薬効分類名脊髄性筋萎縮症治療剤

一般的名称リスジプラム製剤

エブリスディドライシロップ60mg、エブリスディ錠5mg

えぶりすでぃどらいしろっぷ60mg、えぶりすでぃじょう5mg

EVRYSDI Dry Syrup, EVRYSDI Tablets

製造販売元/中外製薬株式会社

第7版
禁忌肝機能障害患者生殖能を有する者妊婦授乳婦小児等

その他の副作用

部位
頻度
副作用
感染症・発熱
3%未満
胃腸・消化器系
頻度不明
皮膚
3%以上
皮膚
3%未満

詳細情報

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注意以下の情報は参考資料としてご活用下さい

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

3. 組成・性状

3.1 組成

エブリスディドライシロップ60mg

有効成分 1瓶、2g中
リスジプラム   60mg
添加剤 D-マンニトール、イソマル水和物、酒石酸、安息香酸ナトリウム、マクロゴール6000EP、スクラロース、アスコルビン酸、エデト酸ナトリウム水和物、マルトデキストリン、オクテニルコハク酸デンプンナトリウム、香料
エブリスディ錠5mg

有効成分 *1錠中
リスジプラム   5mg
添加剤 *結晶セルロース、D-マンニトール、クロスポビドン、フマル酸ステアリルナトリウム、酒石酸、軽質無水ケイ酸、香料、ポリビニルアルコール(部分けん化物)、酸化チタン、マクロゴール4000、タルク、黄色三二酸化鉄

3.2 製剤の性状

エブリスディドライシロップ60mg

性状 粉末、塊を含む粉末又は固化した粉末
1瓶(2g)に精製水79mLを加え溶解するとき、澄明で帯緑黄色~黄色の溶液である。
エブリスディ錠5mg

剤形 *フィルムコーティング錠
色調 *微黄色、淡黄色又は灰黄色
外形 表面 *                                    
裏面 *                                    
側面 *                                    
大きさ 直径 *約6.6mm
厚さ *約4.1mm
質量 *130mg
識別コード *EVR

4. 効能又は効果

脊髄性筋萎縮症

5. 効能又は効果に関連する注意

  1. 5.1 遺伝子検査により、SMN1遺伝子の欠失又は変異を有し、SMN2遺伝子のコピー数が1以上であることが確認された患者に投与すること。
  2. 5.2 SMN2遺伝子のコピー数が1の患者及び5以上の患者における有効性及び安全性は確立していない。これらの患者に投与する場合には、本剤投与のリスクとベネフィットを考慮した上で投与を開始し、患者の状態を慎重に観察すること。
  3. 5.3 SMN2遺伝子のコピー数が4以上の臨床所見が発現する前の患者については、無治療経過観察の選択肢についても十分検討し、本剤投与のリスクとベネフィットを考慮した上で投与の必要性を判断すること。
  4. 5.4 永続的な人工呼吸が導入された患者における有効性及び安全性は確立していない。これらの患者に投与する場合には、患者の状態を慎重に観察し、定期的に有効性を評価し投与継続の可否を判断すること。効果が認められない場合には投与を中止すること。
  5. 5.5 早産児に対する有効性及び安全性は確立していない。Ⅰ型脊髄性筋萎縮症患者を対象とした臨床試験は生後2カ月以上の正期産児を対象に実施され、薬物動態、有効性及び安全性が検討された。遺伝子検査により発症が予測される脊髄性筋萎縮症患者を対象とした臨床試験は生後6週までの正期産児を対象に実施され、薬物動態、有効性及び安全性が検討された。[9.7.1 参照],[9.7.2 参照],[17.1.1 参照],[17.1.3 参照]

6. 用法及び用量

  • 〈ドライシロップ〉

    通常、生後2カ月未満の患者にはリスジプラムとして、0.15mg/kgを1日1回食後に経口投与する。
    通常、生後2カ月以上2歳未満の患者にはリスジプラムとして、0.2mg/kgを1日1回食後に経口投与する。
    通常、2歳以上の患者にはリスジプラムとして、体重20kg未満では0.25mg/kgを、体重20kg以上では5mgを1日1回食後に経口投与する。

  • *〈錠〉

    通常、2歳以上かつ体重20kg以上の患者にはリスジプラムとして、5mgを1日1回食後に経口投与する。

7. 用法及び用量に関連する注意

  • 〈製剤共通〉
    1. 7.1 本剤と脊髄性筋萎縮症に対する他剤の併用について安全性及び有効性は確立していないので併用を避けること。
  • 〈ドライシロップ〉
    1. 7.2 本剤が口腔内に残るのを防ぐため、本剤服用後に水を飲ませること。

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 本剤の投与は、脊髄性筋萎縮症の診断及び治療に十分な知識・経験を持つ医師のもとで行うこと。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.3 肝機能障害患者

  1. 9.3.1 重度の肝機能障害(Child-Pugh分類C)のある患者

    リスジプラムの血中濃度が上昇するおそれがある。当該患者は臨床試験では除外されている。[16.6.1 参照]

9.4 生殖能を有する者

  1. 9.4.1 妊娠可能な女性

    本剤投与開始前に妊娠していないことを確認すること。妊娠する可能性のある女性には、本剤投与中及び最終投与後少なくとも1カ月間において避妊する必要性及び適切な避妊法について説明すること。動物実験で胚胎児毒性が報告されている1) [9.5 参照]

  2. 9.4.2 パートナーが妊娠する可能性のある男性

    パートナーの妊娠を希望する場合は休薬すること。本剤投与中及び最終投与後又は休薬後の少なくとも4カ月間においてバリア法(コンドーム)を用いて避妊する必要性について説明すること。動物実験(ラット及びカニクイザル)で雄の生殖器官における可逆的な所見(精子の変性、精子数の減少、精子の運動能力の低下)が報告されている2) ,3) 。また、遺伝毒性試験で小核誘発作用が認められている4) [15.2.2 参照]

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、投与しないことが望ましい。妊婦に対して本剤を投与する必要がある場合には、胎児に対する潜在的なリスクについて明確に説明すること。動物実験において胎盤通過性(ラット)が認められ5) 、臨床用量の3倍を超える曝露量で妊娠期間延長(ラット)、臨床用量の5倍を超える曝露量で胎児重量低値及び骨格変異(ラット)、臨床用量の18倍を超える曝露量で胎児形態異常(水頭症)及び内臓変異(ウサギ)が認められている。なお、ウサギにおける水頭症は、予備試験では臨床用量の3倍を超える曝露量で認められている1) [9.4.1 参照]

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で乳汁移行が認められている6)

9.7 小児等

  1. 9.7.1 早産児を対象とした臨床試験は実施していない。[5.5 参照],[17.1.1 参照],[17.1.3 参照]
  2. 9.7.2 早産児では血中濃度が上昇するおそれがある。ヒト肝ミクロソームを用いた試験において、年齢区分ごとのCYP3A4及びFMO3活性、並びにリスジプラムの代謝能は0~6カ月児由来のミクロソームで最も低く、6カ月~2歳児で増加し、2~6歳児ではさらに増加を示した。[5.5 参照]

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

11.2 その他の副作用

3%以上

3%未満

頻度不明

感染症

上気道感染

消化器

下痢、口腔内潰瘍形成

皮膚

発疹

皮膚変色

14. 適用上の注意

14.1 薬剤調製時の注意

  • 〈ドライシロップ〉
    1. 14.1.1 溶液に調製してから患者へ交付すること。
    2. 14.1.2 調製時には本剤を吸入しないよう注意すること。また、手袋等を着用し、皮膚や粘膜に直接触れないようにすること。皮膚及び粘膜に本剤が付着した場合には石けんと水で十分に洗い流し、眼に付着した場合は水で洗浄すること。
    3. 14.1.3 調製方法

      79mLの精製水を瓶に加えて施栓後、瓶内の粉末が溶解するまで、よく振り混ぜる。リスジプラムとして0.75mg/mLの溶液80mLとなる。

    4. 14.1.4 調製した溶液は、凍結を避けて冷蔵庫(2~8℃)に保存し、本剤以外の容器に移し替えないこと。また、調製後64日以内に使用し、残液は廃棄すること。

14.2 薬剤交付時の注意

  • 〈製剤共通〉
    1. 14.2.1 患者又は保護者等に対し以下の点に注意するよう指導すること。
      • 調合乳又は母乳に混合しないこと。
      • 本剤は1日1回、できるだけ同じ時刻に服用すること。服用予定時刻に服用できなかった場合は、服用予定時刻から6時間以内であれば、可能な限り速やかに服用すること。服用予定時刻から6時間を超えた場合は、翌日の服用予定時刻に1回分の用量を服用すること。
      • 本剤を服用後に吐き出した場合は、追加で服用せず、翌日の服用予定時刻に1回分の用量を服用すること。
      • 用量の変更は医師の指示に従うこと。
  • 〈ドライシロップ〉
    1. 14.2.2 患者又は保護者等に対し以下の点に注意するよう指導すること。
      • 本剤に添付されている経口投与用ディスペンサーを使用して服用すること。
      • 溶液は、凍結を避けて冷蔵庫(2~8℃)に保存し、本剤以外の容器に移し替えないこと。また、調製後64日以内に使用し、残液は使用しないこと。使用後は速やかに冷蔵庫(2~8℃)に戻して保存すること。やむを得ず冷蔵庫外で保存する場合には、40℃以下で保存し、累積5日(120時間)以内に使用することとし、40℃を超えて保存した場合、又は累積5日(120時間)を超えて保存した場合は使用しないこと。
  • 〈錠〉
    1. 14.2.3 *患者又は保護者等に対し以下の点に注意するよう指導すること。
      • PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
      • 錠剤を噛んだり砕いたりしないこと。

14.3 薬剤投与時の注意

  • 〈ドライシロップ〉
    1. 14.3.1 経口投与が困難な場合は経鼻又は胃瘻チューブを介して投与できる。
  • 〈錠〉
    1. 14.3.2 *経鼻又は胃瘻チューブを介して投与しないこと。

15. その他の注意

15.2 非臨床試験に基づく情報

  1. 15.2.1 カニクイザル慢性毒性試験において、臨床用量の2倍を超える曝露量で非可逆的な網膜視細胞変性が認められた2)
  2. 15.2.2 遺伝毒性試験で小核誘発作用が認められたが、遺伝子突然変異誘発性及びDNA傷害性は認められなかった4) [9.4.2 参照]
  3. 15.2.3 rasH2トランスジェニックマウスにおいて、臨床用量の7倍を超える曝露量で発がん性は認められなかった7) 。ラットにおいては、2年間がん原性試験において臨床曝露量の4倍に相当する用量を投与した群で包皮腺及び陰核腺(いずれもヒトにおいて該当する器官は存在しない)に悪性腫瘍が認められたが、他の皮脂腺又は重層扁平上皮で構成される組織・器官には、腫瘍は認められなかった。なお、14C標識リスジプラムを単回経口投与した白色ラットの分布試験において、投与後2時間での包皮腺及び陰核腺における組織中放射能濃度は、血漿中放射能濃度のそれぞれ約30倍及び約50倍であった8)

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

3. 組成・性状

3.1 組成

エブリスディドライシロップ60mg

有効成分 1瓶、2g中
リスジプラム   60mg
添加剤 D-マンニトール、イソマル水和物、酒石酸、安息香酸ナトリウム、マクロゴール6000EP、スクラロース、アスコルビン酸、エデト酸ナトリウム水和物、マルトデキストリン、オクテニルコハク酸デンプンナトリウム、香料
エブリスディ錠5mg

有効成分 *1錠中
リスジプラム   5mg
添加剤 *結晶セルロース、D-マンニトール、クロスポビドン、フマル酸ステアリルナトリウム、酒石酸、軽質無水ケイ酸、香料、ポリビニルアルコール(部分けん化物)、酸化チタン、マクロゴール4000、タルク、黄色三二酸化鉄

3.2 製剤の性状

エブリスディドライシロップ60mg

性状 粉末、塊を含む粉末又は固化した粉末
1瓶(2g)に精製水79mLを加え溶解するとき、澄明で帯緑黄色~黄色の溶液である。
エブリスディ錠5mg

剤形 *フィルムコーティング錠
色調 *微黄色、淡黄色又は灰黄色
外形 表面 *                                    
裏面 *                                    
側面 *                                    
大きさ 直径 *約6.6mm
厚さ *約4.1mm
質量 *130mg
識別コード *EVR

4. 効能又は効果

脊髄性筋萎縮症

5. 効能又は効果に関連する注意

  1. 5.1 遺伝子検査により、SMN1遺伝子の欠失又は変異を有し、SMN2遺伝子のコピー数が1以上であることが確認された患者に投与すること。
  2. 5.2 SMN2遺伝子のコピー数が1の患者及び5以上の患者における有効性及び安全性は確立していない。これらの患者に投与する場合には、本剤投与のリスクとベネフィットを考慮した上で投与を開始し、患者の状態を慎重に観察すること。
  3. 5.3 SMN2遺伝子のコピー数が4以上の臨床所見が発現する前の患者については、無治療経過観察の選択肢についても十分検討し、本剤投与のリスクとベネフィットを考慮した上で投与の必要性を判断すること。
  4. 5.4 永続的な人工呼吸が導入された患者における有効性及び安全性は確立していない。これらの患者に投与する場合には、患者の状態を慎重に観察し、定期的に有効性を評価し投与継続の可否を判断すること。効果が認められない場合には投与を中止すること。
  5. 5.5 早産児に対する有効性及び安全性は確立していない。Ⅰ型脊髄性筋萎縮症患者を対象とした臨床試験は生後2カ月以上の正期産児を対象に実施され、薬物動態、有効性及び安全性が検討された。遺伝子検査により発症が予測される脊髄性筋萎縮症患者を対象とした臨床試験は生後6週までの正期産児を対象に実施され、薬物動態、有効性及び安全性が検討された。[9.7.1 参照],[9.7.2 参照],[17.1.1 参照],[17.1.3 参照]

6. 用法及び用量

  • 〈ドライシロップ〉

    通常、生後2カ月未満の患者にはリスジプラムとして、0.15mg/kgを1日1回食後に経口投与する。
    通常、生後2カ月以上2歳未満の患者にはリスジプラムとして、0.2mg/kgを1日1回食後に経口投与する。
    通常、2歳以上の患者にはリスジプラムとして、体重20kg未満では0.25mg/kgを、体重20kg以上では5mgを1日1回食後に経口投与する。

  • *〈錠〉

    通常、2歳以上かつ体重20kg以上の患者にはリスジプラムとして、5mgを1日1回食後に経口投与する。

7. 用法及び用量に関連する注意

  • 〈製剤共通〉
    1. 7.1 本剤と脊髄性筋萎縮症に対する他剤の併用について安全性及び有効性は確立していないので併用を避けること。
  • 〈ドライシロップ〉
    1. 7.2 本剤が口腔内に残るのを防ぐため、本剤服用後に水を飲ませること。

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 本剤の投与は、脊髄性筋萎縮症の診断及び治療に十分な知識・経験を持つ医師のもとで行うこと。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.3 肝機能障害患者

  1. 9.3.1 重度の肝機能障害(Child-Pugh分類C)のある患者

    リスジプラムの血中濃度が上昇するおそれがある。当該患者は臨床試験では除外されている。[16.6.1 参照]

9.4 生殖能を有する者

  1. 9.4.1 妊娠可能な女性

    本剤投与開始前に妊娠していないことを確認すること。妊娠する可能性のある女性には、本剤投与中及び最終投与後少なくとも1カ月間において避妊する必要性及び適切な避妊法について説明すること。動物実験で胚胎児毒性が報告されている1) [9.5 参照]

  2. 9.4.2 パートナーが妊娠する可能性のある男性

    パートナーの妊娠を希望する場合は休薬すること。本剤投与中及び最終投与後又は休薬後の少なくとも4カ月間においてバリア法(コンドーム)を用いて避妊する必要性について説明すること。動物実験(ラット及びカニクイザル)で雄の生殖器官における可逆的な所見(精子の変性、精子数の減少、精子の運動能力の低下)が報告されている2) ,3) 。また、遺伝毒性試験で小核誘発作用が認められている4) [15.2.2 参照]

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、投与しないことが望ましい。妊婦に対して本剤を投与する必要がある場合には、胎児に対する潜在的なリスクについて明確に説明すること。動物実験において胎盤通過性(ラット)が認められ5) 、臨床用量の3倍を超える曝露量で妊娠期間延長(ラット)、臨床用量の5倍を超える曝露量で胎児重量低値及び骨格変異(ラット)、臨床用量の18倍を超える曝露量で胎児形態異常(水頭症)及び内臓変異(ウサギ)が認められている。なお、ウサギにおける水頭症は、予備試験では臨床用量の3倍を超える曝露量で認められている1) [9.4.1 参照]

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で乳汁移行が認められている6)

9.7 小児等

  1. 9.7.1 早産児を対象とした臨床試験は実施していない。[5.5 参照],[17.1.1 参照],[17.1.3 参照]
  2. 9.7.2 早産児では血中濃度が上昇するおそれがある。ヒト肝ミクロソームを用いた試験において、年齢区分ごとのCYP3A4及びFMO3活性、並びにリスジプラムの代謝能は0~6カ月児由来のミクロソームで最も低く、6カ月~2歳児で増加し、2~6歳児ではさらに増加を示した。[5.5 参照]

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

11.2 その他の副作用

3%以上

3%未満

頻度不明

感染症

上気道感染

消化器

下痢、口腔内潰瘍形成

皮膚

発疹

皮膚変色

14. 適用上の注意

14.1 薬剤調製時の注意

  • 〈ドライシロップ〉
    1. 14.1.1 溶液に調製してから患者へ交付すること。
    2. 14.1.2 調製時には本剤を吸入しないよう注意すること。また、手袋等を着用し、皮膚や粘膜に直接触れないようにすること。皮膚及び粘膜に本剤が付着した場合には石けんと水で十分に洗い流し、眼に付着した場合は水で洗浄すること。
    3. 14.1.3 調製方法

      79mLの精製水を瓶に加えて施栓後、瓶内の粉末が溶解するまで、よく振り混ぜる。リスジプラムとして0.75mg/mLの溶液80mLとなる。

    4. 14.1.4 調製した溶液は、凍結を避けて冷蔵庫(2~8℃)に保存し、本剤以外の容器に移し替えないこと。また、調製後64日以内に使用し、残液は廃棄すること。

14.2 薬剤交付時の注意

  • 〈製剤共通〉
    1. 14.2.1 患者又は保護者等に対し以下の点に注意するよう指導すること。
      • 調合乳又は母乳に混合しないこと。
      • 本剤は1日1回、できるだけ同じ時刻に服用すること。服用予定時刻に服用できなかった場合は、服用予定時刻から6時間以内であれば、可能な限り速やかに服用すること。服用予定時刻から6時間を超えた場合は、翌日の服用予定時刻に1回分の用量を服用すること。
      • 本剤を服用後に吐き出した場合は、追加で服用せず、翌日の服用予定時刻に1回分の用量を服用すること。
      • 用量の変更は医師の指示に従うこと。
  • 〈ドライシロップ〉
    1. 14.2.2 患者又は保護者等に対し以下の点に注意するよう指導すること。
      • 本剤に添付されている経口投与用ディスペンサーを使用して服用すること。
      • 溶液は、凍結を避けて冷蔵庫(2~8℃)に保存し、本剤以外の容器に移し替えないこと。また、調製後64日以内に使用し、残液は使用しないこと。使用後は速やかに冷蔵庫(2~8℃)に戻して保存すること。やむを得ず冷蔵庫外で保存する場合には、40℃以下で保存し、累積5日(120時間)以内に使用することとし、40℃を超えて保存した場合、又は累積5日(120時間)を超えて保存した場合は使用しないこと。
  • 〈錠〉
    1. 14.2.3 *患者又は保護者等に対し以下の点に注意するよう指導すること。
      • PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
      • 錠剤を噛んだり砕いたりしないこと。

14.3 薬剤投与時の注意

  • 〈ドライシロップ〉
    1. 14.3.1 経口投与が困難な場合は経鼻又は胃瘻チューブを介して投与できる。
  • 〈錠〉
    1. 14.3.2 *経鼻又は胃瘻チューブを介して投与しないこと。

15. その他の注意

15.2 非臨床試験に基づく情報

  1. 15.2.1 カニクイザル慢性毒性試験において、臨床用量の2倍を超える曝露量で非可逆的な網膜視細胞変性が認められた2)
  2. 15.2.2 遺伝毒性試験で小核誘発作用が認められたが、遺伝子突然変異誘発性及びDNA傷害性は認められなかった4) [9.4.2 参照]
  3. 15.2.3 rasH2トランスジェニックマウスにおいて、臨床用量の7倍を超える曝露量で発がん性は認められなかった7) 。ラットにおいては、2年間がん原性試験において臨床曝露量の4倍に相当する用量を投与した群で包皮腺及び陰核腺(いずれもヒトにおいて該当する器官は存在しない)に悪性腫瘍が認められたが、他の皮脂腺又は重層扁平上皮で構成される組織・器官には、腫瘍は認められなかった。なお、14C標識リスジプラムを単回経口投与した白色ラットの分布試験において、投与後2時間での包皮腺及び陰核腺における組織中放射能濃度は、血漿中放射能濃度のそれぞれ約30倍及び約50倍であった8)

その他詳細情報

日本標準商品分類番号
87119
ブランドコード
1190029R1028, 1190029F1021
承認番号
30300AMX00294, 30700AMX00084
販売開始年月
2021-08, 2025-05
貯法
25℃以下で保存、室温保存
有効期間
24箇月、48箇月
規制区分
2, 12, 2, 12

重要な注意事項

  • この情報は医療専門家による診断や治療の代替にはなりません。副作用に関する懸念がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
  • 副作用の発生頻度や重篤度は個人差があります。ここで提供される情報は一般的なものであり、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。
  • 薬剤の使用に関しては、必ず医療専門家の指示に従い、自己判断での変更や中止を避けてください。
  • この情報は最新のものであるよう努めていますが、最新とは限りません。常に医療専門家に確認してください。
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