薬効分類名痙性麻痺緩解剤・悪性症候群治療剤
一般的名称ダントロレンナトリウム水和物
ダントリウムカプセル25mg
だんとりうむかぷせる25mg
Dantrium Capsules 25mg
製造販売元/株式会社オーファンパシフィック
重大な副作用
その他の副作用
併用注意
- エストロジェン
重篤な肝障害が多いとの報告がある。
機序不明
- 筋弛緩作用のある薬物
作用が増強されることがある。
薬理学的(筋弛緩作用)な相加作用による。
- カルシウム拮抗剤
高カリウム血症に伴う心室細動、循環虚脱等があらわれることがある。
高カリウム血症を来すと考えられる。
- 向精神薬
呼吸中枢抑制作用を増強する可能性がある。
薬理学的(呼吸中枢抑制作用)な相加作用による。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 閉塞性肺疾患あるいは心疾患により、著しい心肺機能低下のみられる患者[本剤の筋弛緩作用により、症状が悪化するおそれがある。]
- 2.2 筋無力症状のある患者[本剤の筋弛緩作用により、症状が悪化するおそれがある。]
- 2.3 肝疾患のある患者[9.3.1 参照]
- 2.4 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
8. 重要な基本的注意
- 8.1 投与は少量より開始し、投与開始後は肝機能検査(AST、ALT、アルカリフォスファターゼ、総ビリルビン等)を定期的に行うこと。[11.1.1 参照]
- 8.2 眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること。
- 8.3 悪性症候群患者において呼吸不全があらわれたとの報告があるので、臨床症状及び血液ガス等のデータを参考に呼吸管理を実施しながら本剤を投与すること。[11.1.5 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 慢性下痢症状のみられる患者
症状が悪化するおそれがある。
-
9.1.2 イレウスのある患者
本剤の筋弛緩作用により、症状が悪化するおそれがある。[11.1.4 参照]
9.2 腎機能障害患者
排泄が遅延するおそれがある。
9.3 肝機能障害患者
-
9.3.1 肝疾患のある患者
投与しないこと。本剤による肝障害が疑われる症例が報告されている。[2.3 参照]
-
9.3.2 肝障害もしくは肝機能異常が以前にみられた患者
本剤による肝障害が疑われる症例が報告されている。[11.1.1 参照]
9.4 生殖能を有する者
- 9.4.1 妊娠する可能性のある女性には、本剤投与中及び最終投与後6カ月間において避妊する必要性及び適切な避妊法について説明すること。[9.5 参照],[15.2.2 参照]
- 9.4.2 男性には、本剤投与中及び最終投与後3カ月間においてバリア法(コンドーム)を用いて避妊する必要性について説明すること。[15.2.2 参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましい。また妊娠13日目及び19日目の雌ラットに14C-ダントロレンナトリウム水和物1mg/kgを経口投与した際、胎児へ移行することが報告されている1) 。[9.4.1 参照],[15.2.2 参照]
9.6 授乳婦
授乳しないことが望ましい。分娩後14日目の雌ラットに14C-ダントロレンナトリウム水和物1mg/kgを経口投与した際、乳汁中に移行することが報告されている1) 。[15.2.2 参照]
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
低用量(例えば1回25mg)から投与を開始し、増量にあたっては患者の状態を観察しながら、慎重に投与すること。本剤は、主として肝臓で代謝されるが、高齢者では、肝機能が低下していることが多いため高い血中濃度が持続するおそれがある。
11. 副作用
11.1 重大な副作用
11.2 その他の副作用
5%以上 |
0.1~5%未満 |
0.1%未満 |
頻度不明 |
|
|---|---|---|---|---|
精神神経系 |
眠気、めまい、頭痛、頭がボーッとする、言語障害、痙攣 |
疲労感、不眠、精神錯乱、酩酊感、多幸感 |
抑うつ、神経過敏、てんかん発作 |
|
消化器 |
食欲不振、便秘、悪心・嘔吐、下痢、腹部膨満感、腹痛、胃痛、嚥下困難 |
流涎、消化管出血 |
腹部痙攣 |
|
肝臓 |
肝機能異常(AST上昇、ALT上昇) |
|||
泌尿器 |
頻尿、尿失禁 |
排尿困難 |
夜尿症、勃起困難、結晶尿 |
|
循環器 |
静脈炎 |
心悸亢進 |
頻脈、血圧変動 |
|
外皮系 |
発汗、毛髪異常成長 |
|||
感覚器 |
しびれ感、視力障害 |
複視、味覚異常 |
流涙 |
|
呼吸器 |
咳嗽、呼吸困難、胸痛、胸水貯留 |
|||
血液 |
血小板減少 |
赤血球減少 |
好酸球増多 |
|
過敏症 |
発疹、そう痒感 |
光線過敏症 |
||
その他 |
脱力感 |
倦怠感、ふらふら感、熱感 |
窒息感、浮腫、悪寒、発熱 |
背痛 |
15. その他の注意
15.1 臨床使用に基づく情報
1日用量200mgを超えて投与したとき、肝障害発生頻度が高くなるとの報告がある。
15.2 非臨床試験に基づく情報
- 15.2.1 ラットを用いた30カ月間長期がん原性試験及び18カ月間慢性毒性試験において、本剤のがん原性を示唆する所見が認められたとの報告がある。
- 15.2.2 細菌を用いた復帰突然変異試験(Ames試験)において、変異原性が報告されている。また、ほ乳類培養細胞を用いた染色体異常試験において、染色体異常誘発性が報告されている。[9.4.1 参照],[9.4.2 参照],[9.5 参照],[9.6 参照]
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 閉塞性肺疾患あるいは心疾患により、著しい心肺機能低下のみられる患者[本剤の筋弛緩作用により、症状が悪化するおそれがある。]
- 2.2 筋無力症状のある患者[本剤の筋弛緩作用により、症状が悪化するおそれがある。]
- 2.3 肝疾患のある患者[9.3.1 参照]
- 2.4 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
8. 重要な基本的注意
- 8.1 投与は少量より開始し、投与開始後は肝機能検査(AST、ALT、アルカリフォスファターゼ、総ビリルビン等)を定期的に行うこと。[11.1.1 参照]
- 8.2 眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること。
- 8.3 悪性症候群患者において呼吸不全があらわれたとの報告があるので、臨床症状及び血液ガス等のデータを参考に呼吸管理を実施しながら本剤を投与すること。[11.1.5 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 慢性下痢症状のみられる患者
症状が悪化するおそれがある。
-
9.1.2 イレウスのある患者
本剤の筋弛緩作用により、症状が悪化するおそれがある。[11.1.4 参照]
9.2 腎機能障害患者
排泄が遅延するおそれがある。
9.3 肝機能障害患者
-
9.3.1 肝疾患のある患者
投与しないこと。本剤による肝障害が疑われる症例が報告されている。[2.3 参照]
-
9.3.2 肝障害もしくは肝機能異常が以前にみられた患者
本剤による肝障害が疑われる症例が報告されている。[11.1.1 参照]
9.4 生殖能を有する者
- 9.4.1 妊娠する可能性のある女性には、本剤投与中及び最終投与後6カ月間において避妊する必要性及び適切な避妊法について説明すること。[9.5 参照],[15.2.2 参照]
- 9.4.2 男性には、本剤投与中及び最終投与後3カ月間においてバリア法(コンドーム)を用いて避妊する必要性について説明すること。[15.2.2 参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないことが望ましい。また妊娠13日目及び19日目の雌ラットに14C-ダントロレンナトリウム水和物1mg/kgを経口投与した際、胎児へ移行することが報告されている1) 。[9.4.1 参照],[15.2.2 参照]
9.6 授乳婦
授乳しないことが望ましい。分娩後14日目の雌ラットに14C-ダントロレンナトリウム水和物1mg/kgを経口投与した際、乳汁中に移行することが報告されている1) 。[15.2.2 参照]
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
低用量(例えば1回25mg)から投与を開始し、増量にあたっては患者の状態を観察しながら、慎重に投与すること。本剤は、主として肝臓で代謝されるが、高齢者では、肝機能が低下していることが多いため高い血中濃度が持続するおそれがある。
11. 副作用
11.1 重大な副作用
11.2 その他の副作用
5%以上 |
0.1~5%未満 |
0.1%未満 |
頻度不明 |
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|---|---|---|---|---|
精神神経系 |
眠気、めまい、頭痛、頭がボーッとする、言語障害、痙攣 |
疲労感、不眠、精神錯乱、酩酊感、多幸感 |
抑うつ、神経過敏、てんかん発作 |
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消化器 |
食欲不振、便秘、悪心・嘔吐、下痢、腹部膨満感、腹痛、胃痛、嚥下困難 |
流涎、消化管出血 |
腹部痙攣 |
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肝臓 |
肝機能異常(AST上昇、ALT上昇) |
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泌尿器 |
頻尿、尿失禁 |
排尿困難 |
夜尿症、勃起困難、結晶尿 |
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循環器 |
静脈炎 |
心悸亢進 |
頻脈、血圧変動 |
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外皮系 |
発汗、毛髪異常成長 |
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感覚器 |
しびれ感、視力障害 |
複視、味覚異常 |
流涙 |
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呼吸器 |
咳嗽、呼吸困難、胸痛、胸水貯留 |
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血液 |
血小板減少 |
赤血球減少 |
好酸球増多 |
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過敏症 |
発疹、そう痒感 |
光線過敏症 |
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その他 |
脱力感 |
倦怠感、ふらふら感、熱感 |
窒息感、浮腫、悪寒、発熱 |
背痛 |
15. その他の注意
15.1 臨床使用に基づく情報
1日用量200mgを超えて投与したとき、肝障害発生頻度が高くなるとの報告がある。
15.2 非臨床試験に基づく情報
- 15.2.1 ラットを用いた30カ月間長期がん原性試験及び18カ月間慢性毒性試験において、本剤のがん原性を示唆する所見が認められたとの報告がある。
- 15.2.2 細菌を用いた復帰突然変異試験(Ames試験)において、変異原性が報告されている。また、ほ乳類培養細胞を用いた染色体異常試験において、染色体異常誘発性が報告されている。[9.4.1 参照],[9.4.2 参照],[9.5 参照],[9.6 参照]