薬効分類名アロプレグナノロン様GABAA受容体機能賦活剤

一般的名称ズラノロン

ザズベイカプセル30mg

ざずべいかぷせる30mg

ZURZUVAE Capsules30mg

製造販売元/塩野義製薬株式会社

第1版
禁忌相互作用合併症・既往歴等のある患者腎機能障害患者肝機能障害患者生殖能を有する者妊婦授乳婦小児等高齢者

重大な副作用

頻度
副作用
頻度不明
錯乱状態

その他の副作用

部位
頻度
副作用
免疫系
1%未満
脳・神経
5%以上
傾眠(20.0%)めまい(12.6%)
脳・神経
1~5%未満
脳・神経
1%未満
脳・神経
頻度不明
胃腸・消化器系
1~5%未満
胃腸・消化器系
1%未満
肝臓まわり
1~5%未満
肝臓まわり
1%未満
その他
1~5%未満
その他
1%未満
歩行障害酩酊感

併用注意

薬剤名等
臨床症状・措置方法

本剤の作用を増強するおそれがある。

機序・危険因子

CYP3Aの阻害作用により、本剤の血漿中濃度が増大する可能性がある。

薬剤名等
臨床症状・措置方法

本剤の作用が減弱するおそれがある。

機序・危険因子

CYP3Aの誘導作用により、本剤の代謝が促進され血漿中濃度が低下する可能性がある。

薬剤名等
臨床症状・措置方法

中枢神経抑制作用が増強されるおそれがある。

機序・危険因子

中枢神経抑制剤との併用で相加的な増強作用が考えられる。

薬剤名等
  • ミルタザピン
  • 三環系・四環系抗うつ剤
臨床症状・措置方法

中枢神経抑制作用が増強されるおそれがある。

機序・危険因子

中枢神経抑制剤との併用で相加的な増強作用が考えられる。

薬剤名等
臨床症状・措置方法

中枢神経抑制作用が増強されるおそれがある。本剤服用中は飲酒を避けさせることが望ましい。

機序・危険因子

エタノールと本剤は相加的な中枢神経抑制作用を示すことが考えられる。

詳細情報

正確な情報は PMDA で必ず確認して下さい

注意以下の情報は参考資料としてご活用下さい

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  2. 2.2 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[9.5 参照]

3. 組成・性状

3.1 組成

ザズベイカプセル30mg

1カプセル中

有効成分 ズラノロン   30mg
添加剤 ケイ酸処理結晶セルロース、D-マンニトール、クロスカルメロースナトリウム、軽質無水ケイ酸、フマル酸ステアリルナトリウム
カプセル本体中:ゼラチン、酸化チタン、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄、酢酸、ラウリル硫酸ナトリウム  

3.2 製剤の性状

ザズベイカプセル30mg

外形
大きさ 1号カプセル
質量 約0.33g
識別コード
@217 30
性状・剤形 キャップが橙色、ボディが淡橙色の不透明な硬カプセル剤である。内容物は白色の粉末又は塊である。

4. 効能・効果

  • うつ病・うつ状態

5. 効能・効果に関連する注意

  1. 5.1 抗うつ剤の投与により、24歳以下の患者で、自殺念慮、自殺企図のリスクが増加するとの報告があるため、本剤の投与にあたっては、リスクとベネフィットを考慮すること。[8.1 参照],[8.2 参照],[8.3 参照],[8.4 参照],[9.1.1 参照],[9.1.2 参照],[15.1 参照]
  2. 5.2 本剤は、抑うつ症状が認められる患者の急性期治療に用いること。抑うつ症状が寛解又は回復した患者における再燃・再発の予防を目的とした投与は行わないこと。[7.1 参照],[17.1.1 参照],[17.1.2 参照]

6. 用法・用量

通常、成人にはズラノロンとして30mgを1日1回14日間夕食後に経口投与する。なお、本剤による治療を再度行う場合には、投与終了から6週間以上の間隔をあけること。

7. 用法・用量に関連する注意

  1. 7.1 薬物依存を生じるおそれがあるので、用法・用量を遵守するとともに、本剤による治療を再度行う場合には、治療上の必要性を十分に検討すること。[5.2 参照]
  2. 7.2 本剤を14日間投与し、抑うつ症状が寛解又は回復した後に再燃・再発が認められ、本剤による治療を再度選択する場合には、必ず本剤投与終了から6週間以上の間隔をあけること。本剤による治療を繰り返し行っても再燃・再発する場合には、他の治療法を検討し、漫然と本剤による治療を繰り返さないこと。[17.1.1 参照]
  3. 7.3 本剤14日間投与後に抑うつ症状の改善が認められない場合や、本剤投与終了から6週間未満に抑うつ症状が悪化し薬物療法を行う必要がある場合には、本剤による治療を再度行わずに他の抗うつ薬による治療を行うなど、他の治療法を検討すること。
  4. 7.4 本剤を14日間投与し、抑うつ症状が寛解又は回復した場合においても、患者の状態を定期的に観察するとともに、精神療法等の非薬物療法を行うなど、患者の状態に応じて適切な治療を行うこと。
  5. 7.5 他の抗うつ薬への本剤の上乗せ効果は示されていないため、他の抗うつ薬で治療中の患者への急性期治療としては、本剤単剤による治療を行うことを検討すること。[17.1.1 参照],[17.1.2 参照]

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 うつ症状を呈する患者は希死念慮があり、自殺企図のおそれがあるので、患者の状態及び病態の変化を注意深く観察すること。[5.1 参照],[8.2 参照],[8.3 参照],[8.4 参照],[9.1.1 参照],[9.1.2 参照],[15.1 参照]
  2. 8.2 うつ症状を呈する患者は、不安、焦燥、興奮、パニック発作、不眠、易刺激性、敵意、攻撃性、衝動性、アカシジア/精神運動不穏、軽躁、躁病等があらわれることが報告されている。また、因果関係は明らかではないが、これらの症状・行動を来した症例において、基礎疾患の悪化又は自殺念慮、自殺企図、他害行為が報告されている。患者の状態及び病態の変化を注意深く観察するとともに、本剤投与時にこれらの症状の増悪が観察された場合には、投与を中止することを検討した上で適切な処置を行うこと。[5.1 参照],[8.1 参照],[8.3 参照],[8.4 参照],[9.1.1 参照],[9.1.2 参照],[9.1.3 参照],[9.1.4 参照],[9.1.5 参照],[15.1 参照]
  3. 8.3 自殺目的での過量服用を防ぐため、自殺傾向が認められる患者に処方する場合には、1回分の処方日数を最小限にとどめること。[5.1 参照],[8.1 参照],[8.2 参照],[8.4 参照],[9.1.1 参照],[9.1.2 参照],[15.1 参照]
  4. 8.4 家族等に自殺念慮や自殺企図、興奮、攻撃性、易刺激性等の行動の変化及び基礎疾患悪化があらわれるリスク等について十分説明を行い、医師と緊密に連絡を取り合うよう指導すること。[5.1 参照],[8.1 参照],[8.2 参照],[8.3 参照],[9.1.1 参照],[9.1.2 参照],[9.1.3 参照],[9.1.4 参照],[9.1.5 参照],[15.1 参照]
  5. 8.5 眠気、めまい等があらわれることがあるので、本剤投与中の患者には、自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 自殺念慮又は自殺企図の既往のある患者、自殺念慮のある患者

    自殺念慮、自殺企図があらわれることがある。[5.1 参照],[8.1 参照],[8.2 参照],[8.3 参照],[8.4 参照],[9.1.2 参照],[15.1 参照]

  2. 9.1.2 双極性障害患者

    躁転、自殺企図があらわれることがある。[5.1 参照],[8.1 参照],[8.2 参照],[8.3 参照],[8.4 参照],[9.1.1 参照],[15.1 参照]

  3. 9.1.3 統合失調症の素因のある患者

    精神症状が増悪することがある。[8.2 参照],[8.4 参照],[9.1.4 参照],[9.1.5 参照]

  4. 9.1.4 衝動性が高い併存障害を有する患者

    精神症状が増悪することがある。[8.2 参照],[8.4 参照],[9.1.3 参照],[9.1.5 参照]

  5. 9.1.5 脳に器質的障害のある患者

    精神症状が増悪することがある。また、中枢神経抑制作用が強くあらわれるおそれがある。[8.2 参照],[8.4 参照],[9.1.3 参照],[9.1.4 参照]

  6. 9.1.6 睡眠時無呼吸症候群又は中等度以上の呼吸障害のある患者

    呼吸抑制があらわれるおそれがある。

9.2 腎機能障害患者

腎機能が正常な患者と比べ、本剤の曝露量が増加し、副作用が強くあらわれるおそれがある。[16.6.1 参照]

9.3 肝機能障害患者

  1. 9.3.1 重度の肝機能障害(Child-Pugh分類C)のある患者

    肝機能が正常な患者と比べ、本剤の曝露量が増加し、副作用が強くあらわれるおそれがある。[16.6.2 参照]

9.4 生殖能を有する者

妊娠する可能性のある女性には、本剤投与中及び最終投与後1週間において避妊する必要性及び適切な避妊法について説明すること。[9.5 参照]

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。ラットにおいて催奇形性及び胚・胎児生存率の低下が認められた。所見が認められなかった用量と臨床用量における曝露量比は3.9倍であった。[2.2 参照],[9.4 参照]

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。ヒト母乳中へ移行することが報告されている。[16.3.2 参照]

9.7 小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

9.8 高齢者

患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に、生理機能が低下していることが多く、傾眠、鎮静、錯乱の危険性が高くなることがある。[16.6.3 参照]

10. 相互作用

10.2 併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
  • CYP3Aを強く阻害する薬剤
    • HIVプロテアーゼ阻害剤
    • アゾール系抗真菌薬(イトラコナゾール等)
    • クラリスロマイシン 等
  • [16.7.1 参照]

本剤の作用を増強するおそれがある。

CYP3Aの阻害作用により、本剤の血漿中濃度が増大する可能性がある。

  • CYP3Aを誘導する薬剤
    • リファンピシン
    • カルバマゼピン
    • フェニトイン 等
  • [16.7.2 参照]

本剤の作用が減弱するおそれがある。

CYP3Aの誘導作用により、本剤の代謝が促進され血漿中濃度が低下する可能性がある。

  • 中枢神経抑制作用を有する薬剤
    • ベンゾジアゼピン系薬剤
    • フェノチアジン誘導体
    • バルビツール酸誘導体 等
  • [16.7.5 参照]

中枢神経抑制作用が増強されるおそれがある。

中枢神経抑制剤との併用で相加的な増強作用が考えられる。

  • ミルタザピン
  • 三環系・四環系抗うつ剤
    • イミプラミン塩酸塩、アミトリプチリン塩酸塩 等

中枢神経抑制作用が増強されるおそれがある。

中枢神経抑制剤との併用で相加的な増強作用が考えられる。

中枢神経抑制作用が増強されるおそれがある。本剤服用中は飲酒を避けさせることが望ましい。

エタノールと本剤は相加的な中枢神経抑制作用を示すことが考えられる。

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

11.1 重大な副作用

  1. 11.1.1 錯乱状態(頻度不明)

    錯乱状態、せん妄、失見当識があらわれることがある。

11.2 その他の副作用

5%以上

1~5%未満

1%未満

頻度不明

過敏症

発疹

精神神経系

傾眠(20.0%)、
めまい(12.6%)

頭痛

振戦、鎮静、注意力障害、健忘

嗜眠

消化器

悪心、下痢、口渇・口内乾燥

嘔吐、腹部不快感、腹痛

肝臓

ALT上昇

AST上昇、γ-GTP上昇

その他

浮遊感、倦怠感

歩行障害、酩酊感

13. 過量投与

  1. 13.1 症状

    過度の中枢神経抑制症状があらわれる可能性がある。

  2. 13.2 処置

    特異的な解毒剤はない。

14. 適用上の注意

14.1 薬剤交付時の注意

PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。

15. その他の注意

15.1 臨床使用に基づく情報

海外で実施された大うつ病性障害等の精神疾患を有する患者を対象とした、複数の抗うつ剤(本剤は含まず)の短期プラセボ対照臨床試験の検討結果において、24歳以下の患者では、自殺念慮及び自殺企図の発現のリスクが抗うつ剤投与群でプラセボ群と比較して高かった。なお、25歳以上の患者における自殺念慮及び自殺企図の発現のリスクの上昇は認められず、65歳以上においてはそのリスクが減少した。[5.1 参照],[8.1 参照],[8.2 参照],[8.3 参照],[8.4 参照],[9.1.1 参照],[9.1.2 参照]

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  2. 2.2 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[9.5 参照]

3. 組成・性状

3.1 組成

ザズベイカプセル30mg

1カプセル中

有効成分 ズラノロン   30mg
添加剤 ケイ酸処理結晶セルロース、D-マンニトール、クロスカルメロースナトリウム、軽質無水ケイ酸、フマル酸ステアリルナトリウム
カプセル本体中:ゼラチン、酸化チタン、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄、酢酸、ラウリル硫酸ナトリウム  

3.2 製剤の性状

ザズベイカプセル30mg

外形
大きさ 1号カプセル
質量 約0.33g
識別コード
@217 30
性状・剤形 キャップが橙色、ボディが淡橙色の不透明な硬カプセル剤である。内容物は白色の粉末又は塊である。

4. 効能・効果

  • うつ病・うつ状態

5. 効能・効果に関連する注意

  1. 5.1 抗うつ剤の投与により、24歳以下の患者で、自殺念慮、自殺企図のリスクが増加するとの報告があるため、本剤の投与にあたっては、リスクとベネフィットを考慮すること。[8.1 参照],[8.2 参照],[8.3 参照],[8.4 参照],[9.1.1 参照],[9.1.2 参照],[15.1 参照]
  2. 5.2 本剤は、抑うつ症状が認められる患者の急性期治療に用いること。抑うつ症状が寛解又は回復した患者における再燃・再発の予防を目的とした投与は行わないこと。[7.1 参照],[17.1.1 参照],[17.1.2 参照]

6. 用法・用量

通常、成人にはズラノロンとして30mgを1日1回14日間夕食後に経口投与する。なお、本剤による治療を再度行う場合には、投与終了から6週間以上の間隔をあけること。

7. 用法・用量に関連する注意

  1. 7.1 薬物依存を生じるおそれがあるので、用法・用量を遵守するとともに、本剤による治療を再度行う場合には、治療上の必要性を十分に検討すること。[5.2 参照]
  2. 7.2 本剤を14日間投与し、抑うつ症状が寛解又は回復した後に再燃・再発が認められ、本剤による治療を再度選択する場合には、必ず本剤投与終了から6週間以上の間隔をあけること。本剤による治療を繰り返し行っても再燃・再発する場合には、他の治療法を検討し、漫然と本剤による治療を繰り返さないこと。[17.1.1 参照]
  3. 7.3 本剤14日間投与後に抑うつ症状の改善が認められない場合や、本剤投与終了から6週間未満に抑うつ症状が悪化し薬物療法を行う必要がある場合には、本剤による治療を再度行わずに他の抗うつ薬による治療を行うなど、他の治療法を検討すること。
  4. 7.4 本剤を14日間投与し、抑うつ症状が寛解又は回復した場合においても、患者の状態を定期的に観察するとともに、精神療法等の非薬物療法を行うなど、患者の状態に応じて適切な治療を行うこと。
  5. 7.5 他の抗うつ薬への本剤の上乗せ効果は示されていないため、他の抗うつ薬で治療中の患者への急性期治療としては、本剤単剤による治療を行うことを検討すること。[17.1.1 参照],[17.1.2 参照]

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 うつ症状を呈する患者は希死念慮があり、自殺企図のおそれがあるので、患者の状態及び病態の変化を注意深く観察すること。[5.1 参照],[8.2 参照],[8.3 参照],[8.4 参照],[9.1.1 参照],[9.1.2 参照],[15.1 参照]
  2. 8.2 うつ症状を呈する患者は、不安、焦燥、興奮、パニック発作、不眠、易刺激性、敵意、攻撃性、衝動性、アカシジア/精神運動不穏、軽躁、躁病等があらわれることが報告されている。また、因果関係は明らかではないが、これらの症状・行動を来した症例において、基礎疾患の悪化又は自殺念慮、自殺企図、他害行為が報告されている。患者の状態及び病態の変化を注意深く観察するとともに、本剤投与時にこれらの症状の増悪が観察された場合には、投与を中止することを検討した上で適切な処置を行うこと。[5.1 参照],[8.1 参照],[8.3 参照],[8.4 参照],[9.1.1 参照],[9.1.2 参照],[9.1.3 参照],[9.1.4 参照],[9.1.5 参照],[15.1 参照]
  3. 8.3 自殺目的での過量服用を防ぐため、自殺傾向が認められる患者に処方する場合には、1回分の処方日数を最小限にとどめること。[5.1 参照],[8.1 参照],[8.2 参照],[8.4 参照],[9.1.1 参照],[9.1.2 参照],[15.1 参照]
  4. 8.4 家族等に自殺念慮や自殺企図、興奮、攻撃性、易刺激性等の行動の変化及び基礎疾患悪化があらわれるリスク等について十分説明を行い、医師と緊密に連絡を取り合うよう指導すること。[5.1 参照],[8.1 参照],[8.2 参照],[8.3 参照],[9.1.1 参照],[9.1.2 参照],[9.1.3 参照],[9.1.4 参照],[9.1.5 参照],[15.1 参照]
  5. 8.5 眠気、めまい等があらわれることがあるので、本剤投与中の患者には、自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 自殺念慮又は自殺企図の既往のある患者、自殺念慮のある患者

    自殺念慮、自殺企図があらわれることがある。[5.1 参照],[8.1 参照],[8.2 参照],[8.3 参照],[8.4 参照],[9.1.2 参照],[15.1 参照]

  2. 9.1.2 双極性障害患者

    躁転、自殺企図があらわれることがある。[5.1 参照],[8.1 参照],[8.2 参照],[8.3 参照],[8.4 参照],[9.1.1 参照],[15.1 参照]

  3. 9.1.3 統合失調症の素因のある患者

    精神症状が増悪することがある。[8.2 参照],[8.4 参照],[9.1.4 参照],[9.1.5 参照]

  4. 9.1.4 衝動性が高い併存障害を有する患者

    精神症状が増悪することがある。[8.2 参照],[8.4 参照],[9.1.3 参照],[9.1.5 参照]

  5. 9.1.5 脳に器質的障害のある患者

    精神症状が増悪することがある。また、中枢神経抑制作用が強くあらわれるおそれがある。[8.2 参照],[8.4 参照],[9.1.3 参照],[9.1.4 参照]

  6. 9.1.6 睡眠時無呼吸症候群又は中等度以上の呼吸障害のある患者

    呼吸抑制があらわれるおそれがある。

9.2 腎機能障害患者

腎機能が正常な患者と比べ、本剤の曝露量が増加し、副作用が強くあらわれるおそれがある。[16.6.1 参照]

9.3 肝機能障害患者

  1. 9.3.1 重度の肝機能障害(Child-Pugh分類C)のある患者

    肝機能が正常な患者と比べ、本剤の曝露量が増加し、副作用が強くあらわれるおそれがある。[16.6.2 参照]

9.4 生殖能を有する者

妊娠する可能性のある女性には、本剤投与中及び最終投与後1週間において避妊する必要性及び適切な避妊法について説明すること。[9.5 参照]

9.5 妊婦

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。ラットにおいて催奇形性及び胚・胎児生存率の低下が認められた。所見が認められなかった用量と臨床用量における曝露量比は3.9倍であった。[2.2 参照],[9.4 参照]

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。ヒト母乳中へ移行することが報告されている。[16.3.2 参照]

9.7 小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

9.8 高齢者

患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に、生理機能が低下していることが多く、傾眠、鎮静、錯乱の危険性が高くなることがある。[16.6.3 参照]

10. 相互作用

10.2 併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
  • CYP3Aを強く阻害する薬剤
    • HIVプロテアーゼ阻害剤
    • アゾール系抗真菌薬(イトラコナゾール等)
    • クラリスロマイシン 等
  • [16.7.1 参照]

本剤の作用を増強するおそれがある。

CYP3Aの阻害作用により、本剤の血漿中濃度が増大する可能性がある。

  • CYP3Aを誘導する薬剤
    • リファンピシン
    • カルバマゼピン
    • フェニトイン 等
  • [16.7.2 参照]

本剤の作用が減弱するおそれがある。

CYP3Aの誘導作用により、本剤の代謝が促進され血漿中濃度が低下する可能性がある。

  • 中枢神経抑制作用を有する薬剤
    • ベンゾジアゼピン系薬剤
    • フェノチアジン誘導体
    • バルビツール酸誘導体 等
  • [16.7.5 参照]

中枢神経抑制作用が増強されるおそれがある。

中枢神経抑制剤との併用で相加的な増強作用が考えられる。

  • ミルタザピン
  • 三環系・四環系抗うつ剤
    • イミプラミン塩酸塩、アミトリプチリン塩酸塩 等

中枢神経抑制作用が増強されるおそれがある。

中枢神経抑制剤との併用で相加的な増強作用が考えられる。

中枢神経抑制作用が増強されるおそれがある。本剤服用中は飲酒を避けさせることが望ましい。

エタノールと本剤は相加的な中枢神経抑制作用を示すことが考えられる。

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

11.1 重大な副作用

  1. 11.1.1 錯乱状態(頻度不明)

    錯乱状態、せん妄、失見当識があらわれることがある。

11.2 その他の副作用

5%以上

1~5%未満

1%未満

頻度不明

過敏症

発疹

精神神経系

傾眠(20.0%)、
めまい(12.6%)

頭痛

振戦、鎮静、注意力障害、健忘

嗜眠

消化器

悪心、下痢、口渇・口内乾燥

嘔吐、腹部不快感、腹痛

肝臓

ALT上昇

AST上昇、γ-GTP上昇

その他

浮遊感、倦怠感

歩行障害、酩酊感

13. 過量投与

  1. 13.1 症状

    過度の中枢神経抑制症状があらわれる可能性がある。

  2. 13.2 処置

    特異的な解毒剤はない。

14. 適用上の注意

14.1 薬剤交付時の注意

PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。

15. その他の注意

15.1 臨床使用に基づく情報

海外で実施された大うつ病性障害等の精神疾患を有する患者を対象とした、複数の抗うつ剤(本剤は含まず)の短期プラセボ対照臨床試験の検討結果において、24歳以下の患者では、自殺念慮及び自殺企図の発現のリスクが抗うつ剤投与群でプラセボ群と比較して高かった。なお、25歳以上の患者における自殺念慮及び自殺企図の発現のリスクの上昇は認められず、65歳以上においてはそのリスクが減少した。[5.1 参照],[8.1 参照],[8.2 参照],[8.3 参照],[8.4 参照],[9.1.1 参照],[9.1.2 参照]

その他詳細情報

日本標準商品分類番号
871179
ブランドコード
11790C5M1029
承認番号
30700AMX00258000
販売開始年月
貯法
室温保存
有効期間
4年
規制区分
2, 9, 12

重要な注意事項

  • この情報は医療専門家による診断や治療の代替にはなりません。副作用に関する懸念がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
  • 副作用の発生頻度や重篤度は個人差があります。ここで提供される情報は一般的なものであり、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。
  • 薬剤の使用に関しては、必ず医療専門家の指示に従い、自己判断での変更や中止を避けてください。
  • この情報は最新のものであるよう努めていますが、最新とは限りません。常に医療専門家に確認してください。
  • 副作用に関する情報は、信頼できる医療情報源に基づいて提供されていますが、完全性や正確性を保証するものではありません。
  • この情報を使用することにより生じたいかなる損害についても、当サイトは一切の責任を負いません。