薬効分類名全身吸入麻酔剤
一般的名称セボフルラン
セボフルラン吸入麻酔液「VTRS」
せぼふるらんきゅうにゅうますいえき「VTRS」
SEVOFLURANE Inhalation Solution
製造販売元/ヴィアトリス・ヘルスケア合同会社、販売元/ヴィアトリス製薬合同会社
重大な副作用
その他の副作用
併用注意
アドレナリン製剤
(アドレナリン、ノルアドレナリン等)
頻脈、不整脈、場合によっては心停止を起こすことがある。
本剤麻酔中、5μg/kg未満のアドレナリンを粘膜下に投与しても3回以上持続する心室性期外収縮は誘発されなかったが、5μg/kg~14.9μg/kgのアドレナリンを投与した場合、1/3の症例に3回以上持続する心室性期外収縮が誘発された。
アドレナリン5μg/kgは、60kgのヒトの場合、20万倍希釈アドレナリン含有溶液60mLに相当する。
本剤が心筋のアドレナリンに対する感受性を亢進することが知られている。
非脱分極性筋弛緩剤
(ロクロニウム臭化物)
非脱分極性筋弛緩剤の作用を増強するので、本剤による麻酔中、この種の筋弛緩剤を投与する場合には減量すること。
本剤は筋弛緩作用を持つため、これらの薬剤と相乗的に働く。
β遮断剤
(エスモロール塩酸塩等)
過剰の交感神経抑制を来すおそれがあるので、注意すること。
相互に作用(交感神経抑制作用)を増強する。
降圧剤
(ニトロプルシドナトリウム水和物等)
血圧低下が増強されることがあるので、注意すること。
相互に作用(降圧作用)を増強する。
α2受容体刺激薬
(デクスメデトミジン塩酸塩等)
鎮静、麻酔作用が増強し、血圧低下などの症状があらわれるおそれがあるので、注意すること。
相互に作用(鎮静、麻酔、循環動態への作用)を増強する。
Ca拮抗剤
(ジルチアゼム塩酸塩等)
徐脈、房室ブロック、心停止等があらわれることがある。
相加的に作用(心刺激生成・伝導抑制作用)を増強させると考えられる。
中枢神経系抑制剤
(モルヒネ塩酸塩、フェンタニルクエン酸塩等)
中枢神経抑制作用が増強されるおそれがあるので、注意すること。
相加的に作用(中枢神経抑制作用)を増強させると考えられる。
4. 効能又は効果
全身麻酔
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 胆道疾患のある患者
胆道疾患が増悪するおそれがある。
-
9.1.2 スキサメトニウム塩化物水和物の静注により筋強直がみられた患者
悪性高熱があらわれることがある。[11.1.1 参照]
-
9.1.3 血族に悪性高熱がみられた患者
悪性高熱があらわれることがある。[11.1.1 参照]
-
9.1.4 てんかんの既往歴のある患者
痙攣があらわれるおそれがある。[11.1.4 参照]
-
9.1.5 心疾患及び心電図異常のある患者
心停止、完全房室ブロック、高度徐脈、心室性期外収縮、心室頻拍(Torsade de pointesを含む)、心室細動があらわれるおそれがある。[11.1.6 参照]
-
9.1.6 セントラルコア病、マルチミニコア病、King Denborough症候群のある患者
悪性高熱があらわれるおそれがある。[11.1.1 参照]
-
9.1.7 筋ジストロフィーのある患者
悪性高熱、横紋筋融解症があらわれるおそれがある。[11.1.1 参照],[11.1.2 参照]
9.2 腎機能障害患者
腎機能がさらに悪化するおそれがある。
9.3 肝機能障害患者
肝疾患が増悪するおそれがある。
9.5 妊婦
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
10. 相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
アドレナリン製剤 (アドレナリン、ノルアドレナリン等) |
頻脈、不整脈、場合によっては心停止を起こすことがある。 |
本剤が心筋のアドレナリンに対する感受性を亢進することが知られている。 |
非脱分極性筋弛緩剤 (ロクロニウム臭化物) |
非脱分極性筋弛緩剤の作用を増強するので、本剤による麻酔中、この種の筋弛緩剤を投与する場合には減量すること。 |
本剤は筋弛緩作用を持つため、これらの薬剤と相乗的に働く。 |
β遮断剤 (エスモロール塩酸塩等) |
過剰の交感神経抑制を来すおそれがあるので、注意すること。 |
相互に作用(交感神経抑制作用)を増強する。 |
降圧剤 (ニトロプルシドナトリウム水和物等) |
血圧低下が増強されることがあるので、注意すること。 |
相互に作用(降圧作用)を増強する。 |
α2受容体刺激薬 (デクスメデトミジン塩酸塩等) |
鎮静、麻酔作用が増強し、血圧低下などの症状があらわれるおそれがあるので、注意すること。 |
相互に作用(鎮静、麻酔、循環動態への作用)を増強する。 |
Ca拮抗剤 (ジルチアゼム塩酸塩等) |
徐脈、房室ブロック、心停止等があらわれることがある。 |
相加的に作用(心刺激生成・伝導抑制作用)を増強させると考えられる。 |
中枢神経系抑制剤 (モルヒネ塩酸塩、フェンタニルクエン酸塩等) |
中枢神経抑制作用が増強されるおそれがあるので、注意すること。 |
相加的に作用(中枢神経抑制作用)を増強させると考えられる。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 悪性高熱(頻度不明)
原因不明の終末呼気二酸化炭素濃度上昇・頻脈・不整脈・血圧変動、過呼吸、二酸化炭素吸収剤の異常過熱・急激な変色などの初期症状、急激な体温上昇、筋強直、血液の暗赤色化(チアノーゼ)、発汗、アシドーシス、高カリウム血症、心停止、ミオグロビン尿(ポートワイン色尿)等を伴う重篤な悪性高熱があらわれることがある。本剤を使用中、悪性高熱に伴うこれらの症状を認めた場合は、直ちに投与を中止し、ダントロレンナトリウム水和物の静脈内投与、全身冷却、純酸素での過換気、酸塩基平衡の是正など適切な処置を行うこと。なお、本症については麻酔後にもみられることがあるので、患者の状態に注意すること。また、本症は腎不全を続発することがあるので、尿量の維持を図ること。[9.1.2 参照],[9.1.3 参照],[9.1.6 参照],[9.1.7 参照]
-
11.1.2 横紋筋融解症(頻度不明)
筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれ、これに伴って高カリウム血症、心停止、また急性腎不全等の重篤な腎障害があらわれることがある。[9.1.7 参照]
-
11.1.3 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)
血圧低下、頻脈、皮膚発赤、蕁麻疹、気管支喘息様発作、全身紅潮、顔面浮腫等異常があらわれた場合には、投与を中止し適切な処置を行うこと。
-
11.1.4 痙攣、不随意運動(いずれも頻度不明)
周術期に痙攣、不随意運動(主としてミオクロヌス様)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には本剤の減量又は中止、あるいは他剤を併用するなど適切な処置を行うこと。[9.1.4 参照]
-
11.1.5 肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)
AST、ALT等の著しい上昇を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。
-
11.1.6 重篤な不整脈(頻度不明)
心停止、完全房室ブロック、高度徐脈、心室性期外収縮、心室頻拍(Torsade de pointesを含む)、心室細動があらわれることがあるので、異常が認められた場合には本剤の減量又は中止、除細動、心肺蘇生等の適切な処置を行うこと。[9.1.5 参照]
11.2 その他の副作用
0.1~5%未満 |
0.1%未満 |
頻度不明 |
|
|---|---|---|---|
精神・神経 |
頭痛、興奮 |
筋硬直 |
異常脳波(棘波、棘徐波結合等) |
自律神経 |
瞳孔散大 |
||
呼吸器 |
咳 |
気管支痙攣、呼吸抑制 |
|
循環器 |
不整脈、血圧変動、心電図異常 |
心拍出量の低下 |
|
消化器 |
悪心・嘔吐 |
||
肝臓 |
肝機能検査値異常 |
||
泌尿器 |
乏尿、多尿、ミオグロビン尿 |
BUN上昇、クレアチニン上昇 |
|
皮膚 |
紅斑 |
||
その他 |
悪寒、発熱 |
4. 効能又は効果
全身麻酔
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 胆道疾患のある患者
胆道疾患が増悪するおそれがある。
-
9.1.2 スキサメトニウム塩化物水和物の静注により筋強直がみられた患者
悪性高熱があらわれることがある。[11.1.1 参照]
-
9.1.3 血族に悪性高熱がみられた患者
悪性高熱があらわれることがある。[11.1.1 参照]
-
9.1.4 てんかんの既往歴のある患者
痙攣があらわれるおそれがある。[11.1.4 参照]
-
9.1.5 心疾患及び心電図異常のある患者
心停止、完全房室ブロック、高度徐脈、心室性期外収縮、心室頻拍(Torsade de pointesを含む)、心室細動があらわれるおそれがある。[11.1.6 参照]
-
9.1.6 セントラルコア病、マルチミニコア病、King Denborough症候群のある患者
悪性高熱があらわれるおそれがある。[11.1.1 参照]
-
9.1.7 筋ジストロフィーのある患者
悪性高熱、横紋筋融解症があらわれるおそれがある。[11.1.1 参照],[11.1.2 参照]
9.2 腎機能障害患者
腎機能がさらに悪化するおそれがある。
9.3 肝機能障害患者
肝疾患が増悪するおそれがある。
9.5 妊婦
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
10. 相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
アドレナリン製剤 (アドレナリン、ノルアドレナリン等) |
頻脈、不整脈、場合によっては心停止を起こすことがある。 |
本剤が心筋のアドレナリンに対する感受性を亢進することが知られている。 |
非脱分極性筋弛緩剤 (ロクロニウム臭化物) |
非脱分極性筋弛緩剤の作用を増強するので、本剤による麻酔中、この種の筋弛緩剤を投与する場合には減量すること。 |
本剤は筋弛緩作用を持つため、これらの薬剤と相乗的に働く。 |
β遮断剤 (エスモロール塩酸塩等) |
過剰の交感神経抑制を来すおそれがあるので、注意すること。 |
相互に作用(交感神経抑制作用)を増強する。 |
降圧剤 (ニトロプルシドナトリウム水和物等) |
血圧低下が増強されることがあるので、注意すること。 |
相互に作用(降圧作用)を増強する。 |
α2受容体刺激薬 (デクスメデトミジン塩酸塩等) |
鎮静、麻酔作用が増強し、血圧低下などの症状があらわれるおそれがあるので、注意すること。 |
相互に作用(鎮静、麻酔、循環動態への作用)を増強する。 |
Ca拮抗剤 (ジルチアゼム塩酸塩等) |
徐脈、房室ブロック、心停止等があらわれることがある。 |
相加的に作用(心刺激生成・伝導抑制作用)を増強させると考えられる。 |
中枢神経系抑制剤 (モルヒネ塩酸塩、フェンタニルクエン酸塩等) |
中枢神経抑制作用が増強されるおそれがあるので、注意すること。 |
相加的に作用(中枢神経抑制作用)を増強させると考えられる。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 悪性高熱(頻度不明)
原因不明の終末呼気二酸化炭素濃度上昇・頻脈・不整脈・血圧変動、過呼吸、二酸化炭素吸収剤の異常過熱・急激な変色などの初期症状、急激な体温上昇、筋強直、血液の暗赤色化(チアノーゼ)、発汗、アシドーシス、高カリウム血症、心停止、ミオグロビン尿(ポートワイン色尿)等を伴う重篤な悪性高熱があらわれることがある。本剤を使用中、悪性高熱に伴うこれらの症状を認めた場合は、直ちに投与を中止し、ダントロレンナトリウム水和物の静脈内投与、全身冷却、純酸素での過換気、酸塩基平衡の是正など適切な処置を行うこと。なお、本症については麻酔後にもみられることがあるので、患者の状態に注意すること。また、本症は腎不全を続発することがあるので、尿量の維持を図ること。[9.1.2 参照],[9.1.3 参照],[9.1.6 参照],[9.1.7 参照]
-
11.1.2 横紋筋融解症(頻度不明)
筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれ、これに伴って高カリウム血症、心停止、また急性腎不全等の重篤な腎障害があらわれることがある。[9.1.7 参照]
-
11.1.3 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)
血圧低下、頻脈、皮膚発赤、蕁麻疹、気管支喘息様発作、全身紅潮、顔面浮腫等異常があらわれた場合には、投与を中止し適切な処置を行うこと。
-
11.1.4 痙攣、不随意運動(いずれも頻度不明)
周術期に痙攣、不随意運動(主としてミオクロヌス様)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には本剤の減量又は中止、あるいは他剤を併用するなど適切な処置を行うこと。[9.1.4 参照]
-
11.1.5 肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)
AST、ALT等の著しい上昇を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。
-
11.1.6 重篤な不整脈(頻度不明)
心停止、完全房室ブロック、高度徐脈、心室性期外収縮、心室頻拍(Torsade de pointesを含む)、心室細動があらわれることがあるので、異常が認められた場合には本剤の減量又は中止、除細動、心肺蘇生等の適切な処置を行うこと。[9.1.5 参照]
11.2 その他の副作用
0.1~5%未満 |
0.1%未満 |
頻度不明 |
|
|---|---|---|---|
精神・神経 |
頭痛、興奮 |
筋硬直 |
異常脳波(棘波、棘徐波結合等) |
自律神経 |
瞳孔散大 |
||
呼吸器 |
咳 |
気管支痙攣、呼吸抑制 |
|
循環器 |
不整脈、血圧変動、心電図異常 |
心拍出量の低下 |
|
消化器 |
悪心・嘔吐 |
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肝臓 |
肝機能検査値異常 |
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泌尿器 |
乏尿、多尿、ミオグロビン尿 |
BUN上昇、クレアチニン上昇 |
|
皮膚 |
紅斑 |
||
その他 |
悪寒、発熱 |