薬効分類名非ステロイド性消炎・鎮痛剤

一般的名称ロルノキシカム製剤

ロルカム錠2mg、ロルカム錠4mg

ろるかむじょう2mg、ろるかむじょう4mg

Lorcam tablets 2mg, Lorcam tablets 4mg

製造販売/大正製薬株式会社

第3版
禁忌相互作用合併症・既往歴等のある患者腎機能障害患者肝機能障害患者妊婦授乳婦小児等高齢者

重大な副作用

頻度
副作用
頻度不明
小腸・大腸潰瘍
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明

その他の副作用

部位
頻度
副作用
免疫系
0.1~5%未満
免疫系
0.1%未満
脳・神経
0.1~5%未満
脳・神経
0.1%未満
感覚器
0.1%未満
胃腸・消化器系
0.1~5%未満
胃腸・消化器系
0.1%未満
胃腸・消化器系
頻度不明
血液系
0.1~5%未満
血液系
0.1%未満
肝臓まわり
0.1~5%未満
肝臓まわり
0.1%未満
腎・尿路
0.1~5%未満
腎・尿路
0.1%未満
その他
0.1~5%未満
その他
0.1%未満
その他
頻度不明

併用注意

薬剤名等
  • ジゴキシン
臨床症状・措置方法

併用時、ジゴキシンのクリアランスが14%程度低下することが報告されている(外国人のデータ)。ジゴキシンの強心作用を増強させるおそれがあるので注意し、必要があれば減量すること。

機序・危険因子

機序は不明だが、両薬剤の併用によりジゴキシンのクリアランスの低下が認められる。

薬剤名等
  • クマリン系抗凝血剤
臨床症状・措置方法

併用後、ロルノキシカムのみを休薬したところ、ワルファリンの血清中濃度は16%低下し、プロトロンビン時間は19%低下したことが報告されている(外国人のデータ)。併用により抗凝血作用を増強させるおそれがあるので注意し、必要があれば減量すること。

機序・危険因子

CYP2C9に対する競合によるためと考えられる。

薬剤名等
  • 抗血小板剤
臨床症状・措置方法

消化管からの出血が助長されるおそれがある。

機序・危険因子

抗血小板剤による血小板凝集抑制作用のためと考えられる。

薬剤名等
  • スルホニル尿素系血糖降下剤
臨床症状・措置方法

血糖降下作用を増強させるおそれがあるので注意し、必要があれば減量すること。また、グリベンクラミドと併用した場合、グリベンクラミドの体内動態に影響を及ぼすことはなかったが、血漿インスリン濃度(AUC)は増加し、血漿グルコース濃度(AUC)は低下したことが報告されている(外国人のデータ)。

機序・危険因子

スルホニル尿素系血糖降下剤は、主にCYP2C9により代謝されることから、競合によるためと考えられる。

薬剤名等
  • リチウム製剤
臨床症状・措置方法

併用時、リチウムのCmaxが約20%増加したことが報告されている(外国人のデータ)。リチウム血中濃度を上昇させリチウム中毒を起こすおそれがあるので、血中のリチウム濃度に注意し、必要があれば減量すること。

機序・危険因子

本剤の腎におけるプロスタグランジン生合成阻害により、二次的に再吸収が促進され、リチウムの腎排泄が減少するためと考えられている。

薬剤名等
  • メトトレキサート製剤
臨床症状・措置方法

併用時、メトトレキサートの血清中濃度(AUC)は21.9%上昇したことが報告されている(外国人のデータ)。メトトレキサートの血中濃度を上昇させるおそれがある。

機序・危険因子

メトトレキサートの腎尿細管分泌を競合的に阻害することにより腎排泄が遅延するためと考えられる。

薬剤名等
  • ループ利尿剤
臨床症状・措置方法

フロセミドの利尿作用が減弱したとの報告がある。

機序・危険因子

本剤の腎におけるプロスタグランジン生合成阻害作用により、水、ナトリウムの排泄が減少するためと考えられている。

薬剤名等
  • チアジド系利尿剤
臨床症状・措置方法

他の非ステロイド性消炎鎮痛剤との併用により、利尿作用が減弱したとの報告がある。

機序・危険因子

本剤の腎におけるプロスタグランジン生合成阻害作用により、水、ナトリウムの排泄が減少するためと考えられている。

薬剤名等
  • アンジオテンシン変換酵素阻害剤
臨床症状・措置方法

他の非ステロイド性消炎鎮痛剤との併用により、アンジオテンシン変換酵素阻害剤の効果が減弱したとの報告がある。

機序・危険因子

本剤のプロスタグランジンの合成阻害作用により、アンジオテンシン変換酵素阻害剤のプロスタグランジン合成による血圧低下作用を減弱させるためと考えられている。

詳細情報

正確な情報は PMDA で必ず確認して下さい

注意以下の情報は参考資料としてご活用下さい

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 消化性潰瘍のある患者[消化性潰瘍を悪化させることがある][11.1.1 参照]
  2. 2.2 重篤な血液の異常のある患者[9.1.3 参照],[11.1.3 参照]
  3. 2.3 重篤な肝機能障害のある患者[9.3.1 参照],[11.1.6 参照]
  4. 2.4 重篤な腎機能障害のある患者[9.2.1 参照],[11.1.5 参照]
  5. 2.5 重篤な心機能不全のある患者[9.1.4 参照]
  6. 2.6 重篤な高血圧症のある患者[9.1.5 参照]
  7. 2.7 本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者
  8. 2.8 アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者[重篤な喘息発作を誘発するおそれがある][9.1.6 参照]
  9. 2.9 妊娠後期の女性[9.5.1 参照]

3. 組成・性状

3.1 組成

ロルカム錠2mg

有効成分 **1錠中 日局 ロルノキシカム   2mg
添加剤 炭酸水素ナトリウム
結晶セルロース
無水リン酸水素カルシウム
低置換度ヒドロキシプロピルセルロース
ヒドロキシプロピルセルロース
ステアリン酸カルシウム
ヒプロメロース
マクロゴール6000
酸化チタン
タルク
カルナウバロウ
軽質無水ケイ酸
ロルカム錠4mg

有効成分 **1錠中 日局 ロルノキシカム   4mg
添加剤 炭酸水素ナトリウム
結晶セルロース
無水リン酸水素カルシウム
低置換度ヒドロキシプロピルセルロース
ヒドロキシプロピルセルロース
ステアリン酸カルシウム
ヒプロメロース
マクロゴール6000
酸化チタン
タルク
カルナウバロウ
軽質無水ケイ酸

3.2 製剤の性状

ロルカム錠2mg

剤形 白色フィルムコーティング錠
外形 表面                                    
裏面                                    
側面                                    
大きさ 直径 約6mm
厚さ 約2.6mm
質量 約84mg
識別コード T742
ロルカム錠4mg

剤形 白色フィルムコーティング錠
外形 表面                                    
裏面                                    
側面                                    
大きさ 直径 約7mm
厚さ 約3.3mm
質量 約168mg
識別コード

4. 効能又は効果

  • 下記疾患並びに症状の消炎・鎮痛
    • 関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、頸肩腕症候群、肩関節周囲炎
  • 手術後、外傷後及び抜歯後の消炎・鎮痛

6. 用法及び用量

  • 〈関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、頸肩腕症候群、肩関節周囲炎の消炎・鎮痛〉

    通常、成人にはロルノキシカムとして1回4mgを1日3回食後に経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日18mgを限度とする。

  • 〈手術後、外傷後及び抜歯後の消炎・鎮痛〉

    通常、成人にはロルノキシカムとして1回8mgを頓用する。ただし、1回量は8mgまで、1日量は24mgまで、投与期間は3日までを限度とする。また、空腹時の投与は避けることが望ましい。

7. 用法及び用量に関連する注意

  1. 7.1 手術後、外傷後及び抜歯後の消炎・鎮痛に用いる場合、1回8mg、1日24mg及び3日間を超えて、投与された経験はなく、安全性は確立されていないので、用法及び用量を遵守すること。
  2. 7.2 他の消炎鎮痛剤との併用は避けることが望ましい。

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 消炎鎮痛剤による治療は原因療法ではなく対症療法であることに留意すること。
  2. 8.2 慢性疾患(関節リウマチ、変形性関節症等)に対し本剤を用いる場合には、次の事項を考慮すること。
    • 長期投与する場合には定期的に尿検査、血液検査及び肝機能検査等を行うこと。[11.1.3 参照]
    • 薬物療法以外の療法も考慮すること。
  3. 8.3 急性疾患に対し本剤を用いる場合には、次の事項を考慮すること。
    • 急性炎症及び疼痛の程度を考慮し、投与すること。
    • 原則として長期投与を避けること。
    • 原因療法があればこれを行うこと。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 消化性潰瘍の既往歴のある患者
  2. 9.1.2 非ステロイド性消炎鎮痛剤の長期投与による消化性潰瘍のある患者で、本剤の長期投与が必要であり、かつミソプロストールによる治療が行われている患者
    • 本剤を継続投与する場合には、十分経過を観察し、慎重に投与すること。ミソプロストールは非ステロイド性消炎鎮痛剤により生じた消化性潰瘍を効能・効果としているが、ミソプロストールによる治療に抵抗性を示す消化性潰瘍もある。
  3. 9.1.3 血液の異常又はその既往歴のある患者(重篤な血液の異常のある患者を除く)
  4. 9.1.4 心機能障害のある患者(重篤な心機能不全のある患者を除く)
  5. 9.1.5 高血圧症のある患者(重篤な高血圧症のある患者を除く)
    • 血圧をさらに上昇させるおそれがある。血圧上昇が報告されている。[2.6 参照]
  6. 9.1.6 気管支喘息の患者(アスピリン喘息又はその既往歴のある患者を除く)
  7. 9.1.7 潰瘍性大腸炎の患者
    • 症状を悪化させるおそれがある。
  8. 9.1.8 クローン病の患者
    • 症状を悪化させるおそれがある。
  9. 9.1.9 感染症を合併している患者
    • 必要に応じて適切な抗菌剤を併用し、観察を十分に行い慎重に投与すること。感染症を不顕性化するおそれがある。

9.2 腎機能障害患者

  1. 9.2.1 重篤な腎機能障害のある患者
  2. 9.2.2 腎機能障害又はその既往歴のある患者(重篤な腎機能障害のある患者を除く)

9.3 肝機能障害患者

  1. 9.3.1 重篤な肝機能障害のある患者
  2. 9.3.2 肝機能障害又はその既往歴のある患者(重篤な肝機能障害のある患者を除く)

9.5 妊婦

  1. 9.5.1 妊娠後期の女性
    • 投与しないこと。動物実験(ラット)で胎児の動脈管収縮、分娩遅延、妊娠期間の延長が報告されている。[2.9 参照]
  2. 9.5.2 妊婦又は妊娠している可能性のある女性(妊娠後期の女性を除く)
    • *治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。投与する際には、必要最小限にとどめ、羊水量、胎児の動脈管収縮を疑う所見を妊娠週数や投与日数を考慮して適宜確認するなど慎重に投与すること。シクロオキシゲナーゼ阻害剤(経口剤、坐剤)を妊婦に使用し、胎児の腎機能障害及び尿量減少、それに伴う羊水過少症が起きたとの報告がある。シクロオキシゲナーゼ阻害剤(全身作用を期待する製剤)を妊娠中期の妊婦に使用し、胎児の動脈管収縮が起きたとの報告がある。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で乳汁への移行が報告されている。

9.7 小児等

  1. 9.7.1 小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
  2. 9.7.2 副作用の発現に特に注意し、必要最小限の使用にとどめるなど慎重に投与すること。

9.8 高齢者

副作用の発現に特に注意し、少量から投与を開始するなど必要最小限の使用にとどめ患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。本剤は肝臓で代謝される薬剤であり、一般に高齢者では肝機能をはじめとする生理機能が低下していることが多い。
なお、本剤における消化性潰瘍は、高齢者でより多く報告されており、自覚症状のないまま重篤化(突然の吐血等)することがある。また、これらの事象は消化性潰瘍の既往の有無や投与期間の長さにかかわらず発現する可能性がある。[11.1.1 参照]

10. 相互作用

10.2 併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
  • ジゴキシン

併用時、ジゴキシンのクリアランスが14%程度低下することが報告されている(外国人のデータ)。ジゴキシンの強心作用を増強させるおそれがあるので注意し、必要があれば減量すること。

機序は不明だが、両薬剤の併用によりジゴキシンのクリアランスの低下が認められる。

  • クマリン系抗凝血剤
    • ワルファリンカリウム等

併用後、ロルノキシカムのみを休薬したところ、ワルファリンの血清中濃度は16%低下し、プロトロンビン時間は19%低下したことが報告されている(外国人のデータ)。併用により抗凝血作用を増強させるおそれがあるので注意し、必要があれば減量すること。

CYP2C9に対する競合によるためと考えられる。

  • 抗血小板剤
    • アスピリン、チクロピジン塩酸塩等

消化管からの出血が助長されるおそれがある。

抗血小板剤による血小板凝集抑制作用のためと考えられる。

  • スルホニル尿素系血糖降下剤
    • トルブタミド等

血糖降下作用を増強させるおそれがあるので注意し、必要があれば減量すること。また、グリベンクラミドと併用した場合、グリベンクラミドの体内動態に影響を及ぼすことはなかったが、血漿インスリン濃度(AUC)は増加し、血漿グルコース濃度(AUC)は低下したことが報告されている(外国人のデータ)。

スルホニル尿素系血糖降下剤は、主にCYP2C9により代謝されることから、競合によるためと考えられる。

  • リチウム製剤
    • 炭酸リチウム

併用時、リチウムのCmaxが約20%増加したことが報告されている(外国人のデータ)。リチウム血中濃度を上昇させリチウム中毒を起こすおそれがあるので、血中のリチウム濃度に注意し、必要があれば減量すること。

本剤の腎におけるプロスタグランジン生合成阻害により、二次的に再吸収が促進され、リチウムの腎排泄が減少するためと考えられている。

  • メトトレキサート製剤
    • メトトレキサート

併用時、メトトレキサートの血清中濃度(AUC)は21.9%上昇したことが報告されている(外国人のデータ)。メトトレキサートの血中濃度を上昇させるおそれがある。

メトトレキサートの腎尿細管分泌を競合的に阻害することにより腎排泄が遅延するためと考えられる。

  • ループ利尿剤
    • フロセミド等

フロセミドの利尿作用が減弱したとの報告がある。

本剤の腎におけるプロスタグランジン生合成阻害作用により、水、ナトリウムの排泄が減少するためと考えられている。

  • チアジド系利尿剤
    • ヒドロクロロチアジド等

他の非ステロイド性消炎鎮痛剤との併用により、利尿作用が減弱したとの報告がある。

本剤の腎におけるプロスタグランジン生合成阻害作用により、水、ナトリウムの排泄が減少するためと考えられている。

  • アンジオテンシン変換酵素阻害剤
    • エナラプリルマレイン酸塩等

他の非ステロイド性消炎鎮痛剤との併用により、アンジオテンシン変換酵素阻害剤の効果が減弱したとの報告がある。

本剤のプロスタグランジンの合成阻害作用により、アンジオテンシン変換酵素阻害剤のプロスタグランジン合成による血圧低下作用を減弱させるためと考えられている。

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

11.1 重大な副作用

  1. 11.1.1 消化性潰瘍(0.4%)、小腸・大腸潰瘍(頻度不明)
  2. 11.1.2 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)
    • 蕁麻疹、潮紅、浮腫、呼吸困難、血圧低下等が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
  3. 11.1.3 再生不良性貧血、無顆粒球症、血小板減少(いずれも頻度不明)
  4. 11.1.4 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)(いずれも頻度不明)
  5. 11.1.5 急性腎障害、ネフローゼ症候群(いずれも頻度不明)
  6. 11.1.6 劇症肝炎、肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)
  7. 11.1.7 *心筋梗塞、脳血管障害(いずれも頻度不明)
    • *心筋梗塞、脳血管障害等の心血管系血栓塞栓性事象があらわれることがある1)  。

11.2 その他の副作用

0.1~5%未満

0.1%未満

頻度不明

過敏症

発疹

そう痒感

蕁麻疹

口唇腫脹

アレルギー性紫斑病

精神神経系

頭痛

めまい

眠気

しびれ(感)

傾眠

感覚器

視力異常

耳鳴り

消化器

腹痛

腹部不快感

嘔気

嘔吐

消化不良

下痢

食欲不振

口内炎

腹部膨満

便秘

口渇

便潜血陽性

血便

おくび

苦味

口角炎

食道炎

胃炎

しゃっくり

舌炎

血液

ヘモグロビン減少

赤血球減少

ヘマトクリット値減少

血小板減少

好酸球増多

好中球増多

白血球減少

肝臓

ALT上昇

AST上昇

Al-P上昇

ウロビリノーゲン陽性

腎臓

尿中NAG上昇

BUN上昇

尿蛋白陽性

高尿素窒素血症

蛋白尿増加

クレアチニン上昇

その他

浮腫

倦怠感

季肋部疼痛

悪寒

浮遊感

血尿

高尿酸血症

咽頭炎

関節痛

眼球充血

胸痛

高血圧

体重減少

動悸

尿閉

熱感

鼻炎

頻尿

夜間頻尿

発熱

14. 適用上の注意

14.1 薬剤交付時の注意

PTP包装の薬剤は、PTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。

15. その他の注意

15.1 臨床使用に基づく情報

非ステロイド性消炎鎮痛剤を長期間投与されている女性において、一時的な不妊が認められたとの報告がある。

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 消化性潰瘍のある患者[消化性潰瘍を悪化させることがある][11.1.1 参照]
  2. 2.2 重篤な血液の異常のある患者[9.1.3 参照],[11.1.3 参照]
  3. 2.3 重篤な肝機能障害のある患者[9.3.1 参照],[11.1.6 参照]
  4. 2.4 重篤な腎機能障害のある患者[9.2.1 参照],[11.1.5 参照]
  5. 2.5 重篤な心機能不全のある患者[9.1.4 参照]
  6. 2.6 重篤な高血圧症のある患者[9.1.5 参照]
  7. 2.7 本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者
  8. 2.8 アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者[重篤な喘息発作を誘発するおそれがある][9.1.6 参照]
  9. 2.9 妊娠後期の女性[9.5.1 参照]

3. 組成・性状

3.1 組成

ロルカム錠2mg

有効成分 **1錠中 日局 ロルノキシカム   2mg
添加剤 炭酸水素ナトリウム
結晶セルロース
無水リン酸水素カルシウム
低置換度ヒドロキシプロピルセルロース
ヒドロキシプロピルセルロース
ステアリン酸カルシウム
ヒプロメロース
マクロゴール6000
酸化チタン
タルク
カルナウバロウ
軽質無水ケイ酸
ロルカム錠4mg

有効成分 **1錠中 日局 ロルノキシカム   4mg
添加剤 炭酸水素ナトリウム
結晶セルロース
無水リン酸水素カルシウム
低置換度ヒドロキシプロピルセルロース
ヒドロキシプロピルセルロース
ステアリン酸カルシウム
ヒプロメロース
マクロゴール6000
酸化チタン
タルク
カルナウバロウ
軽質無水ケイ酸

3.2 製剤の性状

ロルカム錠2mg

剤形 白色フィルムコーティング錠
外形 表面                                    
裏面                                    
側面                                    
大きさ 直径 約6mm
厚さ 約2.6mm
質量 約84mg
識別コード T742
ロルカム錠4mg

剤形 白色フィルムコーティング錠
外形 表面                                    
裏面                                    
側面                                    
大きさ 直径 約7mm
厚さ 約3.3mm
質量 約168mg
識別コード

4. 効能又は効果

  • 下記疾患並びに症状の消炎・鎮痛
    • 関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、頸肩腕症候群、肩関節周囲炎
  • 手術後、外傷後及び抜歯後の消炎・鎮痛

6. 用法及び用量

  • 〈関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、頸肩腕症候群、肩関節周囲炎の消炎・鎮痛〉

    通常、成人にはロルノキシカムとして1回4mgを1日3回食後に経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日18mgを限度とする。

  • 〈手術後、外傷後及び抜歯後の消炎・鎮痛〉

    通常、成人にはロルノキシカムとして1回8mgを頓用する。ただし、1回量は8mgまで、1日量は24mgまで、投与期間は3日までを限度とする。また、空腹時の投与は避けることが望ましい。

7. 用法及び用量に関連する注意

  1. 7.1 手術後、外傷後及び抜歯後の消炎・鎮痛に用いる場合、1回8mg、1日24mg及び3日間を超えて、投与された経験はなく、安全性は確立されていないので、用法及び用量を遵守すること。
  2. 7.2 他の消炎鎮痛剤との併用は避けることが望ましい。

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 消炎鎮痛剤による治療は原因療法ではなく対症療法であることに留意すること。
  2. 8.2 慢性疾患(関節リウマチ、変形性関節症等)に対し本剤を用いる場合には、次の事項を考慮すること。
    • 長期投与する場合には定期的に尿検査、血液検査及び肝機能検査等を行うこと。[11.1.3 参照]
    • 薬物療法以外の療法も考慮すること。
  3. 8.3 急性疾患に対し本剤を用いる場合には、次の事項を考慮すること。
    • 急性炎症及び疼痛の程度を考慮し、投与すること。
    • 原則として長期投与を避けること。
    • 原因療法があればこれを行うこと。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 消化性潰瘍の既往歴のある患者
  2. 9.1.2 非ステロイド性消炎鎮痛剤の長期投与による消化性潰瘍のある患者で、本剤の長期投与が必要であり、かつミソプロストールによる治療が行われている患者
    • 本剤を継続投与する場合には、十分経過を観察し、慎重に投与すること。ミソプロストールは非ステロイド性消炎鎮痛剤により生じた消化性潰瘍を効能・効果としているが、ミソプロストールによる治療に抵抗性を示す消化性潰瘍もある。
  3. 9.1.3 血液の異常又はその既往歴のある患者(重篤な血液の異常のある患者を除く)
  4. 9.1.4 心機能障害のある患者(重篤な心機能不全のある患者を除く)
  5. 9.1.5 高血圧症のある患者(重篤な高血圧症のある患者を除く)
    • 血圧をさらに上昇させるおそれがある。血圧上昇が報告されている。[2.6 参照]
  6. 9.1.6 気管支喘息の患者(アスピリン喘息又はその既往歴のある患者を除く)
  7. 9.1.7 潰瘍性大腸炎の患者
    • 症状を悪化させるおそれがある。
  8. 9.1.8 クローン病の患者
    • 症状を悪化させるおそれがある。
  9. 9.1.9 感染症を合併している患者
    • 必要に応じて適切な抗菌剤を併用し、観察を十分に行い慎重に投与すること。感染症を不顕性化するおそれがある。

9.2 腎機能障害患者

  1. 9.2.1 重篤な腎機能障害のある患者
  2. 9.2.2 腎機能障害又はその既往歴のある患者(重篤な腎機能障害のある患者を除く)

9.3 肝機能障害患者

  1. 9.3.1 重篤な肝機能障害のある患者
  2. 9.3.2 肝機能障害又はその既往歴のある患者(重篤な肝機能障害のある患者を除く)

9.5 妊婦

  1. 9.5.1 妊娠後期の女性
    • 投与しないこと。動物実験(ラット)で胎児の動脈管収縮、分娩遅延、妊娠期間の延長が報告されている。[2.9 参照]
  2. 9.5.2 妊婦又は妊娠している可能性のある女性(妊娠後期の女性を除く)
    • *治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。投与する際には、必要最小限にとどめ、羊水量、胎児の動脈管収縮を疑う所見を妊娠週数や投与日数を考慮して適宜確認するなど慎重に投与すること。シクロオキシゲナーゼ阻害剤(経口剤、坐剤)を妊婦に使用し、胎児の腎機能障害及び尿量減少、それに伴う羊水過少症が起きたとの報告がある。シクロオキシゲナーゼ阻害剤(全身作用を期待する製剤)を妊娠中期の妊婦に使用し、胎児の動脈管収縮が起きたとの報告がある。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で乳汁への移行が報告されている。

9.7 小児等

  1. 9.7.1 小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
  2. 9.7.2 副作用の発現に特に注意し、必要最小限の使用にとどめるなど慎重に投与すること。

9.8 高齢者

副作用の発現に特に注意し、少量から投与を開始するなど必要最小限の使用にとどめ患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。本剤は肝臓で代謝される薬剤であり、一般に高齢者では肝機能をはじめとする生理機能が低下していることが多い。
なお、本剤における消化性潰瘍は、高齢者でより多く報告されており、自覚症状のないまま重篤化(突然の吐血等)することがある。また、これらの事象は消化性潰瘍の既往の有無や投与期間の長さにかかわらず発現する可能性がある。[11.1.1 参照]

10. 相互作用

10.2 併用注意(併用に注意すること)

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子
  • ジゴキシン

併用時、ジゴキシンのクリアランスが14%程度低下することが報告されている(外国人のデータ)。ジゴキシンの強心作用を増強させるおそれがあるので注意し、必要があれば減量すること。

機序は不明だが、両薬剤の併用によりジゴキシンのクリアランスの低下が認められる。

  • クマリン系抗凝血剤
    • ワルファリンカリウム等

併用後、ロルノキシカムのみを休薬したところ、ワルファリンの血清中濃度は16%低下し、プロトロンビン時間は19%低下したことが報告されている(外国人のデータ)。併用により抗凝血作用を増強させるおそれがあるので注意し、必要があれば減量すること。

CYP2C9に対する競合によるためと考えられる。

  • 抗血小板剤
    • アスピリン、チクロピジン塩酸塩等

消化管からの出血が助長されるおそれがある。

抗血小板剤による血小板凝集抑制作用のためと考えられる。

  • スルホニル尿素系血糖降下剤
    • トルブタミド等

血糖降下作用を増強させるおそれがあるので注意し、必要があれば減量すること。また、グリベンクラミドと併用した場合、グリベンクラミドの体内動態に影響を及ぼすことはなかったが、血漿インスリン濃度(AUC)は増加し、血漿グルコース濃度(AUC)は低下したことが報告されている(外国人のデータ)。

スルホニル尿素系血糖降下剤は、主にCYP2C9により代謝されることから、競合によるためと考えられる。

  • リチウム製剤
    • 炭酸リチウム

併用時、リチウムのCmaxが約20%増加したことが報告されている(外国人のデータ)。リチウム血中濃度を上昇させリチウム中毒を起こすおそれがあるので、血中のリチウム濃度に注意し、必要があれば減量すること。

本剤の腎におけるプロスタグランジン生合成阻害により、二次的に再吸収が促進され、リチウムの腎排泄が減少するためと考えられている。

  • メトトレキサート製剤
    • メトトレキサート

併用時、メトトレキサートの血清中濃度(AUC)は21.9%上昇したことが報告されている(外国人のデータ)。メトトレキサートの血中濃度を上昇させるおそれがある。

メトトレキサートの腎尿細管分泌を競合的に阻害することにより腎排泄が遅延するためと考えられる。

  • ループ利尿剤
    • フロセミド等

フロセミドの利尿作用が減弱したとの報告がある。

本剤の腎におけるプロスタグランジン生合成阻害作用により、水、ナトリウムの排泄が減少するためと考えられている。

  • チアジド系利尿剤
    • ヒドロクロロチアジド等

他の非ステロイド性消炎鎮痛剤との併用により、利尿作用が減弱したとの報告がある。

本剤の腎におけるプロスタグランジン生合成阻害作用により、水、ナトリウムの排泄が減少するためと考えられている。

  • アンジオテンシン変換酵素阻害剤
    • エナラプリルマレイン酸塩等

他の非ステロイド性消炎鎮痛剤との併用により、アンジオテンシン変換酵素阻害剤の効果が減弱したとの報告がある。

本剤のプロスタグランジンの合成阻害作用により、アンジオテンシン変換酵素阻害剤のプロスタグランジン合成による血圧低下作用を減弱させるためと考えられている。

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

11.1 重大な副作用

  1. 11.1.1 消化性潰瘍(0.4%)、小腸・大腸潰瘍(頻度不明)
  2. 11.1.2 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)
    • 蕁麻疹、潮紅、浮腫、呼吸困難、血圧低下等が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。
  3. 11.1.3 再生不良性貧血、無顆粒球症、血小板減少(いずれも頻度不明)
  4. 11.1.4 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)(いずれも頻度不明)
  5. 11.1.5 急性腎障害、ネフローゼ症候群(いずれも頻度不明)
  6. 11.1.6 劇症肝炎、肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)
  7. 11.1.7 *心筋梗塞、脳血管障害(いずれも頻度不明)
    • *心筋梗塞、脳血管障害等の心血管系血栓塞栓性事象があらわれることがある1)  。

11.2 その他の副作用

0.1~5%未満

0.1%未満

頻度不明

過敏症

発疹

そう痒感

蕁麻疹

口唇腫脹

アレルギー性紫斑病

精神神経系

頭痛

めまい

眠気

しびれ(感)

傾眠

感覚器

視力異常

耳鳴り

消化器

腹痛

腹部不快感

嘔気

嘔吐

消化不良

下痢

食欲不振

口内炎

腹部膨満

便秘

口渇

便潜血陽性

血便

おくび

苦味

口角炎

食道炎

胃炎

しゃっくり

舌炎

血液

ヘモグロビン減少

赤血球減少

ヘマトクリット値減少

血小板減少

好酸球増多

好中球増多

白血球減少

肝臓

ALT上昇

AST上昇

Al-P上昇

ウロビリノーゲン陽性

腎臓

尿中NAG上昇

BUN上昇

尿蛋白陽性

高尿素窒素血症

蛋白尿増加

クレアチニン上昇

その他

浮腫

倦怠感

季肋部疼痛

悪寒

浮遊感

血尿

高尿酸血症

咽頭炎

関節痛

眼球充血

胸痛

高血圧

体重減少

動悸

尿閉

熱感

鼻炎

頻尿

夜間頻尿

発熱

14. 適用上の注意

14.1 薬剤交付時の注意

PTP包装の薬剤は、PTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。

15. その他の注意

15.1 臨床使用に基づく情報

非ステロイド性消炎鎮痛剤を長期間投与されている女性において、一時的な不妊が認められたとの報告がある。

その他詳細情報

日本標準商品分類番号
871149
ブランドコード
1149036F1025, 1149036F2021
承認番号
21200AMZ00644000, 21200AMZ00643000
販売開始年月
2001-02, 2001-02
貯法
室温保存、室温保存
有効期間
3年、3年
規制区分
2, 2

重要な注意事項

  • この情報は医療専門家による診断や治療の代替にはなりません。副作用に関する懸念がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
  • 副作用の発生頻度や重篤度は個人差があります。ここで提供される情報は一般的なものであり、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。
  • 薬剤の使用に関しては、必ず医療専門家の指示に従い、自己判断での変更や中止を避けてください。
  • この情報は最新のものであるよう努めていますが、最新とは限りません。常に医療専門家に確認してください。
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