薬効分類名SOD1-ALS(筋萎縮性側索硬化症)治療剤
SOD1:Super Oxide Dismutase 1

一般的名称トフェルセン髄注

クアルソディ髄注100mg

くあるそでぃずいちゅう100mg

QALSODY Intrathecal injection 100mg

製造販売元/バイオジェン・ジャパン株式会社

第2版
禁忌生殖能を有する者妊婦授乳婦小児等

重大な副作用

頻度
副作用
3.4%
2.7%
神経根炎

その他の副作用

部位
頻度
副作用
脳・神経
5%以上
頭痛(13.6%)髄液細胞増加症(8.2%)錯感覚(6.1%)
脳・神経
1%未満
運動器
5%以上
CSF蛋白増加(22.4%)CSF白血球数増加(14.3%)
全身・局所・適用部位
5%以上
四肢痛(17.7%)筋肉痛(10.2%)
全身・局所・適用部位
1%以上5%未満
全身・局所・適用部位
1%未満
傷害・中毒
5%以上
疲労(5.4%)
傷害・中毒
1%以上5%未満
傷害・中毒
1%未満
胃腸・消化器系
5%以上
処置による疼痛(6.8%)
胃腸・消化器系
1%以上5%未満
皮膚
1%未満
注入に伴う反応筋骨格系処置合併症処置後そう痒処置後腫脹処置による悪心
皮膚
1%以上5%未満
1%以上5%未満
口腔・咽頭・耳・鼻
1%以上5%未満
腎・尿路
1%未満
生殖系
1%未満
肺・呼吸
1%未満
その他
1%以上5%未満
その他
1%未満
その他
1%未満

詳細情報

正確な情報は PMDA で必ず確認して下さい

注意以下の情報は参考資料としてご活用下さい

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

本剤の成分に対し過敏症の既往症のある患者

3. 組成・性状

3.1 組成

クアルソディ髄注100mg

有効成分 トフェルセン   100mg
添加剤 リン酸二水素ナトリウム水和物   0.45mg
無水リン酸一水素ナトリウム   1.65mg
塩化ナトリウム   132mg
塩化カリウム   3.30mg
塩化カルシウム水和物   3.15mg
塩化マグネシウム   2.40mg
1バイアル15mL中

3.2 製剤の性状

クアルソディ髄注100mg

pH 約7.2(6.7~7.7)
浸透圧比 約1.0(生理食塩液に対する比)
外観 無色~微黄色を呈する澄明な液

4. 効能・効果

        SOD1遺伝子変異を有する筋萎縮性側索硬化症における機能障害の進行抑制

5. 効能・効果に関連する注意

  1. 5.1 遺伝子検査によりSOD1遺伝子変異が確認された患者に投与すること。
  2. 5.2 臨床試験に組み入れられた患者のSOD1遺伝子変異の種類、疾患進行速度等の背景及び試験結果を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.1 参照]

6. 用法・用量

通常、成人には、トフェルセンとして1回100mgを1~3分かけて髄腔内投与する。初回、2週後、4週後に投与し、以降4週間間隔で投与する。

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 本剤は、本剤についての十分な知識と、筋萎縮性側索硬化症の診断及び治療に十分な知識・経験を持つ医師のもとで使用すること。
  2. 8.2 脊髄炎、神経根炎、頭蓋内圧上昇、視神経乳頭浮腫、無菌性髄膜炎があらわれることがある。本剤投与時には脳脊髄液圧を測定するとともに、定期的に髄液検査を行うこと。患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。[11.1.1 参照],[11.1.2 参照],[11.1.3 参照]
  3. 8.3 海外で他のアンチセンスオリゴヌクレオチド製剤の皮下又は静脈内投与後に腎障害が報告されている。本剤においても発現するおそれがあるため、本剤の投与開始前及び投与期間中は定期的に腎機能検査を行うこと。
  4. 8.4 海外で他のアンチセンスオリゴヌクレオチド製剤の皮下又は静脈内投与後に重度の急性血小板減少症を含む凝固系異常及び血小板数減少が報告されている。本剤においても発現するおそれがあるため、本剤の投与開始前及び投与期間中は定期的に血算(血小板数)及び凝固能検査を行うこと。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.4 生殖能を有する者

妊娠可能な女性に対しては本剤の投与中及び投与終了後7日間は適切な避妊法を用いるよう指導すること。[15.2.1 参照]

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。ヒト母乳中への移行は不明だが、マウスで乳汁中への移行が認められている。

9.7 小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

11.1 重大な副作用

  1. 11.1.1 脊髄炎(3.4%)、神経根炎(2.7%)

    脊髄炎(横断性脊髄炎、視神経脊髄炎スペクトラム障害を含む)、神経根炎(神経根障害及び腰髄神経根障害を含む)があらわれることがある。[8.2 参照]

  2. 11.1.2 視神経乳頭浮腫(4.8%)

    視神経乳頭浮腫(頭蓋内圧上昇を含む)があらわれることがある。[8.2 参照]

  3. 11.1.3 無菌性髄膜炎(4.1%)

    無菌性髄膜炎(化学性髄膜炎を含む)があらわれることがある。[8.2 参照]

11.2 その他の副作用

5%以上

1%以上
5%未満

1%未満

神経系障害

頭痛(13.6%)、髄液細胞増加症(8.2%)、錯感覚(6.1%)

浮動性めまい、感覚鈍麻、筋痙直、異痛症、異常感覚、電気ショック様感覚、片頭痛、不随意性筋収縮、感覚障害

坐骨神経痛、灼熱感、振動覚低下、構語障害、起立障害、顔面麻痺、歩行失行、頭部不快感、知覚過敏、固有感覚の欠如、神経痛、末梢性ニューロパチー、感覚消失、緊張性頭痛、振動覚亢進

臨床検査

CSF蛋白増加(22.4%)、CSF白血球数増加(14.3%)

CSF白血球陽性、CSF細胞数増加、CSF細胞数異常、CSFリンパ球数増加、CSF検査異常

ALT増加、AST増加、血中アルカリホスファターゼ増加、CSFブドウ糖増加、CSF圧上昇、総蛋白増加

筋骨格系障害および結合組織障害

四肢痛(17.7%)、筋肉痛(10.2%)

背部痛、関節痛、筋骨格硬直、筋骨格痛、筋痙縮、筋力低下、成長痛、四肢不快感、筋緊張、筋骨格不快感

側腹部痛、筋肉疲労、筋攣縮、頚部痛、仙骨痛

一般・全身障害および投与部位の状態

疲労(5.4%)

疼痛、発熱、悪寒

熱感、冷感、歩行障害、注入部位内出血、末梢性浮腫、末梢腫脹

傷害、中毒および処置合併症

処置による疼痛(6.8%)

腰椎穿刺後症候群、転倒、神経学的処置合併症

注入に伴う反応、筋骨格系処置合併症、処置後そう痒感、処置後腫脹、処置による悪心

胃腸障害

悪心

腹部膨満、腹痛、上腹部痛、下痢、嚥下障害、胃炎、食道痛、食道痙攣、膵炎

皮膚および皮下組織障害

そう痒症

脱毛症、皮膚炎、湿疹、丘疹性皮疹、そう痒性皮疹、敏感肌、蕁麻疹

眼障害

複視

網脈絡膜皺襞、近視、霧視

感染症および寄生虫症

膀胱炎

耳および迷路障害

耳鳴、回転性めまい

精神障害

パニック発作

腎および尿路障害

尿意切迫

生殖系および乳房障害

骨盤不快感

呼吸器、胸郭および縦隔障害

口腔咽頭痛

14. 適用上の注意

14.1 薬剤調製時の注意

  1. 14.1.1 使用前に無色~微黄色を呈する澄明で浮遊物等がない液であることを目視にて確認し、異常が認められる場合には使用しないこと。
  2. 14.1.2 本剤をシリンジに取り出した後、室温で4時間以内、または2~8℃で24時間以内に使用すること。
  3. 14.1.3 本剤は投与前に室温に戻すこと。
  4. 14.1.4 本剤は凍結させないこと。
  5. 14.1.5 本剤は希釈しないこと。

14.2 薬剤投与時の注意

  1. 14.2.1 本剤投与前には、本剤投与量と同程度の量の脳脊髄液を除去すること。
  2. 14.2.2 使用後の残液は使用しないこと。

15. その他の注意

15.1 臨床使用に基づく情報

ベースライン後に抗薬物抗体評価用血漿検体を採取した166例を対象に、トフェルセンに対する免疫原性反応を評価した。本剤群全体で97例(58.4%)に治験薬投与後に抗薬物抗体の発現が認められた1)  。

15.2 非臨床試験に基づく情報

  1. 15.2.1               SOD1ノックアウトマウスでは受胎能の低下及び胚死亡が報告されている2) ,3)  。[9.4 参照]
  2. 15.2.2 サルではヒト臨床推奨用量投与時と同程度の曝露量において、中枢神経系の神経細胞の空胞化が認められている4)  。

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

本剤の成分に対し過敏症の既往症のある患者

3. 組成・性状

3.1 組成

クアルソディ髄注100mg

有効成分 トフェルセン   100mg
添加剤 リン酸二水素ナトリウム水和物   0.45mg
無水リン酸一水素ナトリウム   1.65mg
塩化ナトリウム   132mg
塩化カリウム   3.30mg
塩化カルシウム水和物   3.15mg
塩化マグネシウム   2.40mg
1バイアル15mL中

3.2 製剤の性状

クアルソディ髄注100mg

pH 約7.2(6.7~7.7)
浸透圧比 約1.0(生理食塩液に対する比)
外観 無色~微黄色を呈する澄明な液

4. 効能・効果

        SOD1遺伝子変異を有する筋萎縮性側索硬化症における機能障害の進行抑制

5. 効能・効果に関連する注意

  1. 5.1 遺伝子検査によりSOD1遺伝子変異が確認された患者に投与すること。
  2. 5.2 臨床試験に組み入れられた患者のSOD1遺伝子変異の種類、疾患進行速度等の背景及び試験結果を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.1 参照]

6. 用法・用量

通常、成人には、トフェルセンとして1回100mgを1~3分かけて髄腔内投与する。初回、2週後、4週後に投与し、以降4週間間隔で投与する。

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 本剤は、本剤についての十分な知識と、筋萎縮性側索硬化症の診断及び治療に十分な知識・経験を持つ医師のもとで使用すること。
  2. 8.2 脊髄炎、神経根炎、頭蓋内圧上昇、視神経乳頭浮腫、無菌性髄膜炎があらわれることがある。本剤投与時には脳脊髄液圧を測定するとともに、定期的に髄液検査を行うこと。患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。[11.1.1 参照],[11.1.2 参照],[11.1.3 参照]
  3. 8.3 海外で他のアンチセンスオリゴヌクレオチド製剤の皮下又は静脈内投与後に腎障害が報告されている。本剤においても発現するおそれがあるため、本剤の投与開始前及び投与期間中は定期的に腎機能検査を行うこと。
  4. 8.4 海外で他のアンチセンスオリゴヌクレオチド製剤の皮下又は静脈内投与後に重度の急性血小板減少症を含む凝固系異常及び血小板数減少が報告されている。本剤においても発現するおそれがあるため、本剤の投与開始前及び投与期間中は定期的に血算(血小板数)及び凝固能検査を行うこと。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.4 生殖能を有する者

妊娠可能な女性に対しては本剤の投与中及び投与終了後7日間は適切な避妊法を用いるよう指導すること。[15.2.1 参照]

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。ヒト母乳中への移行は不明だが、マウスで乳汁中への移行が認められている。

9.7 小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

11.1 重大な副作用

  1. 11.1.1 脊髄炎(3.4%)、神経根炎(2.7%)

    脊髄炎(横断性脊髄炎、視神経脊髄炎スペクトラム障害を含む)、神経根炎(神経根障害及び腰髄神経根障害を含む)があらわれることがある。[8.2 参照]

  2. 11.1.2 視神経乳頭浮腫(4.8%)

    視神経乳頭浮腫(頭蓋内圧上昇を含む)があらわれることがある。[8.2 参照]

  3. 11.1.3 無菌性髄膜炎(4.1%)

    無菌性髄膜炎(化学性髄膜炎を含む)があらわれることがある。[8.2 参照]

11.2 その他の副作用

5%以上

1%以上
5%未満

1%未満

神経系障害

頭痛(13.6%)、髄液細胞増加症(8.2%)、錯感覚(6.1%)

浮動性めまい、感覚鈍麻、筋痙直、異痛症、異常感覚、電気ショック様感覚、片頭痛、不随意性筋収縮、感覚障害

坐骨神経痛、灼熱感、振動覚低下、構語障害、起立障害、顔面麻痺、歩行失行、頭部不快感、知覚過敏、固有感覚の欠如、神経痛、末梢性ニューロパチー、感覚消失、緊張性頭痛、振動覚亢進

臨床検査

CSF蛋白増加(22.4%)、CSF白血球数増加(14.3%)

CSF白血球陽性、CSF細胞数増加、CSF細胞数異常、CSFリンパ球数増加、CSF検査異常

ALT増加、AST増加、血中アルカリホスファターゼ増加、CSFブドウ糖増加、CSF圧上昇、総蛋白増加

筋骨格系障害および結合組織障害

四肢痛(17.7%)、筋肉痛(10.2%)

背部痛、関節痛、筋骨格硬直、筋骨格痛、筋痙縮、筋力低下、成長痛、四肢不快感、筋緊張、筋骨格不快感

側腹部痛、筋肉疲労、筋攣縮、頚部痛、仙骨痛

一般・全身障害および投与部位の状態

疲労(5.4%)

疼痛、発熱、悪寒

熱感、冷感、歩行障害、注入部位内出血、末梢性浮腫、末梢腫脹

傷害、中毒および処置合併症

処置による疼痛(6.8%)

腰椎穿刺後症候群、転倒、神経学的処置合併症

注入に伴う反応、筋骨格系処置合併症、処置後そう痒感、処置後腫脹、処置による悪心

胃腸障害

悪心

腹部膨満、腹痛、上腹部痛、下痢、嚥下障害、胃炎、食道痛、食道痙攣、膵炎

皮膚および皮下組織障害

そう痒症

脱毛症、皮膚炎、湿疹、丘疹性皮疹、そう痒性皮疹、敏感肌、蕁麻疹

眼障害

複視

網脈絡膜皺襞、近視、霧視

感染症および寄生虫症

膀胱炎

耳および迷路障害

耳鳴、回転性めまい

精神障害

パニック発作

腎および尿路障害

尿意切迫

生殖系および乳房障害

骨盤不快感

呼吸器、胸郭および縦隔障害

口腔咽頭痛

14. 適用上の注意

14.1 薬剤調製時の注意

  1. 14.1.1 使用前に無色~微黄色を呈する澄明で浮遊物等がない液であることを目視にて確認し、異常が認められる場合には使用しないこと。
  2. 14.1.2 本剤をシリンジに取り出した後、室温で4時間以内、または2~8℃で24時間以内に使用すること。
  3. 14.1.3 本剤は投与前に室温に戻すこと。
  4. 14.1.4 本剤は凍結させないこと。
  5. 14.1.5 本剤は希釈しないこと。

14.2 薬剤投与時の注意

  1. 14.2.1 本剤投与前には、本剤投与量と同程度の量の脳脊髄液を除去すること。
  2. 14.2.2 使用後の残液は使用しないこと。

15. その他の注意

15.1 臨床使用に基づく情報

ベースライン後に抗薬物抗体評価用血漿検体を採取した166例を対象に、トフェルセンに対する免疫原性反応を評価した。本剤群全体で97例(58.4%)に治験薬投与後に抗薬物抗体の発現が認められた1)  。

15.2 非臨床試験に基づく情報

  1. 15.2.1               SOD1ノックアウトマウスでは受胎能の低下及び胚死亡が報告されている2) ,3)  。[9.4 参照]
  2. 15.2.2 サルではヒト臨床推奨用量投与時と同程度の曝露量において、中枢神経系の神経細胞の空胞化が認められている4)  。

その他詳細情報

日本標準商品分類番号
87119
ブランドコード
1190411A1027
承認番号
30600AMX00294
販売開始年月
2025-03
貯法
2~8℃保存
有効期間
36ヵ月
規制区分
2, 12

重要な注意事項

  • この情報は医療専門家による診断や治療の代替にはなりません。副作用に関する懸念がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
  • 副作用の発生頻度や重篤度は個人差があります。ここで提供される情報は一般的なものであり、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。
  • 薬剤の使用に関しては、必ず医療専門家の指示に従い、自己判断での変更や中止を避けてください。
  • この情報は最新のものであるよう努めていますが、最新とは限りません。常に医療専門家に確認してください。
  • 副作用に関する情報は、信頼できる医療情報源に基づいて提供されていますが、完全性や正確性を保証するものではありません。
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