薬効分類名急性心不全治療剤

一般的名称コルホルシンダロパート塩酸塩製剤

アデール点滴静注用5mg

Adehl for I.V. Infusion 5mg

製造販売元/日本化薬株式会社

第1版
禁忌相互作用合併症・既往歴等のある患者腎機能障害患者肝機能障害患者妊婦授乳婦小児等

重大な副作用

頻度
副作用
頻度不明

その他の副作用

部位
頻度
副作用
心臓・血管
5%以上
動悸頻脈(16.9%)心室性期外収縮(10.8%)
心臓・血管
1~5%未満
胃腸・消化器系
1~5%未満
肝臓まわり
5%以上
腎・尿路
5%以上
腎・尿路
1~5%未満
血液系
5%以上
その他
5%以上
その他
1%未満

併用注意

薬剤名等

カテコラミン系の強心薬

  • ドパミン塩酸塩
  • ドブタミン塩酸塩等

PDE阻害薬

  • ミルリノン
  • オルプリノン塩酸塩水和物 等

cAMP製剤

  • ブクラデシンナトリウム
臨床症状・措置方法

心室性期外収縮等の不整脈の発現を助長させるおそれがある。

機序・危険因子

ともに強心作用を有する。

薬剤名等

利尿薬

  • フロセミド 等
臨床症状・措置方法

心室性期外収縮等の不整脈の発現を助長させるおそれがある。

機序・危険因子

フロセミド等の利尿薬は電解質失調を引きおこし、不整脈を誘発する可能性がある。

詳細情報

正確な情報は PMDA で必ず確認して下さい

注意以下の情報は参考資料としてご活用下さい

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 肥大型閉塞性心筋症のある患者
    [流出路閉塞が悪化する可能性がある。]
  2. 2.2 高度の大動脈弁狭窄又は僧帽弁狭窄等のある患者
    [血圧低下又は肺動脈圧上昇、肺動脈楔入圧上昇により状態が悪化することがある。]

3. 組成・性状

3.1 組成

アデール点滴静注用5mg

有効成分 1バイアル中
コルホルシンダロパート塩酸塩   5mg
添加剤 キシリトール   2.5mg
リン酸   2mg
pH調節剤  

3.2 製剤の性状

アデール点滴静注用5mg

pH 4.3~4.6
(本剤1バイアルを生理食塩液5mLに溶解時)
4.4~4.9
(本剤1バイアルを注射用水5mLに溶解時)
浸透圧比 (生理食塩液に対する比)
約1
(本剤1バイアルを生理食塩液5mLに溶解時)
約0.02~0.08
(本剤1バイアルを注射用水5mLに溶解時)
性状 白色の凍結乾燥注射剤

4. 効能又は効果

急性心不全で他の薬剤を投与しても効果が不十分な場合

6. 用法及び用量

本剤は、用時生理食塩液等で溶解し、コルホルシンダロパート塩酸塩として通常成人には1分間あたり0.5μg/kgを点滴静脈内投与する。
なお、点滴投与量は、病態に応じて1分間あたり0.75μg/kgを上限として心血行動態、心電図をモニターしながら適宜増減する。

7. 用法及び用量に関連する注意

  1. 7.1 本剤の投与により臨床症状が改善し、患者の状態が安定した場合(急性期を脱した場合)には、他の治療法に変更すること。
  2. 7.2 0.5μg/kg/分以上の投与量で3時間以上投与することにより、動悸・頻脈、不整脈等の副作用の発現頻度が高まるので、本剤を0.5μg/kg/分以上の投与量で3時間以上投与する場合には副作用発現に留意し、必要により減量又は投与を中止すること。
  3. 7.3 本剤は長時間投与の使用経験は少なく、長時間投与における安全性は確認されていないことから、原則として72時間を超える長時間投与は避けること。十分な効果が得られ、やむを得ず長時間投与が必要と判断される場合には、効果が認められた用量を長く維持することなく、血行動態等を観察しながら漸減すること。

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 本剤は他の薬剤を投与しても効果が不十分な場合に適用を考慮すること。
  2. 8.2 本剤はアデニル酸シクラーゼに直接作用することにより作用発現をもたらすものであることから、アデニル酸シクラーゼの活性化に伴う各種ホルモン作用の発現に留意すること。
  3. 8.3 本剤の投与前に体液減少及び電解質の是正、呼吸管理等の必要な処置を行うこと。
  4. 8.4 本剤の投与は、血圧、心拍数、心電図、尿量、体液及び電解質、また可能な限り肺動脈楔入圧、心拍出量及び血液ガス等患者の状態を観察しながら行うこと。[11.1.1 参照]
  5. 8.5 本剤の投与中に過度の心拍数増加、血圧低下があらわれた場合には、過量投与の可能性があるので、減量又は投与を中止するなどの適切な処置を行うこと。[11.1.1 参照]
  6. 8.6 本剤の投与によっても、期待された改善がみられない場合には投与を中止し、他剤に切り替えるなどの必要な処置を行うこと。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 重篤な頻脈性不整脈のある患者

    不整脈が悪化することがある。

  2. 9.1.2 重篤な冠動脈疾患のある患者

    高度な動脈硬化病変を有している患者では本剤による冠血流量増加が期待できない可能性がある。さらに本剤は陽性変力作用を有するため、急性心筋梗塞などの冠動脈疾患を増悪させるおそれがある。

  3. 9.1.3 大動脈弁狭窄、僧帽弁狭窄等がある患者

    血圧低下又は肺動脈圧上昇、肺動脈楔入圧上昇により状態が悪化することがある。

  4. 9.1.4 心房細動等の心電図異常のある患者

    動悸・頻脈、不整脈の発現が高まる可能性がある。

  5. 9.1.5 著しく血圧の低い患者

    血圧がさらに低下することがある。

9.2 腎機能障害患者

心室性頻拍、心房細動等の発現率が高くなる。[11.1.1 参照]

9.3 肝機能障害患者

  1. 9.3.1 重篤な肝機能障害のある患者

    投与量を減ずること。血中濃度が高くなるおそれがある。

9.5 妊婦

治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物実験(ラット)で出生児の体重減少が認められている。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で乳汁中への移行が認められている。

9.7 小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

10. 相互作用

10.2 併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

カテコラミン系の強心薬

  • ドパミン塩酸塩
  • ドブタミン塩酸塩等

PDE阻害薬

  • ミルリノン
  • オルプリノン塩酸塩水和物 等

cAMP製剤

  • ブクラデシンナトリウム

心室性期外収縮等の不整脈の発現を助長させるおそれがある。

ともに強心作用を有する。

利尿薬

  • フロセミド 等

心室性期外収縮等の不整脈の発現を助長させるおそれがある。

フロセミド等の利尿薬は電解質失調を引きおこし、不整脈を誘発する可能性がある。

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

11.1 重大な副作用

  1. 11.1.1 心室性頻拍(3.0%)、心室細動(頻度不明)

    [8.4 参照],[8.5 参照],[9.2 参照]

11.2 その他の副作用

5%以上

1~5%未満

1%未満

循環器

動悸・頻脈(16.9%)、心室性期外収縮(10.8%)

上室性頻拍、心房細動、心房粗動、血圧低下

消化器

悪心・嘔吐

肝臓

LDH上昇

直接ビリルビン上昇、総ビリルビン上昇、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、Al-P上昇

腎臓

尿蛋白増加

BUN上昇、血清クレアチニン上昇、尿酸上昇

血液

血小板減少

赤血球減少、ヘモグロビン減少、ヘマトクリット値減少、白血球増加、リンパ球減少

その他

頭痛・頭重感、熱感

尿ウロビリノーゲン増加、総蛋白減少、CK上昇、尿糖増加

全身倦怠感、呼吸困難、血清K低下

14. 適用上の注意

14.1 薬剤調製時の注意

調製後はすみやか(1日以内)に使用すること。

14.2 薬剤投与時の注意

他の注射剤と混合せずに用いることが望ましい。
[患者の病態に応じて、本剤の点滴静脈内投与速度を調節する必要がある。]

15. その他の注意

15.1 臨床使用に基づく情報

本剤との因果関係は明らかでないが、本剤投与後に、AST、ALT等の異常増加を呈し、劇症肝炎と診断され、血漿交換等の処置を実施した症例が1例報告されている。

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 肥大型閉塞性心筋症のある患者
    [流出路閉塞が悪化する可能性がある。]
  2. 2.2 高度の大動脈弁狭窄又は僧帽弁狭窄等のある患者
    [血圧低下又は肺動脈圧上昇、肺動脈楔入圧上昇により状態が悪化することがある。]

3. 組成・性状

3.1 組成

アデール点滴静注用5mg

有効成分 1バイアル中
コルホルシンダロパート塩酸塩   5mg
添加剤 キシリトール   2.5mg
リン酸   2mg
pH調節剤  

3.2 製剤の性状

アデール点滴静注用5mg

pH 4.3~4.6
(本剤1バイアルを生理食塩液5mLに溶解時)
4.4~4.9
(本剤1バイアルを注射用水5mLに溶解時)
浸透圧比 (生理食塩液に対する比)
約1
(本剤1バイアルを生理食塩液5mLに溶解時)
約0.02~0.08
(本剤1バイアルを注射用水5mLに溶解時)
性状 白色の凍結乾燥注射剤

4. 効能又は効果

急性心不全で他の薬剤を投与しても効果が不十分な場合

6. 用法及び用量

本剤は、用時生理食塩液等で溶解し、コルホルシンダロパート塩酸塩として通常成人には1分間あたり0.5μg/kgを点滴静脈内投与する。
なお、点滴投与量は、病態に応じて1分間あたり0.75μg/kgを上限として心血行動態、心電図をモニターしながら適宜増減する。

7. 用法及び用量に関連する注意

  1. 7.1 本剤の投与により臨床症状が改善し、患者の状態が安定した場合(急性期を脱した場合)には、他の治療法に変更すること。
  2. 7.2 0.5μg/kg/分以上の投与量で3時間以上投与することにより、動悸・頻脈、不整脈等の副作用の発現頻度が高まるので、本剤を0.5μg/kg/分以上の投与量で3時間以上投与する場合には副作用発現に留意し、必要により減量又は投与を中止すること。
  3. 7.3 本剤は長時間投与の使用経験は少なく、長時間投与における安全性は確認されていないことから、原則として72時間を超える長時間投与は避けること。十分な効果が得られ、やむを得ず長時間投与が必要と判断される場合には、効果が認められた用量を長く維持することなく、血行動態等を観察しながら漸減すること。

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 本剤は他の薬剤を投与しても効果が不十分な場合に適用を考慮すること。
  2. 8.2 本剤はアデニル酸シクラーゼに直接作用することにより作用発現をもたらすものであることから、アデニル酸シクラーゼの活性化に伴う各種ホルモン作用の発現に留意すること。
  3. 8.3 本剤の投与前に体液減少及び電解質の是正、呼吸管理等の必要な処置を行うこと。
  4. 8.4 本剤の投与は、血圧、心拍数、心電図、尿量、体液及び電解質、また可能な限り肺動脈楔入圧、心拍出量及び血液ガス等患者の状態を観察しながら行うこと。[11.1.1 参照]
  5. 8.5 本剤の投与中に過度の心拍数増加、血圧低下があらわれた場合には、過量投与の可能性があるので、減量又は投与を中止するなどの適切な処置を行うこと。[11.1.1 参照]
  6. 8.6 本剤の投与によっても、期待された改善がみられない場合には投与を中止し、他剤に切り替えるなどの必要な処置を行うこと。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 重篤な頻脈性不整脈のある患者

    不整脈が悪化することがある。

  2. 9.1.2 重篤な冠動脈疾患のある患者

    高度な動脈硬化病変を有している患者では本剤による冠血流量増加が期待できない可能性がある。さらに本剤は陽性変力作用を有するため、急性心筋梗塞などの冠動脈疾患を増悪させるおそれがある。

  3. 9.1.3 大動脈弁狭窄、僧帽弁狭窄等がある患者

    血圧低下又は肺動脈圧上昇、肺動脈楔入圧上昇により状態が悪化することがある。

  4. 9.1.4 心房細動等の心電図異常のある患者

    動悸・頻脈、不整脈の発現が高まる可能性がある。

  5. 9.1.5 著しく血圧の低い患者

    血圧がさらに低下することがある。

9.2 腎機能障害患者

心室性頻拍、心房細動等の発現率が高くなる。[11.1.1 参照]

9.3 肝機能障害患者

  1. 9.3.1 重篤な肝機能障害のある患者

    投与量を減ずること。血中濃度が高くなるおそれがある。

9.5 妊婦

治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物実験(ラット)で出生児の体重減少が認められている。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で乳汁中への移行が認められている。

9.7 小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

10. 相互作用

10.2 併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

カテコラミン系の強心薬

  • ドパミン塩酸塩
  • ドブタミン塩酸塩等

PDE阻害薬

  • ミルリノン
  • オルプリノン塩酸塩水和物 等

cAMP製剤

  • ブクラデシンナトリウム

心室性期外収縮等の不整脈の発現を助長させるおそれがある。

ともに強心作用を有する。

利尿薬

  • フロセミド 等

心室性期外収縮等の不整脈の発現を助長させるおそれがある。

フロセミド等の利尿薬は電解質失調を引きおこし、不整脈を誘発する可能性がある。

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

11.1 重大な副作用

  1. 11.1.1 心室性頻拍(3.0%)、心室細動(頻度不明)

    [8.4 参照],[8.5 参照],[9.2 参照]

11.2 その他の副作用

5%以上

1~5%未満

1%未満

循環器

動悸・頻脈(16.9%)、心室性期外収縮(10.8%)

上室性頻拍、心房細動、心房粗動、血圧低下

消化器

悪心・嘔吐

肝臓

LDH上昇

直接ビリルビン上昇、総ビリルビン上昇、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、Al-P上昇

腎臓

尿蛋白増加

BUN上昇、血清クレアチニン上昇、尿酸上昇

血液

血小板減少

赤血球減少、ヘモグロビン減少、ヘマトクリット値減少、白血球増加、リンパ球減少

その他

頭痛・頭重感、熱感

尿ウロビリノーゲン増加、総蛋白減少、CK上昇、尿糖増加

全身倦怠感、呼吸困難、血清K低下

14. 適用上の注意

14.1 薬剤調製時の注意

調製後はすみやか(1日以内)に使用すること。

14.2 薬剤投与時の注意

他の注射剤と混合せずに用いることが望ましい。
[患者の病態に応じて、本剤の点滴静脈内投与速度を調節する必要がある。]

15. その他の注意

15.1 臨床使用に基づく情報

本剤との因果関係は明らかでないが、本剤投与後に、AST、ALT等の異常増加を呈し、劇症肝炎と診断され、血漿交換等の処置を実施した症例が1例報告されている。

その他詳細情報

日本標準商品分類番号
872119
ブランドコード
2119409D1033
承認番号
22100AMX01745
販売開始年月
1999-01
貯法
室温保存
有効期間
3年
規制区分
1, 12

重要な注意事項

  • この情報は医療専門家による診断や治療の代替にはなりません。副作用に関する懸念がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
  • 副作用の発生頻度や重篤度は個人差があります。ここで提供される情報は一般的なものであり、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。
  • 薬剤の使用に関しては、必ず医療専門家の指示に従い、自己判断での変更や中止を避けてください。
  • この情報は最新のものであるよう努めていますが、最新とは限りません。常に医療専門家に確認してください。
  • 副作用に関する情報は、信頼できる医療情報源に基づいて提供されていますが、完全性や正確性を保証するものではありません。
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