薬効分類名過敏大腸症治療剤
一般的名称メペンゾラート臭化物
トランコロンP配合錠
とらんころんぴーはいごうじょう
Trancolon P Tablets
製造販売/アステラス製薬株式会社
重大な副作用
その他の副作用
併用注意
- 三環系抗うつ剤
- フェノチアジン系薬剤
- 抗ヒスタミン剤
抗コリン作用に基づく副作用(視調節障害、口渇、排尿障害等)があらわれるおそれがある。
本剤中のメペンゾラート臭化物及びこれらの薬剤はともに抗コリン作用を有するため相加的に抗コリン作用が増強されることがある。
- モノアミン酸化酵素阻害剤
相互に中枢神経抑制作用が増強することがあるので、減量するなど注意すること。
本剤中のフェノバルビタール及びこれらの薬剤は中枢神経抑制作用を有する。
- 中枢神経抑制剤
- 抗ヒスタミン剤
- アルコール
本剤中のフェノバルビタールの血中濃度が上昇することがあるので、減量するなど注意すること。
メチルフェニデートが本剤中のフェノバルビタールの肝代謝を抑制すると考えられている。
- 三環系抗うつ剤
- 四環系抗うつ剤
ソホスブビルの血中濃度が低下するおそれがある。
本剤中のフェノバルビタールのP糖蛋白誘導作用による。
- メチルフェニデート
イリノテカンの活性代謝物の血中濃度が低下し、作用が減弱することがあるので、併用を避けることが望ましい。
本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素誘導作用による。
- バルプロ酸
これらの薬剤の血中濃度が低下し、作用が減弱することがあるので、用量に注意すること。
本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素誘導作用による。
- スチリペントール
これらの薬剤の血中濃度が低下し、作用が減弱することがあるので、用量に注意すること。
本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素誘導作用による。
- クロバザム
これらの薬剤の血中濃度が低下することがある。
本剤中のフェノバルビタールがこれらの薬剤のグルクロン酸抱合を促進する。
- ソホスブビル
これらの薬剤の血中濃度が低下することがある。
機序不明
- イリノテカン
ドキシサイクリンの血中濃度半減期が短縮することがある。
本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素誘導作用による。
- 主にCYP3Aで代謝される薬剤
クマリン系抗凝血剤の作用が減弱することがあるので、通常より頻回に血液凝固時間の測定を行い、クマリン系抗凝血剤の量を調整すること。
本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素誘導作用による。
- アミノフィリン水和物
- クロラムフェニコール
- テオフィリン
- パロキセチン
- フレカイニド
アルベンダゾールの活性代謝物の血中濃度が低下し、効果が減弱することがある。
機序不明
- ラモトリギン
- デフェラシロクス
起立性低血圧が増強することがあるので、減量するなど注意すること。
機序は不明であるが、本剤中のフェノバルビタールは高用量で血圧を低下させることがある。
- ルフィナミド
クル病、骨軟化症があらわれやすい。
本剤中のフェノバルビタールによるビタミンDの不活性化促進、又はアセタゾラミドによる腎尿細管障害、代謝性アシドーシス等が考えられている。
- ドキシサイクリン
本剤中のフェノバルビタールの長期連用により、アセトアミノフェンの代謝物による肝障害を生じやすくなる。
本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素誘導作用により、アセトアミノフェンから肝毒性を持つN‐アセチル‐p‐ベンゾキノンイミンへの代謝が促進されると考えられている。
- クマリン系抗凝血剤
- アルベンダゾール
- 利尿剤
- アセタゾラミド
- アセトアミノフェン
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 閉塞隅角緑内障の患者[抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある。]
- 2.2 前立腺肥大による排尿障害のある患者[排尿筋の弛緩と膀胱括約筋の収縮を起こし、排尿障害を悪化させるおそれがある。]
- 2.3 重篤な心疾患のある患者[心臓の運動を促進させ、症状を悪化させるおそれがある。]
- 2.4 麻痺性イレウスのある患者[消化管運動を低下させるため、症状を悪化させるおそれがある。]
- 2.5 本剤又はバルビツール酸系薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者
- 2.6 急性間欠性ポルフィリン症のある患者[ポルフィリン合成を増加させ、症状を悪化させるおそれがある。]
- 2.7 **,*ボリコナゾール、タダラフィル(肺高血圧症を適応とする場合)、マシテンタン、チカグレロル、ドラビリン、リルピビリン、イサブコナゾニウム、カボテグラビル、ニルマトレルビル・リトナビル、ドルテグラビル・リルピビリン、リルピビリン・テノホビル アラフェナミド・エムトリシタビン、ダルナビル・コビシスタット、アルテメテル・ルメファントリン、ミフェプリストン・ミソプロストール、エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド、ダルナビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド、ビクテグラビル・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド、ソホスブビル・べルパタスビルを投与中の患者[10.1 参照]
4. 効能又は効果
過敏大腸症(イリタブルコロン)
6. 用法及び用量
通常成人1回2錠を1日3回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 連用中は定期的に肝・腎機能、血液検査を行うことが望ましい。[9.2 参照],[9.3 参照],[11.1.4 参照],[11.1.5 参照]
- 8.2 本剤中に含まれるフェノバルビタールの連用により薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること。[9.1.12 参照],[9.1.13 参照],[11.1.3 参照]
- 8.3 眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下、視調節障害が起こることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないように注意すること。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 開放隅角緑内障の患者
抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある。
-
9.1.2 前立腺肥大のある患者
排尿障害を起こすおそれがある。
-
9.1.3 甲状腺機能亢進症のある患者
本剤中に含まれるメペンゾラート臭化物は心臓の運動を促進させ、心悸亢進や頻脈を悪化させるおそれがある。
-
9.1.4 甲状腺機能低下症のある患者
甲状腺機能の異常を来すおそれがある。
-
9.1.5 うっ血性心不全又は不整脈のある患者
心臓の運動を促進させ、症状を悪化させるおそれがある。
-
9.1.6 潰瘍性大腸炎のある患者
中毒性巨大結腸があらわれるおそれがある。
-
9.1.7 高温環境にある患者
汗腺等の分泌機能を抑制するので、体温調節が障害され高熱になるおそれがある。
-
9.1.8 虚弱者・呼吸機能の低下している患者
呼吸抑制を起こすおそれがある。[11.1.6 参照]
-
9.1.9 頭部外傷後遺症又は進行した動脈硬化症のある患者
本剤中に含まれるフェノバルビタールの作用が強くあらわれるおそれがある。
-
9.1.10 心障害のある患者
血圧低下や心拍数減少を起こすおそれがある。
-
9.1.11 アルコール中毒のある患者
中枢抑制作用を増強させるおそれがある。
-
9.1.12 薬物依存の傾向又は既往歴のある患者
精神及び身体依存を示すおそれがある。[8.2 参照],[11.1.3 参照]
-
9.1.13 重篤な神経症患者
神経症患者には依存的傾向があるので、精神及び身体依存を示すおそれがある。[8.2 参照],[11.1.3 参照]
9.2 腎機能障害患者
症状の悪化、また、本剤中に含まれるフェノバルビタールの血中濃度上昇のおそれがある。[8.1 参照]
9.3 肝機能障害患者
症状の悪化、また、本剤中に含まれるフェノバルビタールの血中濃度上昇のおそれがある。[8.1 参照],[11.1.5 参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましい。
9.6 授乳婦
授乳を避けさせること。本剤中に含まれるフェノバルビタールが乳汁中へ移行し、新生児、乳児に傾眠、哺乳量低下を起こすことがある。
9.7 小児等
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
少量から投与を開始するなど慎重に投与すること。一般に抗コリン作用による視調節障害、口渇、排尿障害等が、また、本剤中に含まれるフェノバルビタールによる呼吸抑制、興奮、抑うつ、錯乱等があらわれやすい。[11.1.3 参照],[11.1.6 参照]
10. 相互作用
10.1 併用禁忌(併用しないこと)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
|
これらの薬剤の代謝が促進され、血中濃度が低下するおそれがある。 |
本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用による。 |
|
カボテグラビルの代謝が促進され、血中濃度が低下するおそれがある。 |
本剤中のフェノバルビタールのUGT1A1誘導作用による。 |
|
ニルマトレルビル及びリトナビルの代謝が促進され、血中濃度が低下することで、抗ウイルス作用の消失や耐性出現のおそれがある。 |
本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用による。 |
|
ドルテグラビル及びリルピビリンの代謝が促進され、血中濃度が低下するおそれがある。 |
本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びUGT1A1誘導作用による。 |
|
リルピビリン及びテノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下するおそれがある。 |
本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による。 |
|
ダルナビル及びコビシスタットの代謝が促進され、血中濃度が低下するおそれがある。 |
本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用による。 |
|
アルテメテル及びルメファントリンの代謝が促進され、血中濃度が低下するおそれがある。 |
本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用による。 |
|
**ミフェプリストンの代謝が促進され、血中濃度が低下し、効果が減弱するおそれがあるので、本剤の影響がなくなるまでミフェプリストン・ミソプロストールを投与しないこと。 |
**本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用による。 |
|
エルビテグラビル、コビシスタット及びテノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下するおそれがある。 |
本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による。 |
|
ダルナビル、コビシスタット及びテノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下するおそれがある。 |
本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による。 |
|
ビクテグラビル及びテノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下するおそれがある。 |
本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による。 |
|
ソホスブビル及びベルパタスビルの血中濃度が低下するおそれがある。 |
本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP)誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による。 |
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
抗コリン作用に基づく副作用(視調節障害、口渇、排尿障害等)があらわれるおそれがある。 |
本剤中のメペンゾラート臭化物及びこれらの薬剤はともに抗コリン作用を有するため相加的に抗コリン作用が増強されることがある。 |
|
相互に中枢神経抑制作用が増強することがあるので、減量するなど注意すること。 |
本剤中のフェノバルビタール及びこれらの薬剤は中枢神経抑制作用を有する。 |
|
|
||
本剤中のフェノバルビタールの血中濃度が上昇することがあるので、減量するなど注意すること。 |
メチルフェニデートが本剤中のフェノバルビタールの肝代謝を抑制すると考えられている。 |
|
|
||
|
||
|
||
ソホスブビルの血中濃度が低下するおそれがある。 |
本剤中のフェノバルビタールのP糖蛋白誘導作用による。 |
|
イリノテカンの活性代謝物の血中濃度が低下し、作用が減弱することがあるので、併用を避けることが望ましい。 |
本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素誘導作用による。 |
|
これらの薬剤の血中濃度が低下し、作用が減弱することがあるので、用量に注意すること 注1) 。 |
本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素誘導作用による。 |
|
これらの薬剤の血中濃度が低下し、作用が減弱することがあるので、用量に注意すること 注1) 。 |
本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素誘導作用による。 |
|
これらの薬剤の血中濃度が低下することがある 注1) 。 |
本剤中のフェノバルビタールがこれらの薬剤のグルクロン酸抱合を促進する。 |
|
これらの薬剤の血中濃度が低下することがある 注1) 。 |
機序不明 |
|
ドキシサイクリンの血中濃度半減期が短縮することがある。 |
本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素誘導作用による。 |
|
クマリン系抗凝血剤の作用が減弱することがあるので、通常より頻回に血液凝固時間の測定を行い、クマリン系抗凝血剤の量を調整すること。 |
本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素誘導作用による。 |
|
アルベンダゾールの活性代謝物の血中濃度が低下し、効果が減弱することがある。 |
機序不明 |
|
起立性低血圧が増強することがあるので、減量するなど注意すること。 |
機序は不明であるが、本剤中のフェノバルビタールは高用量で血圧を低下させることがある。 |
|
クル病、骨軟化症があらわれやすい。 |
本剤中のフェノバルビタールによるビタミンDの不活性化促進、又はアセタゾラミドによる腎尿細管障害、代謝性アシドーシス等が考えられている。 |
|
本剤中のフェノバルビタールの長期連用により、アセトアミノフェンの代謝物による肝障害を生じやすくなる。 |
本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素誘導作用により、アセトアミノフェンから肝毒性を持つN‐アセチル‐p‐ベンゾキノンイミンへの代謝が促進されると考えられている。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens‐Johnson症候群)、紅皮症(剥脱性皮膚炎)(いずれも頻度不明)
発熱、紅斑、水疱・びらん、そう痒感、咽頭痛、眼充血、口内炎等の異常が認められた場合には、投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
-
11.1.2 過敏症症候群(頻度不明)
初期症状として発疹、発熱がみられ、さらにリンパ節腫脹、肝機能障害等の臓器障害、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。なお、ヒトヘルペスウイルス6(HHV‐6)等のウイルスの再活性化を伴うことが多く、発疹、発熱、肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意すること。
-
11.1.3 依存性(頻度不明)
本剤中に含まれるフェノバルビタールの連用により薬物依存を生じることがある。また、連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により、不安、不眠、痙攣、悪心、幻覚、妄想、興奮、錯乱又は抑うつ状態等の離脱症状があらわれることがあるので、投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行うこと。[8.2 参照],[9.1.12 参照],[9.1.13 参照],[9.8 参照]
- 11.1.4 顆粒球減少、血小板減少(いずれも頻度不明)
- 11.1.5 肝機能障害(頻度不明)
- 11.1.6 呼吸抑制(頻度不明)
11.2 その他の副作用
頻度不明 |
|
|---|---|
精神神経系 |
眠気、アステリキシス(asterixis)、眩暈、頭痛、頭重、せん妄、昏迷、鈍重、構音障害、知覚異常、運動失調、精神機能低下、興奮、多動 |
眼 |
視調節障害 |
過敏症 |
発疹(猩紅熱様・麻疹様・中毒疹様等) |
血液 |
血小板減少、巨赤芽球性貧血 |
肝臓 |
AST・ALT・γ‐GTPの上昇等の肝機能障害、黄疸 |
泌尿器 |
排尿障害、蛋白尿等の腎障害 注2) |
消化器 |
口渇、便秘、悪心・嘔吐、食欲不振 |
骨・歯 |
|
内分泌系 |
甲状腺機能検査値(血清T4値等)の異常 |
その他 |
血清葉酸値の低下、ヘマトポルフィリン尿 注2) 、発熱 |
15. その他の注意
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 閉塞隅角緑内障の患者[抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある。]
- 2.2 前立腺肥大による排尿障害のある患者[排尿筋の弛緩と膀胱括約筋の収縮を起こし、排尿障害を悪化させるおそれがある。]
- 2.3 重篤な心疾患のある患者[心臓の運動を促進させ、症状を悪化させるおそれがある。]
- 2.4 麻痺性イレウスのある患者[消化管運動を低下させるため、症状を悪化させるおそれがある。]
- 2.5 本剤又はバルビツール酸系薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者
- 2.6 急性間欠性ポルフィリン症のある患者[ポルフィリン合成を増加させ、症状を悪化させるおそれがある。]
- 2.7 **,*ボリコナゾール、タダラフィル(肺高血圧症を適応とする場合)、マシテンタン、チカグレロル、ドラビリン、リルピビリン、イサブコナゾニウム、カボテグラビル、ニルマトレルビル・リトナビル、ドルテグラビル・リルピビリン、リルピビリン・テノホビル アラフェナミド・エムトリシタビン、ダルナビル・コビシスタット、アルテメテル・ルメファントリン、ミフェプリストン・ミソプロストール、エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド、ダルナビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド、ビクテグラビル・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド、ソホスブビル・べルパタスビルを投与中の患者[10.1 参照]
4. 効能又は効果
過敏大腸症(イリタブルコロン)
6. 用法及び用量
通常成人1回2錠を1日3回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 連用中は定期的に肝・腎機能、血液検査を行うことが望ましい。[9.2 参照],[9.3 参照],[11.1.4 参照],[11.1.5 参照]
- 8.2 本剤中に含まれるフェノバルビタールの連用により薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること。[9.1.12 参照],[9.1.13 参照],[11.1.3 参照]
- 8.3 眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下、視調節障害が起こることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないように注意すること。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 開放隅角緑内障の患者
抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある。
-
9.1.2 前立腺肥大のある患者
排尿障害を起こすおそれがある。
-
9.1.3 甲状腺機能亢進症のある患者
本剤中に含まれるメペンゾラート臭化物は心臓の運動を促進させ、心悸亢進や頻脈を悪化させるおそれがある。
-
9.1.4 甲状腺機能低下症のある患者
甲状腺機能の異常を来すおそれがある。
-
9.1.5 うっ血性心不全又は不整脈のある患者
心臓の運動を促進させ、症状を悪化させるおそれがある。
-
9.1.6 潰瘍性大腸炎のある患者
中毒性巨大結腸があらわれるおそれがある。
-
9.1.7 高温環境にある患者
汗腺等の分泌機能を抑制するので、体温調節が障害され高熱になるおそれがある。
-
9.1.8 虚弱者・呼吸機能の低下している患者
呼吸抑制を起こすおそれがある。[11.1.6 参照]
-
9.1.9 頭部外傷後遺症又は進行した動脈硬化症のある患者
本剤中に含まれるフェノバルビタールの作用が強くあらわれるおそれがある。
-
9.1.10 心障害のある患者
血圧低下や心拍数減少を起こすおそれがある。
-
9.1.11 アルコール中毒のある患者
中枢抑制作用を増強させるおそれがある。
-
9.1.12 薬物依存の傾向又は既往歴のある患者
精神及び身体依存を示すおそれがある。[8.2 参照],[11.1.3 参照]
-
9.1.13 重篤な神経症患者
神経症患者には依存的傾向があるので、精神及び身体依存を示すおそれがある。[8.2 参照],[11.1.3 参照]
9.2 腎機能障害患者
症状の悪化、また、本剤中に含まれるフェノバルビタールの血中濃度上昇のおそれがある。[8.1 参照]
9.3 肝機能障害患者
症状の悪化、また、本剤中に含まれるフェノバルビタールの血中濃度上昇のおそれがある。[8.1 参照],[11.1.5 参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましい。
9.6 授乳婦
授乳を避けさせること。本剤中に含まれるフェノバルビタールが乳汁中へ移行し、新生児、乳児に傾眠、哺乳量低下を起こすことがある。
9.7 小児等
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
少量から投与を開始するなど慎重に投与すること。一般に抗コリン作用による視調節障害、口渇、排尿障害等が、また、本剤中に含まれるフェノバルビタールによる呼吸抑制、興奮、抑うつ、錯乱等があらわれやすい。[11.1.3 参照],[11.1.6 参照]
10. 相互作用
10.1 併用禁忌(併用しないこと)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
|
これらの薬剤の代謝が促進され、血中濃度が低下するおそれがある。 |
本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用による。 |
|
カボテグラビルの代謝が促進され、血中濃度が低下するおそれがある。 |
本剤中のフェノバルビタールのUGT1A1誘導作用による。 |
|
ニルマトレルビル及びリトナビルの代謝が促進され、血中濃度が低下することで、抗ウイルス作用の消失や耐性出現のおそれがある。 |
本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用による。 |
|
ドルテグラビル及びリルピビリンの代謝が促進され、血中濃度が低下するおそれがある。 |
本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びUGT1A1誘導作用による。 |
|
リルピビリン及びテノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下するおそれがある。 |
本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による。 |
|
ダルナビル及びコビシスタットの代謝が促進され、血中濃度が低下するおそれがある。 |
本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用による。 |
|
アルテメテル及びルメファントリンの代謝が促進され、血中濃度が低下するおそれがある。 |
本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用による。 |
|
**ミフェプリストンの代謝が促進され、血中濃度が低下し、効果が減弱するおそれがあるので、本剤の影響がなくなるまでミフェプリストン・ミソプロストールを投与しないこと。 |
**本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用による。 |
|
エルビテグラビル、コビシスタット及びテノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下するおそれがある。 |
本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による。 |
|
ダルナビル、コビシスタット及びテノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下するおそれがある。 |
本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による。 |
|
ビクテグラビル及びテノホビル アラフェナミドの血中濃度が低下するおそれがある。 |
本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による。 |
|
ソホスブビル及びベルパタスビルの血中濃度が低下するおそれがある。 |
本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素(CYP)誘導作用及びP糖蛋白誘導作用による。 |
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
抗コリン作用に基づく副作用(視調節障害、口渇、排尿障害等)があらわれるおそれがある。 |
本剤中のメペンゾラート臭化物及びこれらの薬剤はともに抗コリン作用を有するため相加的に抗コリン作用が増強されることがある。 |
|
相互に中枢神経抑制作用が増強することがあるので、減量するなど注意すること。 |
本剤中のフェノバルビタール及びこれらの薬剤は中枢神経抑制作用を有する。 |
|
|
||
本剤中のフェノバルビタールの血中濃度が上昇することがあるので、減量するなど注意すること。 |
メチルフェニデートが本剤中のフェノバルビタールの肝代謝を抑制すると考えられている。 |
|
|
||
|
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ソホスブビルの血中濃度が低下するおそれがある。 |
本剤中のフェノバルビタールのP糖蛋白誘導作用による。 |
|
イリノテカンの活性代謝物の血中濃度が低下し、作用が減弱することがあるので、併用を避けることが望ましい。 |
本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素誘導作用による。 |
|
これらの薬剤の血中濃度が低下し、作用が減弱することがあるので、用量に注意すること 注1) 。 |
本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素誘導作用による。 |
|
これらの薬剤の血中濃度が低下し、作用が減弱することがあるので、用量に注意すること 注1) 。 |
本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素誘導作用による。 |
|
これらの薬剤の血中濃度が低下することがある 注1) 。 |
本剤中のフェノバルビタールがこれらの薬剤のグルクロン酸抱合を促進する。 |
|
これらの薬剤の血中濃度が低下することがある 注1) 。 |
機序不明 |
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ドキシサイクリンの血中濃度半減期が短縮することがある。 |
本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素誘導作用による。 |
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クマリン系抗凝血剤の作用が減弱することがあるので、通常より頻回に血液凝固時間の測定を行い、クマリン系抗凝血剤の量を調整すること。 |
本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素誘導作用による。 |
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アルベンダゾールの活性代謝物の血中濃度が低下し、効果が減弱することがある。 |
機序不明 |
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起立性低血圧が増強することがあるので、減量するなど注意すること。 |
機序は不明であるが、本剤中のフェノバルビタールは高用量で血圧を低下させることがある。 |
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クル病、骨軟化症があらわれやすい。 |
本剤中のフェノバルビタールによるビタミンDの不活性化促進、又はアセタゾラミドによる腎尿細管障害、代謝性アシドーシス等が考えられている。 |
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本剤中のフェノバルビタールの長期連用により、アセトアミノフェンの代謝物による肝障害を生じやすくなる。 |
本剤中のフェノバルビタールの肝薬物代謝酵素誘導作用により、アセトアミノフェンから肝毒性を持つN‐アセチル‐p‐ベンゾキノンイミンへの代謝が促進されると考えられている。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
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11.1.1 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens‐Johnson症候群)、紅皮症(剥脱性皮膚炎)(いずれも頻度不明)
発熱、紅斑、水疱・びらん、そう痒感、咽頭痛、眼充血、口内炎等の異常が認められた場合には、投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
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11.1.2 過敏症症候群(頻度不明)
初期症状として発疹、発熱がみられ、さらにリンパ節腫脹、肝機能障害等の臓器障害、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。なお、ヒトヘルペスウイルス6(HHV‐6)等のウイルスの再活性化を伴うことが多く、発疹、発熱、肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意すること。
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11.1.3 依存性(頻度不明)
本剤中に含まれるフェノバルビタールの連用により薬物依存を生じることがある。また、連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により、不安、不眠、痙攣、悪心、幻覚、妄想、興奮、錯乱又は抑うつ状態等の離脱症状があらわれることがあるので、投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行うこと。[8.2 参照],[9.1.12 参照],[9.1.13 参照],[9.8 参照]
- 11.1.4 顆粒球減少、血小板減少(いずれも頻度不明)
- 11.1.5 肝機能障害(頻度不明)
- 11.1.6 呼吸抑制(頻度不明)
11.2 その他の副作用
頻度不明 |
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精神神経系 |
眠気、アステリキシス(asterixis)、眩暈、頭痛、頭重、せん妄、昏迷、鈍重、構音障害、知覚異常、運動失調、精神機能低下、興奮、多動 |
眼 |
視調節障害 |
過敏症 |
発疹(猩紅熱様・麻疹様・中毒疹様等) |
血液 |
血小板減少、巨赤芽球性貧血 |
肝臓 |
AST・ALT・γ‐GTPの上昇等の肝機能障害、黄疸 |
泌尿器 |
排尿障害、蛋白尿等の腎障害 注2) |
消化器 |
口渇、便秘、悪心・嘔吐、食欲不振 |
骨・歯 |
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内分泌系 |
甲状腺機能検査値(血清T4値等)の異常 |
その他 |
血清葉酸値の低下、ヘマトポルフィリン尿 注2) 、発熱 |
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