薬効分類名麻酔導入剤
一般的名称フルニトラゼパム
サイレース静注2mg
さいれーすじょうちゅう2mg
Silece Injection
製造販売元(輸入元)/エーザイ株式会社
重大な副作用
その他の副作用
併用注意
アルコール
(飲酒)
中枢神経抑制作用が増強されるおそれがある。
アルコールとの併用は避けることが望ましい。
ともに中枢神経抑制作用を有するため、相互に作用を増強するおそれがある。
中枢神経抑制剤
- フェノチアジン誘導体
バルビツール酸誘導体
鎮痛薬
麻酔薬 等
中枢神経抑制作用が増強されるおそれがある。
アルコールとの併用は避けることが望ましい。
ともに中枢神経抑制作用を有するため、相互に作用を増強するおそれがある。
モノアミン酸化酵素阻害剤
クロルジアゼポキシドで舞踏病が発現したとの報告がある。
機序は不明である。
シメチジン
本剤の中枢神経抑制作用が増強されるおそれがある。
シメチジンが肝薬物代謝酵素(CYP3A4)を阻害するため本剤の血中濃度が上昇する。
4. 効能又は効果
全身麻酔の導入
局所麻酔時の鎮静
6. 用法及び用量
本剤は用時注射用蒸留水にて2倍以上に希釈調製し、できるだけ緩徐に(フルニトラゼパムとして1mgを1分以上かけて)静脈内に注射する。
用量は通常成人に対し全身麻酔の導入としてはフルニトラゼパムとして体重1kgあたり0.02~0.03mg、局所麻酔時の鎮静としてはフルニトラゼパムとして体重1kgあたり0.01~0.03mgとし、必要に応じて初回量の半量ないし同量を追加投与する。
なお、患者の年齢、感受性、全身状態、手術術式、麻酔方法などに応じて適宜増減する。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 麻酔を行う際には原則としてあらかじめ絶食をさせておくこと。
- 8.2 麻酔を行う際には原則として麻酔前投薬を行うこと。
- 8.3 麻酔・鎮静の深度は、手術、検査に必要な最低の深さにとどめること。
- 8.4 本剤投与前に、酸素吸入器、吸引器具、挿管器具等の人工呼吸のできる器具及び昇圧剤等の救急蘇生剤を手もとに準備しておくこと。また、必要に応じてフルマゼニル(ベンゾジアゼピン受容体拮抗剤)を手もとに準備しておくこと。[13.2 参照]
- 8.5 本剤投与中は、気道に注意して呼吸・循環に対する観察を怠らないこと。観察を行う際には、パルスオキシメーターや血圧計等を用いて、継続的に患者の呼吸及び循環動態を観察すること。[11.1.1 参照]
- 8.6 術後引き続き鎮静及び前向性健忘が認められることがあるので注射後24時間は観察下におくこと。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 心障害のある患者
呼吸抑制があらわれやすい。[11.1.1 参照]
-
9.1.2 脳に器質的障害のある患者
作用が強くあらわれやすい。
-
9.1.3 衰弱患者
作用が強くあらわれる。
-
9.1.4 高度重症患者、呼吸予備力の制限されている患者
無呼吸、心停止がおこりやすい。
9.2 腎機能障害患者
本剤の排泄が遅延するおそれがある。
9.3 肝機能障害患者
本剤の排泄が遅延するおそれがある。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
- 9.5.1 妊娠動物(ラット)に経口投与した実験で、50mg/kgの用量で催奇形作用が認められる。
- 9.5.2 妊娠中に他のベンゾジアゼピン系化合物(ジアゼパム、クロルジアゼポキシド等)を服用していた患者が出産した新生児において、口唇裂、口蓋裂等が対照群と比較して有意に多いとの疫学的調査報告がある。
- 9.5.3 ベンゾジアゼピン系化合物で新生児に哺乳困難、嘔吐、活動低下、筋緊張低下、過緊張、嗜眠、傾眠、呼吸抑制・無呼吸、チアノーゼ、易刺激性、神経過敏、振戦、低体温、頻脈等を起こすことが報告されている。なお、これらの症状は、離脱症状あるいは新生児仮死として報告される場合もある。また、ベンゾジアゼピン系化合物で新生児に黄疸の増強を起こすことが報告されている。
- 9.5.4 分娩前に連用した場合、出産後新生児に離脱症状があらわれることが、ベンゾジアゼピン系化合物で報告されている。
9.6 授乳婦
9.7 小児等
9.8 高齢者
運動失調等の副作用が発現しやすい。
10. 相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
アルコール |
中枢神経抑制作用が増強されるおそれがある。 |
ともに中枢神経抑制作用を有するため、相互に作用を増強するおそれがある。 |
中枢神経抑制作用が増強されるおそれがある。 |
ともに中枢神経抑制作用を有するため、相互に作用を増強するおそれがある。 |
|
モノアミン酸化酵素阻害剤 |
クロルジアゼポキシドで舞踏病が発現したとの報告がある。 |
機序は不明である。 |
シメチジン |
本剤の中枢神経抑制作用が増強されるおそれがある。 |
シメチジンが肝薬物代謝酵素(CYP3A4)を阻害するため本剤の血中濃度が上昇する。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 無呼吸、呼吸抑制、舌根沈下(各0.1~5%未満)
重篤な転帰をたどることがあるので観察を十分に行うこと。このような場合には、気道を確保し、換気をはかるなど適切な処置を行うこと。[8.5 参照],[9.1.1 参照]
- 11.1.2 錯乱(0.1%未満)
11.2 その他の副作用
1%以上 |
0.1~1%未満 |
0.1%未満 |
|
|---|---|---|---|
精神神経系 |
覚醒困難、興奮、多弁 |
麻酔後睡眠 |
|
肝臓 |
AST上昇 |
ALT上昇 |
|
呼吸器 |
しゃっくり |
咳 |
|
循環器 |
血圧低下 |
徐脈 |
頻脈 |
消化器 |
嘔吐 |
||
過敏症 |
発疹 |
||
その他 |
体動 |
尿閉、乏尿 |
13. 過量投与
-
13.1 症状
昏睡等の中枢神経抑制作用に基づく症状
-
13.2 処置
本剤の過量投与が明白又は疑われた場合の処置としてフルマゼニル(ベンゾジアゼピン受容体拮抗剤)を投与する場合には、使用前にフルマゼニルの使用上の注意を必ず読むこと。[8.4 参照]
4. 効能又は効果
全身麻酔の導入
局所麻酔時の鎮静
6. 用法及び用量
本剤は用時注射用蒸留水にて2倍以上に希釈調製し、できるだけ緩徐に(フルニトラゼパムとして1mgを1分以上かけて)静脈内に注射する。
用量は通常成人に対し全身麻酔の導入としてはフルニトラゼパムとして体重1kgあたり0.02~0.03mg、局所麻酔時の鎮静としてはフルニトラゼパムとして体重1kgあたり0.01~0.03mgとし、必要に応じて初回量の半量ないし同量を追加投与する。
なお、患者の年齢、感受性、全身状態、手術術式、麻酔方法などに応じて適宜増減する。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 麻酔を行う際には原則としてあらかじめ絶食をさせておくこと。
- 8.2 麻酔を行う際には原則として麻酔前投薬を行うこと。
- 8.3 麻酔・鎮静の深度は、手術、検査に必要な最低の深さにとどめること。
- 8.4 本剤投与前に、酸素吸入器、吸引器具、挿管器具等の人工呼吸のできる器具及び昇圧剤等の救急蘇生剤を手もとに準備しておくこと。また、必要に応じてフルマゼニル(ベンゾジアゼピン受容体拮抗剤)を手もとに準備しておくこと。[13.2 参照]
- 8.5 本剤投与中は、気道に注意して呼吸・循環に対する観察を怠らないこと。観察を行う際には、パルスオキシメーターや血圧計等を用いて、継続的に患者の呼吸及び循環動態を観察すること。[11.1.1 参照]
- 8.6 術後引き続き鎮静及び前向性健忘が認められることがあるので注射後24時間は観察下におくこと。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 心障害のある患者
呼吸抑制があらわれやすい。[11.1.1 参照]
-
9.1.2 脳に器質的障害のある患者
作用が強くあらわれやすい。
-
9.1.3 衰弱患者
作用が強くあらわれる。
-
9.1.4 高度重症患者、呼吸予備力の制限されている患者
無呼吸、心停止がおこりやすい。
9.2 腎機能障害患者
本剤の排泄が遅延するおそれがある。
9.3 肝機能障害患者
本剤の排泄が遅延するおそれがある。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
- 9.5.1 妊娠動物(ラット)に経口投与した実験で、50mg/kgの用量で催奇形作用が認められる。
- 9.5.2 妊娠中に他のベンゾジアゼピン系化合物(ジアゼパム、クロルジアゼポキシド等)を服用していた患者が出産した新生児において、口唇裂、口蓋裂等が対照群と比較して有意に多いとの疫学的調査報告がある。
- 9.5.3 ベンゾジアゼピン系化合物で新生児に哺乳困難、嘔吐、活動低下、筋緊張低下、過緊張、嗜眠、傾眠、呼吸抑制・無呼吸、チアノーゼ、易刺激性、神経過敏、振戦、低体温、頻脈等を起こすことが報告されている。なお、これらの症状は、離脱症状あるいは新生児仮死として報告される場合もある。また、ベンゾジアゼピン系化合物で新生児に黄疸の増強を起こすことが報告されている。
- 9.5.4 分娩前に連用した場合、出産後新生児に離脱症状があらわれることが、ベンゾジアゼピン系化合物で報告されている。
9.6 授乳婦
9.7 小児等
9.8 高齢者
運動失調等の副作用が発現しやすい。
10. 相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
アルコール |
中枢神経抑制作用が増強されるおそれがある。 |
ともに中枢神経抑制作用を有するため、相互に作用を増強するおそれがある。 |
中枢神経抑制作用が増強されるおそれがある。 |
ともに中枢神経抑制作用を有するため、相互に作用を増強するおそれがある。 |
|
モノアミン酸化酵素阻害剤 |
クロルジアゼポキシドで舞踏病が発現したとの報告がある。 |
機序は不明である。 |
シメチジン |
本剤の中枢神経抑制作用が増強されるおそれがある。 |
シメチジンが肝薬物代謝酵素(CYP3A4)を阻害するため本剤の血中濃度が上昇する。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 無呼吸、呼吸抑制、舌根沈下(各0.1~5%未満)
重篤な転帰をたどることがあるので観察を十分に行うこと。このような場合には、気道を確保し、換気をはかるなど適切な処置を行うこと。[8.5 参照],[9.1.1 参照]
- 11.1.2 錯乱(0.1%未満)
11.2 その他の副作用
1%以上 |
0.1~1%未満 |
0.1%未満 |
|
|---|---|---|---|
精神神経系 |
覚醒困難、興奮、多弁 |
麻酔後睡眠 |
|
肝臓 |
AST上昇 |
ALT上昇 |
|
呼吸器 |
しゃっくり |
咳 |
|
循環器 |
血圧低下 |
徐脈 |
頻脈 |
消化器 |
嘔吐 |
||
過敏症 |
発疹 |
||
その他 |
体動 |
尿閉、乏尿 |
13. 過量投与
-
13.1 症状
昏睡等の中枢神経抑制作用に基づく症状
-
13.2 処置
本剤の過量投与が明白又は疑われた場合の処置としてフルマゼニル(ベンゾジアゼピン受容体拮抗剤)を投与する場合には、使用前にフルマゼニルの使用上の注意を必ず読むこと。[8.4 参照]