薬効分類名注射用全身麻酔剤
一般的名称静注用ケタミン塩酸塩
ケタラール静注用50mg、ケタラール静注用200mg
けたらーるじょうちゅうよう50mg、けたらーるじょうちゅうよう200mg
KETALAR FOR INTRAVENOUS INJECTION, KETALAR FOR INTRAVENOUS INJECTION
製造販売元/第一三共株式会社
重大な副作用
その他の副作用
併用注意
中枢神経系抑制剤
- バルビツール酸系薬剤、向精神薬、麻薬性鎮痛剤等
覚醒が遅延することがあるので、減量するなど注意すること。
本剤の作用が増強されるためと考えられる。
ツボクラリン
本剤がツボクラリンの筋弛緩作用を増強させることがある。
本剤がツボクラリンの蛋白結合を阻害すると考えられている。
β-遮断剤
血圧下降作用が増強するおそれがある。また、一般にβ-遮断剤を投与中の患者は高血圧症の場合が多いので、本剤の一過性の血圧上昇作用に注意すること。
本剤の二次的な血圧下降作用が増強される。
4. 効能又は効果
手術、検査および処置時の全身麻酔および吸入麻酔の導入
6. 用法及び用量
通常、ケタミンとして、初回体重1kg当り1~2mgを静脈内に緩徐(1分間以上)に投与し、必要に応じて、初回量と同量又は半量を追加投与する。
7. 用法及び用量に関連する注意
-
7.1 麻酔方法
本剤の用法及び用量は患者の感受性、全身状態、手術々式、麻酔方法等に応じてきめるが、一般に行われている方法を示すと次のとおりである。
手術の少なくとも6時間前から絶飲絶食とし、アトロピン硫酸塩水和物等の前投薬を行い、次いで本剤の1回量を緩徐に静注する。麻酔の維持には、本剤の追加投与を行うが、手術の時間が長くなる場合には点滴静注法が用いられる。投与速度は最初30分間が0.1mg/kg/分、それ以後は0.05mg/kg/分を一応の基準として、必要に応じ若干これを増減し、手術終了の30分前に投与を中止する1) ,2) 。なお、手術の種類によっては、吸入麻酔剤に切り替える。また必要によりスキサメトニウム塩化物水和物等の筋弛緩剤を併用する。 -
7.2 作用発現及び持続
健康成人に通常用量を静注した場合、30秒~1分で手術可能な麻酔状態が得られ、作用は5~10分前後持続する3) 。
8. 重要な基本的注意
-
8.1 本剤の使用に際しては、一般の全身麻酔と同様に適応、投与法、用量は医師が判断し、麻酔開始より患者が完全に覚醒するまで、患者の全身状態を専任の医師が注意深く監視すること。
また、呼吸・循環管理等ができるような整備された手術の状態で使用すること。 - 8.2 麻酔を行う際にはあらかじめ絶食させておくこと。
- 8.3 麻酔前に酸素吸入器、吸引器具、挿管器具等の人工呼吸のできる器具を手もとに準備しておくこと。
- 8.4 麻酔を行う際には原則として麻酔前投薬を行うこと。
- 8.5 手術が内臓の痛覚路への侵襲を含む場合、他の鎮痛剤を併用すること。
- 8.6 本剤には筋弛緩作用がほとんどないので、開腹術等には、筋弛緩剤の併用がすすめられる。
- 8.7 本剤による麻酔時には咽喉頭反射が維持されているので、咽喉頭に機械的刺激を与えないこと。従って、咽頭、喉頭及び気管支の手術、処置には筋弛緩剤の使用その他の方法により反射を除くこと。
- 8.8 麻酔中は気道に注意して呼吸・循環に対する観察を怠らないこと。
- 8.9 麻酔の深度は手術、検査に必要な最低の深さにとどめること。
11. 副作用
11.1 重大な副作用
- 11.1.1 急性心不全(頻度不明)
-
11.1.2 呼吸抑制(2.5%)、無呼吸(頻度不明)、舌根沈下(頻度不明)
過量投与した場合及び静注速度が速い場合に起こることがあるので、静脈内投与に際しては、1分以上時間をかけて緩徐に注射すること。
なお、呼吸抑制の症状があらわれた場合には、補助呼吸を行うなど適切な処置を行うこと。 -
11.1.3 痙攣(0.4%)
喉頭痙攣、声門痙攣又は全身痙攣等が起こることがあるので、このような症状があらわれた場合には筋弛緩剤を投与の上、気管内挿管のもとに調節呼吸を行うなど、適切な処置を行うこと。
-
11.1.4 覚醒時反応(頻度不明)
夢のような状態、幻覚あるいは興奮、錯乱状態等が起こることがあり、通常数時間で回復するが、まれに24時間以内に再び起こることがある。
覚醒時反応を防ぐには、回復期の早期に患者に話しかけたりするような不必要な刺激は避け、完全に覚醒するまで患者のバイタルサインを監視するなど、全身状態の観察を十分に行うこと。また、ジアゼパム、ドロペリドール等の前投薬を行うことが望ましい。
興奮、錯乱状態等の激しい覚醒時反応に対する処置としては、短時間作用型又は超短時間作用型バルビツール酸系薬剤の少量投与、あるいはジアゼパム投与を行うことが望ましい。
4. 効能又は効果
手術、検査および処置時の全身麻酔および吸入麻酔の導入
6. 用法及び用量
通常、ケタミンとして、初回体重1kg当り1~2mgを静脈内に緩徐(1分間以上)に投与し、必要に応じて、初回量と同量又は半量を追加投与する。
7. 用法及び用量に関連する注意
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7.1 麻酔方法
本剤の用法及び用量は患者の感受性、全身状態、手術々式、麻酔方法等に応じてきめるが、一般に行われている方法を示すと次のとおりである。
手術の少なくとも6時間前から絶飲絶食とし、アトロピン硫酸塩水和物等の前投薬を行い、次いで本剤の1回量を緩徐に静注する。麻酔の維持には、本剤の追加投与を行うが、手術の時間が長くなる場合には点滴静注法が用いられる。投与速度は最初30分間が0.1mg/kg/分、それ以後は0.05mg/kg/分を一応の基準として、必要に応じ若干これを増減し、手術終了の30分前に投与を中止する1) ,2) 。なお、手術の種類によっては、吸入麻酔剤に切り替える。また必要によりスキサメトニウム塩化物水和物等の筋弛緩剤を併用する。 -
7.2 作用発現及び持続
健康成人に通常用量を静注した場合、30秒~1分で手術可能な麻酔状態が得られ、作用は5~10分前後持続する3) 。
8. 重要な基本的注意
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8.1 本剤の使用に際しては、一般の全身麻酔と同様に適応、投与法、用量は医師が判断し、麻酔開始より患者が完全に覚醒するまで、患者の全身状態を専任の医師が注意深く監視すること。
また、呼吸・循環管理等ができるような整備された手術の状態で使用すること。 - 8.2 麻酔を行う際にはあらかじめ絶食させておくこと。
- 8.3 麻酔前に酸素吸入器、吸引器具、挿管器具等の人工呼吸のできる器具を手もとに準備しておくこと。
- 8.4 麻酔を行う際には原則として麻酔前投薬を行うこと。
- 8.5 手術が内臓の痛覚路への侵襲を含む場合、他の鎮痛剤を併用すること。
- 8.6 本剤には筋弛緩作用がほとんどないので、開腹術等には、筋弛緩剤の併用がすすめられる。
- 8.7 本剤による麻酔時には咽喉頭反射が維持されているので、咽喉頭に機械的刺激を与えないこと。従って、咽頭、喉頭及び気管支の手術、処置には筋弛緩剤の使用その他の方法により反射を除くこと。
- 8.8 麻酔中は気道に注意して呼吸・循環に対する観察を怠らないこと。
- 8.9 麻酔の深度は手術、検査に必要な最低の深さにとどめること。
11. 副作用
11.1 重大な副作用
- 11.1.1 急性心不全(頻度不明)
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11.1.2 呼吸抑制(2.5%)、無呼吸(頻度不明)、舌根沈下(頻度不明)
過量投与した場合及び静注速度が速い場合に起こることがあるので、静脈内投与に際しては、1分以上時間をかけて緩徐に注射すること。
なお、呼吸抑制の症状があらわれた場合には、補助呼吸を行うなど適切な処置を行うこと。 -
11.1.3 痙攣(0.4%)
喉頭痙攣、声門痙攣又は全身痙攣等が起こることがあるので、このような症状があらわれた場合には筋弛緩剤を投与の上、気管内挿管のもとに調節呼吸を行うなど、適切な処置を行うこと。
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11.1.4 覚醒時反応(頻度不明)
夢のような状態、幻覚あるいは興奮、錯乱状態等が起こることがあり、通常数時間で回復するが、まれに24時間以内に再び起こることがある。
覚醒時反応を防ぐには、回復期の早期に患者に話しかけたりするような不必要な刺激は避け、完全に覚醒するまで患者のバイタルサインを監視するなど、全身状態の観察を十分に行うこと。また、ジアゼパム、ドロペリドール等の前投薬を行うことが望ましい。
興奮、錯乱状態等の激しい覚醒時反応に対する処置としては、短時間作用型又は超短時間作用型バルビツール酸系薬剤の少量投与、あるいはジアゼパム投与を行うことが望ましい。