2.7 てんかん等の痙攣性素因のある患者[動物試験で、痙攣誘発及び異常脳波が報告されている。]
4. 効能又は効果
経口抗アルドステロン薬の服用困難な下記症状(高アルドステロン症によると考えられる)の改善
原発性アルドステロン症
心性浮腫(うっ血性心不全)、肝性浮腫
開心術及び開腹術時における水分・電解質代謝異常
6. 用法及び用量
カンレノ酸カリウムとして、通常成人1回100~200mgを1日1~2回、日局ブドウ糖注射液、生理食塩液または注射用水10~20mLに溶解してゆっくりと静脈内注射する。
なお、症状により適宜増減するが、1日投与量として600mgをこえないこと。また、投与期間は原則として2週間をこえないこと。
7. 用法及び用量に関連する注意
本剤の投与期間は、原則として2週間までとし、漫然と長期にわたって投与しないよう留意すること。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 高カリウム血症等の電解質異常があらわれることがあるので、定期的に検査を行うこと。[11.1.2 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.2 腎機能障害患者
9.3 肝機能障害患者
ショックがあらわれやすい。また、高カリウム血症が発現するおそれがある。[11.1.1 参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。類薬スピロノラクトンでヒト乳汁中へのカンレノ酸の移行が認められている。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
10. 相互作用
10.1 併用禁忌(併用しないこと)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
高カリウム血症が発現することがある。 |
機序:これらの薬剤と本剤の相加・相乗作用による血清カリウム値の上昇。 |
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
降圧作用又は利尿作用を増強するおそれがあるので、これらの薬剤の用量を調節するなど注意する。 |
機序:降圧剤又は利尿剤と本剤との相加・相乗作用。 |
|
高カリウム血症を誘発することがあるので、血清カリウム値を観察するなど十分注意する。 |
機序:これらの薬剤と本剤の相加・相乗作用による血清カリウム値の上昇。 |
|
**,*フィネレノン |
血清カリウム値上昇及び高カリウム血症が発現する危険性が増大するおそれがあるので、治療上必要と判断される場合にのみ併用すること。併用する場合には、血清カリウム値をより頻回に測定するなど患者の状態を慎重に観察すること。 |
機序:これらの薬剤と本剤の相加・相乗作用による血清カリウム値の上昇。 |
利尿剤又はACE阻害剤との併用により、リチウム中毒を起こすことが報告されているので、血中リチウム濃度に注意すること。 |
ナトリウムイオン不足はリチウムイオンの貯留を促進するといわれているため、ナトリウム排泄を促進することにより起こると考えられる。 |
|
カリウム保持性利尿剤との併用により、腎機能障害患者における重度の高カリウム血症の発現が報告されている。 |
プロスタグランジン産生が抑制されることによって、カリウム貯留作用による血清カリウム値の上昇が起こると考えられる。 |
|
乳酸ナトリウム |
乳酸ナトリウムのアルカリ化作用の減弱を来すことがある。 |
本剤により高カリウム性アシドーシスが惹起され、乳酸ナトリウムのアルカリ化作用と拮抗する可能性がある。 |
塩化アンモニウム |
類薬スピロノラクトンとの併用により代謝性アシドーシスを来すとの報告がある。 |
これらの薬剤と本剤の相加・相乗作用が起こるおそれがある。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
11.2 その他の副作用
0.1~5%未満a) |
0.1%未満a) |
頻度不明 |
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|---|---|---|---|
過敏症 |
発疹等 |
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血液 |
白血球増加 |
白血球減少、貧血 |
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腎臓 |
BUN上昇、血清クレアチニン値上昇 |
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肝臓 |
AST、ALT、Al-Pの上昇 |
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消化器 |
嘔気、嘔吐、下痢 |
口渇、食欲不振 |
|
精神神経系 |
頭痛 |
妄想等 |
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内分泌 |
女性型乳房 |
男性で性欲減退、女性で多毛、声の低音化、月経異常、乳房痛等 |
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投与部位b) |
注射部位の疼痛 |
||
その他 |
発熱 |
全身倦怠感、心悸亢進、胸部不快感、顔面潮紅 |
b)[14.2.2 参照]
14. 適用上の注意
14.1 薬剤調製時の注意
14.2 薬剤投与時の注意
- 14.2.1 本剤は静脈内注射にのみ使用すること。
- 14.2.2 静脈内投与により血管痛を起こすことがあるので、注射部位、注射方法等に十分注意し、注射速度をできるだけ遅くすること。また、注射に際しては血管外に漏出しないよう注意すること。[11.2 参照]