薬効分類名全身吸入麻酔剤

一般的名称セボフルラン

セボフレン吸入麻酔液

せぼふれん

SEVOFRANE

製造販売元/丸石製薬株式会社

第1版
禁忌相互作用合併症・既往歴等のある患者腎機能障害患者肝機能障害患者妊婦授乳婦高齢者

重大な副作用

頻度
副作用
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
頻度不明
重篤な不整脈

その他の副作用

部位
頻度
副作用
脳・神経
0.1~5%未満
脳・神経
0.1%未満
脳・神経
頻度不明
異常脳波(棘波棘徐波結合等)
脳・神経
0.1%未満
肺・呼吸
0.1~5%未満
肺・呼吸
頻度不明
心臓・血管
0.1~5%未満
心臓・血管
0.1%未満
胃腸・消化器系
0.1~5%未満
肝臓まわり
0.1~5%未満
腎・尿路
0.1~5%未満
腎・尿路
頻度不明
皮膚
0.1~5%未満
その他
0.1~5%未満

併用注意

薬剤名等

アドレナリン製剤

(アドレナリン、ノルアドレナリン等)

臨床症状・措置方法

頻脈、不整脈、場合によっては心停止を起こすことがある。
本剤麻酔中、5μg/kg未満のアドレナリンを粘膜下に投与しても3回以上持続する心室性期外収縮は誘発されなかったが、5μg/kg~14.9μg/kgのアドレナリンを投与した場合、1/3の症例に3回以上持続する心室性期外収縮が誘発された。
アドレナリン5μg/kgは、60kgのヒトの場合、20万倍希釈アドレナリン含有溶液60mLに相当する。

機序・危険因子

本剤が心筋のアドレナリンに対する感受性を亢進することが知られている。

薬剤名等

非脱分極性筋弛緩剤

(ロクロニウム臭化物)

臨床症状・措置方法

非脱分極性筋弛緩剤の作用を増強するので、本剤による麻酔中、この種の筋弛緩剤を投与する場合には減量すること。

機序・危険因子

本剤は筋弛緩作用を持つため、これらの薬剤と相乗的に働く。

薬剤名等

β遮断剤

(エスモロール塩酸塩等)

臨床症状・措置方法

過剰の交感神経抑制を来すおそれがあるので、注意すること。

機序・危険因子

相互に作用(交感神経抑制作用)を増強する。

薬剤名等

降圧剤

(ニトロプルシドナトリウム水和物等)

臨床症状・措置方法

血圧低下が増強されることがあるので、注意すること。

機序・危険因子

相互に作用(降圧作用)を増強する。

薬剤名等

α2受容体刺激薬

(デクスメデトミジン塩酸塩等)

臨床症状・措置方法

鎮静、麻酔作用が増強し、血圧低下などの症状があらわれるおそれがあるので、注意すること。

機序・危険因子

相互に作用(鎮静、麻酔、循環動態への作用)を増強する。

薬剤名等

Ca拮抗剤

(ジルチアゼム塩酸塩等)

臨床症状・措置方法

徐脈、房室ブロック、心停止等があらわれることがある。

機序・危険因子

相加的に作用(心刺激生成・伝導抑制作用)を増強させると考えられる。

薬剤名等

中枢神経系抑制剤

(モルヒネ塩酸塩、フェンタニルクエン酸塩等)

臨床症状・措置方法

中枢神経抑制作用が増強されるおそれがあるので、注意すること。

機序・危険因子

相加的に作用(中枢神経抑制作用)を増強させると考えられる。

詳細情報

正確な情報は PMDA で必ず確認して下さい

注意以下の情報は参考資料としてご活用下さい

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 以前にハロゲン化麻酔剤を使用して、黄疸又は原因不明の発熱がみられた患者[同様の症状があらわれるおそれがある。]
  2. 2.2 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

3. 組成・性状

3.1 組成

セボフレン吸入麻酔液

有効成分 1mL中 日局セボフルラン   1mL
添加剤 化学的に安定なため、安定剤は添加されていない

3.2 製剤の性状

セボフレン吸入麻酔液

性状 無色澄明の流動しやすい液

4. 効能又は効果

全身麻酔

6. 用法及び用量

導入

セボフルランと酸素もしくは酸素・亜酸化窒素混合ガスとで導入する。また、睡眠量の静脈麻酔剤を投与し、セボフルランと酸素もしくは酸素・亜酸化窒素混合ガスでも導入できる。本剤による導入は、通常、0.5~5.0%で行うことができる。

維持

患者の臨床徴候を観察しながら、通常、酸素・亜酸化窒素と併用し、最小有効濃度で外科的麻酔状態を維持する。通常、4.0%以下の濃度で維持できる。

8. 重要な基本的注意

  1. 8.1 麻酔技術に熟練した麻酔専門医が使用すること。
  2. 8.2 麻酔を行う際には原則としてあらかじめ絶食をさせておくこと。
  3. 8.3 麻酔を行う際には原則として麻酔前投薬を行うこと。
  4. 8.4 麻酔中、麻酔後は気道に注意して呼吸・循環に対する観察を怠らないこと。
  5. 8.5 麻酔の深度は手術、検査に必要な最低の深さにとどめること。
  6. 8.6 本剤の高濃度導入時、特に過換気状態において異常脳波や異常運動がみられたとの報告があるので、患者の状態に注意して投与すること。
  7. 8.7 *麻酔の影響が完全に消失するまでは、自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないように注意すること。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 胆道疾患のある患者

    胆道疾患が増悪するおそれがある。

  2. 9.1.2 スキサメトニウム塩化物水和物の静注により筋強直がみられた患者

    悪性高熱があらわれることがある。[11.1.1 参照]

  3. 9.1.3 血族に悪性高熱がみられた患者

    悪性高熱があらわれることがある。[11.1.1 参照]

  4. 9.1.4 てんかんの既往歴のある患者

    痙攣があらわれるおそれがある。[11.1.4 参照]

  5. 9.1.5 *心疾患及び心電図異常のある患者

    心停止、完全房室ブロック、高度徐脈、心室性期外収縮、心室頻拍(Torsade de pointesを含む)、心室細動があらわれるおそれがある。[11.1.6 参照]

  6. 9.1.6 セントラルコア病、マルチミニコア病、King Denborough症候群のある患者

    悪性高熱があらわれるおそれがある。[11.1.1 参照]

  7. 9.1.7 筋ジストロフィーのある患者

    悪性高熱、横紋筋融解症があらわれるおそれがある。[11.1.1 参照],[11.1.2 参照]

9.2 腎機能障害患者

腎機能がさらに悪化するおそれがある。

9.3 肝機能障害患者

肝疾患が増悪するおそれがある。

9.5 妊婦

  1. 9.5.1 妊婦(3カ月以内)又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
  2. 9.5.2 産科麻酔に用いる場合には、観察を十分に行い慎重に投与すること。子宮筋を弛緩させる可能性がある。

9.6 授乳婦

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

9.8 高齢者

  1. 9.8.1 手術後一過性の臨床検査値異常が起こりやすい。
  2. 9.8.2 患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下していることが多い。

10. 相互作用

    10.2 併用注意(併用に注意すること)

    薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

    アドレナリン製剤

    (アドレナリン、ノルアドレナリン等)

    頻脈、不整脈、場合によっては心停止を起こすことがある。
    本剤麻酔中、5μg/kg未満のアドレナリンを粘膜下に投与しても3回以上持続する心室性期外収縮は誘発されなかったが、5μg/kg~14.9μg/kgのアドレナリンを投与した場合、1/3の症例に3回以上持続する心室性期外収縮が誘発された1)
    アドレナリン5μg/kgは、60kgのヒトの場合、20万倍希釈アドレナリン含有溶液60mLに相当する。

    本剤が心筋のアドレナリンに対する感受性を亢進することが知られている。

    *非脱分極性筋弛緩剤

    (ロクロニウム臭化物)

    非脱分極性筋弛緩剤の作用を増強するので、本剤による麻酔中、この種の筋弛緩剤を投与する場合には減量すること。

    本剤は筋弛緩作用を持つため、これらの薬剤と相乗的に働く。

    β遮断剤

    (エスモロール塩酸塩等)

    過剰の交感神経抑制を来すおそれがあるので、注意すること。

    相互に作用(交感神経抑制作用)を増強する。

    降圧剤

    (ニトロプルシドナトリウム水和物等)

    血圧低下が増強されることがあるので、注意すること。

    相互に作用(降圧作用)を増強する。

    α2受容体刺激薬

    (デクスメデトミジン塩酸塩等)

    鎮静、麻酔作用が増強し、血圧低下などの症状があらわれるおそれがあるので、注意すること。

    相互に作用(鎮静、麻酔、循環動態への作用)を増強する。

    Ca拮抗剤

    (ジルチアゼム塩酸塩等)

    徐脈、房室ブロック、心停止等があらわれることがある。

    相加的に作用(心刺激生成・伝導抑制作用)を増強させると考えられる。

    中枢神経系抑制剤

    (モルヒネ塩酸塩、フェンタニルクエン酸塩等)

    中枢神経抑制作用が増強されるおそれがあるので、注意すること。

    相加的に作用(中枢神経抑制作用)を増強させると考えられる。

    11. 副作用

    次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

    11.1 重大な副作用

    1. 11.1.1 悪性高熱(頻度不明)

      原因不明の終末呼気二酸化炭素濃度上昇・頻脈・不整脈・血圧変動、過呼吸、二酸化炭素吸収剤の異常過熱・急激な変色などの初期症状、急激な体温上昇、筋強直、血液の暗赤色化(チアノーゼ)、発汗、アシドーシス、高カリウム血症、心停止、ミオグロビン尿(ポートワイン色尿)等を伴う重篤な悪性高熱があらわれることがある。本剤を使用中、悪性高熱に伴うこれらの症状を認めた場合は、直ちに投与を中止し、ダントロレンナトリウム水和物の静脈内投与、全身冷却、純酸素での過換気、酸塩基平衡の是正など適切な処置を行うこと。なお、本症については麻酔後にもみられることがあるので、患者の状態に注意すること。また、本症は腎不全を続発することがあるので、尿量の維持を図ること。[9.1.2 参照],[9.1.3 参照],[9.1.6 参照],[9.1.7 参照]

    2. 11.1.2 横紋筋融解症(頻度不明)

      筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれ、これに伴って高カリウム血症、心停止、また急性腎不全等の重篤な腎障害があらわれることがある。[9.1.7 参照]

    3. 11.1.3 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)

      血圧低下、頻脈、皮膚発赤、蕁麻疹、気管支喘息様発作、全身紅潮、顔面浮腫等異常があらわれた場合には、投与を中止し適切な処置を行うこと。

    4. 11.1.4 痙攣、不随意運動(いずれも頻度不明)

      周術期に痙攣、不随意運動(主としてミオクロヌス様)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には本剤の減量又は中止、あるいは他剤を併用するなど適切な処置を行うこと。[9.1.4 参照]

    5. 11.1.5 肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)

      AST、ALT等の著しい上昇を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。

    6. 11.1.6 *重篤な不整脈(頻度不明)

      心停止、完全房室ブロック、高度徐脈、心室性期外収縮、心室頻拍(Torsade de pointesを含む)、心室細動があらわれることがあるので、異常が認められた場合には本剤の減量又は中止、除細動、心肺蘇生等の適切な処置を行うこと。[9.1.5 参照]

    11.2 その他の副作用

    0.1~5%未満

    0.1%未満

    頻度不明

    精神・神経

    頭痛、興奮

    筋硬直

    異常脳波(棘波、棘徐波結合等)

    自律神経

    瞳孔散大

    呼吸器

    気管支痙攣、呼吸抑制

    循環器

    不整脈、血圧変動、心電図異常

    心拍出量の低下

    消化器

    悪心・嘔吐

    肝臓

    肝機能検査値異常

    泌尿器

    乏尿、多尿、ミオグロビン尿

    BUN上昇、クレアチニン上昇

    皮膚

    紅斑

    その他

    悪寒、発熱

    2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)

    1. 2.1 以前にハロゲン化麻酔剤を使用して、黄疸又は原因不明の発熱がみられた患者[同様の症状があらわれるおそれがある。]
    2. 2.2 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

    3. 組成・性状

    3.1 組成

    セボフレン吸入麻酔液

    有効成分 1mL中 日局セボフルラン   1mL
    添加剤 化学的に安定なため、安定剤は添加されていない

    3.2 製剤の性状

    セボフレン吸入麻酔液

    性状 無色澄明の流動しやすい液

    4. 効能又は効果

    全身麻酔

    6. 用法及び用量

    導入

    セボフルランと酸素もしくは酸素・亜酸化窒素混合ガスとで導入する。また、睡眠量の静脈麻酔剤を投与し、セボフルランと酸素もしくは酸素・亜酸化窒素混合ガスでも導入できる。本剤による導入は、通常、0.5~5.0%で行うことができる。

    維持

    患者の臨床徴候を観察しながら、通常、酸素・亜酸化窒素と併用し、最小有効濃度で外科的麻酔状態を維持する。通常、4.0%以下の濃度で維持できる。

    8. 重要な基本的注意

    1. 8.1 麻酔技術に熟練した麻酔専門医が使用すること。
    2. 8.2 麻酔を行う際には原則としてあらかじめ絶食をさせておくこと。
    3. 8.3 麻酔を行う際には原則として麻酔前投薬を行うこと。
    4. 8.4 麻酔中、麻酔後は気道に注意して呼吸・循環に対する観察を怠らないこと。
    5. 8.5 麻酔の深度は手術、検査に必要な最低の深さにとどめること。
    6. 8.6 本剤の高濃度導入時、特に過換気状態において異常脳波や異常運動がみられたとの報告があるので、患者の状態に注意して投与すること。
    7. 8.7 *麻酔の影響が完全に消失するまでは、自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないように注意すること。

    9. 特定の背景を有する患者に関する注意

    9.1 合併症・既往歴等のある患者

    1. 9.1.1 胆道疾患のある患者

      胆道疾患が増悪するおそれがある。

    2. 9.1.2 スキサメトニウム塩化物水和物の静注により筋強直がみられた患者

      悪性高熱があらわれることがある。[11.1.1 参照]

    3. 9.1.3 血族に悪性高熱がみられた患者

      悪性高熱があらわれることがある。[11.1.1 参照]

    4. 9.1.4 てんかんの既往歴のある患者

      痙攣があらわれるおそれがある。[11.1.4 参照]

    5. 9.1.5 *心疾患及び心電図異常のある患者

      心停止、完全房室ブロック、高度徐脈、心室性期外収縮、心室頻拍(Torsade de pointesを含む)、心室細動があらわれるおそれがある。[11.1.6 参照]

    6. 9.1.6 セントラルコア病、マルチミニコア病、King Denborough症候群のある患者

      悪性高熱があらわれるおそれがある。[11.1.1 参照]

    7. 9.1.7 筋ジストロフィーのある患者

      悪性高熱、横紋筋融解症があらわれるおそれがある。[11.1.1 参照],[11.1.2 参照]

    9.2 腎機能障害患者

    腎機能がさらに悪化するおそれがある。

    9.3 肝機能障害患者

    肝疾患が増悪するおそれがある。

    9.5 妊婦

    1. 9.5.1 妊婦(3カ月以内)又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
    2. 9.5.2 産科麻酔に用いる場合には、観察を十分に行い慎重に投与すること。子宮筋を弛緩させる可能性がある。

    9.6 授乳婦

    治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

    9.8 高齢者

    1. 9.8.1 手術後一過性の臨床検査値異常が起こりやすい。
    2. 9.8.2 患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に生理機能が低下していることが多い。

    10. 相互作用

      10.2 併用注意(併用に注意すること)

      薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子

      アドレナリン製剤

      (アドレナリン、ノルアドレナリン等)

      頻脈、不整脈、場合によっては心停止を起こすことがある。
      本剤麻酔中、5μg/kg未満のアドレナリンを粘膜下に投与しても3回以上持続する心室性期外収縮は誘発されなかったが、5μg/kg~14.9μg/kgのアドレナリンを投与した場合、1/3の症例に3回以上持続する心室性期外収縮が誘発された1)
      アドレナリン5μg/kgは、60kgのヒトの場合、20万倍希釈アドレナリン含有溶液60mLに相当する。

      本剤が心筋のアドレナリンに対する感受性を亢進することが知られている。

      *非脱分極性筋弛緩剤

      (ロクロニウム臭化物)

      非脱分極性筋弛緩剤の作用を増強するので、本剤による麻酔中、この種の筋弛緩剤を投与する場合には減量すること。

      本剤は筋弛緩作用を持つため、これらの薬剤と相乗的に働く。

      β遮断剤

      (エスモロール塩酸塩等)

      過剰の交感神経抑制を来すおそれがあるので、注意すること。

      相互に作用(交感神経抑制作用)を増強する。

      降圧剤

      (ニトロプルシドナトリウム水和物等)

      血圧低下が増強されることがあるので、注意すること。

      相互に作用(降圧作用)を増強する。

      α2受容体刺激薬

      (デクスメデトミジン塩酸塩等)

      鎮静、麻酔作用が増強し、血圧低下などの症状があらわれるおそれがあるので、注意すること。

      相互に作用(鎮静、麻酔、循環動態への作用)を増強する。

      Ca拮抗剤

      (ジルチアゼム塩酸塩等)

      徐脈、房室ブロック、心停止等があらわれることがある。

      相加的に作用(心刺激生成・伝導抑制作用)を増強させると考えられる。

      中枢神経系抑制剤

      (モルヒネ塩酸塩、フェンタニルクエン酸塩等)

      中枢神経抑制作用が増強されるおそれがあるので、注意すること。

      相加的に作用(中枢神経抑制作用)を増強させると考えられる。

      11. 副作用

      次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

      11.1 重大な副作用

      1. 11.1.1 悪性高熱(頻度不明)

        原因不明の終末呼気二酸化炭素濃度上昇・頻脈・不整脈・血圧変動、過呼吸、二酸化炭素吸収剤の異常過熱・急激な変色などの初期症状、急激な体温上昇、筋強直、血液の暗赤色化(チアノーゼ)、発汗、アシドーシス、高カリウム血症、心停止、ミオグロビン尿(ポートワイン色尿)等を伴う重篤な悪性高熱があらわれることがある。本剤を使用中、悪性高熱に伴うこれらの症状を認めた場合は、直ちに投与を中止し、ダントロレンナトリウム水和物の静脈内投与、全身冷却、純酸素での過換気、酸塩基平衡の是正など適切な処置を行うこと。なお、本症については麻酔後にもみられることがあるので、患者の状態に注意すること。また、本症は腎不全を続発することがあるので、尿量の維持を図ること。[9.1.2 参照],[9.1.3 参照],[9.1.6 参照],[9.1.7 参照]

      2. 11.1.2 横紋筋融解症(頻度不明)

        筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれ、これに伴って高カリウム血症、心停止、また急性腎不全等の重篤な腎障害があらわれることがある。[9.1.7 参照]

      3. 11.1.3 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)

        血圧低下、頻脈、皮膚発赤、蕁麻疹、気管支喘息様発作、全身紅潮、顔面浮腫等異常があらわれた場合には、投与を中止し適切な処置を行うこと。

      4. 11.1.4 痙攣、不随意運動(いずれも頻度不明)

        周術期に痙攣、不随意運動(主としてミオクロヌス様)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には本剤の減量又は中止、あるいは他剤を併用するなど適切な処置を行うこと。[9.1.4 参照]

      5. 11.1.5 肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)

        AST、ALT等の著しい上昇を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。

      6. 11.1.6 *重篤な不整脈(頻度不明)

        心停止、完全房室ブロック、高度徐脈、心室性期外収縮、心室頻拍(Torsade de pointesを含む)、心室細動があらわれることがあるので、異常が認められた場合には本剤の減量又は中止、除細動、心肺蘇生等の適切な処置を行うこと。[9.1.5 参照]

      11.2 その他の副作用

      0.1~5%未満

      0.1%未満

      頻度不明

      精神・神経

      頭痛、興奮

      筋硬直

      異常脳波(棘波、棘徐波結合等)

      自律神経

      瞳孔散大

      呼吸器

      気管支痙攣、呼吸抑制

      循環器

      不整脈、血圧変動、心電図異常

      心拍出量の低下

      消化器

      悪心・嘔吐

      肝臓

      肝機能検査値異常

      泌尿器

      乏尿、多尿、ミオグロビン尿

      BUN上昇、クレアチニン上昇

      皮膚

      紅斑

      その他

      悪寒、発熱

      その他詳細情報

      日本標準商品分類番号
      871119
      ブランドコード
      1119702G1062
      承認番号
      22100AMX01380
      販売開始年月
      1990-05
      貯法
      室温保存
      有効期間
      3年
      規制区分
      2, 12

      重要な注意事項

      • この情報は医療専門家による診断や治療の代替にはなりません。副作用に関する懸念がある場合は、必ず医師または薬剤師に相談してください。
      • 副作用の発生頻度や重篤度は個人差があります。ここで提供される情報は一般的なものであり、すべての患者さんに当てはまるわけではありません。
      • 薬剤の使用に関しては、必ず医療専門家の指示に従い、自己判断での変更や中止を避けてください。
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