薬効分類名不眠症治療薬
一般的名称フルニトラゼパム錠
フルニトラゼパム錠1mg「TCK」、フルニトラゼパム錠2mg「TCK」
ふるにとらぜぱむじょう、ふるにとらぜぱむじょう
FLUNITRAZEPAM Tablets 「TCK」, FLUNITRAZEPAM Tablets 「TCK」
製造販売元/辰巳化学株式会社
重大な副作用
その他の副作用
併用注意
アルコール
(飲酒)
中枢神経抑制作用が増強されるおそれがある。
アルコールとの併用は避けることが望ましい。
ともに中枢神経抑制作用を有するため、相互に作用を増強するおそれがある。
中枢神経抑制剤
- フェノチアジン誘導体
バルビツール酸誘導体
鎮痛薬
麻酔薬 等
中枢神経抑制作用が増強されるおそれがある。
アルコールとの併用は避けることが望ましい。
ともに中枢神経抑制作用を有するため、相互に作用を増強するおそれがある。
モノアミン酸化酵素阻害剤
クロルジアゼポキシドで舞踏病が発現したとの報告がある。
機序は不明である。
シメチジン
本剤の中枢神経抑制作用が増強されるおそれがある。
シメチジンが肝薬物代謝酵素(CYP3A4)を阻害するため本剤の血中濃度が上昇する。
4. 効能又は効果
不眠症
麻酔前投薬
7. 用法及び用量に関連する注意
不眠症には、就寝の直前に服用させること。また、服用して就寝した後、睡眠途中において一時的に起床して仕事等をする可能性があるときは服用させないこと。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 本剤の影響が翌朝以後に及び、眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、自動車の運転等の危険を伴う機械の操作に従事させないように注意すること。
- 8.2 連用により薬物依存を生じることがあるので、漫然とした継続投与による長期使用を避けること。本剤の投与を継続する場合には、治療上の必要性を十分に検討すること。[11.1.1 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 肺性心、肺気腫、気管支喘息及び脳血管障害の急性期等で呼吸機能が高度に低下している患者
治療上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しない。
投与する場合には、少量から投与を開始するなど注意すること。炭酸ガスナルコーシスを起こしやすい。[11.1.3 参照] -
9.1.2 衰弱患者
少量から投与を開始するなど注意すること。
-
9.1.3 心障害のある患者
少量から投与を開始するなど注意すること。呼吸抑制があらわれやすい。
-
9.1.4 脳に器質的障害のある患者
少量から投与を開始するなど注意すること。作用が強くあらわれやすい。
9.2 腎機能障害患者
少量から投与を開始するなど注意すること。
9.3 肝機能障害患者
少量から投与を開始するなど注意すること。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
- 9.5.1 妊娠動物(ラット)に投与した実験で、50mg/kgの用量で催奇形作用が認められている。
- 9.5.2 妊娠中に他のベンゾジアゼピン系化合物(ジアゼパム、クロルジアゼポキシド等)を服用していた患者が出産した新生児において、口唇裂、口蓋裂等が対照群と比較して有意に多いとの疫学的調査報告がある。
-
9.5.3 ベンゾジアゼピン系化合物で新生児に哺乳困難、嘔吐、活動低下、筋緊張低下、過緊張、嗜眠、傾眠、呼吸抑制・無呼吸、チアノーゼ、易刺激性、神経過敏、振戦、低体温、頻脈等を起こすことが報告されている。なお、これらの症状は、離脱症状あるいは新生児仮死として報告される場合もある。
また、ベンゾジアゼピン系化合物で新生児に黄疸の増強を起こすことが報告されている。 - 9.5.4 分娩前に連用した場合、出産後新生児に離脱症状があらわれることが、ベンゾジアゼピン系化合物で報告されている。
9.6 授乳婦
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
少量から投与を開始するなど注意すること。運動失調、意識障害等の中枢神経抑制症状があらわれやすい。[11.1.7 参照]
10. 相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
アルコール |
中枢神経抑制作用が増強されるおそれがある。 |
ともに中枢神経抑制作用を有するため、相互に作用を増強するおそれがある。 |
中枢神経抑制作用が増強されるおそれがある。 |
ともに中枢神経抑制作用を有するため、相互に作用を増強するおそれがある。 |
|
モノアミン酸化酵素阻害剤 |
クロルジアゼポキシドで舞踏病が発現したとの報告がある。 |
機序は不明である。 |
シメチジン |
本剤の中枢神経抑制作用が増強されるおそれがある。 |
シメチジンが肝薬物代謝酵素(CYP3A4)を阻害するため本剤の血中濃度が上昇する。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 依存性(頻度不明)
連用により薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること。また、連用中における投与量の急激な減少ないし投与中止により、痙攣発作、せん妄、振戦、不眠、不安、幻覚、妄想等の離脱症状があらわれることがあるので、投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行うこと。[8.2 参照]
- 11.1.2 刺激興奮、錯乱(いずれも頻度不明)
-
11.1.3 呼吸抑制(0.1%未満)、炭酸ガスナルコーシス(頻度不明)
呼吸機能が高度に低下している患者に投与した場合、炭酸ガスナルコーシスを起こすことがあるので、このような場合には気道を確保し、換気をはかるなど適切な処置を講ずること。[9.1.1 参照]
-
11.1.4 肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)
AST、ALT、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。
-
11.1.5 横紋筋融解症(頻度不明)
筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがある。また、横紋筋融解症による急性腎障害の発症に注意すること。
-
11.1.6 悪性症候群(Syndrome malin)(頻度不明)
他の抗精神病薬等との併用により悪性症候群があらわれたとの報告がある。高熱、意識障害、高度の筋硬直、不随意運動、発汗、頻脈等があらわれることがあるので、このような場合には、本剤の投与中止、体冷却、水分補給、呼吸管理等の適切な処置を行うこと。
-
11.1.7 意識障害(頻度不明)
うとうと状態から昏睡等の意識障害があらわれることがあるので、注意すること。特に高齢者においてあらわれやすいので、慎重に投与すること。[9.8 参照]
-
11.1.8 一過性前向性健忘、もうろう状態(いずれも頻度不明)
本剤を投与する場合には少量から開始するなど、慎重に行うこと。なお、十分に覚醒しないまま、車の運転、食事等を行い、その出来事を記憶していないとの報告がある。
11.2 その他の副作用
1%以上 |
0.1~1%未満 |
0.1%未満 |
|
|---|---|---|---|
精神神経系 |
ふらつき、眠気 |
頭痛、めまい、頭がボーッとする、運動失調、頭重 |
失調性歩行、不快感、焦躁感、不安感、しびれ感、耳鳴り、動作緩慢、酩酊感、振戦、構音障害、記憶力の低下 |
肝臓 |
AST、ALTの上昇 |
Al-P、LDHの上昇 |
|
腎臓 |
BUNの上昇 |
||
血液 |
白血球減少、血小板減少、貧血 |
||
循環器 |
動悸、血圧低下 |
||
消化器 |
口渇 |
食欲不振、胃不快感、下痢、便秘、腹痛、嘔吐、舌のあれ、胸やけ、流涎、口の苦味 |
|
過敏症 |
発疹 |
||
その他 |
倦怠感 |
脱力感、尿失禁 |
発汗、いびき、顔面潮紅、顔面浮腫、頻尿、排尿困難 |
4. 効能又は効果
不眠症
麻酔前投薬
7. 用法及び用量に関連する注意
不眠症には、就寝の直前に服用させること。また、服用して就寝した後、睡眠途中において一時的に起床して仕事等をする可能性があるときは服用させないこと。
8. 重要な基本的注意
- 8.1 本剤の影響が翌朝以後に及び、眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、自動車の運転等の危険を伴う機械の操作に従事させないように注意すること。
- 8.2 連用により薬物依存を生じることがあるので、漫然とした継続投与による長期使用を避けること。本剤の投与を継続する場合には、治療上の必要性を十分に検討すること。[11.1.1 参照]
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 肺性心、肺気腫、気管支喘息及び脳血管障害の急性期等で呼吸機能が高度に低下している患者
治療上やむを得ないと判断される場合を除き、投与しない。
投与する場合には、少量から投与を開始するなど注意すること。炭酸ガスナルコーシスを起こしやすい。[11.1.3 参照] -
9.1.2 衰弱患者
少量から投与を開始するなど注意すること。
-
9.1.3 心障害のある患者
少量から投与を開始するなど注意すること。呼吸抑制があらわれやすい。
-
9.1.4 脳に器質的障害のある患者
少量から投与を開始するなど注意すること。作用が強くあらわれやすい。
9.2 腎機能障害患者
少量から投与を開始するなど注意すること。
9.3 肝機能障害患者
少量から投与を開始するなど注意すること。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
- 9.5.1 妊娠動物(ラット)に投与した実験で、50mg/kgの用量で催奇形作用が認められている。
- 9.5.2 妊娠中に他のベンゾジアゼピン系化合物(ジアゼパム、クロルジアゼポキシド等)を服用していた患者が出産した新生児において、口唇裂、口蓋裂等が対照群と比較して有意に多いとの疫学的調査報告がある。
-
9.5.3 ベンゾジアゼピン系化合物で新生児に哺乳困難、嘔吐、活動低下、筋緊張低下、過緊張、嗜眠、傾眠、呼吸抑制・無呼吸、チアノーゼ、易刺激性、神経過敏、振戦、低体温、頻脈等を起こすことが報告されている。なお、これらの症状は、離脱症状あるいは新生児仮死として報告される場合もある。
また、ベンゾジアゼピン系化合物で新生児に黄疸の増強を起こすことが報告されている。 - 9.5.4 分娩前に連用した場合、出産後新生児に離脱症状があらわれることが、ベンゾジアゼピン系化合物で報告されている。
9.6 授乳婦
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
少量から投与を開始するなど注意すること。運動失調、意識障害等の中枢神経抑制症状があらわれやすい。[11.1.7 参照]
10. 相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
アルコール |
中枢神経抑制作用が増強されるおそれがある。 |
ともに中枢神経抑制作用を有するため、相互に作用を増強するおそれがある。 |
中枢神経抑制作用が増強されるおそれがある。 |
ともに中枢神経抑制作用を有するため、相互に作用を増強するおそれがある。 |
|
モノアミン酸化酵素阻害剤 |
クロルジアゼポキシドで舞踏病が発現したとの報告がある。 |
機序は不明である。 |
シメチジン |
本剤の中枢神経抑制作用が増強されるおそれがある。 |
シメチジンが肝薬物代謝酵素(CYP3A4)を阻害するため本剤の血中濃度が上昇する。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 依存性(頻度不明)
連用により薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること。また、連用中における投与量の急激な減少ないし投与中止により、痙攣発作、せん妄、振戦、不眠、不安、幻覚、妄想等の離脱症状があらわれることがあるので、投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行うこと。[8.2 参照]
- 11.1.2 刺激興奮、錯乱(いずれも頻度不明)
-
11.1.3 呼吸抑制(0.1%未満)、炭酸ガスナルコーシス(頻度不明)
呼吸機能が高度に低下している患者に投与した場合、炭酸ガスナルコーシスを起こすことがあるので、このような場合には気道を確保し、換気をはかるなど適切な処置を講ずること。[9.1.1 参照]
-
11.1.4 肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)
AST、ALT、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。
-
11.1.5 横紋筋融解症(頻度不明)
筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがある。また、横紋筋融解症による急性腎障害の発症に注意すること。
-
11.1.6 悪性症候群(Syndrome malin)(頻度不明)
他の抗精神病薬等との併用により悪性症候群があらわれたとの報告がある。高熱、意識障害、高度の筋硬直、不随意運動、発汗、頻脈等があらわれることがあるので、このような場合には、本剤の投与中止、体冷却、水分補給、呼吸管理等の適切な処置を行うこと。
-
11.1.7 意識障害(頻度不明)
うとうと状態から昏睡等の意識障害があらわれることがあるので、注意すること。特に高齢者においてあらわれやすいので、慎重に投与すること。[9.8 参照]
-
11.1.8 一過性前向性健忘、もうろう状態(いずれも頻度不明)
本剤を投与する場合には少量から開始するなど、慎重に行うこと。なお、十分に覚醒しないまま、車の運転、食事等を行い、その出来事を記憶していないとの報告がある。
11.2 その他の副作用
1%以上 |
0.1~1%未満 |
0.1%未満 |
|
|---|---|---|---|
精神神経系 |
ふらつき、眠気 |
頭痛、めまい、頭がボーッとする、運動失調、頭重 |
失調性歩行、不快感、焦躁感、不安感、しびれ感、耳鳴り、動作緩慢、酩酊感、振戦、構音障害、記憶力の低下 |
肝臓 |
AST、ALTの上昇 |
Al-P、LDHの上昇 |
|
腎臓 |
BUNの上昇 |
||
血液 |
白血球減少、血小板減少、貧血 |
||
循環器 |
動悸、血圧低下 |
||
消化器 |
口渇 |
食欲不振、胃不快感、下痢、便秘、腹痛、嘔吐、舌のあれ、胸やけ、流涎、口の苦味 |
|
過敏症 |
発疹 |
||
その他 |
倦怠感 |
脱力感、尿失禁 |
発汗、いびき、顔面潮紅、顔面浮腫、頻尿、排尿困難 |